JPH07139972A - 目盛板及び目盛板の製造方法 - Google Patents

目盛板及び目盛板の製造方法

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JPH07139972A
JPH07139972A JP5284564A JP28456493A JPH07139972A JP H07139972 A JPH07139972 A JP H07139972A JP 5284564 A JP5284564 A JP 5284564A JP 28456493 A JP28456493 A JP 28456493A JP H07139972 A JPH07139972 A JP H07139972A
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JP
Japan
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colored layer
layer
black
substrate
Prior art date
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Application number
JP5284564A
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English (en)
Inventor
Haruki Ogasawara
春樹 小笠原
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TAKEMOTO DENKI KEIKI KK
TAKEMOTO ELECTRICAL INSTR
Original Assignee
TAKEMOTO DENKI KEIKI KK
TAKEMOTO ELECTRICAL INSTR
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字図形類の表示パターンのカラフル化が容
易で、少量生産品に適切な計器類等の目盛板の提供。 【構成】 アルミニウム板などの基板1の表面に複数、
例えば二層に色の異なる着色層2b、2wを積層形成
し、上層の着色層2wを部分的にレーザー光で除去し
て、下層の着色層2bが露呈する表示パターン3が形成
される。上層の着色層2wが白色系であり、下層の着色
層2bが黒色系の色であると、表示パターン3は白地に
黒地のパターンで表れ、見易い目盛板が作製される。ま
た、下層の着色層2を黒色系と赤色系など複数に色分け
して形成しておけば、表示パターン3が黒や赤などに色
分けしてカラフルに表わされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板やプラスチック
板などの基板上に文字図形類の表示パターンを明記した
電気計器類の目盛板とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気計器の目盛板は、図5或いは図6に
示すものが一般的である。図5(a)及び(b)に示さ
れる目盛板は、アルミニウムなどの金属板やプラスチッ
ク板などの基板1の表面に白色系の着色層7を印刷法や
塗装法などで形成して、この白色系着色層7上に黒色系
塗料などで文字図形類の表示パターン8を印刷してい
る。基板1は、例えば平坦で平行な中央部と周縁部の間
に絞り加工された段差部1’を有し、基板1の中央部と
周縁部に表示パターン8がそれぞれに印刷される。図6
(a)及び(b)に示される目盛板は、上記同様の基板
1の表面に黒色系の着色層9を形成し、この黒色系着色
層9を部分的にレーザー彫刻法で除去して、黒色系着色
層9の黒地に基板1が露呈した白地の表示パターン10
を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5の目盛板のよう
に、表示パターンが印刷された目盛板は、表示パターン
が一般的である量産品に適合する。しかし、表示パター
ンが一般的でない特殊仕様の少量生産品の目盛板におい
ては、特殊な表示パターン印刷のための印刷費が割高と
なり、結果的に少量生産品の目盛板が高コストになる。
特に、図5に示すように基板に段差部があって、その上
段部分と下段部分に表示パターンを印刷するような目盛
板においては、表示パターンの一括した自動印刷が難し
くて、尚更にコスト高になる。
【0004】そこで、特殊な表示パターンを持つ少量生
産品の目盛板においては、基板に特殊な表示パターンを
からす口やロットリングを使って手描きするか、手動で
