JPH07139253A - パネル走行装置 - Google Patents

パネル走行装置

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JPH07139253A
JPH07139253A JP5292168A JP29216893A JPH07139253A JP H07139253 A JPH07139253 A JP H07139253A JP 5292168 A JP5292168 A JP 5292168A JP 29216893 A JP29216893 A JP 29216893A JP H07139253 A JPH07139253 A JP H07139253A
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drive
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runners
runner
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Toshiaki Hirose
利明 広瀬
Masakatsu Nishiwaki
正勝 西脇
Akiyasu Sawamura
章安 沢村
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Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Fuj Hensokuki Co Ltd
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Tachikawa Blind Manufacturing Co Ltd
Fuj Hensokuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一カ所の操作で両駆動ランナーの旋回動作を
行うことが可能なパネル走行装置を提供すること。 【構成】 上記のように、本実施例によれば、前記第1
の駆動ランナーR1と第2の駆動ランナーR2とに連結
された第1及び第2の旋回用シャフト33,37との間
をディファレンシャルギア装置Dにより連結した。そし
て、駆動ランナーR1,R2への給電が停止されている
際には、前記ディファレンシャルギア装置Dをハンドル
21操作により手動で回転駆動するように構成した。そ
の結果、一カ所のハンドル21操作で両駆動ランナーR
1,R2を旋回させることが可能となり、停電時等にお
いても、素早く間仕切り用パネル1の移動作業を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネルと連結され、レ
ールに沿って自走する駆動ランナーを備えたパネルの走
行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より間仕切り用パネルを前後一対の
駆動ランナーにて天井レールから吊り下げ、その駆動ラ
ンナーを駆動させ間仕切り用パネルを移動させる技術が
ある。例えば図9に示すように、一般に間仕切り用パネ
ル90は、各駆動ランナー91がレール94に沿って自
走することで収納庫から出庫され、コーナ部Cにおいて
は駆動ランナー91が方向転換して間仕切り方向に進出
していくようになっている。
【0003】ところが、一旦停電やコントローラの異常
等により駆動ランナー91への電力の供給が絶たれた場
合には駆動ランナー91は自走できない。この場合、例
えば間仕切り用パネル90をユーザが押して移動させ
る。このとき、レール94が直線ならば間仕切り用パネ
ル90を押すことにより駆動ランナー91もレール94
に沿って一緒に移動する。しかし、コーナ部Cに駆動ラ
ンナー91が到達した場合には間仕切り用パネル90を
いかに押してみても駆動ランナー91は方向転換しな
い。すなわち、駆動ランナー91の進行方向をコーナ部
Cの出口側に向けなければ、パネル90を移動させるこ
とができない。
【0004】コーナ部Cにおける駆動ランナー91の旋
回は、パネル90内に設けられたギアボックス(図示せ
ず)にパネル90の外部からハンドルを差し込んで、同
ハンドルを回転操作する。これにより、ギアボックスと
駆動ランナー91との間を連結する駆動機構が手動によ
り駆動され、駆動ランナー91は水平方向に旋回してコ
ーナ部Cの出口側に向く。その結果、間仕切り用パネル
90の移動が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手動に
よる駆動ランナー91の旋回は、ハンドル操作により前
後各々行わなければならない。すなわち、パネル90に
はハンドルを差し込む挿入孔が前後にそれぞれ設けら
れ、手動で駆動ランナー91の旋回を行う際は、ハンド
ルを前後の挿入孔に交互に差し込んで操作し、各駆動ラ
