JPH07141680A - ベッセルビーム発生光学装置 - Google Patents

ベッセルビーム発生光学装置

Info

Publication number
JPH07141680A
JPH07141680A JP5288032A JP28803293A JPH07141680A JP H07141680 A JPH07141680 A JP H07141680A JP 5288032 A JP5288032 A JP 5288032A JP 28803293 A JP28803293 A JP 28803293A JP H07141680 A JPH07141680 A JP H07141680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
ring
shaped
objective lens
collimated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5288032A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kawada
誠治 河田
Takeharu Shibatoko
剛玄 柴床
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5288032A priority Critical patent/JPH07141680A/ja
Publication of JPH07141680A publication Critical patent/JPH07141680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度な光ディスク情報読み取りのために光
利用効率の高いJo ベッセルビーム関数型の集光スポッ
トを得る。 【構成】 半導体レーザ1からの出射光をコリメートレ
ンズ2でコリメートしビーム縮小系3で、φ200μm
のコリメート光にした後アキシコンレンズ4、5で直径
3.9mm、幅100μmのリング状光に変換して、対
物レンズ6で光ディスク7上に集光する。 【効果】 波長680nmの半導体レーザを光源とし、
焦点距離5.5mmのレンズでコリメートした光を、焦
点距離3.9mm、NA=0.55の対物レンズで集光
した場合のビーム径が1.1μmであったのに対し、同
一波長、同一対物レンズで、メインローブ径が0.7μ
mの集光スポットが得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置などに
用いられる、ビームプロファイルがJo ベッセル関数型
のいわゆるベッセルビームの発生光学装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】動径方向に、Jo ベッセル関数型の電界
分布を持つ光ビームは回折を起こさず、ほぼ一定のビー
ム径で伝播することが知られている。従来から用いられ
ているガウシアンビームに比較して焦点深度が極めて大
きいことから、レーザ読み取り装置やレーザ描画装置へ
の応用が期待されている。また、Jo ベッセル関数型の
ベッセルビームは、ガウシアンビームやエアリーディス
クよりも細かいメインローブが形成可能なため、光ディ
スクの高密度再生への応用も期待される。
【0003】このようなベッセルビームの発生光学装置
として以下のようなものが報告されている。図6に示し
たのは、平面波14をリング状のスリット15を通過さ
せ、その通過光を対物レンズ6に通す方法であり、図中
の斜線の部分にベッセルビームをが発生することが、フ
ィジカル・レビュー・レターズ(PHYSICALRE
VIEW LETTERS),VOL.58,NO.1
5,pp1499−1501(1986)に掲載されて
いる。
【0004】また、図7には、アキシコンレンズによ
り、図中の斜線の部分にベッセルビームが発生させる方
法である(オプティカ アクタ(OPTICA ACT
A),VOL.33,NO.9,pp1161−117
6(1986))。さらに図8は図7のアキシコンレン
ズを同等の効果を持つホログラム(以下、アキシコンホ
ログラムと呼ぶ)で置き換えたものである(ジャーナル
・オブ・オプティカル・ソサイアティ・オブ・アメリカ
(J.Opt.Soc.Am.A),VOL.6,N
O.11.pp1748−1754(1989))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したベッセル
ビーム発生光学系の場合、入射平面波のうち、リング状
スリットの部分だけのパワーを、斜線部の空間でのベッ
セルビームの発生に使用するため、光の利用率が非常に
低いという問題が考えられる。また、図7、8に示した
ベッセルビーム発生光学系の場合は、アキシコンレン
ズ、もしくは、アキシコンホログラムに入射した光全部
を斜線部の空間でのベッセルビームの発生に使用するた
め、図6の例よりも光の利用率は高い。従って、図7、
8の方法は、走査型バーコードリーダーのような焦点深
度が深いことを必要とする応用に適している。しかしな
がら、光ディスクの読み出しに、ガウシアンビームやエ
アリーディスクよりも細いメインローブが形成可能な、
o ベッセル関数型のエッセルビームを用いようとする
場合、上記ほどの焦点深度は必要ではない。また、図
7、8の方法においても幾何光学的には、図9の従来の
ベッセルビーム発生光学装置の原理と問題点を説明した
図に示したように、光軸上の一点aに光ディスクを配置
して情報を読み出す場合、その位置でのJo ベッセル関
数型の光分布は、アキシコンレンズ、もしくは、アキシ
コンホログラム上のある半径を持つ非常に細いリング状
の光Aにより形成されているため、通常の光ディスクの
再生光学系のように対物レンズで入射光を一点に集光う
る場合に比べて、光の利用率は著しく低くなる。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
光の利用効率の高い、ベッセルビーム発生光学装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のベッセルビーム
発生光学装置は、平面波をリング状の発散光に変換する
光学素子と、前記リング状の発散光をリング状のコリメ
ート光に変換する光学素子と、前記リング状のコリメー
ト光を集光する対物レンズとを具備することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明のベッセルビーム発生光学装
置は、前記平面波をリング状の発散光に変換する光学素
