JPH07142078A - 燃料電池および燃料電池用冷却部材 - Google Patents

燃料電池および燃料電池用冷却部材

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JPH07142078A
JPH07142078A JP5314163A JP31416393A JPH07142078A JP H07142078 A JPH07142078 A JP H07142078A JP 5314163 A JP5314163 A JP 5314163A JP 31416393 A JP31416393 A JP 31416393A JP H07142078 A JPH07142078 A JP H07142078A
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cooling
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fuel cell
cell
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層方向に沿ったセル間の温度差を小さくす
る。 【構成】 セルと冷却部材との四隅に所定の孔を形成
し、積層体12に積層方向に沿った冷却媒体の流路62
a,62b,62c,62dを形成する。流路62aと
62cおよび流路62bと62dは、冷却部材の積層面
に設けられた溝とセルとで形成する通路38,48によ
り連絡している。冷却媒体は、ポンプ70aで加圧され
てエンドプレート50aの孔52aから流路62aに流
入し、通路38,流路62cを通ってエンドプレート5
0bの孔52cから流出する。また、冷却媒体は、ポン
プ70bで加圧されて孔52bから流路62bに流入
し、通路48,流路62dを通って孔52dから流出す
る。積層体12の積層方向に沿った流路62aと流路6
2bとを冷却媒体が逆向きに流れて積層体12を冷却す
る。この結果、積層方向に沿ったセル間の温度差を小さ
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池および燃料電
池用冷却部材に関し、詳しくは、単位電池をなすセルと
冷却媒体の通路を形成する冷却部材とを複数積層してな
る燃料電池およびこの燃料電池に用いられる冷却部材に
関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池では、通常、各セルで行なわれ
る電気化学反応に伴う発熱や、内部抵抗に基づく発熱等
が生じる。したがって、各セルを発電効率の高い温度域
で運転するには、これらの発熱によるセルの温度上昇を
防止する必要がある。この温度上昇を防止する冷却方法
としては、積層されたセルの間に冷却部材を設けるのが
一般的である。また、さらに発電効率を高めるために、
セル面内の温度が均一になるように冷却部材の配置や冷
却媒体の通路を工夫した燃料電池が提案されている。例
えば、冷却媒体の入口と出口との配置を変えた冷却部材
を積層することにより入口と出口との温度差をなくして
温度の均一化を図るとした燃料電池(特開平3−216
961号公報)や、冷却媒体の通路が異なる冷却部材を
複数積層し温度分布の異なるセル間での熱交換により温
度の均一化を図るとした燃料電池(特開平3−9826
9号公報)等が提案されている。
【0003】また、積層方向に沿った冷却媒体の供給流
路を2系統設け、冷却部材内を流れる冷却媒体の流向
を、隣接する冷却部材毎に対向させてセル面内の温度分
布の均一化を図るとした燃料電池(特開平3−2107
72号公報)等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セル内
の温度の均一化を図った従来の燃料電池では、単一セル
内での温度の均一化は図れるものの、積層方向のセル間
に生じる温度差を低減できないという問題があった。こ
のセル間の温度差は、燃料電池全体の発電効率を低下さ
せる原因となる。燃料電池の運転は、発電効率の最も高
いセル状態を想定して、負荷電流密度や燃料ガスの流量
および圧力,燃料ガス中の水蒸気の量等を定めて行なわ
れる。セル間に温度差が生じる場合には、想定した状態
にないセルが生じ、このセルでは、セル内の電極で生じ
る電気化学反応がスムーズに行なわれなくなる。この結
果、発電効率が低下してしまう。
【0005】また、積層方向に沿った冷却媒体の供給流
路を2系統設けた燃料電池では、冷却媒体の供給流路を
積層体から十分に離せば、積層方向のセル間の温度差を
ある程度低減することができるが、燃料電池全体として
大型化するという問題があった。
【0006】本発明の燃料電池および燃料電池用冷却部
材は、こうした問題を解決し、積層方向に沿ったセル間
の温度を均一にし、燃料電池を小型化することを目的と
し、次の構成を採った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料電池は、電
