JPH07135714A - ブレーカ付コンセント - Google Patents

ブレーカ付コンセント

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JPH07135714A
JPH07135714A JP5278677A JP27867793A JPH07135714A JP H07135714 A JPH07135714 A JP H07135714A JP 5278677 A JP5278677 A JP 5278677A JP 27867793 A JP27867793 A JP 27867793A JP H07135714 A JPH07135714 A JP H07135714A
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breaker
unit
outlet
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wiring
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正実 早船
Yutaka Kato
豊 加藤
Shigeo Ida
重男 井田
Motoyuki Koda
基幸 香田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分岐ブレーカの復帰操作をその場で行なえるよ
うにしたブレーカ付コンセントを提供する。 【構成】器体1には3個のコンセントユニット30と1
個のブレーカユニット40とが納装される。コンセント
ユニット30は器体1に3個設けた露出窓21a〜21
cを通してプラグの挿入口を設けた面を露出させる。ま
た、ブレーカユニット40は器体1において露出窓21
a〜21cが形成されている面にハンドル42を露出さ
せる。ブレーカユニット40は分岐ブレーカとして機能
し、ブレーカユニット40の作動時にはハンドル42を
分電盤の設置場所まで行かずに復帰操作ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるフリーアクセ
スフロアによって配線空間を形成した屋内配線システム
に用いられるブレーカ付コンセントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近のオフィスではコンピュータ、ワー
ドプロセッサ、複写機等の多数の電気機器が用いられて
おり、多数の電線が引き回されることによるいわゆる配
線洪水が問題になっている。この種の問題を解決するた
めに、床下地材の上に適宜間隔をおいて床材を敷設し、
床下地材と床材との間の空間を配線空間とするフリーア
クセスフロアが従来より用いられている。フリーアクセ
スフロアを用いた屋内配線システムでは、床下地材と床
材との間の配線空間に、分電盤に内蔵した分岐ブレーカ
からの電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設け
た分岐接続装置の分岐接続部にコンセント等の配線器具
を着脱自在に接続することが考えられている。すなわ
ち、床材の敷設時に幹線を配線し、配線器具を設けた場
所に近い箇所の分岐接続装置に対して配線器具を接続す
るのである。この構成では、既設の屋内配線システムの
配線器具の位置変更や配線器具の追加、削除等を行なう
ときに配線器具と分岐接続装置との間の床材のみを取り
除けばよく、容易に施工することができるという利点を
有している。とくに、床材が30cm角程度の単位寸法
の床材を敷きつめる形式のものであれば、上述のような
施工が非常に容易になるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した屋内配線シス
テムでは、床下地材と床材との間の配線空間には分岐ブ
レーカからの幹線が配線されているものであって、一般
には分岐ブレーカは分電盤内に多数個設けられているか
ら、分岐ブレーカが作動してコンセントへの給電が遮断
された場合に、どの分岐ブレーカを復帰させれば所望の
箇所の通電が再開されるかがわかりにくく、また分岐ブ
レーカの復帰操作のためには比較的離れて配置されてい
る分電盤を配置している場所まで行く必要があり、復帰
操作が面倒であるという問題を有している。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、遮断箇所に対応する分岐ブレーカが容易にわ
かり、しかも分岐ブレーカの復帰操作をその場で行なえ
るようにしたブレーカ付コンセントを提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、床下
地材と床下地材の上に適宜間隔をおいて敷設した床材と
の間に形成される配線空間に電力用の幹線を配線し、幹
線上の適宜箇所に設けた分岐接続装置の分岐接続部に配
線器具を着脱自在に接続することによって配線網を形成
した屋内配線システムに用いられ、分岐接続部に着脱自
在に結合する接続部と、電気機器のプラグが着脱自在に
接続されるコンセントユニットと、接続部とコンセント
ユニットとの間の電路上に挿入され異常検出時に接続部
とコンセントユニットとの間の電路を遮断するブレーカ
ユニットと、コンセントユニットとブレーカユニットと
を収納し取付面の表面に固定される器体とを備え、コン
セントユニットにおけるプラグの挿入口とブレーカユニ
ットにおける操作用のハンドルとを器体の前面側に設け