ンナー91の旋回を行うことになる。このように、停電
時等におけるコーナ部Cからのパネル90の脱出作業は
非常に煩わしい。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は一カ所の操作で両駆動ラ
ンナーの旋回動作を行うことが可能なパネル走行装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、パネル上部に連結さ
れ、直進部及びコーナ部を有する走行経路に沿って自走
する一対の第1の駆動ランナー及び第2の駆動ランナー
と、前記各駆動ランナーと各々連結され、同駆動ランナ
ーが走行経路のコーナ部に到達した際、駆動ランナーを
水平方向に回転させて、パネルの進行方向を変更する第
1の方向転換手段及び第2の方向転換手段と、前記第1
の方向転換手段と第2の方向転換手段とを連結し、前記
各駆動ランナーが、前記走行経路の直進部とコーナ部と
を通過する際の第1の方向転換手段と第2の方向転換手
段との回転数差を調整するディファレンシャルギア装置
とを備えたことをその要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記第1及び
第2の方向転換手段の回転は、前記ディファレンシャル
ギア装置を介してパネル外部から手動によるハンドル操
作により行うことをその要旨とする。
【0009】
【作用】従って、上記の構成によれば、停電時には人が
パネルを押し又は引いて移動させていく。駆動ランナー
がコーナ部内に到達した場合にはパネル外部からハンド
ルを回転操作することで、その動力がディファレンシャ
ルギア装置を介して第1及び第2方向転換手段に伝達さ
れる。これにより、第1及び第2の駆動ランナーは所定
方向に回転し、パネルの進行方向が転換される。
【0010】このとき、一方の駆動ランナー(例えば、
第1の駆動ランナー)が走行経路のコーナ部に配置さ
れ、他方の駆動ランナー(第2の駆動ランナー)が走行
経路の直進部に配置されている際には、第1の駆動ラン
ナーのみが旋回され、第2の駆動ランナーは走行経路に
より旋回動作が規制されていることから旋回されない。
すなわち、この場合にはディファレンシャルギアの作用
により、第1及び第2の方向転換手段の回転数差が調整
されるので、ハンドルを回転操作してもその動力は第2
の駆動ランナーには伝達されない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図2は間仕切り用パネル1が走行を
行う走行経路Kの概略的な平面図である。同走行経路K
は直進部S及びコーナ部Cを有しいる。図1に示すよう
に間仕切り用パネル1は高さ数m、幅約1m、厚さ10
数cm の金属製の板体であり、内部に空間を有してい
る。なお、図示しないが、パネル1の外表面は化粧板で
覆われている。間仕切り用パネル1内には水平方向に延
設され、外周にネジが螺設された作動軸2が回動可能に
支持されている。同作動軸2の一端部(図1では右端
部)にはギア2aが挿入されている。同ギア2aには正
逆回転可能なギアードモータ3の回転軸3aに取着され
たギア4が噛合している。従って、作動軸2はギアード
モータ3の駆動に伴って回転する。なお、ギアードモー
タ3は図示しない手動によるハンドル操作でも回転させ
ることができる。
【0012】前記作動軸2の外周にはネジ体5が螺合し
ている。このネジ体5と間仕切り用パネル1の上端面に
取着されたゴム製の接天クッション10との間は、接天
昇降ロッド6及び補助リンク7を介して連結されてい
る。また、ネジ体5とパネル1の下部に取着されたゴム
製の接床クッション11との間は、接床昇降ロッド8及
び補助リンク9を介して連結されている。
【0013】パネル1の一側面(同図にて左側面)に
は、補助パネル12が同図にて左右に移動可能に装着さ
れている。補助パネル12の上下には一対の突片13が
取着されている。また、両突片13に挟まれるように、
パネル1には一対の支持体14が取着されている。各突
片13と支持体14との間は、レバー15によりそれぞ
れ連結されている。また、両レバー15の先端はナット
体5aの軸16により回動自在に連結されている。ナッ
ト体5aは作動軸2のネジ部に回動自在に係合してい
る。そして、このレバー15の連結部17と、前記補助
リンク7,9と接天昇降軸6及び接床昇降軸8の連結部
18との間がコイルスプリング19によりそれぞれ連結
されて、ガタつきが防止されている。
【0014】従って、前記ギアードモータ3を駆動させ
るか、又はハンドルを操作することで作動軸2が回動さ
れ、それに伴ってネジ体5が同図において左右に移動す
る。そして、ネジ体5aの移動に伴い、前記レバー15
の回動位置が調整されて補助パネル12が左右に移動さ
れ、間仕切りパネル1全体の横幅が調節される。また、
ネジ体5の移動に伴い、接天クッション10及び接床ク
ッション11が上下動され、間仕切り用パネル1と天井
及び床との間の距離が調節される。
