JPH07140946A - 疑似階調処理装置 - Google Patents
疑似階調処理装置Info
- Publication number
- JPH07140946A JPH07140946A JP5289389A JP28938993A JPH07140946A JP H07140946 A JPH07140946 A JP H07140946A JP 5289389 A JP5289389 A JP 5289389A JP 28938993 A JP28938993 A JP 28938993A JP H07140946 A JPH07140946 A JP H07140946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- image data
- original image
- gradation
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原画像データのビット数より少ないビット数
の入力を有するドライバで駆動される表示装置に、本来
表示できる階調数以上の階調を疑似的に表示するための
疑似階調装置において、表示装置の光学的特性の補正を
可能とする。 【構成】 画素毎に供給される各原画像データSDに誤
差データEIを加算する演算手段22と、演算の結果得
られた処理画像データHDの所定数の下位ビットを次の
誤差データとして保持する誤差データ保持手段23とを
備え、前記原画像データSDのビット数より少ないビッ
ト数の画像表示データに該画像表示データで表示可能な
階調数以上の階調情報を付加する疑似階調処理装置にお
いて、表示装置における光学的特性を補正するための各
種補正データCDを前記演算手段22において前記原画
像データSD及び誤差データEIに加算する。
の入力を有するドライバで駆動される表示装置に、本来
表示できる階調数以上の階調を疑似的に表示するための
疑似階調装置において、表示装置の光学的特性の補正を
可能とする。 【構成】 画素毎に供給される各原画像データSDに誤
差データEIを加算する演算手段22と、演算の結果得
られた処理画像データHDの所定数の下位ビットを次の
誤差データとして保持する誤差データ保持手段23とを
備え、前記原画像データSDのビット数より少ないビッ
ト数の画像表示データに該画像表示データで表示可能な
階調数以上の階調情報を付加する疑似階調処理装置にお
いて、表示装置における光学的特性を補正するための各
種補正データCDを前記演算手段22において前記原画
像データSD及び誤差データEIに加算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定ビットの画像表示
データによって表示を行う表示装置に、所定ビット以上
の階調数の表示を疑似的に行うための疑似階調処理装置
に関し、更に詳しく言えば、所定ビットのデジタルドラ
イバによるLCD表示装置の階調表示を更に多階調化し
て、原画像に近い表示を行うと共に各種の補正を行う疑
似階調処理装置に関する。
データによって表示を行う表示装置に、所定ビット以上
の階調数の表示を疑似的に行うための疑似階調処理装置
に関し、更に詳しく言えば、所定ビットのデジタルドラ
イバによるLCD表示装置の階調表示を更に多階調化し
て、原画像に近い表示を行うと共に各種の補正を行う疑
似階調処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア対応のOA用高精
細カラーLCD表示装置が開発されるに至った。このカ
ラーLCDは、R、G、Bの各色毎に3ビットあるいは
4ビットのデジタルドライバを内蔵している。例えば、
3ビットのデジタルドライバを持ったカラーLCDは、
各色8階調の表示が可能で、全体で512色の表示がで
きる。しかしながら、単なるOA用のモニタとして使用
する場合にはこれで十分であるが、マルチメディア対応
として、動画や静止画などの映像を表示するには不十分
であり、更なる階調の増加が望まれていた。
細カラーLCD表示装置が開発されるに至った。このカ
ラーLCDは、R、G、Bの各色毎に3ビットあるいは
4ビットのデジタルドライバを内蔵している。例えば、
3ビットのデジタルドライバを持ったカラーLCDは、
各色8階調の表示が可能で、全体で512色の表示がで
きる。しかしながら、単なるOA用のモニタとして使用
する場合にはこれで十分であるが、マルチメディア対応
として、動画や静止画などの映像を表示するには不十分
であり、更なる階調の増加が望まれていた。
【0003】そこで、1つの画素で表示できない成分を
同じ画面フレームの周囲の隣接する画素に拡散(フレー
ム内誤差拡散)することによって疑似的に階調数を高め
る方法が発案されている。図3は、その方法の1つを用
