JPH07142259A - 油入電気装置の異常診断方法および異常診断装置 - Google Patents
油入電気装置の異常診断方法および異常診断装置Info
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- JPH07142259A JPH07142259A JP5289307A JP28930793A JPH07142259A JP H07142259 A JPH07142259 A JP H07142259A JP 5289307 A JP5289307 A JP 5289307A JP 28930793 A JP28930793 A JP 28930793A JP H07142259 A JPH07142259 A JP H07142259A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁油の温度を考慮した油中水分と平衡関係
にある絶縁紙の紙中水分を推定して異常診断することに
より、診断の精度の向上を図る。 【構成】 絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始める紙中水
分と平衡した油中水分を参照油中水分として記憶手段2
0に記憶し、さらに参照油中水分における絶縁油の温度
を参照温度として記憶手段20に記憶しておき、温度検
出手段19で検出した温度において油中水分検出手段1
8で検出した油中水分と、記憶手段20に記憶されてい
る参照油中水分とをデータ処理手段21で比較し、その
結果を表示手段22に表示する。
にある絶縁紙の紙中水分を推定して異常診断することに
より、診断の精度の向上を図る。 【構成】 絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始める紙中水
分と平衡した油中水分を参照油中水分として記憶手段2
0に記憶し、さらに参照油中水分における絶縁油の温度
を参照温度として記憶手段20に記憶しておき、温度検
出手段19で検出した温度において油中水分検出手段1
8で検出した油中水分と、記憶手段20に記憶されてい
る参照油中水分とをデータ処理手段21で比較し、その
結果を表示手段22に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油入変圧器等の油入
電気装置の油中水分により異常を診断する油入電気装置
の異常診断方法および異常診断装置に関するものであ
る。
電気装置の油中水分により異常を診断する油入電気装置
の異常診断方法および異常診断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開昭61−12850
4号公報に示された従来の油入電気装置の異常診断装置
の構成図である。図において、1は変圧器などの油入電
気装置の容器、2は冷却器で油配管3で容器1と接続さ
れている。4は合成ゼオライトを使用した感湿素子で、
合成ゼオライトを粘着剤の水ガラスと混合してプレスで
成形後に約500℃で焼成し、合成ゼオライト板にした
ものである。5、6は感湿素子4の各面に設けた電極で
ある。感湿素子4と電極5、6とで合成ゼオライト素子
7を構成している。8、9は合成ゼオライト素子7の支
持台である。10、11はリード線、12は超絶縁計、
13は警報装置である。
4号公報に示された従来の油入電気装置の異常診断装置
の構成図である。図において、1は変圧器などの油入電
気装置の容器、2は冷却器で油配管3で容器1と接続さ
れている。4は合成ゼオライトを使用した感湿素子で、
合成ゼオライトを粘着剤の水ガラスと混合してプレスで
成形後に約500℃で焼成し、合成ゼオライト板にした
ものである。5、6は感湿素子4の各面に設けた電極で
ある。感湿素子4と電極5、6とで合成ゼオライト素子
7を構成している。8、9は合成ゼオライト素子7の支
持台である。10、11はリード線、12は超絶縁計、
13は警報装置である。
【0003】上記構成において、ゼオライト素子7の水
分吸着量と体積抵抗率との間にかなり良い直線関係があ
るので、体積抵抗率を測定することによって平衡状態に
ある絶縁油中の水分量を推定することができる。
分吸着量と体積抵抗率との間にかなり良い直線関係があ
るので、体積抵抗率を測定することによって平衡状態に
ある絶縁油中の水分量を推定することができる。
【0004】また、油入電気装置の絶縁紙が吸湿すると
破壊電圧が低下し、絶縁破壊に至る可能性が高くなる。
したがって、油入電気装置の異常診断は絶縁紙の紙中水
分を測定するのが信頼性が高くなる。しかし、絶縁紙の
採取は油入電気装置の運転中には不可能である。
破壊電圧が低下し、絶縁破壊に至る可能性が高くなる。
したがって、油入電気装置の異常診断は絶縁紙の紙中水
分を測定するのが信頼性が高くなる。しかし、絶縁紙の
採取は油入電気装置の運転中には不可能である。
【0005】一方、絶縁油の油中水分は油入電気装置の
運転中でも絶縁油を採取して測定することができる。油
入電気装置の油中水分は容器の気密が破れた場合などに
増大する。また、油中水分は絶縁油の温度によって変化
