JPH07138273A - スルホン化アリールホスフィンの製法 - Google Patents

スルホン化アリールホスフィンの製法

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JPH07138273A
JPH07138273A JP6140390A JP14039094A JPH07138273A JP H07138273 A JPH07138273 A JP H07138273A JP 6140390 A JP6140390 A JP 6140390A JP 14039094 A JP14039094 A JP 14039094A JP H07138273 A JPH07138273 A JP H07138273A
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    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
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    • C07F9/5054Preparation; Separation; Purification; Stabilisation by a process in which the phosphorus atom is not involved

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規なスルホン化アリ−ルホスフィンの製法
の提供 【構成】 スルホン化することができる、少なくとも1
個の芳香族残基を含有するモノ- 、ジ- 、オリゴ- 及び
ポリホスフィンであるアリ−ルホスフィンのスルホン化
を、ルイス酸の存在下で行なう。この新規方法は、副反
応、特にホスフィンオキシドの生成を阻止する点で優れ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アリ−ルホスフィンを
SO3 /H2 SO4 、すなわち濃硫酸中の三酸化硫黄の
溶液(発煙硫酸)と反応させてスルホン化アリ−ルホス
フィンを製造する方法に関する。新規な方法は、副反応
の阻止、特にホスフィンオキシドの生成の点で優れてい
る。
【0002】
【従来の技術】中心原子として周期系の第III A族の金
属(JUPAC- 版)を、そして配位子としてP(III)-
化合物、例えばホスフィン及びそのほかに場合によりな
お別の錯塩形成性基を含有する錯化合物は、近年ますま
す触媒として重要になっている。例えば工業的に広範囲
に実施される、アルデヒドへのオレフィンと合成ガスと
の反応(ヒドロホルミル化)がコバルト、特にロジウム
及びトリフェニルホスフィンからなる触媒の存在下に行
われている。有機触媒中でのこの触媒の溶解度に従って
反応は均一相において進行する。均一相における代わり
にこの反応も他の化学量論的及び接触反応も不均一反応
系において実施することができる。この独自な開発は、
触媒として周期系の第VIIIA族の金属の錯化合物に限ら
れるのではなく、周期系の第VIIA族及び第IB族の金属
(IUPAC- 版)の錯化合物も包含する。水中に溶解
した触媒の使用は、これを水中で溶解しない反応生成物
から簡単にそしておだやかに分離することができるとい
う長所を有する。
【0003】この原理により例えばドイツ特許C第27
00904号明細書中に記載の少なくとも1個のエチレ
ン性二重結合を有する不飽和有機化合物へのシアン化水
素の付加方法を実施する。この反応用の触媒としてニッ
ケル/TPPTS〔TPPTSはトリス(m- スルホフ
ェニル)ホスフィンを示す〕、パラジウム/TPPTS
又は鉄/TPPTSが適する。オレフィンと一酸化炭素
及び水素との反応によりアルデヒドを製造するために、
ドイツ特許C第2627354号明細書の方法により触
媒としてロジウムを金属形で又はその化合物の形で水溶
