JPH07137619A - 車両のブレーキ減圧弁装置 - Google Patents

車両のブレーキ減圧弁装置

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JPH07137619A
JPH07137619A JP28808693A JP28808693A JPH07137619A JP H07137619 A JPH07137619 A JP H07137619A JP 28808693 A JP28808693 A JP 28808693A JP 28808693 A JP28808693 A JP 28808693A JP H07137619 A JPH07137619 A JP H07137619A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ブレーキ減圧弁装置の構造の簡素化及び機能
の向上を図る。 【構成】 マスタシリンダとホイールシリンダに接続す
る液圧調整シリンダ41aとパイロットシリンダ41c
が隣接してあるケーシング41、液圧調整シリンダに収
納されホイールシリンダ側室とマスタシリンダ側室とに
区画し両室を連通する連通路42aを有する制御ピスト
ン42、制御ピストンをマスタシリンダ側室の容積が最
小となる初期位置に付勢するスプリング46、パイロッ
トシリンダに収納されパイロット圧導入室と低圧室とに
区画し制御ピストンの連通路を遮断する弁部を有しパイ
ロット圧を受けて変位し、連通路遮断の状態で制御ピス
トンを変位させる受圧ピストン43、パイロット圧が最
小の状態で連通路遮断を解放すべく受圧ピストンを付勢
するスプリング48、制御ピストンにあり制御ピストン
が初期位置のときマスタシリンダ側室とホイールシリン
ダ側室を連通し、所定量移動で両室間の流通を遮断する
連通制御弁44とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のブレーキ減圧弁
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキペダルとマスタシリンダとの
間、或いはマスタシリンダと前後左右輪の各ホイールシ
リンダとを接続する配管の途中に油圧制御装置を介挿
し、車両旋回時に制御圧により前記制御装置を駆動して
各車輪に作用する制動力(ブレーキ圧)を制御し、操舵
性能の向上を図るようにしたブレーキ圧制御装置があ
る。
【0003】図7は、従来のブレーキ圧制御装置の一例
を示し、右側の前後輪FWR、RWRのホイールシリンダ
1、3に油圧を供給するマスタシリンダ5と、左側の前
後輪FWL、RWLの各ホイールシリンダ2、4に油圧を
供給するマスタシリンダ6の各ロッドとブレーキペダル
7との間に夫々アクチュエータ例えば、複動形油圧シリ
ンダ8、9を介挿し、これらのシリンダ8と9とを逆並
列に接続すると共に、一方のシリンダ8に制御圧Pa又
はPbを供給するように構成したものである。
【0004】通常制動時には、ブレーキペダル7が踏み
込まれると油圧シリンダ8、9が均等に押動され、マス
タシリンダ5、6が駆動されてホイールシリンダ1、
3、2、4に油圧を供給し、右側の前後輪FWR、RW
R、左側の前後輪RWL、RWLに均等に制動力を発生さ
せる。旋回制動時例えば、左旋回制動時にはシリンダ8
に制御圧Paが供給され、当該制御圧Paに応じてシリン
ダ8のピストンが左方に移動し、マスタシリンダ5が加
圧方向に駆動され、ホイールシリンダ1、3の油圧が増
圧されて右側の車輪の制動力が増加する。一方、シリン
ダ9のピストンが右方に移動し、マスタシリンダ6が減
圧方向に駆動され、ホイールシリンダ2、4の油圧が減
圧されて左側の車輪の制動力が低減される。即ち、旋回
制動時には外側の車輪の制動力を大きくし、内側の車輪
の制動力を小さくする。
【0005】また、特開平2−185847号公報には
図8に示すように、マスタシリンダ15とホイールシリ
ンダ1とを連通するブレーキ液路10にバルブ11を介
挿すると共に、バルブ11を開閉する制御シリンダ12
を設け、ピストンの一側にアキュームレータ14からの
液圧が加わる制御室12aを設け、他側にブレーキ液路
10に介在した可変液室12bを設け、制御室12a内
の液圧の減少に伴いバルブ11が閉弁されると共に可変
液室12bの容積が拡大してシリンダ13の液室13b