解質と2つの電極とにより単位電池をなすセルと、該セ
ルの間に配置され冷却媒体の通路を形成する冷却部材と
を複数積層した積層体を有する燃料電池において、前記
冷却部材の前記通路に前記冷却媒体を供給する少なくと
も2つの冷却媒体流路を前記積層体の積層方向に沿って
設け、該2つの冷却媒体流路の前記冷却媒体の流向を逆
向きとしたことを特徴とする。
【0008】ここで、前記燃料電池において、前記セル
および/または前記冷却部材の略同一箇所に貫通孔を設
け、該セルおよび該冷却部材を積層したとき、該貫通孔
が前記冷却媒体流路を形成してなる構成とすることもで
きる。また、前記燃料電池において、前記各冷却媒体流
路は、分岐を有しない単一流路として形成された構成と
することもできる。さらに、前記燃料電池において、前
記積層体は、前記2つの冷却媒体流路のうちの一方から
前記冷却媒体の供給を受ける冷却部材と、前記2つの冷
却媒体流路のうちの他方から前記冷却媒体の供給を受け
る冷却部材とを交互に配置してなる構成とすることもで
きる。
【0009】本発明の燃料電池用冷却部材は、冷却媒体
の通路を形成し、電解質と2つの電極とにより単位電池
をなすセルの間に配置され、該セルと共に複数積層して
燃料電池を構成する燃料電池用冷却部材において、積層
した際、積層方向に沿った前記冷却媒体の流路をなす所
定形状の孔を少なくとも4つ設け、該孔のうち少なくと
も2つの孔を前記冷却媒体の前記通路で連絡したことを
特徴とする。
【0010】ここで、前記燃料電池用冷却部材におい
て、前記4つの孔が、冷却部材の回転,反転等の置き換
えによっても重ね合わせ可能な位置に設けられた構成と
することもできる。例えば、積層する面が矩形形状に形
成され、前記4つの孔が前記矩形形状の四隅から所定の
位置に設けられた構成とすることもできる。
【0011】
【作用】以上のように構成された本発明の燃料電池は、
積層体の積層方向に沿って設けられた少なくとも2つの
冷却媒体流路が、冷却部材の通路に冷却媒体を供給す
る。この2つの冷却媒体流路には、冷却媒体が逆向きに
流される。この結果、積層体を構成するセル間の温度差
が小さくなる。ここで、燃料電池を、セルおよび/また
は冷却部材の略同一箇所に貫通孔を設け、これらのセル
および冷却部材を積層したとき、この貫通孔が冷却媒体
流路を形成する構成とすれば、燃料電池の小型化が可能
となる。また、各冷却媒体流路を、分岐を有しないしな
い単一流路として形成すれば、冷却媒体流路がシンプル
となる。さらに、積層体が、2つの冷却媒体流路のうち
の一方から冷却媒体の供給を受ける冷却部材と、他方か
ら冷却媒体の供給を受ける冷却部材とを交互に配置して
なる燃料電池とすれば、セル間の温度差はさらに小さく
なる。
【0012】本発明の燃料電池用冷却部材は、所定形状
の少なくとも4つの孔が、積層した際、積層方向に沿っ
た冷却媒体の流路をなす。この孔のうち少なくとも2つ
の孔を冷却媒体の通路で連絡することにより、少なくと
も4つの冷却媒体の流路のうちの1つを冷却媒体の流入
路とし、他の1つを冷却媒体の流出路とする。ここで、
燃料電池用冷却部材を、前記4つの孔が、冷却部材の回
転,反転等の置き換えによっても重ね合わせ可能な位置
に設けた構成、例えば、その積層する面を矩形形状に形
成し、4つの孔を矩形形状の四隅から所定の位置に設け
れば、冷却部材を回転,反転等置き換えて積層するだけ
で4つの冷却媒体の流路のうち2つを連絡する二組の流
路を形成する。
【0013】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図1は、燃料電池10の概略を例示した外観斜
視図である。
【0014】燃料電池10は、電池本体を構成する積層
体12と、積層体12の両端に装着するエンドプレート
50a,50bと、積層体12に取り付けられ電池本体
に燃料を供給する燃料ガス供給装置(図示せず)とから
構成される。積層体12は、単位電池を構成するセル2
0と、セル20の間に配置されセル20を冷却する冷却
部材30と、同じくセル20の間に配置されセル20を
冷却する冷却部材40とをその厚み方向に複数積層して
構成される。本実施例では、積層体12は、セル20,
冷却部材30,セル20,セル20,冷却部材40,セ
ル20の順に規則正しく積層されている。なお、実施例
では、積層体12を、セル20,冷却部材30,セル2
0,セル20,冷却部材40,セル20の順に規則正し
く積層したが、如何なる順に積層しても差し支えない。
【0015】セル20は、燃料電池の一般的な構造とし
て構成されている。例えば、セル20を図2に例示した
固体高分子型燃料電池で構成した場合、セル20は、電
解質膜23と、この電解質膜23を両側から挟んでサン
ドイッチ構造とする陽極25および陰極26と、このサ
ンドイッチ構造を両側から挟むと共に陽極25および陰
極26とで陽極側燃料および陰極側燃料の流路を形成す
る集電極27および28と、集電極27および28の外
