JPH0713704Y2 - オムツ - Google Patents
オムツInfo
- Publication number
- JPH0713704Y2 JPH0713704Y2 JP1988051104U JP5110488U JPH0713704Y2 JP H0713704 Y2 JPH0713704 Y2 JP H0713704Y2 JP 1988051104 U JP1988051104 U JP 1988051104U JP 5110488 U JP5110488 U JP 5110488U JP H0713704 Y2 JPH0713704 Y2 JP H0713704Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaper
- layer
- film
- reinforcing film
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、粘着テープファスナーを用いる紙オムツに
関し、特に紙オムツの裏面シート長手方向の他端に設
け、粘着テープファスナーと当接位置にある補強フィル
ムに関するものである。
関し、特に紙オムツの裏面シート長手方向の他端に設
け、粘着テープファスナーと当接位置にある補強フィル
ムに関するものである。
〈従来の技術〉 一般に紙オムツは粘着テープファスナーを貼着する部分
に補強フィルムを貼着している。この補強フィルムは粘
着テープファスナーを貼着した時の補強と再使用のため
の剥離を容易にするためのものであるが、この補強フィ
ルムが備えるべき特徴としては薄く、強度があり、風合
の良いことが挙げられている。
に補強フィルムを貼着している。この補強フィルムは粘
着テープファスナーを貼着した時の補強と再使用のため
の剥離を容易にするためのものであるが、この補強フィ
ルムが備えるべき特徴としては薄く、強度があり、風合
の良いことが挙げられている。
又、当然ながら、再剥離し易いことが重要である。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来の紙オムツの補強フィルムには、主
に延伸ポリプロピレン系フィルムが使用されているが、
該フィルムは厚みが20〜25μmのため、フィルムの合成
から風合いを極度に落とす欠点があり、特に、乳児や幼
児に着用されるオムツでは、満足できないものであっ
た。
に延伸ポリプロピレン系フィルムが使用されているが、
該フィルムは厚みが20〜25μmのため、フィルムの合成
から風合いを極度に落とす欠点があり、特に、乳児や幼
児に着用されるオムツでは、満足できないものであっ
た。
一方、フィルムの表面が平滑なため、摩擦による離型剤
の脱落が起り易く、紙オムツの使用時に、母親や衣類な
どとの接触により、剥離が急激に重くなることがあり、
更にデザイン的な見地から言えば、表面が平滑なため高
級感のイメージが損なわれることも見逃せない点であ
る。
の脱落が起り易く、紙オムツの使用時に、母親や衣類な
どとの接触により、剥離が急激に重くなることがあり、
更にデザイン的な見地から言えば、表面が平滑なため高
級感のイメージが損なわれることも見逃せない点であ
る。
又、延伸ポリプロピレン系フィルムでは、オムツメーカ
ーの切断工程において、切断面の微小クラックから引き
裂き易いため、工程のハンドリングに難があり、歩留り
の低下を生じる等の問題があった。
ーの切断工程において、切断面の微小クラックから引き
裂き易いため、工程のハンドリングに難があり、歩留り
の低下を生じる等の問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 この考案は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、オムツ本体の裏面シートの長手方向の一端で、そ
の両面に粘着テープファスナーを夫々設け、該オムツ本
体の裏面シートの長手方向の他端の、前記粘着剤テープ
ファスナーと当接する位置に補強フィルムを設けたオム
ツにおいて、該補強フィルムは、ナシ地表面を形成する
ポリマーブレンド層をフィルム層の片面ないし両面に積
層したプラスチック積層物とし、該プラスチック積層物
の裏面には該オムツ本体に接着する粘着剤層を設けたも
のである。
ので、オムツ本体の裏面シートの長手方向の一端で、そ
の両面に粘着テープファスナーを夫々設け、該オムツ本
体の裏面シートの長手方向の他端の、前記粘着剤テープ
ファスナーと当接する位置に補強フィルムを設けたオム
ツにおいて、該補強フィルムは、ナシ地表面を形成する
ポリマーブレンド層をフィルム層の片面ないし両面に積
層したプラスチック積層物とし、該プラスチック積層物
の裏面には該オムツ本体に接着する粘着剤層を設けたも
のである。
また、該補強フィルムの片面ないし両面を構成するナシ
