JPH0714207Y2 - カバー部材の取付構造 - Google Patents

カバー部材の取付構造

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JPH0714207Y2
JPH0714207Y2 JP1990400196U JP40019690U JPH0714207Y2 JP H0714207 Y2 JPH0714207 Y2 JP H0714207Y2 JP 1990400196 U JP1990400196 U JP 1990400196U JP 40019690 U JP40019690 U JP 40019690U JP H0714207 Y2 JPH0714207 Y2 JP H0714207Y2
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JP
Japan
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wall member
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JP1990400196U
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JPH0489751U (ja
Inventor
正雄 森川
Original Assignee
菊水電子工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カバー部材の取付構造
に関し、詳しくは、電子機器等が収容される筐体の上面
や下面を形成する薄板カバーを樹脂系材料で形成される
側壁部材に固定するためのカバー部材の取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年においては、成形が容易でしかも種
々の優れた特性を有する樹脂系材料が電子機器の筐体に
も使用されつつある。また、かかる筐体で、周囲の壁部
分を樹脂系材料により枠型ないし側板同士の組立体とし
て構成し、天板と底板とを金属製ないし樹脂系材料によ
る薄板で形成して、これらにより筐体を組立てるように
したものが知られている。しかして、かかる筐体ではカ
バー板と称されるこれらの天板や底板を樹脂系の側壁部
材に、一般の場合ねじ等で固定する方式のカバー部材の
取付構造が多用されてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカバー部材の取付構造では、ねじ締めに工具
を使用しなければならず、手間がかかる上にねじ頭が筐
体の外部に露出し、見栄えもよくない。
【0004】また、電子機器によってはかかるカバー部
材の着脱に工具を使用することが法的に規定されるよう
な場合もあるが、このような場合でもその取付に使用さ
れるねじ数がなるべく少なく、かつ簡単な操作で取付可
能なカバー部材の取付構造であることが望まれる。
【0005】本考案の目的は、上述したような従来の問
題に鑑み、ねじを特別に使用する必要がなく、簡単な構
成で、容易に着脱することができ、しかも廉価で得られ
るカバー部材の取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、枠型をなす周囲部のうち少なくとも対
向する側壁部材が樹脂系材料によって構成される筐体の
前記対向する側壁部材間に差し渡され、前記枠型をなす
周囲部を覆蓋可能なカバー部材の取付構造において、一
方の前記側壁部材の縁部に沿って形成され、前記カバー
部材の端部が差込み可能な支持溝と、他方の前記側壁部
材の縁部に形成され、前記カバー部材によって鉛直方向
の変位が可能であり、前記支持溝に前記カバー部材の端
部を差込んだ状態で他方の端部を前記縁部との間に拘束
可能な弾性体の係止腕と、前記カバー部材の他方の端部
における前記係止腕と対応する部位に形成され、該係止
腕および前記縁部によって拘束される拘止部とを具備し
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案によれば、側壁部材に設けた係止腕をそ
の弾性に抗して変位させることでカバー部材の対応する
端部に設けた拘止部を前記側壁部材の縁部と係止腕との
間に差込むようになし、この状態でカバー部材の他方の
端部を対応する側壁部材に設けた支持溝に差込むことに
より係止腕をその弾性により復元させて、支持溝と係止
腕および縁部とによりカバー部材の双方の端部を拘束し
てカバー部材を筐体の側壁部材に固定することができ
る。
【0008】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を
具体的に説明する。
【0009】図1は本考案の一実施例を示す。ここで、
1は電子機器等の筐体、2は筐体1の例えば後面を構成
している側壁部材、3は前後面の側壁に対し、その両側
の側壁を構成している壁部材、4は筐体1の上面を覆蓋
しているカバー部材である。なお、不図示の前面側壁部
材および後面側壁部材2は共に例えばアセタール樹脂や
ABS,ナイロン等可撓性のある樹脂系材料で成形され
るもので、更にこれらの側壁部材と共に周囲壁として構
成される両側の壁部材3の方は同じ樹脂系材料または金
属板等によって形成される。また、これらに対し、カバ
ー部材4の方は金属板若しくは樹脂系材料の薄板として
形成されている。
【0010】しかして、本考案によるカバー部材の取付
構造は、上述のように前後の側壁部材および両側の壁部
材により構成された筐体1の枠型に対し、その例えば上
面に取付けられるカバー部材4の取付構造にかかわるも
ので、図1において、5は後面側壁部材2の上縁部6に
設けられ、後述するようにしてカバー部材4の一方の端
部を係着させるための動作を行う係止腕である。
【0011】図2,図3および図4にその係止腕5の詳
細を示す。なお、係止腕5は側壁部材2と一体に成形さ
れるもので、本実施例による係止腕5は側壁部材2の上