いた疑似階調処理装置であり、1つの画素の画像データ
の表示されない下位ビットを誤差データとして保持し、
次の画素の画像データに加算することによって疑似階調
処理を行う装置であり、1色の画像データの処理装置を
示している。図3において、ラッチ回路11は、ドット
クロックDKに同期して順次印加される5ビットの原画
像データSDをラッチし演算回路12に出力する。演算
回路12は、原画像データSDと誤差データ保持回路1
3から出力される誤差データEIを加算して5ビットの
処理画像データHDを作成する。誤差データ保持回路1
3は、処理画像データHDの下位2ビットをドットクロ
ックDKによって保持し、次の画素の原画像データがラ
ッチ回路11にラッチされた時に演算回路12に出力す
る。処理画像データの上位3ビットは、画像表示データ
GDとして出力され、出力ラッチ回路14に印加され
る。この3ビットの画像データGDによって表示を行う
ことによって、隣接する画素に、下位2ビット誤差デー
タが順次拡散されるため、複数の画素の輝度の平均によ
って、中間の階調が表示されることになる。
同じ画面フレームの周囲の隣接する画素に拡散(フレー
ム内誤差拡散)することによって疑似的に階調数を高め
る方法が発案されている。図3は、その方法の1つを用
いた疑似階調処理装置であり、1つの画素の画像データ
の表示されない下位ビットを誤差データとして保持し、
次の画素の画像データに加算することによって疑似階調
処理を行う装置であり、1色の画像データの処理装置を
示している。図3において、ラッチ回路11は、ドット
クロックDKに同期して順次印加される5ビットの原画
像データSDをラッチし演算回路12に出力する。演算
回路12は、原画像データSDと誤差データ保持回路1
3から出力される誤差データEIを加算して5ビットの
処理画像データHDを作成する。誤差データ保持回路1
3は、処理画像データHDの下位2ビットをドットクロ
ックDKによって保持し、次の画素の原画像データがラ
ッチ回路11にラッチされた時に演算回路12に出力す
る。処理画像データの上位3ビットは、画像表示データ
GDとして出力され、出力ラッチ回路14に印加され
る。この3ビットの画像データGDによって表示を行う
ことによって、隣接する画素に、下位2ビット誤差デー
タが順次拡散されるため、複数の画素の輝度の平均によ
って、中間の階調が表示されることになる。
【0004】例えば、原画像データSDが「1001
0」であり、この原画像データが連続した画素の場合、
単純に上位3ビットを表示した場合には「100」によ
って全ての画素の表示がなされるため、下位2ビット
「10」の階調は表示されない。しかし、図3の疑似階
調処理装置によれば、最初に原画像データSD「100
10」に誤差データEIの「00」が加算されて、処理
画像データ「10010」が作られ、その下位ビット
「10」が誤差データEIとして誤差データ保持回路1
3に保持され、上位3ビット「1000」が画像表示デ
ータとして出力されるが、次の原画像データSDには誤
差データ「10」が加算されるため、処理画像データは
「10100」となり、誤差データEIは「00」が保
持される。この動作を繰り返すことによって、画素毎に
「100」と「101]が交互に表示されるため、2つ
の画素によって1/2階調の表示が行われることにな
る。同様に、原画像データSDの最下位ビットが表す1
/4階調は、4つの画素によって表現されることにな
る。
0」であり、この原画像データが連続した画素の場合、
単純に上位3ビットを表示した場合には「100」によ
って全ての画素の表示がなされるため、下位2ビット
「10」の階調は表示されない。しかし、図3の疑似階
調処理装置によれば、最初に原画像データSD「100
10」に誤差データEIの「00」が加算されて、処理
画像データ「10010」が作られ、その下位ビット
「10」が誤差データEIとして誤差データ保持回路1
3に保持され、上位3ビット「1000」が画像表示デ
ータとして出力されるが、次の原画像データSDには誤
差データ「10」が加算されるため、処理画像データは
「10100」となり、誤差データEIは「00」が保
持される。この動作を繰り返すことによって、画素毎に
「100」と「101]が交互に表示されるため、2つ
の画素によって1/2階調の表示が行われることにな
る。同様に、原画像データSDの最下位ビットが表す1
/4階調は、4つの画素によって表現されることにな
る。
【0005】従って、R、G、Bの各色にこの疑似階調
処理を施すことによって、各色の階調は、原画像データ
SDと同じ32階調が表現できる。ところが、図3の疑
似階調処理装置では、多階調化は可能であるが、表示装
置の光学的特性、例えばガンマ補正などの補正はできな
