JPH07141796A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH07141796A
JPH07141796A JP5142181A JP14218193A JPH07141796A JP H07141796 A JPH07141796 A JP H07141796A JP 5142181 A JP5142181 A JP 5142181A JP 14218193 A JP14218193 A JP 14218193A JP H07141796 A JPH07141796 A JP H07141796A
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data
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JP5142181A
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English (en)
Inventor
Hideo Arai
英雄 新井
Naozumi Sugimura
直純 杉村
Hiroyuki Hayakawa
弘之 早川
Keizo Nishimura
恵造 西村
Fujio Okamura
富二男 岡村
Tadashi Otsubo
匡 大坪
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 データブロック全体または一部分しか再生ま
たは受信されなかった場合でも誤り訂正または誤り検出
能力を維持できる信号処理装置を提供する。 【構成】 第2のブロック形成回路23で第1のデータ
ブロック、第1の検査符号および他の第1のデータブロ
ックを巡回シフトして結合した第2のデータブロックを
形成し、第2の検査符号付加回路24で第2のデータブ
ロックに対して所定の演算式を満たす第2の検査符号を
付加した後、記録ヘッド71で磁気テープMTに記録し
た情報を再生ヘッド73で読み出して第2のブロック形
成回路41で形成した第2のデータブロックを第2のブ
ロック判定回路43で正しく再生されたかどうかを判定
し、全体が再生された場合は第2のデータブロックに対
して第2の検査符号複号回路45で、一部分しか再生さ
れなかった場合は第1のブロック形成回路で形成した第
1のデータブロックに対して第1の検査符号複号回路4
4で誤り訂正処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル信号を記録/再
生または送信/受信する際の信号処理装置に係り、特
に、分割されたデータブロック毎に検査符号を付して誤
り訂正または誤り検出を行うようにしたデジタルVTR
等に好適に応用できる信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号記録技術の向上によ
りデジタル映像信号を磁気テープ上に記録するヘリカル
スキャン方式デジタルVTRが実用化されている。デジ
タルVTRに対して誤り訂正機能を付加して再生画像の
画質の向上を図る技術開発が進められている。誤り訂正
機能を具えた記録再生装置としては、例えば、特公平2
−37629号公報に開示されているように、1ブロッ
クのデータに対してk個のチェックワードを付加し、原
信号と検査符号を別の記録トラックに記録することによ
り、1ブロック内に複数ワードの誤りがあってもそれら
を訂正し、記録トラック間に誤り量の不均一があっても
均一に訂正することができる検査符号付加技術が開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術をデジタ
ルVTRに適用して誤り訂正能力を向上させようとした
時、例えば、等倍速再生時のように記録トラックのデー
タを順次再生するような場合は検査符号の能力に応じた
誤り訂正効果を得ることができる。しかし、デジタルV
TRにおいては速送り再生や巻き戻し再生等の可変速再
生動作が必要となることも少なくない。ところが、ヘリ
カルスキャン方式デジタルVTRにおいては−1〜+3
倍速程度の可変速再生動作時は、記録トラックを順次再
生せずに途中の記録トラックを飛ばして一定周期毎の記
録トラックのみを再生する。かかる再生モードでは途中
の飛ばされた記録トラックの記録データは読み取られな
いので、検査符号を付加したブロックデータは殆ど復元