側に配置されセル20を積層した際の隔壁をなすセパレ
ータ29とにより構成されている。
【0016】電解質膜23は、高分子材料、例えばフッ
素系樹脂により形成されたイオン交換膜であり、湿潤状
態で良好な電気電導性を示す。陽極25および陰極26
は、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスによ
り形成されており、このカーボンクロスには、触媒とし
ての白金または白金と他の金属からなる合金等を担持し
たカーボン粉がクロスの電解質膜23側の表面および隙
間に練り込まれている。ここで、実施例では、陽極25
および陰極26をカーボンクロスにより形成したが、炭
素繊維からなるカーボンペーパーまたはカーボンフェル
トにより形成する構成も好適である。
【0017】集電極27および28は、多孔質でガス透
過性を有する気孔率が40ないし80%のポーラスカー
ボンにより形成されている。集電極27には、平行に配
置された複数のリブ27aが形成されており、このリブ
27aと陽極25の表面とで陽極燃料の酸素含有ガスの
流路をなすと共に陽極25で生成する水の集水路をなす
酸素ガス流路27bを形成する。集電極28にも平行に
配置された複数のリブ28aが形成されており、このリ
ブ28aと陰極26の表面とで陰極燃料の水素ガスと水
蒸気との混合ガスの流路をなす水素ガス流路28bを形
成する。この集電極27と集電極28とは、リブ27a
とリブ28aとが直交する配置、すなわち酸素ガス流路
27bと水素ガス流路28bとが直交する配置で積層さ
れている。したがって、燃料ガス供給装置より、図中矢
印A方向に沿って酸素含有ガスが酸素ガス流路27bに
供給され、図中矢印B方向に沿って水素ガスが水素ガス
流路28bに供給される。セパレータ29は、カーボン
を圧縮してガス不透過としたガス不透過カーボンにより
形成されており、電解質膜23,電極25および26,
集電極27および28により構成されるセルをその厚み
方向に積層する際の隔壁をなす。
【0018】こうして構成されたセル20の積層する面
の四隅には、四隅から均等な位置に同一径の孔22a,
22b,22c,22dが形成されている。この孔22
a等は、積層体12としたときに積層方向に沿った冷却
媒体の流路を形成する。
【0019】図3(a)は、冷却部材30の外観を例示
した斜視図である。冷却部材30は、ガス不透過カーボ
ンにより形成されており、図示するように、積層する面
が正方形状の板状部材で、積層する面の四隅には、セル
20の孔22a等と同一位置に同一径の孔32a,32
b,32c,32dが形成されている。この孔32a等
は、セル20の孔22a等と同様に、積層体12とした
ときに積層方向に沿った冷却媒体の流路を形成する。ま
た、冷却部材30には、孔32aと孔32bとを葛折状
に連絡する断面形状が矩形の溝34が形成されている。
この溝34は、冷却部材30とセル20とが積層される
ことにより冷却媒体(例えば、純水,代替フロン,絶縁
油等)の通路38を形成する。なお、実施例では、冷却
部材30の孔32aと孔32cとを溝34で葛折状に連
絡したが、連絡する形態は如何なる形状であっても差し
支えない。
【0020】図3(b)は、冷却部材40の外観を例示
した斜視図である。図示するように、この冷却部材40
は、冷却部材30の鏡像体と同一形状をしており、冷却
部材30と同一の材料であるガス不透過カーボンにより
形成されている。したがって、冷却部材40は、積層す
る面が正方形状の板状部材で、積層する面の四隅には、
孔42a,42b,42c,42dが形成されている。
また、冷却部材40には、孔42cと孔42dとを葛折
状に連絡する断面形状が矩形の溝44が形成されてお
り、冷却部材40とセル20とが積層されることにより
冷却媒体の通路48を形成する。
【0021】図4(a)は、エンドプレート50aの外
観を例示する斜視図である。エンドプレート50aは、
セル20よりひと回り大きな正方形状の板状部材で、積
層体12に装着した際に、セル20の孔22aおよび2
2dと整合する位置に孔22a等と同一径の孔52aお
よび52dが形成されている。図4(b)は、エンドプ
レート50bの外観を例示する斜視図である。図示する
ように、エンドプレート50bは、エンドプレート50
aと同一形状をしており、積層体12に装着する際に、
エンドプレート50aを180度回転させて上下を入れ
替え、孔52a,52dを孔52b,52cとなるよう
にしたものである。
【0022】図5は、冷却媒体の流路を模式的に例示し
た説明図である。図5(a)に例示するように、セル2
0,冷却部材30および40を上述の順にその厚み方向
に積層して積層体12とし、積層体12の両端にエンド
プレート50aおよび50bを装着して燃料電池10と
すると、燃料電池10には、孔52a,22a,32a
および42aとにより冷却媒体の流路62aが、孔52
c,22c,32cおよび42cとにより流路62cが
形成される。各流路の内側は、電気的に絶縁性を示すコ