子が、アキシコンレンズ、または、透過型ホログラムで
あり、かつ、前記リング状の発散光をリング状のコリメ
ート光に変換する光学素子が、アキシコンレンズ、また
は、透過型ホログラムであることを特徴とする。
【0009】また、本発明のベッセビーム発生光学装置
は、前記平面波をリング状の発散光に変換する光学素子
が、円錐状ミラー、または、反射型ホログラムであり、
かつ、前記リング状の発散光をリング状のコリメート光
に変換する光学素子が、円錐状ミラー、または、反射型
ホログラムであることを特徴とする。
【0010】また、本発明のベッセルビーム発生光学装
置は、ビーム縮小器によりビーム径を縮小した光束が、
前記平面波であることを特徴とする。
【0011】また、本発明のベッセルビーム発生光学装
置は、前記リング状のコリメート光の幅が、前記対物レ
ンズの半径の十分の一以下であることを特徴とする。
【0012】
【作用】Jo ベッセル関数は、数学的には無限小幅のリ
ングのフーリエ変換で得られる。従って、光学的には、
リング状の光を、レンズで一点に集光することによりJ
o ベッセル関数型の電界分布を持つ光ビームが得られ
る。前述の図7、8に示した、従来技術のベッセルビー
ム発生光学装置では、幾何光学的には光軸を中心とした
それぞれの半径位置でのリング状の光を、光軸上で半径
に比例した位置に集光しベッセルビームを得ていた。
【0013】これに対し、本発明では、一つのリングに
入射光パワーを集中し、このリング状光を対物レンズに
より集光するこにより、一点に集中した光利用率に大き
なベッセルビームを得るものである。使用する光源が半
導体レーザのように放射角度の大きな場合は、ビーム縮
小器により細かいビームとした後でリング状光に変換す
ることでパワーを集中する。このとき、回折の効果によ
り、無限小幅のリング状光を対物レンズに入射させるこ
とは不可能であるが、リング状光の幅が対物レンズの半
径の十分の一以下であれば、図5の本発明の原理を説明
する図に示すように無限小幅のリング状光を入射と仮定
して得られる計算値とはほぼ等しいJoベッセル関数型
の電界分布を持つ光ビームが得られる。リング状光の幅
が対物レンズの半径の十分の一以上の時は、電界分布
は、Ji ベッセル関数の影響を強く含む形となる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明のベッセルビーム発生光学装
置の第一の実施例を示した断面図である。半導体レーザ
1からの出射光をコリメートレンズ2でコリメートしビ
ーム縮小系3で、φ200μmのコリメート光にした後
アキシコンレズ4、5で直径3.9mm、幅100μm
のリング状光に変換して、対物レンズ6で光ディスク7
状に集光した。波長680nmの半導体レーザを光源と
し、焦点距離5.5mmのレンズコリメートした光を、
焦点距離3.9mm、NA=0.55の対物レンズで集
光した場合のビーム径が1.1μmであったのに対し、
上述の第一の実施例では、同一波長、同一対物レンズ
で、メインローブ径が0.7μmの集光スポットが得ら
れた。
【0015】図2は、本発明のベッセルビーム発生光学
装置の第二の実施例を示した断面図である。第一の実施
例のアキシコンレンズ4、5を、透過型のアキシコンホ
ログラム8、9に置き換えたもので、同様の効果が得ら
れる。
【0016】図3は、本発明のベッセルビーム発生光学
装置の第三の実施例を示した断面図である。半導体レー
ザ1からの出射光をコリメートレンズ2でコリメートし
ビーム縮小系3で、φ200μmのコリメート光にした
後円錐状ミラー10、11で直径3.9mm、幅100
μmのリング状光に変換して、対物レンズ6で光ディス
ク7上に集光した。波長680nmの半導体レーザを光
源とし、焦点距離5.5mmのレンズでコリメートした
光を、焦点距離3.9mm、NA=0.55の対物レン
ズで集光した場合のビーム径が1.1μmであったのに
対し、上述の第三の実施例では、同一波長、同一対物レ
ンズで、メインローブ径が0.7μmの集光スポットが
得られた。
【0017】図4は、本発明のベッセルビーム発生光学
装置の第四の実施例を示した断面図である。第三の実施
例の円錐状ミラー10、11を、反射型のアキシコンホ
ログラム8、9に置き換えたもので、同様の効果が得ら
れる。
【0018】以上述べてきた実施例では、平面波をリン
グ状の発散光に変換する光学素子と、リング状の発散光
をリング状のコリメート光に変換する光学素子の組み合
わせを規定して記述したが、組み合わせ可能であれば、
アキシコンレンズとアキシコンホログラムなどの組み合
わせもとれる。
【0019】
【発明の効果】本発明のベッセルビーム発生光学装置を
用いれば、高い光利用効率のベッセルビームを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示した説明図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示した説明図である。
【図3】本発明の第三の実施例を示した説明図である。
【図4】本発明の第四の実施例を示した説明図である。
【図5】本発明の原理を示した説明図である。
【図6】従来のベッセルビーム発生光学装置の一例を示
した説明図である。
【図7】従来のベッセルビーム発生光学装置の一例を示
した説明図である。
【図8】従来のベッセルビーム発生光学装置の一例を示
した説明図である。
【図9】従来のベッセルビーム発生光学装置の原理と問
題点を示した説明図である。
【符号の説明】 1 半導体レーザ 2 コリメートレンズ 3 ビーム縮小系 4 アキシコンレンズ 5 アキシコンレンズ 6 対物レンズ 7 光ディスク 8 アキシコンホログラム 9 アキシコンホログラム 10 円錐状ミラー 11 円錐状ミラー 12 アキシコンホログラム 13 アキシコンホログラム 14 平面波 15 リング状スリット 16 アキシコンレンズ 17 アキシコンホログラム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面波をリング状の発散光に変換する光
    学素子と、前記リング状の発散光をリング状のコリメー
    ト光に変換する光学素子と、前記リング状のコリメート
    光を集光する対物レンズとを具備することを特徴とする
    ベッセルビーム発生光学装置。
  2. 【請求項2】 前記平面波をリング状の発散光に変換す
    る光学素子が、アキシコンレンズ、または、透過型ホロ
    グラムであり、かつ、前記リング状の発散光をリング状
    のコリメート光に変換する光学素子が、アキシコンレン
