JPH07141807A - 磁気ディスク装置のサーボ処理装置とサーボ処理方法 - Google Patents
磁気ディスク装置のサーボ処理装置とサーボ処理方法Info
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- JPH07141807A JPH07141807A JP29066693A JP29066693A JPH07141807A JP H07141807 A JPH07141807 A JP H07141807A JP 29066693 A JP29066693 A JP 29066693A JP 29066693 A JP29066693 A JP 29066693A JP H07141807 A JPH07141807 A JP H07141807A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的はデータ面サーボ方式の磁気ディ
スク装置において、ヘッドにより読出されたアナログ信
号から高精度のバーストデータを再生して、結果的にヘ
ッドの位置決め制御の精度を向上することができるサー
ボ処理装置を提供することにある。 【構成】サーボ回路50は、リード/ライト回路のA/
D変換回路42から出力されたディジタル信号に対して
ディジタル信号処理を実行するディジタルフィルタ51
を有し、ディジタル信号処理により得られたディジタル
信号からサーボデータ中のバーストデータを抽出する。
CPU12は、サーボ回路50により抽出されたディジ
タルデータのバーストデータに基づいて、ヘッド1の位
置誤差を求める演算処理を実行する。
スク装置において、ヘッドにより読出されたアナログ信
号から高精度のバーストデータを再生して、結果的にヘ
ッドの位置決め制御の精度を向上することができるサー
ボ処理装置を提供することにある。 【構成】サーボ回路50は、リード/ライト回路のA/
D変換回路42から出力されたディジタル信号に対して
ディジタル信号処理を実行するディジタルフィルタ51
を有し、ディジタル信号処理により得られたディジタル
信号からサーボデータ中のバーストデータを抽出する。
CPU12は、サーボ回路50により抽出されたディジ
タルデータのバーストデータに基づいて、ヘッド1の位
置誤差を求める演算処理を実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にデータ面サーボ方
式の磁気ディスク装置において、サーボデータのバース
トデータを抽出して、ヘッド位置決め制御を行なうため
のサーボ処理装置に関する。
式の磁気ディスク装置において、サーボデータのバース
トデータを抽出して、ヘッド位置決め制御を行なうため
のサーボ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばハードディスク装置(HD
D)には、ヘッドをディスク上の目標トラック(目標シ
リンダ)に位置決めするためのサーボ系が設けられてい
る。サーボ系には、ディスク上に予め記録されたサーボ
データに基づいて、ヘッドの位置決め制御を行なうデー
タ面サーボ方式(具体的にはセクタサーボ方式)があ
る。
D)には、ヘッドをディスク上の目標トラック(目標シ
リンダ)に位置決めするためのサーボ系が設けられてい
る。サーボ系には、ディスク上に予め記録されたサーボ
データに基づいて、ヘッドの位置決め制御を行なうデー
タ面サーボ方式(具体的にはセクタサーボ方式)があ
る。
【0003】このようなデータ面サーボ方式のHDD
は、図6に示すように、ヘッド1をディスク2の半径方
向に移動させるためのヘッドアクチュエータ3、リード
/ライト回路4、サーボ回路5およびディスクコントロ
ーラ(HDC)6を有する。ヘッドアクチュエータ3は
ボイスコイルモータ(VCM)7により駆動される。V
CM7はVCMドライバ8により駆動電流を供給され
る。ディスク2はディスク回転機構により回転駆動され
る。ディスク回転機構は、スピンドルモータ9とスピン
ドルモータドライバ10からなる。
は、図6に示すように、ヘッド1をディスク2の半径方
向に移動させるためのヘッドアクチュエータ3、リード
/ライト回路4、サーボ回路5およびディスクコントロ
ーラ(HDC)6を有する。ヘッドアクチュエータ3は
ボイスコイルモータ(VCM)7により駆動される。V
CM7はVCMドライバ8により駆動電流を供給され
る。ディスク2はディスク回転機構により回転駆動され
る。ディスク回転機構は、スピンドルモータ9とスピン
ドルモータドライバ10からなる。
【0004】リード/ライト回路4は、ディスク2に書
込むためのライトデータに従った書込み電流を発生した
り、ヘッド1からの読出し信号からリードデータを再生