する。即ち、油中水分は絶縁紙の紙中水分と平衡関係に
あるので、油の温度が高い夏期には油中水分が多くな
り、油の温度が低い冬期には油中水分が少なくなる。し
たがって、油の温度を考慮しない油中水分管理値で診断
すると、異常診断の判定を誤ることになる。
運転中でも絶縁油を採取して測定することができる。油
入電気装置の油中水分は容器の気密が破れた場合などに
増大する。また、油中水分は絶縁油の温度によって変化
する。即ち、油中水分は絶縁紙の紙中水分と平衡関係に
あるので、油の温度が高い夏期には油中水分が多くな
り、油の温度が低い冬期には油中水分が少なくなる。し
たがって、油の温度を考慮しない油中水分管理値で診断
すると、異常診断の判定を誤ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の油入電気装置の
異常診断装置は、絶縁油の温度を考慮しない油中水分で
判断しているので、異常診断の判定の精度向上が難しい
という問題点があった。
異常診断装置は、絶縁油の温度を考慮しない油中水分で
判断しているので、異常診断の判定の精度向上が難しい
という問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、絶縁油の温度を考慮し、油中
水分を検出して油中水分と平衡関係にある絶縁紙の紙中
水分により異常診断を行う油入電気装置の異常診断方法
および異常診断装置を提供する。
るためになされたもので、絶縁油の温度を考慮し、油中
水分を検出して油中水分と平衡関係にある絶縁紙の紙中
水分により異常診断を行う油入電気装置の異常診断方法
および異常診断装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる油入電
気装置の異常診断方法は、電気機器本体を絶縁紙と絶縁
油とで絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁
紙の紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により
決定し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の
交流破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定
し、交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分と水
分平衡関係とから、絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始め
る紙中水分と平衡した絶縁油の油中水分を参照油中水分
とし、この参照油中水分における絶縁油の温度を参照温
度として、油入電気装置の絶縁油が所定の温度のときの
油中水分を検出して測定油中水分とし、測定したときの
絶縁油の温度と同じ値の参照温度における参照油中水分
より測定油中水分が多いときに異常と判断するものであ
る。
気装置の異常診断方法は、電気機器本体を絶縁紙と絶縁
油とで絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁
紙の紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により
決定し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の
交流破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定
し、交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分と水
分平衡関係とから、絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始め
る紙中水分と平衡した絶縁油の油中水分を参照油中水分
とし、この参照油中水分における絶縁油の温度を参照温
度として、油入電気装置の絶縁油が所定の温度のときの
油中水分を検出して測定油中水分とし、測定したときの
絶縁油の温度と同じ値の参照温度における参照油中水分
より測定油中水分が多いときに異常と判断するものであ
る。
【0009】また、電気機器本体を絶縁紙と絶縁油とで
絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁紙の紙
中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決定
し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流
破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、
交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分を参照紙
中水分とし、この参照紙中水分における絶縁油の温度を
参照温度として、油入電気装置の絶縁油が所定の温度の
ときに検出した油中水分と平衡した絶縁紙の紙中水分を
水分平衡関係から決定して測定紙中水分とし、測定した