捺印するようにしているのが現状である。このような手
動操作による表示パターンの作成は、高度な熟練者であ
っても作業能率が非常に悪く、また、熟練者の高齢化に
よる人手不足が深刻な問題となっている。
【0005】また、図6の目盛板のように、基板の表面
に形成された黒色系着色層を部分的にレーザー光照射で
除去して表示ターンを彫刻した目盛板は、レーザー彫刻
法の技術進歩に裏付けられて実用化されている。この目
盛板においては、基板に段差が在っても表示パターンの
自動形成が可能であり、一般的な表示パターンと特殊な
表示パターン間での自動切換えが容易であることから、
大量生産品や少量生産品のいずれにも適合する。ところ
が、基板の黒色系着色層にレーザー彫刻された表示パタ
ーンは、基板の地金色の白色系に限られて、目盛板の外
観が白黒パターンの単調なものとなってカラフルさに欠
け、商品によっては黒地の中の白地の表示パターンが見
え難くなる不具合もあった。
【0006】本発明は、表示パターンをレーザー彫刻法
で形成した目盛板の上記問題点に鑑みてなされたもの
で、白地に黒地や赤地などカラフルな色で表示パターン
が容易に形成できる商品価値に優れた目盛板を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
する技術的手段は、基板の表面に色の異なる複数の着色
層を積層形成し、最上層の着色層の表面から最下層の着
色層を除く選択された着色層までを部分的に除去して、
文字図形類の表示パターンを形成したことである。
【0008】本発明においては、基板上の複数の着色層
の最下層が黒色系着色層であり、最上層が白色系着色層
であることが、白地に黒地の表示パターンを形成する上
で望ましい。
【0009】また、本発明においては、基板の表面に積
層された色の異なる複数の着色層を、最上層の着色層の
表面から下層の選択された着色層までレーザー彫刻法で
部分的に除去して表示パターンを形成することが、製作
的かつ品質的に望ましい。
【0010】
【作用】基板上に積層された色の異なる複数の着色層の
最上層の表面から最下層の着色層を除く選択された着色
層まで部分的に除去して形成された表示パターンは、最
上層の着色層より下層の着色層の色パターンで表れる。
したがって、最上層の着色層と下層の着色層の色を選択
することで、白地に黒地の表示パターンや、白地に赤地
の表示パターンなどの見易くてカラフルな表示パターン
が容易に形成される。
【0011】
【実施例】以下、各種実施例を図1乃至図4を参照して
説明する。なお、全図を通じて同一、又は、相当部分に
は同一符号を付して説明は省略する。
【0012】図1(a)及び(b)に示される実施例の
目盛板は、円形の基板1の表面に色の異なる複数、例え
ば二層に着色層2b、2wを積層形成し、上層の着色層
2wを部分的に除去して文字図形類の表示パターン3を
形成している。基板1はアルミニウム板やプラスチック
板などで、平坦で平行な中央部と周縁部の間に段差部
1’が形成され、中央部と周縁部上に表示パターン3が
形成される。色の異なる上下二層の着色層2b、2w
は、基板1上に塗装法、メッキ法、印刷法などで順に形
成される。下層の着色層2bの色は例えば黒色系であ
り、上層の着色層2wの色は白色系である。
【0013】基板1上に黒色系着色層2が10μm程度
の厚さで形成され、この着色層2上に白色系着色層2w
が5〜8μm程度の厚さで形成されてから、最上層の白
色系着色層2wが所定の文字図形の表示パターン3で部
分的に除去されて目盛板が作製される。最上層の白色系
着色層2wの部分的な除去は、図2に示すようなレーザ
ー彫刻機4を使って次のように行えばよい。
【0014】レーザー彫刻機4は、基板1の上層の着色
層2wに向けてレーザー光5を照射する。レーザー光5
は、上層の着色層2wを蒸発させ、さらに下層の着色層
2bの表層部分を蒸発させる程度の強度、照射時間で照
射される。上層の着色層2w上にレーザー光5を所定の
表示パターン3で照射すると、白色系着色層2wの白地
に黒色系着色層2bが露呈した黒地の表示パターン3が
形成される。このようなレーザー光5の強度などの制御
はコンピュータ6で行われ、また、レーザー光5の照射
で着色層2に描かれる表示パターン3は、コンピュータ
6に登録された表示パターン情報に従う。
【0015】図1の目盛板においては、白色系着色層2
wの白地に黒色系着色層2bの黒地の表示パターン3が
描かれるため、表示パターン3が見易くなる。また、表
示パターン3をレーザー彫刻法で形成するようにする
と、基板1の段差部1’左右の上段部と下段部のいずれ
の表示パターン3も連続して自動的に形成することが容
易にできる。
