JPH07138669A - アルミ熔解炉 - Google Patents

アルミ熔解炉

Info

Publication number
JPH07138669A
JPH07138669A JP30711493A JP30711493A JPH07138669A JP H07138669 A JPH07138669 A JP H07138669A JP 30711493 A JP30711493 A JP 30711493A JP 30711493 A JP30711493 A JP 30711493A JP H07138669 A JPH07138669 A JP H07138669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
aluminum
gas
engine block
burning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30711493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sajiki
博陽 桟敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP30711493A priority Critical patent/JPH07138669A/ja
Publication of JPH07138669A publication Critical patent/JPH07138669A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の古タイヤを燃焼させたときに発生す
る廃熱を利用して、廃車のエンジン・ブロック、トラン
ス・ミッションなどのアルミを熔解して、鉄とアルミと
に離して回収すること。 【構成】 古タイヤを投入して燃焼させて生成ガスを発
生させるガス発生炉2と、発生した生成ガスに2次空気
を導入して高温燃焼させるバーナ4と、エンジン・ブロ
ックなどをバーナ4で加熱する反射炉1と、エンジン・
ブロックなどから熔解したアルミを貯留する保持炉3と
を具備している。また、1つの反射炉1に2基のガス発
生炉2を設けて交互に稼働させると、反射炉1を連続的
に稼働させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミ熔解炉に関
し、特に、自動車の古タイヤを燃焼させたときに発生す
る廃熱を利用して、廃車のエンジン・ブロック、トラン
ス・ミッションなどを構成するアルミを熔解して、鉄と
アルミに分離してアルミを回収するように構成したもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車の古タイヤを焼却処理する際に、
古タイヤをそのまま焼却すると、不完全燃焼を起こして
黒煙を発生するので、完全燃焼させるために、古タイヤ
を小さく裁断したり、古タイヤを炉内で間隔をあけて吊
り下げるなど種々の工夫が施されているが、完全燃焼さ
せると高温度になって炉壁を傷めるという問題があり、
また、反射炉において、廃車のエンジン・ブロックなど
をアルミと鉄に分離する際には、重油などの燃料を使用
しているので、燃料費がかかるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来よ
り、古タイヤを焼却させる際に生じる問題、エンジン・
ブロックなどをアルミと鉄に分離する際に生じる問題が
あった。そこで、この発明は、このような従来の2つの
問題点を同時に解決することを目的として考えられたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のアルミ熔解炉
は、古タイヤを投入して燃焼させて生成ガスを発生させ
るガス発生炉と、生成ガスを導入して高温燃焼させ、エ
ンジン・ブロックなどを加熱する反射炉と、エンジン・
ブロックなどから熔解したアルミを貯留する保持炉とを
具備している。また、1つの反射炉に2基のガス発生炉
を設けておくと、反射炉を連続的に稼働させることがで
きる。
【0005】
【実施例】この発明のアルミ熔解炉は、図面に示すよう
に、古タイヤを燃焼させて生成ガスを発生する2基のガ
ス発生炉2と、エンジン・ブロックなどを挿入して加熱
する1基の反射炉1と、保持炉3と、煙突5で構成さ
れ、各ガス発生炉2と反射炉1とは、下方においてバー
ナ4を介して連通している。
【0006】2基のガス発生炉2は、同じ構成であっ
て、蝶番22で開閉する上部に設けられた蓋21を有する古
タイヤ投入口と、下部に設けられた残灰取出口23と、炉
の底部より1次空気を送る送風機(図示せず)とを備え
た筒状の炉であり、残灰取出口23は、残灰を取り出す際
に使用する他に、プロパン・ガスなどを燃料とするガス
・バーナによって、投入された古タイヤへ着火する際に
も使用する。
【0007】反射炉1は、前面において上下に開閉させ