ときの絶縁油の温度と同じ値の参照温度における参照紙
中水分より測定紙中水分が多いときに異常と判断するも
のである。
絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁紙の紙
中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決定
し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流
破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、
交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分を参照紙
中水分とし、この参照紙中水分における絶縁油の温度を
参照温度として、油入電気装置の絶縁油が所定の温度の
ときに検出した油中水分と平衡した絶縁紙の紙中水分を
水分平衡関係から決定して測定紙中水分とし、測定した
ときの絶縁油の温度と同じ値の参照温度における参照紙
中水分より測定紙中水分が多いときに異常と判断するも
のである。
【0010】また、電気機器本体を絶縁紙と絶縁油とで
絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁紙の紙
中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決定
し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流
破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、
交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分と水分平
衡関係とから、絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始める紙
中水分と平衡した絶縁油の油中水分を参照油中水分と
し、この参照油中水分における絶縁油の温度を参照温度
として記憶している記憶手段、油入電気装置の絶縁油の
油中水分を検出する油中水分検出手段、油入電気装置の
絶縁油の温度を検出する温度検出手段、この温度検出手
段が検出した温度と同じ値の記憶手段の参照温度におけ
る参照油中水分と油中水分検出手段で検出した油中水分
とを比較して結果を出力するデータ処理手段、このデー
タ処理手段の出力を表示する表示手段、記憶手段と油中
水分検出手段と温度検出手段とデータ処理手段と表示手
段とを制御する制御手段を備えたものである。
絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁紙の紙
中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決定
し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流
破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、
交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分と水分平
衡関係とから、絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始める紙
中水分と平衡した絶縁油の油中水分を参照油中水分と
し、この参照油中水分における絶縁油の温度を参照温度
として記憶している記憶手段、油入電気装置の絶縁油の
油中水分を検出する油中水分検出手段、油入電気装置の
絶縁油の温度を検出する温度検出手段、この温度検出手
段が検出した温度と同じ値の記憶手段の参照温度におけ
る参照油中水分と油中水分検出手段で検出した油中水分
とを比較して結果を出力するデータ処理手段、このデー
タ処理手段の出力を表示する表示手段、記憶手段と油中
水分検出手段と温度検出手段とデータ処理手段と表示手
段とを制御する制御手段を備えたものである。
【0011】また、近赤外領域の光の吸収を利用して油
中水分を検出するようにしたものである。
中水分を検出するようにしたものである。
【0012】また、近赤外領域の光の吸収を利用して油
中水分を検出する油中水分検出手段を油入電気装置の絶
縁油が循環する循環経路に配置したものである。
中水分を検出する油中水分検出手段を油入電気装置の絶
縁油が循環する循環経路に配置したものである。
【0013】さらに、電気機器本体を絶縁紙と絶縁油と
で絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁紙の
紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決定
し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流
破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、