て成ることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、主幹ブレーカからの幹線に設けた分岐接続装置の分
岐接続部は他の幹線に向けた分岐接続装置の分岐接続部
とは異なる形状に形成され、上記接続部は主幹ブレーカ
からの幹線に設けた分岐接続装置の分岐接続部に接続さ
れることを特徴とするものである。請求項3の発明は、
請求項1の発明において、器体は取付面に螺合する取付
ねじが挿通される取付孔を有し、器体の背面の周部には
磁性体よりなる取付面に磁着可能な永久磁石を保持する
磁石保持凹所が形成されて成ることを特徴とするもので
ある。。
【0007】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、器体の前面には規格化された単位寸法の埋込型の配
線器具を3個まで露出させることができる寸法の露出窓
が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓の両側部の
背面側には取付リブが突設され、取付リブには配線器具
の両側縁に突設された取付爪に係合して配線器具を保持
する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで保持可能と
なるように形成され、コンセントユニットのケースは単
位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成されるととも
に、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側面に突設
されて成ることを特徴とするものである。。
【0008】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記取付リブが突設された露出窓の近傍で器体の周
壁には他の部位よりも薄肉であって切除すると上記配線
器具に接続した接続線を通せる程度の開口を形成するノ
ックアウト部が形成されて成ることを特徴ものである。
【0009】
【作用】請求項1の構成によれば、器体内にコンセント
ユニットとブレーカユニットとが納装され、器体に設け
たコンセントユニットへの電路にはブレーカユニットが
挿入されているから、ブレーカユニットとコンセントユ
ニットとの対応関係がわかりやすく、どのブレーカユニ
ット(すなわち、分岐ブレーカ)が遮断されたかがすぐ
にわかる。また、コンセントユニットにおけるプラグの
挿入口とブレーカユニットにおける操作用のハンドルと
が器体の前面側に設けられているから、ブレーカユニッ
トによる遮断状態を容易に確認することができ、しかも
遮断時には分電盤を配置している場所まで行かなくとも
その場で復帰操作を行なうことができるのである。
【0010】請求項2の構成によれば、主幹ブレーカか
らの幹線に設けた分岐接続装置のみに接続可能となり、
分岐ブレーカからの幹線などの他の幹線には接続されな
いのであって、ブレーカユニットを分岐ブレーカとして
利用する屋内配線システムにおいて同経路に2個の分岐
ブレーカが挿入されるというような誤配線を防止するこ
とができるのである。
【0011】請求項3の構成によれば、器体を取付ねじ
と永久磁石とのどちらを用いても取付面に取り付けるこ
とができるから、木製の取付面などでは取付ねじを用い
て器体を固定することができ、スチールデスクのように
磁性体の取付面を有している場合には永久磁石を用いて
器体を固定することができるのである。請求項4の構成
によれば、器体に形成した複数個の露出窓のうちの少な
くとも1つに対応して単位寸法の配線器具を3個まで取
り付けることができるようにしているのであって、コン
セントユニットを単位寸法の配線器具の3個分の寸法に
形成していることによって、1個のコンセントユニット
と3個までの配線器具とのいずれかを露出窓に対応させ
て取り付けることが可能になるのである。すなわち、器
体の設置場所に応じてコンセントユニット以外の配線器
具も組み合わせて用いることが可能になるのである。
【0012】請求項5の構成によれば、取付リブが突設
された露出窓の近傍で器体の周壁に切除すると配線器具
に接続した接続線を通せる程度の開口を形成するノック
アウト部が形成されているので、配線器具を器体に設け
た場合にはノックアウト部を切除すれば、配線器具に接
続するための電線を通すための開口を形成することがで
きるのである。また、コンセントユニットのみを器体に
納装する場合にはノックアウト部を切除しなければ不要
な開口が形成されないから、美麗な外観が得られるので
ある。
【0013】
【実施例】器体1は、図1に示すように、前面が開放さ
れた合成樹脂のボディ10と、ボディ10の前面側に結
合される合成樹脂のカバー20とからなり、ボディ10
を通してタッピンねじよりなる組立ねじ2をカバー20
に螺合させることによってボディ10とカバー20とが
結合される。ボディ10の周部の内面にはそれぞれ組立
ねじ2が挿通される案内筒12が突設され、カバー20
の周部の内面には案内筒12に対応する部位で組立ねじ
2の螺合する保持筒22(図4参照)が形成される。
【0014】カバー20には、それぞれ2個ずつのプラ
グを接続することができる挿入口を前面に有した3個の
コンセントユニット30と、1個のブレーカユニット4
0とが取着される。本実施例では接地極を有しかつプラ
グを挿入口に挿入した後に回転させると抜止保持する形