できず、記録トラックを再生して得たデータが正しいも
のかどうかが判定できなくなる。従って、従来の特殊再
生モードを選択可能なデジタルVTRには上述の誤り訂
正方式はあまり使用されておらず、1ブロックの誤り訂
正情報は同一記録トラック内に記録される方式のものが
多い。ところで、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生
装置においては記録ヘッドは回転シリンダー上に複数個
設けられており、それらの記録ヘッドが交互に記録動作
を行うので、磁気テープには2記録トラックまたは数記
録トラック周期毎に異なる記録ヘッドが記録動作を行う
ことになる。一般に、個々の記録ヘッドの記録特性には
ばらつきがあるので、各記録トラックの記録状態は数記
録トラック毎に変化する。かかる装置において、1記録
トラック内で誤り訂正データブロックを完結させて記録
すると、記録トラック毎に誤り量が異なるため、誤り訂
正能力の設定に際しては、最も誤り量が多い記録トラッ
クを想定しなければならず、その結果、データの冗長度
を大きく設定する必要があった。本発明は従来技術にお
ける上述の問題点を解消すべく成されたものであり、デ
ータブロック全体が再生または受信された場合には高度
の誤り訂正または誤り検出能力を発揮できると共に、デ
ータブロックの一部分しか再生または受信されなかった
場合でもある程度の誤り訂正または誤り検出能力を維持
できる信号処理装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、出力されるデジタル信号はm種類のブロッ
ク分割方法により分割可能であって、少なくとも一つの
分割方法により作成されたデータブロックAは他の分割
方法により分割されたデータブロックBを巡回シフトし
て結合されて成り、かつ、データブロックAおよびデー
タブロックBはそれぞれの検査符号を生成する生成多項
式GA,GBによる検査を満足すると共に、生成多項式
GAと生成多項式GBの間には少なくとも一つの共通の
根が存在するような検査符号を付加して記録または送信
し、あるいは、再生または受信するための信号処理を施
すようにしたものである(ただし、mは2以上の整
数)。
【0005】
【作用】信号処理装置はデジタル信号をデータブロック
に分割して生成多項式に基づいて巡回符号である検査符
号を生成し、それらを付加して記録または送信し、ある
いは、再生または受信するための信号処理を施すが、そ
の際、出力されるデジタル信号はm種類のブロック分割
方法により分割可能であって、少なくとも一つの分割方
法により作成されたデータブロックAは他の分割方法に
より分割されたデータブロックBを巡回シフトして結合
されて成り、かつ、データブロックAおよびデータブロ
ックBはそれぞれの検査符号を生成する生成多項式G
A,GBによる検査を満足すると共に、生成多項式GA
と生成多項式GBの間には少なくとも一つの共通の根が
存在する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明をデジタルVTRに適用した
第1の実施例の画像処理回路のブロック図である。図に
おいて、21は第1のブロック形成回路、22は第1の
検査符号付加回路、23は第2のブロック形成回路、2
4は第2の検査符号付加回路、41は第2のブロック形
成回路、42は第1のブロック形成回路、43は第2の
ブロック判定回路、44は第1の検査符号復号回路、4
5は第2の検査符号復号回路、46は出力信号形成回
路、61は記録信号処理回路、62は再生信号処理回
路、71は記録ヘッド、73は再生ヘッドである。以下
に記録動作の概要を説明する。入力端子TiNより入力さ
れたデジタル画像信号は第1のブロック形成回路21で
第1のデータブロック〔A〕と第1のデータブロック
〔B〕に分割された後、第1の検査符号付加回路22で
後述の演算式を満たす第1の検査符号Cが付加される。
次に、第2のブロック形成回路23で第1のデータブロ
ック〔A〕、第1の検査符号Cおよび第1のデータブロ
ック〔B〕を巡回シフトして結合した第2のデータブロ
ック〔U〕が形成される。さらに、この第2のデータブ
ロック〔U〕に対して第2の検査符号付加回路24で後
述の演算式を満たす第2の検査符号Dが付加される。こ
うして、第1の検査符号Cおよび第2の検査符号Dが付
加されたデジタルデータは記録信号処理回路61で信号
混合処理、同期信号付加等の処理が施された後、記録ヘ
