JPH07134883A - カセットカートリッジ - Google Patents
カセットカートリッジInfo
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- JPH07134883A JPH07134883A JP28124093A JP28124093A JPH07134883A JP H07134883 A JPH07134883 A JP H07134883A JP 28124093 A JP28124093 A JP 28124093A JP 28124093 A JP28124093 A JP 28124093A JP H07134883 A JPH07134883 A JP H07134883A
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- JP
- Japan
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- cassette
- cartridge
- cassette cartridge
- groove
- holder
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 カセットカートリッジの底面に2本の平行な
誤挿入防止用の溝(第1の溝15と第2の溝16)を設
け、一方の溝(第1の溝)の始端開口部は、従来システ
ムのカセットカートリッジの誤挿入防止用の溝の始端開
口部と同じ位置に、且つ、この第1の溝の形状は、従来
システム装置のカセットホルダには装着不能なように短
い長さで形成される。 【効果】 従来システム装置に本発明による新システム
のカセットカートリッジが誤って挿入されることを防止
でき、また、新システム専用装置に従来システムのカセ
ットカートリッジが誤って挿入されることを防止でき
る。さらにまた、従来システムと新システムとの互換が
可能な上位互換装置には、従来システムのカセットカー
トリッジおよび新システムのカセットカートリッジをと
もに装着することが可能となる。
誤挿入防止用の溝(第1の溝15と第2の溝16)を設
け、一方の溝(第1の溝)の始端開口部は、従来システ
ムのカセットカートリッジの誤挿入防止用の溝の始端開
口部と同じ位置に、且つ、この第1の溝の形状は、従来
システム装置のカセットホルダには装着不能なように短
い長さで形成される。 【効果】 従来システム装置に本発明による新システム
のカセットカートリッジが誤って挿入されることを防止
でき、また、新システム専用装置に従来システムのカセ
ットカートリッジが誤って挿入されることを防止でき
る。さらにまた、従来システムと新システムとの互換が
可能な上位互換装置には、従来システムのカセットカー
トリッジおよび新システムのカセットカートリッジをと
もに装着することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR,DAT等の記
録再生装置に用いられるカセットカートリッジに係り、
特に、本発明によるカセットカートリッジを使用可能と
するシステムと、類似した形状のカセットカートリッジ
を用いる異なる方式(在来方式)のシステムとにおい
て、カセットカートリッジの誤挿入を防止するのに適し
た構造をもつカセットカートリッジに関する。また、カ
セットカートリッジをカセットホルダにスムーズに挿入
するのに適したカセットカートリッジに関する。
録再生装置に用いられるカセットカートリッジに係り、
特に、本発明によるカセットカートリッジを使用可能と
するシステムと、類似した形状のカセットカートリッジ
を用いる異なる方式(在来方式)のシステムとにおい
て、カセットカートリッジの誤挿入を防止するのに適し
た構造をもつカセットカートリッジに関する。また、カ
セットカートリッジをカセットホルダにスムーズに挿入
するのに適したカセットカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VTRのデジタル化やハイビジョ
ン化が図られ、システムの多様化が進んでいる。これに
伴い、従来(在来)方式と新方式の両者が併立できる上
位互換システム装置、すなわち、新システム仕様(新シ
ステム方式)での記録再生は勿論、従来システム仕様
(従来システム方式)での記録再生も可能であるような
装置が開発されている。また、新システム仕様(新シス
テム方式)での記録再生のみを可能とする専用装置も開
発されている。この際、従来のシステムのカセットと外
形形状が類似したカセットが、新システムの上位互換装
置や新システム専用装置のカセットして使用されること
が多い。
ン化が図られ、システムの多様化が進んでいる。これに
伴い、従来(在来)方式と新方式の両者が併立できる上
位互換システム装置、すなわち、新システム仕様(新シ
ステム方式)での記録再生は勿論、従来システム仕様
(従来システム方式)での記録再生も可能であるような
装置が開発されている。また、新システム仕様(新シス
テム方式)での記録再生のみを可能とする専用装置も開
発されている。この際、従来のシステムのカセットと外
形形状が類似したカセットが、新システムの上位互換装
置や新システム専用装置のカセットして使用されること
が多い。
【0003】従来システムのカセットカートリッジを、
新システムの上位互換装置に挿入しても、装置は挿入さ
れたカセットカートリッジが従来のシステムのものであ
ることを判別し、従来のシステム仕様のもとに信号の記
録再生を行う。しかし、従来システムの装置は、新シス
テム仕様の記録再生には対応できないので、新システム
のカセットカートリッジが従来システムの装置に挿入さ
れることを防止する必要が生じる。
新システムの上位互換装置に挿入しても、装置は挿入さ
れたカセットカートリッジが従来のシステムのものであ
ることを判別し、従来のシステム仕様のもとに信号の記
録再生を行う。しかし、従来システムの装置は、新シス
テム仕様の記録再生には対応できないので、新システム
のカセットカートリッジが従来システムの装置に挿入さ
れることを防止する必要が生じる。
【0004】ところで、従来(在来)方式のシステムに
おいても、カセットカートリッジの誤挿入を防止する手
段が講じられており、例えば特開平2−83879号公
報に記載のように、カセットカートリッジ底面に誤挿入
防止用(判別用)の溝を1本設け、カセットホルダに誤
挿入防止用の突起を設けた構成をとっている。そして、
装置のシステム仕様に適合したカセットカートリッジを
所期の向きで挿入した場合、カセットカートリッジ底面
の溝がカセットホルダの突起を収納するため、カセット
カートリッジはカセットホルダ内の所定の位置まで挿入
されるようになっている。一方、装置のシステム仕様に
適合していないカセットが挿入されようとした場合、あ
るいは、適合しているカセットが誤った姿勢で挿入され
ようとした場合には、カセットホルダの突起の位置にカ
セットカートリッジの溝がないため、突起がカセットカ
ートリッジ外面の一部に引っ掛かり、カセットカートリ
ッジはカセットホルダへの進入を阻止されるようになっ
ている。なお、従来のカセットカートリッジの誤挿入防
止用の溝の形状は、例えば現行のVHS−VTRのカセ
ットカートリッジに見られるように、カセットホルダに
設けた突起がカセットカートリッジの溝に進入する側の
端部をテーパ形状とし、突起が溝に入りやすくしてあ
る。
おいても、カセットカートリッジの誤挿入を防止する手
段が講じられており、例えば特開平2−83879号公
報に記載のように、カセットカートリッジ底面に誤挿入
防止用(判別用)の溝を1本設け、カセットホルダに誤
挿入防止用の突起を設けた構成をとっている。そして、
装置のシステム仕様に適合したカセットカートリッジを
所期の向きで挿入した場合、カセットカートリッジ底面