交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分を参照紙
中水分とし、この参照紙中水分における絶縁油の温度を
参照温度として記憶している記憶手段、油入電気装置の
絶縁油の油中水分を検出する油中水分検出手段、油入電
気装置の絶縁油の温度を検出する温度検出手段、この温
度検出手段の検出温度と同じ値の記憶手段の参照温度に
おける参照紙中水分と、油中水分検出手段で検出した油
中水分と平衡した絶縁紙の紙中水分とを比較して結果を
出力するデータ処理手段、このデータ処理手段の出力を
表示する表示手段、記憶手段と油中水分検出手段と温度
検出手段とデータ処理手段と表示手段とを制御する制御
手段を備えたものである。
で絶縁した油入電気装置の絶縁油の油中水分と絶縁紙の
紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決定
し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流
破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、
交流破壊電圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分を参照紙
中水分とし、この参照紙中水分における絶縁油の温度を
参照温度として記憶している記憶手段、油入電気装置の
絶縁油の油中水分を検出する油中水分検出手段、油入電
気装置の絶縁油の温度を検出する温度検出手段、この温
度検出手段の検出温度と同じ値の記憶手段の参照温度に
おける参照紙中水分と、油中水分検出手段で検出した油
中水分と平衡した絶縁紙の紙中水分とを比較して結果を
出力するデータ処理手段、このデータ処理手段の出力を
表示する表示手段、記憶手段と油中水分検出手段と温度
検出手段とデータ処理手段と表示手段とを制御する制御
手段を備えたものである。
【0014】
【作用】上記の油入電気装置の異常診断方法は、絶縁紙
の交流破壊電圧が低下を始める紙中水分と平衡した油中
水分を参照油中水分として記憶し、さらに参照油中水分
における絶縁油の温度を参照温度として記憶しておき、
所定の温度で検出した絶縁油の油中水分と参照油中水分
とを比較して異常を判断するものである。
の交流破壊電圧が低下を始める紙中水分と平衡した油中
水分を参照油中水分として記憶し、さらに参照油中水分
における絶縁油の温度を参照温度として記憶しておき、
所定の温度で検出した絶縁油の油中水分と参照油中水分
とを比較して異常を判断するものである。
【0015】また、絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始め
る紙中水分を参照紙中水分として記憶し、さらに参照紙
中水分における絶縁油の温度を参照温度として記憶して
おき、所定の温度で検出した絶縁油の油中水分と平衡し
た紙中水分と、参照紙中水分とを比較して異常を判断す
るものである。
る紙中水分を参照紙中水分として記憶し、さらに参照紙
中水分における絶縁油の温度を参照温度として記憶して
おき、所定の温度で検出した絶縁油の油中水分と平衡し
た紙中水分と、参照紙中水分とを比較して異常を判断す
るものである。
【0016】
実施例1.図1は、この発明の一実施例を示す構成図で
ある。図において、14は変圧器などの油入電気装置
で、収納タンク14a内に絶縁紙で絶縁した電気機器本
体14bおよび絶縁油が収納されている。15は収納タ
ンク14aに接続した抽出配管で、収納タンク14aの
絶縁油が流通できる。16は抽出配管15に設けたバル
ブで、検出開始に際して絶縁油の流路を開にする。17
は測定タンクで、絶縁油を収納できる。18は測定タン
ク17内の絶縁油の油中水分を検出する油中水分検出手
段で、近赤外領域(0.75〜2.5μm)の光の吸収
により油中水分を検出する。19は測定タンク17内の
絶縁油の温度を検出する温度検出手段で、電気的信号と
して出力する。
ある。図において、14は変圧器などの油入電気装置
で、収納タンク14a内に絶縁紙で絶縁した電気機器本
体14bおよび絶縁油が収納されている。15は収納タ
ンク14aに接続した抽出配管で、収納タンク14aの
絶縁油が流通できる。16は抽出配管15に設けたバル
ブで、検出開始に際して絶縁油の流路を開にする。17
は測定タンクで、絶縁油を収納できる。18は測定タン
ク17内の絶縁油の油中水分を検出する油中水分検出手
段で、近赤外領域(0.75〜2.5μm)の光の吸収
により油中水分を検出する。19は測定タンク17内の
絶縁油の温度を検出する温度検出手段で、電気的信号と
して出力する。
【0017】20は記憶手段で、油入電気装置14の絶
縁油と同じ絶縁油の油中水分と絶縁油に浸漬した絶縁紙
の紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決
定し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交
流破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定
し、交流破壊電圧が低下を始める紙中水分と平衡した油