【0015】ギアボックス20は前記ギアードモータ3
と隣接してパネル1の図示右側内壁面に取着されてい
る。このギアボックス20内には図示しない傘歯車等の
各種ギアが設けられている。また、同ギアボックス20
の正面にはハンドル21の差し込み口となるハンドル挿
入孔20aが形成されている。なお、このハンドル挿入
孔20aは間仕切り用パネル1の化粧板を貫通して外部
と連通している。前記ギアボックス20の上方における
パネル1内壁には、中継ブラケット22が取付固定され
ている。同中継ブラケット22と前記ギアボックス20
との間には連結シャフト23が支持されている。
【0016】ギアボックス20側の連結シャフト23先
端には図示しない傘歯車が取着され、同傘歯車はギアボ
ックス20内のギアと噛合している。また、中継ブラケ
ット22側の連結シャフト23の先端にも傘歯車24が
取着されている。前記連結シャフト23は、前記ハンド
ル挿入孔20aにハンドル21を挿入して同ハンドル2
1を回転させることより回動する。
【0017】間仕切り用パネル1の上部内壁中央には、
ディファレンシャル用ブラケット25が取付固定されて
いる。同ディファレンシャル用ブラケット25にはディ
ファレンシャルギア装置Dが装着されている。また、デ
ィファレンシャル用ブラケット25と前記中継用ブラケ
ット22との間は、ドライブシャフト27により連結さ
れている。ディファレンシャル用ブラケット25側のド
ライブシャフト27先端には、ドライブギア43が取着
され、同ドライブギア43はディファレンシャルギア装
置Dのギア45と噛合している。また、中継用ブラケッ
ト22側のドライブシャフト27の先端には、前記連結
シャフト23の傘歯車24と噛合する傘歯車28が取着
されている。
【0018】前記ディファレンシャル用ブラケット25
の両側方におけるパネル1上部内壁には、第1の動力伝
達用ブラケット29及び第2の動力伝達用ブラケット3
0がそれぞれ取付固定されている。第1の動力伝達用ブ
ラケット29とディファレンシャル用ブラケット25と
の間は、ディファレンシャルギア装置Dから突出する第
1の動力伝達シャフト31により連結されている。第1
の動力伝達用ブラケット29内における同動力伝達シャ
フト31の先端には傘歯車32が取着されている。第1
の動力伝達用ブラケット29の上方におけるパネル1上
面には、第1の駆動ランナーR1が配置されている。同
第1の駆動ランナーR1の下面には旋回用シャフト33
が取着されている。同旋回用シャフト33の下端には傘
歯車34が取着され、同傘歯車34は前記第1の動力伝
達用ブラケット29内において、前記第1の動力伝達シ
ャフト31の傘歯車32と噛合されている。
【0019】一方、前記第2の動力伝達用ブラケット3
0とディファレンシャル用ブラケット25との間は、デ
ィファレンシャルギア装置Dから突出する第2の動力伝
達シャフト35により連結されている。第2の動力伝達
用ブラケット30内における第2の動力伝達シャフト3
5の先端には傘歯車36が取着されている。第2の動力
伝達用ブラケット30の上方におけるパネル1上面に
は、第2の駆動ランナーR2が配置されている。同第2
の駆動ランナーR2の下面には旋回用シャフト37が取
着されている。同旋回用シャフト37の下端には傘歯車
38が取着され、同傘歯車38は前記第2の動力伝達用
ブラケット30内において、前記第2の動力伝達シャフ
ト35の傘歯車36と噛合されている。
【0020】図1に示すように前記駆動ランナーR1,
R2は、走行経路Kを構成するレール40内に配置され
ている。前記駆動ランナーR1,R2は略直方体形状の
金属製の本体41により外郭が形成され、同本体41の
両側(一方のみ図示)には走行ローラ42が設けられて
いる。同走行ローラ42は正逆回転可能なモータ(図示
せず)の駆動力により積極回転し、レール40内を走行
する。モータは各走行ローラ42にそれぞれ対応して1
個ずつ設けられている。また、通常走行時における駆動
ランナーR1,R2の旋回は、パネル1内に配置された
コントローラ50が左右の走行ローラ42の回転方向を
変えることにより行われる。前記走行ローラを積極回転
させるモータの駆動は、本体41の上壁に複数設けられ
た集電子(図示せず)に、レール40に敷設されたトロ
リー(図示せず)より給電することで行われる。
【0021】次に、前記ディファレンシャルギア装置D
について説明する。図1及び図3,図4に示すように、
ディファレンシャル用ブラケット25の下部には、前記
ドライブシャフト27が回転可能に支持されている。同
ドライブシャフト27にはドライブギア43がドライブ
シャフト27と一体回転可能に支持されている。また、
ドライブシャフト27の上方におけるディファレンシャ
ル用ブラケット25には、ディファレンシャルケース4
4が配置されている。同ディファレンシャルケース44
の一側はディファレンシャル用ブラケット25に回転可
