JPH07135130A - 荷電粒子ビーム露光装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光装置

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JPH07135130A
JPH07135130A JP5153777A JP15377793A JPH07135130A JP H07135130 A JPH07135130 A JP H07135130A JP 5153777 A JP5153777 A JP 5153777A JP 15377793 A JP15377793 A JP 15377793A JP H07135130 A JPH07135130 A JP H07135130A
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    • H01J2237/3175Lithography

Abstract

(57)【要約】 【目的】荷電粒子ビーム露光装置において、被露光物体
上に低エネルギー荷電粒子により帯電した塵が堆積する
のを抑止する。 【構成】被露光物体上に、被露光物体表面に対して対向
するようにバリア電極を形成し、前記バリア電極に電圧
を印加して、荷電粒子ビームの光軸を囲むようにバリア
電界を、前記被露光物体を囲むように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に半導体装置の製
造に関し、特に半導体装置の製造に使われるる荷電粒子
ビーム露光装置に関する。
【0002】電子ビームリソグラフィは集積密度の大き
な先端的な半導体集積回路を製造する上で必須の技術で
ある。電子ビームリソグラフィを使うことにより、0.
05μm以下の幅を有するパターンを0.02μm以下
のアラインメント誤差で露光することが可能である。こ
のため、電子ビームリソグラフィは256Mビットある
いは1Gビットを超えるような大きな記憶容量を有する
DRAM、あるいは非常に強力な演算機能を備えた高速
マイクロプロセッサを始めとする将来の半導体装置の製
造において中心的な役割を果たすと考えられている。
【0003】
【従来の技術】一般に、荷電粒子ビーム露光装置は、荷
電粒子ビームを発生しこれを所定の光軸に沿って被露光
物体に向けて発射する粒子ビーム源、前記光軸に沿って
設けられ、前記荷電粒子ビームを前記物体上に集束させ
る電子レンズ、前記荷電粒子ビームを前記光軸に対して
偏向させ、前記荷電粒子ビームを前記物体の表面上で走
査させる偏向器、前記光軸上に設けられ、前記物体を移
動自在に保持する移動ステージ等を備え、前記物体上に
所望の半導体パターンを荷電粒子ビームにより描画す
る。
【0004】図6はかかる従来の荷電粒子ビーム露光装
置あるいは電子ビーム露光装置の概略的構成を示す。
【0005】図6を参照するに、電子ビーム露光装置は
バルブ2aを介して真空ポンプ2により排気される真空
室1aと、真空室1aから上方に延在する真空コラム1
bとよりなる真空系1を有し、真空室1a中には半導体
基板4を保持する移動ステージ3が設けられている。移
動ステージ3はコロ3cにより支えられX方向に移動す
る第1のステージプレート3aと、前記第1のステージ
プレート3d上においてコロ3dにより支えられY方向
に移動する第2のステージプレート3dとよりなり、さ
らに真空室1a中には前記第1および第2のステージプ
レート3a,3bをそれぞれXおよびY方向に移動させ
る駆動機構(図示せず)が設けられている。
【0006】一方、真空コラム1b中には電子銃5が設
けられ、電子ビームを光軸Oに沿って形成する。このよ
うにして形成された電子ビームは光軸Oに沿って基板4
に到達し、基板4上に形成された電子線ビームレジスト
を感光させる。さらに、真空コラム1b中には、光軸O
に沿って電子レンズ6が配設され、電子ビームを基板4
の表面において集束させる。電子レンズ6には光軸に沿
って電子ビームの経路6aが形成されており、さらに前
記経路6aの一部には電子ビームを偏向させる偏向器7
が形成されている。偏向器7を駆動することにより、電
子ビームは基板4の表面上を高速で走査する。偏向器7
の駆動と移動ステージ3の駆動を組み合わせることによ
り、基板4の実質的に全面にわたり半導体パターンを描
画することが可能に成る。また、電子レンズ6の下端に