かった。従来、デジタルドライバ内蔵の液晶表示装置の
場合、表示電極に印加される複数の階調電圧を変えるこ
とによって補正を行っている。例えば、3ビットのデジ
タルドライバの場合、V1からV8迄の8種類の階調電圧
を準備し、この電圧をデジタルデータによって選択して
表示電極に供給しているが、補正に応じて、この階調電
圧V1からV8を設定している。
処理を施すことによって、各色の階調は、原画像データ
SDと同じ32階調が表現できる。ところが、図3の疑
似階調処理装置では、多階調化は可能であるが、表示装
置の光学的特性、例えばガンマ補正などの補正はできな
かった。従来、デジタルドライバ内蔵の液晶表示装置の
場合、表示電極に印加される複数の階調電圧を変えるこ
とによって補正を行っている。例えば、3ビットのデジ
タルドライバの場合、V1からV8迄の8種類の階調電圧
を準備し、この電圧をデジタルデータによって選択して
表示電極に供給しているが、補正に応じて、この階調電
圧V1からV8を設定している。
【0006】図4は、液晶表示装置の透過率と電圧の関
係を示す特性図であり、(A)の補正と(B)の補正の
2つが示されている。(A)の場合、透過率の最大値と
最低値を均等に8分割し、各分割点に対応する電圧を階
調電圧として設定している。従って、(A)の方法によ
ると、透過率曲線の非線形部分に対応する電圧は、線形
部分に対応する電圧幅より大きく設定されることにな
る。一方、(B)の場合は、透過率曲線の線形部分の最
大値と最小値に対応する電圧を均等に8分割することに
よって、階調電圧を設定している。
係を示す特性図であり、(A)の補正と(B)の補正の
2つが示されている。(A)の場合、透過率の最大値と
最低値を均等に8分割し、各分割点に対応する電圧を階
調電圧として設定している。従って、(A)の方法によ
ると、透過率曲線の非線形部分に対応する電圧は、線形
部分に対応する電圧幅より大きく設定されることにな
る。一方、(B)の場合は、透過率曲線の線形部分の最
大値と最小値に対応する電圧を均等に8分割することに
よって、階調電圧を設定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、液晶表示装置
に内蔵されるデジタルドライバは、各色、即ちR、G、
B毎に設けられているのではなく、画素に同期したドッ
トクロックに応じてR、G、Bの画像表示データを1つ
のデジタルドライバに切り替える構成であり、デジタル
ドライバは、切り替え印加された画像表示データに基づ
き、同じ階調電圧V1からV8の中から選択して出力する
のである。
に内蔵されるデジタルドライバは、各色、即ちR、G、
B毎に設けられているのではなく、画素に同期したドッ
トクロックに応じてR、G、Bの画像表示データを1つ
のデジタルドライバに切り替える構成であり、デジタル
ドライバは、切り替え印加された画像表示データに基づ
き、同じ階調電圧V1からV8の中から選択して出力する
のである。
【0008】従って、階調電圧V1からV8を変化させる
方法の補正は、各色に共通に同じ比率でかかることにな
る。しかし、液晶表示装置に使用されるカラーフィルタ
の透過率が各色によって異なるために、各色に応じた適
正な補正ができない欠点があった。また、図4の(A)
の方法では、階調電圧V1からV8を発生するための回路
が複雑となり、液晶表示装置の外部回路が増加する欠点
があり、更に、電圧の分割数が8では、非線形部分の細
かな補正ができない欠点があり、(B)の方法では、表
示される階調範囲が狭くなるため、コントラストが低下
する欠点がある。
方法の補正は、各色に共通に同じ比率でかかることにな
る。しかし、液晶表示装置に使用されるカラーフィルタ
の透過率が各色によって異なるために、各色に応じた適
正な補正ができない欠点があった。また、図4の(A)
の方法では、階調電圧V1からV8を発生するための回路
が複雑となり、液晶表示装置の外部回路が増加する欠点
があり、更に、電圧の分割数が8では、非線形部分の細
かな補正ができない欠点があり、(B)の方法では、表
示される階調範囲が狭くなるため、コントラストが低下
する欠点がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、画素毎に供給される各原
画像データに誤差データを加算する演算手段と、該演算
手段の結果得られた処理画像データの所定数の下位ビッ
トを次の誤差データとして保持する誤差データ保持手段
とを備え、前記原画像データのビット数より少ないビッ
ト数の画像表示データに該画像表示データで表示可能な
階調数以上の階調情報を付加する疑似階調処理装置にお
いて、表示装置における光学特性を補正するための各種
補正データを前記演算手段に出力するオフセットデータ
