JPH07137781A - カセットテープ用リール保持装置 - Google Patents

カセットテープ用リール保持装置

Info

Publication number
JPH07137781A
JPH07137781A JP5282743A JP28274393A JPH07137781A JP H07137781 A JPH07137781 A JP H07137781A JP 5282743 A JP5282743 A JP 5282743A JP 28274393 A JP28274393 A JP 28274393A JP H07137781 A JPH07137781 A JP H07137781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette tape
reel
tape
reel holding
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5282743A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Shibagaki
柴垣  奨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5282743A priority Critical patent/JPH07137781A/ja
Publication of JPH07137781A publication Critical patent/JPH07137781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸送時等において、カセットテープが収容さ
れた収容ケースの蓋体を閉じた時だけテープリールを確
実に係合し、蓋体を開いた時にはテープリールの係合を
解除することができるカセットテープ用リール保持装置
を提供する。 【構成】 ケース本体1と蓋体2とからなる収容ケース
Aに、ケース本体1及び蓋体2に設けた凹陥部1a,2
a内に収容されたカセットテープ4を介して所定以上の
力が加えられた時に突起18a,18bを押し広げてハ
ブ5a,6aに圧接させるリール保持機構17a,17
bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(以下「VTR」という。)やデータレコーダ等の電子
機器の記録媒体として使用される磁気テープが保持され
たカセットテープの収容ケースに設けられ、そのカセッ
トテープの収容時に磁気テープが巻かれたテープリール
を係合保持して回転や振動を防止するためのカセットテ
ープ用リール保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、VTR等に使用されるカ
セットテープの収容ケース(通常、ハードケースと称さ
れる。)としては、例えば、図10に示すようなものが
ある。図10において、1はケース本体、2は蓋体であ
り、このケース本体1及び蓋体2はヒンジ3によって開
閉自在に構成されている。これらケース本体1及び蓋体
2には、例えば、図8及び図9に示すようなカセットテ
ープ4を収容するための凹陥部1a,2aがそれぞれ形
成されている。そして、ケース本体1の凹陥部1a内に
は、カセットテープ4内に回転自在に保持された一対の
テープリール5,6をそれぞれ係合保持するための円柱
状の突起7a,7bが設けられている。
【0003】カセットテープ4は、図8及び図9に示す
ように、互いに重ね合わされた上ハーフ8及び下ハーフ
9と、この上下ハーフ8,9間に回転自在に保持された
一対のテープリール5,6と、これらテープリール5,
6に巻かれた磁気テープ10と、この磁気テープ10の
露出部を開閉自在に覆うことができる保護蓋11とを具
えている。そして、下ハーフ9には一対のテープリール
である供給リール5及び巻取リール6に対応させて2個
の貫通孔12a,12bが設けられており、これら貫通
孔12a,12bに各テープリール5,6のハブ5a,
6aの穴が臨むようになされている。
【0004】尚、供給リール5及び巻取リール6は、上
下のハーフ8,9に対して径方向にある程度動くことが
できる。そして、図8の状態から保護蓋11が前面側に
回動した状態、即ち、保護蓋11が閉まっている状態で
は、一方の供給リール5は時計方向Xにのみ回転可能と
され、他方の巻取リール6は反時計方向Yにのみ回転可
能とされている。ところが、両テープリール5,6間に
は磁気テープ10が張り渡されているため、この磁気テ
ープ10の拘束力により、供給リール5に矢印X方向の
回転は生じず、また、巻取リール6に矢印Y方向の回転
は生じない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のカセットテープ用リール保持装置におい
ては、ケース本体1の凹陥部1aに設けた突起7a,7
bを一対のテープリール5,6のそれぞれのハブ5a,
6aの穴に係合し、これらの突起7a,7bでテープリ
ール5,6の位置を規制する構造となっていたため、そ
れぞれのハブ5a,6aとこれらに係合する突起7a,
7bとの間にガタが存在し、各テープリール5,6を確
実に保持することができなかった。
【0006】そのため、長時間にわたって振動が加わる
ことが考えられる輸送時等において、磁気テープ10が
フルに巻き取られている供給リール5が振動等の外乱に
より振動して自己の慣性力によって過大な回転力が生じ
ると、供給リール5が矢印X方向に回転することがあ
る。このように、供給リール5が矢印X方向に回転する
