JPH07142205A - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents

正特性サーミスタ装置

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Publication number
JPH07142205A
JPH07142205A JP28519693A JP28519693A JPH07142205A JP H07142205 A JPH07142205 A JP H07142205A JP 28519693 A JP28519693 A JP 28519693A JP 28519693 A JP28519693 A JP 28519693A JP H07142205 A JPH07142205 A JP H07142205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature coefficient
positive temperature
coefficient thermistor
plate
thermistor element
Prior art date
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Pending
Application number
JP28519693A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatomo Katsuki
隆与 勝木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP28519693A priority Critical patent/JPH07142205A/ja
Publication of JPH07142205A publication Critical patent/JPH07142205A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】正特性サーミスタ素子の表面に放熱板を接続を
する際に、導電性接着剤を用いることなく、作業性が良
く、正特性サーミスタ装置が高温になっても正特性サー
ミスタ素子と放熱板の接続部が劣化しない正特性サーミ
スタ装置を提供することにある。 【構成】板状の正特性サーミスタ素子の両主表面に電極
を設け、該電極に放熱板を接続してなる正特性サーミス
タ装置において、前記放熱板に、少なくとも2つの貫通
孔を設け、該貫通孔の間に狭幅部を形成し、前記正特性
サーミスタ素子の主表面の電極と前記狭幅部を溶接する
ことにより、前記正特性サーミスタ素子に前記放熱板を
接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇温時に抵抗が増大す
る特性を有する正特性サーミスタ素子を備え、モータ等
に内蔵され、過電流保護用に用いられる正特性サーミス
タ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の正特性サーミスタ装置について、
図3に示す。正特性サーミスタ装置1は、正特性サーミ
スタ素子2の両主表面に金属板からなる放熱板3,3
を、各々の中心を合わせて導電性接着剤4,4を介して
導電的および機械的に接続することにより構成するもの
である。
【0003】正特性サーミスタ素子2は、高温になると
抵抗が増大する正温度特性を有する略四角形状板のセラ
ミック製のサーミスタ本体の両主表面に、少なくとも、
下層にオーム性接触を有するクロム電極と、上層に接着
性を有する銀電極の、複数層からなる電極(図示せず)
を形成したものである。また、放熱板3は、正特性サー
ミスタ素子2の外形とほぼ同じ大きさの外形を有する略
四角形状の銅板からなるものである。そして、正特性サ
ーミスタ素子2と放熱板3の間にパラジウムを主成分と
する導電性接着剤4を塗布して圧接し、熱硬化させて、
正特性サーミスタ素子2と放熱板3とを接続するもので
ある。
【0004】かかる構成の正特性サーミスタ装置1をモ
ータ等に内蔵して過電流保護に用いた例を説明する。図
4において、モータ5の内部は、電極子(図示せず)の
整流子6に給電するブラシ7が、導電性の内部端子8,
9の一端側で支持されており、内部端子9の他端側と別
の導電性の内部端子10との間で正特性サーミスタ装置
1を狭持して、モータケース5aに取り付けられて構成
されている。
【0005】ここで、正特性サーミスタ装置1は、モー
タ5に直列接続をなすように内蔵され、モータ5に過電
流が流れると正特性サーミスタ装置1にも過電流が流れ
て発熱する。正特性サーミスタ装置1が発熱することに
より正特性サーミスタ素子2の内部抵抗が急激に増加し
て電流を制限し、モータ5が停止する、すなわち、モー
タ5の過電流保護に用いられるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成の正特性サーミスタ装置において、正特性サーミス
タ素子の厚みがほぼ1mm以下の薄型になると、図3に
示すように、正特性サーミスタ素子と放熱板を導電性接
着剤を介して接続する際に、余分な導電性接着剤4aが
正特性サーミスタ素子の側端部に流れ出し、両主表面の
放熱板に接続して放熱板同志が短絡することがあるとい
う問題点を有していた。
【0007】また、導電性接着剤を乾燥させて硬化する
には長時間を要し、作業性が悪く、更に、正特性サーミ
スタ素子が、例えば、150℃の高温になると導電性接
着剤の接着力が劣化するという問題点も有していた。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解消すべく
なされたもので、正特性サーミスタ素子の表面に放熱板
を接続をする際に、導電性接着剤を用いることなく、作
業性が良く、正特性サーミスタ装置が高温になっても正
特性サーミスタ素子と放熱板の接続部が劣化しない正特
性サーミスタ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、板状の正特性サーミスタ素子の両主表面に電極を設
け、該電極に放熱板を接続してなる正特性サーミスタ装
置において、前記放熱板に、少なくとも2つの貫通孔を
設け、該貫通孔の間に狭幅部を形成し、前記正特性サー
ミスタ素子の主表面の電極と前記狭幅部を溶接すること
により、前記正特性サーミスタ素子に前記放熱板を接続
したことを特徴とする。
【0010】
【作用】すなわち、本発明では、上記のように構成した
ことにより、正特性サーミスタ素子に放熱板を接続する
に際し、導電性接着剤を用いることなく、放熱板に形成
した狭幅部を介して溶接接続することができるものであ
る。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付の図1,図
2にもとづいて説明する。正特性サーミスタ装置11
は、正特性サーミスタ素子12の両主表面に金属板から
なる放熱板13,13を、各々の中心を合わせて溶接す
ることにより、導電的および機械的に接続して構成する
ものである。
