JPH07138659A - 鉄スクラップの油分除去法 - Google Patents
鉄スクラップの油分除去法Info
- Publication number
- JPH07138659A JPH07138659A JP28365193A JP28365193A JPH07138659A JP H07138659 A JPH07138659 A JP H07138659A JP 28365193 A JP28365193 A JP 28365193A JP 28365193 A JP28365193 A JP 28365193A JP H07138659 A JPH07138659 A JP H07138659A
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- JP
- Japan
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- scrap
- quicklime
- component
- coil
- mixture
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油分が付着したスクラップを焼結原料として
使用すると燃焼しないで残留した油分はガスと共に電気
集塵機に付着し燃焼するので電気集塵機が故障する問題
が生じる。この問題を解決するためスクラップに付着し
た油分除去法を提供する。 【構成】 石灰石から生石灰を製造する工程において、
油分が付着した鉄スクラップと石灰石を同時に焼成し、
鉄スクラップに付着した油分を燃焼除去すると同時に生
石灰を製造する。
使用すると燃焼しないで残留した油分はガスと共に電気
集塵機に付着し燃焼するので電気集塵機が故障する問題
が生じる。この問題を解決するためスクラップに付着し
た油分除去法を提供する。 【構成】 石灰石から生石灰を製造する工程において、
油分が付着した鉄スクラップと石灰石を同時に焼成し、
鉄スクラップに付着した油分を燃焼除去すると同時に生
石灰を製造する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉等で溶銑製造用焼
結鉱の原料に使用する鉄スクラップの油分除去法に関す
る。
結鉱の原料に使用する鉄スクラップの油分除去法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】自動車、家電、容器、ダライ粉等由来の
軽量屑と呼ばれる鉄クスラップ片（以下単にスクラップ
と称す）が多く発生しその有効活用法が求められている
が、本発明者らは焼結原料にスクラップを混合して焼結
し焼結鉱を製造する方法を提案している。自動車、家
電、容器、ダライ粉等由来の軽量屑と呼ばれるスクラッ
プはシュレッダーあるいは裁断機で細片化されたもの、
または機械加工工程で発生する切削屑として発生する
が、油分が付着しているものが多い。
軽量屑と呼ばれる鉄クスラップ片（以下単にスクラップ
と称す）が多く発生しその有効活用法が求められている
が、本発明者らは焼結原料にスクラップを混合して焼結
し焼結鉱を製造する方法を提案している。自動車、家
電、容器、ダライ粉等由来の軽量屑と呼ばれるスクラッ
プはシュレッダーあるいは裁断機で細片化されたもの、
または機械加工工程で発生する切削屑として発生する
が、油分が付着しているものが多い。
【０００３】生石灰は焼結原料の造粒用バインダーとし
て使用されている。従来の生石灰を製造するプロセスの
概略工程図の例を図３に示す。粉石灰石は石灰石サイロ
１から切り出し、石灰石ベルトコンベアー２とバケット
エレベーター３により装入装置４まで搬送し、装入装置
を介して予熱機５に装入する。予熱機５を通過した粉石
灰石はロータリーキルン７により加熱される。加熱温度
は通常８５０〜９００℃になるようにバーナ９の燃焼熱
により保持される。ロータリーキルン７により加熱され
た焼成石灰石８は生石灰となり、ロータリーキルン７の
バーナ９下の出口から冷却機１０に移動し冷却される。
冷却機１０を出た生石灰は第１生石灰ベルトコンベアー
１１と第２生石灰ベルトコンベアー１６により焼結機に
搬送しバインダーとして使用している。
て使用されている。従来の生石灰を製造するプロセスの
概略工程図の例を図３に示す。粉石灰石は石灰石サイロ
１から切り出し、石灰石ベルトコンベアー２とバケット
エレベーター３により装入装置４まで搬送し、装入装置