の溝がカセットホルダの突起を収納するため、カセット
カートリッジはカセットホルダ内の所定の位置まで挿入
されるようになっている。一方、装置のシステム仕様に
適合していないカセットが挿入されようとした場合、あ
るいは、適合しているカセットが誤った姿勢で挿入され
ようとした場合には、カセットホルダの突起の位置にカ
セットカートリッジの溝がないため、突起がカセットカ
ートリッジ外面の一部に引っ掛かり、カセットカートリ
ッジはカセットホルダへの進入を阻止されるようになっ
ている。なお、従来のカセットカートリッジの誤挿入防
止用の溝の形状は、例えば現行のVHS−VTRのカセ
ットカートリッジに見られるように、カセットホルダに
設けた突起がカセットカートリッジの溝に進入する側の
端部をテーパ形状とし、突起が溝に入りやすくしてあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、新システム
専用装置を考えた場合、この装置に従来システムのカセ
ットカートリッジが挿入されることを防止する必要があ
る。このため、新システム専用装置のカセットホルダに
誤挿入防止用の突起を設け、この突起の位置は、当然、
従来システム装置のカセットホルダに設けられた誤挿入
防止用の突起の位置とは異なった位置に設定される。し
かし、上記した従来技術に見られるように、カセットカ
ートリッジの底面に誤挿入防止用の溝を1本だけ設ける
手法では、従来(在来)方式と新方式の両者が併立でき
る上記した新システムの上位互換装置において、従来シ
ステムのカセットカートリッジの溝に対応する誤挿入防
止用の突起を設けると、新システムのカセットカートリ
ッジが挿入できなくなり、反対に新システムのカセット
カートリッジの溝に対応する誤挿入防止用の突起を設け
ると、従来システムのカセットカートリッジが挿入でき
なくなるという問題を生じる。
専用装置を考えた場合、この装置に従来システムのカセ
ットカートリッジが挿入されることを防止する必要があ
る。このため、新システム専用装置のカセットホルダに
誤挿入防止用の突起を設け、この突起の位置は、当然、
従来システム装置のカセットホルダに設けられた誤挿入
防止用の突起の位置とは異なった位置に設定される。し
かし、上記した従来技術に見られるように、カセットカ
ートリッジの底面に誤挿入防止用の溝を1本だけ設ける
手法では、従来(在来)方式と新方式の両者が併立でき
る上記した新システムの上位互換装置において、従来シ
ステムのカセットカートリッジの溝に対応する誤挿入防
止用の突起を設けると、新システムのカセットカートリ
ッジが挿入できなくなり、反対に新システムのカセット
カートリッジの溝に対応する誤挿入防止用の突起を設け
ると、従来システムのカセットカートリッジが挿入でき
なくなるという問題を生じる。
【0006】また、カセットカートリッジの開口部に張
られたテープの面に垂直な方向に設けた誤挿入防止用の
溝が、開口部に張られたテープの両端の間に位置した場
合、開口部を覆う蓋における溝と同一直線上の位置に、
誤挿入防止用の切欠きを設ける必要がある。しかし、従
来技術では、カセットカートリッジの開口部で露出した
テープを前後2つの蓋が挟み込んで収納する方式のカセ
ットカートリッジにおいては、蓋にこの切欠きを設けた
例はない。新システムのカセットカートリッジが、開口
部で露出したテープを前後2つの蓋で挟み込んで収納す
る方式のカセットカートリッジであり、且つカセットホ
ルダの突起を避ける(通過させる)ために2つの蓋に切
欠きを設けた場合、仮に前後の蓋に設けた切欠きの大き
さを同じにすると、前後の蓋の位置がずれた場合、2つ
の蓋の切欠きで合成される実質的な切欠きの大きさが狭
くなり、カセットホルダの突起がこの切欠きを通りにく
くなる。
られたテープの面に垂直な方向に設けた誤挿入防止用の
溝が、開口部に張られたテープの両端の間に位置した場
合、開口部を覆う蓋における溝と同一直線上の位置に、
誤挿入防止用の切欠きを設ける必要がある。しかし、従
来技術では、カセットカートリッジの開口部で露出した
テープを前後2つの蓋が挟み込んで収納する方式のカセ
ットカートリッジにおいては、蓋にこの切欠きを設けた
例はない。新システムのカセットカートリッジが、開口
部で露出したテープを前後2つの蓋で挟み込んで収納す
る方式のカセットカートリッジであり、且つカセットホ
ルダの突起を避ける(通過させる)ために2つの蓋に切
欠きを設けた場合、仮に前後の蓋に設けた切欠きの大き
さを同じにすると、前後の蓋の位置がずれた場合、2つ
の蓋の切欠きで合成される実質的な切欠きの大きさが狭
くなり、カセットホルダの突起がこの切欠きを通りにく
くなる。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、従来システム用のカセットカ
ートリッジと本発明による新システム対応のカセットカ
ートリッジとが、従来システム装置および新システム専
用装置においてそれぞれ適合しないカセットであること
を識別して誤挿入防止できることは勿論、従来(在来)
方式と新方式の両者が併立(互換)できる新システムの
上位互換装置において、従来システム用と新システム用
のカセットカートリッジがともに装着可能であるように
できる、新システム対応のカセットカートリッジを提供
することにある。
その目的とするところは、従来システム用のカセットカ
ートリッジと本発明による新システム対応のカセットカ
ートリッジとが、従来システム装置および新システム専
用装置においてそれぞれ適合しないカセットであること
を識別して誤挿入防止できることは勿論、従来(在来)
方式と新方式の両者が併立(互換)できる新システムの
上位互換装置において、従来システム用と新システム用
のカセットカートリッジがともに装着可能であるように
できる、新システム対応のカセットカートリッジを提供
することにある。
【0008】また、本発明の目的とするところは、カセ
ットカートリッジの開口部で露出したテープを前後2つ
の蓋が挟み込んで収納するする方式のカセットカートリ
ッジにおいて、カセットホルダの誤挿入防止用の突起が
2つの蓋に設けた誤挿入防止用の切欠きを通りやすくす
ることにある。
ットカートリッジの開口部で露出したテープを前後2つ
の蓋が挟み込んで収納するする方式のカセットカートリ
ッジにおいて、カセットホルダの誤挿入防止用の突起が
2つの蓋に設けた誤挿入防止用の切欠きを通りやすくす
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カセットカートリッジの底面に2本の平
行な誤挿入防止用の溝(第1の溝と第2の溝)を設け、
一方の溝(第1の溝)の始端開口部は、従来システムの
カセットカートリッジの誤挿入防止用の溝の始端開口部
と同じ位置に、且つ、この第1の溝の形状は、従来シス
テム装置のカセットホルダには装着不能なように(例え
ば、従来システムのカセットカートリッジの誤挿入防止
用の溝よりも短い長さに)形成される。なお、このカセ
ットカートリッジの2本の溝の位置に合わせて、新シス
テム専用装置のカセットホルダには2つの誤挿入防止用
の突起を設ける。なおまた、新システムの上位互換装置
のカセットホルダには、従来システムのカセットカート
リッジの誤挿入防止用の溝の始端開口部の位置に合わせ
て、且つ、本発明による新システム用のカセットカート
リッジの第1の溝の長さに合わせて誤挿入防止用の突起
を設ける。
に、本発明は、カセットカートリッジの底面に2本の平
行な誤挿入防止用の溝(第1の溝と第2の溝)を設け、
一方の溝(第1の溝)の始端開口部は、従来システムの
カセットカートリッジの誤挿入防止用の溝の始端開口部
と同じ位置に、且つ、この第1の溝の形状は、従来シス
テム装置のカセットホルダには装着不能なように(例え
ば、従来システムのカセットカートリッジの誤挿入防止
用の溝よりも短い長さに)形成される。なお、このカセ