発生回路を備え、該オフセットデータ発生回路の出力デ
ータを前記原画像データ及び誤差データに加算すること
によって各種の補正を行なう疑似階調処理装置が得られ
る。
鑑みて創作されたものであり、画素毎に供給される各原
画像データに誤差データを加算する演算手段と、該演算
手段の結果得られた処理画像データの所定数の下位ビッ
トを次の誤差データとして保持する誤差データ保持手段
とを備え、前記原画像データのビット数より少ないビッ
ト数の画像表示データに該画像表示データで表示可能な
階調数以上の階調情報を付加する疑似階調処理装置にお
いて、表示装置における光学特性を補正するための各種
補正データを前記演算手段に出力するオフセットデータ
発生回路を備え、該オフセットデータ発生回路の出力デ
ータを前記原画像データ及び誤差データに加算すること
によって各種の補正を行なう疑似階調処理装置が得られ
る。
【0010】また、画素毎に供給される各原画像データ
に誤差データを加算する演算手段と、該演算手段の結果
得られた処理画像データの所定数の下位ビットを次の誤
差データとして保持する誤差データ保持手段とを備え、
前記原画像データのビット数より少ないビット数の画像
表示データに該画像表示データで表示可能な階調数以上
の階調情報を付加する疑似階調処理装置において、前記
原画像データに基づき表示装置における光学的特性を補
正するための補正データを発生し前記演算手段に出力す
る補正データデコード手段を備え、該補正データデコー
ド手段の出力データを前記原画像データ及び誤差データ
に加算することにより、各種の補正を行なう疑似階調処
理装置が得られる。
に誤差データを加算する演算手段と、該演算手段の結果
得られた処理画像データの所定数の下位ビットを次の誤
差データとして保持する誤差データ保持手段とを備え、
前記原画像データのビット数より少ないビット数の画像
表示データに該画像表示データで表示可能な階調数以上
の階調情報を付加する疑似階調処理装置において、前記
原画像データに基づき表示装置における光学的特性を補
正するための補正データを発生し前記演算手段に出力す
る補正データデコード手段を備え、該補正データデコー
ド手段の出力データを前記原画像データ及び誤差データ
に加算することにより、各種の補正を行なう疑似階調処
理装置が得られる。
【0011】
【作用】上述の手段によれば、オフセットデータ発生回
路から所定の補正データ、例えば、R、G、Bの各色の
カラーフィルタの透過特性に応じた補正データ、を発生
させ、この補正データをドットクロックと同期して供給
される原画像データに誤差データと共に加算することに
よって、疑似階調処理と同時に補正処理も行うことがで
きるので、疑似階調処理装置から出力される画像表示デ
ータが補正済みのデータとなるため、表示装置側での補
正が不要になると共に各色独立した補正が行える。
路から所定の補正データ、例えば、R、G、Bの各色の
カラーフィルタの透過特性に応じた補正データ、を発生
させ、この補正データをドットクロックと同期して供給
される原画像データに誤差データと共に加算することに
よって、疑似階調処理と同時に補正処理も行うことがで
きるので、疑似階調処理装置から出力される画像表示デ
ータが補正済みのデータとなるため、表示装置側での補
正が不要になると共に各色独立した補正が行える。
【0012】また、液晶表示装置の透過率特性及びカラ
ーフィルタの特性に合わせて、原画像データの大きさに
応じて補正データの値が変わるテーブルを補正データデ
コード手段に設けておくことにより、ドットクロックに
同期して供給される原画像データに基づいて、その原画
像データに応じた補正データが補正データデコード手段
によって出力され、この補正データが誤差データととも
に原画像データに加算されることになり、その結果、非
線形な補正が各色毎に可能になり、詳細な補正が可能に
なる。
ーフィルタの特性に合わせて、原画像データの大きさに
応じて補正データの値が変わるテーブルを補正データデ
コード手段に設けておくことにより、ドットクロックに
同期して供給される原画像データに基づいて、その原画
像データに応じた補正データが補正データデコード手段
によって出力され、この補正データが誤差データととも
に原画像データに加算されることになり、その結果、非
線形な補正が各色毎に可能になり、詳細な補正が可能に
なる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す疑似階調処理
装置のブロック図であり、R、G、Bの各色の原画像デ
ータの出力部と各色のLCDドライバとの間に各々設け
られる装置であり、5ビットの原画像データSDを処理
して、3ビットの画像表示データとして3ビット入力の
LCDドライバに出力する装置である。
装置のブロック図であり、R、G、Bの各色の原画像デ
