JPH07139603A - 物体ガイド装置 - Google Patents

物体ガイド装置

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Publication number
JPH07139603A
JPH07139603A JP31430593A JP31430593A JPH07139603A JP H07139603 A JPH07139603 A JP H07139603A JP 31430593 A JP31430593 A JP 31430593A JP 31430593 A JP31430593 A JP 31430593A JP H07139603 A JPH07139603 A JP H07139603A
Authority
JP
Japan
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rail
traveling
moving unit
guide
roller
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Withdrawn
Application number
JP31430593A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyasu Otsuka
勝康 大塚
Tsutomu Tadane
勉 唯根
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Koyo Seiko Co Ltd
JTEKT Machine Systems Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Koyo Machine Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd, Koyo Machine Industries Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP31430593A priority Critical patent/JPH07139603A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種多様な搬送方式にフレキシブルに対応で
きるとともに、低騒音・高速移動・高精度な搬送が可能
な物体ガイド装置を低コストで提供する。 【構成】 第1,第2の走行ローラ15,16が円筒状
の走行レール3の外周部を抱き込むように転動配置され
るとともに、案内ローラ25が走行レール3と平行に延
びる案内レール4の外周部両側を挟むように転動配置さ
れることにより、被搬送物Oを載置支持する移動ユニッ
ト2は、その姿勢を高精度に位置決め保持されながら走
行レール3に沿って直線,曲線または回転走行する。各
ローラは軸受20,22,27により回転支持されて、
移動ユニット2の低騒音での高速走行を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体の搬送または移送に
利用される物体ガイド装置に関し、さらに詳細には、物
体を載置支持する移動ユニットが走行レール上を走行す
るものにおいて、直線搬送、曲線搬送さらには回転搬送
など多種多様な搬送方式に適用可能な搬送技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の物体ガイド装置として
は、例えば、図12に示す循環型鋼球転動方式のもの
と、図13(a) または図13(b) に示すベアリング/ロ
ーラ方式のものとが一般に知られている。
【0003】循環型鋼球転動方式のものは、図12に示
すように、移動ユニットaが、多数の転動ボール(鋼
球)b,b,…の転がり接触を介して、走行レールc上
を走行移動する構造とされている。
【0004】つまり、移動ユニットaの本体ブロックd
内に、ボール軌道路e,e,…(図示のものにおいては
4条列)が設けられるとともに、エンドプレートf,f
内に、上記ボール軌道路e,e,…に連通するボール循
環路g,g,…が設けられて、これらボール軌道路e,
e,…とボール循環路g,g,…内を上記転動ボール
b,b,…が転動走行するように構成されている。な
お、これら転動ボールb,b,…は図示しない循環用保
持器により保持されている。hは潤滑グリースを上記ボ
ール軌道路eおよびボール循環路g内に注入するための
グリースニップル、およびi,jはシール部材をそれぞ
れ示している。
【0005】一方、上記走行レールcは図12(a) に示
すような断面形状を有し、ボール転動溝kがその上面に
2つ、またその両側面に1つずつ走行レールcの全長に
わたり延びて設けられており、これらボール転動溝k,
k,…内を上記移動ユニットaの転動ボールb,b,…
が転動走行することにより、移動ユニットaが走行レー
ルc上を案内走行されるように構成されている。この場
合、走行レールcの上面側の転動ボールb,b,…が上
