JPH0714011Y2 - 車高調整装置 - Google Patents

車高調整装置

Info

Publication number
JPH0714011Y2
JPH0714011Y2 JP1988057650U JP5765088U JPH0714011Y2 JP H0714011 Y2 JPH0714011 Y2 JP H0714011Y2 JP 1988057650 U JP1988057650 U JP 1988057650U JP 5765088 U JP5765088 U JP 5765088U JP H0714011 Y2 JPH0714011 Y2 JP H0714011Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle height
solenoid valve
compressor
air chamber
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988057650U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01161905U (ja
Inventor
哲也 岡村
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP1988057650U priority Critical patent/JPH0714011Y2/ja
Publication of JPH01161905U publication Critical patent/JPH01161905U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0714011Y2 publication Critical patent/JPH0714011Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車高を設定車高に調整するのに使用さ
れる車高調整装置に関する。
従来の技術 一般に車高調整装置は、車体と車輪との間に介装された
サスペンシヨン装置にコンプレツサから圧縮空気を供給
して車高上昇調整を行なう一方、サスペンシヨン装置内
の圧縮空気を排気弁を介して大気中に放出して車高下降
調整を行なつている。従つて、このような車高調整装置
にあつては、コンプレツサや排気弁が正常に作動し得る
か否か、即ちコンプレツサ及び排気弁が故障している
と、車高調整が行なえないばかりか他の構成部品の損傷
をも招来する。その為、従来はコンプレツサとサスペン
シヨン装置とを接続する管路の途中に圧力センサを配設
し、この圧力センサによりコンプレツサ及び排気弁の作
動の良否を検出するようにしている。又、装置内部の圧
力の異常上昇を防止するため、圧力センサを使用してい
る(例えば、サービス周報、昭和62年6月、第578号、N
ISSANセドリツク、グロリアC9電子制御エアサスペンシ
ヨン、C−73〜C−92参照)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来例にあつては、サスペン
シヨン装置の性能(例えば、乗り心地、操安性)に直接
関係のない高価な圧力センサを設置しなければならず、
車高調整装置の製造コストの低減化の要望に応えること
ができなかつた。
課題を解決するための手段 本考案は上記従来技術の問題点に鑑みて案出されたもの
で、車輪と車体との間に介装され、膨張収縮をする空気
室を備えて車輪と車体とを相対変位させるサスペンシヨ
ン装置と、このサスペンシヨン装置の空気室の開閉を行
なう給排用ソレノイドバルブが配設された管路を介して
空気室に圧縮空気を供給する圧力供給源と、車輪と車体
との相対変位量に応じた検出信号を出力する車高センサ
と、給排用ソレノイドバルブと圧力供給源の間の管路か
ら分岐した分岐管路に配設され、管路内の圧力が設定圧
以上に上昇したときに高圧空気を大気開放するリリーフ
機構を備えた排気用ソレノイドバルブと、車高センサか
らの入力信号に基づき車高調整用の制御信号を出力する
車高調整部、及び、時間当たりの車高降下量と時間当た
りの車高上昇量とを車高センサからの入力信号に基づい
て求め、これらの降下量と上昇量とから排気用ソレノイ
ドバルブとコンプレツサの故障診断を行なう故障判別部
を有するコントローラとを備えたことを特徴としてい
る。
作用 本考案は上記特徴的な構成を備える結果、外部からコン
トローラの故障判別部に作動指令信号が入力されると、
コントローラから給排用ソレノイドバルブ及び排気用ソ
レノイドバルブのそれぞれに制御信号が出力され、これ
らバルブが開弁させられる。これによつて、空気室の高
圧空気が大気開放されて車高降下する。この車高降下量
は車高センサにより検出されて、その検出量がコントロ
ーラの故障判別部に入力される。コントローラの故障判
別部では、車高が所定時間内に所定量降下した場合には
次のコンプレツサの故障診断に移行するための制御信号
を出力する一方、排気用ソレノイドバルブが故障と判別