式のコンセントユニット30を用いている。また、ブレ
ーカユニット40は2極の主接点を備えている。各コン
セントユニット30は、埋込型の配線器具用にJIS規
格等で規格化されている大角形3個用の取付枠に3個ま
で取り付けることができる単位寸法の配線器具の3個分
の寸法を有したケース31を備える。ケース31は前面
に突台32が突設された形状に形成され、ケース31の
前面の両側縁には取付枠に形成された結合孔に係合可能
な各1対の取付爪33が突設される。また、ケース31
の背面には高圧側電力線、接地側電力線、接地線の3線
の電線をそれぞれ2本ずつ挿入することができる合計6
個の電線挿入孔34(図4参照)が形成され、各電線挿
入孔34から導入された電線は、ケース31の内部に納
装されていてばね力を利用して電線を保持する速結端子
に接続されるようになっている。
【0015】一方、カバー20には各コンセントユニッ
ト30の突台32の前部がそれぞれ挿入される3個の露
出窓21a〜21cが並設され、図6および図7に示す
ように、カバー20の内面であって各露出窓21a〜2
1cの両側縁に対応する部位には突台32の両側部でケ
ース31の前面に当接する位置規制リブ23が各露出窓
21a〜21cの側縁の略全長に沿って突設される。す
なわち、各露出窓21a〜21cごとに1対ずつの位置
規制リブ23が設けられ、合計3対の位置規制リブ23
が設けられることになる。さらに、露出窓21aの両側
部には取付リブ24a,24bが露出窓21aの側縁の
略全長に亙って突設され、露出窓21cの両側部には各
1対の取付リブ24c,24dが露出窓21cの側縁の
両端部に対応して突設される。したがって、露出窓21
bの一方の側部には取付リブ24bが設けられ、他方の
側部には取付リブ24cが設けられることになる。ここ
に、各取付リブ24a〜24dは各露出窓21a〜21
cとの間に位置規制リブ23を挟んで設けられており、
したがって取付リブ24b,24cは1対の位置規制リ
ブ23の間に設けられる。各取付リブ24a〜24d
は、カバー20の内面からの突出寸法が位置規制リブ2
3よりも大きく、各取付リブ24a,24bには3対ず
つの結合孔25aが形成され、4個の取付リブ24c,
24dにはそれぞれ1個ずつの結合孔25aが形成され
る。各結合孔25aは矩形状であって、図7に示すよう
に、カバー20の内面と結合孔25aの後縁との間の距
離は、カバー20の内面からの位置規制リブ23の突出
寸法よりも取付爪33の厚み寸法tだけ大きく設定され
ている。さらに、取付リブ24bの両端に設けた結合孔
25aの後縁には取付リブ24bの両面で厚み方向に保
持片25bが突設され、取付リブ24cに設けた結合孔
25aの後縁には露出窓21c側に保持片25bが突設
されている。取付リブ24bにおいて保持片25bが突
設されていない結合孔25aに対応する部位は、取付リ
ブ24bの両端部よりも取付リブ24aに近付くように
形成されている。ここに、保持片25bの先端から取付
リブ24aまでの間の距離と、取付リブ24bの中央部
から取付リブ24aまでの距離とは略等しく設定されて
いる。
【0016】コンセントユニット30をカバー20に取
着するには、図7に示すように、ケース31の一方の側
面に突設された取付爪33を保持片25bに係止した状
態でケース31の前面を位置規制リブ23に当接させ、
ケース31の他方の側面に突設された取付爪33を結合
孔25aに係合させるのである。ここで、各取付リブ2
4a〜24dの形状は異なっているが、各露出窓21a
〜21cを挟んで対向する各1対の取付リブ24a〜2
4dの一方には保持片25bが突設され、他方には保持
片25bが突設されていないから、すべてのコンセント
ユニット30を同様の方法でカバー20に取着すること
ができる。コンセントユニット30をカバー20から取
り外すには、取付リブ24a〜24dを撓ませて取付爪
33との係合状態を解除すればよい。
【0017】一方、ブレーカユニット40は、ケース4
1の前面側に主接点を開閉するためのハンドル42が突
出する形状に形成され、ケース41の両端部に形成され
た取付孔を通してカバー20の内面に螺合するタッピン
グねじよりなる1対の取付ねじ3によってカバー20に
固定される。また、ケース41の両側面にはそれぞれ2
個ずつの電線挿入孔43が形成されており、電線挿入孔
43に挿入された電線をケース41の内部に納装された
速結端子に接続できるようにしてある。カバー20の前
面にはブレーカユニット40に対応する部位で略円形に
開口する凹所26が形成され、凹所26の底面には矩形
状の開口窓27が形成される。ケース41をカバー20
に取り付けた状態では、ハンドル42は開口窓27を通
してカバー20の前面側に露出する。ここに、ハンドル
42は一般の分岐ブレーカのハンドルに比較すると3分
の1程度の流さに設定され、カバー20の前面側への突
出量は小さく設定されている。また、凹所26の周部に
は1対の軸受突起28が突設され、図5のように、この
軸受突起28の間に挿通される軸29によって凹所26
を開閉する蓋板50が軸支されるようになっている。す
なわち、蓋板50は略円形であって合成樹脂の透明板に
スモーク仕上げを施して形成され、周部の要所には軸2
9の挿通される軸受筒51が形成されている。軸29の
一端部には周方向において多数の凹凸を有したローレッ
ト部29aが形成され、このローレット部29aを軸受
突起28に圧入することによって軸29の抜け止めがな
される。さらに、凹所26の周部には蓋板50を閉じた
