JPH07136645A - 廃水浄化剤の製造方法 - Google Patents

廃水浄化剤の製造方法

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JPH07136645A
JPH07136645A JP5312772A JP31277293A JPH07136645A JP H07136645 A JPH07136645 A JP H07136645A JP 5312772 A JP5312772 A JP 5312772A JP 31277293 A JP31277293 A JP 31277293A JP H07136645 A JPH07136645 A JP H07136645A
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JP
Japan
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wastewater
adsorbent
waste water
purifying agent
producing
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English (en)
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Hiroya Inaba
宏哉 稲葉
Toru Usui
徹 臼井
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SENSOR KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】廃水の浄化を行うに際し、在来態様の化学的凝
集法や活性汚泥による生物学的処理法によらず、吸着を
介しての物理的処理法によるに、吸着剤の超微粒子状の
微細化を図る。 【構成】油や活性炭の吸着剤にベントナイト,ゼオライ
ト等の異質の粉末を混合させてボールミルにより粉砕と
摩砕を付与し“3μmの壁”を破り、超微粒子状に微細
化し、吸着効果を向上させ、確実な廃水の浄化や飲料水
の浄化を図る。 【効果】油や活性炭の吸着剤の粒径が“3μmの壁”を
越えて、超微粒子状の微細化が図れ、吸着効果を著しく
高め、浄化機能を向上させ、又、凝集沈殿物の乾燥,回
収により吸着剤のリサイクルを図り、安価な大量供給を
図り、公害問題,環境調和問題にプラスするようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、工場廃水の浄化を公
害発生無しに行う廃水浄化剤の製造の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、各種産業の隆盛は科学技術
の高度の発達に負うところが大であり、市民生活の隆盛
に大いに寄与している。
【0003】ところで、周知の如くかかる各種産業の驚
異的発達は反面産業廃棄物による公害問題や廃水汚染等
による環境破壊問題等を生じ、結果的に市民生活を脅か
すようになり、したがって、かかる公害問題や環境破壊
問題は産業と市民生活と環境調和問題について一都市部
分のみばかりでなく、全地球規模でクローズアップされ
てきている。
【0004】そのため、地球規模での大気汚染,河川,
湖沼,海水の汚濁をいかにして防止し、くい止めるかが
国際問題となって可及的速やかにこれらが解決されるべ
き大きなテーマとなってきている。
【0005】而して、各種産業にあっても、又、市民生
活にあっても、地球温暖化の原因になっている大気汚染
はその解決すべき手段の実現を待たずに廃止や使用禁止
の形を採ることが全世界中に広まっており、例えば、二
酸化炭素の排出規制は勿論のこと、フロンについては1
995年までに全廃されることが決められており、各国
に於ては単に努力目標ばかりでなく、法律的規制の対象
となる勢いにもある。
【0006】特に、各種産業、就中、機械製造業界にと
ってはさまざまな製品の最終工程で洗浄による処理工程
が不可欠であり、洗浄後の廃水中に汚濁物質の混入や発
生を極力阻止して河川,湖沼,海水,地下水の汚染を防
止する対処手段が盛んに模索されている。
【0007】かかる産業の終工程にあって洗浄工程、特