ッド71によって磁気テープMTに磁気記録される。な
お、信号混合、同期信号付加等の処理は第1のブロック
形成回路21または第2のブロック形成回路23で行う
ようにしても良い。
【0007】再生動作は磁気テープMTに磁気記録され
た記録データが再生ヘッド73で読み出され、再生信号
処理回路62でクロック抽出、復調、同期信号抽出、信
号再編等の処理が行われる。その後、第2のブロック形
成回路41で第2のデータブロックが形成され、後述す
るように、第2のブロック判定回路43でこのデータが
正しく第2のデータブロックとして再生されたかどうか
が検証される。データブロック全体が再生された第2の
データブロックUに対しては第2の検査符号復号回路4
5で誤り検出および誤り訂正の処理が施される。第2の
ブロック判定回路43でデータブロックの一部分しか再
生されていないと判断された第2のデータブロックUは
第1のブロック形成回路42に送られ、再生されたデー
タから後述の算式に従ってデータの再配列が行われ、第
1の検査符号復号回路44で誤り検出および誤り訂正の
処理が施される。第1の検査符号復号回路44または第
2の検査符号復号回路45で誤り訂正の処理が施された
データは出力信号形成回路46で誤りデータ補間、タイ
ミング調整等の処理が施された後、出力端子Toutよ
り出力される。
【0008】図2は記録ヘッド71によって磁気テープ
MTに磁気記録されたデータブロックの配置状態を示す
模式図である。第1のデータブロックAおよび第1のデ
ータブロックBはそれぞれ隣接する2つの記録トラック
TR,TR2 の対応する記録領域DAA ,DAB
記録される。第1のデータブロックA,Bが記憶される
領域の長さは記録トラックTR1 ,TR2 の長さに比べ
て遙に短いので、実際には記録トラックTR1 ,TR2
中には多くの第1のデータブロックが記録されている
が、それぞれ1つずつを選び、見易くするため記録領域
DAA ,DAB を誇張して示したものである。なお、求
められる特性により、磁気テープMTに磁気記録される
第1のデータブロックが記録される領域は記録信号処理
回路61の信号混合規則を変更して自由に設定すること
ができる。前述のように、ヘリカルスキャン方式デジタ
ルVTRにおいては記録ヘッドは回転シリンダー上に複
数個設けられており、それらの記録ヘッドが交互に記録
動作を行うので、記録トラックTR1 ,TR2 の記録動
作は異なる記録ヘッドによって行われる。記録ヘッドの
特性にはばらつきがあるので、誤りが発生する確率は一
般的に記録トラックTR1 ,TR2 で異なる。従って、
第1のデータブロックAでは誤りが少なく、第1のデー
タブロックBでは誤りが多い、あるいは、この逆の状態
が生じる場合がある。従来のように、第1のデータブロ
ックA,Bに個々に誤り訂正の処理を施すと、誤りが少
ない記録トラックに記録されたデータは訂正できるが、
誤りが多い記録トラックに記録されたデータは訂正でき
ないといった事態が生じる場合が多い。本実施例では第
1のデータブロックA,Bのデータを一緒に、より次数
の高い生成多項式を用いて誤り訂正処理を行うので、記
録トラックの誤り発生確率が異なる記録ヘッドを有した
ヘリカルスキャン方式デジタルVTRにおいても両方の
記録トラックの誤り訂正が可能であり、さらに、特性が
不均一な記録ヘッドにより記録された画像データの誤り
訂正能力を向上させることができる。
【0009】図4は磁気テープMTに磁気記録されたデ
ータが読み出され、再生信号処理回路62および第2の
ブロック形成回路41で処理されたデータの配列状態を
模式的に示したものである。図に示すように、第2のデ
ータブロックを構成する第1のデータブロックA,Bの
先頭にそれぞれAデータブロック〔A〕、Bデータブロ
ック〔B〕に対する同期信号SYNC、ID信号ID
〔SA〕,〔SB〕が付加されている。同期信号SYN
Cは磁気テープMTに磁気記録されるデータ区切りを示
す信号、ID信号IDは何の第1のデータブロックを結
合して第2のデータブロックを形成するか、あるいは、
データが再生画像中の何の領域に対応するかを示す信号
である。磁気テープMTには記録領域DAA ,DAB
それぞれAデータブロック〔A〕、第1の検査符号Cの
データ〔C〕と共に同期信号SYNC、ID信号ID
〔SA〕、およびBデータブロック〔B〕、第2の検査
符号Dのデータ〔D〕と共に同期信号SYNC、ID信