は反射電子検出器10が基板4に対して対面するように
設けられ、基板4への電子ビームの照射に応じて基板か
ら放出される反射電子を検出する。さらに、真空室9に
は、基板4から電子ビームの照射に応じて放出される低
エネルギーの二次電子を検出する二次電子検出器9が設
けられている。これらの検出器は一般に基板のSEM像
を得るために使われる。
【0007】さらに、真空室1aには、副真空室1cが
ゲートバルブ1dを介して連通するように設けられ、基
板4を真空室1aに対して出し入れする。この目的のた
め、副真空室1cには入口ゲートバルブ1eが形成さ
れ、さらに前記副真空室1c中には基板4を受け入れて
これをステージ3上に搬送するアーム機構1fおよび前
記アーム機構1fを駆動する駆動機構1gが設けられ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる半導
体装置の製造においては、基板に塵が付着すると歩留り
が大きく低下してしまう。このため、塵を可能な限り除
去すべく多くの努力がなされている。特に電子ビーム露
光装置で露光されるような微細なパターンを有する半導
体装置では塵の影響は深刻である。例えば、清浄な基板
を真空室に導入し、露光後搬出して基板上に残留してい
る塵の量を計測すると、数千から数万個の塵が観測され
ることがある。このため、図6に示す電子ビーム露光装
置では、コロやベアリング等の摺動部をカバーで覆い、
塵の飛散を防いでいる。また、基板を真空系から大気圧
下に取り出す場合、あるいは大気圧下から真空系に導入
するよいな場合において、塵が飛散しないように真空系
のリークや排気を非常にゆっくりと行なう等の対策がと
られてきた。しかしながら、これら従来の対策では、露
光後における基板上への塵の付着を十分に低減すること
ができない。例えば、先に説明した防塵カバーで真空系
の摺動部を覆っても、6インチウェハ上に数百から数千
の塵が残留するのを避けることができない。
【0009】ところで、本発明の発明者らは、図6に示
す構成の電子ビーム露光装置を使って半導体パターンを
基板4上に露光する作業を行なっている際に、以下のよ
うな事実を見出した。 1) 副真空室1cに清浄な6インチ基板4を導入し、
真空引きした後リークする。この処理の後、基板4を大
気圧下に取り出して付着している塵を測定するに、塵の
付着は殆どない。 2) 前記1)の工程において、さらにアーム1fを駆
動して基板をステージ3に移送し、そのまま副真空室1
cに戻す。この作業の後に基板4に付着した塵を測定す
るに、塵の付着はやはり殆どない。 3) 前記2)の工程に、ステージ3を駆動して基板4
を移動する工程を追加しても、塵の付着はやはり殆どな
い。 4) 前記2)の工程に、ステージを動かさずに電子ビ
ームを照射する工程を追加する。この場合にも塵の付着
は殆どない。 5) 前記3)と4)の工程を同時に行なうと、基板上
に付着した塵は一挙に数百から数千まで増加する。
【0010】電子ビーム露光装置では、5)の工程を行
なわざるを得ないために、露光時間にもよるものの、基
板上に最低でも数百の塵が付着することになり、半導体
装置の製造の歩留りの低下を避けることができない。一
方、5)の工程において初めて大量の塵が基板に付着す
るようになる事実は、塵の付着のメカニズムについて一
つの有益な示唆を与えるものである。すなわち、露光工
程の後で基板に付着する塵は、図7に示すように真空系
の摺動部で発生した後で電子ビームの照射により帯電
し、基板に付着したものであると考えられる。実際に塵
を帯電させるのは、集束電子ビーム自体ではなくて、電
子ビームを基板上に照射することにより発生した反射電
子や低エネルギーの二次電子e- 、あるいは正イオンで
あると考えられる。これらの低エネルギー帯電粒子は真
空室1中に、電子ビームの照射により大量に発生する。
これらの帯電粒子は真空室1a中に充満し、移動ステー
ジ3の移動機構が巻き上げた塵d- を負に帯電させる。
このようにして生じた帯電した塵d- は基板4の表面に
到達すると堆積し、欠陥を形成する。
【0011】そこで、本発明は上記の問題点を解決した
新規で有用な荷電粒子ビーム露光装置を提供することを
概括的目的とする。
【0012】本発明のより具体的な目的は、荷電粒子ビ
ームを照射しながらステージを移動させても、ステージ
上の基板に殆ど塵が付着するのを抑止できる荷電粒子ビ