状態で蓋板50とカバー20との間に爪等を引掛けるだ
けの小さい隙間を形成するための切欠部52が形成され
ている。したがって、ハンドル42を操作する際には、
切欠部52に爪やマイナスドライバの先端部などを差し
込んで蓋板50を開けばよいのである。
【0018】コンセントユニット30およびブレーカユ
ニット40は、以下のように結線される。ここで、コン
セントユニット30の許容された電流容量は3個の合計
で15Aとし、ブレーカユニット40には20Aのもの
を用いているものとする。図4に示すように、器体1に
は3芯で各芯の導電部の断面積が2mm2 であるVCT
線よりなる接続線60が導入され、高圧側電力線61と
接地側電力線62とはブレーカユニット40を通して露
出窓21cから露出するコンセントユニット30に接続
され、接地線63は同じコンセントユニット30に直接
接続される。各コンセントユニット30の間では高圧側
電力線61、接地側電力線62、接地線63がそれぞれ
順に送り配線される。ブレーカユニット40とコンセン
トユニット30との間、およびコンセントユニット30
同士の間は直径1.6mmのIV線よりなる接続線65
によって接続される。露出窓21aから露出するコンセ
ントユニット30では送り配線はなく、このコンセント
ユニット30に接続された断面積2mm2 のHVSF線
よりなる接地線66は接地端子64に接続される。接地
端子64は、カバー20に保持される端子板64aと、
端子板64aに螺合する端子ねじ64bとからなり、端
子板64aおよび端子ねじ64bは器体1の側面に形成
した切欠窓11aを通して露出する。ここに、端子ねじ
64bとしては呼び径が4〜7mmである短寸のものを
用いるようにし、電線を巻き付けて接続したり、丸型圧
着端子を用いて接地端子64に電線を接続することがで
きるようにしてある。
【0019】ところで、接続線60は器体1に形成した
電線引出孔11bを通して器体1の外部に引き出される
のであって、器体1の外部から作用する張力がコンセン
トユニット30やブレーカユニット40との電気的接続
部に及ばないように、電線引出孔11bの近傍に取り付
けられた張力止め具13とカバー20との間で接続線6
0が挟持される。張力止め具13は、タッピングねじよ
りなる固定ねじ4によって固定されている。図2に示す
ように、接続線60の先端部には接続部としてのハーネ
スキャップ70が接続され、接続線60の中間部にはブ
ッシング71が設けられる。ハーネスキャップ70は、
後述する分岐接続装置としてのジョイントボックス80
(図9参照)に着脱自在に接続可能なプラグであって、
接続時にジョイントボックス80からの脱落を防止する
ようにロックするハーネス機構を備えている。また、ブ
ッシング71は、接続線60の外周に巻付いた形で接続
線60に固定され、図8(a)(b)に示すように、フ
ック72の一部を押操作することによって接続線60へ
の巻付きの力を緩めて接続線60の所望位置に移動でき
るように構成されている。要するに、ブッシング71は
内径を縮める向きのばね力を有するとともに摩擦力によ
って接続線60に保持され、上記ばね力に抗してフック
72を押操作すると内径が広がるように構成されている
のである。ブッシング71においてフック72よりも器
体1よりの部位には全周に亙って取付溝73が形成され
ている。この取付溝73は後述する床材90(図9参
照)の厚み程度の幅を有している。
【0020】上記構成のブレーカ付コンセントを用いて
配線施工を行なう際には、図9に示すように、床下地材
91に立設した支脚92の上に略正方形の単位寸法の床
材90を多数枚載置することによってフリーアクセスフ
ロアを構成し、床下地材91と床材90との間の空間を
配線空間として用いる。この配線空間には、分電盤81
に収納された50〜60Aの主幹ブレーカ82に接続さ
れた幹線83が配線される。また、幹線83には適宜間
隔でジョイントボックス80が接続される。ジョイント
ボックス80は図10に示すように直方体状に形成さ
れ、長手方向の両端面に幹線83を挿入するための電線
挿入孔(図示せず)が形成され、ジョイントボックス8
0に納装された速結端子に幹線83を接続できるように
なっている。また、ジョイントボックス80の両側面に
はそれぞれ角筒状に形成された分岐接続部としての各1
対のコネクタ部84が突設されている。
【0021】ジョイントボックス80の同側面に設けた
1対のコネクタ部84は互いに独立して突設されてお
り、それぞれにハーネスキャップ70を接続することが
できるようにしてある。すなわち、ジョイントボックス
80には最大4個のハーネスキャップ70を接続するこ
とができるのである。各コネクタ部84の外周面には係
止溝85が形成され、この係止溝85にハーネスキャッ
プ70のロック片74(図11参照)に設けた爪が係合
することによって、ハーネスキャップ70がジョイント
ボックス80にロックされるようにしてある。ロック片
74は後部を図11(b)の矢印方向に押すことによっ
て係止溝85と爪との係合状態を解除する。したがっ
て、ハーネスキャップ70をジョイントボックス80か
ら引き抜くときには、ロック片74を押しながら引き抜
くのである。
【0022】上述のように構成されたジョイントボック
ス80に対して図11(a)のようにハーネスキャップ
70を接続すれば、ブレーカ付コンセントを幹線83に
接続することができるのである。接続線60を床材90