下方向に荷重を負担するとともに、側面側の転動ボール
b,b,…が横方向の荷重を負担する。。
【0006】また、ベアリング/ローラ方式のものは、
移動ユニットaが、転動ローラl,l,…の転がり接触
を介して、走行レールc上を走行移動する構造とされて
いる。
【0007】つまり、図13(a) に示されるものは、移
動ユニットaの本体ブロックdの下側に、4つの転動ロ
ーラl,l,…が図示しない軸受を介して回転可能に軸
支されるとともに、上記走行レールcの両側面に円柱線
状の案内ロッドm,mが全長にわたり延びて設けられて
いる。そして、これら案内ロッドm,m上を上記転動ロ
ーラl,l,…が転動走行することにより、移動ユニッ
トaが走行レールc上を案内走行されるように構成され
ている。これに関連して、転動ローラlの転動面nは、
上記案内ロッドmの外周面に対応した円弧断面に形成さ
れており、各転動ローラlが上下方向と横方向双方の荷
重を負担するようにされている。
【0008】また、図13(b) に示されるものは、移動
ユニットaの本体プレートdの下側に、上下位置に転動
ローラl,l,…が軸受pを介して回転可能に軸支さ
れ、これら上下転動ローラl,lが、上記走行レールc
の上下走行面q,q上を転動走行することにより、移動
ユニットaが走行レールc上を案内走行されるように構
成されている。これに関連して、転動ローラlの転動面
rは、上記走行面qに対応したV字断面に形成されてお
り、各転動ローラlが上下方向と横方向双方の荷重を負
担するようにされている。なお、この物体ガイド装置に
おいては、上記構造の移動ユニットaおよび走行レール
cが左右一対設けられて使用され、これら一対の移動ユ
ニットa,a上に物体が載置支持される構成とされてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
いずれの物体ガイド装置においても、それぞれ以下に列
挙するような種々の問題点があり、さらなる改良が要望
されていた。
【0010】すなわち、図12の循環型鋼球転動方式の
ものにおいては、 (1) 移動ユニットaの本体ブロックdは、内部にボール
軌道路eやボール循環路gなどが設けられた複雑な構造
であり、また、走行レールcについても、特殊な断面形
状を有して構造が複雑であるとともに、特にボール転動
溝k,k,…を含めて高い平行精度も要求され、これが
ため、両者とも、その製作には特殊な加工機を用いた高
価な加工を要して、製作コストが高く、生産性も低い。
【0011】(2) 移動ユニットaは、上記のような本体
ブロックdの複雑な構造に加えて、多数の転動ボール
b,b,…や循環用保持器等と部品点数も多く、移動ユ
ニットaの組付作業には、比較的長時間を要するととも
に、複雑かつ高度な組付技術も必要であり、本体ブロッ
クdの製作コストの高さ、生産性の低さとも相まって、
移動ユニットa自体の製作コストさらには製品コストの
上昇を招いている。
【0012】(3) 走行レールcは、上記のごとく複雑か
つ高精度が要求されるため、その長さ等に限界があると
ともに、その旋回やひねりにも困難を極め、移動ユニッ
トaの移動距離や移動方法にもかなりの制限を受け、そ
の動作のフレキシブル性に乏しい。
【0013】(4) ボールネジのように多数の転動ボール
b,b,…が転動循環する機構のため、移動ユニットa
の移動時に騒音が発生するとともに、転動ボールb,
b,…の転動循環速度にも限度があって、移動ユニット
aの高速移動が困難である。
【0014】(5) 構造上、完全な密封型とできないた
め、その潤滑性にまだ問題を有している。つまり、潤滑
油例えばグリースのはみ出しや飛散などがあって、定期
的な潤滑油の補給を必要とするとともに、潤滑油の飛散
による周辺機器や周辺雰囲気の汚染は避けられず、特に
高清浄度が要求されるクリーンルームなど無塵室には不
適当である。
【0015】また、図13のベアリング/ローラ方式の
ものにおいては、 (6) 図13(a) および図13(b) のいずれの構造におい
ても、各転動ローラlが上下方向と横方向双方の荷重を
負担するように構成されて、移動ユニットaの走行レー
ルc上での保持方式が構造的に弱く、精度および剛性の
点で図12の循環型鋼球転動式に比べて劣っている。特
に図13(a) のものにおいては、上側からの大きな負荷
に耐え難く、高い精度維持が困難である。
【0016】(7) 前述したように、図13(b) のものに
おいては、移動ユニットaおよび走行レールcは左右一
対設けられて2ユニットで使用される形式が一般的で、
1ユニットでの自立型は少なく、またあっても完全では
なく、コスト的に不経済である。
【0017】(8) 上記循環型鋼球転動方式の場合と同
様、特に図図13(a) のものにおいては、走行レールc
が複雑かつ高精度を要求されるため、移動ユニットaの
移動距離や移動方法にもかなりの制限を受け、その動作
のフレキシブル性に乏しい。
【0018】(9) さらに、循環型鋼球転動方式およびベ