と、供給リール5に巻き取られている磁気テープ10の
巻き心に近い側から巻き締まり(一般に、「シンチン
グ」という。)が起こり、磁気テープ10に伸びが生じ
る等の悪影響が発生するおそれがあるという課題があっ
た。
【0007】尚、テープリール5,6の回転を防止する
ために、例えば、突起7a,7bにフィンを設け、この
フィンをハブ5a,6aの溝に係合する方法も考えられ
るが、このフィンによってはハブ5a,6aとの間のガ
タを完全に無くすことはできない。従って、突起7a,
7bにフィンを設ける方法では、テープリール5,6の
振動を防ぐことができず、上述したシンチング等の発生
を防止することはできない。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、輸送時等において、カセットテー
プが収容された収容ケースの蓋体を閉じた時だけテープ
リールを確実に係合し、蓋体を開いた時にはテープリー
ルの係合を解除することができるカセットテープ用リー
ル保持装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、例え
ば、図1〜図6に示すように、ケース本体1と蓋体2と
からなる開閉自在な収容ケースAに、テープリール5,
6が回転自在に保持されたカセットテープ4を収容する
凹陥部1a,2aと、この凹陥部1a,2a内に形成さ
れ且つテープリール5,6のハブ5a,6aに係合する
突起18a,18bとを設けたカセットテープ用リール
保持装置において、収容ケースAに、凹陥部1a,2a
内に収容されたカセットテープ4を介して所定以上の力
が加えられた時に突起18a,18bを押し広げてハブ
5a,6aに圧接させるリール保持機構17a,17b
を設けたことを特徴としている。
【0010】また、本発明に係わるリール保持機構は、
例えば、図1〜図3に示すように、突起18a,18b
に複数のスリット21を設けることにより形成される複
数の弾性片22と、これら弾性片22間に軸方向へ摺動
可能に保持される楔部材19a,19bとを有し、楔部
材19a,19bには、カセットテープ4から加えられ
る力によって移動する時に弾性片22を押し広げるテー
パ部24を設けることが好ましい。
【0011】更に、本発明に係わるリール保持機構は、
例えば、図7に示すように、楔部材19a,19bをカ
セットテープ4側に付勢する弾性部材30を有する構造
とすることができる。
【0012】
【作用】本発明は、上述のように構成したことにより、
収容ケースAにカセットテープ4を収容した後、蓋体2
を閉めてカセットテープ4を所定以上の力でケース本体
1側に押し付けると、カセットテープ4から加えられる
力によってリール保持機構17a,17bが働き、突起
18a,18bが押し広げられてハブ5a,6aに圧接
され、これにより、テープリール5,6が確実に係合保
持される。
【0013】また、リール保持機構17a,17bを弾
性片22と楔部材19a,19bで構成し、楔部材19
a,19bにテーパ部24を設けることにより、このテ
ーパ部24で弾性片22を押し広げてリール保持機構1
7a,17bを働かせることができる。
【0014】更に、弾性部材30をリール保持機構17
a,17bに加えることにより、弾性部材30の弾性を
利用してリール保持機構17a,17bによるハブ5
a,6aの解除を確実に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図6は本発明の一実施例を示すもので、V
TR用カセットテープを収容するための収容ケースに適
用したものである。ここで、図1は、本実施例の要部の
拡大斜視図、図2は蓋体を開いた状態の斜視図であり、
図3は突起の断面図、図4〜図6はリール保持機構の作
用を説明するための断面図である。尚、図1〜図6にお
いて、図10に示した従来例と同一部分には同一の符号
を付して説明する。
【0016】図2において、1はケース本体、2は蓋体
であり、これらケース本体1及び蓋体2はヒンジ3によ
り連結されて開閉自在となされ、これらによって収容ケ
ースAが構成されている。これらケース本体1、蓋体2
及びヒンジ3は、例えば、ある程度の剛性を有する合成
樹脂材により一体に形成されていて、ヒンジ3の肉厚の
みを薄くして可撓性を持たせている。そして、ケース本
体1と蓋体2の互いに重ね合わされる面には、例えば、
図8及び図9に示すようなカセットテープ4を収容する
ための凹陥部1a,2aが形成されている。
【0017】また、ケース本体1及び蓋体2には、取手
14a,14bを形成するための開口1b,2bを設け
ている。そして、ケース本体1の長辺側の面には、係止
機構の一方をなす一対の係止爪15a,15bを設け、
これら係止爪15a,15bに対応させて、蓋体2の長
辺側の面には、係止機構の他方をなす一対の爪受部16
a,16bを設けている。これら係止爪15a,15b
と爪受部16a,16bとは、蓋体2を閉じた時に互い
に接近して対向する位置に形成され、係止爪15a,1
5bを曲げて爪受部16a,16bに噛み合わせること
により、蓋体2がケース本体1に着脱自在に係止され
る。
【0018】更に、ケース本体1の凹陥部1a内には、
カセットテープ4内に回転自在に保持された一方のテー
プリールである供給リール5のハブ5aと他方のテープ
リールである巻取リール6のハブ6aとを係合保持する
ための一対のリール保持機構17a,17bが設けられ
ている。これらのリール保持機構17a,17bは、図
1に拡大して示すように、それぞれケース本体1と一体
に形成された突起18a,18bと、これら突起18
a,18bにそれぞれ軸方向へ摺動可能に保持された楔