号ID〔SB〕を付加して記録し、再生する時は再生ヘ
ッド73で読み出した記録データに従って、第2のデー
タブロック形成回路41でID信号IDに基づいて第2
のデータブロックを復元する。このように、両方の第1
のデータブロックA,Bに同期信号SYNCを付加して
おくことにより、高速再生時でも同期信号の再生をより
確実に行うことができる。
【0010】図6は第2のブロック判定回路43の動作
を示す流れ図である。まず、再生された第1のデータブ
ロックの同期信号SYNC、ID信号IDを検証する
(S−1)。そして、各データブロック長が均一かどう
かを判定し、第2のデータブロックを構成する全てのデ
ータが正しく再生されたかどうかを判断する(S−
2)。これは、データブロック長が均一であれば再生デ
ータ中に同期信号SYNCが周期的に現れるので、同期
信号SYNCが周期的に現れていれば第2のデータブロ
ックが正しく再生されたものと判断できるからである。
第2のデータブロックが正しく再生されていれば第2の
データブロック毎に誤り訂正を行い(S−3)、第2の
データブロックが正しく再生されていなければ第1のデ
ータブロック毎に誤り訂正を行う(S−4)。なお、I
D信号IDの周期性を判定して第2のデータブロックが
正しく再生されたどうかを判断することもできる。
【0011】次に、検査符号の算出と記録および再生の
処理について説明する。本実施例では検査符号としてリ
ードソロモン符号を採用している。リードソロモン符号
ではn次の生成多項式を用いて検査符号を付加した場合
は、nワード以下の誤りを検出、あるいは、〔n/2〕
ワード以下の誤りを訂正することができる(ただし、
〔x〕はxを越えない最大の整数)。第1の生成多項式
G1(x) として2次の生成多項式、第2の生成多項式G
2(x) として4次の生成多項式を用いることにする。そ
れぞれの生成多項式は次式で与えられる。 G1(x) =(x+1)*( x+a) …(式1) G2(x) =(x+1)*( x+a)*( x+a^2)*(x+a^3) …(式2) 上記生成多項式中で使用される記号は以下の内容を表
す。 +:ガロア体上の加算演算 *:ガロア体上の乗算演算 ^:ガロア体上の冪乗演算 a:ガロア体上の原始根 なお、第1の生成多項式G1(x) と第2の生成多項式G
2(x) の間には共通の根x=1およびx=aがある。ま
た、第1のデータブロック〔A〕,〔B〕がそれぞれ8
ワードから成るデータブロック、第2のデータブロック
Uが2個の第1のデータブロック〔A〕,〔B〕から成
るデータブロック、付加される検査符号が6ワードとす
る。2個の第1のデータブロック〔A〕,〔B〕および
検査符号C,Dの各要素を次のように表す。 第1のデータブロック〔A〕:A7,A6,A5,A4,A3,A2,A1,A
0 第1のデータブロック〔B〕:B7,B6,B5,B4,B3,B2,B1,B
0 検査符号C:C1,C0 検査符号D:D3,D2,D1,D0 A(x)=A7*x^7+A6*x^6+A5*x^5+A4*x^4+A3*x^3+A2*x^2+A1*x^1+A0*x^0 …(式3) B(x)=B7*x^7+B6*x^6+B5*x^5+B4*x^4+B3*x^3+B2*x^2+B1*x^1+B0*x^0 …(式4) C(x)=A(x)*x ^2+C1*x^1+C0*x^0 …(式5) D(x)=B(x)*x ^4+D3*x^3+D2*x^2+D1*x^1+D0*x^0 …(式6) E(x)=D(x)*x ^10+ C(x) …(式7) とすると、検査符号C,Dは、 C(a^0)=0 …(式8) C(a^1)=0 …(式9) D(a^0)=0 …(式10) D(a^1)=0 …(式11) E(a^0)=0 …(式12) E(a^1)=0 …(式13) E(a^2)=0 …(式14) E(a^3)=0 …(式15) を満たすようにC1,C0,D3,D2,D1,D0 を演算して算出され
る。なお、(式8)〜(式11)を満足する場合は(式
12)と(式13)も満足するので、通常のリードソロ
モン法による検査符号生成演算と同様の演算を行って検
査符号C,Dを算出することができる。こうして算出さ
れた検査符号C,Dはデータブロック〔A〕,〔B〕と
共に磁気テープMTに磁気記録されるが、記録に際して
はA7〜A0とC1〜C0を、また、B7〜B0とD3〜D0をそれぞれ
磁気テープMTの隣接する位置に記録する。
【0012】一方、再生時の処理は以下のようになる。