した場合には故障診断を中止するための制御信号を出力
する。
コンプレツサの故障診断は、前記排気用ソレノイドバル
ブに続いて行なわれる。先ず、コントローラの故障判別
部から給排用ソレノイドバルブに制御信号が出力され、
給排用ソレノイドバルブが閉弁させられる。次いで、コ
ンプレツサが駆動された後、排気用ソレノイドバルブが
コントローラからの信号に基づいて閉弁する。その後、
コントローラから給排用ソレノイドバルブに制御信号が
出力され、給排用ソレノイドバルブが開弁させられる。
これによつて、コンプレツサから空気室に圧縮空気が供
給され、車高が上昇する。この車高上昇量は車高センサ
により検出されて、その検出量がコントローラの故障判
別部に入力される。コントローラの故障判別部では、車
高が所定時間内に所定量上昇した場合には排気用ソレノ
イドバルブ及びコンプレツサが正常であることを示す信
号を出力する一方、コンプレツサが正常に作動しないと
判別した場合にはコンプレツサの作動を停止すると共
に、コンプレツサの異常を知らせる信号を出力する。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき詳述する。第1図は
本考案の実施例を示す車高調整装置の配管,配線系統図
である。この図において1は車体2と図外の前左輪,前
右輪,後左輪及び後右輪との間に介装したサスペンシヨ
ン装置であり、このサスペンシヨン装置1はシヨツクア
ブソーバ3と空気室4とを備えている。そして、空気室
4は車体2とシヨツクアブソーバ3との間を上下方向に
伸縮自在に包囲する例えばゴム等からなる筒状弾性体5
によつて形成してある。この空気室4は、空気室4の開
閉を行なうノーマルクローズド形の給排用ソレノイドバ
ルブ6が配設された管路7を介して圧力供給源8に接続
されている。この圧力供給源8はコントローラ9からの
出力信号に基づいて作動するモータ10と、このモータ10
によつて駆動されるコンプレツサ11とからなり、管路7
の途中に介装したドライヤ12を通過させ、除湿された圧
縮空気を空気室4内に供給する。13は管路7内の圧縮空
気を大気開放する排気用ソレノイドバルブであり、この
排気用ソレノイドバルブ13はコンプレツサ11と給排用ソ
レノイドバルブ6との間の管路7から分岐した分岐管路
14の途中に配設されており、リリーフ機能を有してい
る。従つて、排気用ソレノイドバルブ13は、管路7内の
圧力が設定圧以上の高圧になった場合、管路7の内圧を
大気開放することができる。15は各サスペンシヨン装置
1に付設された車高センサであり、この車高センサ15は
空気室4の近傍に取り付けられ、車体2と車輪との相対
変位を検出し、検出信号をコントローラ9に出力する。
コントローラ9は、車高調整部9aと故障判別部9bとを有
している。このうち、車高調整部9aは、車高センサ15か
らの入力信号に基づいて給排用ソレノイドバルブ6,排気
用ソレノイドバルブ13及びリレー16に制御信号を出力
し、空気室4に圧縮空気を供給させて空気室4を膨張さ
せるか又は空気室4の高圧空気を大気中に放出させて空
気室4を収縮させて車高調整を行なう。故障判別部9b
は、外部入力装置17からの作動指令信号(例えば運転者
の手元スイツチのオン信号)に基づいて給排用ソレノイ
ドバルブ6,排気用ソレノイドバルブ13及びリレー16に制
御信号を出力して、排気用ソレノイドバルブ13及びコン
プレツサ11の故障診断を行ない、その結果を図外の表示
ランプ等により表示する。
次いで、本実施例の作用を第1図〜第2図に基づいて説
明する。
車高調整装置の故障判別部9bに外部入力装置17から作動
指令信号が入力されると、コントローラ9から給排用ソ
レノイドバルブ6に制御信号が出力され、給排用ソレノ
イドバルブ6が開弁して空気室4と管路7とが接続され
る。これに続いてコントローラ9から排気用ソレノイド
バルブ13に制御信号が出力され、排気用ソレノイドバル
ブ13が開弁し、管路7を大気開放する。これによつて空
気室4の高圧空気は管路7を通過して大気中に放出さ
れ、車高が降下する。この車高降下は車高センサ15によ
り検出され、この車高センサ15からコントローラ9の故
障判別部9bに検出信号が出力される。そして、この車高
降下が所定時間内に所定量生じた場合には、続いてコン
プレツサ11の故障診断に移行する。この場合、4個の車
高センサ15のうち1個が車高降下を検出できればよい。
一方、排気用ソレノイドバルブ13にコントローラ9から
制御信号が出力されても、排気用ソレノイドバルブ13が
故障していて開弁しない場合には、空気室4の高圧空気
が大気中に放出されないため、車高は所定時間内に所定
量降下することがない。従つて、この場合、コントロー
ラ9の故障判別部9bは、車高センサ15からの検出信号に
基づいて、故障を知らせる信号を出力する(故障表示ラ
ンプを点灯させる)と共に、車高調整装置の故障診断を
停止させるための制御信号を出力する。
次いで、コンプレツサ11の故障診断について説明する。
排気用ソレノイドバルブ13の作動が正常であることがコ
ントローラ9の故障判別部9bで判別されると、コントロ