に通す部位には、図12に示すように、隣接する床材9
0に跨がる円形の通し孔93を形成し、通し孔93に対
応する部位で床材90の間にブッシング71を挟み込む
ようにする。ブッシング71において床材90で挟み込
む部位は取付溝73に対応する部位であって、床材90
の一部が取付溝73に挿入されることによって、床材9
0の厚み方向におけるブッシング71の移動が禁止され
る。ここで、床材90の上への接続線60の露出量は、
接続線60の上でのブッシング71の取付位置によって
調節される。ブレーカ付コンセントの器体1は、机やパ
ーティション等の適宜の取付面5に取着されるのであっ
て、ブレーカユニット40を内蔵していることによって
各器体1ごとに電路を開閉することができるのである。
【0023】ボディ10には、図3、図13に示すよう
に、下端部が大径となり上端部が小径となったいわゆる
だるま孔状の2個の取付孔14が形成され、またボディ
10の下端には後面がボディ10の後面と面一になった
取付片15が突設され取付片15には2個の固定孔16
が形成されている。さらに、ボディ10の背面の4隅に
は磁石保持凹所17が形成され、この磁石保持凹所17
内にはそれぞれ永久磁石18を収納できるようにしてあ
る。ここに、各永久磁石18は両面粘着テープ19を用
いて磁石保持凹所17内に保持されるようになってい
る。
【0024】しかるに、木製のパーティション等にブレ
ーカ付コンセントを取り付ける場合のように取付面5に
ねじを螺合させることが可能な場合には、図14(a)
に示すように、取付孔14に対応する位置で取付面5に
取付ねじ6aを緩く螺合させて取付ねじ6aの頭部を取
付面5から浮かせておき、取付ねじ6aの頭部に取付孔
14を引掛けるようにすれば、器体1は取付面5に仮保
持されることになる。その後、取付ねじ6bを取付片1
5の取付孔16を通して取付面5に螺合させると、器体
1を取付面15に固定することができるのである。ま
た、スチールデスク等にブレーカ付コンセントを取り付
ける場合のように取付面5にねじを螺合させることがで
きない場合であって、取付面5が磁性体で形成されてい
る場合には、図14(b)に示すように、磁石保持凹所
17内に永久磁石18を納装し、永久磁石18の磁力に
よって器体1を取付面5に固定すればよい。
【0025】ジョントボックス80としては、図10に
示したような4個のコネクタ部84を設けたもののほ
か、図15に示すように、2個のコネクタ部84を設け
たものを用いることもできる。このジョイントボックス
80は、幹線83を接続する電線挿入孔86とハーネス
キャップ70が接続されるコネクタ部84とが同じ面に
形成されている。このようなジョイントボックス80で
もハーネスキャップ70との結合関係は上述したものと
同様である。
【0026】ところで、幹線83は3線であって、一般
には直径1.6mmもしくは2.0mmのVVF線が用
いられる。このような単線を幹線83に用いる場合に
は、図16(a)に示すように、芯線83aの先端部を
所定寸法だけ露出させ、各線間の間隔が電線挿入孔86
の間隔に一致するように折曲すればよい。また、幹線8
3として断面積が2.0mm2 のVCT線のような撚り
線を用いる場合には、図16(b)に示すような絶縁ホ
ルダ83bを有する3心棒型の圧着端子83cに幹線8
3を接続し、圧着端子83cの先端部に設けた心棒83
dを電線挿入孔86に挿入すればよい。電線挿入孔86
に挿入された幹線83を外すには、図17に示すように
マイナスドライバの先端部などをジョイントボックス8
0に設けた外し孔87に挿入し、速結端子による幹線8
3の保持状態を解除すればよい。
【0027】ハーネスキャップ70を結合していないコ
ネクタ部84については、図15に示すように、着脱自
在な防塵カバー87を覆着しておくのが望ましい。ま
た、本実施例のブレーカ付コンセントは、主幹ブレーカ
82からの幹線83に接続されるのであって、分岐ブレ
ーカからの幹線に接続すると誤配線になるから、このよ
うな誤配線を防止するために、ハーネスキャップ70と
ジョイントボックス80のコネクタ部84とは他の組み
合わせに適合しないように図18(a)(b)に示すよ
うな専用形状に形成されており、図18(c)に示すよ
うな分岐ブレーカからの幹線88に接続されたジョイン
トボックス89に対してはハーネスキャップ70を接続
できないようにしてある。
【0028】ところで、上記実施例では、器体1内に単
位寸法の3倍の寸法のコンセントユニット30を3個納
装した例を示したが、上述した器体1には単位寸法の配
線器具も取り付けることができるようにしてある。すな
わち、図19(a)に示すコンセントユニット30の長
さ寸法Aは、図19(b)に示す単位寸法の配線器具3
5の3個分に相当する寸法に形成され、取付リブ24
a,24bにはそれぞれ6個ずつの結合孔25aが形成
されていて、両取付リブ24a,24bの間には単位寸
法の配線器具を3個まで取り付けることができるように
なっているのである。単位寸法の配線器具35として
は、たとえば、電話用のモジュラージャックが提供され
ているから、コンセントとモジュラージャックとを1つ
の器体1に設けたい場合には、両取付リブ24a,24
bの間に必要個数のモジュラージャックを取り付ければ
よい。たとえば、図20に示すように、2個のモジュラ
ージャック35′を取り付ける場合であれば、2個のモ
ジュラージャク35′の間に単位寸法を有したケースの
みを備えたブランクモジュール35″を配置すれば、露