を通してホイールシリンダ1の圧液を吸収するようにし
た圧力制御弁が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す構造のブレーキ圧制御装置は、形状が大きくなると
共に、マスタシリンダ5、6とシリンダ8、9とブレー
キペダル7とがリンクにより連結された構造とされてい
るために取付位置が制限され、レイアウト上自由度が小
さいという問題がある。また、図8に示す圧力制御弁
は、マスタシリンダ15とホイールシリンダ1側とを連
通する液路10を遮断するために制御シリンダ12の他
に別のバルブ(弁装置)11を必要とし、構造が複雑と
なる。しかも、マスタシリンダ15側とホイールシリン
ダ1側との液路10を遮断した状態ではブレーキペダル
7の踏み増しによりマスタシリンダ圧が上昇してもホイ
ールシリンダ圧を上昇させることができないと言う問題
もある。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、小型、軽量、且つ構造が簡単なブレーキ減圧弁装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、マスタシリンダとホイールシリンダ
とに接続する液圧調整シリンダとパイロット油圧が導入
されるパイロットシリンダとが隣接して設けられたケー
シングと、前記液圧調整シリンダに収納され、当該液圧
調整シリンダをホイールシリンダ側室と前記パイロット
シリンダに隣接するマスタシリンダ側室とに区画すると
共にこれら両室を連通する連通路を有する制御ピストン
と、前記制御ピストンを前記ホイールシリンダ側室の容
積が最小になる初期位置に付勢する第1スプリングと、
前記パイロットシリンダに収納され、当該パイロットシ
リンダをパイロット圧導入室と低圧室とに区画すると共
に前記制御ピストンの連通路を遮断する弁部を有して前
記パイロット圧を受けて変位し、前記弁部により前記連
通路を遮断した状態で前記制御ピストンを前記第1スプ
リングの付勢力に抗して変位させる受圧ピストンと、前
記パイロット圧が最小となる状態で前記弁部による前記
連通路の遮断を解放するよう前記受圧ピストンを前記パ
イロット圧に対向する方向に付勢する第2スプリング
と、前記制御ピストンに前記連通路と並列に設けられ前
記制御ピストンが初期位置にあるときには前記マスタシ
リンダ側室と前記ホイールシリンダ側室とを連通し、前
記制御ピストンが前記初期位置から所定量移動すると前
記マスタシリンダ側室からホイールシリンダ側室への流
通を遮断する連通制御弁とを備えた構成としたものであ
る。
【0009】
【作用】制御ピストンは、パイロット圧(制御圧)が付
与されないときには第1スプリングのばね力により初期
位置に移動しており、ホイールシリンダ側室とマスタシ
リンダ側室とを連通する連通路が開口され、ブレーキ系
統は、通常制動となる。パイロット圧が付与されると、
受圧ピストンが第2スプリングのばね力に抗して移動
し、制御ピストンを初期位置から移動させると共に弁部
が当該制御ピストンの連通路を遮断する。同時に連通制
御弁が制御ピストンのマスタシリンダ側室からホイール
シリンダ側室への圧液の流れを遮断する。制御ピストン
の移動に伴い液圧調整シリンダのホイールシリンダ側室
の容積が大きくなり、ホイールシリンダ圧が減圧する。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は、本発明に係るブレーキ減圧弁装置を
適用した車両のブレーキ系統の概略構成を示し、マスタ
シリンダ15と前後左右の各車輪のホイールシリンダ1
〜4との間には加圧制御弁(以下単に「制御弁」とい
う)20と減圧制御弁(以下単に「制御弁」という)4
0が介挿されており、制御弁20は、前輪のホイールシ
リンダ1、2に供給するブレーキ圧を加圧制御し、制御
弁40は、後輪のホイールシリンダ3、4に供給するブ
レーキ圧を減圧制御する。これらの制御弁20、40に
は夫々制御圧(パイロット圧)Pa、Pbが供給されるよ
うになっており、制御弁20は、制御圧Pa又はPbに応
じて加圧作用を行い、制御弁40は、制御圧Pa又はPb
に応じて減圧作用を行う。
【0011】制御弁20は、前輪の右側のホイールシリ
ンダ1のブレーキ圧を加圧制御する加圧制御弁(以下単
に「制御弁」という)20Rと、左側のホイールシリン
ダ2のブレーキ圧を加圧制御する加圧制御弁(以下単に
