JPH0713831A - ファイル管理装置およびファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理装置およびファイル管理方法

Info

Publication number
JPH0713831A
JPH0713831A JP5176227A JP17622793A JPH0713831A JP H0713831 A JPH0713831 A JP H0713831A JP 5176227 A JP5176227 A JP 5176227A JP 17622793 A JP17622793 A JP 17622793A JP H0713831 A JPH0713831 A JP H0713831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
stored
date
logging data
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5176227A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Murazaki
裕之 村崎
Takuma Goto
琢磨 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP5176227A priority Critical patent/JPH0713831A/ja
Publication of JPH0713831A publication Critical patent/JPH0713831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータシステムが実際に稼動した日数
で、保管日数を越えて格納されているロギングデータを
ロギングデータファイルから自動的に削除することがで
きる装置を提供することである。 【構成】 稼動日情報記憶部2は、ロギングデータファ
イル1に格納されたロギングデータのデータ日付を稼動
日情報として予め定められた日数分記憶する。ロギング
データ格納処理部5は、プログラム日付よりも新しいデ
ータ日付を有するロギングデータがロギングデータファ
イル1に格納される場合に、稼動日情報記憶部2に記憶
された最旧稼動日を削除し、かつ新たなロギングデータ
のデータ日付を最新稼動日として格納し、削除フラグを
“1”にセットする。ロギングデータ削除処理部7は、
削除フラグが“1”にセットされている場合に、ロギン
グデータファイル1に残存する不要なロギングデータを
物理的に削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はファイル管理装置およ
びファイル管理方法に関し、特に、ロギングデータファ
イル内のロギングデータを管理する装置および方法に関
する。
【0002】ここで、ロギングデータとは、ログに関す
るデータをいい、通常のシステムログに限らず、例え
ば、生産管理システムにおける生産進捗状況を照会する
ために作成される時系列に格納された生産進捗照会用デ
ータ等も含む。
【0003】
【従来の技術】近年のコンピュータシステムにおけるダ
ウンサイジングおよび分散処理化により、多数のLAN
(Local Area Network)システムが
開発されるようになった。図9はLANシステムの一例
を示すブロック図である。
【0004】このLANシステムは、ホストコンピュー
タ100、分散コンピュータ110およびデータ収集用
コンピュータ120から構成され、それらのコンピュー
タがLAN130により接続される。ホストコンピュー
タ100は、長期レンジでの統計処理や実績集計を行
う。分散コンピュータ110は、データ収集用コンピュ
ータ120により収集されたデータを一時的に格納し、
それをホストコンピュータ100に転送する。
【0005】このLANシステムにおけるデータ照会処
理のうち、長期間のデータを必要とする照会処理や複雑
な統計処理を必要とする照会処理はホストコンピュータ
100により実施される。一方、短期間のリアルタイム
なデータに基づいて行われる進捗状況の照会処理などは
分散コンピュータ110により実施される。分散コンピ
ュータ110による照会処理では比較的短期間のデータ
があれば十分であるが、進捗状況の照会などでは実際の
業務をできるだけ速くその照会処理に反映させなければ
ならないので、高速にアクセスできることが必要であ
る。そのため、予め予想される照会要求ごとに、検索に
都合のよい構造を有するファイルを複数作成し、データ
収集時に各ファイルの構造に合わせてデータを編集およ
び格納することにより、データ検索時間およびデータ編
集時間を短縮している。また、照会期間を過ぎた不要な
データはできるだけ早くファイルから削除し、データ量