する回路である。ヘッド1はリード/ライト回路4から
の書込み電流により、ライトデータに対応する記録磁界
を発生する。リード/ライト回路4は、ヘッド1からの
読出し信号を増幅するヘッドアンプ4aおよびリード/
ライト信号処理回路4bを有する。リード/ライト信号
処理回路4bは、読出し信号からリードデータや同期パ
ルスを弁別するためのパルスピークディテクタおよびエ
ンコーダ/デコーダを備えている。
込むためのライトデータに従った書込み電流を発生した
り、ヘッド1からの読出し信号からリードデータを再生
する回路である。ヘッド1はリード/ライト回路4から
の書込み電流により、ライトデータに対応する記録磁界
を発生する。リード/ライト回路4は、ヘッド1からの
読出し信号を増幅するヘッドアンプ4aおよびリード/
ライト信号処理回路4bを有する。リード/ライト信号
処理回路4bは、読出し信号からリードデータや同期パ
ルスを弁別するためのパルスピークディテクタおよびエ
ンコーダ/デコーダを備えている。
【0005】サーボ回路5は、インターフェース制御回
路を構成するゲートアレイ11通じて、CPU12から
の指令に応じてヘッド1をディスク2上の目標トラック
に位置決めするためのサーボ処理を実行する。サーボ回
路5は、リード/ライト回路4から出力されるバースト
データに基づいて、ヘッド1を目標トラックの中心に位
置決めするための位置制御を実行する。データ面サーボ
方式では、バーストデータとシリンダアドレスデータを
含むサーボデータが、予めディスク2上に記録されてい
る。
路を構成するゲートアレイ11通じて、CPU12から
の指令に応じてヘッド1をディスク2上の目標トラック
に位置決めするためのサーボ処理を実行する。サーボ回
路5は、リード/ライト回路4から出力されるバースト
データに基づいて、ヘッド1を目標トラックの中心に位
置決めするための位置制御を実行する。データ面サーボ
方式では、バーストデータとシリンダアドレスデータを
含むサーボデータが、予めディスク2上に記録されてい
る。
【0006】CPU12は、ROM13に格納されたプ
ログラムに従ってHDDのディスク制御動作を決定する
マイクロプロセッサである。HDC6は、HDDとホス
トコンピュータのインターフェースを構成し、各種イン
ターフェース信号やデータの交換を行なう。HDC6
は、ディスク2から読出されたセクタ単位のリードデー
タおよびディスク2に書き込むためのライトデータを、
セクタバッファメモリであるRAM14に一時的に格納
する。CPU15はROM16に格納されたプログラム
に基づいて、HDC6を通じて転送されるデータ転送制
御やアドレス変換処理等を実行する。
ログラムに従ってHDDのディスク制御動作を決定する
マイクロプロセッサである。HDC6は、HDDとホス
トコンピュータのインターフェースを構成し、各種イン
ターフェース信号やデータの交換を行なう。HDC6
は、ディスク2から読出されたセクタ単位のリードデー
タおよびディスク2に書き込むためのライトデータを、
セクタバッファメモリであるRAM14に一時的に格納
する。CPU15はROM16に格納されたプログラム
に基づいて、HDC6を通じて転送されるデータ転送制
御やアドレス変換処理等を実行する。
【0007】このようなHDDにおいて、リード/ライ
ト回路4とサーボ回路5は具体的には、図7に示すよう
な構成要素を有する。即ち、リード/ライト回路4は、
AGCアンプ(自動利得制御アンプ)40、ローパスフ
ィルタ41、A/D変換回路42、ディジタルフィルタ
43、復号回路44、位相比較回路45、電圧制御発振
器(VCO)46およびゲイン調整回路47を有する。
ト回路4とサーボ回路5は具体的には、図7に示すよう
な構成要素を有する。即ち、リード/ライト回路4は、
AGCアンプ(自動利得制御アンプ)40、ローパスフ
ィルタ41、A/D変換回路42、ディジタルフィルタ
43、復号回路44、位相比較回路45、電圧制御発振
器(VCO)46およびゲイン調整回路47を有する。
【0008】AGCアンプ40はヘッドアンプ4aから
の出力信号を振幅特性の変動範囲全体に渡って、その出
力信号の振幅を自動的に一定に保持する。ゲイン調整回
路47はAGCアンプ40のゲインを調整する。ローパ
スフィルタ41は、AGCアンプ40から出力されるア
ナログ信号のノイズを除去するためのフィルタである。
ディジタルフィルタ43は、A/D変換回路42から出
力されるディジタル信号のノイズを除去するためのフィ
ルタである。
の出力信号を振幅特性の変動範囲全体に渡って、その出
力信号の振幅を自動的に一定に保持する。ゲイン調整回
路47はAGCアンプ40のゲインを調整する。ローパ
スフィルタ41は、AGCアンプ40から出力されるア