を介して予熱機５に装入する。予熱機５を通過した粉石
灰石はロータリーキルン７により加熱される。加熱温度
は通常８５０〜９００℃になるようにバーナ９の燃焼熱
により保持される。ロータリーキルン７により加熱され
た焼成石灰石８は生石灰となり、ロータリーキルン７の
バーナ９下の出口から冷却機１０に移動し冷却される。
冷却機１０を出た生石灰は第１生石灰ベルトコンベアー
１１と第２生石灰ベルトコンベアー１６により焼結機に
搬送しバインダーとして使用している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】油分が付着しているス
クラップを焼結原料として使用すると、焼結過程で流動
性を増して下層の原料層に次々に滞留し、焼結末期に
は、排出ガスに流動落下し、排出ガスのダストを集塵す
る電気集塵機に付着する。付着量が多くなると燃焼発熱
し高温となり、電気集塵機の故障の原因となる。電気集
塵機が故障すると焼結機を停止せざるを得なくなり、焼
結鉱の生産ができなくなる問題が生じる。
クラップを焼結原料として使用すると、焼結過程で流動
性を増して下層の原料層に次々に滞留し、焼結末期に
は、排出ガスに流動落下し、排出ガスのダストを集塵す
る電気集塵機に付着する。付着量が多くなると燃焼発熱
し高温となり、電気集塵機の故障の原因となる。電気集
塵機が故障すると焼結機を停止せざるを得なくなり、焼
結鉱の生産ができなくなる問題が生じる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題を解
決するため、粉石灰石を焼成し生石灰を製造する工程に
おいて、油分が付着した鉄スクラップと粉石灰石を同時
に焼成し、生石灰を製造すると同時に鉄スクラップに付
着した油分を燃焼除去する鉄スクラップの油分除去法で
ある。
決するため、粉石灰石を焼成し生石灰を製造する工程に
おいて、油分が付着した鉄スクラップと粉石灰石を同時
に焼成し、生石灰を製造すると同時に鉄スクラップに付
着した油分を燃焼除去する鉄スクラップの油分除去法で
ある。
【０００６】
【作用】油分が付着したスクラップを石灰石と共に生石
灰製造工程において、焼成温度８５０〜９００℃に加熱
すると、スクラップに付着した油分は燃焼し、且つ燃焼
熱は石灰石の加熱用の燃料として利用できる。スクラッ
プに付着した油分は燃焼するので、スクラップから除去
できる。スクラップは焼結原料として使用しても、焼結
過程で油分の発生はなく、電気集塵機の故障も起きず、
焼結機を停止することもなくなる。
灰製造工程において、焼成温度８５０〜９００℃に加熱
すると、スクラップに付着した油分は燃焼し、且つ燃焼
熱は石灰石の加熱用の燃料として利用できる。スクラッ
プに付着した油分は燃焼するので、スクラップから除去
できる。スクラップは焼結原料として使用しても、焼結
過程で油分の発生はなく、電気集塵機の故障も起きず、
焼結機を停止することもなくなる。
【０００７】
（実施例１）本発明の実施例１を図１に示す方法によっ
て示す。粉石灰石の焼成は図３に示す従来方法と同じで
ある。粉石灰石サイロ１から切り出し、石灰石ベルトコ
ンベアー２とバケットエレベーター３により装入装置４
まで搬送した３mm未満の粉石灰石と同時に、油分がスク
ラップと油分の総重量に対して０．１５％付着した厚み
３mm以下、最長辺５０mm以下のスクラップ１７をスクラ
ップホッパー１８から粉石灰石に対して１５％切り出
し、装入装置４を介して、予熱機５に装入した。
て示す。粉石灰石の焼成は図３に示す従来方法と同じで
ある。粉石灰石サイロ１から切り出し、石灰石ベルトコ
ンベアー２とバケットエレベーター３により装入装置４
まで搬送した３mm未満の粉石灰石と同時に、油分がスク
ラップと油分の総重量に対して０．１５％付着した厚み
３mm以下、最長辺５０mm以下のスクラップ１７をスクラ
ップホッパー１８から粉石灰石に対して１５％切り出
し、装入装置４を介して、予熱機５に装入した。
【０００８】予熱機５で１５０℃に予熱した粉石灰石と
油分付着スクラップはロータリーキルン７で８５０〜８
９５℃になるようにバーナ９の燃焼熱により加熱した。
スクラップに付着した油分はロータリーキルン７内で燃
焼し、完全に除去された。油分を除去したスクラップと
ロータリーキルン７内で焼成した生石灰は冷却機１０で
冷却した後、振動篩１２により、篩目３mmで篩分け、生