アリング/ローラ方式のいずれの方式においても、移動
ユニットa自身では走行できないので、駆動シリンダ、
駆動ねじ装置、駆動モータなどを外付けにより取り付け
ねばならず、ユニット的にもまた装置全体としても大型
化してしまう。
【0019】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、多種多様
な搬送方式にフレキシブルに対応できるとともに、低騒
音、高速移動、高精度な搬送が可能な物体ガイド装置を
低コストで提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の物体ガイド装置は、物体を載置支持する移
動ユニットがレール手段上を走行する方式のものであっ
て、上記レール手段は、走行レールとこの走行レールと
平行に延びて設けられた案内レールとからなり、上記移
動ユニットは、上記走行レール上を転動する走行ローラ
手段と、上記案内レール上を転動する案内ローラ手段と
を備えてなり、上記走行ローラ手段は、上記走行レール
の外周部を抱き込むように複数個配置されて、上記移動
ユニット上の物体の荷重方向の負荷を主として負担する
第1の走行ローラと、この第1の走行ローラの負荷負担
方向と垂直方向の負荷を主として負担する第2の走行ロ
ーラとを備えてなり、上記案内ローラ手段は、上記案内
レールの外周両側において上記第2の走行ローラと平行
に配置されて、上記移動ユニットの姿勢を保持案内する
案内ローラを備えてなることを特徴とする。
【0021】具体的には、上記ローラは軸受を介してそ
れぞれ回転可能に軸支されており、上記走行レールは中
空の円筒または中空の矩形筒からなり、単純な断面形状
を備える。
【0022】
【作用】移動ユニットは、走行レールの外周部を抱き込
むように配置された第1,第2の走行ローラがこの走行
レール上を、また案内ローラが走行レールと平行に延び
る案内レール上をそれぞれ転動しながら走行して、移動
ユニット上に載置支持された被搬送物(物体)は走行レ
ールに沿って搬送または移送される。
【0023】この場合、レール手段を走行レールと案内
レールの二つのレールで構成するとともに、第1の走行
ローラに被搬送物の荷重方向の負荷を主として負担さ
せ、第2の走行ローラにこれと垂直方向の負荷を主とし
て負担させ、さらに案内ローラに移動ユニットの姿勢を
保持案内させることにより、搬送中の被搬送物の姿勢は
高精度に安定して保持される。
【0024】上記各ローラを軸受を介してそれぞれ回転
可能に軸支することにより、円滑なローラ回転を確保し
て、低騒音かつ高速度の走行を実現する。また、ローラ
の軸受として、潤滑油の飛散のないグリース封入の密封
型や固体潤滑型のものを採用することにより、高清浄度
雰囲気での適用を可能とする。
【0025】各ローラに単一機能を主として負担させる
ことで、上記走行レールの断面形状の単純化が可能とな
り、これにより、走行レールを案内レールと共に上下ま
たは左右方向へ湾曲させたり、その軸心まわりにひねる
ことも可能となり、直線搬送だけでなく、曲線搬送さら
には回転搬送など多種多様な搬送方式への対応が可能と
なる。
【0026】上記2つのレール間に、駆動シリンダ、ボ
ールねじ装置、電動モータ、リニアモータ等を組み込む
ことにより、精密搬送や自走式搬送など広範囲な応用が
可能となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0028】実施例1 本発明に係る物体ガイド装置を図1ないし図3に示し、
この物体ガイド装置は例えば、X−Yテーブル、ロボッ
ト等の直線運動用、あるいは鉄道車両、駐車場ターンテ
ーブル等の回転運動用の案内機器として使用されるもの
であって、走行案内部としてのレール部1と、この上を
走行する移動ユニット2を主要部として構成されてい
る。
【0029】上記レール部1は走行レール3と案内レー
ル4とから構成されている。走行レール3は、メインレ
ールとして移動ユニット2の走行路を形成するもので、
具体的には中空の円筒パイプからなる軽量構造とされて
いる。また、案内レール4は、サブレールとして移動ユ
ニット2の姿勢を保持する案内路を形成するもので、具
体的には中実の円柱からなり、上記走行レール3と平行
に延びて設けられている。
【0030】これら両レール3,4の基本的な保持構造
としては、図3において実線で示される両端保持型また
は仮想線で示される自立型が採用される。
【0031】すなわち、両端保持型の場合、具体的には
図4(a),(b) に示すように、上記両レール3,4を構成
する基本単位の両端部が支持ブラケット5,5により支
持されて、相互に所定間隔をもって平行状態を維持され
る。
【0032】一方、自立型の場合、具体的には図5(a),
(b) に示すように、上記両レール3,4の基本単位同士
が、連結プレート6を介して、相互に所定間隔をもって
平行に一体化され、この一体化された両レール3,4が
支持ベース7上に固定支持されている。
【0033】これら両端保持型および自立型の保持構造