ナログ信号のノイズを除去するためのフィルタである。
ディジタルフィルタ43は、A/D変換回路42から出
力されるディジタル信号のノイズを除去するためのフィ
ルタである。
【0009】サーボ回路5は、リード/ライト回路4の
ローパスフィルタ41から出力されたアナログ信号(ヘ
ッド1の読出し信号)を全波整流する全波整流回路5
a、この全波整流回路5aの出力信号を積分する積分回
路5bおよび積分回路5bの出力信号をA/D変換する
A/D変換回路5cを有する。このA/D変換回路5c
はサーボ回路5の外部に設けられていてもよい。
ローパスフィルタ41から出力されたアナログ信号(ヘ
ッド1の読出し信号)を全波整流する全波整流回路5
a、この全波整流回路5aの出力信号を積分する積分回
路5bおよび積分回路5bの出力信号をA/D変換する
A/D変換回路5cを有する。このA/D変換回路5c
はサーボ回路5の外部に設けられていてもよい。
【0010】サーボ回路5は、図8(A)に示すよう
に、リード/ライト回路4からアナログ信号を入力する
と、同図(B)に示すような全波整流回路5aの出力信
号、および同図(C)に示すような積分回路5bの出力
信号を生成する。A/D変換回路5cは、積分回路5b
の出力信号をディジタルデータに変換してバーストデー
タA〜Dを再生する。
に、リード/ライト回路4からアナログ信号を入力する
と、同図(B)に示すような全波整流回路5aの出力信
号、および同図(C)に示すような積分回路5bの出力
信号を生成する。A/D変換回路5cは、積分回路5b
の出力信号をディジタルデータに変換してバーストデー
タA〜Dを再生する。
【0011】CPU12は、A/D変換回路5cにより
得られたディジタルデータからヘッド1の位置データA
〜Dを求めて、ヘッド1の目標トラックに対する位置誤
差を算出する。サーボ回路5は、CPU12からの位置
誤差に基づいて、ヘッド1を目標トラックの中心に位置
決めするための制御を実行することになる。
得られたディジタルデータからヘッド1の位置データA
〜Dを求めて、ヘッド1の目標トラックに対する位置誤
差を算出する。サーボ回路5は、CPU12からの位置
誤差に基づいて、ヘッド1を目標トラックの中心に位置
決めするための制御を実行することになる。
【0012】ところで、リード/ライト回路4から出力
されたアナログ信号がサーボ回路5に入力されるとき
に、アナログ信号にノイズが影響することがある。図8
(D)に示すように、例えばバーストデータCに相当す
る信号にノイズN1,N2が乗った場合、同図(F)に
示すように、全波整流波形(同図(E)に示す波形)の
積分信号のレベルがノイズN1,N2分だけ上昇してし
まう。
されたアナログ信号がサーボ回路5に入力されるとき
に、アナログ信号にノイズが影響することがある。図8
(D)に示すように、例えばバーストデータCに相当す
る信号にノイズN1,N2が乗った場合、同図(F)に
示すように、全波整流波形(同図(E)に示す波形)の
積分信号のレベルがノイズN1,N2分だけ上昇してし
まう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ面サーボ
方式のHDDでは、サーボ回路5はリード/ライト回路
4から出力されたアナログ信号からディジタルデータの
バーストデータA〜Dを再生するサーボ処理を行なう。
CPU12は、再生されたバーストデータA〜Dから位
置データを生成して、ヘッド1の位置決め制御に必要な
位置誤差を求める演算処理を実行する。ここで、サーボ
処理時に、アナログ信号に影響したノイズにより、位置
データの精度が低下することがある。このため、結果的
にヘッド1の位置決め制御の精度の低下を招く要因とな
っている。
方式のHDDでは、サーボ回路5はリード/ライト回路
4から出力されたアナログ信号からディジタルデータの
バーストデータA〜Dを再生するサーボ処理を行なう。
CPU12は、再生されたバーストデータA〜Dから位
置データを生成して、ヘッド1の位置決め制御に必要な
位置誤差を求める演算処理を実行する。ここで、サーボ
処理時に、アナログ信号に影響したノイズにより、位置
データの精度が低下することがある。このため、結果的
にヘッド1の位置決め制御の精度の低下を招く要因とな
っている。
【0014】本発明の目的は、データ面サーボ方式の磁
気ディスク装置において、ヘッドにより読出されたアナ
ログ信号から高精度のバーストデータを再生して、結果
的にヘッドの位置決め制御の精度を向上することができ
るサーボ処理装置を提供することにある。
気ディスク装置において、ヘッドにより読出されたアナ
ログ信号から高精度のバーストデータを再生して、結果
的にヘッドの位置決め制御の精度を向上することができ