中水分を参照油中水分とし、この参照油中水分における
絶縁油の温度を参照温度として記憶している。
縁油と同じ絶縁油の油中水分と絶縁油に浸漬した絶縁紙
の紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決
定し、絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交
流破壊電圧との関係を絶縁油の温度を基準にして決定
し、交流破壊電圧が低下を始める紙中水分と平衡した油
中水分を参照油中水分とし、この参照油中水分における
絶縁油の温度を参照温度として記憶している。
【0018】記憶手段20に記憶したデータの作成方法
について、以下に説明する。図2は、絶縁油の油中水分
(ppm)と絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分(%)
とを絶縁油の温度を基準(パラメータ)にした水分平衡
を示す説明図である。図において、所定量の水分を含む
絶縁紙を容器内の絶縁油に密封して、5℃〜100℃の
温度で加熱した。容器から抽出した絶縁油の油中水分が
一定値になった時点を水分平衡として、紙中水分を測定
する。
について、以下に説明する。図2は、絶縁油の油中水分
(ppm)と絶縁油に浸漬した絶縁紙の紙中水分(%)
とを絶縁油の温度を基準(パラメータ)にした水分平衡
を示す説明図である。図において、所定量の水分を含む
絶縁紙を容器内の絶縁油に密封して、5℃〜100℃の
温度で加熱した。容器から抽出した絶縁油の油中水分が
一定値になった時点を水分平衡として、紙中水分を測定
する。
【0019】なお、油中水分および紙中水分は、メタノ
ール等の溶剤に絶縁油または絶縁紙を浸漬して溶剤中に
水分を抽出することによって検出できる。上記により得
られた油中水分(ppm)と紙中水分(%)との水分平
衡から分かるように、油中水分は絶縁油の温度が高くな
るほど多くなる。
ール等の溶剤に絶縁油または絶縁紙を浸漬して溶剤中に
水分を抽出することによって検出できる。上記により得
られた油中水分(ppm)と紙中水分(%)との水分平
衡から分かるように、油中水分は絶縁油の温度が高くな
るほど多くなる。
【0020】図3は、絶縁油に浸漬した絶縁紙の交流破
壊電圧と絶縁紙の紙中水分との関係を絶縁油の温度を基
準(パラメータ)にした説明図である。図において、絶
縁紙の交流破壊電圧は、絶縁油の温度に依存して異なる
紙中水分から低下を始める。絶縁油の温度によって交流
破壊電圧が低下を始める紙中水分を破線Aで示す。
壊電圧と絶縁紙の紙中水分との関係を絶縁油の温度を基
準(パラメータ)にした説明図である。図において、絶
縁紙の交流破壊電圧は、絶縁油の温度に依存して異なる
紙中水分から低下を始める。絶縁油の温度によって交流
破壊電圧が低下を始める紙中水分を破線Aで示す。
【0021】図3の破線Aで示した点、すなわち絶縁紙
の交流破壊電圧が低下を始める紙中水分を基準とし、こ
の紙中水分と平衡した油中水分を管理値としたものを表
1に示す。なお、紙中水分と平衡した油中水分は、図2
の油中水分(ppm)と紙中水分(%)との関係から求
められる。
の交流破壊電圧が低下を始める紙中水分を基準とし、こ
の紙中水分と平衡した油中水分を管理値としたものを表
1に示す。なお、紙中水分と平衡した油中水分は、図2
の油中水分(ppm)と紙中水分(%)との関係から求
められる。
【0022】
【表1】
【0023】図4は、表1の絶縁油の温度(℃)と油中
水分(ppm)との関係を示す説明図である。図におい
て、各温度における油中水分が直線Bより上側のとき
「異常」の領域とし、直線Bより下側のとき「正常」の
領域とする。
水分(ppm)との関係を示す説明図である。図におい
て、各温度における油中水分が直線Bより上側のとき
「異常」の領域とし、直線Bより下側のとき「正常」の
領域とする。
【0024】21はデータ処理手段で、温度検出手段1
9が検出した絶縁油の温度と同じ値で記憶手段20に記
憶されている参照温度における参照油中水分と、油中水
分検出手段18で検出した油中水分とを比較して、その
結果を出力する。22はデータ処理手段21の結果を表
示する。
9が検出した絶縁油の温度と同じ値で記憶手段20に記
憶されている参照温度における参照油中水分と、油中水
分検出手段18で検出した油中水分とを比較して、その
結果を出力する。22はデータ処理手段21の結果を表
示する。
【0025】23は制御手段で、油中水分検出手段18
および温度検出手段19にそれぞれ検出の指示を出す。
次に、データ処理手段21に油中水分検出手段18およ
び温度検出手段19のそれぞれの検出値と記憶手段20
の各参照データとの比較を指示する。さらに、表示手段
22にデータ処理手段21の結果を表示させる。
および温度検出手段19にそれぞれ検出の指示を出す。
次に、データ処理手段21に油中水分検出手段18およ
び温度検出手段19のそれぞれの検出値と記憶手段20
の各参照データとの比較を指示する。さらに、表示手段
22にデータ処理手段21の結果を表示させる。
【0026】上記構成において、データ処理手段21で