部材19a,19bとから構成されている。
【0019】突起18a,18bは、図3等に示すよう
に、先端側を若干先細にしたテーパの付いた円筒状をな
していて、その内周面には、楔部材19a,19bの抜
けを防止するための段部20を設けている。この段部2
0を形成するために、突起18a,18bの貫通穴は、
基端から先端側の中途部まで逐次的に径が大きくなるよ
う逆向きのテーパが形成されている。そして、このよう
な形状の突起18a,18bに縦方向に延びる複数のス
リット21を設けることにより、径方向に弾性変形が可
能なように可撓性を有する複数の弾性片22が形成され
ている。
【0020】このスリット21の本数は、ケース本体1
を形成する材質の剛性、突起18a,18bの大きさや
高さ、形状等によって異なるが、最低2本あればよく、
これにより2本の弾性片22を形成することができる。
しかしながら、テープリール5,6のハブ5a,6aを
全方向均等の力で圧接するためには3本以上のスリット
21を等間隔に設けることが好ましい。そして、スリッ
ト21の数に対応して、同数の弾性片22が得られる。
【0021】また、楔部材19a,19bは、円板状の
プレス部23と、このプレス部23に大径側が連続する
テーパ部24と、このテーパ部24の小径側に連続する
ストッパ部25とから構成されている。そして、これら
プレス部23とテーパ部24とストッパ部25とは、適
当な剛性を有する合成樹脂や金属その他の材質によって
一体に形成される。特に、テーパ部24は円錐形状でも
よいが、好ましくは外周面が放物線或いは二次以上の高
次曲線となるよう末広がりに形成するとよい。更に、ス
トッパ部25は、球面形状或いは円錐形状として、突起
18a,18bに嵌め込み易い形状にするとよい。この
ような形状にストッパ部25を形成することにより、一
度嵌め込んだ後にはストッパ部25が突起18a,18
bの段部20に拘束されて抜け落ち難くすることができ
る。
【0022】このような楔部材19a,19bが、図4
等に示すように、対応する突起18a,18bにそれぞ
れ嵌合されていて、テーパ部24には各突起18a,1
8bの先端側の内周縁が接触し、ストッパ部25のテー
パ部24側の端面が段部20に接触している。この場
合、突起18a,18bの先端側はテーパ部24によっ
て若干押し広げられるような大きさの関係、即ち、突起
18a,18bの先端内周縁の直径よりも、この先端内
周縁に接触するテーパ部の直径が若干大きくなるように
設定する。これにより、テーパ部24の押し広げ力に対
向する締付側の反力を突起18a,18bに持たせるこ
とができ、この突起18a,18bの締付反力により、
各楔部材19a,19bにプレス部23側に向かう軸力
を生じさせることができる。そして、この楔部材19
a,19bの軸力によってストッパ部25が段部20に
当接し、これにより、各楔部材19a,19bの抜けが
防止される。
【0023】次に、上述したような構成を有するリール
保持機構の動作を説明する。まず、収容ケースAの蓋体
2を開き、ケース本体1の凹陥部1a内にカセットテー
プ4を装着し、その供給リール5及び巻取リール6のハ
ブ5a,6aをリール保持機構17a,17bにそれぞ
れ嵌合する。即ち、図4に示す状態を経て図5に示す状
態となるように、リール保持機構17a,17bの楔部
材19a,19b及び突起18a,18bにハブ5a,
6aの穴を嵌め込み、カセットテープ4を楔部材19
a,19bのプレス部23に当接させる。この状態で
は、カセットテープ4の重量のみがプレス部23に掛か
るだけなので楔部材19a,19bの動きは微小であ
り、図5に示すように、突起18a,18bを形成する
複数の弾性片22の外周面とハブ5a,6aの穴内面と
の間には若干隙間が設けられている。
【0024】次に、蓋体2を閉め、この蓋体2でカセッ
トテープ4を押えつける。これにより、図6に示すよう
に、カセットテープ4によって楔部材19a,19bが
押し下げられ、テーパ部24の大径側が突起18a,1
8b内に入り込むため、テーパ部24の移動力により複
数の弾性片22が外側に弾性変形して押し広げられる。
その結果、外側に撓んだ複数の弾性片22がハブ5a,
6aの穴内面に圧接され、この弾性片22とハブ5a,
6aとの間に生ずる摩擦力によって供給リール5及び巻
取リール6が係合保持され、これら供給リール5及び巻
取リール6のそれぞれの移動が拘束される。従って、こ
の収容ケースAにカセットテープ4を入れて持ち運び或
いは輸送することにより、輸送時等におけるテープリー
ル5,6の回転や振動を確実に防ぎ、磁気テープ10に
シンチング等の悪影響が発生するのを効果的に防止する
ことができる。
【0025】次に、リール保持機構17a,17bの保
持動作を解除する場合は、蓋体2を開くだけで簡単に行
うことができる。即ち、収容ケースAの蓋体2を開くこ
とにより、カセットテープ4を押し下げていた力が解放
されるため、弾性変形している弾性体22の復帰力によ
って楔部材19a,19bが上方に押し戻され、図5に
示す状態に復帰する。これにより、リール保持機構17
a,17bによる供給リール5及び巻取リール6の係合
保持が解除され、これらテープリール5,6のある程度
の移動が可能となる。この場合、テーパ部24の斜面形
状を、上述したように放物線或いは二次以上の高次曲線
とすることにより、通常の円錐形テーパ面と比較して復
帰力が大きくなり有利である。
【0026】図7には、本発明の他の実施例を示す。こ
の図7に示す実施例は、楔部材19a,19bに予圧を
加えておくための弾性部材の一具体例を示すコイルばね