まず、データブロックおよび検査符号の要素A7〜A0、C1
〜C0、B7〜B0、D3〜D0の全てのデータが再生された第2
のデータブロックに対しては、再生されたデータを(式
7)で定義したE(x) に代入し、(式2)で定義した第
2の生成多項式G2(x) を用いて誤り検出および誤り訂
正を行う。この誤り検出および誤り訂正は通常のリード
ソロモン法によるものと何ら変わらないものであり、4
ワードまでの誤り検出または2ワードまでの誤り訂正が
可能となる。A7〜A0、C1〜C0、B7〜B0、D3〜D0の全ての
データが再生されなかった場合、例えば、A7〜A0、C1〜
C0のデータは全て再生されたが、B7〜B0、D3〜D0のデー
タの何れかが再生されなかった第2のデータブロックに
対しては再生されたデータを(式3)で定義した第1の
データブロックA(x) に代入し、(式1)で定義した第
1の生成多項式G1(x) を用いて誤り検出および誤り訂
正を行う。この誤り検出および誤り訂正も通常のリード
ソロモン法によるものと何ら変わらないものであり、2
ワードまでの誤り検出または1ワードまでの誤り訂正が
可能となる。また、B7〜B0、D3〜D0のデータは全て再生
されたが、A7〜A0、C1〜C0のデータの何れかが再生され
なかったデータブロックに対しては再生されたデータを
(式4)で定義した第1のデータブロックB(x) に代入
し、(式1)で定義した第1の生成多項式G1(x) を用
いて通常のリードソロモン法により誤り検出および誤り
訂正を行うことにより、2ワードまでの誤り検出または
1ワードまでの誤り訂正が可能となる。このように、本
実施例における検査符号は一部分のデータしか再生され
なかった場合でもある程度の誤り検出/訂正能力を有す
ると共に、全てのデータが再生されたデータブロックに
対してはより高度の誤り検出/訂正能力を有するものと
なる。
【0013】図9は本発明の第2の実施例に係る画像処
理回路のブロック図である。第1の実施例と同一または
同一と見做される回路要素には同一の符号を付して重複
する説明を省略する。図において、25は複数の検査符
号を生成可能な検査符号付加回路、26は検査符号付加
回路25における検査符号を生成する際の多項式を指示
する記録多項式指示回路、47は複数の検査符号を復号
可能な検査符号復号回路、48はシンドローム指示回
路、49はブロック形成回路である。検査符号付加回路
25は第1の実施例における第1の検査符号付加回路2
2と第2の検査符号付加回路24を、検査符号復号回路
47は第1の実施例における第1の検査符号復号回路4
4と第2の検査符号復号回路45をそれぞれ兼ね具えた
共通の回路を有しており、これによって回路構成の簡素
化を図ったものである。第2のデータブロックの生成多
項式は第1のデータブロックの生成多項式の倍多項式
か、あるいは、両者に共通の根を有しているので、第1
のデータブロックと第2のデータブロックを生成する回
路は多くの部分を共通化できる。そこで、本実施例では
記録多項式指示回路26が検査符号付加回路25におけ
る生成多項式の選択を、シンドローム指示回路48が検
査符号復号回路47における生成多項式の選択を指示す
るようになっている。図3は記録ヘッド71によって磁
気テープMTに磁気記録されたデータブロックの配置状
態を示す模式図である。本実施例においては第1のデー
タブロックAおよび第1のデータブロックBは一方の記
録トラックTR1 に連続して記録される。デジタルVT
Rにおいては再生ヘッドは可動式になっているので、−
1〜+3倍速程度の再生速度で再生される場合は記録ト
ラックに追随することができるから、1本の記録トラッ
ク分のデータは途切れること無く再生できる。しかし、
上記再生速度範囲を越えた再生速度で再生される場合は
再生ヘッドは最早記録トラックに追随できなくなり、1
つの記録トラックの再生動作中に次の記録トラックに移
ってしまう。例えば、再生速度が50倍速以上になると
1トラックから再生されるデータは1トラック長分のデ
ータの1/50以下になるので、1データブロック長分
のデータが得られず、誤り訂正に必要なデータが十分集
まらなくなる。1データブロック長を短くすれば高速再
生でも誤り訂正が可能になるが、短いデータブロックに
対して多くの検査符号を付加することは記録効率上、好
ましくないので、従来は高速再生性能を犠牲にして記録
効率を優先せざるを得なかった。そこで、本実施例では