ータの出力部と各色のLCDドライバとの間に各々設け
られる装置であり、5ビットの原画像データSDを処理
して、3ビットの画像表示データとして3ビット入力の
LCDドライバに出力する装置である。
【0014】図1の疑似階調処理装置に於て、ラッチ回
路21は、ドットクロックDKに同期して入力される5
ビットの原画像データSDを順次保持する回路であり、
具体的には5個のD−FFから構成される。演算回路2
2はラッチ回路21から出力される原画像データSDと
誤差データ保持回路23から出力される1画素前の2ビ
ットの誤差データEIと補正データCDを加算する回路
である。オフセットデータ発生回路24は、所定の補正
データCDを発生する回路であり、例えば、液晶表示装
置のカラーフィルタの各R、G、Bの透過率特性に応じ
て、各色の輝度を等しくするための補正データが設定さ
れる。補正データCDのビット数は、その補正値によっ
て変わるもので、例えば、補正値が1/4階調であれば
1ビット、1/2階調以上1階調までは2ビット、1階
調以上2階調までは3ビット、2階調以上4階調までは
4ビット必要となる。オフセットデータ発生回路24の
出力CDは、演算回路22の入力に供給され、2ビット
の誤差データと共に原画像データSDに加算される。
路21は、ドットクロックDKに同期して入力される5
ビットの原画像データSDを順次保持する回路であり、
具体的には5個のD−FFから構成される。演算回路2
2はラッチ回路21から出力される原画像データSDと
誤差データ保持回路23から出力される1画素前の2ビ
ットの誤差データEIと補正データCDを加算する回路
である。オフセットデータ発生回路24は、所定の補正
データCDを発生する回路であり、例えば、液晶表示装
置のカラーフィルタの各R、G、Bの透過率特性に応じ
て、各色の輝度を等しくするための補正データが設定さ
れる。補正データCDのビット数は、その補正値によっ
て変わるもので、例えば、補正値が1/4階調であれば
1ビット、1/2階調以上1階調までは2ビット、1階
調以上2階調までは3ビット、2階調以上4階調までは
4ビット必要となる。オフセットデータ発生回路24の
出力CDは、演算回路22の入力に供給され、2ビット
の誤差データと共に原画像データSDに加算される。
【0015】この演算回路22は、フルアダー2段ある
いは3入力アダーによって構成され、その5ビット出力
HDのうち上位3ビットは、ドットクロックDKによっ
てラッチ回路25に保持され、画像表示データGDとし
てLCDの3ビット入力デジタルドライバに供給され
る。このラッチ回路25は、3個のD−FFで構成され
る。一方、演算回路22の5ビット出力HDの下位2ビ
ットは、誤差データEIとして誤差データ保持回路23
に供給される。誤差データ保持回路23は、2個のD−
FFから構成され、保持動作はドットクロックDKによ
って制御される。
いは3入力アダーによって構成され、その5ビット出力
HDのうち上位3ビットは、ドットクロックDKによっ
てラッチ回路25に保持され、画像表示データGDとし
てLCDの3ビット入力デジタルドライバに供給され
る。このラッチ回路25は、3個のD−FFで構成され
る。一方、演算回路22の5ビット出力HDの下位2ビ
ットは、誤差データEIとして誤差データ保持回路23
に供給される。誤差データ保持回路23は、2個のD−
FFから構成され、保持動作はドットクロックDKによ
って制御される。
【0016】次に、図1の動作を説明する。N番目の画
素の原画像データSD(N)がラッチ回路21に保持され
ると、演算回路22は1画素前の2ビットの誤差データ
EI(N-1)と原画像データSD(N)と補正データCDを加
算し出力する。この加算の結果、キャリーが発生する
と、演算回路22は、最大値、即ち、5ビットの全てが
「1」のデータを出力する。演算回路22からの下位2
ビットの誤差データEI(N)は誤差データ保持回路23
に供給される。演算回路22の出力の上位3ビットは、
画像表示データGD(N)としてラッチ回路25に出力さ
れる。
素の原画像データSD(N)がラッチ回路21に保持され
ると、演算回路22は1画素前の2ビットの誤差データ
EI(N-1)と原画像データSD(N)と補正データCDを加
算し出力する。この加算の結果、キャリーが発生する
と、演算回路22は、最大値、即ち、5ビットの全てが
「1」のデータを出力する。演算回路22からの下位2
ビットの誤差データEI(N)は誤差データ保持回路23
に供給される。演算回路22の出力の上位3ビットは、
画像表示データGD(N)としてラッチ回路25に出力さ
れる。
【0017】次に、ドットクロックDKに同期して原画
像データSD(N+1)が印加されると、原画像データSD
(N+1)はラッチ回路21に保持される。同時にドットク
