JPH0714255Y2 - 物品移載装置 - Google Patents

物品移載装置

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JPH0714255Y2
JPH0714255Y2 JP11036690U JP11036690U JPH0714255Y2 JP H0714255 Y2 JPH0714255 Y2 JP H0714255Y2 JP 11036690 U JP11036690 U JP 11036690U JP 11036690 U JP11036690 U JP 11036690U JP H0714255 Y2 JPH0714255 Y2 JP H0714255Y2
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明 斉藤
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、主流コンベアと、その一側に下流端を向けて
配設された複数の主流コンベアとの間に、主流コンベア
と平行なレールを敷設し、このレールに、各主流コンベ
アから主流コンベアへの物品の受渡しを行う受渡し台車
を走行可能に載置した物品移載装置に関する。
(2)従来の技術 従来、物品移載装置においては、支流コンベアの下流端
に物品の流出を阻止するストッパ部材を着脱自在に設
け、支流コンベアから受渡し台車に物品を移載するとき
に前記ストッパ部材を支流コンベアから取外し、移載後
は再びストッパ部材を定位置にセットするようにしてい
る。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構造では、複数の支流コン
ベアから順次主流コンベアへ物品を移載する際には、そ
の都度、各支流コンベアでストッパ部材の着脱を行わな
ければならないので、その操作が面倒で移載作業に手間
取る欠点がある。
本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、各主流
コンベアの下流端部に設けられたストッパ部材が、受渡
し台車の到来と離間に応じて自動的に解除位置と作動位
置とに切換わるようにして、各支流コンベアから支流コ
ンベアへの物品の移載を迅速に行うことができる物品移
載装置を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 本考案は、各支流コンベアの下流端部に作動位置と解除
位置との間を回動し得るストッパ部材を軸支すると共
に、このストッパ部材を戻しばねにより前記作動位置に
向って付勢し、このストッパ部材の一端には前記作動位
置で各支流コンベアからの物品の流出を阻止するストッ
パ部を、またその他端にはカムをそれぞれ設ける一方、
受渡し台車には、該台車が各支流コンベア及び主流コン
ベア間の受渡し位置に到達したとき前記カムを作動して
ストッパ部材を前記解除位置へ回動し、ストッパ部を前
記物品から退去させる解除部材を設けたことを第1の特
徴とする。
また本考案は、上記特徴に加えて、解除部材を、これが
前記カムを作動する作動位置と、前記カムを作動させな
い不作動位置との間を移動し得るように構成したことを
特徴とする。
(2)作用 本考案の第1の特徴によれば、受渡し台車を各支流コン
ベア及び主流コンベア間の受渡し位置まで運ぶと、受渡
し台車の解除部材が該支流コンベアにおけるストッパ部
材のカムを作動してストッパ部材を解除位置まで自動的
に動かすので、支流コンベア上の物品を受渡し台車を経
て主流コンベアへ移載することができる。その移載後、
該支流コンベアから受渡し台車を離間させると、解除部
材がカムから外れるので、ストッパ部材は戻しばねの付
勢力により作動位置に自動的に復帰し、該支流コンベア
からの物品の流出を阻止する。
また本考案の第2の特徴によれば、解除部材を退去位置
にセットすることにより、解除部材とカムとの接触を回
避し、これにより物品の搬出を要しない支流コンベアの
前を受渡し台車が通過することができる。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
先ず第1図において、床上に主流コンベア1と、互いに
間隔を置いてそれぞれ主流コンベア1と直角に並ぶ複数
の支流コンベア21,22…とが設置され、さらに主流コン
ベア1と支流コンベア21,22…との間で主流コンベア1
と平行に延びる一対のレール3,3が敷設される。このレ
ール3,3上には受渡し台車4が走行可能に載置され、こ
の受渡し台車4を介して各支流コンベア21,22…から主
流コンベア1への物品A1,A2…の移載が行われる。
主流コンベア1の物品搬送面はローラ式に構成される。
但し、各支流コンベア21,22…からの物品受取り物51,52