データ長の短い第1のデータブロック毎に検査符号を付
加すると共に、第1のデータブロックが複数個集まった
第2のデータブロックに対して、より訂正能力が大きな
検査符号を付加することによって、第1のデータブロッ
クAのみ、または第1のデータブロックBのみが再生さ
れた場合でも誤り訂正が可能であり、第1のデータブロ
ックAおよび第1のデータブロックBが共に再生された
場合は、より強力な誤り訂正ができるようになってい
る。従って、高速再生時に各記録トラックから部分的に
しか再生できなかった場合でも誤り訂正が可能になるの
で、高速再生時の画質が大きく向上する。
【0014】図5は磁気テープMTに磁気記録されたデ
ータが読み出され、再生信号処理回路62で処理された
データの配列状態を模式的に示したものである。本実施
例では第2のデータブロックU毎に1つだけ同期信号S
YNC、ID信号ID〔S〕が付加されているので、冗
長度の少ない記録方式となり、記録効率が向上する。図
7は第2のブロック判定回路43の動作を示す流れ図で
ある。まず、再生されたデータから同期信号SYNC、
ID信号IDに基づいて第2のデータブロックUを生成
し、第2の生成多項式G2(x) を基にそのシンドローム
を計算する(S−11)。そして、得られたシンドロー
ムの値を判定して誤り量が所定の値以下かどうかを判断
する(S−12)。誤り量が所定の値以下ならば第2の
生成多項式G2(x) を基に第2のデータブロックU毎に
誤り訂正を行い(S−13)、誤り量が所定の値を越え
るならば第1のデータブロックA,B毎に誤り訂正を行
う(S−14)。
【0015】第2の実施例における第2のブロック判定
回路43の動作をより高度のものにすることもできる。
図8は第2のブロック判定回路43の判定動作をより高
度化した第2の実施例の変形例に係る第2のブロック判
定回路43の動作を示す流れ図である。ステップS−2
1〜S−23での処理は第2の実施例におけるステップ
S−11〜S−13での処理と同じである。ステップS
−23の処理の後、第1のデータブロックA,B毎に誤
り検出を行う(S−24)。その結果、第1のデータブ
ロックA,Bに誤りが検出されたかどうかを判断して
(S−25)、誤りが有ると判断された場合は、第2の
ブロックUの判断結果と矛盾するので訂正不能と判断す
る(S−26)。一方、ステップS−22の判断で誤り
量が所定の値を越えるならば第1のデータブロックA,
B毎に誤り検出を行う(S−27)。その結果、第1の
データブロックA,Bに誤りが有ったかどうかを判断し
て(S−28)、誤りが無いと判断された場合は、第2
のブロックUの判断結果と矛盾するので訂正不能と判断
する(S−26)。誤りが有ると判断された場合は、第
1のデータブロックA,B毎に誤り訂正を行う(S−2
9)。そして、ステップS−25の判断で誤りが無いと
判断された場合およびステップS−28の処理の後、誤
りが正しく訂正されたものと判断する(S−30)。こ
のように、第1の生成多項式G1(x) を用いた誤り検出
と第2の生成多項式G2(x) を用いた誤り検出を組み合
わせて誤り判定することにより、より確実な誤り訂正を
行うことができる。図10は本発明をデジタル伝送装置
に適用した第3の実施例に係るブロック図である。図に
おいて、63は送信信号処理回路、64は送信信号処理
回路63から伝送路TWを介して伝送された信号を処理
して、クロック抽出、復調、同期信号抽出、信号再編等
の処理を行う受信信号処理回路である。本実施例におい
ては伝送路不良や伝送中断による誤りに対してより効率
良く誤り訂正できる。各回路要素の動作は第1の実施例
において述べたものと変わりがないので重複する説明を
省略する。なお、上記実施例においては、第1のデータ
ブロックの大きさが共に等しいデータを有したものの例
について説明したが、もちろん、大きさが異なる複数の
第1のデータブロックで第2のデータブロックを構成し
た場合であっても全く同様に適用できる。また、互いに
異なる次数の生成多項式が適用される第1のデータブロ
ックで第2のデータブロックが構成されたものであって
も良い。さらに、上述の誤り検出/訂正は第2のデータ
ブロックを巡回シフトして作成した第3のデータブロッ
クないしはそれ以上のデータブロックを用いて検査符号
を付加して能力を向上させた場合にも適用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、出力されるデジタル信号はm種類のブロック