ーム露光装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、荷電粒子ビームを発生し、これを所定の光軸Oに沿
って被露光物体4に向けて発射する粒子ビーム源手段5
と、前記光軸に沿って設けられ、前記荷電粒子ビームを
前記物体上に集束させる集束手段6と、前記荷電粒子ビ
ームを前記光軸に対して偏向させ、前記荷電粒子ビーム
を前記物体の表面上で走査させる偏向手段7と、前記光
軸上に設けられ、前記物体を移動自在に保持する保持手
段3とを備え、前記物体上に荷電粒子ビームにより描画
する荷電粒子ビーム露光装置において、前記物体の表面
と前記集束手段との間に画成された空間に、前記光軸を
囲むように、しかも前記物体の表面から離間して設けら
れ、前記光軸に対応して前記荷電粒子ビームの通路を形
成されたバリア電極8を備え、前記バリア電極は、前記
基板表面の近傍に、前記基板を囲むように、前記低エネ
ルギー荷電粒子を捕獲するバリア電界を形成することを
特徴とする荷電粒子ビーム露光装置により、達成する。
【0014】
【作用】本発明によれば、前記バリア電極を設けること
により、前記被露光物体上に荷電粒子ビームを照射する
ことにより生じる低エネルギーの荷電粒子が、前記バリ
ア電極により形成されるバリア電界により真空室内に飛
散するのが阻止される。その結果、真空室内においてス
テージが移動することに伴い摺動部から塵が発生して
も、塵の帯電を最小限に止めることが可能になる。ま
た、かかる帯電した塵が発生しても、前記バリア電極が
形成する電界の効果により、塵が前記基板表面近傍の空
間に侵入するのが妨げられ、基板表面への塵の付着が効
果的に抑止される。例えば、前記バリア電極に正電圧を
印加することにより、低エネルギー荷電粒子あるいは負
に帯電した塵を前記バリア電極により効果的に捕獲する
ことができる。その結果、基板表面近傍に到達する塵の
数を著しく減少させることができる。また、前記バリア
電極に負電圧を印加することにより、負に帯電した塵を
基板表面近傍から、斥力の作用により排除することもで
きる。前記バリア電極は、前記基板を囲むように、十分
な大きさを持ったリング状に形成するのが好ましい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明による荷電粒子ビーム露光装
置の概略的構成を示す。図1中、図1に対応する部分は
同一の参照符号で記載し、その説明を省略する。
【0017】図1を参照するに、本実施例による荷電粒
子ビーム露光装置はコラム1b中に設けられた電子レン
ズ6の下端、すなわち反射電子検出器10と、ステージ
3上に保持された基板4との間に画成される空間に、光
軸Oを囲むように、また基板4の表面に対面するように
形成されたバリア電極8を含む。バリア電極8は、図2
に示すように電子ビームを通過させる開口部8aを形成
されたリング形状を有し、導電体で形成されている、。
バリア電極8の外径は、ステージ3上の基板4の外径よ
りも大きくなるように設定され、制御装置81に電気的
に接続されている。制御装置81は電極8に、電子ビー
ムの照射下においてステージ3が移動することにより巻
きあげられる、あるいは形成される帯電した塵が、基板
4表面近傍の空間に侵入するのを阻止する電界が形成さ
れるように、所定の電圧を印加する。図示の例では、制
御装置81は前記二次電子検出装置9の出力信号を供給
され、前記所定の電圧を、前記二次電子検出装置9で検
出される二次電子がなくなる程度に設定する。
【0018】図3は、図1に示したバリア電極8の作用
を示す図である。
【0019】図3を参照するに、バリア電極8は制御装
置81により正電圧+Vを印加され、電界Eを形成す
る。図中、さらに電界Eに対応して形成される電気力線
を記号Fで示してある。このように電界Eが形成される
と、基板4上への電子ビームの照射により形成される低
エネルギーの二次電子e- は電極8に引かれ、基板4表
面近傍の空間から排除される。これに伴い、負電荷を帯
びた塵も電極8に引きつけられ、基板表面を汚染するこ
とがない。先にも図1に関連して説明したように、電圧
+Vは、二次電子検出器9が実質的に二次電子を検出し
ないような値に設定するのが好ましい。
【0020】図3のような基板4の表面近傍にリング状
電極8を有する電子ビーム露光装置では、電子ビームの