性ホスフィン、例えばTPPTSと共に使用する。上記
種類の別な触媒及び種々な反応、例えば水素化、アレン
- アルキン- 結合及び重結合へのアミン- 付加における
該触媒の使用は、例えば欧州特許出願公開A第3723
13号明細書の対象である。
【0004】スルホン化フェニルフスフィンは、J.C
hem.Soc.,Jg.1958,第281頁、第2
82頁中に記載のトリフェニルホスフィンと発煙硫酸と
の反応による方法、反応混合物の湯浴上での加温、水に
よる反応生成物の稀釈及び水酸化ナトリウムによる中和
により得られる。スルホン化混合物からm- スルホフェ
ニル- ジフェニルホスフィンのナトリウム塩が晶出す
る。
【0005】類似の方法によりジ(m- スルホフェニ
ル)フェニルホスフィン及びトリ(m- スルホフェニ
ル)ホスフィンの二ナトリウム塩も得られる。使用物質
は、両方の場合共同様にトリフェニルホスフィンであ
り、18乃至40℃の温度において15乃至63時間の
時間で発煙硫酸と反応させる。反応生成物は、再び水で
稀釈されそして水酸化ナトリウムで中和され、その際混
合物への水酸化ナトリウムの添加中20℃以下の温度が
保たれることが注意されるべきである(ドイツ特許C第
2627354号明細書)。
【0006】モノホスフィンのほかに触媒成分としてス
ルホン化ジ- 及びポリホスフィンが使用される。その製
造例は、ドイツ特許出願公開A第4040314号明細
書中に示されている。
【0007】スルホン化アリ−ルホスフィンを取得する
ための全ての公知方法の短所は、リン- 酸素- 化合物の
不所望な生成、すなわち三酸化硫酸による3価のリンの
4価のリンへの酸化である。得られるホスフィンオキシ
ドは、金属イオンと触媒活性をもつ錯化合物を生成する
ことができず、それゆえ触媒成分として価値がない。そ
れゆえ該オキシドは通常、触媒溶液を不活性物質により
過度には負担させないために、スルホン化生成物の混合
物から選択的に分離される。酸化を制限するためにでき
るだけ低いスルホン化温度において実施する。この手段
は水溶性ホスフィンの生成を引き起し、この場合最大の
スルホン化度及びそれゆえ最高の水溶性──これは水中
での触媒系の金属成分の保留にとって重要である──を
達成することはできない。反応時間を延長することによ
るそれ以上のスルホン化は、酸化が同時に増大するとい
う欠点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それゆえスルホン化に
付随する、使用されるホスフィンの酸化を抑制し、これ
により高い反応温度及び長い反応時間及び高濃度の発煙
硫酸の使用を可能にし、それゆえ高スルホン化生成物の
生成を促進する方法を開発する課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アリ−ル基を
含有するモノ- 、ジ- 、オリゴ- 又はポリホスフィンを
発煙硫酸でスルホン化してスルホン化アリ−ルホスフィ
ンを製造する方法であって、スルホン化を0乃至80℃
の温度においてルイス酸の存在下に実施することを特徴
としている。
【0010】驚くべきことに、スルホン化混合物へのル
イス酸の使用はホスフィンオキシドの生成を有効に阻止
することが判明した。それゆえスルホン化は、ルイス酸
を添加しないより高い温度において及び/又は長い時間
にわたって高いスルホン化度の達成下に実施することが
できる。その上、反応混合物中に含まれるホスフィンオ
キシドの選択的分離は多くの場合不必要になる。
【0011】「ルイス酸」なる概念は、当業者にとって
周知であり、電子受容体として作用する分子又はイオン
の意味である。本発明による方法において使用されるル
イス酸は、スルホン化剤中でそしてスルホン化条件下に
安定であるものに限られる。このようなルイス酸の例
は、ハロゲン化ホウ素、ホウ酸、アルミニウム、リン、
アンチモン、ヒ素、鉄、亜鉛及びスズのハロゲン化物で
ある。新規な方法においてホウ素化合が殊に適すると判