のいずれの場合においても、走行レール3と案内レール
4は、目的に応じて、相互の間隔が所定寸法つまり平行
に保持された状態で、上下方向(矢符A方向)または左
右方向(矢符B方向)へ曲げられたり、あるいは案内レ
ール4が走行レール3まわりに螺旋方向(矢符C方向)
へ曲げられる。これにより、後述するような移動ユニッ
ト2の曲線走行、傾斜走行あるいは反転または回転走行
などが可能となる。また図4または図5に示されるレー
ル部1の基本単位が適宜接続されて延長されることによ
り、所望の移動ユニット2の走行距離(数m〜数100
mも可能)が得られる。
【0034】移動ユニット2は、被搬送物(物体)Oを
載置支持してこれを搬送または移送するもので、本体ブ
ロック10に走行ローラ部(走行ローラ手段)11と案
内ローラ部(案内ローラ手段)12を備えてなり、その
外周がカバー13により被覆されている。
【0035】本体ブロック10は、図1に示すような略
直方体輪郭形状を有するとともに、図3に示すように、
走行レール3が中央部を挿通可能な略コ字状の正面形状
を有し、各部に空隙部14,14,…が貫設された軽量
構造とされている。本体ブロック10の上面10aは、
被搬送物Oが図示しない取付具または固定具により載置
固定される載置面とされている。また、上記カバー13
は、この本体ブロック10の外周全体を被覆するととも
に、その下部が上記案内レール4の下側まで延びて設け
られ、その前後両側には、走行レール3および案内レー
ル4を挿通する挿通部13aが形成されている。
【0036】走行ローラ部11は、上記走行レール3上
での移動ユニット2の位置保持と走行の両機能を兼備す
るもので、具体的には、走行レール3上を転動する複数
個の第1および第2の走行ローラ15,16,…を備え
てなる。これら走行ローラ15,16,…は、移動ユニ
ット2がその基本姿勢位置、つまり本体ブロック10が
水平姿勢となる状態において、図3に示すように、上記
走行レール3の外周部を上側と左右両側から抱き込むよ
うに配置されている。
【0037】第1の走行ローラ15は、主として、移動
ユニット2上の被搬送物Oの荷重方向の負荷(上記基本
姿勢位置において上側からの負荷)を負担する荷重受け
ローラとして機能するものである。この第1の走行ロー
ラ15は、その両側支軸部15a,15aがそれぞれ軸
受20,20を介して、本体ブロック10に水平状態
(基本姿勢位置)で回転可能に軸支されている。図示例
においては、第1の走行ローラ15が、本体ブロック1
0の上側前後位置に合計2個配置されている。
【0038】第2の走行ローラ16は、主として、第1
の走行ローラ15の負荷負担方向と垂直方向の負荷(上
記基本姿勢位置において横方向の負荷)を負担するもの
である。この第2の走行ローラ16は、本体ブロック1
0のローラ収納部10bに設けられた支軸21に、軸受
22を介して鉛直状態(基本姿勢位置)で回転可能に軸
支されている。図示例においては、第2の走行ローラ1
6は、図1および図2に示すように、本体ブロック10
の左右両側において、第1の走行ローラ15,15を挟
んで前後端位置に、合計4個配置されている。
【0039】上記第1および第2の走行ローラ15,1
6は、その転動面15b,16bが走行レール3の外周
円筒面に対応した円弧断面に形成されている。この転動
面15b,16bの曲率半径は、走行レール3の外周円
筒面の曲率半径よりも若干大きなほぼ同一寸法に設定さ
れており、これにより、走行ローラ15,16が走行レ
ール3の外周円筒面に常時安定した状態で転接して、ガ
タつきなく移動ユニット2の走行を確保できるように構
成されている。
【0040】また、上記軸受20,22としては、低騒
音確保の目的から玉軸受やころ軸受のようなころがり軸
受が好適に用いられ、これに関連して、走行ローラ1
5,16の表面にウレタンなどの樹脂コーティングを行
えば、さらに高い騒音防止効果が得られる。さらに、汚
染等が最も嫌われる高清浄度雰囲気中での用途を目的と
する場合は、軸受20,22として、潤滑油の飛散のな
いグリース封入の密封型や固体潤滑型のもの、あるいは
セラミック製のものが好適に使用される。
【0041】案内ローラ部12は、上記走行レール3ま
わりの移動ユニット2の回転止めとその載置面10aの
姿勢維持の機能を有するもので、案内レール4上を転動
する左右一対の案内ローラ25,25を備えてなる。
【0042】これら案内ローラ25,25は、上記案内
レール4の外周両側において上記第2の走行ローラ1
6,16,…と平行に配置されており、具体的には図1
〜図3に示すように、本体ブロック10の左右両側下端
において、前後方向中央位置に配置されている。各案内
ローラ25は円筒面からなる転動面25aを有するとと
もに、本体ブロック10の下端位置に設けられた支軸2
6に、第2の走行ローラ16と同様、軸受27を介して
鉛直状態(基本姿勢位置)で回転可能に軸支されてい
る。
【0043】案内ローラ25の表面にウレタンなどの樹
脂コーティングが施されると、高い騒音防止効果が得れ