光軸Oを調整する際に、電極8に前記所定電圧+Vを印
加しておく。こうすることで、光軸Oに対する電界Eの
影響を最小化することができる。
【0021】次に、本発明の第2実施例による電子ビー
ム露光装置を、図4(A),(B)を参照しながら説明
する。図4(A),(B)中、先に説明した部分には同
一の参照符号を付し、その説明を省略する。
【0022】図4(A)を参照するに、本実施例におい
ては図1,2に示した単一のリング状電極8のかわりに
同心円状に配設された三つの、相互に分離したリング状
電極18a〜18cを使用する。その際、それぞれの電
極18a〜18cは絶縁ピラー19上に保持されて露光
される基板4の外周を囲むように配設されており、制御
装置81により制御電圧を独立に印加される。本実施例
においては、最も外側の電極18cおよび最も内側の電
極18aに正電圧+Vが印加され、また中間の電極18
bに負電圧−Vが印加される。
【0023】電極18a〜18cが上記の制御電圧を印
加された場合、基板4の表面には電極18a〜18cに
対応してポテンシャルが図4(B)に示すように形成さ
れる。本実施例においては、最内周部および最外周部の
電極18a,18cに正電圧が印加されるため、基板4
を囲むように二重のポテンシャルの谷が形成され、その
間にポテンシャルの山が形成される。その結果、電子ビ
ームの照射に応じて基板4から放出される二次電子は電
極18aに対応したポテンシャルの谷で捕獲され、さら
に電極18bに対応したポテンシャルの山により阻止さ
れる。このため、二次電子が真空室1a中に飛散するの
が抑止され、ステージを移動させることにより巻き上げ
られる塵の二次電子による帯電が抑止される。その結
果、基板の塵による汚染が抑止される。さらに、真空室
1a中で形成され二次電子等により負に帯電した塵が基
板4表面近傍の空間に侵入する場合にも、帯電した塵は
電極18cに対応するポテンシャルの谷により捕獲され
あるいは電極18bに対応するポテンシャルの山により
阻止され、基板4表面近傍の空間に到達するのが阻止さ
れる。
【0024】本実施例においても、電極18a〜18c
に印加される正または負の制御電圧Vの大きさは、図1
に示した二次電子検出装置9が二次電子を検出できない
程度かそれよりも大きい値に設定される。こうすること
で、二次電子の真空室1a中への飛散を.果的に抑止す
ることができる。
【0025】図5は本発明の第3実施例による荷電粒子
ビーム露光装置の構成を示す図である。図5中、先に説
明した部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略
する。
【0026】図5を参照するに、本実施例では先に説明
したバリア電極8,18のかわりに光軸Oに沿って同軸
的に配設されたリング状電極28a,28b,28cを
含み、電極28a〜28cは絶縁ピラー上に支持されて
バリア電極28を構成する。図示の例では最上部の電極
28aが負電圧を印加されてバリア電界を形成し、中間
の電極28bが正電圧を印加されて負電荷を帯びた塵あ
るいは二次電子を捕獲する。さらに、基板4に最も近い
下部電極28cは基板4と同電位に接地されているた
め、基板4とバリア電極28との間の放電を回避するこ
とが可能になる。また、このようなバリア電極28の構
成により、低電位で強い電界を発生でき、またステージ
移動に伴う電界の乱れを最小化することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、電子ビームの照射によ
り基板から放出される二次電子等の低エネルギーの荷電
粒子を、バリア電極により基板表面近傍の空間に閉じ込
めることが可能になり、電子ビームを照射しながらステ
ージを移動させる工程において従来生じていた塵の帯電
を効果的に抑止することができる。また、塵の帯電が生
じても、かかる塵をバリア電極により捕獲することによ
り、塵が基板表面に堆積することを抑止でき、その結果
電子ビーム露光の際の歩留りが大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による荷電粒子ビーム露光
装置の構成を示す図である。
【図2】図1の装置において使われるバリア電極の構成
を示す図である。
【図3】図2の装置におけるバリア電極の作用を説明す
る図である
【図4】(A),(B)は本発明の第2実施例の構成お