明し、ホウ酸が殊に容易に利用でき、コストの安いそし
て非毒性物質であると判明した。
【0012】ルイス酸は、スルホン化されるべきホスフ
ィン中に含まれるP(III)- 原子に対し約等モル量で使
用される。小過剤は悪くないが、しかし過剰が好まし
い。ルイス酸としてホウ酸を使用する場合は発煙硫酸中
に飽和するまで溶解させることが殊に有利である。ルイ
ス酸としては単一化合物を、または異なる化合物の混合
物を使用することもできる。
【0013】スルホン化用の出発化合物は、アリ−ルホ
スフィンである。この一般的名称とは、スルホン化され
ることができる芳香族残基を少なくとも1個含有するモ
ノ-、ジ- 、オリゴ- 及びポリホスフィンの意味であ
る。芳香族残基は、1又はそれ以上のベンゼン環から構
成されていることができ、該環は、ビフェニルの様に、
単一C- C- 結合により結合しているか又は、ナフチル
基の様に、その炭素環は多数の共有炭素原子を有する
(縮合環系)。さらに芳香族残基は、例えば塩素-、フ
ッ素- 、アルキル- 、アルコキシ- 及びニトロ基より1
回又は多数回置換されていることができる。新規な方法
によりスルホン化することができるモノホスフィンの例
は、ジメチルフェニル- 、メチルジフェニル- 及びトリ
フェニルホスフィンである。ジホスフィンのグル−プ
は、例えば2,2′- ビス(ジフェニルホスフィノメチ
ル)-ビフェニル及び2,2′- ビス(ジフェニルホスフ
ィノメチル)-1,1′- ビナフチルである。ホスフィン
とは又リン原子が環系の成分である3結合のリンの化合
物の意味である。これらクラスの化合物の例は、芳香族
残基により置換されたリンベンゼン、さらにアリ−ル-
及び/又はアルキル置換ホスホ−ル及びホスファンオル
ボナジェンである。
【0014】本発明による方法によるスルホン化は、ア
リ−ルホスフィンが市販形又は合成の際得られる形のア
リ−ルホスフィンに適用することができる。触媒成分と
してのスルホン化化合物の使用を必要としなければ、特
別な精製は不必要である。スルホン化剤として、溶液─
─これには有利にはアリ−ルホスフィンの導入前すでに
ルイス酸が添加されている──に対し20乃至65重量
%のSO3-濃度を有する発煙硫酸を使用する。溶液中に
-5乃至+50℃、好ましくは0乃至+40℃の温度の
保持下にホスフィンを加え、その際、局部的加熱を避け
るために、例えば攪拌によりスルホン化剤中でリン化合
物が急速にかつ均一な分散がなされるように配慮する。
好ましい別法として、ホスフィンをそのまゝで添加する
代わりに、例えばルイス酸を含有する濃硫酸中のホスフ
ィン溶液に少しづつ発煙硫酸を攪拌しながら添加しても
よい。SO3 対ホスフィンのモル比は、所望のスルホン
化度に左右される。その他は同一の反応条件下にSO3-
供給が高ければ高いほどますます多いスルホン酸基がホ
スフィン分子中に生ずる。発煙硫酸中へのホスフィンの
溶解に引き続いて行われるスルホン化反応は、反応混合
物中でできるだけ均一な温度を保つために、0乃至80
℃、好ましくは10乃至50℃の温度において、同様に
絶えず攪拌しながら行われる。反応時間は、わずかな時
間に限定することができ、一般に該時間は数時間乃至数
日間であり、特殊な場合には又数週間である。反応温度
の上昇及び反応時間の延長は、同一のSO3-供給におい
てホスフィン分子のアリ−ル残基の増大したスルホン化
を促進する。本発明によるスルホン化混合物へのルイス
酸の添加により決定的な反応温度、特にSO3-濃度、前
記の範囲内の温度及び反応時間を自由に選択することが
できるということは強調に値する。何となれば不所望な
副反応としての酸化が生じないからである。これに関連
して、反応を最大限に能率化するために反応パラメ−タ
−を相互に調整するために、スルホン化の進行を分析に
より監視することが有効である。このための、適当な高
感度で有効な方法として、反応混合物における第三ホス
フィン及びこれから誘導されたホスフィンオキシドの識