るのは、走行ローラ15,16と同様であり、また、軸
受27も前述した軸受20,22と同様の構造とされて
いる。
【0044】なお、上記各ローラ15,16,25の具
体的な形状寸法や配置構造は、走行レール3および案内
レール4との関係で設計される。
【0045】すなわち、前述したように、走行レール3
と案内レール4は、移動ユニット2の曲線走行、傾斜走
行あるいは反転走行を可能とするため、目的・用途に応
じて、その走行案内方向が上下方向Aまたは左右方向B
へ曲げられたり、あるいは緩慢なひねりをもって螺旋状
(C方向)に曲げられる。この場合、各ローラ15,1
6,25は、移動ユニット2の軽くてかつガタつきのな
い円滑な移動を確保しつつ、その姿勢を高精度に保持す
べく、走行レール3および案内レール4の転動面上に常
時安定した状態で転接するように構成される必要があ
る。
【0046】特に、走行レール3と案内レール4が曲げ
られる場合は、第1および第2の走行ローラ15,16
の前後方向位置との関係で、その曲率半径は可及的に大
きく設定されるのが好ましい。一方、上記両レール3,
4の曲率半径が比較的小さい急カーブとなる場合、上記
両ローラ15,16の転動面15b,16bの曲率半径
は、走行レール3が直線状に延びて設けられる場合より
も、小さく設定されるのが好ましい。また、これに替え
て、各ローラ15,16,25の軸線方向がレール3,
4の曲率中心方向へ一致するように設定されたり、ある
いは、軸受部分に弾性ゴム等が介装されて、レール3,
4の曲率方向へある程度傾動する構造とされてもよい。
【0047】しかして、以上のように構成された物体ガ
イド装置において、第1,第2の走行ローラ15,1
6,…が走行レール3上を転動するとともに、案内ロー
ラ25,25が案内レール4上を転動して、移動ユニッ
ト2はその上に載置支持された被搬送物Oと共に、走行
レール3上を移動される。
【0048】この場合、第1,第2の走行ローラ15,
16,…が走行レール3の外周面を抱き込むようにして
転動するとともに、第1の走行ローラ15,15が被搬
送物Oの荷重方向の負荷を主として負担し、一方、第2
の走行ローラ16,16,…がこれと垂直な横方向の負
荷を主として負担する。また、案内ローラ25,25が
案内レール4の外周面を両側から挟むようにして転動
し、移動ユニット2の走行姿勢さらには被搬送物Oの搬
送姿勢を高精度に安定して保持する。
【0049】また、上記各ローラ15,16,25が軸
受20,22,27を介して軸支されているため、円滑
な回転が確保されて、低騒音かつ高速度の走行が実現さ
れる。
【0050】また、移動ユニット2の移動は、用途に応
じて、人力または機械動力により駆動するウィンチ等
(図示省略)や、後述する実施例2〜実施例6のような
駆動源を用いて行われる。例えば、物体ガイド装置を水
中等において使用する場合は、ウィンチを用いて、その
巻取りワイヤを水中の移動ユニット2に接続する方法が
考えられる。この場合、レール、ローラ等がステンレス
鋼系の金属製とされたり、移動ユニット2の本体ブロッ
ク10がアルミ系の金属製とされれば、錆なども生じる
ことなく、メンテナンスフリーで稼働維持できる。
【0051】また、各走行ローラ15,16の配設数も
図示例に限定されず、使用目的等に応じて適宜設定され
る。例えば、移動ユニット2に横方向から加わる荷重が
小さい場合は、走行ローラの配設数は図示例より少なく
ても良く、一例として、第1の走行ローラ15が本体ブ
ロック10の前後中央位置に一つ配設される一方、第2
の走行ローラ16が本体ブロック10の前側位置の左側
に一つ配設されるとともに、後側位置の右側の一つ配設
されて、合計3個設けられる。
【0052】実施例2 本実施例は図6に示されており、走行レール3が直線状
に配置されて、移動ユニット2が単純かつ短距離の直線
運動をする場合に好適に適用される構造で、駆動源とし
て駆動シリンダ30が一体に組み込まれてなる。
【0053】すなわち、走行レール3と案内レール4の
保持構造が図4に示す両端保持型とされるとともに、こ
れら両レール3,4が直線状に延びて設けられ、その間
に駆動シリンダ30が配設されている。この駆動シリン
ダ30は、上記両レール3,4と平行な水平状態で配置
されてなり、そのシリンダ本体30aが、装置固定側で
ある一方の支持ブラケット5に取付け支持されるととも
に、そのピストンロッド30bの先端が移動ユニット2
の本体ブロック10に接続されている。
【0054】しかして、移動ユニット2は、上記ピスト
ンロッド30bの突出退入動作に従って、走行レール3
上を水平方向へ直線状に往復移動されることとなる。
【0055】なお、図示例と逆の構成、つまり上記シリ
ンダ本体30aが、移動ユニット2の本体ブロック10
に取付けられるとともに、そのピストンロッド30bの
先端が上記支持ブラケット5に接続されてもよい。その
他の構成および作用は実施例1と同様である。
【0056】実施例3 本実施例は図7に示されており、実施例2と同様に、移
動ユニット2が単純かつ短距離の直線運動をする場合