「制御弁」という)20Lとがケーシング21内に一体
に並列に収納されて構成されている。制御弁40は、後
輪の右側のホイールシリンダ3のブレーキ圧を減圧制御
する減圧制御弁(以下単に「制御弁」という)40R
と、左側のホイールシリンダ4のブレーキ圧を減圧制御
する減圧制御弁(以下単に「制御弁」という)40Lと
がケーシング41内に一体に並列に収納されて構成され
ている。
【0012】制御弁40は、図2に示すようにケーシン
グ41の一側に液圧調整シリンダ41a、孔41b、パ
イロットシリンダ41cが、他側に液圧調整シリンダ4
1d、孔41e、パイロットシリンダ41fが、夫々軸
方向に沿って直線上に連通して形成されている。尚、シ
リンダ41aと41c、シリンダ41dと41fとを連
通する孔41b、41eは、シリンダ41a、41dよ
りも小径とされている。ケーシング41の一側壁にはシ
リンダ41aの両側端に開口するポート41g、41
h、シリンダ41cの孔41bとの隔壁側に開口する小
孔41iが、後端面にはシリンダ41cの後端中央に開
口するポート41jが、夫々設けられている。尚、小孔
41iは、空気抜きの孔である。ケーシング41の他側
壁にも同様にシリンダ41dに開口するポート41k、
41m、シリンダ41fに開口する小孔41n及びポー
ト41pが設けられている。
【0013】シリンダ41a、41c内には夫々制御ピ
ストン42、受圧ピストン43が収納されている。ピス
トン42は、軸心に孔42aが貫設されており、後端面
の周縁近傍には同心的に全周に亘り軸方向にフランジ4
2bが設けられ、当該フランジ42bには、径方向に孔
42cが複数穿設されている。尚、フランジ42bの外
径は、ピストン42の外径よりも僅かに小径とされてい
る。そして、ピストン42のフランジ42bが孔41b
との隔壁に当接した図示の状態において、当該ピストン
42の後端面と隔壁との間に間隙を設け、シリンダ41
aの隔壁側室とポート41hとを連通させている。
【0014】ピストン42には軸方向に沿って軸心の孔
42aと平行に孔42dが貫設されており、当該孔42
d内には逆止弁44が収納されている。この逆止弁44
は、ピストン42の後端側室から前端側室へのみ作動油
の流れを許容する。シリンダ41aの後端面即ち、孔4
1bとの隔壁の端面にはロッド45の基端が軸方向に植
設され、その先端がピストン42の孔42d内に遊嵌さ
れて当該ピストン42の移動に伴い逆止弁44を開閉す
るようになっている。即ち、逆止弁44は、ピストン4
2のフランジ42bが隔壁に当接した図示の状態におい
てロッド45により押されて開弁され、ピストン42が
隔壁から離隔するに伴いロッド45から離れて閉弁され
る。
【0015】ピストン43の前端面には軸43aが一体
に形成されており、当該軸43aは、孔41b内にOリ
ングを介して摺動可能に嵌挿され、先端が円錐形の弁部
とされてピストン42の孔42aの開口端に当接して閉
塞可能とされている。そして、軸43aは、ピストン4
3がシリンダ41cの後端面に当接した図示の状態にお
いて孔41bからシリンダ41a内に僅かに突出し、ピ
ストン42の孔42aの開口端と僅かな間隙を存して対
向し、孔42aとポート41hとを連通させている。ピ
ストン42の前端面とシリンダ41aの対向する前端内
面との間にはスプリング46が、ピストン43の前端面
と隔壁との間にはスプリング48が縮設されている。こ
のようにして一側の制御弁40Rが構成されている。
【0016】他側の制御弁40Lも制御弁40Rと全く
同様に構成されている。尚、制御弁40Lは、制御弁4
0Rと対応する部材に50番代の符号を付して詳細な説
明を省略する。図1に戻り、前側の各制御弁20R、2
0Lの各ポート21g、21kが夫々前輪FWR、FWL
のホイールシリンダ1、2に接続され、後側の各制御弁
40R、40Lのポート41h、41mが夫々後輪RW
R、RWLのホイールシリンダ3、4に接続される。そし
て、制御弁20Rのポート21hと制御弁40Lのポー
ト41kとが油路60により、制御弁20Lのポート2
1mと制御弁40Rのポート41gとが油路61により
接続される。更に、制御弁20Rのポート21jと制御
弁40Lのポート41pとが油路62により、制御弁2
0Lのポート21pと制御弁40Rのポート41jとが
油路63により接続される。
【0017】油路60、61の途中にはタンデム型マス
タシリンダ15の前後の各油室が接続され、油路62、
63には油路64、65が接続されており、油路64、
65には制御圧Pa、Pbが供給される。マスタシリン
ダ15は、倍力装置16を介してブレーキペダル7に連
結されている。また、制御圧Pa、Pbは、圧力制御
弁、方向切換弁等を備える油圧制御装置70から供給さ
れる。そして、加圧制御弁20及び減圧制御弁40は、
2系統の制御圧により制御される。このようにしてマス
タシリンダ15と前後左右のホイールシリンダ1〜4が
制御弁20、40を介してX字型に配管接続されてブレ
ーキ系統が構成されている。
【0018】制御弁20、40は、制御圧Pa、Pbが
付与される液室及び油路と、マスタシリンダ15と各ホ
イールシリンダ1〜4とを接続する液室及び油路とが完
全に分離されているために、制御圧Pa、Pb用の作動
油にブレーキフルード以外の制御用作動油を使用するこ
とが可能である。以下に図3乃至図6を参照して作用を
説明する。尚、説明を簡単にするために右側の制御弁4
0Rにより右側の後輪RWRを制動する場合について説
明する。
【0019】図3において制御弁40Rは、非制動時即
ち、ブレーキペダル7が解放されて点線で示す位置にあ
り、且つ制御圧Pbが0のときには、ピストン43がス
プリング48のばね力により右端に押動され、ピストン
42がスプリング46のばね力により右端に押動されて
フランジ42bの端面が隔壁に当接している。そして、
ピストン42の孔42aの開口端は、ピストン43の軸
43aの先端の弁部から離隔して開口されている。ま
た、逆止弁44は、ロッド45により押動されて開弁し
ている。
【0020】この状態においてブレーキペダル7が実線
で示すように踏み込まれると、ホイールシリンダ15か
ら油圧が吐出され、ポート41g、シリンダ41aのマ
スタシリンダ側室、ピストン42の孔42a、42c、
シリンダ41aのホイールシリンダ側室、ポート41h
の油路を経て矢印のようにホイールシリンダ3に供給さ
れ、後輪RWRに制動力が付与される。そして、マスタ
シリンダ15とホイールシリンダ3とは前記油路により
連通されているためマスタシリンダ圧とホイールシリン
ダ圧とは等しくなる。この制動は、通常制動であり、ピ
ストン42、43は、不動である。
【0021】図3の通常制動状態において油圧制御装置
70(図1)から制御圧Pbが供給されると、図4に示
すようにピストン43がスプリング48のばね力に抗し
て左方に押動され、ロッド43aの先端の弁部がピスト
ン42の孔42aの開口端を閉塞すると共に当該ピスト
ン42をスプリング46のばね力に抗して左方に押動す
る。このときシリンダ41cの低圧室内の空気が小孔4
1iから排出される。ピストン42が左方に押動される
と逆止弁44がロッド45から離隔して閉弁され、孔4
2dが閉塞される。この結果、マスタシリンダ15側と
ホイールシリンダ3側との油路が遮断される。ピストン
42が制御圧Pbに応じてピストン43により左方に押
動されるに伴い、シリンダ41aのホイールシリンダ側
室の容積が大きくなり、ホイールシリンダ圧が減圧され
る。即ち、後輪RWRが制御圧Pbに応じて減圧制御さ
れる。
【0022】図4の制御圧Pbが付与されてホイールシ
リンダ3側が減圧されている状態から、ブレーキペダル
7が踏み増しされてマスタシリンダ15の油圧が増加す
ると、図5に示すようにピストン42がピストン43の
押圧力に抗して右方に押動され、逆止弁44が開弁さ
れ、マスタシリンダ15からの油圧が逆止弁44を通し
て矢印のような経路でホイールシリンダ3に供給され、
ホイールシリンダ圧が増圧する。この逆止弁44は、マ
スタシリンダ圧とホイールシリンダ圧が制御圧Pbに応
じた圧力差になったときに閉弁し、圧力差を一定に保
つ。従って、制御圧Pbが一定であれば、マスタシリン
ダ圧とホイールシリンダ圧との圧力差は、マスタシリン
ダ圧の大きさによらず一定に保たれる。
【0023】そして、図5に示すブレーキペダルの踏み
増しによる増圧状態から制御圧Pbが減少して0になる
と、ピストン43がスプリング48のばね力により図6
に示すように右端に移動し、ピストン42がスプリング
46のばね力により右端に移動し、ピストン42の孔4
2aが開口されて、マスタシリンダ15側とホイールシ
リンダ3側とが連通される。この結果、マスタシリンダ
圧とホイールシリンダ圧とが等しくなり、後輪RWRの
制動力が通常の制動力となる。
【0024】左側の制御弁40Lも上記右側の制御弁4
0Rと同様に作動して油圧制御装置70(図1)から供
給される制御圧Paに応じて左側の後輪RWLの制動力
を減圧制御する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
造が簡単、小型、軽量、且つ低コストのブレーキ減圧弁
装置を提供することができる。しかも、通常制動時には
制御ピストン、受圧ピストンが不作動であるためにシー
ルの劣化、摩擦の影響が少なくなりシールの寿命が長く
なるために定期的なシールの交換が少なくなり、メンテ
ナンスが容易となると共に経済的である等の優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のブレーキ減圧弁装置を搭載
したブレーキ系統の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の減圧制御弁40の拡大図である。
【図3】図1の制御弁40Rの通常制動時の作動を示す
図である。
【図4】図3の制御弁40Rの減圧制御時の作動を示す
図である。
【図5】図4の制御弁40Rのマスタシリンダ圧増加時
の作動を示す図である。
【図6】図5の制御弁40Rの制御圧減少時の作動を示
す図である。
【図7】従来のブレーキ圧制御装置を搭載した車両のブ
レーキ系統図である。
【図8】従来のブレーキ圧制御弁を搭載した車両のブレ
ーキ系統図である。
【符号の説明】
1〜4 ホイールシリンダ 7 ブレーキペダル 15 マスタシリンダ 16 倍力装置 20、20R、20L 加圧制御弁 40、40R、40L 減圧制御弁 21、41 ケーシング 42、52 制御ピストン 43、53 受圧ピストン 44、54 逆止弁 70 油圧制御装置 FWR、FWL、RWR、RWL 車輪 Pa、Pb 制御圧(パイロット圧)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダとホイールシリンダとに
    接続する液圧調整シリンダとパイロット油圧が導入され
    るパイロットシリンダとが隣接して設けられたケーシン
    グと、 前記液圧調整シリンダに収納され、当該液圧調整シリン
    ダをホイールシリンダ側室と前記パイロットシリンダに
    隣接するマスタシリンダ側室とに区画すると共にこれら
    両室を連通する連通路を有する制御ピストンと、 前記制御ピストンを前記ホイールシリンダ側室の容積が
    最小になる初期位置に付勢する第1スプリングと、 前記パイロットシリンダに収納され、当該パイロットシ
    リンダをパイロット圧導入室と低圧室とに区画すると共
    に前記制御ピストンの連通路を遮断する弁部を有して前
    記パイロット圧を受けて変位し、前記弁部により前記連
    通路を遮断した状態で前記制御ピストンを前記第1スプ
    リングの付勢力に抗して変位させる受圧ピストンと、 前記パイロット圧が最小となる状態で前記弁部による前
    記連通路の遮断を解放するよう前記受圧ピストンを前記
    パイロット圧に対向する方向に付勢する第2スプリング
    と、 前記制御ピストンに前記連通路と並列に設けられ前記制
    御ピストンが初期位置にあるときには前記マスタシリン
    ダ側室と前記ホイールシリンダ側室とを連通し、前記制
    御ピストンが前記初期位置から所定量移動すると前記マ
    スタシリンダ側室からホイールシリンダ側室への流通を
    遮断する連通制御弁とを備えることを特徴とする車両の
    ブレーキ減圧弁装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100976219B1 (ko) * 2005-11-09 2010-08-17 주식회사 만도 브레이크 시스템의 유압조절장치
KR101704921B1 (ko) * 2015-09-18 2017-02-22 강대협 액체토출 효율이 우수한 밸브

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KR101704921B1 (ko) * 2015-09-18 2017-02-22 강대협 액체토출 효율이 우수한 밸브

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