ットカートリッジの2本の溝の位置に合わせて、新シス
テム専用装置のカセットホルダには2つの誤挿入防止用
の突起を設ける。なおまた、新システムの上位互換装置
のカセットホルダには、従来システムのカセットカート
リッジの誤挿入防止用の溝の始端開口部の位置に合わせ
て、且つ、本発明による新システム用のカセットカート
リッジの第1の溝の長さに合わせて誤挿入防止用の突起
を設ける。
【0010】また、カセットカートリッジの開口部で露
出したテープを前後2つの蓋が挟み込んで収納するする
方式のカセットカートリッジにおいて、前後2つの蓋に
切欠きを設ける。この切欠きは、開口部で露出したテー
プ面と垂直な方向に設けた誤挿入防止用の溝と同一直線
上に位置する。そして、カセットカートリッジの外面側
の蓋、すなわち開口部前方の蓋に設けた切欠きの寸法よ
りも、開口部後方の蓋(内側の蓋)に設けた切欠きの寸
法を大きくする。
出したテープを前後2つの蓋が挟み込んで収納するする
方式のカセットカートリッジにおいて、前後2つの蓋に
切欠きを設ける。この切欠きは、開口部で露出したテー
プ面と垂直な方向に設けた誤挿入防止用の溝と同一直線
上に位置する。そして、カセットカートリッジの外面側
の蓋、すなわち開口部前方の蓋に設けた切欠きの寸法よ
りも、開口部後方の蓋(内側の蓋)に設けた切欠きの寸
法を大きくする。
【0011】
【作用】本発明による新システム用のカセットカートリ
ッジを従来システム装置に挿入しようとした場合、従来
システム装置のカセットホルダに設けた誤挿入防止用の
突起が、新システム用のカセットカートリッジに設けた
2本の溝の内の1本(従来システム用のカセットカート
リッジに設けた溝と対応する位置に設けた前記第1の
溝)に入り込む。しかし、この第1の溝はその溝長が従
来カセットカートリッジの溝と比較して短いため、カセ
ットカートリッジがカセットホルダに完全に挿入される
前にカセットホルダの突起が第1の溝の端に当接し、カ
セットカートリッジはそれ以上カセットホルダに入って
いかない。
ッジを従来システム装置に挿入しようとした場合、従来
システム装置のカセットホルダに設けた誤挿入防止用の
突起が、新システム用のカセットカートリッジに設けた
2本の溝の内の1本(従来システム用のカセットカート
リッジに設けた溝と対応する位置に設けた前記第1の
溝)に入り込む。しかし、この第1の溝はその溝長が従
来カセットカートリッジの溝と比較して短いため、カセ
ットカートリッジがカセットホルダに完全に挿入される
前にカセットホルダの突起が第1の溝の端に当接し、カ
セットカートリッジはそれ以上カセットホルダに入って
いかない。
【0012】一方、従来システム用のカセットカートリ
ッジを新システム専用装置に挿入しようとした場合、新
システム専用装置のカセットホルダには2つの突起が設
けられているので、溝が1本しかない従来システム用の
カセットカートリッジは、その外面の一部が突起のひと
つと当接し、カセットホルダに挿入できない。
ッジを新システム専用装置に挿入しようとした場合、新
システム専用装置のカセットホルダには2つの突起が設
けられているので、溝が1本しかない従来システム用の
カセットカートリッジは、その外面の一部が突起のひと
つと当接し、カセットホルダに挿入できない。
【0013】以上のようにして、新システム用及び従来
システム用のカセットカートリッジが、これと適合しな
いシステム装置へ誤挿入されることが防止される。
システム用のカセットカートリッジが、これと適合しな
いシステム装置へ誤挿入されることが防止される。
【0014】さらに、本発明による新システム用のカセ
ットカートリッジを、従来方式と新方式の両者が併立で
きる新システムの上位互換装置に挿入する場合、上位互
換装置のカセットホルダに設けた単一の誤挿入防止用の
突起が、新システム用のカセットカートリッジに設けた
2本の溝の内の1本(前記第1の溝)に入り込む。この
上位互換装置のカセットホルダに設けた突起は、新シス
テム用のカセットカートリッジがカセットホルダに完全
に挿入されることを許容するようになっており、新シス
テム用のカセットカートリッジの溝の端近傍にカセット
ホルダの突起が位置した時点で、新システム用のカセッ
トカートリッジの挿入が完了する。さらにまた、従来シ
ステム用のカセットカートリッジを上位互換装置に挿入
する場合、上位互換装置のカセットホルダに設けた単一
の誤挿入防止用の突起が、従来システム用のカセットカ
ートリッジに設けた溝に入り込む。従来システム用のカ
セットカートリッジに設けた溝の長さは、新システム用
のカセットカートリッジに設けた第1の溝の長さより長
いので、従来システム用のカセットカートリッジは上位
互換装置のカセットホルダに装着位置まで挿入され、こ
のとき、従来システム用のカセットカートリッジの溝の
中間位置にカセットホルダの突起が位置する。
ットカートリッジを、従来方式と新方式の両者が併立で
きる新システムの上位互換装置に挿入する場合、上位互
換装置のカセットホルダに設けた単一の誤挿入防止用の
突起が、新システム用のカセットカートリッジに設けた
2本の溝の内の1本(前記第1の溝)に入り込む。この
上位互換装置のカセットホルダに設けた突起は、新シス
テム用のカセットカートリッジがカセットホルダに完全
に挿入されることを許容するようになっており、新シス
テム用のカセットカートリッジの溝の端近傍にカセット
ホルダの突起が位置した時点で、新システム用のカセッ
トカートリッジの挿入が完了する。さらにまた、従来シ
ステム用のカセットカートリッジを上位互換装置に挿入
する場合、上位互換装置のカセットホルダに設けた単一
の誤挿入防止用の突起が、従来システム用のカセットカ
ートリッジに設けた溝に入り込む。従来システム用のカ
セットカートリッジに設けた溝の長さは、新システム用
のカセットカートリッジに設けた第1の溝の長さより長
いので、従来システム用のカセットカートリッジは上位
互換装置のカセットホルダに装着位置まで挿入され、こ
のとき、従来システム用のカセットカートリッジの溝の
中間位置にカセットホルダの突起が位置する。
【0015】以上のようにして、従来方式と新方式の両
者が併立できる新システムの上位互換装置において、従
来システムと新システムのカセットカートリッジがとも
に装着可能であるようにすることができる。
者が併立できる新システムの上位互換装置において、従
来システムと新システムのカセットカートリッジがとも
に装着可能であるようにすることができる。
【0016】また、カセットカートリッジの開口部で露
出したテープを前後2つの蓋が挟み込んで収納する方式
のカセットカートリッジにおいて、開口部前方の蓋の切
欠きの寸法よりも開口部後方の蓋の切欠きの寸法を大き
くすることにより、前後の蓋の位置がずれても切欠きの
大きさは前方の蓋に設けた切欠きの寸法のままであり、
カセットホルダの突起が挿入しにくくなることはない。
出したテープを前後2つの蓋が挟み込んで収納する方式
のカセットカートリッジにおいて、開口部前方の蓋の切
欠きの寸法よりも開口部後方の蓋の切欠きの寸法を大き
くすることにより、前後の蓋の位置がずれても切欠きの
大きさは前方の蓋に設けた切欠きの寸法のままであり、
カセットホルダの突起が挿入しにくくなることはない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の2つの実施例を図1〜図14
を用いて説明する。まず、本発明との対比のため、従来
システム用のカセットカートリッジおよび従来システム
装置のカセットホルダについて説明する。
を用いて説明する。まず、本発明との対比のため、従来
システム用のカセットカートリッジおよび従来システム
装置のカセットホルダについて説明する。
【0018】図2は、従来システムのカセットカートリ
ッジ101を上面側から見た斜視図である。同図におい