で、しかも精密な送りと割り出しが要求される場合に好
適に適用されるもので、駆動源としてボールねじ装置3
5が一体に組み込まれた軽量かつコンパクトな構造を備
える。
【0057】すなわち、走行レール3と案内レール4の
保持構造が、実施例2と同様な両端保持型とされるとと
もに、これら両レール3,4が直線状に延びて設けら
れ、その間にボールねじ装置35が、両レール3,4と
平行な水平状態で配置されてなる。
【0058】このボールねじ装置35のねじ軸35a
は、その両端部が装置固定側である両支持ブラケット
5,5に、軸受36,36を介して回転可能に軸支され
ている。また、このねじ軸35aの一端は、一方の支持
ブラケット5を貫通されるとともに、ここに水平に装着
されたNC制御モータ(駆動モータ)37の駆動軸37
aに、カップリング38を介して同軸状に連結されてい
る。
【0059】一方、ボールねじ装置35のナット体35
bは、移動ユニット2の本体ブロック10に固定的に取
り付けられるとともに、上記ねじ軸35aと水平方向へ
相対的に螺進退可能に螺合されている。
【0060】しかして、上記NC制御モータ37による
ねじ軸35aの回転制御により、ナット体35bさらに
はこれと一体となった移動ユニット2は、走行レール3
上を水平方向へ直線状に精密送りをもって往復移動され
るとともに、所定の位置に精密に割り出される。その他
の構成および作用は実施例1と同様である。
【0061】実施例4 本実施例は図8に示されており、実施例3と同一構造を
備える一対の物体ガイド装置40,41が交差状に組み
合わされて、産業用ロボット等の4軸制御機構に適用さ
れる構造である。
【0062】すなわち、第1の物体ガイド装置40の移
動ユニット2上に、ベースプレート45を介して、第2
の物体ガイド装置41が直交状に交差して装着されてい
る。さらに第2の物体ガイド装置41の移動ユニット2
上には、取付けブラケット46を介して、昇降装置47
(NC制御モータ47a使用)が装着され、この昇降装
置47の昇降部47bに、旋回装置48(NC制御モー
タ48a使用)が装着されている。
【0063】しかして、旋回装置48のアクチュエータ
部48bは、物体ガイド装置40,41のNC制御モー
タ37,37の回転制御により、水平面においてX,Y
方向への精密送り、割り出しが行われるとともに、昇降
装置47のNC制御モータ47aの回転制御により、鉛
直方向Z方向へ昇降動作され、さらに、旋回装置48の
NC制御モータ48aの回転制御により矢符W方向へ旋
回される。
【0064】実施例5 本実施例は図9に示されており、移動ユニット2が高速
度でかつ長距離を移動する場合に好適に適用されるもの
で、駆動源としての電動モータ50が移動ユニット2に
一体に組み込まれた自走式構造を備える。
【0065】すなわち、上記移動ユニット2の本体ブロ
ック10の側部に、電動モータ50が取付けブラケット
51を介して下向きに装着され、その駆動軸50aに駆
動側ピニオン52が取り付けられている。また、この駆
動側ピニオン52に噛合する従動側ピニオン53が、第
2の走行ローラ16,16,…の一つに一体的に取り付
けられている。
【0066】また、上記電動モータ50に給電するため
の給電部(給電手段)55が、走行レール3と案内レー
ル4の間部位に介装されている。この給電部55は給電
レール55aと給電ユニット55bから構成されてお
り、上記給電レール55aは、両レール3,4間にその
全長にわたって設けられるとともに、その一端が図示し
ない電源に電気的に接続されている。一方、上記給電ユ
ニット55bは給電ブラシの形態で、移動ユニット2上
において上記給電レール55bの電導面に常時摺接する
ように取り付けられるとともに、上記電動モータ50に
電気的に接続されている。
【0067】しかして、移動ユニット2は、給電部55
を介して給電される電動モータ50の回転により、ピニ
オン52,53を介して第2の走行ローラ16が強制駆
動回転されて推進力を与えられ、走行レール3上を走行
する。
【0068】この場合、本実施例の移動ユニット2は自
走式のため、装置固定側との関係でその移動姿勢、範囲
をあまり制約されることがなく、走行レール3のに沿っ
て直線走行、曲線走行あるいは反転または回転走行な
ど、高速で自由な走行方法をしかも長距離にわたってと
ることができる。その他の構成および作用は実施例1と
同様である。
【0069】実施例6 本実施例は図10に示されており、実施例5と同様、移
動ユニット2が高速度でかつ長距離を移動する場合に好
適に適用されるもので、駆動源としてリニアモータ60
が一体に組み込まれて、さらに軽量かつコンパクトな自
走式構造を備える。
【0070】すなわち、このリニアモータ60は、一次
側の磁気コイル60aと二次側の磁化ヘッド60bとか
ら構成されており、磁気コイル60aは、走行レール3
の中空内部にその全長にわたって埋め込まれるととも
に、図示しない電源に電気的に接続されている。一方、
上記磁化ヘッド60bは移動ユニット2側に設けられる
