JPH0714164A - 光情報媒体への情報記録方法及び光情報媒体からの情報再生方法並びに光情報媒体 - Google Patents

光情報媒体への情報記録方法及び光情報媒体からの情報再生方法並びに光情報媒体

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JPH0714164A
JPH0714164A JP5158338A JP15833893A JPH0714164A JP H0714164 A JPH0714164 A JP H0714164A JP 5158338 A JP5158338 A JP 5158338A JP 15833893 A JP15833893 A JP 15833893A JP H0714164 A JPH0714164 A JP H0714164A
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JP5158338A
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Emiko Hamada
恵美子 浜田
Takashi Ishiguro
隆 石黒
Yoshikazu Takagishi
吉和 高岸
Toru Fujii
徹 藤井
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前回の使用時における情報の読出処理に係る
情報を容易に得られる光情報媒体への情報記録方法及び
光情報媒体からの情報再生方法並びに光情報媒体を提供
すること。 【構成】 ゲームプログラムが記録された情報再生専用
領域1Aと、随時情報を記録できる情報記録可能領域1
Bとを有する光ディスク1の情報記録可能領域1Bに、
ゲームの中断に係る情報、例えば、中断位置、得点等の
ユーザーデータを記録する。また、ゲーム再開時には、
情報記録可能領域1B内のユーザーデータに基づいて中
断位置からゲームを開始する。 【効果】 前回の続きからゲームを行うことができるの
で、非常に使いやすいものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報再生専用領域と情
報記録可能領域とを有する光情報媒体と、その情報記録
方法及び情報再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスク(以下、CD
と称する)等のように、ピットが形成された基板上にア
ルミニウム等の金属薄膜及び保護膜を形成した再生専用
の光情報媒体、及びCDプレーヤー等のように光情報媒
体に記録されている情報を再生する再生専用装置が一般
に広く知られている。
【0003】さらに、基板上に再生専用領域としてアル
ミニウム等の金属薄膜及び保護膜を有し、同主面上に記
録可能領域として色素膜を介在させ、その上にアルミニ
ウム等の金属薄膜及び保護膜を有する光情報媒体が提案
されている。
【0004】一方、近年パーソナルコンピュータやテレ
ビゲームの普及に伴い、グラフィック画像データ等の大
容量のデータを使用するゲームソフト或いは教育ソフト
が、CD等の光情報媒体の再生専用領域に保存された状
態で提供されるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した光情報媒体に
保存されたゲームソフト或いは教育ソフトの動作時に
は、光情報媒体からメインプログラムをメモリ上に読み
出し、この後必要に応じて画像データ等のデータを読み
出すことによってプログラムを実行し、終了時において
はメモリ上のデータは全て消去されていた。このため、
再び同ソフトを実行する際には、ゲームソフトにおいて
は最初からの実行となり、また教育ソフトにおいては前
回の終了位置を探すのに非常に手間がかかり、使い難い
ものになっていた。
【0006】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、前回
の使用時における情報の読出処理に係る情報を容易に得
られる光情報媒体への情報記録方法及び光情報媒体から