…には、搬送物の移動を全方向自由にする多数のボール
22,22…がそれぞれ配設される。また各支流コンベア21,
22…の物品搬送面もローラ式に構成されるが、その搬送
面には主流コンベア1に向って下り勾配が付され、物品
A1,A2…がそれぞれ支流コンベア21,22…上を主流コンベ
ア1に分かって自重で移動し得るようになっている。
受渡し台車4の物品搬送面もローラ式に構成され、フレ
ーム13には、その移動の際に使用するハンドル19が付設
される。
第2図において、各支流コンベア21,22…の下流端に
は、物品A1,S2…が流出するのを阻止するストッパ部材
6が設けられる。このストッパ部材6は、左右一対の支
持腕7,7と、この両支持腕7,7の上端間を一体に連結する
ストッパ部としてのストッパ棒8と、両支持腕7,7の下
端間を一体に連結するカム9とから構成され、両支持腕
7,7は、主流コンベア21,22…における左右の側壁板10,1
0と下流端のローラ11との間で該ローラ11の支軸11aに回
動自在に支承される。このストッパ部材6は、ストッパ
棒8が左右の側壁板10,10上面に橋渡されて物品A1,A2
の流出を阻止する作動位置と、ストッパ棒8が支流コン
ベア21,22…の搬送面下方へ退去する解除位置との間を
支軸11a周りに回動するものであって、戻しばね20によ
り前記作動位置に向って常時付勢される。
またカム9は、受渡し台車4に向って中央部が隆起し、
且つその中央部から受渡し台車4の走行方向に沿う両端
に向って低くなる山形をなしている(第4図参照)。
一方、受渡し台車4には、第3図及び第4図に示すよう
に、これが各支流コンベア21,22…と整列する位置、即
ち各支流コンベア及び主流コンベア1間の物品受渡し位
置にきたとき前記カム9の頂部に正対する解除部材とし
ての解除棒12が設けられる。この解除棒12は、受渡し台
車4のフレーム13に固着された支持筒14に摺動自在に嵌
装される。支持筒14の側壁には、その長手方向に延びる
ガイド溝15と、このガイド溝15の両端から一側方へ直角
に屈曲した前、後一対のストッパ溝16,17とが設けら
れ、解除棒12の内端部一側に突設されたガイドピン18が
これらの溝15,16,17を移動し得るようになっている。而
して、ガイドピン18がガイド溝15に位置するとき解除棒
12は支持筒14から長く突出する作動位置と、支持筒14内
に退去する不作動位置との間を移動することができる。
またガイドピン18が前記ストッパ溝16に係合すると解除
棒12は前記作動位置に保持され、ガイドピン18が後部ス
トッパ溝17に係合すると解除棒12は前記不作動位置に保
持される。
解除棒12の外端部一側には、これを操作するためのノブ
12aが設けられる。
次にこの実施例の作用について説明する。
受渡し台車4が支流コンベア21,22…のいずれとも整列
していない状態では、各支流コンベア21,22…のストッ
パ部材6は戻しばね20の力で作動位置に保持され、スト
ッパ棒8が左右の側壁板10.10上面との当接位置を占め
る。したがって、各支流コンベア21,22…で物品A1,A2
が下流側、即ち主流コンベア1側に向って自重で流れて
行くと、ストッパ棒8に受止められ、支流コンベア21,2
2…からの流出を阻止される。
支流コンベア21,22…の物品A1,A2…を順次主流コンベア
1に移載する際には、先ず支流コンベア21の手前で受渡
し台車4の解除棒12を支持筒14から突出させ、ガイドピ
ン18を前記ストッパ溝16に係合させることにより解除棒
12を作動位置に保持する。そして受渡し台車4を最初の
支流コンベア21との整列位置まで移動させると、その間
に、解除棒12が支流コンベア21のストッパ部材6のカム
9のカム面を頂部に向って滑りながら押圧するので、ス
トッパ部材6は戻しばね20の力に抗して解除位置まで回
動し、ストッパ棒8を支流コンベア21の搬送面下方に移
動させる。そこで、該支流コンベア21上の物品A2は入力
または動力により先ず受渡し台車4上に移され、次いで
主流コンベア1上へと移される。
支流コンベア21からの物品搬出後、受渡し台車4を隣り
の支流コンベア22に向って移動させると、先ず受渡し台
車4の最初の支流コンベア21からの離間に伴い解除棒12
が前記カム9から外れるので、そのストッパ部材6は戻
しばね20の力で当初の作動位置に復帰し、支流コンベア
21上の後続物品A1の流出を阻止する。
そして、受渡し台車4を隣りの支流コンベア22との整列
位置に到達すると、先刻と同様の作用により該主流コン
ベア22上の物品A2を受渡し台車4を経て主流コンベア1
へ移載することができ、以後同様の操作により他の主流
コンベアから主流コンベア1への物品が移載される。
主流コンベア1に移された物品A1,A2…は入力または適
当な駆動手段により矢印に沿って所定個所に搬送され
る。