ーティング材によりコーティングされている。
【0023】流路62aはエンドプレート50bによ
り、流路62cはエンドプレート50aによりその一端
が塞がれている。流路62aと流路62cとは、冷却部
材30の溝34がセル20とで形成する冷却媒体の通路
38で連絡している。また、流路62aは、パイプ72
aを介してポンプ70aおよび冷却媒体槽(図示せず)
に接続されており、流路62cは、パイプ72cを介し
て熱交換器(図示せず)および冷却媒体槽に接続されて
いる。したがって、パイプ72a,ポンプ70a,流路
62a,通路38,流路62c,パイプ72c,熱交換
器および冷却媒体槽とで冷却媒体の循環する流路を形成
する。
【0024】また、燃料電池10には、図5(b)に例
示するように、孔52b,22b,32bおよび42b
とにより冷却媒体の流路62bが、孔52d,22d,
32dおよび42dとにより流路62dが形成される。
流路62bはエンドプレート50aにより、流路62d
はエンドプレート50bによりその一端が塞がれてい
る。流路62bと流路62dとは、冷却部材40の溝4
4がセル20とで形成する冷却媒体の通路48で連絡し
ている。また、流路62bは、パイプ72bを介してポ
ンプ70bおよび冷却媒体槽に接続されており、流路6
2dは、パイプ72dを介して熱交換器および冷却媒体
槽に接続されている。したがって、パイプ72b,ポン
プ70b,流路62b,通路48,流路62d,パイプ
72d,熱交換器および冷却媒体槽とで冷却媒体の循環
する流路を形成する。
【0025】こうして構成された燃料電池10は、燃料
ガス供給装置(図示せず)から酸素含有ガスおよび水素
ガスがセル20の酸素ガス流路27bおよび水素ガス流
路28bに供給されることにより陽極25および陰極2
6で次式で示す電気化学反応が行なわれ、化学エネルギ
を直接電気エネルギに変換する。
【0026】 陽極反応:2H++2e-+(1/2)O2→H2O 陰極反応:H2→2H++2e-
【0027】この電気化学反応に伴う反応熱やセル20
の内部抵抗による発熱、セル20とセル20との接触抵
抗による発熱などにより燃料電池10の温度は上昇する
が、燃料電池10は、次のように冷却媒体が流されて冷
却される。図5(a)に示すように、冷却媒体槽からポ
ンプ70aにより加圧された冷却媒体は、パイプ72a
を通ってエンドプレート50aの孔52aから流路62
aに流入し、積層体12内に配置された冷却部材30の
溝34とセル20とで形成される通路38を通ることに
より隣接のセル20を冷却する。そして、冷却媒体は、
流路62c,パイプ72cを通って熱交換器により熱交
換をした後、冷却媒体槽に戻る。一方、図5(b)に示
すように、冷却媒体槽からポンプ70bにより加圧され
た冷却媒体は、パイプ72bを通ってエンドプレート5
0bの孔52bから流路62bに流入し、積層体12内
に配置された冷却部材40の溝44とセル20とで形成
される通路48を通ることにより隣接のセル20を冷却
する。そして、冷却媒体は、流路62d,パイプ72d
を通って熱交換器により熱交換をした後、冷却媒体槽に
戻る。したがって、積層体12の積層方向に沿って形成
された冷却媒体の流路62aと流路62b,流路62c
と流路62dには、冷却媒体が逆向きに流れて燃料電池
が冷却される。
【0028】次に、積層体12を構成するセル20間の
温度差について説明する。図6は、積層体12の端に位
置するセル20(エンドプレート50aの隣のセル2
0)と他のセル20との温度差と両セルの距離との関係
を例示したグラフである。グラフ中のセル番号は、積層
体12を構成する複数のセル20に、積層体12の端に
位置するセル20から順に付した番号である。グラフ中
の曲線Aは、本実施例の積層体12に所定の流量の冷却
媒体を上述の流し方によって流した際に積層体12が示
す温度特性である。曲線Bは、積層体を構成する冷却部
材をすべて冷却部材30として構成した積層体に、曲線
Aと同量の冷却媒体をセル番号1の側から反対側端に向
けて一様に流した際に積層体が示す温度特性である。グ
ラフからも明確なように、曲線Bを示す積層体では、セ
ル番号が大きくなるに従ってセル番号1のセルに対する
温度差が大きくなるのに対して、曲線Aを示す積層体1
2では、セル番号1を除くすべてのセル番号のセルでほ
とんど同じ温度差を示す。
【0029】以上説明した燃料電池10では、積層体1
2の積層方向に沿って冷却媒体の流路62aおよび62
bを設け、冷却媒体の流向を互いに逆向きとし、冷却部
材30と冷却部材40を交互に配置したので、積層体1
2を構成するセル20間の積層方向の温度差を小さくす
ることができるという優れた効果を奏する。この結果、
発電効率の高い状態のセルを多くすることができ、燃料
電池全体の発電効率を高くすることができる。また、セ
ル20,冷却部材30,40の四隅に設けた孔22a,
32a,42a等により冷却媒体の流路62a等を形成