能に支持されている。また、ディファレンシャルケース
44の他側にはリングギア45がボルトを介して固定さ
れ、同リングギア45がディファレンシャル用ブラケッ
ト25に回転可能に支持されている。前記ドライブギア
43とリングギア45とは噛合しており、ドライブシャ
フト27の回転に伴ってディファレンシャルケース44
が回転する。
【0022】前記ディファレンシャルケース44の中央
部にはピン状のスパイダ46が挿通されている。同スパ
イダ46にはピニオン47がブッシュ48を介して2個
(または4個)装着されている。前記ピニオン47はス
パイダ46に対して自在に回転するようになっている。
前記ピニオン47には、前後一対のサイドギア49が噛
合している。前記サイドギア49には第1の動力伝達シ
ャフト31及び第2の動力伝達シャフト35がそれぞれ
キー結合されている。
【0023】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、間仕切り用パネル1の通常走行時(給電時)にお
ける作用を説明する。各駆動ランナーR1,R2の走行
ローラ42が積極回転されると、それにともなってパネ
ル1が走行経路Kに沿って走行する。そして、例えば、
第1の駆動ランナーR1が先行してパネル1の走行が行
われている際に、第1駆動ランナーR1がコーナ部Cに
到達した場合には、コントローラ50により第1駆動ラ
ンナーR1の左右の走行ローラ26の回転方向が逆転さ
れる。従って、このときの第1の駆動ランナーR1の旋
回は、旋回用シャフト33を中心として行われる。
【0024】そして、その旋回動作は第1の駆動ランナ
ーR1がコーナ部Cの出口を向いた時点で終了する。こ
のとき、第1の駆動ランナーR1の旋回に伴い、傘歯車
34、傘歯車32を介して第1の動力伝達シャフト31
が回転されるが、第2の駆動ランナーR2は直線部Sに
位置して旋回不能であり。第2の動力伝達シャフト35
は回転しない。従って、ディファレンシャルギア装置D
はピニオン47のみの回転による差動動作を行う。
【0025】その後、再度第1の駆動ランナーR1の左
右の走行ローラ42の回転数が同1転数となって、第1
の駆動ランナーR1は走行経路Kの直進部Sを走行す
る。このとき、両駆動ランナーR1,R2がコーナ部C
を通り抜けるまでは、間仕切り用パネル1の向きが序々
に変わるため、両駆動ランナーR1,R2は間仕切り用
パネル1に対して相対的に旋回する。この旋回はディフ
ァレンシャルギア装置Dの差動動作により許容される。
【0026】そして、第2の駆動ランナーR2がコーナ
部Cに到達すると、コントローラ50の制御により、第
2の駆動ランナーR2も先の第1の駆動ランナーR1と
同様に旋回用シャフト37を中心として旋回される。こ
のように、通常走行時には、コントローラ50により各
駆動ランナーR1,R2の走行ローラ42の回転が制御
され、駆動ランナーR1,R2の旋回動作が行われる。
【0027】続いて、停電時等により、各駆動ランナー
R1,R2への給電が停止された際のパネル1移動時に
おける作用を説明する。駆動ランナーR1,R2への給
電が停止され、パネル1が自走できない場合には、ユー
ザがパネル1を押して(または引いて)パネル1を移動
させる。このとき、駆動ランナーR1,R2が走行経路
Kの直進部Sに配置されている際は、単にパネル1を押
すだけでパネル1は走行経路Kに沿って移動する。そし
て、図5に示すように、駆動ランナーR1がコーナ部C
に到達した際には、ユーザがハンドル21をギアボック
ス20のハンドル挿入孔20aに差し込んで、所定方向
に回転操作する。このとき、ハンドル16の回転力は、
ギアボックス20、連結シャフト23及びドライブシャ
フト27を介して、ディファレンシャルギア装置Dに伝
達される。
【0028】ここで、ディファレンシャル装置26内の
動力伝達行程を説明する。ドライブシャフト27に伝達
された回転力はドライブギア43を経てリングギア4
5、すなわちディファレンシャルケース44に伝達され
る。そして、ディファレンシャルケース44の回転に伴
い、ピニオン47が回転(公転)される。そして、その
回転力はサイドギア49、すなわち、第1及び第2の動
力伝達シャフト31,35に伝達される。
【0029】このとき、第1の駆動ランナーR1はコー
ナ部Cに配置されていることからその旋回は自由であ
る。しかし、第2の駆動ランナーR2は走行経路Kの直
進部Sに配置されていることから、旋回動作は規制され
ている。従って、この場合には、ピニオン47は公転と
同時に自転を行う。すなわち、ピニオン47は公転と同
時に両駆動ランナーR1,R2の回転数の差を自転して
調整する。従って、この場合には第1の動力伝達シャフ
ト31のみ回転される。つまり、ハンドル21の回転に
伴って、第1の駆動ランナーR1のみが旋回動作を行
う。
【0030】そして、図6に示すように、第1の駆動ラ
ンナーR1をコーナ部Cの出口に向くまで旋回させた