の情報再生方法並びに光情報媒体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、予め所定の情報が記録され
ている情報再生専用領域と、随時情報を記録できる情報
記録可能領域とを有する光情報媒体への情報記録方法に
おいて、前記情報記録可能領域に、少なくとも前記情報
再生専用領域に記録された情報の読出処理に係る情報を
記録する光情報媒体への情報記録方法を提案する。
【0008】また、請求項2では、予め所定の情報が記
録されている情報再生専用領域と、随時情報を記録でき
る情報記録可能領域とを有する光情報媒体からの情報再
生方法において、前記情報記録可能領域内に情報が記録
されているときは、該情報に基づいて前記情報再生専用
領域内の情報を再生する光情報媒体からの情報再生方法
を提案する。
【0009】また、請求項3では、予め所定の情報が記
録されている情報再生専用領域と、随時情報を記録でき
る情報記録可能領域とを有する光情報媒体において、前
記情報記録可能領域は、少なくとも前記情報再生専用領
域に記録された情報の読出処理に係る情報が記録されて
なる光情報媒体を提案する。
【0010】
【作用】本発明の請求項1によれば、光情報媒体の情報
記録可能領域には、少なくとも該光情報媒体の情報再生
専用領域に記録された情報の読出処理に係る情報が記録
される。例えば、前記情報再生専用領域にゲームソフト
或いは教育ソフト等のプログラム及びデータが保存され
ており、該ソフトを実行して終了する際には、前記プロ
グラム中の最終実行位置等の次回起動時における読出処
理に係る情報が前記情報記録可能領域に記録される。こ
れにより、前記ソフトの次回起動時には、前記情報記録
可能領域に記録された情報に基づいて、前記情報再生専
用領域に記録された情報の読み出しを行うことができ
る。
【0011】また、請求項2によれば、光情報媒体の情
報再生専用領域内の情報を読み出す際に、該光情報媒体
の情報記録可能領域内に情報が記録されているときは、
該情報に基づいて前記情報再生専用領域内の情報が再生
される。例えば、前記情報再生専用領域にゲームソフト
或いは教育ソフト等のプログラム及びデータが保存され
ており、前記情報記録可能領域に、前記ソフトの前回実
行時における前記プログラム中の最終実行位置等の次回
起動時における読出処理に係る情報が記録される場合に
は、前記ソフトの再起動時には、前記情報記録可能領域
に記録された情報に基づいて、前記情報再生専用領域に
記録された情報の読み出しが行われる。
【0012】また、請求項3によれば、光情報媒体の情
報記録可能領域には、少なくとも該光情報媒体の情報再
生専用領域に記録された情報の読出処理に係る情報が記
録されている。これにより、前記情報再生領域内の情報
再生時には、前記情報記録可能領域に記録された情報に
基づいて、前記情報再生専用領域に記録された情報の読
み出しが行われる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例において用いた光情報媒体を示
す構成図である。図において、1は光情報媒体(以下、
光ディスクと称する)で、12cmの直径を有する円盤
形状を成し、その内周側には情報再生専用領域1Aを、
また外周側には情報記録可能領域1Bを備え、以下のよ
うにして作成されたものである。
【0014】即ち、主面の内周側にCDと同一の凹凸の
高さ及びサイズを有するピットが形成され、外周側約1
cm幅にピットとほぼ同一深さの案内溝が形成された円
盤形状の基板をポリカーボネートの射出成形により形成
する。
【0015】次いで、前記基板の案内溝の部分に所定の
色素塗料、例えば次の化学式(1) で示される1.1'シ゛カルホ゛
キシメチル3.3.3'.3'テトラメチルイント゛トリカーホ゛シアニンクロライト゛と化学式
(2) で示される1.1'シ゛エチル3.3.3'.3'テトラメチル4.5.4'.5'シ゛シ
クロヘ゜ンチルイント゛シ゛カーホ゛シアニンアイオタ゛イト゛ を1対1の割合で混合
した色素塗料をスピンコーターを用いて塗布した後、ピ
ット及び案内溝の部分全体に所定厚のアルミニウム膜を
製膜し、さらにこの上に保護膜をコートして紫外線硬化
して完成される。
【0016】
【化1】
【化2】 ここで、情報再生専用領域1Aには、CD−ROMのフ