は温度検出手段19で検出した温度と同じ値で記憶手段
20に記憶されている参照温度における参照油中水分
と、油中水分検出手段18で検出した測定油中水分とを
比較する。この比較により、参照油中水分より測定油中
水分が多いときに異常と判断する。そして、データ処理
手段21の処理結果を表示手段22に表示する。
は温度検出手段19で検出した温度と同じ値で記憶手段
20に記憶されている参照温度における参照油中水分
と、油中水分検出手段18で検出した測定油中水分とを
比較する。この比較により、参照油中水分より測定油中
水分が多いときに異常と判断する。そして、データ処理
手段21の処理結果を表示手段22に表示する。
【0027】実施例2.なお、実施例1ではバルブ16
を手動で開閉するものについて説明したが、制御手段2
3からの指示により自動的に開閉するように構成するこ
とによって、定期的に自動検出を行うことができる。
を手動で開閉するものについて説明したが、制御手段2
3からの指示により自動的に開閉するように構成するこ
とによって、定期的に自動検出を行うことができる。
【0028】実施例3.図5は他の実施例を示す構成図
である。図において、24は収納タンク14aに接続し
た冷却配管、25は冷却配管24に接続したクーラで、
循環する絶縁油を冷却する。26は冷却配管24に接続
した油ポンプで、収納タンク14a内の絶縁油をクーラ
25に循環させる。27は図1の測定タンク17に相当
し、絶縁油の油中水分および温度を検出する検出タンク
で、冷却配管24を循環している絶縁油が流通できるよ
うに構成してある。上記の構成においては、油入電気装
置の運転中に随時絶縁油の監視ができる。
である。図において、24は収納タンク14aに接続し
た冷却配管、25は冷却配管24に接続したクーラで、
循環する絶縁油を冷却する。26は冷却配管24に接続
した油ポンプで、収納タンク14a内の絶縁油をクーラ
25に循環させる。27は図1の測定タンク17に相当
し、絶縁油の油中水分および温度を検出する検出タンク
で、冷却配管24を循環している絶縁油が流通できるよ
うに構成してある。上記の構成においては、油入電気装
置の運転中に随時絶縁油の監視ができる。
【0029】実施例4.図6は、さらに他の実施例を示
す構成図である。図において、28は記憶手段で、油入
電気装置14の絶縁油の油中水分と絶縁紙の紙中水分と
を温度を基準にした水分平衡関係により決定し、絶縁油
に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流破壊電圧と
の関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、交流破壊電
圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分を参照紙中水分と
し、この参照紙中水分における絶縁油の温度を参照温度
として記憶している。
す構成図である。図において、28は記憶手段で、油入
電気装置14の絶縁油の油中水分と絶縁紙の紙中水分と
を温度を基準にした水分平衡関係により決定し、絶縁油
に浸漬した絶縁紙の紙中水分と絶縁紙の交流破壊電圧と
の関係を絶縁油の温度を基準にして決定し、交流破壊電
圧が低下を始める絶縁紙の紙中水分を参照紙中水分と
し、この参照紙中水分における絶縁油の温度を参照温度
として記憶している。
【0030】29はデータ処理手段で、温度検出手段1
9が検出した温度と同じ値で記憶手段28に記憶されて
いる参照温度における参照紙中水分と、油中水分検出手
段18で検出した油中水分と平衡した絶縁紙の紙中水分
とを比較して、その結果を出力する。
9が検出した温度と同じ値で記憶手段28に記憶されて
いる参照温度における参照紙中水分と、油中水分検出手
段18で検出した油中水分と平衡した絶縁紙の紙中水分
とを比較して、その結果を出力する。
【0031】上記構成において、データ処理手段29で
は温度検出手段19で検出した温度と同じ値で記憶手段
28に記憶されている参照温度における参照紙中水分
と、油中水分検出手段18で検出した油中水分と平衡し
た絶縁紙の測定紙中水分とを比較する。この比較によ
り、参照紙中水分より測定紙中水分が多いときに異常と
判断する。そして、データ処理手段29の処理結果を表
示手段22に表示する。
は温度検出手段19で検出した温度と同じ値で記憶手段
28に記憶されている参照温度における参照紙中水分
と、油中水分検出手段18で検出した油中水分と平衡し
た絶縁紙の測定紙中水分とを比較する。この比較によ
り、参照紙中水分より測定紙中水分が多いときに異常と
判断する。そして、データ処理手段29の処理結果を表
示手段22に表示する。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明による油入電気
装置の異常診断方法および異常診断装置は、絶縁紙の交
流破壊電圧が低下を始める紙中水分と平衡した油中水分
を参照油中水分として記憶し、さらに参照油中水分にお
ける絶縁油の温度を参照温度として記憶しておき、所定
の温度における絶縁油の油中水分と参照油中水分とを比
較して異常を判断するので、絶縁油の温度の影響を受け