を減少させることによりデータ検索時間を短縮してい
る。
【0006】ロギングデータを自動的に削除する方法と
して、従来、次の2つの方法が一般的である。
【0007】図10および図11は、ロギングデータを
自動的に削除するための従来の第1の方法を示す図であ
る。図10の(a)に示すように、ロギングデータファ
イル10はポインタ格納レコードPRおよびN個のロギ
ングデータレコードLD1 〜LDN を含む。ロギングデ
ータレコードLD1 〜LDN はそれぞれレコード番号
(1)〜(N)を有する。ポインタ格納レコードPRに
は、最も前に格納されたロギングデータ(以下、最旧デ
ータと呼ぶ)のレコード番号が格納される。
【0008】図10の(a)の例では、ロギングデータ
レコードLDn ,LDn+1 ,…,LDN ,LD1 ,LD
2 ,…LDn-1 の順にロギングデータが格納されてい
る。すなわち、レコード番号(n)のロギングデータレ
コードLDn に最旧データが格納されており、レコード
番号(n−1)のロギングデータレコードLDn-1 に最
新データが格納されている。そのため、ポインタ格納レ
コードPRにはレコード番号(n)が格納されている。
【0009】ここで、図11のフローチャートを参照し
ながらロギングデータファイル10に新たなロギングデ
ータが追加される場合のデータ追加処理を説明する。ま
ず、最旧データが格納されたロギングデータレコードの
レコード番号をポインタ格納レコードPRから読み取る
(ステップS31)。図10の(a)の例ではレコード
番号(n)が読み取られる。そして、読み取られたレコ
ード番号のロギングデータレコードに最新データを書き
込む(ステップS32)。この例では、図10の(b)
に示すように、レコード番号(n)のロギングデータレ
コードLDn に最新データが書き込まれる。
【0010】次に、読み取られたレコード番号が最大レ
コード番号(N)に等しいか否かを判別する(ステップ
S33)。読み取られたレコード番号が最大レコード番
号(N)に等しいならば、読み取られたレコード番号を
(1)に変更し、それをポインタ格納レコードPRに書
き込む(ステップS34)。
【0011】読み取られたレコード番号が最大レコード
番号(N)に等しくないならば、読み取られたレコード
番号に1を加え、それをポインタ格納レコードPRに書
き込む(ステップS35)。図10の(a)の例では読
み取られたレコード番号(n)が最大レコード番号
(N)に等しくないので、そのレコード番号(n)に1
を加え、レコード番号(n+1)をポインタ格納レコー
ドPRに書き込む。それにより、図10の(b)に示す
ように、ロギングデータレコードLDn+1 に格納された
データが最旧データとなる。
【0012】このように、従来の第1の方法では、ロギ
ングデータファイル10に格納すべきロギングデータの
件数を予め定め、その件数を越えるデータが与えられる
と、最旧データを最新データで置き換えている。
【0013】図12および図13は、ロギングデータを
自動的に削除するための従来の第2の方法を示す図であ
る。図12の(a)に示すように、ロギングデータファ
イル11にはn日分のロギングデータが格納される。そ
の際、各日付のロギングデータ数および全体のロギング
データ数には特に制限はない。なお、図12の(a)に
おいては、データ削除処理の説明のため、ロギングデー
タファイル11が格納日付別に論理的にブロック化され
ている。
【0014】ここで、図13のフローチャートを参照し
ながらロギングデータファイル11より最旧日のロギン
グデータが削除される場合のデータ削除処理を説明す
る。このデータ削除処理はシステムより起動される日替
り処理により行われる。
【0015】まず、コンピュータシステムが管理するシ
ステム日付から(n−1)を引き、削除すべきロギング
データの日付(以下、削除日付と呼ぶ)を求める(ステ
ップS41)。そして、ロギングデータファイル11に
格納されたロギングデータを順次読み取り、読み取られ
たロギングデータの格納日付が削除日付より古いかまた
は等しい場合に、そのロギングデータをロギングデータ
ファイル11から削除する(ステップS42)。それに
より、図12の(b)に示すように、n日前に格納され
たロギングデータがロギングデータファイル11から削
除される。そして、データ削除処理を含む日替り処理が
完了し、当日の業務が稼働し始めると、当日のロギング
データがロギングデータファイル11に格納される。
【0016】このように、従来の第2の方法では、ロギ
ングデータファイル11にロギングデータを保管する日
数を予め定め、日替り処理で保管日数を越えたロギング
データを自動的に削除している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図10および図11に