よび作用を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図6】従来の荷電粒子ビーム露光装置の構成を示す図
である。
【図7】従来の荷電粒子ビーム露光装置における二次電
子の放出およびかかる二次電子による塵の帯電を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 真空系 1a 真空室 1b コラム 1c 副真空室 1d,1e ゲートバルブ 1f 搬送アーム 1g アーム駆動機構 2 真空ポンプ 2a 真空バルブ 3 移動ステージ 3a,3b ステージプレート 4 基板 5 電子銃 6 電子レンズ 7 偏向器 8,18,28 バリア電極 18a,18b,18c,28a,28b,28c
リング状電極 9,19 絶縁ピラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビームを発生し、これを所定の
    光軸に沿って被露光物体に向けて発射する粒子ビーム源
    手段と、前記光軸に沿って設けられ、前記荷電粒子ビー
    ムを前記物体上に集束させる集束手段と、前記荷電粒子
    ビームを前記光軸に対して偏向させ、前記荷電粒子ビー
    ムを前記物体の表面上で走査させる偏向手段と、前記光
    軸上に設けられ、前記物体を移動自在に保持する保持手
    段とを備え、前記物体上に荷電粒子ビームにより描画す
    る荷電粒子ビーム露光装置において、 前記物体の表面と前記集束手段との間に画成された空間
    に、前記光軸を囲むように、しかも前記物体の表面から
    離間して設けられ、前記光軸に対応して前記荷電粒子ビ
    ームの通路を形成されたバリア電極を備え、前記バリア
    電極は、前記基板表面の近傍に、前記基板を囲むよう
    に、前記低エネルギー荷電粒子を捕獲するバリア電界を
    形成することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記バリア電極に電圧を印加す
    る電圧印加手段を含み、 前記電圧印加手段は、前記電圧を、二次電子検出手段が
    前記低エネルギー荷電粒子を実質的に検出できないよう
    な値に設定することを特徴とする請求項1記載の荷電粒
    子ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記バリア電極は、前記光軸に対応して
    前記荷電粒子ビームの通路を形成されたリング状導体部
    材よりなることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビ
    ーム露光装置。
  4. 【請求項4】 前記バリア電極は、前記光軸に対応して
    前記荷電粒子ビームの通路を形成された複数の、各々大
    きさが異なったリング状導体部材よりなり、前記複数の
    リング状導電部材は前記光軸に対して実質的に同心円状
    に配設されたことを特徴とする請求項1記載の荷電粒子
    ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のリング状導電部材は、独立に
    電圧を印加されることを特徴とする請求項4記載の荷電
    粒子ビーム露光装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の、同心円状に配設されたリン
    グ状導電部材には、正および負の電圧が、半径方向に沿
    って交互に印加されることを特徴とする請求項4記載の
    荷電粒子ビーム露光装置。
  7. 【請求項7】 前記バリア電極は、前記光軸に対応して
    前記荷電粒子ビームの通路を形成された複数のリング状
    導体部材よりなり、前記複数のリング状導電部材は前記
    光軸に沿って配設されたことを特徴とする請求項1記載
    の荷電粒子ビーム露光装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のリング状導電部材のうち、前
    記物体表面に最も近い導電部材は、前記基板と同一の電
    位に保持されることを特徴とする請求項7記載の荷電粒
    子ビーム露光装置。
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