ることがなく、診断の精度を向上できる。
装置の異常診断方法および異常診断装置は、絶縁紙の交
流破壊電圧が低下を始める紙中水分と平衡した油中水分
を参照油中水分として記憶し、さらに参照油中水分にお
ける絶縁油の温度を参照温度として記憶しておき、所定
の温度における絶縁油の油中水分と参照油中水分とを比
較して異常を判断するので、絶縁油の温度の影響を受け
ることがなく、診断の精度を向上できる。
【0033】また、絶縁紙の交流破壊電圧が低下を始め
る紙中水分を参照紙中水分として記憶し、さらに参照紙
中水分における絶縁油の温度を参照温度として記憶して
おき、所定の温度における絶縁油の油中水分と平衡した
紙中水分と、参照紙中水分とを比較して異常を判断する
ので、絶縁油の温度の影響を受けることがなく、診断の
精度を向上できる。
る紙中水分を参照紙中水分として記憶し、さらに参照紙
中水分における絶縁油の温度を参照温度として記憶して
おき、所定の温度における絶縁油の油中水分と平衡した
紙中水分と、参照紙中水分とを比較して異常を判断する
ので、絶縁油の温度の影響を受けることがなく、診断の
精度を向上できる。
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】絶縁油の油中水分と絶縁紙の紙中水分との関係
を絶縁油の温度を基準にして示した説明図である。
を絶縁油の温度を基準にして示した説明図である。
【図3】絶縁紙の紙中水分と交流破壊電圧との関係を絶
縁油の温度を基準にして示した説明図である。
縁油の温度を基準にして示した説明図である。
【図4】絶縁油の温度と油中水分との関係を示す説明図
である。
である。
【図5】この発明の他の実施例を示す構成図である。
【図6】この発明のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図7】従来の油入電気装置の異常診断装置を示す構成
図である。
図である。
18 油中水分検出手段 19 温度検出手段 20、28 記憶手段 21、29 データ処理手段 22 表示手段 23 制御手段
Claims (8)
- 【請求項1】 電気機器本体を絶縁紙と絶縁油とで絶縁
した油入電気装置の異常診断方法において、上記絶縁油
の油中水分と上記絶縁紙の紙中水分とを温度を基準にし
た水分平衡関係により決定し、上記絶縁油に浸漬した上
記絶縁紙の紙中水分と上記絶縁紙の交流破壊電圧との関
係を上記絶縁油の温度を基準にして決定し、上記交流破
壊電圧が低下を始める上記絶縁紙の上記紙中水分と上記
水分平衡関係とから、上記絶縁紙の上記交流破壊電圧が
低下を始める上記紙中水分と平衡した上記絶縁油の油中
水分を参照油中水分とし、この参照油中水分における上
記絶縁油の温度を参照温度として、上記油入電気装置の
上記絶縁油が所定の温度のときの油中水分を検出して測
定油中水分とし、測定したときの上記絶縁油の温度と同
じ値の上記参照温度における上記参照油中水分より上記
測定油中水分が多いときに異常と判断することを特徴と
する油入電気装置の異常診断方法。 - 【請求項2】 電気機器本体を絶縁紙と絶縁油とで絶縁
した油入電気装置の異常診断方法において、上記絶縁油
の油中水分と上記絶縁紙の紙中水分とを温度を基準にし
た水分平衡関係により決定し、上記絶縁油に浸漬した上
記絶縁紙の紙中水分と上記絶縁紙の交流破壊電圧との関
係を上記絶縁油の温度を基準にして決定し、上記交流破
壊電圧が低下を始める上記絶縁紙の上記紙中水分を参照
紙中水分とし、この参照紙中水分における上記絶縁油の
温度を参照温度として、上記油入電気装置の上記絶縁油
が所定の温度のときに検出した油中水分と平衡した上記
絶縁紙の紙中水分を上記水分平衡関係から決定して測定
紙中水分とし、測定したときの上記絶縁油の温度と同じ
値の上記参照温度における上記参照紙中水分より上記測
定紙中水分が多いときに異常と判断する油入電気装置の
異常診断方法。 - 【請求項3】 電気機器本体を絶縁紙と絶縁油とで絶縁
した油入電気装置の上記絶縁油の油中水分と上記絶縁紙
の紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決
定し、上記絶縁油に浸漬した上記絶縁紙の紙中水分と上
記絶縁紙の交流破壊電圧との関係を上記絶縁油の温度を
基準にして決定し、上記交流破壊電圧が低下を始める上
記絶縁紙の上記紙中水分と上記水分平衡関係とから、上
記絶縁紙の上記交流破壊電圧が低下を始める上記紙中水
分と平衡した上記絶縁油の油中水分を参照油中水分と
し、この参照油中水分における上記絶縁油の温度を参照
温度として記憶している記憶手段、上記油入電気装置の
上記絶縁油の油中水分を検出する油中水分検出手段、上
記油入電気装置の上記絶縁油の温度を検出する温度検出
手段、この温度検出手段が検出した温度と同じ値の上記
記憶手段の上記参照温度における上記参照油中水分と上
記油中水分検出手段で検出した上記油中水分とを比較し
て結果を出力するデータ処理手段、このデータ処理手段
の出力を表示する表示手段と、上記記憶手段と上記油中
水分検出手段と上記温度検出手段と上記データ処理手段
と上記表示手段とを制御する制御手段を備えた油入電気