地表面を形成するポリマーブレンド物が、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリエチレン又はエチレン−ポリプ
ロピレン共重合体の一種又は二種以上と、ポリプロピレ
ンとのブレンド物よりなり、ポリプロピレンの含量が5
〜75重量%からなり、厚さが1μm〜100μmであるも
のを用いた。
地表面を形成するポリマーブレンド物が、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリエチレン又はエチレン−ポリプ
ロピレン共重合体の一種又は二種以上と、ポリプロピレ
ンとのブレンド物よりなり、ポリプロピレンの含量が5
〜75重量%からなり、厚さが1μm〜100μmであるも
のを用いた。
さらに、プラスチック積層物が2層ないしは3層構造に
なっていて、ナシ地表面を有するポリマーブレンド物層
に接するプラスチックフィルムが、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体ポリエステルであり、厚さが3μ
m〜200μmである。
なっていて、ナシ地表面を有するポリマーブレンド物層
に接するプラスチックフィルムが、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体ポリエステルであり、厚さが3μ
m〜200μmである。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
る。
第1図は紙オムツの斜視図でAはオムツ本体、Bは粘着
テープファスナーで、オムツAの裏面シートの長手方向
の一端でその両端に設けられている。
テープファスナーで、オムツAの裏面シートの長手方向
の一端でその両端に設けられている。
Cはこの考案の補強フィルムであり、同じくオムツAの
裏面シートの長手方向の他端で粘着テープファスナーB
と当接する位置に設けられている。
裏面シートの長手方向の他端で粘着テープファスナーB
と当接する位置に設けられている。
第2図乃至第3図は上記の補強フィルムの各実施例を示
すものである。
すものである。
第2図はナシ地表面を形成したポタマーブレンド層3と
フィルム層2を積層し、粘着剤層1を設けたものであ
る。
フィルム層2を積層し、粘着剤層1を設けたものであ
る。
第3図はナシ地表面を形成したポリマーブレンド層3と
フィルム層2を積層し、フィルム層2に粘着剤層1を設
けると共に、ナシ地表面を形成したポリマーブレンド層
3に離型剤4を設けたものである。
フィルム層2を積層し、フィルム層2に粘着剤層1を設
けると共に、ナシ地表面を形成したポリマーブレンド層
3に離型剤4を設けたものである。
第4図は接着剤層1上に、フィルム層2の両面にナシ地
表面を形成したポリマーブレンド層3、3を設け、表面
のポリマーブレンド層3に離型剤4を設けたものであ
る。
表面を形成したポリマーブレンド層3、3を設け、表面
のポリマーブレンド層3に離型剤4を設けたものであ
る。
次に、厚さ20μmの延伸ポリプロピレンフィルムの一面
にゴム系接着剤を、他面に離型剤を設け、粘着テープと
したものを比較サンプルとし、一方、共押出し法にて5
μm厚の延伸ポリプロピレン2と、15μm厚のPE/PP
(重量比3/7)のブレンド層3を積層し、これを用いて
粘着テープとしたものをサンプル、同様に、5μm厚
の未延伸ポリプロピレンフィルム2とPE/PP(重量比5/
5)のブレンド層3を設け、これを用いて粘着テープと
したものをサンプル、10μm厚のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体2(VAC含有量25wt%)に10μmのPE/PP(重
量比7/5)のブレンド層3を設け、粘着テープとしたも
のをサンプルとした。
にゴム系接着剤を、他面に離型剤を設け、粘着テープと
したものを比較サンプルとし、一方、共押出し法にて5
μm厚の延伸ポリプロピレン2と、15μm厚のPE/PP
(重量比3/7)のブレンド層3を積層し、これを用いて
粘着テープとしたものをサンプル、同様に、5μm厚
の未延伸ポリプロピレンフィルム2とPE/PP(重量比5/
5)のブレンド層3を設け、これを用いて粘着テープと
したものをサンプル、10μm厚のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体2(VAC含有量25wt%)に10μmのPE/PP(重
量比7/5)のブレンド層3を設け、粘着テープとしたも
のをサンプルとした。
以上のサンプルを紙オムツに貼り付け、母親15名にモニ
ターテストを実施し、更に、オムツへの貼合性テストを
実施した。
ターテストを実施し、更に、オムツへの貼合性テストを
実施した。
15名のモニターのうち (5段階評価) 良いが12〜15/15のとき ○ 12〜8/15 ○△ 良いが7〜8/15のとき △ 0〜7/15 △× 良いが0〜2/15のとき △× 0〜7/15 × 〈効果〉 上述の如く、本考案における補強フィルムは、紙オムツ