ォーマットでゲームソフトのプログラム及びこれに用い
られるグラフィック画像データ等のデータを予め記録し
てある。
【0017】図2は本実施例におけるパーソナルコンピ
ュータに接続された光情報記録再生装置を示す構成図で
ある。図において、1は前述した光ディスク、2は光情
報記録再生装置で、データ入出力部21、記録部22、
再生部23、及びシステム制御部24から構成されてい
る。また、3は周知のパーソナルコンピュータである。
【0018】光情報記録再生装置2におけるデータ入出
力部21は、アナログ入出力インタフェース211 、アナ
ログ/ディジタル(以下、A/Dと称する)変換器212
、ディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変
換器213 、ディジタル入出力インタフェース214 及び切
替えスイッチ215,216 から構成されている。記録対象の
情報がアナログ信号で供給される場合は、このアナログ
信号はアナログ入出力インタフェース211 を介してA/
D変換器212 に入力され、ディジタル信号DA1に変換
される。また、記録対象の情報がディジタル信号によっ
て供給される場合は、このディジタル信号はディジタル
入出力インタフェース214 に入力され、ディジタル信号
DA2として切替えスイッチ215 に入力される。切替え
スイッチ215 は、記録対象情報の供給状態によってディ
ジタル信号DA1,DA2の何れかを選択して、データ
変換部22に出力する。
【0019】また、光ディスク1から再生した信号をア
ナログ信号で出力する場合は、再生部24から入力した
信号は切替えスイッチ216 を介してD/A変換器213 に
入力され、アナログ信号に変換された後、アナログ入出
力インタフェース211 を介して上位装置に出力される。
再生信号をディジタル信号で出力する場合は、再生部2
4から入力した信号は切替えスイッチ216 及びディジタ
ル入出力インタフェース214 を介して上位装置に出力さ
れる。ここでは、ディジタル入出力インタフェース214
を介してパーソナルコンピュータ3に接続され、ディジ
タル入出力インタフェース214 は、パーソナルコンピュ
ータ3とシステム制御部24及び記録部22並びに再生
部23との間の制御情報及びデータの授受を仲介する。
【0020】記録部22は、周知のEFMエンコーダ22
1 、バッファメモリ222 、同期回路223 及び記録補正回
路224 から構成されている。EFMエンコーダ221 は、
データ入力部21から出力されるディジタル信号DAを
EFM(Eight to Fourteen Modulation )変調してバッ
ファメモリ222に出力する。また、バッファメモリ222
は、EFMエンコーダ221 から出力されるディジタルデ
ータを順次蓄積すると共に、後述するシステム制御部2
4のシステムコントローラ241 からの制御信号に基づい
て蓄積したディジタルデータを同期回路223 に出力す
る。
【0021】同期回路223 は、バッファメモリ222 から
EFM変調されたディジタルデータを入力し、後述する
システムコントローラ241 からの制御信号及び信号処理
回路244 からのクロック信号CKに基づいて、入力した
ディジタルデータをクロック信号CKに同期した所定の
タイミングで出力する。
【0022】記録補正回路224 は、同期回路223 から出
力されたディジタルデータを入力し、このディジタルデ
ータに対応すると共に、システムコントローラ241 から
の制御信号に基づいて、電圧及びパルス幅のデューティ
を最適値に設定した記録信号を生成して後述する光ピッ
クアップ233 に出力する。
【0023】再生部23は、アナログ波形成形回路231
及びディジタル信号処理回路232 から構成されている。
【0024】アナログ波形整形回路231 は、光ピックア
ップ243 から受光信号PSを入力して波形を整形すると
共に、ディジタル信号に変換して出力する。ディジタル
信号処理回路232 は、アナログ波形整形回路231 から出
力されるディジタル信号を入力してエラ−チェック等を
行うと共に、これを所定のフォ−マットに変換して出力
