JPH0713384Y2 - バスダクト - Google Patents

バスダクト

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JPH0713384Y2
JPH0713384Y2 JP2329385U JP2329385U JPH0713384Y2 JP H0713384 Y2 JPH0713384 Y2 JP H0713384Y2 JP 2329385 U JP2329385 U JP 2329385U JP 2329385 U JP2329385 U JP 2329385U JP H0713384 Y2 JPH0713384 Y2 JP H0713384Y2
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JP
Japan
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bus duct
insulating holder
holder
annular
bus
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JP2329385U
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JPS61141928U (ja
Inventor
清春 武田
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、例えば電流容量の大きな給電線として用いる
場合に有用なバスダクトに関する。
(考案の技術的背景とその問題点) 従来のバスダクトとしては、導体支持用の凹部を有する
板状の櫛形絶縁ホルダーを備えるものが知られている。
しかし、この櫛形絶縁ホルダーを高圧のバスダクトに用
いる場合には、ホルダーが単に板状に形成されているだ
けであることから、導体間隔及び導体とハウジング壁面
との間隔を大きくして沿面距離を確保する必要がある。
従って、バスダクトがその分だけ大型化するので、設置
スペースや経済性の点で問題がある。
また、第3図に示すように、ハウジング1内に複数の碍
子2を固定し、これら碍子2上に取付けた支持金具3の
挾圧で各導体4を支持する構造の高圧用バスダクトが実
用化されている。しかしながら、かかる構造のバスダク
トにおいては、支持金具3は導体4を支持するために幅
広に形成されているので、所定の相間距離及び対地距離
を確保するには支持金具3相互の間隔及びハウジング1
と支持金具3との間隔を大きくする必要がある。従っ
て、上述したと同様にバスダクトが大型化してしまう難
点がある。そして、このように導体毎に支持金具を用い
る場合には部品点数が多くなることから、バスダクトの
組み立て作業に多大な手間と時間を要する上にバスダク
ト自体も高価になってしまう等の欠点を免れない。
ところで、実開昭56−63218号公報には、断面四角形の
絶縁ホルダーを緩衝体を介してハウジング内に壁面と非
接触状態で配設し、かつ絶縁ホルダーの相互に対向する
面に凹溝を設けて緩衝体を嵌入し、該緩衝体を介して導
体を支持するようにした構造の高圧用バスダクトが示さ
れている。
そして、このように絶縁ホルダーと緩衝体とを組み合わ
せると、絶縁ホルダーの両端に上記離間用の緩衝体を取
付けるための脚部を形成し、又絶縁ホルダーに沿面距離
増大用の突起を設け若しくは埋設することにより相間と
対地間の各沿面距離を大きくすることができる。従っ
て、導体間隔及び導体とハウジング壁面の間隔を小さく
しても十分に沿面距離を確保することができるので、バ
スダクトを小型化することが可能になる。しかし、絶縁
ホルダーに脚部や沿面距離増大用の突起を設け若しくは
ホルダーを突起を埋設する構造にする場合にはホルダー
形状が非常に複雑になることから、ホルダーを機械的加
工ではなく金型加工により製作せざるを得ず、従って、
ホルダー一個毎の単価が非常に高価になってしまい、不
経済である。
また、上述したように離間用及び導体支持用の緩衝体を
用いる場合にはバスダクトの組み立て工数が多くなるの
で、作業に手間と時間を要してしまう。更に、断面四角
形の絶縁ホルダーを用いると、その上面に塵埃が付着し
易いので、沿面閃絡の原因となってしまう欠点も有す
る。
このため、本出願人は、第4図に示すように、周面にブ
スバー支持用の複数の環状溝5を有する円筒状の上下の
絶縁ホルダー6でブスバー7を支持して成るバスダクト
を提案している(実願昭59−89063号)。
しかしながら、かかる構成のバスダクトにおいては、絶
縁ホルダー6の外径d1と環状溝5の外径d2とが同径にさ
れているので、地絡事故や短絡事故が発生すると該事故
時にブスバー7間に例えば水平方向の反発力Fが作用
し、同時に沿面距離確保用の環状ヒダ8に反力Rが発生
する。この結果環状ヒダ8が破損する難点がある。
なお、環状ヒダ8が上記反力Rに耐えうるかどうかは絶
縁ホルダーの材質すなわち機械的強度と環状ヒダ8の肉
厚tに関係する。
(考案の目的) 本考案はこのような点に着目してなされたもので、地絡
事故や、短絡事故があっても絶縁ホルダーが破損するこ
とないバスダクトを提供せんとするものである。
(考案の概要) 本考案においては、周面に、それ自身の外径より小径の
環状溝を形成した絶縁ホルダーを使用することにより、
前記目的を達成している。
(考案の実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図には本考案を高圧用のバスダクトに応用した例が
示されており、本考案に係るバスダクトはハウジング9
を備える。このハウジング9は、底板10と、この底板10
の両側にその長手方向に沿って対向して固定されている
一対の側板11、11と、これらの側板11、11上に固定され
ている蓋板12とから成る。このハウジング9内には複数
のブスバー7が側板11に沿って平行に配され、各ブスバ
ー7は上下に対向して配置されている絶縁ホルダー13、
13により支持されている。
