JPH07138054A - ダイオキシン含有ダストの処理方法及び処理装置 - Google Patents

ダイオキシン含有ダストの処理方法及び処理装置

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JPH07138054A
JPH07138054A JP5312448A JP31244893A JPH07138054A JP H07138054 A JPH07138054 A JP H07138054A JP 5312448 A JP5312448 A JP 5312448A JP 31244893 A JP31244893 A JP 31244893A JP H07138054 A JPH07138054 A JP H07138054A
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JP
Japan
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dust
dioxin
cement
raw material
treating
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Pending
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JP5312448A
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English (en)
Inventor
Hiuma Kaneko
比右馬 金子
Tetsuo Ogiri
哲雄 大桐
Hiroaki Iwakawa
博章 岩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/364Avoiding environmental pollution during cement-manufacturing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/36Manufacture of hydraulic cements in general
    • C04B7/60Methods for eliminating alkali metals or compounds thereof, e.g. from the raw materials or during the burning process; methods for eliminating other harmful components
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P40/10Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 都市ゴミ灰を原料に用いるセメント系固化材
の製造の際に発生するダイオキシン含有ダストの処理方
法及び処理装置を提供するものである。 【構成】 都市ゴミ灰を原料に用いるセメント系固化材
の製造において集塵装置より捕集されるダイオキシン含
有ダストをセメント系固化材の原料に戻すにあたり、ダ
ストの一部をバーナ近辺より焼成炉に戻し、1000℃
以上に加熱することによりこのダスト中のダイオキシン
を焼成炉中で速やかに熱分解させることを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ゴミ灰を原料に用
いるセメント系固化材の製造に伴い排出されるダイオキ
シン含有ダストの処理方法及び処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミの焼却の際に、毒性の強いダイ
オキシンが生成し、これが集塵灰・排ガス等に含まれる
ことが知られている。近年、このダイオキシンが催奇性
や発ガン性を有し、社会環境に重大な影響を与えるもの
として注目され、近い将来規制されると考えられてい
る。
【0003】これらのダイオキシンを含んだ集塵灰は溶
融、熱分解もしくは埋め立て等により処理がおこなわれ
ている。しかし、溶融や熱分解処理では電気ヒータなど
の外部加熱設備が必要となり処理コストに費用がかかり
すぎるなどの問題がある。また埋め立て処理の場合は、
近年の埋め立て地不足や周辺土壌などに溶出する可能性
があるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、ダイオキ
シンを完全に分解することができるダイオキシン含有ダ
ストの有効な処理方法がいまだ確立されていないのが現
状であり、ダイオキシンを含むダストの有効な処理方法
が望まれている。従って本発明の目的は都市ゴミ灰をセ
メント系固化材の原料として有効に活用するとともにダ
イオキシン含有ダストを極めて簡単に処理する方法及び
装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、都市ゴミ灰
を原料に用いるセメント系固化材の製造において、集塵
装置より捕集されるダイオキシン含有ダストをセメント
系固化材の原料に戻すにあたり、集塵器で捕集されるダ
イオキシン含有ダストの一部をバーナ近辺より焼成炉に
戻すことを特徴とするものである。
【0006】さらにこの発明は、都市ゴミ灰を原料に用
いるセメント系固化材の製造において、集塵装置より捕
集される集塵灰のダストホッパーを備え、ダストホッパ
ー中のダストの一部を焼成炉のバーナ近辺より炉内へ戻
す供給手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のダイオキシン含有ダストの処理方法及