支流コンベア21,22…からの物品の流出を阻止しつゝ、
単に受渡し台車4を、これが各支流コンベア21,22…の
前を通過するように移動させる際には、予め解除棒12を
支持筒14内に退去させ、ガイドピン18を後部ストッパ溝
17に係合させて不作動位置に保持しておく。こうしてか
ら受渡し台車4を移動させれば、各支流コンベア21,22
…の前を通過するときでも解除棒12はストッパ部材6の
カム9に触れることがないので、該ストッパ部材6は依
然作動位置に保持され、対応する部品A1,A2…の流出を
阻止し続ける。
上記実施例では、解除棒12を摺動式に構成したが、作動
位置と不作動位置との間を回動し得る回動式に構成して
もよく、またこの解除棒12を受渡し台車4のハンドル19
近傍に設けたレバーに連動させて手元操作し得るように
することもできる。
C.考案の効果 以上のように本考案の第1の特徴によれば、各支流コン
ベアの下流端部に作動位置と解除位置との間を回動し得
るストッパ部材を軸支すると共に、このストッパ部材を
戻しばねにより前記作動位置に向って付勢し、このスト
ッパ部材の一端には前記作動位置で各支流コンベアから
の物品の流出を阻止するストッパ物を、またその他端に
はカムをそれぞれ設ける一方、受渡し台車には、該台車
が各支流コンベア及び主流コンベア間の受渡し位置に到
達したとき前記カムを作動してストッパ部材を前記解除
位置へ回動し、ストッパ部を前記物品から退去させる解
除部材を設けたので、受渡し台車の到来、離間に応じて
各支流コンベアのストッパ部材を解除位置と作動位置と
に自動的に切換えることができ、したがって各支流コン
ベア上の物品を受渡し台車を介して主流コンベアへ迅速
に移載することができる。
また本考案の第2の特徴によれば、解除部材を、これが
前記カムを作動する作動位置と、前記カムを作動しない
不作動位置との間を移動し得るように構成したので、解
除部材を不作動位置に保持することにより、物品の移載
を要しない支流コンベアの前を受渡し台車が自由に通過
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
の物品移載装置を備えた搬送装置の全体斜視図、第2図
は第1図における支流コンベアの要部を一部破断して示
す拡大斜視図、第3図は第1図における受渡し台車を支
流コンベアから見た斜視図、第4図は受渡し台車の解除
棒と支流コンベアのストッパ部材のカムとの関係を示す
横断平面図である。 1…主流コンベア、21,22…支流コンベア、3…レー
ル、4…受渡し台車、6…ストッパ部材、8…ストッパ
部としてのストッパ棒、9…カム、12…解除部材として
の解除棒、20…戻しばね

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主流コンベア(1)と、その一側に下流端
    を向けて配設された複数の支流コンベア(21,22…)と
    の間に、主流コンベア(1)と平行なレール(3)を敷
    設し、このレール(3)に、各主流コンベア(21,2
    2…)から主流コンベア(1)への物品(A1,A2…)の受
    渡しを行う受渡し台車(4)を走行可能に載置した物品
    移載装置において、 各支流コンベア(21,22…)の下流端部に作動位置と解
    除位置との間を回動し得るストッパ部材(6)を軸支す
    ると共に、このストッパ部材(6)を戻しばね(20)に
    より前記作動位置に向って付勢し、このストッパ部材
    (6)の一端には前記作動位置で各支流コンベア(21,2
    2…)からの物品の流出を阻止するストッパ部(8)
    を、またその他端にはカム(9)をそれぞれ設ける一
    方、受渡し台車(4)には、該台車(4)が各支流コン
    ベア(21,22…)及び主流コンベア(1)間の受渡し位
    置に到達したとき前記カム(9)を作動してストッパ部
    材(6)を前記解除位置へ回動し、ストッパ部(8)を
    前記物品から退去させる解除部材(12)を設けたことを
    特徴とする、物品移載装置。
  2. 【請求項2】第項記載のものにおいて、 解除部材(12)を、これが前記カム(9)を作動する作
    動位置と、前記カム(9)を作動させない不作動位置と
    の間を移動し得るように構成したことを特徴とする、物
    品移載装置。
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JP5912721B2 (ja) * 2011-03-23 2016-04-27 矢崎化工株式会社 流動型ホイールコンベアの移載用ストッパ装置及び切り出し・ストッパ装置
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