【0016】次に本発明の他の実施例を図3、図4に示
し説明する。
【0017】図3(a)及び(b)に示される実施例の
目盛板は、基板1上の異なる2つの領域に黒色系着色層
2bと赤色系着色層2rを同程度の厚さで形成して、こ
の2領域の各着色層2b、2r上に白色系着色層2wを
積層し、白色系着色層2wをレーザー彫刻法で部分的に
除去して表示パターン3を形成している。表示パターン
3を下層の黒色系着色層2bと赤色系着色層2rの2領
域に形成することで、表示パターン3は、白地に黒地の
表示パターン3bと白地に赤地の表示パターン3rの2
つに色分けされて、カラフルな目盛板が作製される。白
地に赤地の表示パターン3rは、計器目盛りの内の危険
ゾーンの目盛りなどに有効である。
【0018】なお、図示しないが、基板1上の最下層の
着色層を黒、赤、緑など多色に色分けしておいて、表示
パターンを黒、赤、緑と多色に色分けして形成すること
も可能である。また、表示パターンを3色以上に色分け
して形成する他の構造を、図4の実施例に示し説明す
る。
【0019】図4の目盛板は、基板1上に上下三層に着
色層2b、2r、2wを形成している。例えば最下層の
着色層2bは黒色系であり、中間の着色層2rは赤色系
であり、最上層の着色層2wは白色系である。上下三層
の着色層2b、2r、2wのレーザー彫刻は、最下層の
着色層2bが露呈する深さの表示パターン3bと、中間
の着色層2rが露呈する深さの表示パターン3rの2つ
で行われる。最下層の着色層2bが露呈する表示パター
ン3bは、最上層の白色系着色層2wの白地に黒地のパ
ターンとなり、また、中間の着色層2rが露呈する表示
パターン3rは、最上層の白色系着色層2wの白地に赤
地のパターンとなり、表示パターンが2色に色分けされ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、基板上に積層された色
の異なる複数の着色層表示パターンは、最上層の着色層
より下層の着色層の色パターンで表れ、各上下の着色層
の色を選択することで、白地に黒地や、白地に赤地とい
った見易い、カラフル化された表示パターンが容易に形
成され、商品価値の高い目盛板が提供できる。
【0021】また、基板上に積層された複数の着色層を
レーザー彫刻して表示パターンを形成することにより、
段差の在る基板であっても表示パターン形成の完全自動
化が可能となり、また、表示パターンの変更に対する対
応が容易となって、大量生産品や少量生産品の目盛板が
能率よく、低コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例を示す目盛板の
正面図、(b)は図1(a)のA−A線に沿う拡大断面
【図2】図1の目盛板に表示パターンをレーザー彫刻法
で形成する装置の概略を示す断面図
【図3】(a)は本発明の第2の実施例を示す部分正面
図、(b)は図3(a)のB−B線に沿う拡大断面図
【図4】本発明の第3の実施例を示す部分断面図
【図5】(a)は従来の目盛板の部分正面図、(b)は
図5(a)のC−C線に沿う拡大断面図
【図6】(a)は他の従来の目盛板の部分正面図、
(b)は図6(a)のD−D線に沿う拡大断面図
【符号の説明】
1 基板 2b 着色層(黒色) 2w 着色層(白色) 2r 着色層(赤色) 3 表示パターン 5 レーザー光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板の表面に積層された色
    の異なる複数の着色層を備え、最上層の着色層の表面か
    ら最下層の着色層を除く選択された着色層までを部分的
    に除去して文字図形類の表示パターンを形成したことを
    特徴とする目盛板。
  2. 【請求項2】 基板上の複数の着色層の最下層が黒色系
    着色層であり、最上層が白色系着色層であることを特徴
    とする請求項1記載の目盛板。
  3. 【請求項3】 基板の表面に積層された色の異なる複数
    の着色層を、最上層の着色層の表面から下層の選択され
    た着色層までレーザー彫刻法で部分的に除去して、着色
    層に文字図形類の表示パターンを形成することを特徴と
    する目盛板の製造方法。
JP5284564A 1993-11-15 1993-11-15 目盛板及び目盛板の製造方法 Pending JPH07139972A (ja)

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Cited By (4)

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