に、超音波洗浄にあっては時代的勢いの廃水汚染防止策
としてフロンや1.1.1 −トリクロロエタン等の有機溶剤
について製造は勿論、使用も禁止され、洗浄については
水洗に切替える傾向が定着しつつある。
【0008】ところで、産業界は勿論のこと一般的な洗
浄に際しては有機溶剤ばかりでなく、通常の洗浄剤が用
いられているが、該種洗浄剤にはノニオン等の界面活性
剤が用いられているために、洗浄後の廃水の汚濁を排除
するに際し、該洗浄剤中の界面活性剤を水からいかよう
にして除去するかが問題となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の廃水等の水質汚
濁防止には水処理に際し該界面活性剤の除去について凝
集手段を採用しているが、当該界面活性剤が混入すると
水に分散している油の界面が親水化されるので凝集し難
くなり、そのため、アニオン,カチオン,ノニオン等の
高分子凝集剤、及び、無機凝集剤による凝集を介しての
化学的凝集法や活性汚泥による生物学的処理方法では実
質的に対処出来ず、したがって、廃水に対する浄化の水
処理では解決されるべき技術的課題が界面活性剤につい
ては未解決のまま取り残されている欠点がある。
【0010】かかる化学的凝集方法や生物学的処理方法
では洗浄剤中の界面活性剤を水からどのように除去する
かについての新たな水処理技術の開発、及びその実用化
が強く望まれ、従来の上述化学的凝集方法や生物学的処
理方法に代えて物理的な処理方法による新たな観点から
のアプローチがなされている。
【0011】例えば、さまざまな工場からの廃水中に含
まれている界面活性剤の除去について油を微細化して極
微粒子状にし、廃水中に可及的均一に分散させて当該微
細油に界面活性剤を吸着させて除去し、それでも除去不
能な界面活性剤との会合物が廃水中に残存する場合に
は、活性炭を粉末供給して吸着させ、仕上げ処理を行っ
て水の浄化を図るようにする物理的な代替手段しかない
というスタンスである。
【0012】ところで、かかる物理的手段としての「吸
着」にあっては使用する吸着剤について超微粒子状まで
微細化すれば、吸着表面積は極めて大きくなり、吸着剤
1kg当りのCODの低減量[g/kg・m3 ]の所謂
吸着効果が極めて良くなることが分っており、したがっ
て、吸着剤として使用する油や活性炭の可及的微細化が
基本的に極めて重要であり、又、資材としての使用量も
低減され、結果としてコスト的にも安くつく利点を生む
ことになる。
【0013】加えて、極微粒子状に微細化すれば、該油
や活性炭等の吸着剤が本来的物性とは異なる新たな特性
もが具備されてこれまででは界面活性剤に吸着されるは
ずのない付着物も吸着されることが予想されるというプ
ラス面も生ずる望みがある点から、廃水の清浄化の水処
理技術について量から質への変換の可能性も期待され得
るものである。
【0014】したがって、理論的にはかかる吸着剤の極
微粒子状の微細化の発想は現今の悲観的な廃水浄化の水
処理について将来の環境調和問題,公害問題についても
明るい展望を与えるメリットの面が潜在している。
【0015】ところで、このような吸着剤の微細化につ
いてこれを現出する手段については在来の機械的粉砕手
段を用いると、上述廃水浄化を具現化し得る極微細化が
図れないネックがある。
【0016】即ち、活性炭やシリカに対してこれまで最
も有効に微細化が行える機械的粉砕手段としてのボール
ミルを用いると、かなりの微小粒度分布程度まで微細化
が行えはするものの、所謂“3μmの壁”に突き当り、
これを越える微細化が出来ない難点があり、又、微細化
された微粒子は相互に分子的吸着力も付与されて結合力
が増加し、この点からも粒子の極微細化の促進が阻まれ
るという不都合さがあった。
【0017】而して、水中に油を粒子状に確実に分散さ
せる技術は知られておらず、界面活性剤等乳化剤により
当該油をコロイド状にして水中に分散させる手段は用い
らているが、かかる態様では分散した油の微粒子の表面
に界面活性剤が既に付着しており、本来的に目的とする
汚濁水の1つの原因となっている界面活性剤に対する新
たな吸着効果の向上は到底期待することが出来ないとい
う不都合さがある。
【0018】そして、乳化剤を使用することなく、コロ
イドより小さい油の微粒子を廃水に対し分散させること
を現出したり、カーボンやシリカを超微粒子状にまで超