るサーボ処理装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ面サー
ボ方式の磁気ディスク装置において、ヘッドにより読出
されたリード信号をディジタル信号に変換するA/D変
換手段を有するデータ再生手段、データ再生手段からの
バーストデータを抽出するための抽出手段およびヘッド
の位置決め制御に必要な演算処理を実行する演算手段を
備えたサーボ処理装置である。
ボ方式の磁気ディスク装置において、ヘッドにより読出
されたリード信号をディジタル信号に変換するA/D変
換手段を有するデータ再生手段、データ再生手段からの
バーストデータを抽出するための抽出手段およびヘッド
の位置決め制御に必要な演算処理を実行する演算手段を
備えたサーボ処理装置である。
【0016】
【作用】本発明では、抽出手段は、データ再生手段のA
/D変換手段から出力されたディジタル信号に対してデ
ィジタル信号処理を実行する例えばディジタルフィルタ
を有し、ディジタル信号処理により得られたディジタル
信号からサーボデータ中のバーストデータを抽出する。
演算手段は、抽出手段により抽出されたディジタルデー
タのバーストデータに基づいて、ヘッドの位置誤差を求
める演算処理を実行する。
/D変換手段から出力されたディジタル信号に対してデ
ィジタル信号処理を実行する例えばディジタルフィルタ
を有し、ディジタル信号処理により得られたディジタル
信号からサーボデータ中のバーストデータを抽出する。
演算手段は、抽出手段により抽出されたディジタルデー
タのバーストデータに基づいて、ヘッドの位置誤差を求
める演算処理を実行する。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は同実施例に係わるサーボ回路の要部を示すブ
ロック図、図2は同実施例に係わる信号波形図、図3と
図4は同実施例に係わるサーボ処理を説明するためのフ
ローチャート、図5は同実施例の変形例を示すブロック
図である。
る。図1は同実施例に係わるサーボ回路の要部を示すブ
ロック図、図2は同実施例に係わる信号波形図、図3と
図4は同実施例に係わるサーボ処理を説明するためのフ
ローチャート、図5は同実施例の変形例を示すブロック
図である。
【0018】同実施例に係わるサーボ回路50は、図1
に示すように、通常のリード/ライト回路4のリード/
ライト処理回路4bに含まれるA/D変換回路42を利
用して、ヘッド1の位置決め制御に必要なバーストデー
タA〜Dを再生する。即ち、サーボ回路50は、A/D
変換回路42の出力信号を入力とするディジタルフィル
タ51、位相比較器52および電圧制御発振器(VC
O)53を有する。
に示すように、通常のリード/ライト回路4のリード/
ライト処理回路4bに含まれるA/D変換回路42を利
用して、ヘッド1の位置決め制御に必要なバーストデー
タA〜Dを再生する。即ち、サーボ回路50は、A/D
変換回路42の出力信号を入力とするディジタルフィル
タ51、位相比較器52および電圧制御発振器(VC
O)53を有する。
【0019】ディジタルフィルタ51は、A/D変換回
路42から出力されるディジタル信号に対するディジタ
ル処理を実行し、ノイズを除去したバーストデータA〜
Dを出力する。位相比較器52とVCO53は、A/D
変換回路42からバーストデータに相当するディジタル
信号をサンプリングするための手段である。
路42から出力されるディジタル信号に対するディジタ
ル処理を実行し、ノイズを除去したバーストデータA〜
Dを出力する。位相比較器52とVCO53は、A/D
変換回路42からバーストデータに相当するディジタル
信号をサンプリングするための手段である。
【0020】次に、同実施例の動作を説明する。データ
面サーボ方式のHDDのサーボ系は、ディスク2上に予
め記録されたサーボデータに含まれるバーストデータを
抽出し、このバーストデータに基づいてヘッド1の位置
誤差を算出する。この位置誤差が0になるように、VC
M7を駆動制御して、ヘッド1をディスク2上の目標ト
ラックの中心に位置決めする(図6を参照)。
面サーボ方式のHDDのサーボ系は、ディスク2上に予
め記録されたサーボデータに含まれるバーストデータを
抽出し、このバーストデータに基づいてヘッド1の位置
誤差を算出する。この位置誤差が0になるように、VC
M7を駆動制御して、ヘッド1をディスク2上の目標ト
ラックの中心に位置決めする(図6を参照)。
【0021】このようなサーボ系の動作において、ヘッ
ド1により読出されたリード信号(アナログ信号)は、
図1に示すように、リード/ライト回路4のヘッドアン
プ4aとAGCアンプ40により増幅されて、ローパス