30を設けたものである。コイルばね30の一端をスト
ッパ部25の外端面に当接し、その他端を閉じ蓋31に
当接している。また、閉じ蓋31は、接着剤等の固着手
段によってケース本体1に固定されていて、この閉じ蓋
31とストッパ部25との間にコイルばね30が圧縮状
態で介在されている。
【0027】他の構成は、上記実施例と同様である。こ
のように、コイルばね30で予め予圧を加えておくこと
により、楔部材19a,19bの復帰動作を確実に行う
ことができる。従って、この構成では上記実施例に比べ
て部品数は増えるが、楔部材19a,19b自体の復帰
力が小さい場合、楔部材19a,19bを確実に復帰さ
せるためには著しく有効である。
【0028】この他にも、楔部材19a,19bの復帰
力が不足している場合には、この楔部材19a,19b
を押し戻すための各種の手段を取ることができる。例え
ば、図示しないが、蓋体2の開き動作に連動してストッ
パ部25に空気圧を加える空気圧ポンプを設ける構成と
することができる。更に、上記空気圧ポンプに代えて、
レバーによって楔部材19a,19bを押し上げる構造
とすることもでき、要は蓋体2の開き動作に連動して楔
部材19a,19bを押し上げることができる構造であ
れば、周知の各種手段を適用することができる。
【0029】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、上記実施例では突起1
8a,18bを全方向均等に弾性変形させてハブ5a,
6aの穴全体に圧接させる例について説明したが、ハブ
5a,6aの穴の一部に弾性片を圧接させる構成とする
ことができる。このような実施例としては、例えば、楔
部材19a,19bの相対する両面が対称的に傾斜して
いるテーパ部24の形状を、片面だけが傾斜しているコ
ウ配部とすることによって実現される。
【0030】また、図7に示した実施例では、弾性部材
としてコイルばね30を適用した例について説明した
が、板ばね等の他のばね材を用いることができることは
勿論のこと、ゴムや軟質プラスチック等の弾性部材を適
用することもできる。このように、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変更できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
収容ケースにリール保持機構を設ける構成としたため、
収容ケースにカセットテープを収容し、蓋体を閉じた時
にテープリールを係合保持し、蓋体を開くと自動的にテ
ープリールの係合を解除するカセットテープ用リール保
持装置を提供することができる。従って、長時間にわた
って振動が加わることが考えられる輸送時等において、
テープリールに振動が生じて回転するのを防止すること
ができ、この振動に基づくテープリールの回転によって
磁気テープに不用意な力が加えられることがなく、磁気
テープのシンチングによるテープの伸び等の悪影響の発
生を防ぐことができるという効果が得られる。
【0032】また、リール保持機構を弾性片と楔部材で
構成し、楔部材にテーパ部を設けることにより、このテ
ーパ部で弾性片を押し広げてリール保持機構を働かせる
ことができ、部品点数が少なくて簡単な構造でありなが
ら、テープリールを確実に係合して保持できるカセット
テープ用リール保持装置を提供することができる。
【0033】更に、弾性部材をリール保持機構に加える
ことにより、弾性部材の弾性を利用してリール保持機構
によるハブの解除を確実に行うことができ、動作のスム
ースなカセットテープ用リール保持装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部を拡大した斜視図
である。
【図2】本発明に係わる収容ケースを開いた状態を示す
斜視図である。
【図3】本発明に係わる突起の一実施例を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の動作を説明するもので、カセットテー
プ装着前のリール保持機構を示す断面図である。
【図5】同、カセットテープ装着時のリール保持機構を
示す断面図である。
【図6】同、カセットテープに所定以上の力を加えた状
態のリール保持機構を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す要部断面図である。
【図8】カセットテープの一例を示す斜視図である。
【図9】同、カセットテープの断面図である。
【図10】従来の収容ケースを開いた状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 蓋体 1a,2a 凹陥部 4 カセットテープ 5 供給リール(テープリール) 6 巻取リール(テープリール) 5a,6a ハブ 17a,17b リール保持機構 18a,18b 突起 19a,19b 楔部材 20 段部 21 スリット 22 弾性片 23 プレス部 24 テーパ部 25 ストッパ部 30 コイルばね(弾性部材) A 収容ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体と蓋体とからなる開閉自在な
    収容ケースに、テープリールが回転自在に保持されたカ
    セットテープを収容する凹陥部と、この凹陥部内に形成
    され且つ上記テープリールのハブに係合する突起とを設
    けたカセットテープ用リール保持装置において、 上記収容ケースに、上記凹陥部内に収容された上記カセ
    ットテープを介して所定以上の力が加えられた時に上記
    突起を押し広げて上記ハブに圧接させるリール保持機構