【0012】正特性サーミスタ素子12は、高温になる
と抵抗が増大する正温度特性を有する略四角形状板のセ
ラミック製のサーミスタ本体の両主表面に、例えば、下
層から順にクロム電極,ニッケル電極,銀電極および錫
電極からなる4層の電極14を形成したものである。4
層の電極14の外形は、それぞれほぼ同じ大きさからな
り、正特性サーミスタ素子12の外形に比べて全周端に
亘って小さく形成したものである。この外形の差は正特
性サーミスタ素子12の表面積に比較して十分に小さい
ものである。そして、放熱板13は、正特性サーミスタ
素子12の外形とほぼ同じ大きさの略四角形状の銅板か
らなり、その内方のほぼ中央に略四角形状の2つの貫通
孔18,18が形成され、これら2つの貫通孔18,1
8の間に狭幅部19を形成するものである。
【0013】正特性サーミスタ素子12の主表面に放熱
板13を接続するには、正特性サーミスタ素子12の一
方の主表面上に放熱板13を、各々の中心を合わせて重
ね、しかる後、例えば、パラレルギャップ溶接をする。
すなわち、放熱板13の狭幅部19の図の位置20,2
0に、一対の溶接端子(図示せず)を当接して、一対の
溶接端子間に電流を流すことにより、狭幅部19の一部
である位置20,20の間と電極14の対応する位置と
を溶接するものである。
【0014】かかる構成の正特性サーミスタ装置11を
モータ等に内蔵する例を、前述の図4を用いて説明す
る。正特性サーミスタ装置11は、少なくとも、一方が
バネ性を有する内部端子9,10の間に、図示したX方
向から挿入されて狭持されるものである。この場合、正
特性サーミスタ装置11を内部端子9,10の間に挿入
する際に、放熱板13の貫通孔18と狭幅部19とで正
特性サーミスタ装置11の表面が凹凸になっている部分
と、モータ5の内部端子9,10との当たりを和らげ、
挿入を容易にするために、放熱板13の狭幅部19の長
手方向と正特性サーミスタ装置11の挿入方向であるX
方向とを平行にして挿入すればよい。
【0015】尚、放熱板13に形成する貫通孔18は、
上述の四角形状に限るものでなく三角形状,円形状また
は楕円形状等の貫通孔なら何でも良く、貫通孔18の位
置も中央に限定するものでなく放熱板13の内方ならど
こでも良く、また貫通孔18を2個以上設け、それらの
貫通孔18の間に1個以上の狭幅部19を形成すれば良
いものである。また、狭幅部19に対する溶接箇所の数
は、1箇所に限定するものでなく、接続の信頼性を高め
るために複数箇所を溶接しても良いものである。
【0016】そして、正特性サーミスタ装置1の全体形
状は四角に限定するものでなく円形等でも良く、放熱板
の材質は、熱伝導率が高い銅に限るものでなく、熱伝導
率が低いステンレスまたは洋白等、適宜、放熱量に合わ
せて金属板の材質を選択的に用いることができものであ
る。また、正特性サーミスタ素子の主表面の電極は、下
層にオーム性接触を有する電極と上層に溶接に適した電
極から構成されていれば良いものである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による正特性
サーミスタ装置では、導電性接着剤を用いずに、正特性
サーミスタ素子に放熱板を溶接して接続した。この結
果、導電性接着剤を介して接続した際に発生した放熱板
同志が短絡することがなく良品率が向上した。また、導
電性接着剤を硬化するに要する時間がなくなり作業効率
が向上した。更に、導電性接着剤を用いていないため、
正特性サーミスタ装置が高温になっても、正特性サーミ
スタ素子と放熱板の接続部が劣化しなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る正特性サーミスタ装置の一実施例
の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る正特性サーミスタ装置の溶接部を
示す斜視図である。
【図3】従来の正特性サーミスタ装置の斜視図である。
【図4】モータの正面縦断面図である。
【符号の説明】
11 正特性サーミスタ装置 12 正特性サーミスタ素子 13 放熱板 14 電極 18 貫通孔 19 狭幅部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の正特性サーミスタ素子の両主表面に
    電極を設け、該電極に放熱板を接続してなる正特性サー
    ミスタ装置において、 前記放熱板に、少なくとも2つの貫通孔を設け、該貫通
    孔の間に狭幅部を形成し、前記正特性サーミスタ素子の
    主表面の電極と前記狭幅部を溶接することにより、前記
    正特性サーミスタ素子に前記放熱板を接続したことを特
    徴とする正特性サーミスタ装置。
JP28519693A 1993-11-15 1993-11-15 正特性サーミスタ装置 Pending JPH07142205A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28519693A JPH07142205A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 正特性サーミスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28519693A JPH07142205A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 正特性サーミスタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07142205A true JPH07142205A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17688355

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28519693A Pending JPH07142205A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 正特性サーミスタ装置

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JP (1) JPH07142205A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017038039A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 ソレアロ テクノロジーズ コーポレイション 太陽電池の高信頼性相互接続

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017038039A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 ソレアロ テクノロジーズ コーポレイション 太陽電池の高信頼性相互接続

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