フィルタ41により高域成分が除去される。AGCアン
プ40は、ヘッドアンプ4aからの出力信号を振幅特性
の変動範囲全体に渡って、その出力信号の振幅を自動的
に一定に保持する。A/D変換回路42は、ローパスフ
ィルタ41により高域ノイズが除去されたアナログ信号
をディジタル信号に変換する。
ド1により読出されたリード信号(アナログ信号)は、
図1に示すように、リード/ライト回路4のヘッドアン
プ4aとAGCアンプ40により増幅されて、ローパス
フィルタ41により高域成分が除去される。AGCアン
プ40は、ヘッドアンプ4aからの出力信号を振幅特性
の変動範囲全体に渡って、その出力信号の振幅を自動的
に一定に保持する。A/D変換回路42は、ローパスフ
ィルタ41により高域ノイズが除去されたアナログ信号
をディジタル信号に変換する。
【0022】サーボ回路50は、リード/ライト回路4
のA/D変換回路42から出力されるりディジタル信号
の中で、バーストデータに相当するディジタル信号をサ
ンプリングする。ディジタルフィルタ51はサンプリン
グしたバーストデータに対するディジタル処理を実行し
て、ノイズを除去したバーストデータA〜Dを出力す
る。
のA/D変換回路42から出力されるりディジタル信号
の中で、バーストデータに相当するディジタル信号をサ
ンプリングする。ディジタルフィルタ51はサンプリン
グしたバーストデータに対するディジタル処理を実行し
て、ノイズを除去したバーストデータA〜Dを出力す
る。
【0023】このようにして、本発明のサーボ回路50
は、リード/ライト回路4のA/D変換回路42を利用
して、ディジタル信号に変換されたバーストデータをデ
ィジタルフィルタ51によりノイズ除去して、ゲートア
レイ11からなるインターフェース制御回路を通じてC
PU12に出力する。A/D変換回路42からは、図2
(A)に示すように、アナログ信号のバーストデータA
〜Dの各ピーク値に相当するディジタルデータを得るこ
とができる。
は、リード/ライト回路4のA/D変換回路42を利用
して、ディジタル信号に変換されたバーストデータをデ
ィジタルフィルタ51によりノイズ除去して、ゲートア
レイ11からなるインターフェース制御回路を通じてC
PU12に出力する。A/D変換回路42からは、図2
(A)に示すように、アナログ信号のバーストデータA
〜Dの各ピーク値に相当するディジタルデータを得るこ
とができる。
【0024】ここで、図2(B)に示すように、例えば
バーストデータCにノイズN1,N2が影響して、A/
D変換回路42からはそのノイズN1,N2によるピー
ク値が出力されたと仮定する。本発明では、サーボ回路
50はディジタルフィルタ51のディジタル処理によ
り、バーストデータCからノイズN1,N2の部分を除
去したバーストデータを出力する。したがって、ローパ
スフィルタ41からA/D変換回路42の間でアナログ
信号にノイズが影響しても、結果的にノイズを除去した
状態のバーストデータA〜Dを得ることができる。
バーストデータCにノイズN1,N2が影響して、A/
D変換回路42からはそのノイズN1,N2によるピー
ク値が出力されたと仮定する。本発明では、サーボ回路
50はディジタルフィルタ51のディジタル処理によ
り、バーストデータCからノイズN1,N2の部分を除
去したバーストデータを出力する。したがって、ローパ
スフィルタ41からA/D変換回路42の間でアナログ
信号にノイズが影響しても、結果的にノイズを除去した
状態のバーストデータA〜Dを得ることができる。
【0025】CPU12は、サーボ回路50から得られ
たバーストデータA〜Bに基づいて、ヘッド1を目標ト
ラックの中心に位置決めするための位置誤差量を算出す
る演算処理を実行する。具体的には、図3のフローチャ
ートに示すように、バーストデータA〜Dの各ピーク値
a〜dの平均値を算出して、この平均値に基づいてヘッ
ド1の位置誤差を算出する。即ち、ステップS1ではバ
ーストデータAのピーク値aの平均値を算出し、ステッ
プS2ではバーストデータBのピーク値bの平均値を算
出し、ステップS3ではバーストデータCのピーク値c
の平均値を算出し、ステップS4ではバーストデータD
のピーク値dの平均値を算出する処理が実行される。そ
して、ステップS5では、「(A−B)/(A+B)」
等の位置誤差量を算出するための演算処理が実行され
る。
たバーストデータA〜Bに基づいて、ヘッド1を目標ト
ラックの中心に位置決めするための位置誤差量を算出す
る演算処理を実行する。具体的には、図3のフローチャ
ートに示すように、バーストデータA〜Dの各ピーク値
a〜dの平均値を算出して、この平均値に基づいてヘッ
ド1の位置誤差を算出する。即ち、ステップS1ではバ
ーストデータAのピーク値aの平均値を算出し、ステッ
