JPH0713943Y2 - モータのブレーキ装置 - Google Patents

モータのブレーキ装置

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JPH0713943Y2
JPH0713943Y2 JP9374489U JP9374489U JPH0713943Y2 JP H0713943 Y2 JPH0713943 Y2 JP H0713943Y2 JP 9374489 U JP9374489 U JP 9374489U JP 9374489 U JP9374489 U JP 9374489U JP H0713943 Y2 JPH0713943 Y2 JP H0713943Y2
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JP
Japan
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wedge
rotor
motor
casing
shaped space
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JP9374489U
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友章 新美
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CKD Corp
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CKD Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、外周に回転可能なロータを備えたモータの
ブレーキ装置に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のモータのブレーキ装置としては、例えば
特開昭62-88550号公報に示されるような構成のものが知
られている。
この従来構成においては、ほぼ有底円筒状のケーシング
内にモータが軸線方向へ移動可能に収容され、ケーシン
グの開放端縁に位置するようにモータのロータにはテー
ブルが固定され、ケーシングの開放端縁とテーブルの対
向面とには互いに係合可能なテーパ状の係合部が設けら
れ、常にはケーシングとモータハウジングとの間に介装
されたバネの付勢力により両係合部が係合されて、ロー
タ及びテーブルが所定回転位置に制動停止され、ケーシ
ングとモータハウジングとの間に設けられた密閉室に流
体圧が供給されて、モータ及びテーブルがバネの付勢力
に抗して軸線方向に移動されたときには、両係合部の係
合が解放されて、ロータ及びテーブルの回転が許容され
るようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、この従来装置においては、モータ及びテーブ
ルがケーシングに対して軸線方向へ移動されることによ
り、テーブルの回転許容及び回転制動が行われるように
なっているため、テーブルが同一平面内で割出し回転す
る割出し装置には適用することができないと共に、外周
に回転可能なロータを備えたモータのブレーキ装置にも
実施することができないという問題点があった。
又、ケーシング及びテーブルにそれぞれ対向して設けら
れたテーパ状の係合部の面的係合のみによって、テーブ
ルの回転制動が行われるようになっているため、制動力
が弱くてテーブルを所定回転位置に正確に停止させるこ
とができないという問題点もあった。
この考案は、このような従来の技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的とするところ
は、モータ自体が軸線方向へ移動することがなく、モー
タのロータに直結したテーブルが同一平面内で割出し回
転する割出し装置に適用することができると共に、外周
に回転可能なロータを備えたモータのブレーキ装置に実
施することもでき、しかも、モータのロータを所定回転
位置で正確に停止させることができて、割出し装置に実
施した場合に割出し精度を高めることができ、さらに
は、全体構成のコンパクト化を図ることができるモータ
のブレーキ装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この考案のモータのブレ
ーキ装置においては、外周に回転可能なロータを備えた
モータにおいて、前記ロータの外周に配設されたケーシ
ングと、そのケーシングとロータとの間に設けられた楔
状の空間と、その楔状の空間に進退可能に設けられた楔
部材と、その楔部材を楔状の空間に進退させるための作
動手段とを設けたものである。
[作用] 上記のように構成されたモータのブレーキ装置によれ
ば、ロータの回転時には、楔部材がケーシングとロータ
との間に設けられた楔状の空間から退出されて、ロータ
の回転が許容される。そして、ロータが所定位置に回転
したときには、楔部材が楔状の空間に進入されて、楔作
用によりロータの回転が制動停止される。
[実施例] 以下、この考案を具体化したモータのブレーキ装置の一
実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
第1図に示すように、ケーシング1は円板状の基板2
と、その基板2上に複数のボルト3により固定された円
筒状の収容体4とから構成されている。ダイレクトドラ
イブ型のモータ5はケーシング1の収容体4内に収容さ
れるように、複数のボルト6により基板2に固定され、
その外周には回転可能なロータ7が設けられている。テ
ーブル8はロータ7の上端に固定され、このテーブル8
上に被加工物等を載置できるようになっている。シール
部材9はロータ7の外周面と接触するように収容体4の
上端内周に設けられ、このシール部材9によって収容体
4内への塵埃等の侵入が防止されている。
テーパ状の傾斜面10は前記収容体4の下端内周に設けら
れ、この傾斜面10によって収容体4とロータ7との間に
楔状の空間11が形成されている。円環状の楔部材12は楔
状の空間11に進退可能に設けられ、その外周には前記傾
斜面10に係合可能なテーパ状の傾斜面13が形成されると
共に、内周には係合溝14が形成されている。分割溝15は
楔部材12の一部に設けられ、この分割溝15の形成によっ
て楔部材12が拡径方向に付勢されている。
ピストン体16は前記ケーシング1の収容体4内に移動可
能に配設され、その上端には楔部材12の係合溝14に係合