したので、冷却媒体の流路を形成するための新たな部材
はなく、構造をシンプルなものとすることができ、小型
化できる。さらに、冷却部材30を積層する際に、積層
する面を誤って90度回転させて配置しても、冷却部材
40に冷却部材を供給する流路62bから冷却媒体の供
給を受けるので、流路62aから冷却媒体の供給を受け
るときより冷却効果が下がるものの冷却部材として機能
する。
【0030】実施例では、冷却部材30の対角に位置す
る孔32aと孔32cとを溝34で連絡したが、対角の
位置にない2つの孔を連絡する構成も好適である。以下
に、その一例について説明する。
【0031】図7(a)は、冷却部材130の外観を例
示する斜視図である。図示するように、冷却部材130
には、積層する面の四隅に孔132a,132b,13
2cおよび132dが形成されており、対角の位置にな
い孔132aと孔132bとを葛折状に連絡する溝13
4が形成されている。図7(b)は、冷却部材140の
外観を例示する斜視図である。冷却部材140は、冷却
部材130を天地を入れ替えて、冷却部材130の孔1
32aおよび孔132bを冷却部材140の孔142c
および孔142dとしたものである。すなわち、同一部
材を異なる配置としたものにすぎない。
【0032】こうした冷却部材130,140とセル2
0とを積層すると、孔22a,132aおよび142a
等により冷却媒体の流路162a等が形成される。した
がって、冷却媒体は次の二通りの流れ方をする。一方の
冷却媒体は、孔132a,142aを構成要素とする流
路162aに流入し、冷却部材130の溝134を通っ
て孔132b,142bを構成要素とする流路162b
から流出する。また、他方の冷却媒体は、孔132c,
142cを構成要素とする流路162cに流入し、冷却
部材140の溝144を通って孔132d,142dを
構成要素とする流路162dから流出する。
【0033】以上説明した冷却部材130,140を用
いれば、冷却部材130と冷却部材140が同一形状な
ので、燃料電池を構成する部材の種類を少なくして低コ
スト化することができる。また、冷却媒体が流入する流
路(流路162aと流路162c)が対角の位置となる
ので、同一セル内での局所的な温度差を小さくすること
ができる。冷却部材130と140は同一部材であるが
誤って配置しても、冷却媒体の供給を受ける流路が異な
るだけで、冷却部材として機能する。
【0034】実施例では、冷却部材30および冷却部材
40は、2つの冷却媒体の供給流路(流路162aと流
路162b)のうち一方から冷却媒体の供給を受ける構
成としたが、冷却部材に冷却媒体の通路を2つ設けて双
方から冷却媒体の供給を受ける構成も好適である。その
一例を図8に示す。
【0035】図8は、冷却部材230の外観を例示した
斜視図である。冷却部材230は、冷却部材30と同様
に、積層する面の四隅に孔232a,232b,232
cおよび232dが形成されている。この4つの孔のう
ち孔232aと孔232bとを溝234が葛折状に連絡
しており、孔232cと孔232dとを溝236が葛折
状に連絡している。このため、この冷却部材230をセ
ル20と積層して積層体を構成し、孔232aを構成要
素とする流路262aと孔232cを構成要素とする流
路262cとに冷却媒体を流せば、2系統の冷却媒体が
同一冷却部材230内に流れる。すなわち、孔232a
から流入して溝234を通り孔232bから流出する冷
却媒体と、孔232cから流入して溝236を通り孔2
32dから流出する冷却媒体とが同一冷却部材230に
流れる。こうした2つの冷却媒体の通路を有する冷却部
材230を用いれば、セル間の温度差をさらに小さくす
ることができる。また、燃料電池を構成する部材の種類
を少なくすることができる。
【0036】実施例では、冷却部材30および冷却部材
40の対角に位置する孔32aと孔32cとを溝34で
連絡したが、複数の溝で連絡する構成も好適である。以
下に、その一例について説明する。
【0037】図9(a)は、冷却部材330の外観を例
示する斜視図である。図示するように、冷却部材330
には、積層する面の四隅に孔332a,332b,33
2cおよび332dが形成されている。また、冷却部材
330の積層する面には、平行に複数のリブ333が形
成されており、この複数のリブ333間は、平行な複数
の溝334として形成される。この複数の溝334によ
り孔332aと孔332bとが連絡されている。この溝
334は、冷却部材330がセル20と共に積層された
ときに冷却媒体の通路338を形成する。図9bは、冷
却部材340の外観を例示する斜視図である。図示する
ように、冷却部材340は、冷却媒体330の鏡像体と
同一形状をしている。すなわち、冷却部材340には、
冷却部材330に形成された孔332a〜dや複数のリ
ブ333および複数の溝334に相当する孔342a〜
dや複数のリブ343および複数の溝344が形成され
ており、冷却部材340とセル20とを積層することに
より冷却媒体の通路348が形成される。