示す従来の第1の方法によれば、日ごとにデータ量が変
動するシステムにおいては、ロギングデータファイル1
0に格納すべきロギングデータのデータ量を予め予測
し、最適値を決定することが困難である。
【0018】また、データ量が日ごとに増加していくシ
ステムにおいては、ロギングデータファイル10に格納
すべきロギングデータのデータ量を効率的に定めること
が困難である。すなわち、格納すべきロギングデータの
件数を多めに設定すると、初期の段階で不必要に過去の
ロギングデータが残存することになり、記憶装置の使用
効率が低くなる。逆に、格納すべきロギングデータの件
数を少なめに設定すると、データ量が増加するごとに格
納すべきロギングデータの件数を増加するように設定を
変更するメンテナンスが発生する。そのため、メンテナ
ンス工数が増大する。
【0019】さらに、ロギングデータファイル10のロ
ギングデータを照会する操作員にとっては、データ件数
による照会はなじみにくい。すなわち、障害発生時に、
過去何件分のロギングデータを照会するよりも過去何日
分のロギングデータを照会する方が使いやすい。
【0020】一方、従来の第2の方法によれば、ロギン
グデータの保管日数よりも長くシステムが停止した場合
に、システムの再稼動後に一時的にロギングデータが無
くなることがある。例えば、ロギングデータの保管日数
を3日とする。過去4日間システムが停止し、システム
の再稼動直後に日替り処理が起動されると、ロギングデ
ータファイル11に格納されたすべてのロギングデータ
が削除されてしまうという問題がある。
【0021】この発明の目的は、コンピュータシステム
が実際に稼動した日数で、予め定められた保管日数分の
データをデータファイルに常時格納し、保管日数を越え
て格納されているデータをデータファイルから自動的に
削除することができる装置および方法を提供することで
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明 第1の発明に係るファイル管理装置は、時系列に発生す
るデータを発生順に格納するデータファイルを管理する
ファイル管理装置であって、日付情報記憶手段、残存情
報格納手段、更新手段および削除手段を備える。
【0023】日付情報記憶手段は、データファイルに格
納されたデータの日付を予め定められた保管日数分記憶
する。残存情報格納手段は、データファイル内に保管日
数を越えて格納されているデータが残存するか否かを示
す残存情報を格納する。
【0024】更新手段は、日付情報記憶手段に記憶され
た格納日付のうち最新の格納日付よりも新しい格納日付
を有する新たなデータがデータファイルに格納される場
合に、日付情報記憶手段に記憶された最旧の格納日付を
削除し、かつ日付情報記憶手段にその新たなデータの格
納日付を格納し、残存情報格納手段に格納された残存情
報を、データファイル内に保管日数を越えて格納されて
いるデータが残存することを示す予め定められた状態に
設定する。
【0025】削除手段は、残存情報格納手段に格納され
た残存情報が予め定められた状態に設定されている場合
に、保管日数を越えて格納されているデータをデータフ
ァイルから削除する。
【0026】(2)第2の発明 第2の発明に係るファイル管理方法は時系列に発生する
データを発生順に格納するデータファイルを管理するフ
ァイル管理方法であって、次のステップを含む。
【0027】データファイルに格納されたデータの格納
日付を予め定められた保管日数分記憶する。記憶された
格納日付のうち最新の格納日付よりも新しい格納日付を
有する新たなデータがデータファイルに格納される場合
に、記憶された最旧の格納日付を削除し、かつその新た
なデータの格納日付を記憶し、所定の残存情報を、デー
タファイル内に保管日数を越えて格納されているデータ
が残存することを示す予め定められた状態に設定する。
所定の残存情報が予め定められた状態に設定されている
場合に、保管日数を越えて格納されているデータをデー
タファイルから削除する。
【0028】
【作用】第1の発明に係るファイル管理装置および第2
の発明に係るファイル管理方法においては、データファ
イルに格納されたデータの格納日付が、予め定められた
保管日数分記憶される。
【0029】記憶された格納日付のうち最新の格納日付
よりも新しい格納日付を有する新たなデータがデータフ
ァイルに格納される場合には、記憶された最旧の格納日
付が削除され、かつその新たなデータの格納日付が記憶
される。また、残存情報が予め定められた状態に設定さ
れる。それにより、データファイル内に保管日数を越え
て格納されているデータが残存することが示される。す
なわち、残存情報の設定により、データファイル内に保
管日数を越えて格納されているデータがデータファイル
から論理的に削除される。