別を問題なしに可能にする31P- NMR分光分析法があ
る。
【0015】反応が完了したらすぐに反応混合物を水で
稀釈しそして後処理する。このために種々な方法が使用
される。公知の方法によりまず硫酸溶液を中和する。稀
釈及び中和の際反応混合物の加熱が生じないことが配慮
されるべきであり、0乃至40℃、特に0乃至20℃の
温度を保持することが有効である。中和するためにアル
カリ水酸化物、好ましくは水酸化ナトリウムの水性溶液
を使用する。溶液に対し20乃至60重量%のアルカリ
水酸化物- 濃度が有効である。硫酸及びアルカリ水酸化
物から生成したアルカリ硫酸塩をできるだけ完全に分離
するために、あまり多くは稀釈せずに実施することが推
奨される。中和した反応混合物からアルカリ硫酸塩が分
離する。濾別しそして多数回低級アルコ−ル、好ましく
はC1-乃至C4-アルコ−ル、特にメタノ−ルで洗浄す
る。スルホン化アリ−ルホスフィンは、濾液からおだや
かな条件下での水の除去により、例えば油ポンプの真空
中での蒸留により得られる。精製するために、得られた
結晶生成物を再びわずかな水中に溶解し、溶液に低級ア
ルコ−ル、好ましくはC1-乃至C4-アルコ−ル、特にメ
タノ−ルを加え、濾過しそして再びおだやかに溶剤を除
去する。
【0016】好ましい方法によりスルホン生成物の酸
性、水性溶液を水不溶性有機溶剤中水不溶性アミンの溶
液で抽出する。この方法で、スルホン化工程において添
加したルイス酸を実質的に含まないスルホン化アリ−ル
ホスフィンが得られる。ルイス酸としてのホウ酸を使用
するこの方法が特に有効である。
【0017】詳細には、この後処理法の場合スルホン化
混合物に上記の温度の保持下に、存在する硫酸を0.5
乃至50重量%、好ましくは25乃至35重量%に稀釈
するために必要な程度の水を加える。稀釈溶液に、水不
溶性有機溶剤中に溶解した水不溶性アミンを加える。ア
ミン- 溶液の濃度は、それぞれ溶液に対し1.0乃至3
5重量%、好ましくは10乃至70重量%、特に13乃
至25重量%のアミンである。
【0018】スルホン酸1当量当たり0.5乃至3.0
モル、好ましくは0.5乃至2.5モルのアミンを使用
する。過剰のアミンの使用は、わずかのホスフィン損失
しか生じないことを保証する。前記の量より多いアミン
過剰は、なるほど可能であるが、しかし分離- 又は精製
法又は収率の結果の改善に導かない。
【0019】激しい混合後2相が形成される。高い比重
を有する水性相は、硫酸及びほとんど全部のルイス酸を
含有し、一方硫酸化物の乏しいそしてルイス酸をほとん
ど含まない有機相は有機溶剤中に溶解した、スルホン化
ホスフィンのアミン塩を含有する。両方の相は互いに分
離される。有機相は、有機塩基の水溶液と反応させる。
この場合塩基は、溶解したアミン塩量と当量で使用され
る。過剰の塩基の使用は避けるべきである。何となれば
これが最終生成物を汚染するからである。この様にして
水不溶性アミンの回収下にスルホン化アリ−ルホスフィ
ンの水性溶液が得られる。アミンは再使用される。
【0020】上記の方法は、非連続的にも連続的にも実
施することができる。物質の分離に慣用な装置、例えば
対流抽出装置が使用される。水中に溶解した塩基を一度
に有機媒体中アミン塩の溶液を添加する代わりに、添加
を好ましい実施態様により分けて行うことができる。こ
の方法は、種々なスルホン化段階の生成物を含有するス
ルホン化混合物を分離することが望ましい場合に殊に効
果的に使用される。
【0021】本発明方法を実施するために使用される水
不溶性アミンとしては、10乃至60、好ましくは13
乃至36個の炭素原子を有する、水不溶性同素環式及び
複素環式、脂肪族、芳香族、芳香脂肪族及び、好ましく
は開鎖状、分枝又は非分枝の脂肪族アミンが考慮され
る。スルホン酸との塩が有機溶剤中に溶解しないか又は
限定的にしか溶解しないアミンはあまり適さない。殊に
有用なアミンの例として次のものが挙げられる:トリ-
n- オクチルアミン、トリイソオクチルアミン、トリ-