び装置では、集塵器で捕集されるダストの一部をバーナ
近辺より焼成炉に戻すので1000℃以上という十分高
い温度で加熱しうるため、このダスト中に含まれている
ダイオキシンを焼成炉で速やかに熱分解することができ
る。しかも、セメント固化材焼成用のバーナ近辺より焼
成炉に戻すため、電気ヒータ等の外部加熱が不要であ
り、そのため電気代や燃料代も不要となる。このため設
備費およびランニングコストが非常に安くすむ。
【0008】
【実施例】次に、図示の実施例により本発明を具体的に
説明する。図1は、都市ゴミ灰を原料に用いたセメント
系固化材の製造プラントにおいて、本発明を適用した実
施例を説明する概略図である。
【0009】図1において、1は、セメント系固化材を
焼成するための焼成炉である。2は、焼成炉1より排出
された排ガスを調温するための調温塔であり、3は、排
ガスからダストを集塵する集塵器である。4は、集塵器
3で捕集されたダストを原料に戻すために用いるダスト
用ホッパーである。5は、都市ゴミ灰などのセメント系
固化材製造のための原料用のホッパーである。6は、集
塵器3で捕集されたダストや都市ゴミ灰などを混合する
混合機である。7は、セメント系固化材焼成用のバーナ
である。8は、集塵器3に接続された吸引ファンであ
る。
【0010】この発明は、都市ゴミ焼却の際に発生する
都市ゴミ灰をセメント系固化材の主要原料として使用す
るもので、一般に都市ゴミ灰にはダイオキシンを含んで
いることが多い。この都市ゴミ灰と調整成分としての石
灰成分、シリカ成分、鉄成分、アルミナ成分などの原料
が原料ホッパー5に貯えられる。なお、下水汚泥・フラ
イアッシュなどの産業廃棄物も調合可能ならば原料とし
て用いることができる。これらの原料と後述するダスト
ホッパー4のダイオキシンを含んだ原料は、混合機6で
調合・混合され焼成炉1に送入される。この送入された
原料は、焼成炉1のバーナ7による加熱で1000℃以
上に焼成された後、図示しないクーラに送られ冷却され
る。この冷却されたクリンカーは粉砕され、セメント系
固化材となる。また焼成炉1より排出される排ガスには
原料の一部が飛散するために、ダイオキシンを含んだダ
ストが含まれている。このダストは、排ガスを調温塔2
により150〜250℃程度に調温した後、集塵器3で
捕集される。ダストと分離された排ガスは吸引ファン8
を通過後、大気に排出される。
【0011】この様に構成されている、本発明のセメン
ト系固化材製造プラントにおけるダイオキシン含有ダス
トの処理方法及び処理装置によれば、以下のように処理
される。
【0012】集塵器3よりダスト用ホッパー4に集めら
れたダストは、前述した都市ゴミ灰などの他の原料とと
もに混合機6などで混合・調合された後、固化材の原料
として焼成炉1に送入され焼成される。
【0013】一方集塵器3で捕集されたダストの一部
は、ダストホッパー4から焼成炉1のバーナ7近辺に送
られ後、空気圧送など供給手段によりバーナ7近辺より
焼成炉1に投入される。投入されたダストは1000℃
以上という十分高い温度に加熱されるため、ダスト中に
含まれたダイオキシンは確実に熱分解される。
【0014】調合された原料は、燃焼炉1において向流
で熱交換が行われるためバーナと反対側から焼成炉1に
送入される。又、ダイオキシンを含んだダストの一部
は、原料の送入側とは反対のバーナ7側から焼成炉1に
送入される。ここでバーナ7近辺から焼成炉1内に戻す
ダスト量はダスト中のダイオキシン濃度にもよるが、集
塵装置3で回収されるダストのうち、50重量%以下と
する。このようにダイオキシン含有ダストの一部は調合
原料として、又一部はバーナ7近辺から焼成炉1に戻す
とともに、この配分割合を適宜調整することでセメント
系固化材の製造に何ら影響を与えることなく効果的にダ
イオキシンの除去ができる。
【0015】
【発明の効果】本発明のダイオキシン含有ダストの処理
方法及び処理装置では、集塵器で捕集されるダイオキシ
ン含有ダストの一部を焼成炉に戻し、このダストを加熱
することによりダスト中のダイオキシンを分解すること
ができる。また、セメント固化材焼成用のバーナ7近辺
より焼成炉に戻すため、新たな外部加熱が不要であり、
そのため電気代や燃料代も不要となる。このため設備費
およびランニングコストが非常に安くすむ。しかも10
00℃以上という高温で加熱するため、ダイオキシンを
速やかにかつ確実に分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 焼成炉 2 調温塔 3 集塵器 4 ダスト用ホッパー 5 原料用ホッパー 6 混合機 7 バーナ 8 吸引ファン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ゴミ灰を原料に用いるセメント系固
    化材の製造において集塵装置より捕集される集塵灰中の
    ダイオキシン含有ダストをセメント系固化材の原料に戻
    すにあたり、ダストの一部を焼成炉のバーナ近辺より炉
    内に戻すことを特徴とするダイオキシン含有ダストの処
    理方法。
  2. 【請求項2】 都市ゴミ灰を原料に用いるセメント系固
    化材の製造において集塵装置より捕集される集塵灰のダ
    ストホッパーを備え、ダストホッパー中のダストの一部
    を焼成炉のバーナ近辺より炉内へ戻す供給手段を設けた
    ことを特徴とするダイオキシン含有ダストの処理装置。
JP5312448A 1993-11-09 1993-11-09 ダイオキシン含有ダストの処理方法及び処理装置 Pending JPH07138054A (ja)

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