【0030】残存情報が予め定められた状態に設定され
ている場合には、保管日数を越えて格納されているデー
タがデータファイルから削除される。それにより、デー
タファイル内に保管日数を越えて格納されているデータ
がデータファイルから物理的に削除される。
【0031】
【実施例】図1はこの発明の一実施例によるロギングデ
ータファイル管理装置の構成を示すブロック図である。
このロギングデータファイル管理装置はコンピュータシ
ステム内に構成される。
【0032】図1のロギングデータファイル管理装置
は、複数のロギングデータファイル1、稼動日情報記憶
部2、削除フラグ格納部3、削除日付記憶部4、ロギン
グデータ格納処理部5、ロギングデータ照会処理部6、
およびロギングデータ削除処理部7を含む。稼働日情報
記憶部2、削除フラグ格納部3および削除日付記憶部4
が稼働日経過ファイル8を構成する。
【0033】ロギングデータファイル1にはロギングデ
ータが格納される。稼動日情報記憶部2には、ロギング
データファイル1に格納されたロギングデータのうち有
効なロギングデータが格納された日付が、稼働日情報と
して予め定められた保管日数分だけ記憶される。また、
稼動日情報記憶部2には、最旧ポインタおよび最大日数
も記憶される。最旧ポインタは、稼動日情報記憶部2に
記憶された稼動日のうち最旧稼動日(最も古い稼働日)
が格納されたレコードのレコード番号を指す。また、最
大日数は、その稼動日情報記憶部2に記憶可能な稼動日
の数を示す。
【0034】削除フラグ格納部3には、ロギングデータ
ファイル1に保管日数を越えて格納されている不要なロ
ギングデータが残存しているか否かを示す削除フラグが
格納される。ロギングデータファイル1にそのような不
要なロギングデータが残存している場合には、削除フラ
グは“1”にセットされ、ロギングデータファイル1に
そのような不要なデータが残存していない場合には、削
除フラグは“0”にリセットされる。
【0035】削除日付記憶部4には、ロギングデータフ
ァイル1に保管日数を越えて格納されている不要なロギ
ングデータが残存している場合に、削除日付が記憶され
る。削除日付は、その削除日付と同じ日付またはその削
除日付よりも古い日付で格納されたロギングデータが不
要なロギングデータであることを示している。この削除
日付記憶部4は、削除フラグ格納部3に格納された削除
フラグが“1”にセットされた場合にのみ有効となる。
【0036】ロギングデータ格納処理部5は、このコン
ピュータシステムに接続された端末装置、データ収集用
コンピュータ等から入力されたロギングデータを編集
し、それをロギングデータファイル1に格納日付と共に
書き込む。ロギングデータ照会処理部6は、このコンピ
ュータシステムに接続された端末装置等からの要求に従
って、該当するロギングデータファイル1に格納された
ロギングデータを検索し、端末装置等に表示させる。
【0037】ロギングデータ削除処理部7は、予め定め
られた時刻に、このコンピュータシステムのオペレーシ
ョンシステムまたはシステム管理モジュールにより起動
される。このロギングデータ削除処理部7は、削除フラ
グ格納部3に格納された削除フラグが“1”にセットさ
れている場合に、削除日付記憶部4に記憶された削除日
付と等しいかまたは古い日付で格納されたすべてのロギ
ングデータをロギングデータファイル1から削除する。
【0038】次に、図2のフローチャートを参照しなが
らロギングデータ格納処理部5により行われるデータ格
納処理を詳細に説明する。
【0039】ロギングデータの発生待ちの状態で(ステ
ップS1)、ロギングデータが発生すると、ロギングデ
ータ格納処理部5は発生したロギングデータを編集する
(ステップS2)。そして、ロギングデータ格納処理部
5は、今回格納するロギングデータのデータ日付がプロ
グラム日付よりも新しいか否かを判別する(ステップS
3)。ここで、データ日付とは、そのロギングデータを
ロギングデータファイル1に格納すべき日付であり、プ
ログラム日付とは、直前に格納されたロギングデータの
データ日付である。
【0040】ロギングデータのデータ日付がプログラム
日付よりも新しい場合には、ロギングデータ格納処理部
5は、稼動日情報記憶部2に記憶された最旧稼動日を検
索し、検索された最旧稼動日を削除日付として削除日付
記憶部4に格納する(ステップS4)。そして、稼動日
情報記憶部2に記憶された最旧稼動日を削除し、今回格
納するロギングデータのデータ日付を最新稼働日として
稼動日情報記憶部2に格納する(ステップS5)。さら
に、削除フラグ格納部3に格納される削除フラグを
“1”にセットする(ステップS6)。その後、ロギン
グデータ格納処理部5は、そのロギングデータをロギン
グデータファイル2に格納する(ステップS7)。
【0041】ステップS3においてロギングデータのデ