2- エチルヘキシルアミン及びトリドデシルアミン。
【0022】アミンは、水不溶性有機溶剤中に溶解され
る。脂肪族又は芳香族炭化水素、例えば炭化水素混合
物、例えばトルエン又はケロシン、そのほかに又C4
20-アルコ−ル、C8 〜C20- エ−テルが特に適す
る。
【0023】スルホン化ホスフィンを水性相に変えるた
めの塩基としてアルカリ- 及びアルカリ土類金属の水酸
化物、特にアルカリ水酸化物、アンモニア、そのほかに
又アルカリ炭酸塩が適する。
【0024】後処理は、有利には室温乃至約40℃の範
囲で実施される。一層高い温度は長所を与えない。この
場合水中へのアミン及び有機溶剤の溶解度に関する記載
は、それぞれ方法が実施される温度に関する。最終生成
物は、水性溶液中で残されるか又は蒸発又は晶出、デカ
ンテ−ション又は濾別により固体形で得られる。
【0025】
【実施例】本発明方法を以下の例によって説明するが、
本方法は記載された実施態様に限定されてはならない。 例 1 トリフェニルホスフィンのスルホン化 滴下漏斗を有する二つ口フラスコにおいて、室温で市販
のホウ酸5.0g(81ミリモル)を濃硫酸50ml中
に溶解する。真空中でなお約30分間攪拌し、引き続い
てアルゴンガスで処理する。この様に、酸素混合物中で
溶解した酸化性ガスを完全に除去する。次に0℃に冷却
し、トリフェニルホスフィン15g(57ミリモル)を
添加しそして再び真空にする。15分後ホスフィンが完
全に溶解した。引き続いてアルゴン雰囲気下に発煙硫酸
(SO3 65重量%)250mlを、約6ml/分の速
度及び最高10℃の反応混合物の温度の保持下に、滴下
する。添加の終了後徐々に室温に加温しそしてさらに1
0日間攪拌する。反応混合物が高いSO3-含有率のため
に固化するなら、2日間まで最高43℃に加温してもよ
い。
【0026】後処理するために反応混合物をアルゴン雰
囲気中で氷──これは3リットル容ビュヒナ−吸引漏斗
(又はガラスフリット)中で存在する──上に加える。
受け器として10リットル容丸底フラスコを使用する。
全装置をあらかじめ10分間真空にしそして氷はこれに
より脱気する。過熱を避けるために、発煙硫酸は常に氷
上に滴下しそして水上には直接滴下しないよう注意すべ
きである。このために、漏斗(又はフリット)における
水性加水分解物の水準を規則的な時間間隔で、受け器フ
ラスコ中で減圧を生じさせることによって、低下させる
ことができる。全混合物が加水分解したなら、漏斗(又
はフリット)を25%苛性ソ−ダ−液で洗浄しそして冷
却及び激しい攪拌下に受け器中の強酸性溶液を中和す
る。次に溶液を、硫酸ナトリウムが多量に沈澱するま
で、水浴において真空中で蒸発濃縮する。この懸濁液に
激しい攪拌下にメタノ−ル2リットルを加え、引き続い
て多量に沈澱した硫酸ナトリウムを濾別する。濾過残留
物をメタノ−ルそれぞれ150mlで3回洗浄しそして
一緒にした濾液を蒸発乾固する。次に残留物をできるだ
け少量(約30ml)の水中に吸収させそして溶液を攪
拌下にメタノ−ル250ml中に噴霧する。再び沈澱し
た硫酸ナトリウムを濾別しそして真空中で蒸発乾固す
る。
【0027】種々な試験の結果を次表I中において示
す。試験1乃至3はホウ酸の添加下に行われ、試験4乃
至6はホウ酸を添加せずに行われた。表 I: トリフェニルホスフィンのスルホン化 試験番号 H2SO4 中のSO3 温 度 反応時間 酸化物 3回置換さ (重量%) 生成 れたホスフ ィンの含有 率 (%) ──────────────────────────────────── 1 42 RT* 72時間 なし 50 2 42 RT 24時間 なし 50 3 65 RT、48時間:43℃ 18時間 なし 85 4 40 RT 42時間 著量 <10 5 65 RT 18時間 中程度 約20 6 65 RT 72時間 完全 <5 ──────────────────────────────────── * RT=室温 試験は、ホウ酸の存在下での室温、発煙硫酸中のSO3-