分割方法により分割可能であって、少なくとも一つの分
割方法により作成されたデータブロックAは他の分割方
法により分割されたデータブロックBを巡回シフトして
結合されて成り、かつ、データブロックAおよびデータ
ブロックBはそれぞれの検査符号を生成する生成多項式
GA,GBによる検査を満足すると共に、生成多項式G
Aと生成多項式GBの間には少なくとも一つの共通の根
が存在すような検査符号を付加するするようにしたの
で、データブロックA全体が再生または受信された場合
には高度の誤り訂正または誤り検出能力を発揮できると
共に、データブロックAの一部分しか再生または受信さ
れなかった場合でもある程度の誤り訂正または誤り検出
能力を維持できるから、例えば、デジタルVTRに適用
した場合に媒体不良が生じても、特に、高速再生時にお
ける画質劣化を少なくすることができる。請求項2記載
の発明によれば、データブロックAは互いに異なる記録
トラックに記録、または、互いに異なる伝送路に伝送さ
れたデータブロックB同士を巡回シフトして結合されて
成るようにしたので、異なる記録トラックまたは異なる
伝送路における記録手段または送信手段の特性が異なる
場合でも、適切な誤り訂正または誤り検出能力を発揮で
きる。請求項3記載の発明によれば、データブロックA
は順次、同一の記録トラックに記録、または、同一の伝
送路に伝送されたデータブロックB同士を巡回シフトし
て結合されて成るようにしたので、データブロックの一
部分しか再生または受信されなかった場合の誤り訂正ま
たは誤り検出能力を向上させることができる。請求項4
記載の発明によれば、再生または受信する際に、全ての
データが再生または受信されたデータブロックAに対し
ては生成多項式GAを用いて誤り訂正または誤り検出を
行い、一部分のデータしか再生または受信されなかった
データブロックAに対しては該データブロックAを構成
するデータブロックB毎に生成多項式GBを用いて誤り
訂正または誤り検出を行うようにしたので、データブロ
ックA全体が再生または受信された場合には高度の誤り
訂正または誤り検出能力を発揮できると共に、データブ
ロックAの一部分しか再生または受信されなかった場合
でもある程度の誤り訂正または誤り検出能力を維持でき
る。
【0017】請求項5記載の発明によれば、再生または
受信する際に、全てのデータが再生または受信されたデ
ータブロックAに対しては生成多項式GAを用いて誤り
訂正または誤り検出を行い、さらに、該データブロック
Aを構成するデータブロックB毎に生成多項式GBを用
いて誤り訂正または誤り検出を行った後、両者の誤り訂
正または誤り検出の結果が一致するか否かを判定して、
一致しない時はデータが誤りであると判断するようにし
たので、誤り訂正または誤り検出の誤動作を防止でき
る。請求項6記載の発明によれば、データブロックAを
構成するデータブロックB毎にデータ同期信号またはI
D信号を付加するようにしたので、データブロックAの
一部分しか再生または受信されなかった場合でも確実に
データ同期信号またはID信号を再生または受信でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をデジタルVTRに適用した第1の実施
例の画像処理回路のブロック図
【図2】記録ヘッドによって磁気テープに磁気記録され
たデータブロックの配置状態を示す模式図
【図3】同じく、本発明の第2の実施例に係る模式図
【図4】第2のブロック形成回路で処理されたデータの
配列状態を示す模式図
【図5】本発明の第2の実施例に係る再生信号処理回路
で処理されたデータの配列状態を示す模式図
【図6】第2のブロック判定回路の動作を示す流れ図
【図7】本発明の第2の実施例に係る第2のブロック判
定回路の動作を示す流れ図
【図8】第2の実施例の変形例に係る第2のブロック判
定回路の動作を示す流れ図
【図9】本発明の第2の実施例に係る画像処理回路のブ
ロック図
【図10】本発明をデジタル伝送装置に適用した第3の
実施例に係るブロック図
【符号の説明】