微細化する技術の現出が強く望まれているにもかかわら
ず、これに応えられないという現実のネックがある。
【0019】又、廃水の浄化にあっては、図2に示す様
に、化学凝集方法や活性汚泥による微生物処理法を適用
し、それによって生じる凝集沈殿物や汚泥を焼却処理し
て廃棄する手法が用いられているが、かかるスラッジに
ついては油脂や蛋白質分、或いは、多糖類等さまざまな
有機物が含まれ、更には無機凝集剤の水酸化物や酸化物
等も混入しているので、本来的には重要な有効再生物の
利用の可能性のある物であるにもかかわらず、その有効
利用がほとんど図られていないロス部分があった。
【0020】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく各種生産工場等からの廃水や生活廃水等のさまざ
まな廃水の浄化処理についての旧来の化学的凝集方法や
微生物処理に加えて物理的吸着法を実用化する手段とし
ての微細化処理工程での超微粒子状の問題点を解決すべ
き技術的課題とし、“3μmの壁”を越えて吸着剤の微
細化(而して、該“3μmの壁”を破って油やカーボン
やシリカを超微粒子状にまで微細化し吸着効果の向上を
図り得るようにすることがこの出願の発明の眼目であ
る。)を可能にし、確実に汚濁物質の吸着を保証するよ
うにして公害防止産業における浄化技術利用分野に益す
る優れた廃水浄化剤の製造方法を提供せんとするもので
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、廃水に対しその中に混
在している汚濁物質をカーボンやシリカ,油等の吸着剤
を用い物理的に吸着処理して確実な浄化を図るに、当該
カーボンやシリカや油等の吸着剤とは異質のカルシウ
ム,マグネシウム,バリウム等の粉末や水溶性を有する
塩類の粉末等を混合し、或いは、ベントナイト,ゼオラ
イト等の粉末を混入してこれらをボールミル等により粉
砕作用と摩砕作用を付与し、所謂“3μmの壁”を破
り、超微粒子状の微細化を行って廃水浄化剤とし、該廃
水浄化剤を廃水中に供給してコロイド化させて均一に分
散させて吸着効果を大きくし、更には当該廃水処理にお
ける凝集沈殿物のスラッジを乾燥して炭化することによ
りこの中のカーボンと異質の粉末に粉砕と摩砕作用を再
度付与することにより吸着剤としてリサイクル裡に充分
に再生利用し、吸着効果と吸着特性の向上が図れ、廃水
の浄化の水処理効率が良く、又、水処理剤の完全なリサ
イクルが低コストで行うことが出来るようにした技術的
手段を講じたものである。
【0022】
【発明の基礎】而して、この出願の発明の原理的態様は
図1に示す様に、廃水を浄化するに、吸着剤に異質粉末
を混在させ、ボールミル等の機械的手段により粉砕作用
と摩砕作用を付与して所謂“3μmの壁”を破り、超微
粒子状にまで微細化して廃水に添加し、CODを確実に
下げて吸着効果を充分に上げ、廃水の浄化を行い、又、
汚れを吸着したスラッジを乾燥して凝集物とし回収し乾
燥処理にて炭化し、カーボンとそれとは異質の処理物の
粉体との混合物として、更にボールミル等の機械的手段
で微細化、これを所定の吸着剤としてリサイクル裡に再
生有効利用するようにするものである。
【0023】
【実施例】次に、この出願の発明の具体的実施例を示す
と、まず、第1の実施例として、在来態様の如く乳化剤
を使用せずに、廃水の浄化を図るべく、当該廃水に吸着
剤としての油の微粒子をコロイド状に分散させるため
に、加熱処理したベントナイト,ゼオライトの粉末を当
該油1に対し10の割合で混入してボールミルにより粉
砕作用と摩砕作用を付与し当該ボールミルを24時間稼
動するようにする。
【0024】そして、当該ボールミルも前述した如く一
種の粉砕手段であることから、ベントナイト,ゼオライ
トの粒径は3μmを中心としてその前後に分布している
(ものと考えられる)ことであるから、理論的には各粒
子に油が付着しているはずであり、したがって、計算上
は当該油の各微粒子は3μmの約1/10に微細化され
ていることになる(はずである)。
【0025】かくして得られた超微粒子状粉末を廃水に
混入して可及的均一にコロイド状に分散し、前述した如
く、廃水の浄化にネックとなっている界面活性剤の除去
程度がどれくらいであるか実験により分析して調べたと