石灰１５は第２生石灰ベルトコンベアー１６により、ま
たスクラップ１７はスクラップベルトコンベアー１４に
より焼結機に搬送し使用した。
油分付着スクラップはロータリーキルン７で８５０〜８
９５℃になるようにバーナ９の燃焼熱により加熱した。
スクラップに付着した油分はロータリーキルン７内で燃
焼し、完全に除去された。油分を除去したスクラップと
ロータリーキルン７内で焼成した生石灰は冷却機１０で
冷却した後、振動篩１２により、篩目３mmで篩分け、生
石灰１５は第２生石灰ベルトコンベアー１６により、ま
たスクラップ１７はスクラップベルトコンベアー１４に
より焼結機に搬送し使用した。
【０００９】（実施例２）本発明の実施例２を図２に示
す方法によって示す。粉石灰石の焼成は図３に示す従来
方法と同じである。粉石灰石サイロ１から切り出し、石
灰石ベルトコンベアー２とバケットエレベーター３によ
り装入装置４まで搬送した３mm未満の粉石灰石と同時
に、油分が０．３１％付着した厚み１mm以下、最長辺３
０mm以下のスクラップ１７をスクラップホッパー１８か
ら粉石灰石に対して１０％切り出し、装入装置４を介し
て、予熱機５に装入し予熱機５で１５０℃に予熱した粉
石灰石と油分付着スクラップはロータリーキルン７で８
５０〜８９５℃になるようにバーナ９の燃焼熱により加
熱した。
す方法によって示す。粉石灰石の焼成は図３に示す従来
方法と同じである。粉石灰石サイロ１から切り出し、石
灰石ベルトコンベアー２とバケットエレベーター３によ
り装入装置４まで搬送した３mm未満の粉石灰石と同時
に、油分が０．３１％付着した厚み１mm以下、最長辺３
０mm以下のスクラップ１７をスクラップホッパー１８か
ら粉石灰石に対して１０％切り出し、装入装置４を介し
て、予熱機５に装入し予熱機５で１５０℃に予熱した粉
石灰石と油分付着スクラップはロータリーキルン７で８
５０〜８９５℃になるようにバーナ９の燃焼熱により加
熱した。
【００１０】スクラップに付着した油分はロータリーキ
ルン７内で燃焼し、完全に除去された。油分を除去した
スクラップとロータリーキルン７内で焼成した生石灰は
冷却機１０で冷却した後、第２生石灰ベルトコンベアー
１６により焼結機に搬送し使用した。実施例１，２にお
けるスクラップ油分量を比較して表１に示す。
ルン７内で燃焼し、完全に除去された。油分を除去した
スクラップとロータリーキルン７内で焼成した生石灰は
冷却機１０で冷却した後、第２生石灰ベルトコンベアー
１６により焼結機に搬送し使用した。実施例１，２にお
けるスクラップ油分量を比較して表１に示す。
【００１１】
【表１】
【００１２】実施例１と２はロータリーキルンによる生
石灰製造工程におけるスクラップの油分除去法である
が、ロータリーキルンによる生石灰製造工程に限定する
ものではなく、他の生石灰製造工程、例えば流動層式生
石灰製造工程に適用しても良い。
石灰製造工程におけるスクラップの油分除去法である
が、ロータリーキルンによる生石灰製造工程に限定する
ものではなく、他の生石灰製造工程、例えば流動層式生
石灰製造工程に適用しても良い。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、油分が付着したスクラ
ップを粉石灰石と共に焼成温度８５０〜９００℃のロー
タリーキルンにより加熱し、スクラップに付着した油分
を除去できるので、スクラップを焼結原料として使用し
ても、焼結過程で油分の発生はなく、電気集塵機の故障
も起きず、焼結機を停止することもなく生産を維持でき
る。またスクラップの油分を燃焼する新規の設備を増設
する必要もなく、生石灰とスクラップは厳密に分離する
必要もなく焼結原料に使用できる。
ップを粉石灰石と共に焼成温度８５０〜９００℃のロー
タリーキルンにより加熱し、スクラップに付着した油分
を除去できるので、スクラップを焼結原料として使用し
ても、焼結過程で油分の発生はなく、電気集塵機の故障
も起きず、焼結機を停止することもなく生産を維持でき
る。またスクラップの油分を燃焼する新規の設備を増設
する必要もなく、生石灰とスクラップは厳密に分離する
必要もなく焼結原料に使用できる。
【図１】本発明の実施態様を示す説明図である。
【図２】本発明の他の実施態様を示す説明図である。
【図３】生石灰の従来の製造プロセスの概略工程図であ
る。
る。