21,42 第1のブロック形成回路 22 第1の検査符号付加回路 23,41 第2のブロック形成回路 24 第2の検査符号付加回路 25 検査符号付加回路 26 記録多項式指示回路 43 第2のブロック判定回路 44 第1の検査符号複号回路 45 第2の検査符号複号回路 46 出力信号形成回路 47 検査符号複号回路 48 シンドローム指示回路 61 記録信号処理回路 62 再生信号処理回路 63 送信信号処理回路 64 受信信号処理回路 71 記録ヘッド 73 再生ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 恵造 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 岡村 富二男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 大坪 匡 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号をデータブロックに分割し
    て生成多項式に基づいて巡回符号である検査符号を生成
    し、それらを付加して記録または送信し、あるいは、再
    生または受信するための信号処理を施す信号処理装置に
    おいて、出力されるデジタル信号はm種類のブロック分
    割方法により分割可能であって、少なくとも一つの分割
    方法により作成されたデータブロックAは他の分割方法
    により分割されたデータブロックBを巡回シフトして結
    合されて成り、かつ、前記データブロックAおよび前記
    データブロックBはそれぞれの検査符号を生成する生成
    多項式GA,GBによる検査を満足すると共に、前記生
    成多項式GAと前記生成多項式GBの間には少なくとも
    一つの共通の根が存在するような検査符号を付加するも
    のであることを特徴とする信号処理装置(ただし、mは
    2以上の整数)。
  2. 【請求項2】 請求項1において、データブロックAは
    互いに異なる記録トラックに記録、または、互いに異な
    る伝送路に伝送されたデータブロックB同士を巡回シフ
    トして結合されて成ることを特徴とする信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、データブロックAは
    順次、同一の記録トラックに記録、または、同一の伝送
    路に伝送されたデータブロックB同士を巡回シフトして
    結合されて成ることを特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、再生または
    受信する際に、全てのデータが再生または受信されたデ
    ータブロックAに対しては生成多項式GAを用いて誤り
    訂正または誤り検出を行い、一部分のデータしか再生ま
    たは受信されなかった前記データブロックAに対しては
    該データブロックAを構成するデータブロックB毎に生
    成多項式GBを用いて誤り訂正または誤り検出を行うよ
    うにしたことを特徴とする信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4において、再生または
    受信する際に、全てのデータが再生または受信されたデ
    ータブロックAに対しては生成多項式GAを用いて誤り
    訂正または誤り検出を行い、さらに、該データブロック
    Aを構成するデータブロックB毎に生成多項式GBを用
    いて誤り訂正または誤り検出を行った後、両者の誤り訂
    正または誤り検出の結果が一致するか否かを判定して、
    一致しない時はデータが誤りであると判断するようにし
    たことを特徴とする信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3において、データブロ
    ックAを構成するデータブロックB毎にデータ同期信号
    またはID信号を付加するようにしたことを特徴とする
    信号処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6において、生成多項式
    GAはガロア体上において生成多項式GBの倍多項式で
    あることを特徴とする信号処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7において、生成多項式
    を満足するように生成された検査符号はリードソロモン
    符号であることを特徴とする信号処理装置。
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