ーラ9から給排用ソレノイドバルブ6に制御信号が出力
され、給排用ソレノイドバルブ6が閉弁する。次いで、
コントローラ9からリレー16に制御信号が出力され、モ
ータ10に通電されて、モータ10によりコンプレツサ11が
駆動される。続いて、コントローラ9から排気用ソレノ
イドバルブ13に制御信号が出力され、排気用ソレノイド
バルブ13が閉弁する。更に続いて、コントローラ9から
給排用ソレノイドバルブ6に制御信号が出力され、給排
用ソレノイドバルブ6が開弁する。従つて、コンプレツ
サ11が正常に作動して所望の圧縮空気を吐出する場合に
は、車高が所定時間内に所定量上昇することとなり、こ
の車高上昇量が車高センサ15により検出され、この検出
信号が車高センサ15からコントローラ9の故障判別部9b
に出力される。故障判別部9bは、車高センサ15から入力
された検出信号に基づいてコンプレツサ11の作動の良否
(即ち故障の有無)を判別し、例えば表示ランプを点灯
させることにより故障の有無を運転者等に知らせる。
一方、コンプレツサ11が正常に作動せずに車高が所定時
間内に所定量上昇しない場合には、コントローラ9から
コンプレツサ11の駆動を停止させる制御信号が出力され
ると共に、コンプレツサ11の故障を知らせる表示ランプ
を点灯させるための制御信号が出力されて、本装置の故
障診断を終了する。尚、このコンプレツサ11の故障診断
も4個の車高センサ15のうち1個が車高変化を検出すれ
ば、コンプレツサ11の作動が正常であると判断されるよ
うになつている。
考案の効果 以上述べたように本考案は、車輪と車体との間に介装さ
れ、膨張収縮をする空気室を備えて車輪と車体とを相対
変位させるサスペンシヨン装置と、このサスペンシヨン
装置の空気室の開閉を行なう給排用ソレノイドバルブが
配設された管路を介して空気室に圧縮空気を供給する圧
力供給源と、車輪と車体との相対変位量に応じた検出信
号を出力する車高センサと、給排用ソレノイドバルブと
圧力供給源の間の管路から分岐した分岐管路に配設さ
れ、管路内の圧力が設定圧以上に上昇したときに高圧空
気を大気開放するリリーフ機構を備えた排気用ソレノイ
ドバルブと、車高センサからの入力信号に基づき車高調
整用の制御信号を出力する車高調整部、及び、時間当た
りの車高降下量と時間当たりの車高上昇量とを車高セン
サからの入力信号に基づいて求め、これらの降下量と上
昇量とから排気用ソレノイドバルブとコンプレツサの故
障診断を行なう故障判別部を有するコントローラとを備
えているため、従来例において使用していた圧力センサ
を使用することなく、車高調整装置,とりわけ排気用ソ
レノイドバルブ及びコンプレツサの故障診断が可能とな
り、車高調整装置の製造コストの低減化を図ることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す車高調整装置の配管,配
線系統図、第2図は同フローチャート図を示す。 1……サスペンシヨン装置、2……車体、4……空気
室、6……給排用ソレノイドバルブ、9……コントロー
ラ、9a……車高調整部、9b……故障判別部、11……コン
プレツサ、13……排気用ソレノイドバルブ、14……分岐
管路、15……車高センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪と車体との間に介装され、膨張収縮を
    する空気室を備えて車輪と車体とを相対変位させるサス
    ペンション装置と、このサスペンション装置の空気室の
    開閉を行なう給排用ソレノイドバルブが配設された管路
    を介して空気室に圧縮空気を供給するコンプレッサと、
    車輪と車体との相対変位量に応じた検出信号を出力する
    車高センサと、給排用ソレノイドバルブと圧力供給源の
    間の管路から分岐した分岐管路に配設され、管路内の圧
    力が設定圧以上に上昇したときに高圧空気を大気開放す
    るリリーフ機構を備えた排気用ソレノイドバルブと、車
    高センサからの入力信号に基づき車高調整用の制御信号
    を出力する車高調整部、及び、時間当たりの車高降下量
    と時間当たりの車高上昇量とを車高センサからの入力信
    号に基づいて求め、これらの降下量と上昇量とから排気
    用ソレノイドバルブとコンプレッサの故障診断を行う故
    障判別部を有するコントローラとを備えたことを特徴と
    する車高調整装置。
JP1988057650U 1988-04-28 1988-04-28 車高調整装置 Expired - Lifetime JPH0714011Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988057650U JPH0714011Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 車高調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988057650U JPH0714011Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 車高調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01161905U JPH01161905U (ja) 1989-11-10