出窓21aに隙間を形成しないようにモジュラージャッ
ク35′を配置することができるのである。
【0029】このように、モジュラージャック35′を
器体1に納装した場合に、モジュラージャック35′に
接続した接続線36を器体1から外部に引き出すには、
カバー20の周壁に形成され他の部位よりも薄肉のノッ
クアウト部37(図6参照)を切除し、切除して形成さ
れた開口に接続線36を通すようにする。このようなノ
ックアウト部37を設けていることによって、コンセン
トユニット30のみを用いる場合には不要な開口部が形
成されないようにし、他の配線器具を併用する場合にの
みノックアウト部37を切除して配線器具への接続線を
通す開口を形成することができるのである。ここに、配
線器具としてはモジュラージャック35′に限定される
ものではなく、放送受信用のコンセントや表示灯等の他
の配線器具も用いることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、器体内にコンセント
ユニットとブレーカユニットとが納装され、器体に設け
たコンセントユニットへの電路にはブレーカユニットが
挿入されているので、ブレーカユニットとコンセントユ
ニットとの対応関係がわかりやすく、どのブレーカユニ
ット(すなわち、分岐ブレーカ)が遮断されたかがすぐ
にわかるという利点がある。また、コンセントユニット
におけるプラグの挿入口とブレーカユニットにおける操
作用のハンドルとが器体の前面側に設けられているの
で、ブレーカユニットによる遮断状態を容易に確認する
ことができ、しかも遮断時には分電盤を配置している場
所まで行かなくともその場で復帰操作を行なうことがで
きるという利点がある。
【0031】請求項2の発明は、主幹ブレーカからの幹
線に設けた分岐接続装置のみに接続可能となり、分岐ブ
レーカからの幹線などの他の幹線には接続されないの
で、ブレーカユニットを分岐ブレーカとして利用する屋
内配線システムにおいて同経路に2個の分岐ブレーカが
挿入されるというような誤配線を防止することができる
という効果がある。
【0032】請求項3の発明は、器体を取付ねじと永久
磁石とのどちらを用いても取付面に取り付けることがで
きるので、木製の取付面などでは取付ねじを用いて器体
を固定することができ、スチールデスクのように磁性体
の取付面を有している場合には永久磁石を用いて器体を
固定することができるという効果がある。請求項4の発
明は、器体に形成した複数個の露出窓のうちの少なくと
も1つに対応して単位寸法の配線器具を3個まで取り付
けることができるようにしているのであって、コンセン
トユニットを単位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成
しているので、1個のコンセントユニットと3個までの
配線器具とのいずれかを露出窓に対応させて取り付ける
ことが可能になるという利点がある。すなわち、器体の
設置場所に応じてコンセントユニット以外の配線器具も
組み合わせて用いることが可能になるという利点を有す
るのである。
【0033】請求項5の発明は、取付リブが突設された
露出窓の近傍で器体の周壁に切除すると配線器具に接続
した接続線を通せる程度の開口を形成するノックアウト
部が形成されているので、配線器具を器体に設けた場合
にはノックアウト部を切除すれば、配線器具に接続する
ための電線を通すための開口を形成することができると
いう効果がある。また、コンセントユニットのみを器体
に納装する場合にはノックアウト部を切除しなければ不
要な開口が形成されないから、美麗な外観が得られると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す分解斜視図である。
【図2】実施例を示す正面図である。
【図3】実施例を示す背面図である。
【図4】実施例を示すボディを外した背面図である。
【図5】実施例を示す側面図である。
【図6】実施例におけるボディの要部斜視図である。
【図7】実施例のボディへのコンセントユニットの装着
過程を示す説明図である。
【図8】実施例に用いるブッシングの動作説明図であ
る。
【図9】実施例を用いた屋内配線システムの構成例を示
す斜視図である。
【図10】実施例に用いるジョイントボックスを示す斜
視図である。
【図11】実施例におけるジョイントボックスへのハー
ネスキャップの着脱を示す説明図である。
【図12】実施例におけるブッシングの床への施工状態
を示す斜視図である。
【図13】実施例の背面側の斜視図である。
【図14】実施例の使用例を示す側面図である。
【図15】実施例に用いる他のジョイントボックスを示
す斜視図である。
【図16】実施例でのジョイントボックスへの幹線の接
続部の形状を示す図である。
【図17】実施例におけるジョイントボックスからの幹
線の外し方を説明する斜視図である。
【図18】実施例を示し、(a)はブレーカ付コンセン
トの斜視図、(b)は適合するジョイントボックスの斜
視図、(c)は適合しないジョイントボックスの斜視図
である。
【図19】実施例におけるコンセントユニットと配線器
具との寸法関係を示す斜視図である。