する複数又は環状の係合突起17が設けられている。複数
のバネ18はピストン体16とケーシング1の基板2との間
に介装され、このバネ18によりピストン体16が上方に移
動付勢されて、第1図に示すように、常には楔部材12が
楔状の空間11に進入配置されるようになっている。
一対のシールリング19,20は前記収容体4の内周面及び
ピストン体16の外周面にそれぞれ設けられ、両シールリ
ング19,20によって収容体4とピストン体16との間に密
閉室21が形成されている。エア供給口22は密閉室21に連
通するように収容体4に形成され、図示しないエア供給
源に連結されている。そして、このエア供給源からエア
供給口22を介して密閉室21内にエア圧が供給されたと
き、第3図に示すように、ピストン体16がバネ18の付勢
力に抗して下方に移動され、楔部材12が楔状の空間11か
ら退出されるようになっている。
なお、この実施例においては、前記ピストン体16、バネ
18及びエア供給源等により楔部材12を進退移動させるた
めの作動手段が構成されている。
次に、前記のように構成されたモータのブレーキ装置に
ついて動作を説明する。
さて、第1図はバネ18の付勢力によりピストン体16が上
方に移動され、楔部材12が楔状の空間11に進入した状態
を示すものである。この状態においては、楔部材12の楔
作用によりロータ7の回転が制動され、テーブル8は所
定回転位置に停止保持されている。
この状態で図示しないエア供給源からエア供給口22を介
して密閉室21内にエア圧が供給されると、第3図に示す
ように、ピストン体16がバネ18の付勢力に抗して下方に
移動され、楔部材12が楔状の空間11から退出されて、ロ
ータ7の回転が許容される。従って、このロータ7の回
転許容状態でモータ5に通電されると、ロータ7が回転
されてテーブル8が回転される。
そして、テーブル8が所定位置に回転された状態で、モ
ータ5への通電及びエア供給口22へのエア圧の供給が停
止されると、バネ18の付勢力によりピストン体16が上方
に移動され、楔部材12が楔状の空間11に進入する。従っ
て、ロータ7が楔部材12の楔作用にて強力に制動停止さ
れ、テーブル8は所定回転位置に正確に停止される。こ
のため、テーブル8が同一平面内で割出し回転する割出
し装置に容易に適用することができると共に、テーブル
8を所定位置に精度よく割出し回転させることができ
る。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば、作動手段の構成を変更する等、この考
案の趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に変
更して具体化することも可能である。
[考案の効果] この考案は、以上説明したように構成されているため、
モータ自体が軸線方向へ移動することがなく、モータの
ロータに直結したテーブルが同一平面内で割出し回転す
る割出し装置に適用することができると共に、外周に回
転可能なロータを備えたモータのブレーキ装置に実施す
ることもでき、しかも、モータのロータを所定回転位置
で正確に停止させることができて、割出し装置に実施し
た場合に割出し精度を高めることができ、さらには、全
体構成のコンパクト化を図ることができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したモータのブレーキ装置の
一実施例を示す断面図、第2図は楔部材を取り出して示
す斜視図、第3図はブレーキ装置の制動解放状態を示す
部分断面図である。 1……ケーシング、5……モータ、7……ロータ、11…
…楔状の空間、12……楔部材、16……作動手段としての
ピストン体、18……作動手段としてのバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に回転可能なロータ(7)を備えたモ
    ータにおいて、 前記ロータ(7)の外周に配設されたケーシング(1)
    と、 そのケーシング(1)とロータ(7)との間に設けられ
    た楔状の空間(11)と、 その楔状の空間(11)に進退可能に設けられた楔部材
    (12)と、 その楔部材(12)を楔状の空間(11)に進退させるため
    の作動手段(16,18)と を設けたことを特徴とするブレーキ装置。
JP9374489U 1989-08-09 1989-08-09 モータのブレーキ装置 Expired - Lifetime JPH0713943Y2 (ja)

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JP9374489U JPH0713943Y2 (ja) 1989-08-09 1989-08-09 モータのブレーキ装置

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JP9374489U JPH0713943Y2 (ja) 1989-08-09 1989-08-09 モータのブレーキ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0333043U JPH0333043U (ja) 1991-04-02
JPH0713943Y2 true JPH0713943Y2 (ja) 1995-04-05

Family

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JP9374489U Expired - Lifetime JPH0713943Y2 (ja) 1989-08-09 1989-08-09 モータのブレーキ装置

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JP5152896B2 (ja) * 2007-10-10 2013-02-27 津田駒工業株式会社 工作機械における回転割出し装置
JP7093991B2 (ja) * 2018-02-26 2022-07-01 パスカルエンジニアリング株式会社 回転軸のブレーキ装置及びそのブレーキ装置を備えたインデックステーブル

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JPH0333043U (ja) 1991-04-02

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