て、1は記録媒体であるテープ、2,3はテープ1を巻
装したリール、4はリール2,3を収納した筐体であ
り、8,9はカセットカートリッジ100の開口部7を
覆う蓋である。図2は、この蓋8,9が開いた状態を示
しおり、この状態で、カセットカートリッジ100の開
口部7にあるテープ1は露出する。
ッジ101を上面側から見た斜視図である。同図におい
て、1は記録媒体であるテープ、2,3はテープ1を巻
装したリール、4はリール2,3を収納した筐体であ
り、8,9はカセットカートリッジ100の開口部7を
覆う蓋である。図2は、この蓋8,9が開いた状態を示
しおり、この状態で、カセットカートリッジ100の開
口部7にあるテープ1は露出する。
【0019】図3は、従来システムのカセットカートリ
ッジ101を底面側から見た斜視図である。同図におい
て、5,6は、図示せぬ記録再生装置のリール台を挿入
するために筐体4の底面に設けたリール台挿入穴であ
り、上記リール2,3はリール台挿入穴5,6上に位置
して回転自在に保持されている。カセットカートリッジ
101が図示せぬ記録再生装置に装着された際には、リ
ール台が、リール台挿入穴5,6を通ってリール2,3
のリール台係合部に挿入・係合され、テープを巻取る。
55,56は筐体4の底面に設けた溝(誤挿入防止用の
溝)である。溝55はカセットカートリッジ101の開
口部7に張架したテープ1に垂直な方向に形成されてお
り、設56はこれと直交する方向、すなわちリール2と
リール3との中心を結ぶ線に平行に形成してある。8
は、カセットカートリッジ101の開口部7を覆う蓋
(外側の蓋)であり、筐体4の外面に沿っている。
ッジ101を底面側から見た斜視図である。同図におい
て、5,6は、図示せぬ記録再生装置のリール台を挿入
するために筐体4の底面に設けたリール台挿入穴であ
り、上記リール2,3はリール台挿入穴5,6上に位置
して回転自在に保持されている。カセットカートリッジ
101が図示せぬ記録再生装置に装着された際には、リ
ール台が、リール台挿入穴5,6を通ってリール2,3
のリール台係合部に挿入・係合され、テープを巻取る。
55,56は筐体4の底面に設けた溝(誤挿入防止用の
溝)である。溝55はカセットカートリッジ101の開
口部7に張架したテープ1に垂直な方向に形成されてお
り、設56はこれと直交する方向、すなわちリール2と
リール3との中心を結ぶ線に平行に形成してある。8
は、カセットカートリッジ101の開口部7を覆う蓋
(外側の蓋)であり、筐体4の外面に沿っている。
【0020】図4は、角度を変えて従来システムのカセ
ットカートリッジ101を底面10の方向から見た斜視
図である。同図において、9は、カセットカートリッジ
101の開口部7で露出しているテープ1を、上記蓋8
と反対の方向から覆う蓋(内側の蓋)である。そして、
蓋8,9における上記溝55と同一直線上の位置には、
溝55の断面形状と概略同一形状の切欠き24,26が
設けられている。なお、蓋8,9が開いた状態では、図
2に示すように、蓋9は蓋8とともにカセットカートリ
ッジ101の開口部7の上方へ移動する。
ットカートリッジ101を底面10の方向から見た斜視
図である。同図において、9は、カセットカートリッジ
101の開口部7で露出しているテープ1を、上記蓋8
と反対の方向から覆う蓋(内側の蓋)である。そして、
蓋8,9における上記溝55と同一直線上の位置には、
溝55の断面形状と概略同一形状の切欠き24,26が
設けられている。なお、蓋8,9が開いた状態では、図
2に示すように、蓋9は蓋8とともにカセットカートリ
ッジ101の開口部7の上方へ移動する。
【0021】図5は、従来システム装置のカセットホル
ダ81を、従来システムのカセットカートリッジ101
とともに示している。図5に示す位置から、カセットカ
ートリッジ101を矢印Aの方向に移動させ、カセット
ホルダ81に装着させる。ここで、28,29はカセッ
トホルダ81のリール台挿入穴である。また、40は、
カセットカートリッジの誤挿入を防止するための突起で
ある。
ダ81を、従来システムのカセットカートリッジ101
とともに示している。図5に示す位置から、カセットカ
ートリッジ101を矢印Aの方向に移動させ、カセット
ホルダ81に装着させる。ここで、28,29はカセッ
トホルダ81のリール台挿入穴である。また、40は、
カセットカートリッジの誤挿入を防止するための突起で
ある。
【0022】図6は、従来システムのカセットカートリ
ッジ101が従来システム装置のカセットホルダ81に
挿入される直前の状態を、カセットカートリッジ101
の底面10の方向から見た平面図である。上記したよう
に、溝55と蓋8,9の切欠き24,26とは同一直線
上に配置されている。この状態から、カセットカートリ
ッジ101は矢印Aの方向に移動し、カセットホルダ8
1に挿入される。この際、カセットホルダ81の突起4
0は、蓋8,9の切欠き24,26を通りぬけ、溝55
の中に入る。
ッジ101が従来システム装置のカセットホルダ81に
挿入される直前の状態を、カセットカートリッジ101
の底面10の方向から見た平面図である。上記したよう
に、溝55と蓋8,9の切欠き24,26とは同一直線
上に配置されている。この状態から、カセットカートリ
ッジ101は矢印Aの方向に移動し、カセットホルダ8
1に挿入される。この際、カセットホルダ81の突起4
0は、蓋8,9の切欠き24,26を通りぬけ、溝55
の中に入る。
【0023】図7は、従来システムのカセットカートリ
ッジ101が従来システム装置のカセットホルダ81に
装着された状態を示している。カセットホルダ81の突
起40は、カセットカートリッジ101の蓋8,9の切
欠き24,26を通過して、溝55の始端開口部57か
ら溝55内に挿入され、溝55内を移動して溝55の閉
塞端部58に近いところに位置している。
ッジ101が従来システム装置のカセットホルダ81に
装着された状態を示している。カセットホルダ81の突
起40は、カセットカートリッジ101の蓋8,9の切
欠き24,26を通過して、溝55の始端開口部57か
ら溝55内に挿入され、溝55内を移動して溝55の閉
塞端部58に近いところに位置している。
【0024】図1は、本発明の1実施例による新システ
ムのカセットカートリッジ100を底面10の方向から
見た斜視図である。同図において、15,16及び3
0,31,32,33は筐体4の底面10に設けた溝
(誤挿入防止用の溝)である。溝15,16は、カセッ
トカートリッジの開口部7に張架したテープ1に垂直な
方向に形成されており、溝30,31,32,33はこ
れと直交する方向、すなわちリール5とリール6との中
心を結ぶ線に平行な向きに形成されている。また、溝1
5及び溝30,31は、図2に示した従来システムのカ
セットカートリッジ101の底面10に設けた溝55,
56とそれぞれ同じ位置に始端開口部が設けられ、且つ
その長さが従来システムの溝55,56よりも短く設定
されている。溝15及び16は、面11に始端開口部1
7,18を持ち、他端は面10内で閉じた閉塞端部1
9,20となっている。また、溝3,31,32,33
も面13あるいは面14にそれぞれ始端開口部を持ち、
他端は面10内で閉じた閉塞端部とされている。
ムのカセットカートリッジ100を底面10の方向から
見た斜視図である。同図において、15,16及び3
0,31,32,33は筐体4の底面10に設けた溝
(誤挿入防止用の溝)である。溝15,16は、カセッ
トカートリッジの開口部7に張架したテープ1に垂直な
方向に形成されており、溝30,31,32,33はこ
れと直交する方向、すなわちリール5とリール6との中
心を結ぶ線に平行な向きに形成されている。また、溝1
5及び溝30,31は、図2に示した従来システムのカ
セットカートリッジ101の底面10に設けた溝55,