ータ日付がプログラム日付と等しいかまたは古い場合に
は、ロギングデータ格納処理部5は、稼動日情報記憶部
2、削除フラグ格納部3および削除日付記憶部4に何ら
更新処理を行わず、そのロギングデータをロギングデー
タファイル1に格納する(ステップS7)。
【0042】以上のデータ格納処理により、ロギングデ
ータファイル1に格納された最旧稼動日のロギングデー
タは物理的には削除されないが、削除フラグ格納部3に
格納された削除フラグおよび削除日付記憶部4に記憶さ
れた削除日付により、稼動日経過ファイル8上は、その
ロギングデータは論理的に削除される。
【0043】次に、図3のフローチャートを参照しなが
らロギングデータ削除処理部7により行われるデータ削
除処理を説明する。
【0044】まず、ロギングデータ削除処理部7は、削
除フラグ格納部3に格納された削除フラグが“1”にセ
ットされているか否かを判別する(ステップS11)。
削除フラグが“0”にリセットされている場合には、ロ
ギングデータ削除処理部7は何の処理も行わない。
【0045】一方、削除フラグが“1”にセットされて
いる場合には、ロギングデータ削除処理部7は、削除日
付記憶部4に記憶された削除日付と等しいかまたは古い
データ日付を有するロギングデータをロギングデータフ
ァイル1から削除する(ステップS12)。その後、ロ
ギングデータ削除処理部7は、削除フラグ格納部3に格
納された削除フラグを“0”にリセットする(ステップ
S13)。
【0046】このデータ削除処理により、上記のデータ
格納処理において論理的に削除されたロギングデータが
物理的にロギングデータファイル1から削除される。そ
の結果、ロギングデータファイル1に格納されるロギン
グデータの量が減少する。
【0047】次に、図4のフローチャートを参照しなが
らロギングデータ照会処理部6により行われるデータ照
会処理を説明する。
【0048】まず、ロギングデータ照会処理部6は、削
除フラグ格納部3に格納された削除フラグが“1”にセ
ットされているか否かを判別する(ステップS21)。
削除フラグが“1”にセットされている場合には、ロギ
ングデータ照会処理部6は、ロギングデータファイル1
に格納されたロギングデータのうち、削除日付記憶部4
内の削除日付よりも新しいデータ日付を有するすべての
ロギングデータに対してデータ検索を行う(ステップS
22)。
【0049】削除フラグが“0”にリセットされている
場合には、ロギングデータ照会処理部6は、ロギングデ
ータファイル1に格納されたすべてのロギングデータに
対してデータ検索を行う(ステップS23)。
【0050】図5は、稼動日経過ファイル8の状態の変
化を示す図である。稼動日情報記憶部2はN個のレコー
ドを含み、それらのレコードはレコード番号(1)〜
(N)を有する。電源オン直後には、最大日数は“N”
に設定されている。また、最旧ポインタは“i”に設定
される。それにより、レコード番号(i)のレコードに
最旧稼動日が格納され、レコード番号(i−1)のレコ
ードに最新稼動日が格納されていることがわかる。
【0051】そして、初期化後には、削除フラグが
“0”にリセットされる。さらに、各処理部の起動直後
には、各処理部内の日付変数(プログラム日付)が「最
旧ポインタ−1」の値、すなわち最新稼動日に設定され
る。
【0052】ロギングデータ格納処理部5にロギングデ
ータが到着したときに、そのロギングデータのデータ日
付がプログラム日付と同じかまたは古い場合には(ケー
ス)、各処理部内の日付変数(プログラム日付)およ
び稼動日経過ファイル8の状態は変化しない。
【0053】ロギングデータ格納処理部5にロギングデ
ータが到着したときに、そのロギングデータのデータ日
付がプログラム日付よりも新しい場合には(ケース
)、各処理部内の日付変数(プログラム日付)がデー
タ日付で置換される。稼動日経過ファイル8において
は、レコード番号(i)のレコードに格納された稼動日
が削除日付として設定される。そして、レコード番号
(i)のレコードに新たなロギングデータのデータ日付
が新たな最新稼動日として格納される。また、最旧ポイ
ンタの値が“i+1”に更新され、削除フラグが“1”
にセットされる。それにより、レコード番号(i+1)
のレコードに格納された稼動日が新たな最旧稼動日とな
る。このようにして、最旧稼動日のロギングデータが稼
動日経過ファイル8上で論理的に削除される。
【0054】ロギングデータ削除処理部7によるデータ
削除処理の直前には(ケース)、削除フラグは“1”
にセットされている。そして、データ削除処理の直後に
(ケース)、削除フラグが“0”にリセットされる。
それにより、ロギングデータファイル1に格納される最
旧稼動日のロギングデータがロギングデータ削除処理部
7により物理的に削除される。さらに、削除日付がブラ
ンクとなる。