する。
【0025】システム制御部24は、システムコントロ
ーラ241 、スピンドルモータ242 、光ピックアップ243
、信号処理回路244 、及びトラッキング制御回路245
によって構成されている。システムコントローラ241
は、CPU及びメモリ等を備え、ディジタル入出力イン
タフェース214 を介して上位装置から入力した制御情報
に基づいて各部の制御を行う。さらに、ディジタル信号
処理回路232 から出力されるディジタル信号に変換され
た再生情報を入力し、この再生情報中のサブコ−ド情報
と、制御情報に基づいて光ピックアップ243 のトラッキ
ング及びスピンドルモータ242 の駆動制御を行う。
【0026】スピンドルモータ242 は、システムコント
ローラ241 からの制御信号に基づく回転速度で光ディス
ク1を回転する。
【0027】光ピックアップ243 は、周知のようにレー
ザダイオード、レンズ、ミラー、フォトディテクタ等か
ら構成され、記録補正回路224 から出力される記録信号
に基づいてレーザ光を出射すると共に、光ディスク1か
らの反射光を受光し、これに対応した受光信号PSを出
力する。また、光ピックアップ243 はトラッキング制御
回路245 からの制御信号に基づいて、光ディスク1の案
内溝に対応してレーザ光の照射位置をトラッキングでき
るように、移動可能に構成されている。
【0028】ここで、光ピックアップ243 に備わるレー
ザダイオードは、汎用のCDプレーヤーに使用されてい
るものと同様のもので、例えば実効出力(ディスク面に
おける強度)2mW程度の低出力のものである。
【0029】信号処理回路244 は、光ピックアップ243
から出力される受光信号PSを入力し、この受光信号P
Sに基づいて光ピックアップ243 のフォーカス制御を行
うと共に、受光信号PSから案内溝のウォブリング周期
(以下、ウォブル信号と称する)を検出し、ウォブル信
号に同期したクロック信号CKを生成してシステムコン
トローラ241 及び同期回路223 に出力する。即ち、光デ
ィスク1の回転速度が変化し、ウォブル信号の検出周期
が変化すると、これに対応して生成されるクロック信号
CKの周期も変化する。さらに、信号処理回路244 は、
受光信号PSからATIPコードを検出し、ATIPコ
ードに基づく絶対時間をシステムコントローラ241 に出
力する。
【0030】トラッキング制御回路245 は、システムコ
ントローラ241 からの制御信号に基づいて、光ピックア
ップ243 の位置を移動すると共に、光ピックアップ243
からの受光信号PSに基づいて、光ディスク1の案内溝
に対応してレーザ光の照射位置をトラッキングする。さ
らに、トラッキングが外れた際には、トラッキングエラ
ー信号ERを出力して、即座にこれをシステムコントロ
ーラ241 に知らせる。
【0031】次に、前述の構成よりなる本実施例の動作
を図3(a)(b)の制御フローチャートに基づいて説明す
る。光ディスク1の情報再生専用領域1Aに保存された
ゲームソフトの実行命令をパーソナルコンピュータ3に
入力すると、パーソナルコンピュータ3はデータ読出制
御命令を送出する。このデータ読出制御命令は、ディジ
タルデータ入出力インタフェース214 を介してシステム
コントローラ241 に入力される。
【0032】システムコントローラ241 は、読出制御命
令を入力すると、光ピックアップ243 のレーザ実効出力
を情報記録時よりも低い値、例えば0.2mW程度に設
定し、CD規格の1.2m/sの線速でスピンドルモー
タ242 を駆動すると共に、トラッキング制御回路245 を
介して情報再生開始位置からトラッキングを開始し、情
報再生専用領域1Aに記録されているゲームプログラム
を読み出す。
【0033】この後、情報再生専用領域1Aに形成され
たピットが光ピックアップ243 によって読み取られると
共に再生情報として電気信号にて出力される。光ピック
アップ243 から出力された再生情報の電気信号はアナロ
グ波形整形回路231 に入力されて波形整形されると共
に、ディジタル信号に変換されてディジタル信号処理回
路232 に出力される。
【0034】ディジタル信号処理回路232 は、アナログ