ころ在来手法の化学的凝集方法ではCODが120pp
mよりは少くならないとされていた廃水が32ppmま
でも低下したことが分った。
【0026】又、これを油1kg当りの吸着効果に換算
すると、400[g/kg・m3 ]であり、市販されて
いる活性炭の吸着効果が100[g/kg・m3 ]程度
とされていることからすると、4倍もの優れた吸着効果
が得られたことになる。
【0027】尚、当該実施例において、吸着剤としての
油を微細化するために添加混合される粉末の種類によっ
ては吸着効果は何ら影響を受けず、該吸着効果は単に油
の微細の度合にのみ依存することが分った。
【0028】次に、第2の実施例として吸着剤としての
活性炭を微細化する態様について示すと、一般市販の活
性炭(1級)1に対し消石灰1の同一割合で加熱処理後
混合し、ボールミルにより粉砕作用と摩砕作用を付与す
ると、両者は付着一体化し、3μmにまで超微粉砕され
る。活性炭は半分の混合割合であるところから、3μm
の半分、即ち、1.5μmになり、表面積は2倍となっ
て吸着効果は2倍となるはずであり、実験によるデータ
分析の結果では上述予想に反し吸着効果は次表のの
データに示されるように6倍にもなり、超微細化による
吸着特性の著しい向上が現れていることが分る。
【0029】
【表1】 このことは当該表ののデータに見られる如く、一般
市販の活性炭(1級)では廃水のCODが10ppm以
下にはどのようにしても下がらないところ、上述の如く
して微細化した活性炭では7ppmまで低下しているこ
とを明瞭に裏付けていることが分ったものである。
【0030】尚、当該実施例においては消石灰と共に微
細化した活性炭を廃水中に投入分散すると、消石灰部分
は水に解けて活性炭から分離し、その結果、活性炭分は
廃水中で粒子状態で分散し、そのために吸着効果、及
び、吸着特性の向上がもたらされるものと判断される
が、その際、当該廃水は消石灰によりアルカリ性となる
ことから、そこで、無機凝集剤を混入して廃水のpH調
整を行うと、物理的処理の吸着と化学処理の凝集処理の
双方を同時に行うことが可能であるというメリットも生
ずるものである。
【0031】次に、第3の実施例として上述実施例の消
石灰の代わりにゼオライトを使用した態様を示すと、市
販の活性炭に当該ゼオライトを1:1の割合で混合し、
ボールミルにより粉砕作用と摩砕作用を付与する。
【0032】そして、当該実施例に即した実験データで
は上述実施例の一般市販の活性炭(1級)による場合の
吸着効果が得られ、前表ののデータに示す様に、消
石灰の場合のように7ppmまで低下するという吸着特
性の向上は見られはしなかったが、上述の通り吸着効果
については優れた効果が得られている。
【0033】次に、上述実施例の一般市販の活性炭の代
わりに通常のカーボンを用いて微細化する態様について
述べると、当該実施例に即す実験例として通常一般家庭
で使用される燃料としての木炭に消石灰を混在させて加
熱脱水処理し、ボールミルにより粉砕と摩砕を付与した
態様は上述一般市販の1級の活性炭の吸着効果よりも良
好な吸着効果が前表ののデータに示す様に得られ
た。
【0034】而して、質の悪い破砕炭を用いて微細化処
理を行うようにする態様も採用可能であり、当該実施例
に即す実験例では前表ののデータに示す様に、一般
市販の活性炭(1級)を用いて微細化した態様と同じ吸
着効果が得られることも分った。
【0035】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例により廃水の浄化を行うプロセスにおいて破砕され
た吸着剤にはそれに吸着され凝集された油脂や蛋白類,
多糖類等種々の有機物が混入しており、更には無機凝集
剤の水酸化物,酸化物等も混入しているので、これらは
先述した如く潜在的に有効利用することが可能であり、
これらを在来態様の如く、燃焼処理せずに乾燥して炭化
処理し、カーボンとそれとは異質の無機物の粉末との混
合物とすることが出来、これを吸着剤の原料素材として
回収し、再びボールミルにより微細化すれば吸着剤とし
て再生されて廃水処理剤としてリサイクルして利用され
る等種々の態様が採用可能である。
【0036】又、設計変更的には吸着剤に混入させる異
質の粉末として消石灰やベントナイト,ゼオライトに限
らず、カルシウム,マグネシウム,バリウム等の酸化物