【0038】こうした冷却部材330,340とセル2
0とを積層し、孔22a,332aおよび342a等に
より冷却媒体の流路362a等を形成したときの冷却媒
体の流路を図10に示す。図10(a)は、冷却媒体の
流路の一例を模式的に示した説明図である。図示するよ
うに、積層体12の一端には、エンドプレート50a
が、その2つの孔が流路362aおよび流路362dと
整合するように装着され、他端には、エンドプレート5
0bが、その2つの孔が流路362bおよび流路362
cと整合するように装着されている。したがって、冷却
媒体の流路は、パイプ72a,流路362a,通路33
8,流路362cおよびパイプ72cにより形成される
流路(図中実線の流路)と、パイプ72b,流路362
b,通路348,流路362dおよびパイプ72dによ
り形成される流路(図中破線の流路)との2系統形成さ
れる。冷却媒体は、図示するように、ポンプ70aおよ
びポンプ70bによりパイプ72aおよびパイプ72b
から流される。このため、通路338と通路348とに
流れる冷却媒体の流向は、逆向きとなる。すなわち、通
路338に流れる冷却媒体は、冷却部材330の溝33
4を図9(a)中、上から下方向に流れ、通路348に
流れる冷却媒体は、冷却部材340の溝344を図9
(b)中、下から上方向に流れる。
【0039】以上説明した冷却部材330および340
を用いれば、流路362aと流路362bとを流れる冷
却媒体の流向が逆向きになるだけでなく、冷却媒体の通
路338と通路348とを流れる冷却媒体の流向も逆向
きとなるので、セル20面内の温度差をさらに小さくす
ることができる。
【0040】なお、図10(b)に示すように、冷却媒
体の通路338と通路348とを流れる冷却媒体の流向
を同じ向きとしても差し支えない。この場合、積層体1
2の一端には、エンドプレート50aを、その2つの孔
が流路362aおよび流路362bと整合するように装
着し、他端には、エンドプレート50bを、その2つの
孔が流路362cおよび流路362dと整合するように
装着し、冷却媒体をポンプ70aおよびポンプ70dか
らパイプ72aおよびパイプ72dに流せばよい。
【0041】次に、本発明の第2の実施例である燃料電
池410について説明する。第2実施例の燃料電池41
0は、第1実施例の燃料電池10とセル20を除いて同
一の構成をしている。したがって、第1実施例の燃料電
池10と同一の構成には同一の符号を付してその説明は
省略する。
【0042】燃料電池410のセルは、4種類(セル2
0a,20b,20cおよび20d)あり、そのうちの
1つのセル20aは、図2に示した第1実施例のセル2
0の孔22cおよび孔22dが形成されていないものと
同一の構成をしている。すなわち、セル20aの積層す
る面には、孔22aと孔22bが形成されており、孔2
2cおよび孔22dは形成されていない。セル20b
は、セル20の孔22aと孔22dが形成されていない
ものと同一の構成をしている。また、セル20cは、セ
ル20の孔22aと孔22bが形成されていないものと
同一の構成をしており、セル20dは、セル20の孔2
2bと孔22cが形成されていないものと同一の構成を
している。すなわち、セル20bには孔22bと孔22
c、セル20cには孔22cと孔22d、セル20dに
は孔22aと22dが形成されている。
【0043】こうして形成されたセル20a,20b,
20c,20d,冷却部材30,40およびエンドプレ
ート50a,50bをその厚み方向に積層して構成され
る燃料電池410の一例を図11(a)に示す。燃料電
池410は、図示するように、エンドプレート50aか
らセル20a,冷却部材30,セル20bを2つ,冷却
部材40,セル20cを2つ,冷却部材30,セル20
dを2つ,冷却部材40,セル20aの順に積層して構
成される。エンドプレート50aは、その積層する面に
形成された2つの孔が、セル20aの孔22aおよび孔
22bと整合するように装着されており、エンドプレー
ト50bは、その2つの孔が、セル20cの孔22cお
よび孔22dと整合するように装着されている。
【0044】こうして形成された燃料電池410におけ
る冷却媒体の流路を図11(b)に示す。図示するよう
に、燃料電池410には、セル20a,セル20d,冷
却部材30および40で積層方向に沿った流路462a
が形成される。同様に、燃料電池410には、セル20
a,セル20b,冷却部材30および40で流路462
bが形成され、セル20b,セル20c,冷却部材30
および40で流路462cが形成され、セル20c,セ
ル20d,冷却部材30および40で流路462dが形
成される。
【0045】流路462aと流路462cは、冷却部材
30とセル20aとで形成される通路38および冷却部
材30とセル20cとで形成される通路38により連絡
されている。流路462aの両端には、流路462aと
整合する位置に孔が形成されていないセル20bおよび