JPH0714011Y2 true JPH0714011Y2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=31283494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988057650U Expired - Lifetime JPH0714011Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 車高調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714011Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006043608A1 (de) * 2006-09-16 2008-03-27 Continental Aktiengesellschaft Verfahren zur Steuerung und/oder Regelung des Niveaus eines Fahrzeugaufbaus eines Kraftfahrzeuges

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59111710U (ja) * 1983-01-20 1984-07-27 トキコ株式会社 車高調整装置
JPS62283011A (ja) * 1986-05-30 1987-12-08 Nissan Motor Co Ltd 車高制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01161905U (ja) 1989-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2613588B2 (ja) 電子ブレーキ動作システム
US7538661B2 (en) Tire pressure management system valve integrity verification method
US6865930B1 (en) Tire inflation method
JP2678388B2 (ja) Ctis用ホイールエンド弁アセンブリ
US20100025141A1 (en) Electro-Pneumatic Brake Control Device
JP2000506804A (ja) 自動車のエアブレーキ装置のためのトレーラ制御弁を備えたトレーラ制御モジュール
JPH09240446A (ja) ブレーキ制御装置
EP2896515A2 (en) System and method of monitoring wheel end seal assembly wear
US7881840B2 (en) Level control system for a motor vehicle
US5327781A (en) Method and apparatus for verifying proper wiring of brake pressure modulators
JPS6118552A (ja) 車両ブレーキ装置
CA2147096C (en) Railway brake system tester
JP2002544031A (ja) モジュレータ配線ミステスト
JP2681157B2 (ja) サスペンシヨン装置
US6644758B1 (en) Automotive braking system actuated by a pressure fluid
JPH0714011Y2 (ja) 車高調整装置
US20230256947A1 (en) Failsafe valve unit, electronically controllable pneumatic brake system, vehicle, and method
EP0278928B1 (en) System for controlling the automatic brakes of a railway vehicle, by means of electrical signal transmission
US4852600A (en) Air actuated valve system with seismic controller
JP2531825Y2 (ja) 車高調整装置
JPH07137515A (ja) タイヤ圧制御装置の異常検出装置
JPS6337723B2 (ja)
JPH0755128Y2 (ja) エアサスペンシヨンシステム
JPS59130718A (ja) 車高調整装置
JPS6154306A (ja) タイヤエア圧自動調整装置