    ズ、または、透過型ホログラムであることを特徴とする
    請求項1記載のベッセルビーム発生光学素子装置。
  3. 【請求項3】 前記平面波をリング状の発散光に変換す
    る光学素子が、円錐状ミラー、または、反射型ホログラ
    ムであり、かつ、前記リング状の発散光をリング状のコ
    リメート光に変換する光学素子が、円錐状ミラー、また
    は、反射型ホログラムであることを特徴とする請求項1
    記載のベッセルビーム発生光学装置。
  4. 【請求項4】 ビーム縮小器によりビーム経を縮小した
    光束が、前記平面波であることを特等とする請求項1ま
    たは請求項2または請求項3に記載のベッセルビーム発
    生光学装置。
  5. 【請求項5】 前記リング状のコリメート光の幅が、前
    記対物レンズの半径の十分の一以下であることを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3または請求
    項4に記載のベッセルビーム発生光学装置。
JP5288032A 1993-11-17 1993-11-17 ベッセルビーム発生光学装置 Pending JPH07141680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5288032A JPH07141680A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 ベッセルビーム発生光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5288032A JPH07141680A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 ベッセルビーム発生光学装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07141680A true JPH07141680A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17724946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5288032A Pending JPH07141680A (ja) 1993-11-17 1993-11-17 ベッセルビーム発生光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07141680A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02222918A (ja) * 1989-02-23 1990-09-05 Fuji Photo Film Co Ltd ビーム形状変換装置
JPH02292742A (ja) * 1989-05-02 1990-12-04 Pioneer Electron Corp 光ヘッド
JPH05217198A (ja) * 1992-02-05 1993-08-27 Olympus Optical Co Ltd 光学ヘッド装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02222918A (ja) * 1989-02-23 1990-09-05 Fuji Photo Film Co Ltd ビーム形状変換装置
JPH02292742A (ja) * 1989-05-02 1990-12-04 Pioneer Electron Corp 光ヘッド
JPH05217198A (ja) * 1992-02-05 1993-08-27 Olympus Optical Co Ltd 光学ヘッド装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4789977A (en) Optical data recording device
JP2007518211A (ja) 光学系
US5477554A (en) Phase shift device and laser apparatus utilizing the same
US4924082A (en) Optical scanning device, mirror objective suitable for use in said device and optical write and/or read apparatus provided with said device
JPH05232321A (ja) ホログラム及びこれを用いた光学装置
US4972422A (en) Second harmonic generator and information processing system using the same
EP0281756B1 (en) Holographic objective mirrors for optical storage
EP0426248B1 (en) Grating objective and grating-beam shaper, and optical scanning device comprising at least one of said elements
KR102178770B1 (ko) 경사면들에서의 스팟 어레이의 발생
JPH10227992A (ja) ベッセルビーム発生方法及びそれを用いた光走査装置
JPH02216626A (ja) 光学式走査装置
JPH01304589A (ja) バーコードスキヤナ
JPH07141680A (ja) ベッセルビーム発生光学装置
JPH03166531A (ja) ファイバー型光波長変換装置
JPH06230309A (ja) 2進回折光学素子スキャナ
JP3646828B2 (ja) レーザビーム発生用光学素子及びこのレーザビーム発生用光学素子を用いたバーコード読み取り装置
KR20050085652A (ko) 광학매체에 저장된 데이터를 판독 및/또는 기록하는 광학헤드를 갖는 장치와 이 장치와 관련된 방법
JP3391308B2 (ja) レーザ光源用集光光学系
JPH0797162B2 (ja) 光ビ−ム拡大器
JP2653009B2 (ja) 光ヘッド装置
JPS61223704A (ja) ホログラムレンズの作成方法
JPH07120705A (ja) 半導体レーザ用コリメータレンズ
JP2538192B2 (ja) 光ディスク装置
JPH0396915A (ja) ビーム整形光学系
KR970017279A (ko) 광 픽-업장치