JPH07142100A - 変形自在形スプライスパイプ及びこのスプライスパイプを用いた導線の接続方法 - Google Patents

変形自在形スプライスパイプ及びこのスプライスパイプを用いた導線の接続方法

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JPH07142100A
JPH07142100A JP30877093A JP30877093A JPH07142100A JP H07142100 A JPH07142100 A JP H07142100A JP 30877093 A JP30877093 A JP 30877093A JP 30877093 A JP30877093 A JP 30877093A JP H07142100 A JPH07142100 A JP H07142100A
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heat
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Hiroshi Mori
弘志 森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導線の導体部分の接続を確実,強固に行なう
と同時に、接続部分を容易かつ自由に変形する。 【構成】 導線4の導体部分5の接続に用いるスプライ
スパイプであって、内部にはんだシート筒2を備えた編
素網筒1と、この編素網筒1を被う熱収縮チューブ3と
で構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型かつ軽量な機器内
等で用いられる導線の導体部の接続に関し、特に、導体
部の接続部分を任意の形状に変形することができるスプ
ライスパイプ及びこのスプライスパイプを用いた導線の
接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人工衛星に搭載される機器内等で
導線の導体部同士を接続する場合には、中心にはんだ孔
を有する薄肉の金属パイプに銀メッキを施し、この金属
パイプの両側から予備はんだ付けをした導線の導体部で
ある撚線等をそれぞれ挿入して当接させるとともに、は
んだ孔から糸はんだを加熱しながら供給して導体部及び
金属パイプを固定し、その後絶縁性を有する熱収縮チュ
ーブで接続部分を被い、かつ、収縮させるというスプラ
イスパイプによる接続方法が採られていた(図4参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の方
法では、撚線等の導体部の接続自体は確実,強固に行な
うことができるものの、金属パイプそのものが直線状の
ため、人工衛星内等での実装位置も直線部分に限定され
ていた。また、熱収縮チューブは、絶縁性を確保するた
め金属パイプにオーバーラップさせる必要があり、その
長さも金属パイプよりも大きくしなければならなかった
ので、結果的に接続部分全体が長大な直線状となってし
まい、実装のためには必ず一定以上の直線スペースを確
保しなければならなかった。
【0004】ところで、近年人工衛星等では、その遭遇
する環境に、より適した半導体等の開発が積極的に行な
われている。その結果、半導体の小型化,高密度化が進
み、使用される半導体の部品点数も飛躍的に増大する一
方、これら回路部品を収容するハウジング自体の小型化
も急速に進行している。このため、各部品の接続部分も
複雑化,増大化することとなり、ハウジング内の省スペ
ース化、特に、比較的スペースに余裕のあるコーナー部
分の有効利用が強く望まれるようになった。
【0005】しかしながら、長大な直線スペースを必要
とする従来の金属パイプによる接続方法では、これらコ
ーナー部分への実装は不可能で、小型化,複雑化が進行
する近年の人工衛星のハウジングに対し適応できなくな
るという問題が発生した。この場合、実装するコーナー
部分等の形状に合わせた金属パイプをその都度設計,製
作することも考えられるが、構造が複雑化する上、それ
ぞれの実装スペースに対応させなければならないため汎
用性がほとんどなく、多品種生産となってしまうことか
ら、コストが非常に嵩み、実際にはほとんど採用されて
いない。
【0006】また、実開昭61−151266号,実開
昭62−26867号,特開昭62−40179号及び
特開平1−304677号の各公報には、それぞれ導線
の接続方法が提案されているが、これらのいずれの方法
も導体の接続部分は直線状となっており、実装スペース
の形状に合わせて接続部分を任意の形状に変形させると
いうような技術的思想は一切開示されていない。
【0007】本発明は上記の問題点にかんがみてなされ
たものであり、導線の導体部の接続を確実,強固に行な
うと同時に、接続部分を容易かつ自由に変形することが
でき、あらゆる実装スペースに対応できる変形自在形ス
プライスパイプ及びこのスプライスパイプを用いた導線
の接続方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の本発明の変形自在形スプライスパイプ
は、導線の導体部の接続に用いるスプライスパイプであ
って、内部にはんだシート筒を備えた編素網筒と、この
編素網筒を被う熱収縮チューブとからなる構成としてあ
る。また、請求項2の本発明の導線の接続方法は、請求
項1記載の変形自在形スプライスパイプを用いた導線の
導体部の接続方法であって、接続する導体部を前記編素
網筒の両側から挿入し、この編素網筒と導体部を任意の
形状に変形させ、その後、この編素網筒を前記熱収縮チ
ューブで被って外部から加熱することによって、導線を
任意の形状に変形させた状態で電気的に接続する方法と
してある。さらに、請求項3の本発明の導線の接続方法
は、請求項1記載の変形自在形スプライスパイプを用い
た導線の導体部の接続方法であって、接続する導体部を
前記編素網筒の両側から挿入し、この編素網筒を外部か
ら加熱して導体部を仮止めするとともに、この編素網筒
と導体部を任意の形状に変形させ、その後、この編素網
筒を前記熱収縮チューブで被って外部からさらに加熱す
ることによって、導線を任意の形状に変形させた状態で
電気的に接続する方法としてある。
【0009】
【作用】上記構成からなる本発明の変形自在形スプライ
スパイプによれば、従来の金属パイプに代えて編素網筒
を採用することにより、従来と同様のはんだ付け表面積
を確保し、接続部分の強度を保つことができると同時
に、接続部分の形状を自由に変えることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の変形自在形スプライスパイプ
の一実施例について、図面を参照して説明する。図1は
一実施例変形自在形スプライスパイプの横方向及び縦方