や水酸化物の粉末、或いは、アルミナの如き粉末、更に
は、塩化鉄や硫酸鉄,塩化アルミニウムや硫酸アルミニ
ウム等の凝集剤によって作られる水酸化物や高温熱処理
によって生ずる酸化物の粉末も使用可能であり、又、水
溶性を有する塩類も採用可能であることは勿論のことで
ある。
【0037】そして、適用対象の廃水は工場廃水のみな
らず、自然廃水,生活廃水の浄化,飲料水の浄化にも適
用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に工場廃水や生活廃水の種々の化学物質を含む廃水の浄
化や飲料水の浄化において、界面活性剤分を水から除去
するに際し、ボールミルによる吸着剤に対する粉砕作用
と摩砕作用付与を用いることにより吸着効果の促進にお
いて著しい機能効果が発揮され得る吸着剤の超微粒子状
の微細化を行うことが出来、該吸着効果が極めて良好に
なり、該吸着剤としての油や活性炭の使用量が大幅に軽
減され、コストダウンが図れ、確実な廃水の浄化が図ら
れる保証が得られるという優れた効果が奏される。
【0039】しかも、廃水浄化に際しての吸着剤の吸着
効果が量から質へ転換され、そのうえ、従来技術、及
び、それに基づく水処理において、これまでの技術では
吸着されるはずのない汚濁物をも吸着することが出来る
ような可能性をも含み、今後の廃水浄化において明るい
展望を与えることが出来る効果があり、加えて、吸着剤
を得る原料のリサイクル化も可能となり、吸着効果の優
れた水処理剤の安定した量的の供給生産が可能となり、
廃水の浄化や飲料水の高精度の浄化の現出が可能となっ
て公害問題,環境調和問題に著しい利益を与えることが
出来るという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の実施例のフロー図である。
【図2】従来技術に基づく廃水浄化のフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 20/28 A 7202−4G B02C 17/00 Z 9042−4D B09B 3/00 (72)発明者 臼井 徹 神奈川県相模原市田名3039番15 ソニツ ク・フエロー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃水の汚濁物質に対し吸着機能を有する吸
    着剤に物理的手法を付与して廃水浄化剤を製造する方法
    において、該吸着剤に異質の粉末を混和した後混和材に
    対し機械的粉砕と摩砕を付与して超微粒子化するように
    することを特徴とする廃水浄化剤の製造方法。
  2. 【請求項2】上記吸着剤として油脂,カーボン又はシリ
    カを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の廃水浄化剤の製造方法。
  3. 【請求項3】上記異質の粉末としてカルシウム,マグネ
    シウム,バリウム類の化合物の粉末又は水溶性を有する
    塩類の粉末を用いることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の廃水浄化剤の製造方法。
  4. 【請求項4】廃水の汚濁物質に対し吸着機能を有する吸
    着剤に物理的手法を付与して廃水浄化剤を製造する方法
    において、該吸着剤に異質の粉末を混和した後混和材に
    対し機械的粉砕と摩砕を付与して超微粒子化して得られ
    た廃水浄化剤を用いて廃水浄化した沈殿物を乾燥により
    炭化させ、炭化させた素材を特許請求の範囲第1項記載
    の製法におけるカーボンと異質の粉末の混和物として再
    利用することを特徴とする廃水浄化剤の製造方法。
  5. 【請求項5】上記機械的粉砕と摩砕付与をボールミルに
    よって行うようにすることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項乃至第4項いずれか記載の廃水浄化剤の製造方
    法。
JP5312772A 1993-11-19 1993-11-19 廃水浄化剤の製造方法 Pending JPH07136645A (ja)

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