【0055】図6は稼動日経過ファイル8の状態の変化
の一例を示す図である。図6の例では、稼動日情報記憶
部2は10個のレコードを含む。したがって、電源オン
直後には、最大日数が“10”に設定される。また、こ
の例では、最旧ポインタの値が“6”に設定されてい
る。したがって、レコード番号(6)のレコードに格納
される稼動日“1991年12月23日”が最旧稼動日
であり、レコード番号(5)のレコードに格納される稼
動日“1992年1月10日”が最新稼動日である。
【0056】初期化後には、削除フラグが“0”にリセ
ットされ、削除日付がブランクとなる。そして、各処理
部の起動直後には、各処理部内の日付変数(プログラム
日付)が“1992年1月10日”に設定される。例え
ば、データ日付“1992年1月10日”を有するロギ
ングデータが到着した場合には(ケース)、プログラ
ム日付および稼動日経過ファイル8の状態は変化しな
い。
【0057】この場合、図7のに示すように、そのロ
ギングデータは、ロギングデータファイル1において、
データ日付“1992年1月10日”のロギングデータ
の領域に追加される。
【0058】データ日付“1992年1月13日”を有
するロギングデータが到着した場合には(ケース)、
プログラム日付がデータ日付“1992年1月13日”
で置換される。また、稼動日経過ファイル8において、
削除日付が“1991年12月23日”に設定される。
そして、レコード番号(6)のレコードに新たなロギン
グデータのデータ日付“1992年1月13日”が新た
な最新稼動日として格納される。さらに、最旧ポインタ
の値が“7”に更新され、削除フラグが“1”にセット
される。それにより、レコード番号(7)のレコードに
格納された稼動日“1991年12月24”が新たな最
旧稼動日となる。
【0059】この場合、図7のに示すように、ロギン
グデータファイル1においては、データ日付“1991
年12月23日”を有するロギングデータが論理的に削
除され、データ日付“1992年1月13日”を有する
ロギングデータが物理的に追加される。
【0060】データ削除処理の直前には(ケース)、
稼動日経過ファイル8の状態は変化しない。また、ロギ
ングデータファイル1の状態も、図8のに示すよう
に、図7のに示す状態と同じである。
【0061】データ削除処理の直後には(ケース)、
稼動日経過ファイル8において削除フラグが“0”にリ
セットされ、削除日付がブランクとなる。この場合、図
8のに示すように、ロギングデータファイル1におい
ては、データ日付“1991年12月23日”を有する
ロギングデータが物理的に削除される。
【0062】このように、この実施例のロギングデータ
ファイル管理装置においては、ロギングデータ格納処理
部5によるデータ格納処理により、不要となったロギン
グデータが論理的に削除され、ロギングデータ削除処理
部7によるデータ削除処理により、そのロギングデータ
が物理的に削除される。
【0063】したがって、コンピュータシステムが実際
に稼動した日数で、予め定められた保管日数分のロギン
グデータをロギングデータファイル1に常時格納し、保
管日数を越えて格納されているロギングデータをロギン
グデータファイル1から自動的に削除することができ
る。
【0064】また、ロギングデータの照会時に、保管日
数を越えた不要なロギングデータがロギングデータファ
イル1に物理的に残存していても、削除フラグ格納部3
に格納された削除フラグおよび削除日付記憶部4に記憶
された削除日付によりそれを判別することができる。そ
のため、ロギングデータ削除処理部7によるデータ削除
処理をコンピュータシステムの負荷に余裕のあるときに
行うことができ、コンピュータシステムの運用の柔軟性
が高まる。
【0065】なお、上記実施例では、削除日付記憶部4
に記憶された削除日付により、不要となったロギングデ
ータのデータ日付、すなわち論理的に削除されたロギン
グデータ(物理的に削除されたロギングデータを含む)
のデータ日付を各処理部で容易に認識することができ
る。しかし、不要となったロギングデータのデータ日付
は、稼動日情報記憶部2に記憶された最旧稼動日からも
判断することができるので、必ずしも削除日付記憶部4
は設けなくてよい。
【0066】
【発明の効果】以上のように、第1および第2の発明に
よれば、コンピュータシステムが実際に稼働した日数
で、予め定められた日数分のデータをデータファイルに
常時格納し、保管日数を越えて格納されているデータを
データファイルから自動的に削除することができる。
【0067】また、データファイルの検索時に、保管日
数を越えた不要なデータがデータファイルに物理的に残
存していても、残存情報の状態によりそれを判別するこ
とができる。そのため、データファイルから不要なデー
タを物理的に削除する処理をコンピュータシステムの負