プS2ではバーストデータBのピーク値bの平均値を算
出し、ステップS3ではバーストデータCのピーク値c
の平均値を算出し、ステップS4ではバーストデータD
のピーク値dの平均値を算出する処理が実行される。そ
して、ステップS5では、「(A−B)/(A+B)」
等の位置誤差量を算出するための演算処理が実行され
る。
【0026】また、CPU12は、図4のフローチャー
トに示すように、バーストデータからノイズの影響を受
けた値を取り除く処理を含めた位置誤差量を算出する演
算処理を実行する。即ち、ステップS10ではバースト
データA(ピーク値a0〜an)の平均値Anを算出す
る処理が実行される。ステップS11ではカウンタk,
iの初期化とノイズ等を取り除いた値の和を格納するた
めのレジスタAの初期化の処理が実行される。ステップ
S12では、平均値の±0.3%以内にakが入ってい
るか否か、即ちノイズ等の影響があるか否かを判定する
判定処理が実行される。ステップS21では、ステップ
S12とS15の判定処理において成立しないときに、
次のサンプル値の判定をするためにカウンタkをインク
リメントする処理が実行される。
トに示すように、バーストデータからノイズの影響を受
けた値を取り除く処理を含めた位置誤差量を算出する演
算処理を実行する。即ち、ステップS10ではバースト
データA(ピーク値a0〜an)の平均値Anを算出す
る処理が実行される。ステップS11ではカウンタk,
iの初期化とノイズ等を取り除いた値の和を格納するた
めのレジスタAの初期化の処理が実行される。ステップ
S12では、平均値の±0.3%以内にakが入ってい
るか否か、即ちノイズ等の影響があるか否かを判定する
判定処理が実行される。ステップS21では、ステップ
S12とS15の判定処理において成立しないときに、
次のサンプル値の判定をするためにカウンタkをインク
リメントする処理が実行される。
【0027】さらに、ステップS13では、カウンタi
によりサンプルした値がノイズ等の影響を受けていない
かをカウントする処理が実行される。ステップS14で
は、ノイズ等の影響を受けていないものの和を計算する
処理が実行される。ステップS15ではサンプル値Nと
判定した数との比較処理が実行される。ステップS16
ではノイズ等の影響を受けていないものの平均値Aを算
出する処理が実行される。ステップS17〜S19は、
ステップS10からS16までの処理をバーストデータ
B〜Dについて実行することを示している。そして、ス
テップS20ではノイズ等の影響を取り除いた値によ
り、ヘッド1の位置誤差量を算出する処理が実行され
る。
によりサンプルした値がノイズ等の影響を受けていない
かをカウントする処理が実行される。ステップS14で
は、ノイズ等の影響を受けていないものの和を計算する
処理が実行される。ステップS15ではサンプル値Nと
判定した数との比較処理が実行される。ステップS16
ではノイズ等の影響を受けていないものの平均値Aを算
出する処理が実行される。ステップS17〜S19は、
ステップS10からS16までの処理をバーストデータ
B〜Dについて実行することを示している。そして、ス
テップS20ではノイズ等の影響を取り除いた値によ
り、ヘッド1の位置誤差量を算出する処理が実行され
る。
【0028】図5は前記のような同実施例の変形例を示
す図である。まず、同図(A)は、前記の実施例におい
てCPU12により実行されているサーボ処理の演算処
理を、予め設計されたASIC(特定用途向けIC)5
4により実行する場合である。この方式を採用すれば、
CPU12の処理負担を軽減することが可能となる。
す図である。まず、同図(A)は、前記の実施例におい
てCPU12により実行されているサーボ処理の演算処
理を、予め設計されたASIC(特定用途向けIC)5
4により実行する場合である。この方式を採用すれば、
CPU12の処理負担を軽減することが可能となる。
【0029】また、同図(B)は、サーボ回路50にお
いて、ディジタルフィルタ51の代わりに、予め設定さ
れる閾値によりA/D変換回路42から出力されるディ
ジタル信号のノイズ部分を除去するノイズ除去回路(ロ
ジック回路)を使用した場合である。
いて、ディジタルフィルタ51の代わりに、予め設定さ
れる閾値によりA/D変換回路42から出力されるディ
ジタル信号のノイズ部分を除去するノイズ除去回路(ロ
ジック回路)を使用した場合である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ータ面サーボ方式の磁気ディスク装置において、リード
/ライト回路のA/D変換回路を利用してディジタル処
理する方式により、ヘッドの位置決め制御に必要なサー