【図20】実施例の使用例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 器体 5 取付面 6a 取付ねじ 6b 取付ねじ 14 取付孔 16 取付孔 17 磁石保持凹所 18 永久磁石 21a 露出窓 21b 露出窓 21c 露出窓 24a 取付リブ 24b 取付リブ 24c 取付リブ 24d 取付リブ 25a 結合孔 30 コンセントユニット 31 ケース 33 取付爪 35 配線器具 35′モジュラージャック 37 ノックアウト部 40 ブレーカユニット 42 ハンドル 70 ハーネスキャップ 80 ジョイントボックス 82 主幹ブレーカ 83 幹線 84 コネクタ部 91 床下地材 90 床材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記取付リブが突設された露出窓の近傍で器体の周
壁には他の部位よりも薄肉であって切除すると上記取付
リブを用いて器体に取着される情報用の配線器具に接続
した接続線を通せる程度の開口を形成するノックアウト
部が形成されて成ることを特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項5の構成によれば、取付リブが突設
された露出窓の近傍で器体の周壁に切除すると取付リブ
により器体に取着された情報用の配線器具に接続した接
続線を通せる程度の開口を形成するノックアウト部が形
成されているので、モジュラージャックのような情報用
配線器具を器体に設けた場合にはノックアウト部を切
除すれば、配線器具に接続するための接続線を通すため
の開口を形成することができるのである。また、コンセ
ントユニットのみを器体に納装する場合にはノックアウ
ト部を切除しなければ不要な開口が形成されないから、
美麗な外観が得られるのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】カバー20には、それぞれ2個ずつのプラ
グを接続することができる挿入口を前面に有した3個の
コンセントユニット30と、1個のブレーカユニット4
0とが取着される。本実施例では接地極を有しかつプラ
グを挿入口に挿入した後に回転させると抜止保持する形
式のコンセントユニット30を用いている。また、ブレ
ーカユニット40は2極の主接点を備えている。各コン
セントユニット30は、埋込型の配線器具用にJIS規
格等で規格化されている大角形3個用の取付枠に3個ま
で取り付けることができる単位寸法の配線器具の3個分
の寸法を有したケース31を備える。ケース31は前面
に突台32が突設された形状に形成され、ケース31の
前面の両側縁には取付枠に形成された結合孔に係合可能
な各1対の取付爪33が突設される。また、ケース31
の背面には電圧側電力線、接地側電力線、接地線の3線
の電線をそれぞれ2本ずつ挿入することができる合計6
個の電線挿入孔34(図4参照)が形成され、各電線挿
入孔34から導入された電線は、ケース31の内部に納
装されていてばね力を利用して電線を保持する速結端子
に接続されるようになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】コンセントユニット30およびブレーカユ
ニット40は、以下のように結線される。ここで、コン
セントユニット30の許容された電流容量は3個の合計
で15Aとし、ブレーカユニット40には20Aのもの
を用いているものとする。図4に示すように、器体1に
は3芯で各芯の導電部の断面積が2mm2 であるVCT
ケーブルよりなる接続線60が導入され、電圧側電力線
61と接地側電力線62とはブレーカユニット40を通
して露出窓21cから露出するコンセントユニット30
に接続され、接地線63は同じコンセントユニット30
に直接接続される。各コンセントユニット30の間では
電圧側電力線61、接地側電力線62、接地線63がそ
れぞれ順に送り配線される。ブレーカユニット40とコ
ンセントユニット30との間、およびコンセントユニッ
ト30同士の間は直径1.6mmのIV線よりなる接続
線65によって接続される。露出窓21aから露出する
コンセントユニット30では送り配線はなく、このコン
セントユニット30に接続された断面積2mm 2 のV
F線よりなる接地線66は接地端子64に接続される。
接地端子64は、カバー20に保持される端子板64a
と、端子板64aに螺合する端子ねじ64bとからな
り、端子板64aおよび端子ねじ64bは器体1の側面
に形成した切欠窓11aを通して露出する。ここに、端
子ねじ64bとしては呼び径が4〜7mmである短寸の
ものを用いるようにし、電線を巻き付けて接続したり、
丸型圧着端子を用いて接地端子64に電線を接続するこ
とができるようにしてある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】ところで、幹線83は3線であって、一般
には直径1.6mmもしくは2.0mmのVVFケーブ
が用いられる。このような単線を幹線83に用いる場
合には、図16(a)に示すように、芯線83aの先端
部を所定寸法だけ露出させ、各線間の間隔が電線挿入孔
86の間隔に一致するように折曲すればよい。また、幹
線83として断面積が2.0mm2 のVCTケーブル
ような撚り線を用いる場合には、図16(b)に示すよ
うな絶縁ホルダ83bを有する3心棒型の圧着端子83
cに幹線83を接続し、圧着端子83cの先端部に設け
た心棒83dを電線挿入孔86に挿入すればよい。電線
挿入孔86に挿入された幹線83を外すには、図17に
示すようにマイナスドライバの先端部などをジョイント
ボックス80に設けた外し孔87に挿入し、速結端子に