荷に余裕があるときに行うことができ、運用の柔軟性が
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるロギングデータファ
イル管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のロギングデータファイル管理装置に含ま
れるロギングデータ格納処理部により行われるデータ格
納処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1のロギングデータファイル管理装置に含ま
れるロギングデータ削除処理部により行われるデータ削
除処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1のロギングデータファイル管理装置に含ま
れるロギングデータ照会処理部により行われるデータ照
会処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】稼動日経過ファイルの状態の変化を示す図であ
る。
【図6】稼動日経過ファイルの状態の変化の一例を示す
図である。
【図7】データ格納処理によるロギングデータファイル
の状態の変化を示す図である。
【図8】データ削除処理によるロギングデータファイル
の状態の変化を示す図である。
【図9】LANシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】ロギングデータを自動的に削除する従来の第
1の方法におけるロギングデータファイルの状態の変化
を示す図である。
【図11】ロギングデータを自動的に削除する従来の第
1の方法を説明するためのフローチャートである。
【図12】ロギングデータを自動的に削除する従来の第
2の方法におけるロギングデータファイルの状態の変化
を示す図である。
【図13】ロギングデータを自動的に削除する従来の第
2の方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ロギングデータファイル 2 稼動日情報記憶部 3 削除フラグ格納部 4 削除日付記憶部 5 ロギングデータ格納処理部 6 ロギングデータ照会処理部 7 ロギングデータ削除処理部 8 稼動日経過ファイル なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列に発生するデータを発生順に格納
    するデータファイルを管理するファイル管理装置であっ
    て、 前記データファイルに格納されたデータの格納日付を予
    め定められた保管日数分記憶する日付情報記憶手段と、 前記データファイル内に前記保管日数を越えて格納され
    ているデータが残存するか否かを示す残存情報を格納す
    る残存情報格納手段と、 前記日付情報記憶手段に記憶された格納日付のうち最新
    の格納日付よりも新しい格納日付を有する新たなデータ
    が前記データファイルに格納される場合に、前記日付情
    報記憶手段に記憶された最旧の格納日付を削除し、かつ
    前記日付情報記憶手段に前記新たなデータの格納日付を
    格納し、前記残存情報格納手段に格納された前記残存情
    報を、前記データファイル内に前記保管日数を越えて格
    納されているデータが残存することを示す予め定められ
    た状態に設定する更新手段と、 前記残存情報格納手段に格納された前記残存情報が前記
    予め定められた状態に設定されている場合に、前記保管
    日数を越えて格納されているデータを前記データファイ
    ルから削除する削除手段とを備えた、ファイル管理装
    置。
  2. 【請求項2】 時系列に発生するデータを発生順に格納
    するデータファイルを管理するファイル管理方法であっ
    て、 前記データファイルに格納されたデータの格納日付を予
    め定められた保管日数分記憶し、 前記記憶された格納日付のうち最新の格納日付よりも新
    しい格納日付を有する新たなデータが前記データファイ
    ルに格納される場合に、前記記憶された最旧の格納日付
    を削除し、かつ前記新たなデータの格納日付を記憶し、
    所定の残存情報を、前記データファイル内に前記保管日
    数を越えて格納されているデータが残存することを示す
    予め定められた状態に設定し、 前記所定の残存情報が前記予め定められた状態に設定さ
    れている場合に、前記保管日数を越えて格納されている
    データを前記データファイルから削除する、ファイル管
    理方法。