ボデータに含まれるバーストデータをノイズの影響を取
り除いて再生することができる。したがって、再生した
バーストデータに基づいて行なうヘッドの位置決め制御
の精度を向上することが可能となる。
ータ面サーボ方式の磁気ディスク装置において、リード
/ライト回路のA/D変換回路を利用してディジタル処
理する方式により、ヘッドの位置決め制御に必要なサー
ボデータに含まれるバーストデータをノイズの影響を取
り除いて再生することができる。したがって、再生した
バーストデータに基づいて行なうヘッドの位置決め制御
の精度を向上することが可能となる。
【図1】本発明の実施例に係わるサーボ回路の要部を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】同実施例に係わる信号波形図。
【図3】同実施例に係わるサーボ処理を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図4】同実施例に係わるサーボ処理を説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図5】同実施例の変形例を示すブロック図。
【図6】従来のHDDの要部を示すブロック図。
【図7】従来のサーボ回路の構成を説明するためのブロ
ック図。
ック図。
【図8】従来のサーボ回路の動作を説明するための信号
波形図。
波形図。
1…ヘッド、2…ディスク、4…リード/ライト回路、
5,50…サーボ回路、12…CPU、42…A/D変
換回路、43,51…ディジタルフィルタ。
5,50…サーボ回路、12…CPU、42…A/D変
換回路、43,51…ディジタルフィルタ。
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘッドをトラックに位置決めするための
バーストデータを含むサーボデータを予め記録した記録
媒体を備えると共に、前記ヘッドにより読出されたリー
ド信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段を有
し、前記リード信号からデータを再生するためのデータ
再生手段を備えた磁気ディスク装置において、 前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル信号
のディジタル信号処理を実行して前記サーボデータ中の
前記バーストデータを抽出するための抽出手段と、 この抽出手段により抽出された前記バーストデータに基
づいて、前記ヘッドの位置決め制御に必要な演算処理を
実行する演算手段とを具備したことを特徴とする磁気デ
ィスク装置のサーボ処理装置。 - 【請求項2】 ヘッドをトラックに位置決めするための
バーストデータを含むサーボデータを予め記録した記録
媒体を備えると共に、前記ヘッドにより読出されたリー
ド信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段を有
し、前記リード信号からデータを再生するためのデータ
再生手段を備えた磁気ディスク装置において、 前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル信号
からノイズ除去を行なうためのディジタル処理手段を有
し、前記サーボデータ中の前記バーストデータを抽出す
るための抽出手段と、 この抽出手段により抽出された前記バーストデータに基
づいて、前記ヘッドの位置決め制御に必要な位置誤差量
を算出する演算手段とを具備したことを特徴とする磁気
ディスク装置のサーボ処理装置。 - 【請求項3】 ヘッドをトラックに位置決めするための
バーストデータを含むサーボデータを予め記録した記録
媒体を備えると共に、前記ヘッドにより読出されたリー
ド信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段を有
し、前記リード信号からデータを再生するためのデータ
再生手段を備えた磁気ディスク装置において、 前記A/D変換手段により前記リード信号をディジタル
信号に変換するステップと、 前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル信号
のディジタル信号処理を実行して前記サーボデータ中の
前記バーストデータを抽出するステップと、 抽出された前記バーストデータに基づいて、前記ヘッド
の位置決め制御に必要な演算処理を実行するステップと