ロックDKによって、演算回路22から出力されていた
誤差データEI(N)は誤差データ保持回路23に保持さ
れ、画像表示データGD(N)はラッチ回路25に保持さ
れ、出力される。そして、同様に原画像データSD
(N+1)には、誤差データEI(N)と補正データCDが加算
される。このようにして、全ての原画像データSDに補
正データCDと誤差データEIが加算されることによ
り、疑似階調処理と補正が行われるのである。
像データSD(N+1)が印加されると、原画像データSD
(N+1)はラッチ回路21に保持される。同時にドットク
ロックDKによって、演算回路22から出力されていた
誤差データEI(N)は誤差データ保持回路23に保持さ
れ、画像表示データGD(N)はラッチ回路25に保持さ
れ、出力される。そして、同様に原画像データSD
(N+1)には、誤差データEI(N)と補正データCDが加算
される。このようにして、全ての原画像データSDに補
正データCDと誤差データEIが加算されることによ
り、疑似階調処理と補正が行われるのである。
【0018】図2は本発明の他の実施例を示すブロック
図であり、図1に示されたオフセットデータ発生回路2
4に代わり、補正データデコード回路26が設けられた
構成であるので、同一回路には同一図番を付して説明を
省略する。図2において、補正データデコード回路26
は、ラッチ回路21の出力か印加され、補正データデコ
ード回路26の出力は、補正データCDとして演算回路
22に出力される。この補正データデコード回路26
は、液晶表示装置の透過率の非線形特性が画像データに
対して線形特性となるように補正するための、及び、各
色のカラーフィルタの透過率特性を補正して画像データ
に対して等しい輝度が得られるように補正するためのも
のであり、そのために、原画像データに対して最適な補
正データを発生するようになっている。具体的には、原
画像データSDの上位Pビットをアドレスとして、その
アドレスに補正データを記憶させたROMを用いる。所
謂、テーブル参照メモリである。この時、アドレスとし
て用いられる原画像データの上位Pビットは、補正の細
かさによって異なり、細かな補正をする場合にはビット
数が多くなり、ビット数が少なければ補正は粗くなる。
従って、数値Pは非線形の特性をどのくらいの細かさで
直線近似するかによって決定される。また、補正データ
CDのビット数は、図1の説明と同様に、補正値の大き
さによって決定される。
図であり、図1に示されたオフセットデータ発生回路2
4に代わり、補正データデコード回路26が設けられた
構成であるので、同一回路には同一図番を付して説明を
省略する。図2において、補正データデコード回路26
は、ラッチ回路21の出力か印加され、補正データデコ
ード回路26の出力は、補正データCDとして演算回路
22に出力される。この補正データデコード回路26
は、液晶表示装置の透過率の非線形特性が画像データに
対して線形特性となるように補正するための、及び、各
色のカラーフィルタの透過率特性を補正して画像データ
に対して等しい輝度が得られるように補正するためのも
のであり、そのために、原画像データに対して最適な補
正データを発生するようになっている。具体的には、原
画像データSDの上位Pビットをアドレスとして、その
アドレスに補正データを記憶させたROMを用いる。所
謂、テーブル参照メモリである。この時、アドレスとし
て用いられる原画像データの上位Pビットは、補正の細
かさによって異なり、細かな補正をする場合にはビット
数が多くなり、ビット数が少なければ補正は粗くなる。
従って、数値Pは非線形の特性をどのくらいの細かさで
直線近似するかによって決定される。また、補正データ
CDのビット数は、図1の説明と同様に、補正値の大き
さによって決定される。
【0019】図2において、ラッチ回路21に原画像デ
ータSD(N)がラッチされると、補正データデコード回
路26からは、原画像データSD(N)の数値に応じた補
正データCD(N)が出力される。従って、演算回路22
において、原画像データSD( N)と誤差データEI(N-1)
及び補正データCD(N)が加算され、処理画像データH
D(N)が出力される。そして、ドットクロックによって
次の原画像データSD(N+ 1)がラッチ回路21にラッチ
されると、誤差データ保持回路23には、処理画像デー
タHD(N)の下位2ビットが誤差データとして保持さ
れ、演算回路22に出力される。一方、補正データデコ
ード回路26からは、原画像データSD(N+1)に応じた
補正データCD(N+1)が出力される。以下、同様にして
原画像データSDに誤差データEIと補正データCDが
加算される。
ータSD(N)がラッチされると、補正データデコード回