JP5176227A 1993-06-22 1993-06-22 ファイル管理装置およびファイル管理方法 Pending JPH0713831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176227A JPH0713831A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ファイル管理装置およびファイル管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176227A JPH0713831A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ファイル管理装置およびファイル管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713831A true JPH0713831A (ja) 1995-01-17

Family

ID=16009859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5176227A Pending JPH0713831A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ファイル管理装置およびファイル管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713831A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012238038A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム
KR101275661B1 (ko) * 2012-08-10 2013-06-17 (주)네오위즈게임즈 온라인 게임의 로그 정보 관리 방법 및 서버

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012238038A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム
KR101275661B1 (ko) * 2012-08-10 2013-06-17 (주)네오위즈게임즈 온라인 게임의 로그 정보 관리 방법 및 서버

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102142024B (zh) 在分布式数据库中使用递增捕捉来进行逻辑数据备份和回退
US6907603B2 (en) Software update management system with update chronology generator
JP4313323B2 (ja) サーチ可能なアーカイブ
EP2144177A2 (en) System and method for a log-based data storage
KR20000062122A (ko) 공장 소프트웨어 관리 시스템
EP1370959A1 (en) Automatic data update
US20030220950A1 (en) Database controlling system
JPH0713831A (ja) ファイル管理装置およびファイル管理方法
JP2001344139A (ja) データベース管理装置
JP2925042B2 (ja) 情報リンク生成方法
JP2870308B2 (ja) データベースマネージメントシステム
JP3614596B2 (ja) データベース再編成装置及び再編成方法
JP3024544B2 (ja) 情報検索装置
JPH096653A (ja) データベースのチェックを行う情報処理装置
CN112612648B (zh) 一种SQL Server数据库恢复方法、终端设备及存储介质
JP2003138948A (ja) 航空エンジンのオーバーホール用のサービス情報の提供方法
JP3497053B2 (ja) オンラインデータベース管理システムにおける処理方法及びオンラインデータベース管理システム
JP2687887B2 (ja) リレーショナルデータベースの管理方式
JPH10320256A (ja) 分散データベースシステムのデータ更新制御方法および 装置
JP2000148548A (ja) 不要レコード削除装置
JP2900873B2 (ja) ファイル管理装置
JP2021096506A (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JPH11175325A (ja) システム開発支援ツール間で属性データの連携を管理する装置及び方法
CN116089211A (zh) 基于OpenBMC服务器管理系统的事件日志存储方法
JP2000067077A (ja) データベースシステム及び表分割指定の処理を行うプログラムを格納した記録媒体