とともに、上記走行レール3つまり磁気コイル60aに
対して、小さな間隙をもって非接触で配置されている。
【0071】しかして、上記磁気コイル60aに流され
る電流により、上記磁化ヘッド60bが磁気誘導され
て、移動ユニット2は推進力を与えられて、走行レール
3上を走行する。その他の構成および作用は実施例1お
よび自走式構造の実施例5と同様である。
【0072】実施例7 本実施例は図11に示されており、走行レール3が直線
状に配置されて、移動ユニット2が単純な直線運動をす
る場合に好適に適用されるもので、実施例1の構造が若
干改変されている。
【0073】すなわち、走行レール103が図示のごと
く中空の矩形筒(角パイプ)からなるとともに、これに
対応して、第1および第2の走行ローラ115,116
の転動面115b,116bは円筒面とされている。な
お、図示しないが、これら両走行ローラ115,116
の両端縁に、走行レール103に対する位置決めかつ離
脱防止用のフランジ部が設けられてもよい。その他の構
成および作用と実施例1と同様である。
【0074】なお、上述した実施例はあくまでも本発明
の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに
限定されることなく、その範囲内において種々設計変更
可能である。
【0075】例えば、物体ガイド装置の各構成部品は図
示例に限定されることなく、同一機能を有する限り目的
に応じて種々設計変更可能である。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
以下に列挙するような種々の特有の効果が得られる。
【0077】(1) 移動ユニットの走行するレール手段
が、平行に配された走行レールと案内レールからなり、
また、移動ユニットが、上記走行レールを抱き込むよう
に転動配置された走行ローラと、上記案内レールの外周
両側において転動配置された案内ローラとを備えるか
ら、移動ユニットは剛性に優れるとともに安定した状態
での移動が可能で、被搬送物(物体)はその姿勢を高精
度に保持された状態で搬送され得る。
【0078】(2) 上記各ローラは軸受を介してそれぞれ
回転可能に軸支されているから、円滑なローラ回転が確
保されて、移動ユニットの低騒音かつ高速度での走行が
実現する。
【0079】(3) 上記ローラの軸受として、潤滑油の飛
散のないグリース封入の密封型や固体潤滑型のもの、あ
るいはセラミック製軸受を用いることにより、汚染のな
い良い環境を維持することができ、電子機器化の生産工
程に必要な高級無塵室(クリーンルーム)や真空槽内で
の搬送、位置決めなど、高清浄度雰囲気での適用が可能
となる。しかも、潤滑油の補給が不要となって、メンテ
ナンスフリーとなる。
【0080】(4) 上記各ローラに単一機能を主として負
担させることで、上記走行レールの断面形状の単純化
(中空の円筒や矩形筒など)が可能となり、これによ
り、走行レールを案内レールと共に上下または左右方向
へ湾曲させたり、その軸心まわりにひねることも可能と
なり、直線搬送だけでなく、曲線搬送さらには回転搬送
など多種多様な搬送方式への適用が可能となる。
【0081】例えば、従来のこの種の装置では適用が困
難とされていた、鉄道車両、医療機器、回転クレーン、
回転展望台、駐車場ターンテーブル等の曲線運動用とし
てもフレキシブルに対応できる。
【0082】(5) 上記走行レールの断面形状の単純化、
軽量化が可能となることにより、装置全体のコンパクト
・スリム化が図れるとともに、単純加工が容易で製作し
易くかつ組付けも容易で、製品コストの低減化が可能と
なり、市販性に優れる。
【0083】(6) 上記走行レールと案内レール間等を利
用して、駆動シリンダ、ボールねじ装置、電動モータ、
リニアモータ等を組み込むことにより、精密搬送や自走
式長距離搬送など広範囲な応用が可能となり、物体の搬
送・往復移動するところにはほとんど使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1である物体ガイド装置を
一部切開して示す斜視図である。
【図2】同じく同物体ガイド装置を一部切開して示す側
面図である。
【図3】同じく同物体ガイド装置を一部切開して示す正
面図である。
【図4】同物体ガイド装置における走行レールの両端保
持型支持構造を示す図で、図4(a) は正面図、図4(b)
は側面図を示している。
【図5】同物体ガイド装置における走行レールの自立型
支持構造を示す図で、図5(a)は正面図、図5(b) は側
面図を示している。
【図6】本発明に係る実施例2である物体ガイド装置を
示す側面図である。
【図7】本発明に係る実施例3である物体ガイド装置を
示す側面図である。
【図8】本発明に係る実施例4である物体ガイド装置を
示す側面図である。
【図9】本発明に係る実施例5である物体ガイド装置を
示す側面図である。
【図10】本発明に係る実施例6である物体ガイド装置
を示す側面図である。
【図11】本発明に係る実施例7である物体ガイド装置