波形整形回路231 から出力されるディジタル信号を入力
してエラ−チェック等を行うと共に、これを所定のフォ
−マットに変換した後、ディジタル入出力インタフェー
ス214 を介してパーソナルコンピュータ3に出力する。
【0035】これにより、パーソナルコンピュータ3に
おいて、ゲームソフトが実行される。
【0036】ゲームソフトプログラムの先頭では、図3
(a) のフローチャートに示すように、光ディスク1の情
報記録可能領域1B内の記録データを読み出し(S
1)、最新の日時にて書き込まれているゲーム中断位置
及び得点等のユーザーデータを検出する処理が行われ
る。即ち、情報記録可能領域1B内にデータが記録され
ているか否かを判定し(S2)、この判定の結果、情報
記録可能領域1B内にデータが記録されていないときは
ゲームを最初から実行する(S3)。また、情報記録可
能領域1B内にゲーム中断位置及び得点等のユーザーデ
ータが記録されているときは、最新の日時にて書き込ま
れているゲーム中断位置及び得点等のユーザーデータを
抽出し(S4)、このデータに基づいて、前回のゲーム
中断位置からゲームが実行される(S5)。
【0037】情報記録可能領域1B内のデータを読み出
す際には、システムコントローラ241 は、光ピックアッ
プ243 のレーザ実効出力を情報記録時よりも低い値、例
えば0.3mW程度に設定し、後述する記録状態に対応
してCD規格の1.2m/sの線速の4倍の線速でスピ
ンドルモータ242 を駆動すると共に、トラッキング制御
回路245 を介して情報記録可能領域1Bの情報再生開始
位置からトラッキングを開始する。
【0038】この後、前述と同様に情報記録可能領域1
Bに形成されたピットが光ピックアップ243 によって読
み取られると共に再生情報として電気信号にて出力され
る。光ピックアップ243 から出力された再生情報の電気
信号はアナログ波形整形回路231 に入力されて波形整形
されると共に、ディジタル信号に変換されてディジタル
信号処理回路232 に出力される。ディジタル信号処理回
路232 は、アナログ波形整形回路231 から出力されるデ
ィジタル信号を入力してエラ−チェック等を行うと共
に、これを所定のフォ−マットに変換した後、ディジタ
ル入出力インタフェース214 を介して上位装置に出力す
る。
【0039】また、ゲームを途中で中断して終了する場
合は、図3(b) のフローチャートに示すように、ゲーム
ソフトプログラム内の記録処理により、ゲーム中断位置
及びこの時の得点等のユーザーデータが自動的に情報記
録可能領域1Bに日付及び時間と共に書き込まれる(S
P1)。これにより、次回のゲーム実行時には中断位置
からゲームを楽しむことができる。
【0040】情報記録可能領域1Bへの情報記録時に
は、システムコントローラ241 は、スピンドルモータ24
2 を駆動して、情報再生時よりも遅い所定の回転速度、
例えば1.2m/sのCD規格の線速の1/2となる
0.6m/sの線速にて光ディスク1を回転させると共
に、線速に対応して書き込み信号長を2倍に設定する。
さらに、光ピックアップ243 のレーザの実効出力を再生
時よりも高い所定値、例えば1.6mWに設定する。こ
れにより、情報記録可能領域1Bのレーザ光照射位置に
は信号再生可能なピットを形成するのに十分な熱量が供
給される。
【0041】ここで、定線速度(CLV)で光ディスク
1を回転させるときは、1.0m/s以下、好ましくは
0.2〜0.8m/sとしたとき再生可能な高品位なピ
ットを形成でき、良好な結果が得られている。また、定
回転速度(CAV)で光ディスク1を回転させるときは
200rpm以下、好ましくは50〜150rpmとし
たときに良好な結果が得られている。
【0042】記録対象の情報がデータ入出力部21を介
して入力されると、この情報はEFM変調されたデータ
として一旦バッファメモリ222 に蓄積され、システムコ
ントローラ241 の制御によって先に蓄積されたデータか
ら順次バッファメモリ222 から出力される。さらに、シ
ステムコントローラ241 は、トラッキング制御回路245
を介して情報記録開始位置からトラッキングを開始す
る。
【0043】これにより、バッファメモリ222 から出力