セル20cが配置されているので、流路462aは、セ
ル20aと冷却部材30とで形成する通路38からセル
20cと冷却部材30とで形成する通路38までの間で
分岐を有しない単一流路として形成される。同様に、流
路462cの両端にも、流路462cと整合する位置に
孔が形成されていないセル20aおよびセル20dが配
置されているので、流路462cは、セル20aと冷却
部材30とで形成する通路38からセル20cと冷却部
材30とで形成する通路38までの間で分岐を有しない
単一流路として形成される。
【0046】したがって、流路462a,流路462c
および通路38により積層体412に葛折状の冷却媒体
の流路を形成する。また、積層体412の一端に位置す
る流路462aはパイプ72aによりポンプ70aおよ
び冷却媒体槽(図示せず)に接続され、積層体412の
他端に位置する流路462cはパイプ72cにより熱交
換器(図示せず)および冷却媒体槽に接続されることに
より、冷却媒体の循環する流路を形成する。
【0047】同様に、ポンプ72d,パイプ72d,流
路462d,通路48,流路462b,パイプ72b,
熱交換器(図示せず),冷却媒体槽により、もう1つの
冷却媒体の循環する流路を形成する。
【0048】こうして構成された燃料電池410も、燃
料ガス供給装置(図示せず)から酸素含有ガスおよび水
素ガスがセル20a等の酸素ガス流路27bおよび水素
ガス流路28bに供給されることにより陽極25および
陰極26で上述した式の電気化学反応が行なわれ、化学
エネルギを直接電気エネルギに変換する。
【0049】また、この電気化学反応に伴う反応熱等に
よる燃料電池410の温度上昇は、次のように冷却媒体
が流されて冷却されることにより押さえられる。図11
(b)に示すように、冷却媒体槽からポンプ70aによ
り加圧された冷却媒体は、パイプ72aに続く流路46
2a,通路38および流路462cにより形成される葛
折状の流路を通ることによりセル20a等を冷却し、パ
イプ72cを通って熱交換器により熱交換をした後、冷
却媒体槽に戻る。一方、冷却媒体槽からポンプ70dに
より加圧された冷却媒体は、パイプ72dに続く流路4
62d,通路48および流路462bにより形成される
葛折状の流路を通ることによりセル20c等を冷却し、
パイプ72dを通って熱交換器により熱交換をした後、
冷却媒体槽に戻る。したがって、積層体412に形成さ
れた2系統の冷却媒体の流路には、冷却媒体が、積層方
向に沿って互いに逆向きに流れて燃料電池410を冷却
する。
【0050】以上説明した燃料電池410では、積層体
412に形成された2系統の冷却媒体の流路に、冷却媒
体を、積層方向に沿って互いに逆向きとし、冷却部材3
0と冷却部材40を交互に配置したので、積層体412
を構成するセル20a等間の積層方向の温度差を小さく
することができる。この結果、発電効率の高い状態のセ
ルを多くすることができ、燃料電池全体の発電効率を高
くすることができる。また、セル20a等に設けた孔2
2a等,冷却部材30,40の四隅に設けた32a,4
2a等により冷却媒体の流路を形成したので、冷却媒体
の流路を形成するための新たな部材はなく、構造をシン
プルなものとすることができ、小型化できる。
【0051】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば、冷却媒体の通路が冷却部材の内部に形成さ
れている構成や、冷却部材の積層する面に複数の凸部を
設けセル20とで形成される空間を冷却媒体の通路とす
る構成、セル20と冷却部材とを一体成形する構成等、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態
様で実施し得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃料電池で
は、積層体の積層方向に沿って少なくとも2つの冷却媒
体流路を設け、この2つの冷却媒体流路に冷却媒体を逆
向きに流したので、積層体の積層方向に沿った温度差を
小さくすることができるという優れた効果を奏する。こ
の結果、発電効率の高い状態のセルを多くすることがで
き、燃料電池全体としての発電効率を高くすることがで
きる。また、セル,冷却部材の略同一箇所に貫通孔を設
け、このセル冷却部材を積層して冷却媒体流路を形成し
てなる燃料電池とすれば、積層体の外側に冷却媒体流路
がないので、燃料電池を小型化することができる。
【0053】本発明の燃料電池用冷却部材では、積層し
た際に、所定形状の少なくとも4つの孔を冷却媒体の流
路とすることができる。この孔のうち2つの孔を冷却媒
体の通路で連絡するので、4つの冷却媒体の流路で2系
統の冷却媒体の流路を形成することができる。
【0054】燃料電池用冷却部材を、前記4つの孔が、
冷却部材の回転,反転等の置き換えによっても重ね合わ
せ可能な位置に設けた構成、例えば、その積層する面を
矩形形状に形成し、4つの孔を矩形形状の四隅から所定