56とそれぞれ同じ位置に始端開口部が設けられ、且つ
その長さが従来システムの溝55,56よりも短く設定
されている。溝15及び16は、面11に始端開口部1
7,18を持ち、他端は面10内で閉じた閉塞端部1
9,20となっている。また、溝3,31,32,33
も面13あるいは面14にそれぞれ始端開口部を持ち、
他端は面10内で閉じた閉塞端部とされている。
【0025】また、蓋8,9の上記した溝(第1の溝)
15と同一直線上の位置には、溝15の断面形状と概略
同一形状の切欠き24,26がそれぞれ設けられてい
る。また、蓋8,9の上記した溝16と同一直線上の位
置には、溝16の断面形状と概略同一形状の切欠き2
5,27がそれぞれ設けられている。なお、蓋8,9が
開いた状態では、図2に示した従来システムのカセット
カートリッジ101と同様に、蓋9が蓋8とともにカセ
ットカートリッジ100の開口部7の上方へ移動する。
15と同一直線上の位置には、溝15の断面形状と概略
同一形状の切欠き24,26がそれぞれ設けられてい
る。また、蓋8,9の上記した溝16と同一直線上の位
置には、溝16の断面形状と概略同一形状の切欠き2
5,27がそれぞれ設けられている。なお、蓋8,9が
開いた状態では、図2に示した従来システムのカセット
カートリッジ101と同様に、蓋9が蓋8とともにカセ
ットカートリッジ100の開口部7の上方へ移動する。
【0026】図8は、新システムのカセットカートリッ
ジ100を、図5に示した従来システム装置のカセット
ホルダ81に挿入しようとした状態を示している。新シ
ステムのカセットカートリッジ100の溝(第1の溝)
15の始端開口部17は、従来システムのカセットカー
トリッジ101に設けた溝55の始端開口部57と同じ
位置に設けてあるので、カセットホルダ81の突起40
は溝15に挿入される。しかし、新システムのカセット
カートリッジ100の溝15は、従来システムのカセッ
トカートリッジ101の溝55よりも短いため、カセッ
トカートリッジ100がカセットホルダ81に完全に装
着される前に突起40が溝15の閉塞端部19に当接
し、カセットカートリッジ100はこれ以上カセットホ
ルダ81内に入らない。このため、新システムのカセッ
トカートリッジ100は従来システム装置には装着され
ない。
ジ100を、図5に示した従来システム装置のカセット
ホルダ81に挿入しようとした状態を示している。新シ
ステムのカセットカートリッジ100の溝(第1の溝)
15の始端開口部17は、従来システムのカセットカー
トリッジ101に設けた溝55の始端開口部57と同じ
位置に設けてあるので、カセットホルダ81の突起40
は溝15に挿入される。しかし、新システムのカセット
カートリッジ100の溝15は、従来システムのカセッ
トカートリッジ101の溝55よりも短いため、カセッ
トカートリッジ100がカセットホルダ81に完全に装
着される前に突起40が溝15の閉塞端部19に当接
し、カセットカートリッジ100はこれ以上カセットホ
ルダ81内に入らない。このため、新システムのカセッ
トカートリッジ100は従来システム装置には装着され
ない。
【0027】図9は、従来システムと新システムとの互
換が可能な上位互換装置のカセットホルダ82を、新シ
ステムのカセットカートリッジ100とともに示してい
る。図9に示す位置から、新システムのカセットカート
リッジ100を矢印Aの方向に移動させ、カセットホル
ダ82に装着するようにされる。同図において、41
は、カセットカートリッジの誤挿入を防止するためにカ
セットホルダ82に設けた突起である。突起41は、図
5に示した従来システム装置のカセットホルダ81に設
けた突起40とは異なった位置に配置されている。すな
わち、上位互換装置のカセットホルダ82の突起41
は、新システムのカセットカートリッジ100の溝(第
1の溝)15の始端開口部17、および、従来システム
のカセットカートリッジ101に設けた溝55の始端開
口部57と対応するように配設されているが、その挿入
方向奥行き位置が突起40とは異ならせてある。
換が可能な上位互換装置のカセットホルダ82を、新シ
ステムのカセットカートリッジ100とともに示してい
る。図9に示す位置から、新システムのカセットカート
リッジ100を矢印Aの方向に移動させ、カセットホル
ダ82に装着するようにされる。同図において、41
は、カセットカートリッジの誤挿入を防止するためにカ
セットホルダ82に設けた突起である。突起41は、図
5に示した従来システム装置のカセットホルダ81に設
けた突起40とは異なった位置に配置されている。すな
わち、上位互換装置のカセットホルダ82の突起41
は、新システムのカセットカートリッジ100の溝(第
1の溝)15の始端開口部17、および、従来システム
のカセットカートリッジ101に設けた溝55の始端開
口部57と対応するように配設されているが、その挿入
方向奥行き位置が突起40とは異ならせてある。
【0028】図10は、新システムのカセットカートリ
ッジ100を、従来システムと新システムとの互換が可
能な上位互換装置のカセットホルダ82に装着した状態
を示している。カセットホルダ82に設けた誤挿入防止
用の突起41は、カセットカートリッジ100の蓋8,
9に設けた切欠き24,26を通り、底面10に設けた
溝15に挿入される。そして、カセットカートリッジ1
00がカセットホルダ82に装着された状態(カセット
カートリッジ100が完全に挿入された状態)では、カ
セットホルダ82の突起41は、図10に示すように溝
15の閉塞端部19に近いところに位置するようになっ
ている。
ッジ100を、従来システムと新システムとの互換が可
能な上位互換装置のカセットホルダ82に装着した状態
を示している。カセットホルダ82に設けた誤挿入防止
用の突起41は、カセットカートリッジ100の蓋8,
9に設けた切欠き24,26を通り、底面10に設けた
溝15に挿入される。そして、カセットカートリッジ1
00がカセットホルダ82に装着された状態(カセット
カートリッジ100が完全に挿入された状態)では、カ
セットホルダ82の突起41は、図10に示すように溝
15の閉塞端部19に近いところに位置するようになっ
ている。
【0029】図11は、従来システムのカセットカート
リッジ101が、従来システムと新システムとの互換が
可能な上位互換装置のカセットホルダ82に挿入された
状態を示している。カセットホルダ82の突起41は同
様にカセットカートリッジ101の底面の溝55内に挿
入される。従来システムのカセットカートリッジ101
の溝55は、上述したように新システムのカセットカー
トリッジ100の溝15よりも長いため、カセットカー
トリッジ101がカセットホルダ82に装着された状態
(カセットカートリッジ101が完全に挿入された状
態)では、突起41は溝55内の図に示す中間位置に位
置付けられることになる。
リッジ101が、従来システムと新システムとの互換が
可能な上位互換装置のカセットホルダ82に挿入された
状態を示している。カセットホルダ82の突起41は同
様にカセットカートリッジ101の底面の溝55内に挿
入される。従来システムのカセットカートリッジ101
の溝55は、上述したように新システムのカセットカー
トリッジ100の溝15よりも長いため、カセットカー
トリッジ101がカセットホルダ82に装着された状態
(カセットカートリッジ101が完全に挿入された状
態)では、突起41は溝55内の図に示す中間位置に位
置付けられることになる。
【0030】図12は、新システム専用装置のカセット
ホルダ80を、新システムのカセットカートリッジ10
0とともに示している。図12に示す位置からカセット
カートリッジ100を矢印Aの方向に移動させ、カセッ
トホルダ80に装着する。ここで、新システム専用装置
のカセットホルダ80は、同図に示すように、誤挿入防