路26からは、原画像データSD(N)の数値に応じた補
正データCD(N)が出力される。従って、演算回路22
において、原画像データSD( N)と誤差データEI(N-1)
及び補正データCD(N)が加算され、処理画像データH
D(N)が出力される。そして、ドットクロックによって
次の原画像データSD(N+ 1)がラッチ回路21にラッチ
されると、誤差データ保持回路23には、処理画像デー
タHD(N)の下位2ビットが誤差データとして保持さ
れ、演算回路22に出力される。一方、補正データデコ
ード回路26からは、原画像データSD(N+1)に応じた
補正データCD(N+1)が出力される。以下、同様にして
原画像データSDに誤差データEIと補正データCDが
加算される。
【0020】このようにして、疑似階調処理装置から出
力される画像表示データGDは、多階調化の情報と液晶
表示装置の透過率特性及びカラーフィルタ特性の補正情
報を含んだデータとなる。尚、図1及び図2に示された
実施例において、補正データを適宜設定することによっ
て、表示装置のコントラストの調整にも利用できるもの
である。
力される画像表示データGDは、多階調化の情報と液晶
表示装置の透過率特性及びカラーフィルタ特性の補正情
報を含んだデータとなる。尚、図1及び図2に示された
実施例において、補正データを適宜設定することによっ
て、表示装置のコントラストの調整にも利用できるもの
である。
【0021】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、隣接する画
素に誤差データを順次加算する誤差拡散処理方法を用い
た疑似階調処理装置において、表示装置の光学的な特性
を補正するデータを原画像データに加算することで、ガ
ンマ補正等の各種の補正をすることができるものであ
り、特に、疑似階調処理と組み合わせることで、表示装
置の最低階調幅以下の補正が可能になる。
素に誤差データを順次加算する誤差拡散処理方法を用い
た疑似階調処理装置において、表示装置の光学的な特性
を補正するデータを原画像データに加算することで、ガ
ンマ補正等の各種の補正をすることができるものであ
り、特に、疑似階調処理と組み合わせることで、表示装
置の最低階調幅以下の補正が可能になる。
【0022】従って、液晶表示装置側での補正回路が不
要になり、表示ドライバ回路などの周辺回路が簡単とな
り、更に、表示品質が大幅に向上する効果を有するもの
である。
要になり、表示ドライバ回路などの周辺回路が簡単とな
り、更に、表示品質が大幅に向上する効果を有するもの
である。
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図3】従来の疑似階調処理装置を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】液晶表示装置の透過率特性を示す特性図であ
る。
る。
21 ラッチ回路 22 演算回路 23 誤差データ保持回路 24 オフセットデータ発生回路 25 ラッチ回路 26 補正データデコード回路
Claims (2)
- 【請求項1】 画素毎に供給される各原画像データに誤
差データを加算する演算手段と、該演算手段の結果得ら
れた処理画像データの所定数の下位ビットを次の誤差デ
ータとして保持する誤差データ保持手段とを備え、前記
原画像データのビット数より少ないビット数の画像表示
データに該画像表示データで表示可能な階調数以上の階
調情報を付加する疑似階調処理装置において、 表示装置における光学的特性を補正するための各種補正
データを前記演算手段に出力するオフセットデータ発生
回路を備え、該オフセットデータ発生回路の出力データ
を前記原画像データ及び誤差データに加算することを特
徴とする疑似階調処理装置。 - 【請求項2】 画素毎に供給される各原画像データに誤
差データを加算する演算手段と、該演算手段の結果得ら
れた処理画像データの所定数の下位ビットを次の誤差デ
ータとして保持する誤差データ保持手段とを備え、前記
原画像データのビット数より少ないビット数の画像表示
データに該画像表示データで表示可能な階調数以上の階
調情報を付加する疑似階調処理装置において、 前記原画像データに基づき表示装置における光学的特性
を補正するための補正データを発生し前記演算手段に出
力する補正データデコード手段を備え、該補正データデ
コード手段の出力データを前記原画像データ及び誤差デ