されたデータは、同期回路223 によって前記クロック信
号CKに同期をとられると共に、所定のタイミングで出
力され、記録補正回路224 によって記録信号に変換され
る。この記録信号に基づいて光ピックアップ243 からパ
ルス状のレーザ光が出射され、光ディスク1の情報記録
可能領域1Bに情報が記録される。
【0044】ここで、線速を0.6m/s、信号長を2
倍としているので、感度(レーザ光によって供給される
熱量によるピットの形成率)は約1.4倍となると共
に、レーザ光のスポットサイズに比較して信号長が相対
的に大きくなるので、変調度を大きくすることができ
る。これにより、光ディスク1上における暗い部分がよ
り暗く、明るい部分がより明るくなり、再生容易な高品
位なピットを形成することができる。
【0045】また、光ディスク1の回転(スピンドルモ
ータ242 の回転)が変化したときには、これに対応し
て、信号処理回路244 によって生成されるクロック信号
CKの周期も変化するので、記録補正回路224 から出力
される記録信号の周期が光ディスク1の回転(スピンド
ルモータ242 の回転)に合わせて変化される。このと
き、システムコントローラ241 の制御によりバッファメ
モリ222 においてデータ入力に対するデータ出力の時間
的な調整が行われる。また、回転数、線速等の変化に伴
い、レーザ出力の最適値が変わるが、システムコントロ
ーラ241 の制御により、記録補正回路224 において、レ
ーザ出力が光ディスク1の回転数及び線速に合った最適
値となるように、記録信号の電圧値及びパルス幅のデュ
ーティが変化される。これにより、光ディスク1に記録
された情報の再生時におけるジッター及びエラーの発生
を低減することができ、情報再生の安定性を向上させる
ことができる。
【0046】また、スイッチ216 を切り替えることによ
り、ディジタル信号処理回路232 から出力されるディジ
タル信号をD/A変換器213 によってアナログ信号に変
換した後、アナログ入出力インタフェース211 を介して
上位装置に出力することもできる。
【0047】尚、本実施例では、光ディスク1の情報再
生専用領域1Aにゲームソフトを記録し、ゲームの中断
位置及び得点等のユーザーデータを情報記録可能領域1
Bに記録するようにしたがこれに限定されることはな
く、数学、英語、地理、天文学等を学習するための教育
用ソフトを記録し、ユーザー名、ユーザーのパスワー
ド、学習進行状況等のユーザーデータを情報記録可能領
域1Bに記録するようにしても良い。
【0048】また、データ入出力部21のスイッチ215,
216 は、手動で切り替えても良いし、パーソナルコンピ
ュータ3等の上位装置からの制御命令に基づいてシステ
ムコントローラ241 が切り替えるようにしても良い。
【0049】また、本実施例では、光情報媒体をコンパ
クトディスクタイプの光ディスク1としたがこれに限定
されることはない。
【0050】また、本実施例では、情報記録時の線速を
0.6m/s、信号長をCD規格の2倍としたが、これ
に限定されることはなく、線速のみを遅くすることによ
っても低出力レーザによる情報記録を可能することがで
き、また情報密度のみを低下させることによっても同様
の効果を得ることができる。例えば、情報記録時におい
てレーザの出力強度を変化させる記録信号の転送速度を
低下させ、信号を長くすることで情報密度を低下させ
る。これにより、光情報媒体の単位面積当たりに記録さ
れる情報量は低下するが、前記光情報媒体のレーザ光照
射位置に供給される熱量はピット形成に十分なものとな
り、情報再生時に用いる廉価な低出力レーザを使用して
低出力強度のレーザ光により情報記録可能領域1Bに情
報を記録することができる。
【0051】また、本実施例における光ディスク1及び
光情報記録再生装置2の構成は一例であり、これに限定
されないことは言うまでもないことである。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、光情報媒体の情報記録可能領域には、少なくと
も該光情報媒体の情報再生専用領域に記録された情報の
読出処理に係る情報が記録されるため、次回の情報再生