含有率42重量%及び反応時間72時間において酸化物
が生成せず(試験1)、これに対し類似の条件下でホウ
酸を添加しない場合42時間後すでに著量の酸化物が生
成する(試験4)ことを示している。SO3-含有率65
重量%を有する発煙硫酸を使用する場合差が一層顕著で
ある。反応時間18日──その2日は43℃である──
後でさえホウ酸の存在下では酸化物が生成せず(試験
3)、これに対しホウ酸を添加しない場合、出発材料が
72時間後すでに完全に酸化する。 例 2 2,2′- ビス(ジフェニルホスフィノメチル)-1,
1′- ビナフタリン(NAPHOS)のスルホン化 滴下漏斗を有する二つ口フラスコにおいて、室温でホウ
酸5.0g(81ミリモル)を濃硫酸50ml中に溶解
する。真空中でなお約30分間攪拌し、引き続いてアル
ゴンガスで処理する。この様に、酸混合物中に溶解した
酸化性ガスを完全に除去する。次に0℃に冷却し、NA
PHOS7.5g(11.5ミリモル)を添加しそして
再び真空にする。約15分後ホスフィンが完全に溶解し
た。引き続いてアルゴン雰囲気下に発煙硫酸(SO3
5重量%)150mlを、約3ml/分の速度及び最高
10℃の反応混合物の温度の保持下に、滴下する。添加
の終了後徐々に室温に加温しそしてなおさらに60時間
攪拌する。反応混合物が高いSO3-含有率のために固化
するなら、十分な混合を確実にするために、短時間35
℃に加温する。
【0028】後処理するために反応混合物をアルゴン雰
囲気中で氷──これは3リットル容ビュヒナ−吸引漏斗
(又はガラスフリット)中で存在する──上に加える。
受け器として10リットル容丸底フラスコを使用する。
全装置を10分間真空にしそして氷はこれにより脱気す
る。過熱を避けるために、発煙硫酸は常に氷上に滴下し
そして水上には直接滴下しないことが留意されるべきで
ある。このために、漏斗(又はフリット)における水性
加水分解物の水準を規則的な時間間隔で、受け器フラス
コ中で減圧を生じさせることによって、低下させること
ができる。全混合物が加水分解するなら、漏斗(又はフ
リット)を25%苛性ソ−ダ−液で洗浄しそして冷却及
び激しい攪拌下に受け器中の強酸性溶液を中和する。次
に溶液を、硫酸ナトリウムが多量に沈澱するまで、水浴
において真空中で蒸発濃縮する。この懸濁液に激しい攪
拌下にメタノ−ル1リットルを加え、引き続いて多量に
沈澱した硫酸ナトリウムを濾別する。濾過残留物をメタ
ノ−ルそれぞれ75mlで3回洗浄しそして一緒にした
濾液を蒸発乾固する。次に残留物をできるだけ少量(約
15ml)の水中に吸収させそして残余の硫酸ナトリウ
ムをSepha-dex G- 15によるゲルクロマト
グラフィ−により分離する。
【0029】結果を表II中において示す。表 II: NAPHOSのスルホン化 試験番号 H2SO4 中のSO3 温 度 反応時間 酸化物 スルホン化 (重量%) (時間) 生成 度 ──────────────────────────────────── 1 25 43℃ 12 なし 2 25 70℃ 24 完全 3 60 RT* 60 5% > 6 4 40 RT 96 5% 5 25 43℃ 12 15% 6 25 43℃ 48 25% ──────────────────────────────────── * RT=室温 例 3 a)NAPHOSのスルホン化 攪拌器、温度計、滴下漏斗及び冷却器を備えた1リット
ル容フラスコにおいて、窒素雰囲気下に濃硫酸200g
を仕込みそしてホウ酸26.1g(422. 3ミリモ
ル)を加える。
【0030】固体の完全な溶解後溶液にNAPHOS2
7.7g(42.6ミリモル)を加える。混合物を1時
間室温において攪拌し、引き続いて発煙硫酸(65%)
55 0.7g(4474ミリモル)を30分以内に滴
加する。その後均質な反応混合物を72時間室温におい
て攪拌する。
【0031】後処理するために、スルホン化混合物(8
04.5g)を窒素- 保護下に約10℃の水3195.