止用の2つの突起22,23を持つ。このうち突起22
は、図9に示した互換可能な装置のカセットホルダ82
に設けた突起41と同じ位置に設けてある。また、他方
の突起23は新システムのカセットカートリッジ100
の底面の溝16と対応する位置に設けてある。したがっ
て、カセットカートリッジ100をカセットホルダ80
に挿入すると、突起22はカセットカートリッジ100
の底面に設けた溝15に入り込み、突起23は溝16に
入り込み、カセットカートリッジ100はカセットホル
ダ80に完全に挿入されて装着される。
ホルダ80を、新システムのカセットカートリッジ10
0とともに示している。図12に示す位置からカセット
カートリッジ100を矢印Aの方向に移動させ、カセッ
トホルダ80に装着する。ここで、新システム専用装置
のカセットホルダ80は、同図に示すように、誤挿入防
止用の2つの突起22,23を持つ。このうち突起22
は、図9に示した互換可能な装置のカセットホルダ82
に設けた突起41と同じ位置に設けてある。また、他方
の突起23は新システムのカセットカートリッジ100
の底面の溝16と対応する位置に設けてある。したがっ
て、カセットカートリッジ100をカセットホルダ80
に挿入すると、突起22はカセットカートリッジ100
の底面に設けた溝15に入り込み、突起23は溝16に
入り込み、カセットカートリッジ100はカセットホル
ダ80に完全に挿入されて装着される。
【0031】図13は、新システムのカセットカートリ
ッジ100が新システム専用装置のカセットホルダ80
に装着された状態を示している。カセットホルダ80の
突起22は、カセットカートリッジ100の蓋8,9に
設けた切欠き24,26を通って溝15内を相対移動
し、装着完了状態では溝15の閉塞端部19に近いとこ
ろに位置している。また、カセットホルダ80の突起2
3も同様に、蓋8,9に設けた切欠き25,27を通っ
て溝16内を相対移動し、装着完了状態では溝16の閉
塞端部20に近いところに位置している。
ッジ100が新システム専用装置のカセットホルダ80
に装着された状態を示している。カセットホルダ80の
突起22は、カセットカートリッジ100の蓋8,9に
設けた切欠き24,26を通って溝15内を相対移動
し、装着完了状態では溝15の閉塞端部19に近いとこ
ろに位置している。また、カセットホルダ80の突起2
3も同様に、蓋8,9に設けた切欠き25,27を通っ
て溝16内を相対移動し、装着完了状態では溝16の閉
塞端部20に近いところに位置している。
【0032】図14は、従来システムのカセットカート
リッジ101を新システム専用装置のカセットホルダ8
0に挿入しようとした状態を示している。従来システム
のカセットカートリッジ101は溝55のみのため、カ
セットホルダ80の突起23はカセットカートリッジ1
01の蓋8と当接する。このため、カセットカートリッ
ジ101は、新システム専用装置のカセットホルダ80
内に入らない。
リッジ101を新システム専用装置のカセットホルダ8
0に挿入しようとした状態を示している。従来システム
のカセットカートリッジ101は溝55のみのため、カ
セットホルダ80の突起23はカセットカートリッジ1
01の蓋8と当接する。このため、カセットカートリッ
ジ101は、新システム専用装置のカセットホルダ80
内に入らない。
【0033】上述したように本実施例によれば、新シス
テム専用装置に従来システムのカセットカートリッジが
誤って挿入されることを防止でき、また、従来システム
装置に新システムのカセットカートリッジが誤って挿入
されることを防止できる。さらにまた、従来システムと
新システムとの互換が可能な上位互換装置には、従来シ
ステムのカセットカートリッジおよび新システムのカセ
ットカートリッジをともに装着することが可能となる。
テム専用装置に従来システムのカセットカートリッジが
誤って挿入されることを防止でき、また、従来システム
装置に新システムのカセットカートリッジが誤って挿入
されることを防止できる。さらにまた、従来システムと
新システムとの互換が可能な上位互換装置には、従来シ
ステムのカセットカートリッジおよび新システムのカセ
ットカートリッジをともに装着することが可能となる。
【0034】なお、上述した本実施例では、カセットカ
ートリッジの開口部前方から後方に向けて設けた誤挿入
防止用溝についてのみ説明したが、これと直交する方
向、すなわち2つのリールの中心を結ぶ線に平行な向き
に設けた誤挿入防止用溝についても、本実施例と同様の
手法で誤挿入を防止でき、同等の効果を奏する。
ートリッジの開口部前方から後方に向けて設けた誤挿入
防止用溝についてのみ説明したが、これと直交する方
向、すなわち2つのリールの中心を結ぶ線に平行な向き
に設けた誤挿入防止用溝についても、本実施例と同様の
手法で誤挿入を防止でき、同等の効果を奏する。
【0035】次に、本発明の他の実施例を図5及び図1
5〜図19によって説明する。
5〜図19によって説明する。
【0036】図15は、従来のカセットカートリッジの
底面側を示している。カセットカートリッジ101の開
口部7の前方に張られたテープは、蓋8及び蓋9によっ
て挟み込まれて収納される。55は、前記したカセット
カートリッジ101の底面に形成した誤挿入防止用の溝
である。ここで、カセットカートリッジ101をカセッ
トホルダ81に挿入するためには、前記図5に示したカ
セットホルダ81に設けた突起40を通すため、蓋8及
び蓋9における溝15と同一直線上の位置には、前記し
た切欠き24及び26をそれぞれ設ける必要がある。蓋
8及び蓋9は、カセットカートリッジ101の筐体4に
開閉自在に支持されているため、図15の矢印B,Cの
部分にある程度の隙間を持って取り付けられている。こ
のため、蓋8及び蓋9は切欠き24及び26の幅方向、
すなわち図15の矢印D,Eの方向にずれる。
底面側を示している。カセットカートリッジ101の開
口部7の前方に張られたテープは、蓋8及び蓋9によっ
て挟み込まれて収納される。55は、前記したカセット
カートリッジ101の底面に形成した誤挿入防止用の溝
である。ここで、カセットカートリッジ101をカセッ
トホルダ81に挿入するためには、前記図5に示したカ
セットホルダ81に設けた突起40を通すため、蓋8及
び蓋9における溝15と同一直線上の位置には、前記し
た切欠き24及び26をそれぞれ設ける必要がある。蓋
8及び蓋9は、カセットカートリッジ101の筐体4に
開閉自在に支持されているため、図15の矢印B,Cの
部分にある程度の隙間を持って取り付けられている。こ
のため、蓋8及び蓋9は切欠き24及び26の幅方向、
すなわち図15の矢印D,Eの方向にずれる。
【0037】図16は、カセットカートリッジ101の
蓋8及び蓋9に設けた切欠き24及び26を示してい
る。蓋8の切欠き24は、カセットカートリッジ101
の前方が広く、後方が狭い形状となっている。これによ
り、矢印Fの方向から相対進入してくるカセットホルダ
の突起が入りやすくなっている。また、蓋8の切欠き2
4の最小幅と蓋9の切欠き26の幅とが同じになってい
る。
蓋8及び蓋9に設けた切欠き24及び26を示してい
る。蓋8の切欠き24は、カセットカートリッジ101
の前方が広く、後方が狭い形状となっている。これによ
り、矢印Fの方向から相対進入してくるカセットホルダ
の突起が入りやすくなっている。また、蓋8の切欠き2
4の最小幅と蓋9の切欠き26の幅とが同じになってい
る。
【0038】図17は、図15の矢印Eの方向に蓋8が
ずれた場合の切欠き24及び26の状態を示している。
矢印Fの方向から見ると、2つの切欠き24及び26が
重なる実質的な切欠き(2つの切欠き24,26で合成
される切欠き)の幅は、切欠き24及び26の半分程度
となっている。このため矢印Fの方向に相対進入される
カセットホルダの突起が入りにくくなる。