後、ハンドル21の回転を止め、再度パネル1を押すこ
とでパネル1を移動することができる。そして、図7に
示すように、第2の駆動ランナーR2がコーナ部Cに到
達したら、図8に示すように、前記第1の駆動ランナー
R1の旋回動作時と同様にハンドル21を回転させて第
2の駆動ランナーR2を旋回させる。
【0031】上記のように、本実施例によれば、前記第
1の駆動ランナーR1と第2の駆動ランナーR2とに連
結された第1及び第2の旋回用シャフト33,37との
間をディファレンシャルギア装置Dにより連結した。そ
して、駆動ランナーR1,R2への給電が停止されてい
る際には、前記ディファレンシャルギア装置Dをハンド
ル21操作により手動で回転駆動するように構成した。
その結果、一カ所のハンドル21操作で両駆動ランナー
R1,R2を旋回させることが可能となり、停電時等に
おいても、素早く間仕切り用パネル1の移動作業を行う
ことができる。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、駆動ランナーR1,R2の旋回
は左右の走行ローラ42の回転方向を相違させることで
行ったが、これをディファレンシャルギア装置Dをモー
タにより駆動させて駆動ランナーR1,R2の旋回を行
ってもよい。
【0033】(2)上記実施例では、ハンドル21はギ
アボックス20のハンドル挿入孔20aに対して着脱可
能となっていたが、ハンドル21をギアボックス20の
ハンドル挿入孔20aに固定して設けて具体化してもよ
い。この場合、停電時等においても、素早く駆動ランナ
ーR1,R2の旋回を行うことができるとともに、ハン
ドル21の紛失を防止できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
一カ所の操作で両駆動ランナーの旋回動作を行うことが
できるので、停電時等でも素早くパネルを移動させるこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である間仕切り用パネルの内
部の構成を示す正面図である。
【図2】間仕切り用パネルが走行する走行経路の概略的
な平面図である。
【図3】ディファレンシャルギア装置の正断面図であ
る。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】第1の駆動ランナーがコーナ部に到達した状態
の平面図である。
【図6】第1の駆動ランナーがコーナ部にて旋回した状
態の平面図である。
【図7】第2の駆動ランナーがコーナ部に到達した状態
の平面図である。
【図8】第2の駆動ランナーがコーナ部にて旋回した状
態の平面図である。
【図9】従来における間仕切り用パネルの使用状態を説
明する概略図である。
【符号の説明】
1…間仕切り用パネル、21…ハンドル、33…第1の
方向転換手段としての第1の旋回用シャフト、37…第
2の方向転換手段としての第2の旋回用シャフト、D…
ディファレンシャルギア装置、。K…走行経路、S…走
行経路の直進部、C…走行経路のコーナ部、R1…第1
の駆動ランナー、R2…第2の駆動ランナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢村 章安 岐阜市中洲町18番地 富士変速機 株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル(1)上部に連結され、直進部
    (S)及びコーナ部(C)を有する走行経路(K)に沿
    って自走する一対の第1の駆動ランナー(R1)及び第
    2の駆動ランナー(R2)と、 前記各駆動ランナー(R1,R2)と各々連結され、同
    駆動ランナー(R1,R2)が走行経路(K)のコーナ
    部(C)に到達した際、駆動ランナー(R1,R2)を
    水平方向に回転させて、パネル(1)の進行方向を変更
    する第1の方向転換手段(33)及び第2の方向転換手
    段(37)と、 前記第1の方向転換手段(33)と第2の方向転換手段
    (37)とを連結し、前記各駆動ランナー(R1,R
    2)が、前記走行経路(K)の直進部(S)とコーナ部
    (C)とを通過する際の第1の方向転換手段(R1)と
    第2の方向転換手段(R2)との回転数差を調整するデ
    ィファレンシャルギア装置(D)とを備えたこと特徴と
    するパネル走行装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の駆動ランナー(R
    1,R2)の回転は、前記ディファレンシャルギア装置
    (D)を介してパネル(1)外部から手動によるハンド
    ル(21)操作により行うことを特徴とする請求項1に
    記載のパネル走行装置。
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