1gを含有する6リットル容フラスコ中に加える。添加
中内温を15乃至25℃の強冷により保つ。
【0032】引き続いて0.65%(=420.7ミリ
モル)のホウ酸- 含有率を有する加水分解混合物(39
99.6g)をトリイソオクチルアミン(TIOA)及
びトルエンからなる種々の混合物で抽出する。 b)抽出 99.9ミリモルのホウ酸- 含量を有する加水分解混合
物350 gを次表III中で記載した量のTIOA/トルエ
ンで2時間室温において抽出する。
【0033】 表 III 試 験 TIOA トルエン TIOA/ トルエン TIOA/NAPHOS* (g) (g) (重量部) (モル) 3.1 53.6 536.0 1:10 15:1 3.2 53.6 375.2 1: 7 15:1 3.3 53.6 214.4 1: 4 15:1 3.4 35.7 357.0 1:10 10:1 * NAPHOS: BINASの出発生成物 相分離後得られる水性廃酸相は次のホウ酸含有率を有す
る(表IV): 表 IV 試 験 廃 酸 ホ ウ 酸 (g) (ミリモル) (E* の% ) 3.1 926.1 99.3 99.4 3.2 926.1 98.3 98.4 3.3 926.0 97.9 98.0 3.4 931.4 98.8 98.9 * E: 使用ホウ酸 例 4 例3の方法によりNaPHOS 10.1g(15.5
ミリモル)及びホウ酸7.6g(123ミリモル)を濃
硫酸66.8g中に溶解し、引き続いて発煙硫酸(65
%)221.5g(1800ミリモル)を加える。室温
における反応時間2時後スルホン化混合物(306.0
g)を水1300.0gで加水分解し、加水分解混合物
(1606.0g)のホウ酸含有率は0.47%(=1
22ミリモル)である。
【0034】加水分解混合物をトルエン821.0g中
TIOA82.1g(233ミリモル)の溶液で室温に
おいて抽出する。相分離後得られる廃酸- 相はホウ酸
7.4g(120ミリモル)を含有する。
【0035】有機相を市販ガラス電極によるpH- 値の
同時的測定下に少しずつ1.5%苛性ソ−ダ液を加え
る。3.5までのpH- 範囲において得られる、スルホ
ン化混合物のNa- 塩溶液を分離しそして廃棄する。
【0036】3.5乃至11.1のpH- 範囲において
得られ、0.22ミリモルのホウ酸含有量を有する、価
値ある生成物留分は、さらに精製することなしにヒドロ
ホルミル化の触媒系の成分として使用することができ
る。 例 5 例4に従って──ただし6時間の反応時間で──、0.
47%(=122ミリモル)のホウ酸含有率を有する加
水分解混合物を製造する。
【0037】例4の場合の様に後処理した後廃酸相はホ
ウ酸7.5g(121ミリモル)を含有する。価値ある
生成物留分(3.5乃至11.1のpH- 範囲)中でな
おホウ酸0.14ミリモルが検出される。 例 6 a)トリフェニルホスフィンのスルホン化 攪拌器、温度計、滴下漏斗及び冷却器を備えた1リット
ル容フラスコにおいて、窒素雰囲気下に発煙硫酸(25
%)1281.0g(SO3 4.00ミリモル)を仕込
みそしてホウ酸79.1g(1.28モル)を加える。
固体の完全な溶解後溶液にトリフェニルホスフィン8
3.6g(0.32モル)を加える。均質な反応混合物
を48時間室温において攪拌する。
【0038】後処理するために、スルホン化混合物(1
443.7g)を窒素- 保護下に約10℃の水286
6.2gを含有する6リットル容フラスコ中に加える。
添加中内温を15乃至25℃の強冷により保つ。
【0039】引き続いて1.8%(=1276ミリモ
ル)のホウ酸- 含有率を有する加水分解混合物(430
9.9g)をTIOA及びトルエンからなる種々の混合
物で抽出する。 b)抽出 237ミリモルのホウ酸- 含量を有する加水分解混合物
800gを次表V中で記載した量のTIOA/トルエン
で1時間40℃において抽出する。
【0040】 表 V 試 験 TIOA トルエン TIOA/ トルエン TIOA/TPP (g) (g) (重量部) (モル) 6.1 75.8 303.4 1: 4 1:3.6 6.2 94.8 379.2 1: 4 1:4.5 6.3 75.8 530.6 1: 7 1:3.6 6.4 75.8 758.0 1:10 1:3.6 相分離後得られる水性廃酸相は次のホウ酸含有率を有す
る(表VI): 表 VI 試 験 廃 酸 ホ ウ 酸 (g) (ミリモル) (E* の%) 6.1 753.5 225 94.9 6.2 753.6 226 95.4 6.3 755.7 228 96.2 6.4 756.9 230 97.0