よる幹線83の保持状態を解除すればよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】ハーネスキャップ70を結合していないコ
ネクタ部84については、図15に示すように、着脱自
在な防塵カバー87を覆着しておくのが望ましい。ま
た、本実施例のブレーカ付コンセントは、主幹ブレーカ
82からの幹線83に接続されるのであって、分岐ブレ
ーカからの幹線に接続すると誤配線になるから、このよ
うな誤配線を防止するために、ハーネスキャップ70と
ジョイントボックス80のコネクタ部84とは他の組み
合わせに適合しないように図18(a)(b)に示すよ
うな専用形状に形成されており、図18(c)に示すよ
うな分岐ブレーカからの幹線88に接続されたジョイン
トボックス89に対してはハーネスキャップ70を接続
できないように栓刃のピッチを異ならせてある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】請求項5の発明は、取付リブが突設された
露出窓の近傍で器体の周壁に切除すると取付リブにより
器体に取着された情報用の配線器具に接続した接続線を
通せる程度の開口を形成するノックアウト部が形成され
ているので、モジュラージャックのような情報用の配線
器具を器体に設けた場合にはノックアウト部を切除すれ
ば、配線器具に接続するための接続線を通すための開口
を形成することができるという効果がある。また、コン
セントユニットのみを器体に納装する場合にはノックア
ウト部を切除しなければ不要な開口が形成されないか
ら、美麗な外観が得られるという効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香田 基幸 三重県安芸郡美里村字五百野1285番地 株 式会社葉山電器製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下地材と床下地材の上に適宜間隔をお
    いて敷設した床材との間に形成される配線空間に電力用
    の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分岐接続装
    置の分岐接続部に配線器具を着脱自在に接続することに
    よって配線網を形成した屋内配線システムに用いられ、
    分岐接続部に着脱自在に結合する接続部と、電気機器の
    プラグが着脱自在に接続されるコンセントユニットと、
    接続部とコンセントユニットとの間の電路上に挿入され
    異常検出時に接続部とコンセントユニットとの間の電路
    を遮断するブレーカユニットと、コンセントユニットと
    ブレーカユニットとを収納し取付面の表面に固定される
    器体とを備え、コンセントユニットにおけるプラグの挿
    入口とブレーカユニットにおける操作用のハンドルとを
    器体の前面側に設けて成ることを特徴とするブレーカ付
    コンセント。
  2. 【請求項2】 主幹ブレーカからの幹線に設けた分岐接
    続装置の分岐接続部は他の幹線に向けた分岐接続装置の
    分岐接続部とは異なる形状に形成され、上記接続部は主
    幹ブレーカからの幹線に設けた分岐接続装置の分岐接続
    部に接続されることを特徴とする請求項1記載のブレー
    カ付コンセント。
  3. 【請求項3】 器体は取付面に螺合する取付ねじが挿通
    される取付孔を有し、器体の背面の周部には磁性体より
    なる取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁石保持凹
    所が形成されて成ることを特徴とする請求項1記載のブ
    レーカ付コンセント。
  4. 【請求項4】 器体の前面には規格化された単位寸法の
    埋込型の配線器具を3個まで露出させることができる寸
    法の露出窓が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓
    の両側部の背面側には取付リブが突設され、取付リブに
    は配線器具の両側縁に突設された取付爪に係合して配線
    器具を保持する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで
    保持可能となるように形成され、コンセントユニットの
    ケースは単位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成され
    るとともに、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側
    面に突設されて成ることを特徴とする請求項1記載のブ
    レーカ付コンセント。
  5. 【請求項5】 上記取付リブが突設された露出窓の近傍
    で器体の周壁には他の部位よりも薄肉であって切除する
    と上記配線器具に接続した接続線を通せる程度の開口を
    形成するノックアウト部が形成されて成ることを特徴と
    する請求項4記載のブレーカ付コンセント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017162683A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 接続装置、及び接続装置を備える接続システム

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