時には、前記情報記録可能領域に記録された情報に基づ
いて、前記情報再生専用領域に記録された情報の読み出
しを行うことができる。これにより、例えば前記情報再
生専用領域に保存されているゲームソフト或いは教育ソ
フト等を実行する場合には、前記情報記録可能領域に記
録されている情報に基づいて前回の終了位置が検出さ
れ、該終了位置の次に実行されるデータ等の情報が前記
情報再生専用領域から読み出されるので、再び同ソフト
を実行する際に、前回の続きから実行することができ、
非常に使い易いものとなる。
【0053】また、請求項2によれば、光情報媒体の情
報記録可能領域内に情報が記録されているときは、該情
報に基づいて前記情報再生専用領域内の情報が再生され
るので、例えば前記情報再生専用領域に保存されている
ゲームソフト或いは教育ソフト等を実行する場合には、
前回の続きから実行することができ、非常に使い易いも
のとなる。
【0054】また、請求項3によれば、光情報媒体の情
報再生領域内の情報を再生するときには、情報記録可能
領域に記録された情報に基づいて、前記情報再生専用領
域に記録された情報の読み出しを行うことができるの
で、例えば前記情報再生専用領域に保存されているゲー
ムソフト或いは教育ソフト等を実行する場合には、前回
の続きから実行することができ、非常に使い易いものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において用いた光情報媒体を
示す構成図
【図2】本発明の一実施例におけるパーソナルコンピュ
ータに接続された光情報記録再生装置を示す構成図
【図3】本発明の一実施例におけるゲームソフトの制御
を示すフローチャート
【符号の説明】
1…光ディスク、1A…情報再生専用領域、1B…情報
記録可能領域、2…光情報記録再生装置、21…データ
入出力部、211 …アナログ入出力インタフェース、212
…A/D変換器、213 …D/A変換器、214 …ディジタ
ル入出力インタフェース、215,216 …スイッチ、22…
記録部、221 …EFMエンコーダ、222…バッファメモ
リ、223 …同期回路、224 …記録補正回路、23…再生
部、231…アナログ波形成形回路、232 …ディジタル信
号処理回路、24…システム制御部、241 …システムコ
ントローラ、242 …スピンドルモータ、243 …光ピック
アップ、244 …信号処理回路、245 …トラッキング制御
回路、3…パーソナルコンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 徹 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定の情報が記録されている情報再
    生専用領域と、随時情報を記録できる情報記録可能領域
    とを有する光情報媒体への情報記録方法において、 前記情報記録可能領域に、少なくとも前記情報再生専用
    領域に記録された情報の読出処理に係る情報を記録する
    ことを特徴とする光情報媒体への情報記録方法。
  2. 【請求項2】 予め所定の情報が記録されている情報再
    生専用領域と、随時情報を記録できる情報記録可能領域
    とを有する光情報媒体からの情報再生方法において、 前記情報記録可能領域内に情報が記録されているとき
    は、該情報に基づいて前記情報再生専用領域内の情報を
    再生することを特徴とする光情報媒体からの情報再生方
    法。
  3. 【請求項3】 予め所定の情報が記録されている情報再
    生専用領域と、随時情報を記録できる情報記録可能領域
    とを有する光情報媒体において、前記情報記録可能領域
    は、少なくとも前記情報再生専用領域に記録された情報
    の読出処理に係る情報が記録されてなることを特徴とす
    る光情報媒体。
JP5158338A 1993-06-29 1993-06-29 光情報媒体への情報記録方法及び光情報媒体からの情報再生方法並びに光情報媒体 Pending JPH0714164A (ja)

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