ずれた場合の切欠き24及び26の状態を示している。
矢印Fの方向から見ると、2つの切欠き24及び26が
重なる実質的な切欠き(2つの切欠き24,26で合成
される切欠き)の幅は、切欠き24及び26の半分程度
となっている。このため矢印Fの方向に相対進入される
カセットホルダの突起が入りにくくなる。
【0039】図18は、本実施例による蓋8の切欠き2
4及び蓋9の切欠き26を示している。同図に示すよう
に、本実施例では、外側の蓋8の切欠き24の幅よりも
内側の蓋9の切欠き26の幅のほうが広くなっている。
4及び蓋9の切欠き26を示している。同図に示すよう
に、本実施例では、外側の蓋8の切欠き24の幅よりも
内側の蓋9の切欠き26の幅のほうが広くなっている。
【0040】図19は、蓋8が前記矢印Eの方向に最大
のずれを生じ、蓋9が前記矢印Dの方向に最大のずれを
生じたときの、切欠き24,26の様子を示している。
本実施例では、このような場合でも矢印F方向から見た
2つの切欠き24及び26が重なることによる実質的な
切欠き(2つの切欠き24,26で合成される切欠き)
の幅は、蓋8の切欠き24の最小幅に保たれる。なお、
蓋8が矢印Dの方向に最大のずれを生じ、蓋9が矢印E
の方向に最大のずれを生じたときも、同様に切欠きの幅
は外側の蓋8の切欠き24の最小幅に保たれる。
のずれを生じ、蓋9が前記矢印Dの方向に最大のずれを
生じたときの、切欠き24,26の様子を示している。
本実施例では、このような場合でも矢印F方向から見た
2つの切欠き24及び26が重なることによる実質的な
切欠き(2つの切欠き24,26で合成される切欠き)
の幅は、蓋8の切欠き24の最小幅に保たれる。なお、
蓋8が矢印Dの方向に最大のずれを生じ、蓋9が矢印E
の方向に最大のずれを生じたときも、同様に切欠きの幅
は外側の蓋8の切欠き24の最小幅に保たれる。
【0041】このように本実施例によれば、2つの蓋の
相対的な位置ずれが最大となった場合でも、実質的な切
欠きの幅は外側の蓋の切欠きの幅に保たれるため、カセ
ットホルダの突起が切欠き近傍の蓋の面に当ってカセッ
トカートリッジがカセットホルダに入りにくくなること
がない。なお、本実施例では筐体の溝が1本の場合につ
いて説明したが、前記した実施例で示したように筐体の
溝が2本以上の場合についても同様に適用できる。ま
た、本実施例では、切欠きの幅方向の寸法についてのみ
説明したが、高さ方向についても切欠き24の高さを切
欠き26の高さより高くすることにより、蓋8と蓋9と
に高さ方向の相対的な位置にずれが生じた場合でも、カ
セットホルダの突起が通りにくくなることを防止でき
る。
相対的な位置ずれが最大となった場合でも、実質的な切
欠きの幅は外側の蓋の切欠きの幅に保たれるため、カセ
ットホルダの突起が切欠き近傍の蓋の面に当ってカセッ
トカートリッジがカセットホルダに入りにくくなること
がない。なお、本実施例では筐体の溝が1本の場合につ
いて説明したが、前記した実施例で示したように筐体の
溝が2本以上の場合についても同様に適用できる。ま
た、本実施例では、切欠きの幅方向の寸法についてのみ
説明したが、高さ方向についても切欠き24の高さを切
欠き26の高さより高くすることにより、蓋8と蓋9と
に高さ方向の相対的な位置にずれが生じた場合でも、カ
セットホルダの突起が通りにくくなることを防止でき
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来シス
テム装置に本発明による新システムのカセットカートリ
ッジが誤って挿入されることを防止でき、また、新シス
テム専用装置に従来システムのカセットカートリッジが
誤って挿入されることを防止できる。さらにまた、従来
システムと新システムとの互換が可能な上位互換装置に
は、従来システムのカセットカートリッジおよび新シス
テムのカセットカートリッジをともに装着することが可
能となる。すなわち、ある従来システムのカセットカー
トリッジと外形形状が類似したカセットカートリッジが
上位互換の新システムのカセットカートリッジとして使
われた場合に、新システムのカセットカートリッジが従
来システムの装置に誤って挿入されることを防げるとと
もに、従来システムのカセットカートリッジが新システ
ム専用装置に誤って挿入されることを防止できる。
テム装置に本発明による新システムのカセットカートリ
ッジが誤って挿入されることを防止でき、また、新シス
テム専用装置に従来システムのカセットカートリッジが
誤って挿入されることを防止できる。さらにまた、従来
システムと新システムとの互換が可能な上位互換装置に
は、従来システムのカセットカートリッジおよび新シス
テムのカセットカートリッジをともに装着することが可
能となる。すなわち、ある従来システムのカセットカー
トリッジと外形形状が類似したカセットカートリッジが
上位互換の新システムのカセットカートリッジとして使
われた場合に、新システムのカセットカートリッジが従
来システムの装置に誤って挿入されることを防げるとと
もに、従来システムのカセットカートリッジが新システ
ム専用装置に誤って挿入されることを防止できる。
【0043】また、本発明によれば、カセットカートリ
ッジの開口部前方で露出したテープを前後2つの蓋が挟
み込んで収納する方式のカセットカートリッジにおい
て、誤挿入防止のために設けたカセットホルダの突起を
通過させるために、前後2つの蓋にそれぞれ切欠きを設
けても、カセットホルダの突起がこの切欠きを通過しに
くくなることが防止できる。
ッジの開口部前方で露出したテープを前後2つの蓋が挟
み込んで収納する方式のカセットカートリッジにおい
て、誤挿入防止のために設けたカセットホルダの突起を
通過させるために、前後2つの蓋にそれぞれ切欠きを設
けても、カセットホルダの突起がこの切欠きを通過しに
くくなることが防止できる。
【図1】本発明の1実施例に係る新システム用のカセッ
トカートリッジを底面側から見た斜視図である。
トカートリッジを底面側から見た斜視図である。
【図2】従来システム用のカセットカートリッジを上面
側から見た斜視図である。
側から見た斜視図である。
【図3】従来システム用のカセットカートリッジを底面
側から見た斜視図である。
側から見た斜視図である。
【図4】従来システム用のカセットカートリッジを図3
とは別の角度で底面側から見た斜視図である。
とは別の角度で底面側から見た斜視図である。
【図5】従来システム用のカセットカートリッジと従来
システム装置のカセットホルダとを示す斜視図である。
システム装置のカセットホルダとを示す斜視図である。
【図6】従来システム用のカセットカートリッジが従来
システム装置のカセットホルダに挿入される直前の様子
を示す平面図である。
システム装置のカセットホルダに挿入される直前の様子
を示す平面図である。
【図7】従来システム用のカセットカートリッジが従来
システム装置のカセットホルダに装着された状態を示す
平面図である。
システム装置のカセットホルダに装着された状態を示す
平面図である。
【図8】本発明の1実施例に係る新システム用のカセッ
トカートリッジが従来システム装置のカセットホルダに
挿入阻止された状態を示す平面図である。
トカートリッジが従来システム装置のカセットホルダに
挿入阻止された状態を示す平面図である。
【図9】本発明の1実施例に係る新システム用のカセッ
トカートリッジと新旧システムの互換が可能な上位互換
装置のカセットホルダとを示す斜視図である。
トカートリッジと新旧システムの互換が可能な上位互換
装置のカセットホルダとを示す斜視図である。
【図10】本発明の1実施例に係る新システム用のカセ
ットカートリッジが新旧システムの互換が可能な上位互
換装置のカセットホルダに装着された状態を示す平面図
である。
ットカートリッジが新旧システムの互換が可能な上位互
換装置のカセットホルダに装着された状態を示す平面図