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴオルフガング・アー・ヘルマン ドイツ連邦共和国、85354 フライジング、 ガルテンストラーセ、69ツエー (72)発明者 ライナー・マネッツベルガー ドイツ連邦共和国、84036 ランズフート、 ヴエルデナー・ストラーセ、47 (72)発明者 グイド・アルバネゼ ドイツ連邦共和国、80993 ミユンヘン、 ダッハウアー・ストラーセ、312アー (72)発明者 クラウス・ベルクラート ドイツ連邦共和国、46147 オーバーハウ ゼン、リユートツォフストラーセ、18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アリ−ル基を含有するモノ- 、ジ- 、オ
    リゴ- 又はポリホスフィンを発煙硫酸でスルホン化して
    スルホン化アリ−ルホスフィンを製造する方法におい
    て、スルホン化を0乃至80℃の温度においてルイス酸
    の存在下に実施することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 アリ−ルホスフィンのスルホン化を10
    乃至50℃の温度において実施する請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 アリ−ルホスフィン酸及びルイス酸の濃
    硫酸溶液に発煙硫酸を加えることによってスルホン化を
    遂行する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 ルイス酸がホウ素化合物である請求項1
    乃至3記載の方法。
  5. 【請求項5】 ホウ素化合物がホウ酸である請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 ルイス酸を、スルホン化されるべきアリ
    −ルホスフィン中に含まれるP(III)- 原子に対し少な
    くとも1モルの量で使用する請求項1乃至5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 アリ−ルホスフィンの濃硫酸溶液がホウ
    酸で飽和している請求項1乃至6記載の方法。
  8. 【請求項8】 スルホン化混合物を水で稀釈し、得られ
    た水溶液を水不溶性アミンの水不溶性アミン有機溶剤溶
    液で、その際スルホン酸1化学当量当たり0.5乃至3
    モルのアミンを使用して抽出し、有機相を分離しそして
    塩基の水溶液で、使用して抽出し、溶液と十分に接触さ
    せ、次に水性相を分離しそしてこれからスルホン化アリ
    −ルホスフィンを単離することを特徴とする請求項1乃
    至7記載の方法。
  9. 【請求項9】 スルホン化混合物に0乃至40℃、特に
    0乃至20℃の温度の保持下に、存在する硫酸を0.5
    乃至50重量%、好ましくは25乃至35重量%に稀釈
    するのに必要な量の水を加えることを特徴とする請求項
    8記載の方法。
  10. 【請求項10】 スルホン酸1化学当量当たり0.5乃
    至2.5モルのアミンを使用する請求項8又は9記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 アミン溶液中のアミン濃度がそれぞれ
    溶液を基にして1.0乃至35重量%、好ましくは10
    乃至30重量%、特に13乃至25重量%である請求項
    8乃至10記載の方法。
  12. 【請求項12】 水不溶性アミンが10乃至60、好ま
    しくは13乃至36個の炭素原子を有する開鎖、分枝又
    は非分枝の脂肪族アミンである請求項8乃至11記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 アミンがトリ- n- オクチルアミン、
    トリイソオクチルアミン、ジイソオクチルアミン、トリ
    - 2- エチルヘキシルアミン又はトリドデシルアミンで
    ある請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 水不溶性有機溶剤が脂肪族又は芳香族
    炭化水素又は炭化水素混合物である請求項8乃至13記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 溶剤がトルエン又は灯油である請求項
    14記載の方法。
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