    を設けたことを特徴とするカセットテープ用リール保持
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカセットテープ用リール
    保持装置において、 上記リール保持機構は、上記突起に複数のスリットを設
    けることにより形成される複数の弾性片と、これら弾性
    片間に軸方向へ摺動可能に保持される楔部材とを有し、 上記楔部材には、上記カセットテープから加えられる力
    によって移動する時に上記弾性片を押し広げるテーパ部
    を設けたことを特徴とするカセットテープ用リール保持
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカセットテープ用リール
    保持装置において、 上記リール保持機構は、上記楔部材を上記カセットテー
    プ側に付勢する弾性部材を有することを特徴とするカセ
    ットテープ用リール保持装置。
JP5282743A 1993-11-11 1993-11-11 カセットテープ用リール保持装置 Pending JPH07137781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5282743A JPH07137781A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 カセットテープ用リール保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5282743A JPH07137781A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 カセットテープ用リール保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07137781A true JPH07137781A (ja) 1995-05-30

Family

ID=17656478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5282743A Pending JPH07137781A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 カセットテープ用リール保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07137781A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019024301A (ja) * 2017-06-30 2019-02-14 エテル・ソシエテ・アノニム 電動機用のコイル装置およびコイル装置のためのケーシングモジュールセット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019024301A (ja) * 2017-06-30 2019-02-14 エテル・ソシエテ・アノニム 電動機用のコイル装置およびコイル装置のためのケーシングモジュールセット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3876071A (en) Storage container for tape cassette with self-locking spring to prevent tape spillage
JP3416994B2 (ja) テープカセット収納ケース
US20080011894A1 (en) Tape reel and information recording apparatus
US4604671A (en) Magnetic recording tape cassette
US4871064A (en) Cassette storage container
US5690224A (en) Storage case for tape cassette
JPH0668644A (ja) テープカセット
JPH07137781A (ja) カセットテープ用リール保持装置
JP4039626B2 (ja) 輸送のためにデータ・テープ・カートリッジを安定させるための装置および方法
JPH07161166A (ja) テープカセット
US5294073A (en) Tape cassette having reel lock members with restricting portions preventing vibration of reel flanges
US5342001A (en) Tape cassette having a reel-locking or lid-locking device
JP2003217257A (ja) 記録テープカートリッジ
JPS6017113Y2 (ja) テ−プカセツト
US20030150949A1 (en) Recording tape cartridge
JPS6316070Y2 (ja)
KR0137422Y1 (ko) 비디오기록재생장치의 공급릴 브레이크장치
JPH0538450Y2 (ja)
JPS6017095Y2 (ja) テ−プカセツト
JP2003297034A (ja) 記録テープカートリッジ
JPH06223531A (ja) テープカセット
JPH04364281A (ja) テープカセット
JPH10194371A (ja) 記録媒体カートリッジキャリングケース
JPS6339994B2 (ja)
JPH0748288B2 (ja) 磁気テープカセット