縁部6に沿って片持梁の形態で形成されている。すなわ
ち、5Aは係止腕5の自由端、5Bは自由端5Aから筐
体内側に向けて突設した係止突起、5Cは係止腕5の自
由端5A側上面に刻設した滑り止めであり、係止腕5の
下面側にはこれに沿って側壁部材2に、切欠き溝7が形
成されていて、係止腕5の下方に向けての押下動作が許
容されるようにしてある。
【0012】図5は、本考案にかかる取付構造によりカ
バー部材4を前後の側壁部材8,2および両面の壁部材
3上に取付けた状態を示す。この図に示すように前面の
側壁部材8にはカバー部材4の端部と平行する差込み溝
9が形成されていて、カバー部材4の取付状態において
は、カバー部材4の紙面に平行な側の端部がそれぞれ側
面の壁部材3の上縁部3Aによって支持されると共に、
カバー部材の前後の端部が前面の側壁部材8の差込み溝
9と、後面の側壁部材2の上縁部6および係止腕5の係
止突起5Bとによってそれぞれ拘束された状態に保たれ
る。
【0013】なおここで、カバー部材4の側壁部材2側
の端部には、図4にも示してあるように、係止腕5の係
止突起5Bと対応する位置に下方に折曲げて形成された
拘止部4Aが形成されている。そこで、図5に示すカバ
ー部材4の取付状態では係止腕5の係止突起5Bにカバ
ー部材4の拘止部4Aが当接し、カバー部材4の前後方
向の移動を拘束する。
【0014】ついで、図6〜図8に従い、本考案による
カバー部材の取付け動作について説明する。
【0015】まず、図6に示すようにカバー部材4の後
面側壁部材2側の端部を部材2の上縁部6下面側に沿わ
せるようにして保持し、図7に示すように係止腕5を押
下する。そして、カバー部材4の拘止部4Aを上縁部6
と係止腕5との間に差込み、更にカバー部材4の他方の
端部を前面側壁部材8の上面に沿わせて図8の状態とし
たところで、カバー部材4を壁部材3の上縁3Aに沿っ
て矢印で示すように左方にずらせるようにする。かくし
て、カバー部材4の前面側壁部材8側の端部を差込み溝
9に完全に差込んだ状態(図5参照)とすることによ
り、他方の端部に設けた拘止部4Aを係止腕5の内側に
落し込むことができ、同時に係止腕5が自体の有する弾
性によりその自由端5A(図4参照)を跳ね上がらせる
ので、元の状態に復帰し、取付けが完了する。
【0016】なお、以上に述べた実施例では、カバー部
材4を前後の側壁部材8,2間に係着させるようにした
が、このような側壁部材は筐体1の前後面を構成するも
のに限られるものではなく、要は筐体1を構成する互い
に対向する壁部材間に取付けられるカバー部材に対して
広く適用できることはいうまでもない。また、上述の実
施例では係止腕5を側壁部材2に沿わせた方向に形成し
たが、係止腕を側壁部材2の上縁部で部材2に対し鉛直
方向に形成することも可能である。
【0017】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、一方の前記側壁部材の縁部に沿って形成され、前記
カバー部材の端部が差込み可能な支持溝と、他方の前記
側壁部材の縁部に形成され、前記カバー部材により鉛直
方向の変位が可能であり、前記支持溝に前記カバー部材
の端部を差込んだ状態で他方の端部を前記縁部との間に
拘束可能な弾性体の係止腕と、前記カバー部材の他方の
端部における前記係止腕と対応する部位に形成され、該
係止腕および前記縁部によって拘束される拘止部とを設
けたので、簡単な構成で、しかも係止腕を側壁部材と一
体成形することが可能で、ねじによって固定する必要が
ないので、作業性の向上と共にコストの低減を図ること
ができ、また、ねじ頭が外部に露出しないため意匠的に
も優れた筐体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案にかかる係止腕の構成の一例を示す、断
面図である。
【図3】本考案にかかる係止腕の構成の一例を示す側面
図である。
【図4】本考案にかかる係止腕の構成の一例を示す斜視
図である。
【図5】本考案による取付状態を示す断面図である。
【図6】本考案による取付動作の説明図である。
【図7】本考案による取付動作の説明図である。
【図8】本考案による取付動作の説明図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 側壁部材 3 壁部材 3A 上縁 4 カバー部材 4A 拘止部 5 係止腕 5A 自由端 5B 係止突起 6 上縁部 7 切欠き溝 8 側壁部材 9 差込み溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠型をなす周囲部のうち少なくとも対向
    する側壁部材が樹脂系材料によって構成される筐体の前
    記対向する側壁部材間に差し渡され、前記枠型をなす周
    囲部を覆蓋可能なカバー部材の取付構造において、一方
    の前記側壁部材の縁部に沿って形成され、前記カバー部
    材の端部が差込み可能な支持溝と、他方の前記側壁部材
    の縁部に形成され、前記カバー部材によって鉛直方向の
    変位が可能であり、前記支持溝に前記カバー部材の端部
    を差込んだ状態で他方の端部を前記縁部との間に拘束可
    能な弾性体の係止腕と、前記カバー部材の他方の端部に
    おける前記係止腕と対応する部位に形成され、該係止腕
    および前記縁部によって拘束される拘止部とを具備した
    ことを特徴とするカバー部材の取付構造。
JP1990400196U 1990-12-07 1990-12-07 カバー部材の取付構造 Expired - Lifetime JPH0714207Y2 (ja)

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JPH0489751U JPH0489751U (ja) 1992-08-05
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