の位置に設ければ、冷却部材を回転,反転等置き換えて
積層することにより、4つの冷却媒体の流路のうち2つ
を連絡する二組の流路を形成することができる。この結
果、二組の流路を形成するのに一種類の冷却部材でよい
ので、燃料電池を構成する部材数を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である燃料電池10の概略を
例示した外観斜視図である。
【図2】セル20の概略を例示した外観斜視図である。
【図3】冷却部材30および冷却部材40の外観を例示
した斜視図である。
【図4】エンドプレート50aおよびエンドプレート5
0bの外観を例示する斜視図である。
【図5】冷却媒体の流れを模式的に例示した説明図であ
る。
【図6】積層体12の端に位置するセル20と他のセル
20との温度差と両セルの距離との関係を例示したグラ
フである。
【図7】冷却部材130および冷却部材140の外観を
例示する斜視図である。
【図8】冷却部材230の外観を例示する斜視図であ
る。
【図9】冷却部材330および冷却部材340の外観を
例示した斜視図である。
【図10】燃料電池410の冷却媒体の流れを模式的に
例示した説明図である。
【図11】第2実施例の燃料電池410の積層構造を例
示した説明図である。
【符号の説明】
10,410…燃料電池 12,412…積層体 20,20a,20b,20c,20d…セル 22a,22b,22c,22d…孔 23…電解質膜 25…陽極 26…陰極 27,28…集電極 27a,28a…リブ 27b…酸素ガス流路 28b…水素ガス流路 29…セパレータ 30,40…冷却部材 32a,32b,32c,32d…孔 34,44…溝 38,48…通路 42a,42b,42c,42d…孔 50a,50b…エンドプレート 52a,52b,52c,52d…孔 62a,62b,62c,62d…流路 70a,70b…ポンプ 72a,72b,72c,72d…パイプ 130,140…冷却部材 132a,132b,132c,132d…孔 142a,142b,142c,142d…孔 134,144…溝 162a,162b,162c,162d…流路 230…冷却部材 232a,232b,232c,232d…孔 234,236…溝 262a,262c…流路 330,340…冷却部材 332a,332b,332c,332d…孔 333,343…リブ 334,344…溝 338,348…通路 342a,342b,342c,342d…孔 362a,362b,362c,362d…流路 462a,462b,462c,462d…流路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質と2つの電極とにより単位電池を
    なすセルと、該セルの間に配置され冷却媒体の通路を形
    成する冷却部材とを複数積層した積層体を有する燃料電
    池において、 前記冷却部材の前記通路に前記冷却媒体を供給する少な
    くとも2つの冷却媒体流路を前記積層体の積層方向に沿
    って設け、 該2つの冷却媒体流路の前記冷却媒体の流向を逆向きと
    したことを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記セルおよび/または前記冷却部材の
    略同一箇所に貫通孔を設け、 該セルおよび該冷却部材を積層したとき、該貫通孔が前
    記冷却媒体流路を形成してなる請求項1記載の燃料電
    池。
  3. 【請求項3】 前記各冷却媒体流路は、分岐を有しない
    単一流路として形成された請求項1記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】 前記積層体は、前記2つの冷却媒体流路
    のうちの一方から前記冷却媒体の供給を受ける冷却部材
    と、前記2つの冷却媒体流路のうちの他方から前記冷却
    媒体の供給を受ける冷却部材とを交互に配置してなる請
    求項1ないし3いずれか記載の燃料電池。
  5. 【請求項5】 冷却媒体の通路を形成し、電解質と2つ
    の電極とにより単位電池をなすセルの間に配置され、該
    セルと共に複数積層して燃料電池を構成する燃料電池用
    冷却部材において、 積層した際、積層方向に沿った前記冷却媒体の流路をな
    す所定形状の孔を少なくとも4つ設け、 該孔のうち少なくとも2つの孔を前記冷却媒体の前記通
    路で連絡したことを特徴とする燃料電池用冷却部材。
  6. 【請求項6】 前記4つの孔が、冷却部材の回転,反転
    等の置き換えによっても重ね合わせ可能な位置に設けら
    れた請求項5記載の燃料電池用冷却部材。
  7. 【請求項7】 積層する面が矩形形状に形成され、前記
    4つの孔が前記矩形形状の四隅から所定の位置に設けら
    れた請求項5記載の燃料電池用冷却部材。
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