られる耐火レンガを内貼りした扉14と、天井11、両側壁
12、後壁13の各内壁面を耐火レンガで内貼りした炉殻10
と、エンジン・ブロックなどを載せて搬入あるいは搬出
する載置台車15とを具備し、この載置台車15は、レール
19上をモータ16により駆動されて前後に移動する台車で
あって、後方に向かって傾斜したV字状の溝17を備え、
炉殻10の底蓋を形成するものである。
【0008】さらに、反射炉1の両側壁12には、ガス発
生炉2と連通したバーナ4が設けられており、このバー
ナ4は、図2に示すように、ガス発生炉2から送られて
きた生成ガスを2次空気により高温燃焼させるもので、
送風機(図示せず)で発生した2次空気を噴出する1つ
または多数のノズル41と、生成ガスを供給する内筒42
と、この内筒42の周囲より燃焼用空気を吸引する外筒43
で構成されている。
【0009】そして、反射炉1の後壁13の下方には、排
気孔18が設けられており、保持炉3および排気筒6経て
煙突5に通じている。
【0010】保持炉3は、載置台車15に形成したV字状
の溝17の突出した後端から熔解したアルミを流入するも
ので、排気孔18を経て排出される排気ガスの廃熱を利用
して、アルミを熔融した状態で貯留するものであって、
側壁の下部に取出口31が設けられている。さらに、保持
炉3には、熔融状態のアルミの表面に浮かんでいる残渣
(のろ)を掻き出すための取出口32が設けられている。
【0011】次に、このように構成されたこの発明のア
ルミ熔解炉によって、エンジン・ブロックなどをアルミ
と鉄に分離する手順を説明する。
【0012】反射炉1の前面の扉14を上向きに開き、モ
ータ16を駆動して載置台車15を引き出し、フォークリフ
トを利用して、鉄枠上に置いたエンジン・ブロックなど
を鉄枠ごと載置台車15上に載せたのち、モータ16を駆動
して載置台車15を反射炉1内に戻して、扉14を下降させ
て閉じる。
【0013】2基のガス発生炉2のうち、少なくとも一
方のガス発生炉2の蓋21を開いて古タイヤ投入口より古
タイヤを無造作に投入し、残灰取出口23よりバーナによ
って、投入された古タイヤに着火する。着火後、送風機
を起動してガス発生炉2へ1次空気を送り込むと、燃焼
が促進されて多量の生成ガスを発生する。この生成ガス
は、バーナ4において、送風機で発生した2次空気と混
合され、完全燃焼されて反射炉1内に放出される。反射
炉1内に放出された高温度のガスは、保持炉3を経て煙
突5より大気中に放出される。
【0014】完全燃焼された生成ガスは、反射炉1内を
高温度に加熱するので、エンジン・ブロックなどを構成
するアルミ部分が溶解される。この溶解されたアルミ
は、載置台車15の傾斜したV字状の溝17に沿って流下
し、保持炉3に熔融状態で貯留される。
【0015】エンジン・ブロックなどのアルミ部分がす
べて溶解されると、反射炉1の扉14を開き、モータ16を
駆動して載置台車15を引き出し、主に鉄部分だけになっ
たエンジン・ブロックなどを鉄枠ごとフォークリフトを
利用して、載置台車15から降ろして冷却する。
【0016】載置台車15には、鉄枠上に置いた処理すべ
き次のエンジン・ブロックなどを鉄枠ごと載せたのち、
再びモータ16を駆動して載置台車15を反射炉1内に戻し
て、扉14を閉じる。このような作業を繰り返し行なっ
て、エンジン・ブロックなどをアルミと鉄に分離する。
【0017】保持炉3に貯留されているアルミが一定量
に達すると、取出口31の栓をひらいて熔融状態のアルミ
を流出させ、型枠に流し込んで造塊し、アルミ・インゴ
ットを形成する。
【0018】2基のガス発生炉2のうち、一方のガス発
生炉が稼働中に、他方のガス発生炉にも古タイヤを投入
して待機させておく。稼働中のガス発生炉の古タイヤが
燃え尽きた頃、待機中のガス発生炉2の残灰取出口23よ
りバーナによって古タイヤに着火し、生成ガスを発生さ
せて反射炉1内に放出させる。このように、2基のガス
発生炉を設置して交互に稼働させることにより、反射炉
内へ生成ガスを連続的に供給することができる。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例に基づく説明から明らかな
ように、この発明のアルミ熔解炉によると、古タイヤを
完全燃焼させて焼却処理ができ、その廃熱によって廃車
のエンジン・ブロックなどのアルミを熔解して、鉄とア
ルミに分離して各々を回収できるので資源の再利用に貢
献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアルミ熔解炉の一実施例を示す平面
図、
【図2】図1に示すアルミ熔解炉の正面図、
【図3】図1に示すアルミ熔解炉における反射炉の側面
図である。
【符号の説明】
1 反射炉 10 炉殻 14 扉 15 載置台車 17 傾斜したV字状の溝 19 レール 2 ガス発生炉 21 蓋 22 蝶番 23 残灰取出口 3 保持炉 4 バーナ 41 ノズル 42 内筒 43 外筒 5 煙突