各絶縁ホルダー13は、第1図及び第2図a、bに示すよ
うに、円筒形もしくは円柱状に形成され、両端に金具1
4、14が取付けられている。
金具14は、絶縁ホルダー13の外径よりも小径に形成され
ている半円形部15と、ホルダー13の径方向に伸長し、ホ
ルダー13の外周面よりも若干径方向に突出する伸長部16
とを含み、ホルダー13内に突出する突出部17の周壁とホ
ルダー13の内周壁とをセメント等の接合剤18を介して固
定することによりホルダー13に取付けられている。そし
て、絶縁ホルダー13の周面には、各ブスバー7を支持す
るための3個の環状溝19が軸方向に沿って等間隔で設け
られ、又これら環状溝19の間及び両端側には沿面距離確
保用の複数の環状溝20が設けられている。
なお、環状溝19の外径d2は、絶縁ホルダー13自身の外径
すなわち沿面距離確保用の環状溝19の外径d1より小径と
されとされている。これにより、環状ヒダ8の外径d3
最も大きく、また、環状溝19の外径d2が最も小さくな
る。
なお、第1図の実施例においてはブスバー支持用の環状
溝19間に沿面距離確保用の環状溝20が設けられているが
低圧バスダクトにおいて、ブスバー7相互および対地
(バスダクトケース等)間の沿面距離が確保できる場合
は沿面距離確保用の環状溝20はあえて設ける必要がな
い。すなわち環状ヒダ8を形成しなくてもよい。
次に、本考案に係る高圧用バスダクトの組立工程につい
て説明する。
即ち、一対の側板11、11の各内壁面下方に固定した受金
具21、21に、下方に配置すべき絶縁ホルダー13の金具1
4、14をそれぞれの伸長部16、16の突出端面を下方に向
けて落とし込むように係入する。これにより、各伸長部
16、16の突出端面を底板10に接触させた状態で絶縁ホル
ダー13をハウジング9下方に配設することができる。
次いで、上記配設した絶縁ホルダー13の環状溝19間に各
相のブスバー7を入れてブスバー7の下部を支持すると
共に側板11、11の上方に固定した受金具21、21に、上方
に配置すべき絶縁ホルダー13の金具14、14をそれぞれの
伸長部16、16の突出端面を上方に向けて落とし込むよう
に係入する。これにより、絶縁ホルダー13の下方の絶縁
ホルダーと対応する位置の環状溝19間に各相のブスバー
7の上部を入れ、支持することができる。この場合上方
の絶縁ホルダー13の両金具14は、その伸長部16がホルダ
ー13外周よりも突出していることから、この伸長部16が
側板11の上端面から僅かに上方に突出している。
最後に、両側板11、11の上端面に蓋板12を被せ、この蓋
板12を側板11、11に金具14、14の伸長部16、16端面を押
圧しつつボルトにより固定する。
(考案の効果) 以上述べたように本考案においては、円筒状もしくは円
柱状の絶縁ホルダーの周面に絶縁ホルダーの外径よりも
小径のブスバー支持用の環状溝を形成しているところか
ら、ブスバーの水平方向の支持強度が、第4図に示す絶
縁ホルダーと比較すれば、環状ヒダ一個分に相当する支
持強度から、環状ヒダ三個分に環状溝二個分を加えたも
の(第2図aのL1参照)に相当する支持強度まで拡大す
るので、電磁力に対する絶縁ホルダーの機械的強度が大
巾に増大する利点がある。
従って、本考案においては、地絡事故や短絡事故があっ
ても絶縁ホルダーが破損する恐れのないバスダクトを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るバスダクトの断面図、第2図
a、bは本考案を構成する絶縁ホルダーの断面図と側面
図、第3図および第4図は従来のバスダクトの断面図で
ある。 7…ブスバー 9…ハウジング 13…絶縁ホルダー 19…環状溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に、それ自身の外径より小径の環状溝
    を形成した円筒状もしくは円柱状の上下の絶縁ホルダー
    で、ブスバーをブスバーの上下端部が前記環状溝間に配
    置するごとくして支持して成ることを特徴とするバスダ
    クト。
  2. 【請求項2】絶縁ホルダーが、無機質の材料で形成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のバスダクト。
JP2329385U 1985-02-20 1985-02-20 バスダクト Expired - Lifetime JPH0713384Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2329385U JPH0713384Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20 バスダクト

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JP2329385U JPH0713384Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20 バスダクト

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Publication Number Publication Date
JPS61141928U JPS61141928U (ja) 1986-09-02
JPH0713384Y2 true JPH0713384Y2 (ja) 1995-03-29

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ID=30516399

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JP2329385U Expired - Lifetime JPH0713384Y2 (ja) 1985-02-20 1985-02-20 バスダクト

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