向の断面図を示す。同図に示す一実施例変形自在形スプ
ライスパイプは、導線4の撚線等からなる導体部5を接
続する編素網筒1と、この編素網筒1の内周に設けられ
たはんだシート筒2と、編素網筒1を被う絶縁のための
熱収縮チューブ3とで構成してある。編素網筒1は、導
電性に優れた変形自在の編素網筒を、接続対象の導線と
ほぼ同径の筒状に形成し、これに銀メッキを施したもの
で、各接続部分に適した長さに形成してある。はんだシ
ート筒2は、易融金属のはんだを前記編素網筒1の内周
に筒状に形成,配設したものである。熱収縮チューブ3
は、絶縁性,熱収縮性を有する筒状のチューブで、前記
編素網筒1の全体を密着して被える大きさに形成してあ
る。
【0011】次に、このような構成からなる本実施例の
変形自在形スプライスパイプを用いて導線を接続する方
法の実施例について、図2を参照して説明する。まず、
図2(イ)に示すように、接続する二本の導線4a,4
bの外被を切離して導体部5a,5bを露出させてお
く。なお、ここで接続を容易かつ確実に行なうため、ま
た、導体部が撚線の場合の先端部分のばさつき防止等の
観点から、導体部5a,5bの露出部分に糸はんだ6に
よる予備はんだ付けを行なっておくことが望ましい。次
いで、熱収縮チューブ3を任意の一方の導線(本実施例
においては導線4a)に通しておく。
【0012】次に、図2(ロ)に示すように、導体部5
a,5bを編素網筒1の両側から挿入し、はんだシート
筒2のほぼ中心で当接させる。そして、導線4aに通し
ておいた熱収縮チューブ3を、図2(ハ)に示す矢印方
向に移動させて点線で示す位置にセットする。この状態
で、図2(ニ)に示すように、ヒートガン等により熱収
縮チューブ3を外側から加熱すると、まず熱収縮チュー
ブ3が収縮して二本の導線4a,4bが固定される。さ
らに加熱が進むと、はんだシート筒2が溶解し、編素網
筒1と導体部5a,5bが接続され、同時に熱収縮チュ
ーブ3の収縮も完了する。これにより、二本の導線4
a,4bの導体部5a,5bは強固に接続される。
【0013】次に、導線4a,4bの導体部5a,5b
の接続部分を実装スペースのコーナーに合わせて変形さ
せ接続する場合について説明する。導線接続部分を変形
させる場合には、まず上記実施例と同様の手順で図2
(ロ)の状態まで作業を行なう。次に、この図2(ロ)
の状態で編素網筒1を任意の形状に変形させる。そし
て、その後は、上記実施例と同様の手順により、熱収縮
チューブ3の移動,加熱等を行ない、作業を完了させ
る。これにより、図3に示すように、導線接続部分をハ
ウジング内のコーナー部分等に適合した形状に自由に変
形することができる。
【0014】なお、図2(ロ)の状態で、接続部分を一
旦加熱して仮止めし、この状態で編素網筒1と、導体部
5a,5bを任意の形状に変形させることもできる。接
合部分に仮止めを施した場合、変形時に導体部5a,5
bが編素網筒1内から抜けるようなことがなくなるので
接続作業を確実に行なうことができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の変形自在形
スプライスパイプ及びこのスプライスパイプを用いた導
線の接続方法によれば、導線の導体部の接続を確実,強
固に行なうと同時に、その接続部分を容易かつ自由に変
形することができ、あらゆる実装スペースに対応するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変形自在形スプライスパイプの一
実施例を示す横方向及び縦方向の断面図である。
【図2】本発明による変形自在形スプライスパイプの一
実施例の接続手順を示す要部断面図である。
【図3】本発明による変形自在形スプライスパイプの一
実施例の実装状態を示す一部断面図である。
【図4】従来のスプライスパイプを示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 編素網筒 2 はんだシート筒 3 熱収縮チューブ 4 導線 4a 導線 4b 導線 5 導体部 5a 導体部 5b 導体部 6 糸はんだ 7 金属パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導線の導体部の接続に用いるスプライス
    パイプであって、 内部にはんだシート筒を備えた編素網筒と、 この編素網筒を被う熱収縮チューブとからなることを特
    徴とする変形自在形スプライスパイプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の変形自在形スプライスパ
    イプを用いた導線の導体部の接続方法であって、 接続する導体部を前記編素網筒の両側から挿入し、 この編素網筒と導体部を任意の形状に変形させ、 その後、この編素網筒を前記熱収縮チューブで被って外
    部から加熱することにより、導線を任意の形状に変形さ
    せた状態で電気的に接続することを特徴とした接続方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の変形自在形スプライスパ
    イプを用いた導線の導体部の接続方法であって、 接続する導体部を前記編素網筒の両側から挿入し、 この編素網筒を外部から加熱して導体部を仮止めすると
    ともに、 この編素網筒と導体部を任意の形状に変形させ、 その後、この編素網筒を前記熱収縮チューブで被って外
    部からさらに加熱することにより、導線を任意の形状に
    変形させた状態で電気的に接続することを特徴とした接
    続方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730848B1 (en) 2001-06-29 2004-05-04 Antaya Technologies Corporation Techniques for connecting a lead to a conductor
KR100640311B1 (ko) * 2004-03-03 2006-10-31 투트코 인코포레이티드 열 수축성 튜브를 이용한 접합 연결 조립체, 그를 이용한금속 피복 가열기, 그리고 그 제조방법
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WO2016049244A1 (en) * 2014-09-24 2016-03-31 Baker Hughes Incorporated Systems and methods for splicing electrical conductors in an esp motor

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