からなることを特徴とする磁気ディスク装置のサーボ処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29066693A JPH07141807A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 磁気ディスク装置のサーボ処理装置とサーボ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29066693A JPH07141807A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 磁気ディスク装置のサーボ処理装置とサーボ処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141807A true JPH07141807A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17758928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29066693A Pending JPH07141807A (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 磁気ディスク装置のサーボ処理装置とサーボ処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07141807A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998038640A1 (fr) * | 1997-02-27 | 1998-09-03 | Hitachi, Ltd. | Unite de traitement de signal numerique asservi, dispositif de reproduction de support d'enregistrement et support d'enregistrement |
US6130791A (en) * | 1997-06-09 | 2000-10-10 | Fujitsu Limited | Magnetic disk drive having read channel in which low-frequency cutoff is set relatively high to cope with thermal asperity |
JP2005346815A (ja) * | 2004-06-02 | 2005-12-15 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | ディスク装置、そのヘッドの位置決め制御方法、及び信号処理回路 |
US8000047B2 (en) | 2008-08-07 | 2011-08-16 | Hitachi High-Technologies Corporation | Inspection apparatus and inspection method of magnetic disk or magnetic head |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP29066693A patent/JPH07141807A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998038640A1 (fr) * | 1997-02-27 | 1998-09-03 | Hitachi, Ltd. | Unite de traitement de signal numerique asservi, dispositif de reproduction de support d'enregistrement et support d'enregistrement |
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US7203022B2 (en) | 2004-06-02 | 2007-04-10 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Disk device, and positioning control method and signal-processing circuit for head |
US8000047B2 (en) | 2008-08-07 | 2011-08-16 | Hitachi High-Technologies Corporation | Inspection apparatus and inspection method of magnetic disk or magnetic head |
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