である。
【図11】従来システム用のカセットカートリッジが新
旧システムの互換が可能な上位互換装置のカセットホル
ダに装着された状態を示す平面図である。
旧システムの互換が可能な上位互換装置のカセットホル
ダに装着された状態を示す平面図である。
【図12】本発明の1実施例に係る新システム用のカセ
ットカートリッジと新システム専用装置のカセットホル
ダとを示す斜視図である。
ットカートリッジと新システム専用装置のカセットホル
ダとを示す斜視図である。
【図13】本発明の1実施例に係る新システム用のカセ
ットカートリッジが新システム専用装置のカセットホル
ダに装着された状態を示す平面図である。
ットカートリッジが新システム専用装置のカセットホル
ダに装着された状態を示す平面図である。
【図14】従来システム用のカセットカートリッジが新
システム専用装置のカセットホルダに挿入阻止された状
態を示す平面図である。
システム専用装置のカセットホルダに挿入阻止された状
態を示す平面図である。
【図15】従来のカセットカートリッジの底面図であ
る。
る。
【図16】図15のカセットカートリッジの蓋の切欠き
近傍を示す要部拡大図である。
近傍を示す要部拡大図である。
【図17】図16のカセットカートリッジの2つの蓋が
位置ずれした状態を示す要部拡大図である。
位置ずれした状態を示す要部拡大図である。
【図18】本発明の他の実施例に係るカセットカートリ
ッジの蓋の切欠き近傍を示す要部拡大図である。
ッジの蓋の切欠き近傍を示す要部拡大図である。
【図19】図18のカセットカートリッジの2つの蓋が
位置ずれした状態を示す要部拡大図である。
位置ずれした状態を示す要部拡大図である。
1 テープ 2,3 リール 4 筐体 8 外側の蓋 9 内側の蓋 15,16,30,31,32,33 溝 22,23,40,41 突起 24,25,26,27 切欠き 80,81,82 カセットホルダ 100,101 カセットカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 孝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 西嶋 立身 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 滝田 耕平 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 記録媒体であるテープ(1)を巻装した
リール(2),(3)と、該リール(2),(3)を収
納した筐体(4)と、テープ(1)を巻取るためのリー
ル台が挿入されるリール台挿入穴(5),(6)と、記
録再生装置のテープガイド類が挿入される開口部(7)
とを有し、上記リール(2),(3)が上記リール台挿
入穴(5),(6)上に位置して回転自在に保持される
カセットカートリッジ(100)において、 上記筐体(4)の1つの面(10)内の同一方向に少な
くとも2本の平行な誤挿入防止用の第1の溝(15)と
第2の溝(16)とを設け、第1の溝(15)は、異種
方式(在来方式)システムに対応するカセットカートリ
ッジの誤挿入防止用の溝の始端開口部とその始端開口部
(17)を同じ位置に、且つ、上記異種方式(在来方
式)システム専用の記録再生装置のカセットホルダには
装着不能な形状に形成されたことを特徴とするカセット
カートリッジ。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 上記カセットカートリッジ(100)の誤挿入防止用の
上記第1の溝(15)の長さは、上記異種方式(在来方
式)システムに対応するカセットカートリッジの誤挿入
防止用の溝の長さより短くされたことを特徴とするカセ
ットカートリッジ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載において、 上記カセットカートリッジ(100)のみの装着を許容
する記録再生装置のカセットホルダ(80)に、上記カ
セットカートリッジ(100)が所定の向きで挿入され
る際には、上記カセットホルダ(80)に設けた2つの
誤挿入防止用の突起(22),(23)がカセットカー
トリッジ(100)の上記2つの溝(15),(16)
内にそれぞれ位置して、カセットカートリッジ(10
0)がカセットホルダ(80)内を装着完了位置まで移
動することを許容するようにされたことを特徴とするカ
セットカートリッジ。 - 【請求項4】 請求項1または2記載において、 上記カセットカートリッジ(100)と上記異種方式
(在来方式)システムに対応するカセットカートリッジ
の両者の装着を許容する記録再生装置のカセットホルダ
(82)に、上記カセットカートリッジ(100)が所
定の向きで挿入される際には、上記カセットホルダ(8
2)に設けた単一の誤挿入防止用の突起(41)がカセ
ットカートリッジ(100)の上記第1の溝(15)内
に位置して、カセットカートリッジ(100)がカセッ
トホルダ(82)内を装着完了位置まで移動することを
許容するようにされたことを特徴とするカセットカート
リッジ。 - 【請求項5】 記録媒体であるテープ(1)を巻装した
リール(2),(3)と、該リール(2),(3)を収
納した筐体(4)と、テープ(1)を巻取るためのリー
ル台が挿入されるリール台挿入穴(5),(6)と、記
録再生装置のテープガイド類が挿入される開口部(7)
と、上記開口部(7)において露出したテープ(1)を
表裏方向から挟み込んで収納する2つの蓋体(8),
(9)と、上記筐体(4)における上記リール台挿入穴
(5),(6)を有する面に形成された誤挿入防止用の
溝(15)と、該溝(15)と同一直線上に位置するよ
うに上記2つの蓋体(8),(9)にそれぞれ形成され
た誤挿入防止用の切欠き(24),(26)とを具備し
たカセットカートリッジ(100)において、 上記2つの蓋体のうち外方側の蓋体(8)に設けた切欠
き(24)の寸法よりも、他方の蓋体(9)に設けた切
欠き(26)の寸法を大きくしたことを特徴とするカセ
ットカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28124093A JPH07134883A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | カセットカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28124093A JPH07134883A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | カセットカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07134883A true JPH07134883A (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=17636319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28124093A Pending JPH07134883A (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | カセットカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07134883A (ja) |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP28124093A patent/JPH07134883A/ja active Pending
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