１ 粉石灰石サイロ ２ 石灰石ベルトコンベアー ３ バケットエレベーター ４ 装入装置 ５ 予熱機 ６ 振動機 ７ ロータリーキルン ８ 焼成石灰石 ９ バーナ １０ 冷却機 １１ 第１生石灰ベルトコンベアー １２ 振動篩 １３ 油分除去スクラップ １４ スクラップベルトコンベアー １５ 生石灰 １６ 第２生石灰ベルトコンベアー １７ スクラップ １８ スクラップホッパー
Claims (1)
- 【請求項１】 石灰石を焼成し生石灰を製造する工程に
おいて、油分が付着した鉄スクラップと石灰石を同時に
焼成し、生石灰を製造すると同時に鉄スクラップに付着
した油分を燃焼除去することを特徴とする鉄スクラップ
の油分除去法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28365193A JPH07138659A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 鉄スクラップの油分除去法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28365193A JPH07138659A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 鉄スクラップの油分除去法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07138659A true JPH07138659A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17668288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28365193A Withdrawn JPH07138659A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 鉄スクラップの油分除去法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07138659A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040012248A (ko) * | 2002-08-02 | 2004-02-11 | 최성조 | 스테인레스 연마스와프로 부터 미세 섬유상 스테인레스 분말의 회수방법 |
| KR100456799B1 (ko) * | 2002-10-21 | 2004-11-10 | 한국과학기술연구원 | 건식 가열법을 이용한 스테인레스 강 폐 스크랩으로부터비자성 스테인레스 강 섬유와 연마유의 동시회수 방법 및그 장치 |
| JP2005326071A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Jfe Mineral Co Ltd | 原料焼成装置及び原料焼成方法 |
| JP2011158242A (ja) * | 2011-02-01 | 2011-08-18 | Jfe Mineral Co Ltd | 原料焼成装置及び原料焼成方法 |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28365193A patent/JPH07138659A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040012248A (ko) * | 2002-08-02 | 2004-02-11 | 최성조 | 스테인레스 연마스와프로 부터 미세 섬유상 스테인레스 분말의 회수방법 |
| KR100456799B1 (ko) * | 2002-10-21 | 2004-11-10 | 한국과학기술연구원 | 건식 가열법을 이용한 스테인레스 강 폐 스크랩으로부터비자성 스테인레스 강 섬유와 연마유의 동시회수 방법 및그 장치 |
| JP2005326071A (ja) * | 2004-05-13 | 2005-11-24 | Jfe Mineral Co Ltd | 原料焼成装置及び原料焼成方法 |
| JP2011158242A (ja) * | 2011-02-01 | 2011-08-18 | Jfe Mineral Co Ltd | 原料焼成装置及び原料焼成方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |