JPH0713739B2 - 色再現用スクリーン系 - Google Patents

色再現用スクリーン系

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JPH0713739B2
JPH0713739B2 JP57202178A JP20217882A JPH0713739B2 JP H0713739 B2 JPH0713739 B2 JP H0713739B2 JP 57202178 A JP57202178 A JP 57202178A JP 20217882 A JP20217882 A JP 20217882A JP H0713739 B2 JPH0713739 B2 JP H0713739B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F5/00Screening processes; Screens therefor
    • G03F5/22Screening processes; Screens therefor combining several screens; Elimination of moiré

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Screen Printers (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各色分解版に関して角度及びスクリーン線数
が相互に異なる網目スクリーンを使用する多色版用スク
リーン系に関する。ここでスクリーン線数(RW)とは、
単位長さ、例えば1cm当たりのスクリーン線の数を意味
し、例えば60line/cmと表わす。
またスクリーン線数(RW)の逆数d: をスクリーンの開きの大きさといい、スクリーンの2つ
の線の間の距離を表わす。例えばRW=60line/cmの場合
にはスクリーンの開きの大きさ(d)=0.167mmであ
る。
多色印刷における網目色版の印刷の場合、印刷紙ごとに
印刷された着色面の視覚的な色ずれが生じる可能性があ
る。このような色調ずれは網点の重なり割合の系統的変
化、ひいては印刷紙ごとの見当の変動によって起こる。
このような変動を制限するために各網点化された色分解
版の製造時に、各網目スクリーンの角度を相互に変え
る。
慣用スクリーン系の場合には同じスクリーンの開きの大
きさを有するシアン、マゼンタ、ブラック版用網目スク
リーンをそれぞれ30°相互に角度変位し又はチエーン・
ドット・スクリーンの場合には60°互いに角度変位しか
つイエローは他の二色との間に15°の角度差を設ける
(DIN 16547参照)。60°のスクリーン角度はチエーン
・ドット・スクリーンの場合のみならず、線が正確に直
角に交差しない場合にも推奨されうる。各角度の方向が
正確に保たれない場合にはモアレが生じる。モアレの出
現は、網目スクリーンの種類に応じて帯状又は紋様のパ
ターン形成によっれ印刷画像中に認められる色の重なり
又は干渉現象である。慣用のスクリーン角度では、モア
レは印刷インキ、即ちシアン、マゼンタおよびブラック
の網点からなる。角度誤差が小さいときは、モアレ周期
の長さ(Moirperiode)は明瞭に短縮される。DIN1654
7は正確な角度設定に関して±3′の角度精度を規定し
ている。しかし、この角度精度を加工工程、つまり網点
化、取付け、印刷版焼付け、及び印刷の際に保つことは
実際にはしばしば大きな観点があり、従って必ずしも保
たれない。この場合にモアレが生じ、モアレによって生
じる色調変化は品質劣化を招く。
しかし正確な角度の場合にも印刷紙ごとの見当の移動に
より、網点の重なり割合が異なってきて、ひいては印刷
紙ごとに色調の変化が生じる。
前記のDIN規格に記載された慣用スクリーン系とは異な
るスクリーン系(網点化系)が西独国特許第1901101号
明細書から公知である。この場合には網点化はコンタク
トスクリーンなしにスキャナを用いて色分解フィルム上
で直接行なわれる。このスクリーン系の実際の実施例は
西独国特許第2012728号又は同第2107738号明細書に記載
されており、この際網点化された色分解版の製造は既述
のように色分解フィルム上で直接行われる。
この場合には各網目スクリーンの角度は有理正接(角度
の正接が有理数であること)を有することが重要であ
る。(つまり45°、+18.4°、−18.4°、45°を用い
る)。有理正接を有するスクリーン系の使用にって初め
てドラムスキャナを用いて網点化された多色印刷用色分
解版を製造することができた。ドラムスキャナを用いる
場合にはすべての角度位置に対して同じスクリーンの開
きの大きさを有する網目スクリーンを使用することから
出発し、既述のように有理正接及び異なるスクリーン線
数を有する網目スクリーンを導入した。このスクリーン
系の場合にもモアレは無限に展開し、印刷紙ごとの見当
の移動が慣用スクリーン系の場合と同様に色調変化を生
じる。
他の進歩は、ヘルムート・シュミット(Helmut Schmid
t)工学博士(ボン在フリードリツヒ−ウイルヘルム(F
riedrich-Wilhelm)大学)の1975年4月30日付け論文:
“アイン・バイトラーク・ツール・メールファルビゲン
・ラステルレプロヅクツイオーン・ウンテル・ベゾンデ
レル・ベリュックジヒティグング・グロスフォルマーテ
ィゲル・コピールラステル・ウント・アイネル・オプテ
ィマーレン・コンビナツイオーン・ツビッシェン・ラス
テルビンクルング・ウント・ラステルヴァイテン(Ein
Beitrag zur mehrfarbigen Rasterre produktion unter
besonderer Bercksichtigung grossformatiger Kopi
erras ter und einer optimalen Kombination zwischen
Rasterwinklung und Raste-weiten)”で提案された。
ここでも異なる線数の網目スクリーンの使用が要求され
るが、スクリーン線数とスクリーン角度の組合せによっ
て、モアレがもはや無限に展開されず、角度誤差に影響
されない微小モアレしか生じないようにすることが試み
られている。
更に西独国特許出願公開第2827596号明細書には、ドラ
ムスキャナを用いて有理正接を有しないスクリーン系を
つくることも提案されている。しかしそのうちに、シュ
ミットの論文で提案された網点化はコンタクトスクリー
ンを用いて実現するか又はこの方法は西独国特許出願公
開第2827596号によって実現することができるが、印刷
実験によって、許容範囲内では粗大モアレ(>数mm)は
生じないが、同時に形成された微小モアレ(約1mm)が
目に見える過大構造を有し、このため前記スクリーン系
は色画像再現にとって不適当であることが判明した。ま
た、4色重ね刷りの場合のモアレの微細構想には、同様
の目に見え、ひいては邪魔になるもう1つの正方形構造
が約1.5mmの周期の長さをもって重なることも欠点であ
ることが判明した。
4色スクリーン印刷に適当なスクリーン系を得るため
に、スクリーンの開きの大きさを54line/cm〜80line/cm
の線数範囲で0.005mmの間隔で変え、スクリーン間の角
度α1,2、α2,3及びα3,4(1,2,3及び4はスクリーンの
角度方向を示し、これらの数字は時計回りの方向に数え
る)を10〜50°の範囲で1°の間隔を変えるとすると、
求める組合せ数は簡単な組合せ法則により12×12×12×
12×40×40×40=1,327,104,000と算出される。
3色版を考察すると、組合せ数は 12×12×12×40×40=2,764,800 と算出される。
前記事実から、このようなやり方では許容可能の費用を
もって適当なスクリーン系を得ることは不可能であるこ
とが判る。それというのもそれぞれの組合せについて実
験を行わなければならないからである。
従って、本発明の課題は、角度誤差に依存しない、改善
された多色印刷用スクリーン系、つまり角度変位精度に
対する可及的に小さい要求で足りる該スクリーン系及び
粗大構造を有する微小モアレを回避して実際に要求され
る高品質を達成しかつ公知スクリーン系の欠点たる前記
色調変化の出現を防止する該スクリーン系を提供するこ
とである。上記課題は、本発明により、色分解版ごとに
角度およびスクリーン線数が相互に異なる網目スクリー
ン系において該スクリーン系の網目スクリーンが相互
に、19〜24°又は25〜29°又は32〜36°の角度をとり、
スクリーン線数の許容範囲が平均スクリーン線数に対し
て約±12%であることによって解決される。
本発明においては、使用するスクリーン線数を慣用スク
リーン系におけるスクリーン線数と比較可能にするため
に平均スクリーン線数という概念を導入した。
ここで平均スクリーン線数とは、一つの系の3つ又は4
つのスクリーンのスクリーン線数がその範囲内になけれ
ばならない数値範囲の数学的平均値がスクリーン数線を
表わす。次表に許容範囲が±12%である場合平均スクリ
ーン線数60〜75line/cmに対するそれぞれのスクリーン
線数の範囲を揚げる。この表から明らかのように、たと
えば平均スクリーン線数60line/cmに対しては60×(1
±0.12)=67.2〜52.8line/cm2のスクリーン線数のスク
リーンを使用することができる。
慣用スクリーン系の場合には、すべてのスクリーン角度
に対して一つのスクリーン線数しか選択できなかった。
例えばオフセット印刷の場合には54-60line/cm、新聞印
刷の場合には約23〜34line/cm、グラビア印刷の場合約8
0line/cmの中から一つのスクリーン線数しか使用できな
い。しかし本願発明のスクリーン系においては、この60
line/cmの平均スクリーン線数に対して約±12%の範囲
内にある異なるスクリーン線数を使用することができ
る。
次に本発明を詳述する。
次表は本発明の例として評価されうる若干のスクリーン
系を示す。d1、d2及びd3の値はそれぞれ、スクリーン線
数(line/cm)の逆数を意味するスクリーンの開きの大
きさを示し、α1,1及びα2,3の値はスクリーン相互の角
度を示し、指数1,2及び3はそれぞれ、マゼンタ,シア
ン及びイエローインキを用いて印刷される3色版の場合
3個の網目スクリーンを表わしている。
この表に記載されたデータから判るように、本発明によ
れば任意にスクリーン角度を用いることは許されず、次
の角度範囲が有効であることが判明した: α=19〜24° α=25〜29° α=32〜36° この角度範囲は最適化プログラムによる膨大なコンピュ
ータ計算及び実験によって得られた。
実際の計算には特殊的に開発されたコンピュータプログ
ラムを使用した。この際次式: によりモアレの計算が行われた。式中d1,d2は網目スク
リーン1(以下網目スクリーンを単にスクリーンと称す
る)及びスクリーン2のスクリーンの開きの大きさを表
わし、αはスクリーン1とスクリーン2との成す角度で
ある。これに準じて他のスクリーン間のモアレも計算さ
れる。
先ず、スクリン相互の重なりによって生じるモアレ(1
次モアレ)及びこの一次モアレと第3のスクリーンとの
重なりによって生じるモアレ(2次モアレ)が計算され
る。これによって次の18の組合せによるモアレが得られ
る。
次に前掲の表のモアレ(E1、ES1,ES…)から、2つのモ
アレの組合せ(3次モアレ)が計算される。例えばE1/E
2(スクリーン1とスクリーン2とによって生じるモア
レと、スクリーン1とスクリーン3とによって生じるモ
アレとの組合せによって生じるモアレ)、E2/ES2、E1/E
3等の153の組合せから生じるモアレが計算される。
これらの組合せから生じるモアレの計算は、モアレの周
期の長さei(i=1,2,3…)及びモアレ方向Ri(i=1,
2,3…)についてスクリーンの開きの大きさ(d)及び
スクリーン間の角度(α)を逐次的に変えることによっ
て行われる[dmin=0.125mm〜dmax=0.185mm、Δd=0.
005mm;αmin=10°〜αmax=80°、Δα=1°]。これ
によって得られるスクリーンの開きの大きさ(d)及び
スクリーン間の角度(α)の組合せは数百万となる。
これらの膨大な組合せから、モアレ周期の長さが最大値
emax=0.75mmを許容可能な微小構造モアレ基準値として
設定し、この基準値を越えるd及びαの組合せを消去す
る。残った組合せから目に見えるモアレが実際に形成さ
れないかどうか視覚検査して良好な角度およびスクリー
ン線数の組合せを求めた。
第1表に記載されたスクリーン線数の組合せは、各スク
リーンのスクリーンの開きの大きさ(d)に一定係数
(k)を掛けることによって所望のスクリーン線数に変
換することができる。たとえば、実際に良好な結果を示
した組合せ d1=0.145mm、d2=0.125mm、d3=0.150mm、 (α1,2=23.5° α2,3=23°) によって定めされるスクリーン線数は実際に要求される
約60line/cmの線数範囲よりも著しく細かい。このた
め、スクリーンの開きの大きさに一定係数を掛けること
により所望の範囲に換算する。この場合、係数は次の計
算によって得られる: 1) 最大スクリーン線数を60line/cmの系に変換しよ
うとする場合、最小スクリーンの開きの大きさ(d2=0.
125mm)を有するスクリーンはスクリーンの開きの大き
さ(d=0.167mm)を有しなければならない。従って、 2) 中間のスクリーン線数を60line/cmの系に変換し
ようとする場合、スクリーンの開きの大きさd1=0.145m
mを有するスクリーンはスクリーンの開きの大きさ(d
=0.167mm)を有しなければならない。従って、 3) 最小スクリーン線数を54line/cmの系を変換しよ
うとする場合、最小スクリーンの開きの大きさd3=0.15
0mmを有するスクリーンはスクリーンの開きの大きさ(d
3=0.185mm)を有しなければならない。従って、 このような換算によって得られるスクリーン系の例を次
に示す: 1) 最大スクリーン線数60line/cm、係数1.33 d1=0.145mm×1.33=0.193mm=51.7line/cm d2=0.125mm×1.33=0.166mm=60.0line/cm d3=0.150mm×1.33=0.200mm=50.0line/cm 2) 中間スクリーン線数60line/cm、係数1.15 d1=0.145mm×1.15=0.166mm=60.6line/cm d2=0.125mm×1.15=0.144mm=69.4line/cm d3=0.150mm×1.15=0.173mm=58.0line/cm 3) 最小スクリーン線数54line/cm、係数1.234568 d1=0.145mm×1.234568=0.179mm=55.9line/cm d2=0.125mm×1.234568=0.154mm=64.8line/cm d3=0.150mm×1.234568=0.185mm=54.0line/cm 第3のスクリーン系が最良の結果を生じた。それという
のもこのスクリーン系は、ブラックの印刷インキに対し
最も細かいスクリーンを採用すれば、良好な印刷性およ
び良好な細部描写すなわち画像構造に関し最良の性質が
期待されるからである。
スクリーンの開きの大きさ、ひいてはスクリーン線数と
共に重要なスクリーンの角度は垂直上方を零(0°)と
すると、次のようにして計算される: 1) スクリーン1の任意に選択可能の角度r1は零方向
から測る。
2) スクリーン2の角度r2=r1+α1,2 3) スクリーン3の角度r3=r2+α2,3 4) r3>90°の場合には、通常はI四分円(0〜90°
で示される範囲)における角度のみが利用されので、
r′3=r3−90°も用いられる。以上の原理は四色版用
スクリーン系についてもあてはまる。
三色版用スクリーン系に対し、α1,2=23.5°及びα2,3
=23°(角度範囲19〜24°内)の場合について計算する
と次のようになる。
この場合角度方向r1を任意に選択すると、 第2色:r1=51.5° 第3色:r2=51.5°+α1,2=51.5°+23.5°=75° 第1色:r3=r2+α2,3=75°+23°=98° r′3=r3−90°=8° これによって、次の有利な3色版用スクリーン系が提案
される。この場合平均スクリーン線数は60line/cmであ
り、各スクリーン線数は平均スクリーン線数に対して約
±12%の許容範囲内にある。
実際に4色版で作業されることが多い、つまりマゼン
タ、シアン及びイエローの印刷インキの他にブラックイ
ンキを用い、一般に他の3種の色版の印刷インキの量を
減少させて印刷する(UCR=下色除去)。印刷で最低コ
ントラストで再現される印刷インキ、つまり一般にはイ
エローはモアレ形成の傾向が最も少ないか又はモアレが
一番見え難いので、第4番目の印刷インキとしてイエロ
ーインキを選択してすでに提案したスクリーン系に付加
することが推奨される。この例の場合には第4番目のイ
ンキに関して次のスクリーン値が提案される: 上記の場合には第4番目のインキによって、つまりイエ
ロー用網点によって可視的モアレが形成されないので最
良の実施態様であり、それにより次の組合せが4色版の
最良のスクリーン系である。
もちろん、色版用スクリーンの配置は、原稿のモチーフ
に応じて変えることができる。これは、例えば慣用角度
の場合、シアン、マゼンタ及びブラックの色版の場合に
しばしば適用される。
上記のスクリーン系の場合も、クリーン角度は前記と同
様にして計算される: マゼンタ:r1=51.5° ブラック:r2=51.5°+23.5°(α1,2)=75° シアン :r3=75°+23°(α2,3)=98°>90 r′3=98°−90°=8° 前表からわかるように、イエローのスクリーン角度は11
7°であるから、α3,4=117°−98°=19°であって、
この角度差は本発明のスクリーン角度差19〜24°に入
る。したがって イエロー:r4=98°+19°(α3,4)=117° r′4=117°−90°=27° となる。このスクリーン系の場合も、各スクリーン線数
は平均スクリーン線数60line/cmに対する許容範囲は、
約±12%(52.8line/cm〜67.2line/cm)内にある。
本発明により提案されるスクリーン系はすべて、角度誤
差に対してあまり影響されないという利点を有するが、
他のすべてのスクリーン系には該当しなかった。前記DI
N規格の角度によるスクリーン系の場合には、再現にお
いてもはやモアレが出現しないためには±1′〜±3′
の高精度が必要である。しかし原図の印刷板への転写、
つまり実際の印刷工程では、各印刷工程の間の一様でな
い紙の供給遅延によって見当の変動が起こり、この変動
は角度誤差と同様な効果を示して前記の精度要求よりも
大きい値をとり易い。しかし本発明のスクリーン線数が
平均スクリーン線数に対して±12%の許容範囲内ではモ
アレ発生及び目に見える微小構造が生じることはない。
第1a図及び第1b図は、慣用スクリーン系(0°15°,45
°,75°)の網目スクリーンの網点の重なりによって形
成される、完成印刷物における所謂モアレの斑紋構造の
拡大図である。左下端部の部分は印刷物において実際に
見える模様である。慣用スクリーン系の場合、明るいモ
アレの斑紋部分(第1a図)と暗いモアレの斑紋部分(第
1b図)を生じ、前者は中心を有しない構造となり、後者
は中心を有する構造となる。両図で示される斑紋構造は
網点の重なり割合の両極端(極値)であって、これらの
構造の間には中間的構造が存在する。斑紋構造の大きさ
(S2,S4)又は直径(S1,S3)はスクリーン線数に依存
している。実際には、約60line/cmのスクリーン線数の
場合に質的に許容できる斑紋構造が形成されることが判
った。さらに粗い網目スクリーンの場合にはもはや許容
できる斑紋構造を生じない。このことはまたシュミトの
論文に記載された網目スクリーンの場合にも該当する。
第2a図及び第2b図は、冒頭記載の西独国特許第1901101
号、同第2012728号及び同第2107738号明細書による電子
スクリーン系(45°,+18.4°、−18.4°,45°)の場
合に得られるモアレの斑紋構造を示す。図中、左斜線が
−18.4°のスクリーン角度の方向、右斜線が+18.4°の
スクリーン角度の方向を示す。
第1a図及び第1b図ならびに第2a図及び第2b図の周期的に
反復される斑紋構造は、印刷時の各網目スクリーンの網
点の重なり割合(面積)の相違から形成される。このよ
うな重なり役割の相違が色調変化の原因である。
前記色調変化は純理論的には、重ね刷りの際の各印刷イ
ンキの網点が確率的に重なり合う面積を計算するノイゲ
バウアー(Neugebauer)の式を満足させる網点分布を選
択すれば回避することができる。しかし従来、上記要求
を満足させるスクリーン系を提案することは成功しなか
った。
第3a図及び第3b図は本発明によるスクリーン系が網点の
重なりによって形成されるモアレの斑紋の構造である。
図面からわかるようにモアレの斑紋の分散状態は大体に
おいてランダムである。これは本発明によるスクリーン
系の網点の重なりがほぼ一定であり、従って色調変化を
生じないことを示す。この際図面上の細線は、向かって
左から51.5°,75°,98°、117°の網目スクリーンの配
置を示す。この場合には±0.2%までの平均色調誤差は
ノイゲバウアーの式による計算と一致することが判っ
た。つまり図面を比較することによって、本発明による
スクリーン系の場合には斑紋構造の規則性ははるかに低
いことが判る。このことは同時に、各網目スクリーンの
網点の重なりは極めて偶然に生じた斑紋構造を有し、ひ
いては色調変化に一層関係がなくなることを意味する。
それというのも存在するバランス効果が人間の目の知覚
力の下で大きくなるからである。
第4図は、従来技術及び本発明によるスクリーン系にお
ける色ずれ(ΔEa,b)の比較を示すグラフである。