を一部切開して示す正面図である。
【図12】従来の循環型鋼球転動方式の物体ガイド装置
を示す図で、図12(a) は一部切開して示す正面図、図
12(b) は一部切開して示す側面図である。
【図13】従来のベアリング/ローラ方式の物体ガイド
装置を示す図で、図13(a) は線状走行ロッドを備えた
構造の斜視図、図13(b) はV型走行レールを備えた構
造の正面断面図である。
【符号の説明】
1 レール部(レール手段) 2 移動ユニット 3 走行レール 4 案内レール 7 支持ベース 10 本体ブロック 10a 本体ブロックの載置面 11 走行ローラ部(走行ローラ手段) 12 案内ローラ部(案内ローラ手段) 15 第1の走行ローラ 16 第2の走行ローラ 20,22 軸受 25 案内ローラ 27 軸受 30 駆動シリンダ 30a シリンダ本体 30b ピストンロッド 35 ボールねじ装置 35a ねじ軸 35b ナット体 37 NC制御モータ(駆動モータ) 40,41 物体ガイド装置 47 昇降装置47 48 旋回装置 50 電動モータ 52,53 ピニオン 55 給電部(給電手段) 55a 給電レール 55b 給電ユニット 60 リニアモータ 60a 磁気コイル 60b 磁化ヘッド 103 走行レール 115 第1の走行ローラ 116 第2の走行ローラ O 被搬送物(物体)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を載置支持する移動ユニットがレー
    ル手段上を走行する方式のものであって、 上記レール手段は、走行レールとこの走行レールと平行
    に延びて設けられた案内レールとからなり、 上記移動ユニットは、上記走行レール上を転動する走行
    ローラ手段と、上記案内レール上を転動する案内ローラ
    手段とを備えてなり、 上記走行ローラ手段は、上記走行レールの外周部を抱き
    込むように複数個配置されて、上記移動ユニット上の物
    体の荷重方向の負荷を主として負担する第1の走行ロー
    ラと、この第1の走行ローラの負荷負担方向と垂直方向
    の負荷を主として負担する第2の走行ローラとを備えて
    なり、 上記案内ローラ手段は、上記案内レールの外周両側にお
    いて上記第2の走行ローラと平行に配置されて、上記移
    動ユニットの姿勢を保持案内する案内ローラを備えてな
    ることを特徴とする物体ガイド装置。
  2. 【請求項2】 上記移動ユニットは、物体を載置支持す
    る本体ブロックに、上記複数のローラが軸受を介してそ
    れぞれ回転可能に軸支されてなる請求項1に記載の物体
    ガイド装置。
  3. 【請求項3】 上記走行レールが中空の円筒からなると
    ともに、この走行レール上を転動する上記第1および第
    2の走行ローラの転動面が走行レールの外周円筒面に対
    応した円弧断面を有する請求項1に記載の物体ガイド装
    置。
  4. 【請求項4】 上記走行レールが中空の矩形筒からなる
    とともに、この走行レール上を転動する上記第1および
    第2の走行ローラの転動面が円筒面とされている請求項
    1に記載の物体ガイド装置。
  5. 【請求項5】 上記走行レールと案内レールとの間にお
    いて、駆動シリンダがこれら両レールと平行に配置さ
    れ、 装置固定側および上記移動ユニット側のいずれか一方
    に、上記駆動シリンダのシリンダ本体が取り付けられる
    とともに、他方にそのピストンロッドが接続されている
    請求項1に記載の物体ガイド装置。
  6. 【請求項6】 上記走行レールと案内レールとの間にお
    いて、ボールねじ装置がこれら両レールと平行に配置さ
    れ、 このボールねじ装置は、そのねじ軸とこれを回転駆動す
    る駆動モータが装置固定側に取り付けられるとともに、
    上記ねじ軸と相対的に螺進退可能に螺合するナット体が
    上記移動ユニット側に取り付けられている請求項1に記
    載の物体ガイド装置。
  7. 【請求項7】 上記移動ユニットに、上記走行ローラを
    回転駆動する電動モータが設けられるとともに、上記走
    行レールと案内レールの間部位に、上記電動モータに給
    電する給電手段が介装されてなり、 この給電手段は、上記両レール間にその全長にわたって
    設けられた給電レールと、上記移動ユニットに設けられ
    て、この給電レール面に摺接する給電ユニットとを備え
    てなる請求項1に記載の物体ガイド装置。
  8. 【請求項8】 駆動源としてリニアモータを備え、この
    リニアモータは、電源に接続された磁気コイルが上記走
    行レールの内部に設けられるとともに、この磁気コイル
    に磁気誘導される磁化ヘッドが上記移動ユニットに設け
    られてなる請求項1に記載の物体ガイド装置。
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