装置の異常診断装置。 - 【請求項4】 油中水分検出手段は近赤外領域の光の吸
収を利用して油中水分を検出するものであることを特徴
とする請求項3に記載の油入電気装置の異常診断装置。 - 【請求項5】 油中水分検出手段は油入電気装置の絶縁
油が循環する循環経路に配置され、近赤外領域の光の吸
収を利用して油中水分を検出するように構成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の油入電気装置の異常
診断装置。 - 【請求項6】 電気機器本体を絶縁紙と絶縁油とで絶縁
した油入電気装置の上記絶縁油の油中水分と上記絶縁紙
の紙中水分とを温度を基準にした水分平衡関係により決
定し、上記絶縁油に浸漬した上記絶縁油の紙中水分と上
記絶縁紙の交流破壊電圧との関係を上記絶縁油の温度を
基準にして決定し、上記交流破壊電圧が低下を始める上
記絶縁紙の上記紙中水分を参照紙中水分とし、この参照
紙中水分における上記絶縁油の温度を参照温度として記
憶している記憶手段、上記油入電気装置の上記絶縁油の
油中水分を検出する油中水分検出手段、上記油入電気装
置の上記絶縁油の温度を検出する温度検出手段、この温
度検出手段が検出した温度と同じ値の上記記憶手段の上
記参照温度における上記参照紙中水分と、上記油中水分
検出手段で検出した上記油中水分と平衡した上記絶縁紙
の紙中水分とを比較して結果を出力するデータ処理手
段、このデータ処理手段の出力を表示する表示手段、上
記記憶手段と上記油中水分検出手段と上記温度検出手段
と上記データ処理手段と上記表示手段とを制御する制御
手段を備えた油入電気装置の異常診断装置。 - 【請求項7】 油中水分検出手段は近赤外領域の光の吸
収を利用して油中水分を検出するものであることを特徴
とする請求項6に記載の油入電気装置の異常診断装置。 - 【請求項8】 油中水分検出手段は油入電気装置の絶縁
油が循環する循環経路に配置され、近赤外領域の光の吸
収を利用して油中水分を検出するように構成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の油入電気装置の異常
診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289307A JPH07142259A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 油入電気装置の異常診断方法および異常診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289307A JPH07142259A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 油入電気装置の異常診断方法および異常診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07142259A true JPH07142259A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17741493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5289307A Pending JPH07142259A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 油入電気装置の異常診断方法および異常診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07142259A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019102694A (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-24 | 株式会社東光高岳 | 変圧器の診断システム、変圧器の診断方法、及び変圧器 |
KR20200136971A (ko) * | 2018-03-30 | 2020-12-08 | 닛뽕 유센 가부시키가이샤 | 수분 혼입 검출 장치, 수분 혼입 검출 프로그램, 수분 혼입 검출 방법, 및 수분 혼입 검출 시스템 |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP5289307A patent/JPH07142259A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019102694A (ja) * | 2017-12-05 | 2019-06-24 | 株式会社東光高岳 | 変圧器の診断システム、変圧器の診断方法、及び変圧器 |
KR20200136971A (ko) * | 2018-03-30 | 2020-12-08 | 닛뽕 유센 가부시키가이샤 | 수분 혼입 검출 장치, 수분 혼입 검출 프로그램, 수분 혼입 검출 방법, 및 수분 혼입 검출 시스템 |
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