曲線Kは慣用スクリーン系(スクリーン角度0°,15°,
45°,75°;第1a図及び第1b図に対応する)に関する色
ずれを示し、曲線Eは従来の電子スクリーン系(第2a図
及び第2b図に対応する)における色ずれを示し、曲線0
は本発明によるスクリーン系の色ずれを示す。3曲線の
比較からわかるように、本発明によるスクリーン系は、
5〜95%の網点による面被覆率の範囲において著しく小
さい色差(0.5より小さい)を有し、従って極めて僅か
の色ずれしか生じない。
本発明によるスクリーン系は実際には種々の形で適用す
ることができる。たとえば種々の印刷法用印刷版の製造
の際の所謂複写スクリーン又はコンタクトスクリーンと
して、電子的色版製造の際の電子網撮りの形で又は色画
像再製のために、このようなスクリーン系の使用できる
任意の他の形で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図及び第1b図は慣用スクリーン系の場合に生じる完
成印刷物のモアレの斑紋構造を示す図、第2a図及び第2b
図は従来の電子スクリーン系の場合の同様なモアレの斑
紋構造を示す図、第3a図及び第3b図は本発明によるスク
リーン系の場合のモアレの斑紋構造を示す図であり、第
4図は異なるスクリーン系に関する網点による面被覆率
(横軸)に従属する色ずれ(ΔEa,b)(縦軸)を示
すグラフである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各色分解版に関し、色分解版ごとに角度及
    びスクリーン線数が相互に異なる網目スクリーンをそれ
    ぞれ使用することより成る色再現用スクリーン系におい
    て、該スクリーン系の網目スクリーンが相互に、19〜24
    °、25〜29°、32〜36°から選ばれる角度をとり、スク
    リーン線数の許容範囲が平均スクリーン線数に対して約
    ±12%であることを特徴とする色再現用スクリーン系。
  2. 【請求項2】3色版に関しては、色分解版の各網目スク
    リーンの間の相対角度が約23.5°及び23°であり、角度
    許容範囲が約1〜2°であり、スクリーン線数の許容範
    囲が平均スクリーン線数に対して約±12%である特許請
    求の範囲第1項記載のスクリーン系。
  3. 【請求項3】第1色の網目スクリーンが54.0line/cmの
    スクリーン線数及び0°方向に対して98°の角度を有
    し、第2色の網目スクリーンが55.56line/cmのスクリー
    ン線数及び0°方向に対して51.5°の角度を有し、第3
    色の網目スクリーンが64.52line/cmのスクリーン線数及
    び0°方向に対して75°の角度を有し、角度許容範囲が
    約1〜2°でありかつスクリーン線数の許容範囲が平均
    スクリーン線数に対して約±12%である特許請求の範囲
    第2項記載のスクリーン系。
  4. 【請求項4】4色版に関しては、第4網目スクリーンが
    57.14line/cmのスクリーン線数及び0°位置に対して11
    7°の角度を有し、角度許容範囲は約1〜2°であり、
    スクリーン線数の許容範囲が平均スクリーン線数に対し
    て約±12%である特許請求の範囲第1項から第3項まで
    のいずれか1項記載のスクリーン系。
  5. 【請求項5】1個の網目スクリーンが54.05line/cmのス
    クリーン線数及び98°の角度を有し、1個の網目スクリ
    ーンが55.56line/cmのスクリーン線数及び51.5°の角度
    を有し、1個の網目スクリーンが57.14line/cmのスクリ
    ーン線数及び117°の角度を有し、1個のスクリーンが6
    4.52line/cmのスクリーン線数及び75°の角度を有し、
    角度許容範囲は約1〜2°でありかつスクリーン線数は
    平均スクリーン線数に対して約±12%の許容範囲内にあ
    る特許請求の範囲第4項記載のスクリーン系。
JP57202178A 1981-11-20 1982-11-19 色再現用スクリーン系 Expired - Lifetime JPH0713739B2 (ja)

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