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 古タイヤを投入して燃焼させて生成ガス
    を発生させるガス発生炉と、上記生成ガスを導入して高
    温燃焼させ、エンジン・ブロック、トランス・ミッショ
    ンなどを加熱する反射炉と、上記エンジン・ブロック、
    トランス・ミッションなどから熔解したアルミを貯留す
    る保持炉とを具備することを特徴とするアルミ熔解炉。
  2. 【請求項2】 1つの反射炉に2基のガス発生炉を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載のアルミ熔解炉。
JP30711493A 1993-11-15 1993-11-15 アルミ熔解炉 Pending JPH07138669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30711493A JPH07138669A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 アルミ熔解炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30711493A JPH07138669A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 アルミ熔解炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07138669A true JPH07138669A (ja) 1995-05-30

Family

ID=17965204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30711493A Pending JPH07138669A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 アルミ熔解炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07138669A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100408217B1 (ko) * 2000-05-24 2003-12-01 백인우 일괄투입방식 소각로의 교대 운전장치
KR100451850B1 (ko) * 2002-01-25 2004-10-15 김지원 원형 회전판을 이용한 연소로의 연속식 연료통 이동장치
KR100795143B1 (ko) * 2007-06-22 2008-01-21 성호플랜트주식회사 건류식 소각기의 연소 시스템
CN104388691A (zh) * 2014-10-21 2015-03-04 安徽省华鑫铅业集团有限公司金铅分公司 一种再生铅冶炼余热回收炉

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55158243A (en) * 1979-04-27 1980-12-09 Kureha Chem Ind Co Ltd Scrapped car processing apparatus
JPS5626393B2 (ja) * 1975-05-07 1981-06-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626393B2 (ja) * 1975-05-07 1981-06-18
JPS55158243A (en) * 1979-04-27 1980-12-09 Kureha Chem Ind Co Ltd Scrapped car processing apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100408217B1 (ko) * 2000-05-24 2003-12-01 백인우 일괄투입방식 소각로의 교대 운전장치
KR100451850B1 (ko) * 2002-01-25 2004-10-15 김지원 원형 회전판을 이용한 연소로의 연속식 연료통 이동장치
KR100795143B1 (ko) * 2007-06-22 2008-01-21 성호플랜트주식회사 건류식 소각기의 연소 시스템
CN104388691A (zh) * 2014-10-21 2015-03-04 安徽省华鑫铅业集团有限公司金铅分公司 一种再生铅冶炼余热回收炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1310733B1 (en) Method for incineration disposal of waste
US8114185B2 (en) Method of melting a mixture of scrap metal using scrap rubber
JP2001227714A (ja) 廃棄物の焼却処理方法
JPH07138669A (ja) アルミ熔解炉
US5322544A (en) Melting a mixture of scrap metal using scrap rubber
JP2006343002A (ja) 乾留ガス化炉、軽金属溶解炉及び軽金属溶解設備
JP2002156186A (ja) 溶解設備およびそれを用いた処理方法
KR200199073Y1 (ko) 폐타이어를 이용한 알루미늄 용융장치
JPS629656B2 (ja)
JP3650193B2 (ja) 金属原料の溶解方法
JP2003129138A (ja) 使用済み自動車又は使用済み家電機器のリサイクル処理方法
JPH0926124A (ja) ごみ焼却灰の溶融処理方法及び溶融処理設備
JP4290952B2 (ja) シュレッダーダストの燃料化方法
JP2937241B2 (ja) 焼却炉
JPH0480513A (ja) 流動床式焼却炉の起動方法及び装置
JP4972458B2 (ja) 灰溶融炉の燃焼室
JP2006002947A (ja) バーナー装置
JPH08240306A (ja) 灰溶融炉および灰溶融炉における灰予熱方法
JP3190316B2 (ja) 乾留炉を備えた熱処理装置
JPH0816589B2 (ja) 循環再燃焼式反射炉
KR20010045842A (ko) 폐타이어의 완전 리사이클장치 및 그 방법과 폐타이어를연료로하는 용융로
JP2004085117A (ja) 自動車エンジン等のリサイクル用のアルミ溶融炉
JPS58108321A (ja) 廃棄自動車の焼却方法
JPH06207782A (ja) 非鉄金属用溶解装置
JPS5895186A (ja) スクラツプの予熱方法及び装置