用として優れた風合いを有し、使用において補強フィル
ム表面の離型剤の脱落が少なく、従って再使用性時の剥
離力の急激な上昇のないものである。
用として優れた風合いを有し、使用において補強フィル
ム表面の離型剤の脱落が少なく、従って再使用性時の剥
離力の急激な上昇のないものである。
又、オムツに貼付時の加工性、量産性に優れる等の効果
を有するものである。
を有するものである。
第1図は紙オムツの斜視図、第2図乃至第4図は補強フ
ィルムの各実施例を示す断面図である。 1…粘着剤層、2…フィルム層 3…ナシ地表面を形成するポリマーブレンド層 4…離型剤
ィルムの各実施例を示す断面図である。 1…粘着剤層、2…フィルム層 3…ナシ地表面を形成するポリマーブレンド層 4…離型剤
Claims (4)
- 【請求項1】オムツ本体の裏面シートの長手方向の一端
で、その両面に粘着テープファスナーを夫々設け、該オ
ムツ本体の裏面シートの長手方向の他端の、前記粘着剤
テープファスナーと当接する位置に補強フィルムを設け
たオムツにおいて、該補強フィルムは、ナシ地表面を形
成するポリマーブレンド層をフィルム層の片面ないし両
面に積層したプラスチック積層物とし、該プラスチック
積層物の裏面には該オムツ本体に接着する粘着剤層を設
けたことを特徴とするオムツ。 - 【請求項2】上記補強フィルムの片面ないし両面を構成
するナシ地表面を形成するポリマーブレンド物が、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン又はエチレン
−プロピレン共重合体の一種又は二種以上と、ポリプロ
ピレンとのブレンド物よりなり、ポリプロピレンの含量
が5〜75重量%からなり、厚さが1μm〜100μmであ
ることを特徴とする請求項(1)記載のオムツ。 - 【請求項3】上記補強フィルムを構成するプラスチック
積層物が二層ないし三層構造で、ナシ地表面を有するポ
リマーブレンド物層に接するプラスチックフィルムが、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体であり、厚さ
が3μm〜200μmであることを特徴とする請求項
(1)記載のオムツ。 - 【請求項4】上記補強フィルム表面のポリマーブレンド
層のナシ地表面に剥離性処理層を設けたことを特徴とす
る請求項(1)乃至(3)記載のオムツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988051104U JPH0713704Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | オムツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988051104U JPH0713704Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | オムツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01153305U JPH01153305U (ja) | 1989-10-23 |
JPH0713704Y2 true JPH0713704Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31277133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988051104U Expired - Lifetime JPH0713704Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | オムツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713704Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5575608U (ja) * | 1978-11-15 | 1980-05-24 | ||
JPS6359401A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-15 | 大日本印刷株式会社 | 紙オムツ用のバツクシ−ト材 |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP1988051104U patent/JPH0713704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01153305U (ja) | 1989-10-23 |
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