ータに加算することを特徴とする疑似階調処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289389A JPH07140946A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 疑似階調処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5289389A JPH07140946A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 疑似階調処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07140946A true JPH07140946A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17742594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5289389A Pending JPH07140946A (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 疑似階調処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07140946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100438604B1 (ko) * | 2000-08-17 | 2004-07-02 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 계조표시 처리방법 |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP5289389A patent/JPH07140946A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100438604B1 (ko) * | 2000-08-17 | 2004-07-02 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널의 계조표시 처리방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4986334B2 (ja) | 液晶表示装置及びその駆動方法 | |
KR100241839B1 (ko) | 액정 디스플레이의 중간 표시 구동 방식 | |
JP4869422B2 (ja) | フレームレート制御方法 | |
JP4980508B2 (ja) | 液晶表示装置、モノクローム液晶表示装置、コントローラ、および画像変換方法 | |
US9024964B2 (en) | System and method for dithering video data | |
WO2006009106A1 (ja) | 画像表示装置および画像表示方法 | |
JPH0981072A (ja) | 画像処理装置及びプラズマ・ディスプレイ・パネル | |
JP5449404B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2008026339A (ja) | 表示装置 | |
KR100810567B1 (ko) | 디더링에 의한 액정온실리콘 디스플레이에서의 윤곽의 감소 | |
CN113808550B (zh) | 可应用于在显示模块中进行亮度增强的设备 | |
JP2001282190A (ja) | 液晶表示装置、媒体および情報集合体 | |
JP2000194325A (ja) | 液晶表示装置及びその信号処理方法 | |
US20040227712A1 (en) | Image processing method, image processing apparatus, and liquid crystal display using same | |
KR100848093B1 (ko) | 액정 표시 장치의 디더링 장치 및 디더링 방법 | |
JPH07140946A (ja) | 疑似階調処理装置 | |
JP2003308057A (ja) | カラー表示装置 | |
KR100796485B1 (ko) | 액정표시장치의 구동방법 및 장치 | |
JP2004045702A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3172450B2 (ja) | 画像情報処理装置 | |
KR101012791B1 (ko) | 액정 표시 장치 및 그 구동 방법 | |
JP2001075521A (ja) | 表示装置の誤差拡散処理方法 | |
JPH07191634A (ja) | アクティブマトリクス型液晶表示装置 | |
JPH02295390A (ja) | 液晶ビデオディスプレイ駆動回路 | |
JP2006126256A (ja) | 液晶駆動装置 |