JPH07133563A - 丸編機及び編物製造装置における集塵・除去装置 - Google Patents

丸編機及び編物製造装置における集塵・除去装置

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JPH07133563A
JPH07133563A JP5304632A JP30463293A JPH07133563A JP H07133563 A JPH07133563 A JP H07133563A JP 5304632 A JP5304632 A JP 5304632A JP 30463293 A JP30463293 A JP 30463293A JP H07133563 A JPH07133563 A JP H07133563A
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JP
Japan
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knitting machine
filter
circular knitting
yarn
dust collector
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JP5304632A
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English (en)
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Masakazu Mori
正和 森
Toyotoshi Yoshioka
豊年 吉岡
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FUKUHARA SEIKI SEISAKUSHO KK
JAPAN LE-WA KK
Fukuhara Seiki Seisakusho
LUWA JAPAN
Original Assignee
FUKUHARA SEIKI SEISAKUSHO KK
JAPAN LE-WA KK
Fukuhara Seiki Seisakusho
LUWA JAPAN
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/32Devices for removing lint or fluff

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸編機及び該丸編機とクリールから成る編物
製造装置で発生する風綿を回収して糸切れを防止した
り、製品の品質を保持する。 【構成】 丸編機の上部に設けた下面開口のアウターケ
ーシング内に吸引作用される円筒状のフィルター31を有
する集塵体を設け、又丸編機の編成部と集塵体間に円筒
部を有する調整板を設けて、編成部から風綿含有空気を
吸引し、又円筒部の上部外方にリング板を固設して、編
成部以外の給糸装置近傍からも風綿含有空気を吸引して
フィルター31で清浄化し、又回転自在と成したフィルタ
ー31の内面側に吹出ノズルを、外面側に吸引作用される
回収ノズルを夫々設けて、フィルター31に吸着した風綿
を回収してフィルター31の吸着能力を復元する。又、ハ
ウジングに集塵機を設置して風綿回収可能と成した糸供
給部の糸パッケージ着脱面を可撓性のカーテンで被覆し
て、糸パッケージの交換作業を容易化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸編機におけるヤーン
キャリア部、シンカー部、シンカーキャップ部と編針部
等の編成部、該編成部上部に設けられる給糸装置、糸ガ
イド部及び糸切断事故検出装置など、或いは編機室内で
丸編機とセットと成って編物製造装置を構成し、丸編機
に糸を供給する複数の糸パッケージを着脱自在に保持す
る丸編機用クリールで発生し、浮遊し、集積する繊維屑
である風綿を除去する様にした丸編機及び編物製造装置
における集塵・除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる丸編機で編立てを行う場合
には、一度に数十から百数十の糸パッケージを必要と
し、特に、綿糸で編立てを行う場合に、糸パッケージと
連繋する給糸装置及び糸案内装置から空気中に浮遊する
風綿は相当な量となり、又機械の高速化に伴い風綿量は
益々増加の一途をたどっている。
【0003】そして、一旦浮遊した風綿は、給糸装置、
糸案内装置、丸編機の編成部等に再付着したり、編機室
内に設置した糸供給部等の隣接機械にも飛散し、糸切
れ、編キズ等の製品の品質低下を招くために、丸編機か
ら発生する風綿の除去装置として、丸編機上部よりモー
ターファン或いはエアーブロワーを使用して風綿を吹き
飛ばす風綿除去装置が使用されていた。
【0004】しかしながら、モーターファン等による風
綿の吹き飛ばしでは、個々の丸編機に対しては有効であ
るが、かかる方法では編機室内における風綿の集綿、回
収が不可能であるため、編機室内の作業環境を悪化させ
たり、その他の機械に悪影響を与える欠点を有してい
た。
【0005】又、従来の丸編機において、編成に供され
る複数の糸パッケージは丸編機の機台上方に同心円状に
配置され、丸編機の生産性向上のために丸編機の多給糸
化が進むことにより、所要の糸パッケージ個数が増大す
る傾向があり、一方糸パッケージのラージパッケージ化
が進んだため、重量のある糸パッケージを機台上方に配
置する作業が困難になってきた。
【0006】そこで、製織工場の整経機用のクリールの
様なクリールを丸編機の糸パッケージ供給手段に用いる
様になったが、これら複数の糸パッケージが装架された
クリールでは空気中に浮遊する風綿がクリールやクリー
ル中の糸パッケージに堆積し、そのまま放置すると糸パ
ッケージから巻戻されて丸編機に向けて走行する糸に前
記風綿が付着して編物中に編込まれ、編物欠点が生ず
る。
【0007】そこで、天井に扇風機、モーターファンを
配置したり、トラベラーリングファンの様なクリールに
対する各種の風綿除去装置が用いられているが、これら
の方法ではクリールにおける風綿の除去が不充分である
と共に、編機室内に風綿が飛散して丸編機等に悪影響を
及ぼしたり、丸編機に向けて走行する糸に搖れを与える
等の欠点を有していた。
【0008】一方、クリールの周囲を板状パネルで囲む
ハウジングを設け、その中で上方から吹出し空気をクリ
ール及び糸パッケージに与え、下方に配置した集塵機で
吹払れた風綿を除去する方法が提案されたが、かかる方
法ではハウジングが板状パネルで形成されているので、
クリール上の糸パッケージが費消されて空ボビンになっ
た時に行う満管糸パッケージの交換作業中に、糸パッケ
ージ前面のパネルを取外す作業が必要となり、従って丸
編機の編成作業時にクリールにおける糸パッケージの交
換作業に余分の人手を要する欠点を有していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、丸編機及び
該丸編機とクリールから成る編物製造装置で発生する風
綿を回収して糸切れを防止したり、製品の品質を保持し
たり、作業環境を向上させ、又風綿回収可能と成した糸
供給部であるクリールにおいても糸パッケージの交換作
業を簡易に行える様にした丸編機及び編物製造装置にお
ける集塵・除去装置を提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、編物製造装置で発生する風綿により製品の品
質低下等が発生する課題、及びクリールにおいて風綿回
収と糸パッケージの交換作業容易化が両立しない課題に
鑑み、丸編機においては、丸編機の上部に下面開口のア
ウターケーシングを設け、該アウターケーシング内に底
板及び円筒状のフィルターを有する集塵体を設けると共
に、アウターケーシングに吸引装置を設け、又丸編機の
編成部と集塵体間に円筒部を有する調整板を設けること
によって、編成部から風綿含有空気を吸引して集塵体の
フィルターで清浄化する。
【0011】又、調整板の円筒部の上部外方にリング板
を固設することによって、編成部以外の給糸装置近傍か
らも風綿含有空気を吸引して清浄化し、又回転自在と成
したフィルターの内面側に吹出ノズルを、外面側に吸引
作用される回収ノズルを夫々設けることによって、フィ
ルターに吸着した風綿を回収してフィルターの吸着能力
を復元する様にしている。
【0012】又、糸供給部であるクリールにおいては、
クリールを配置したハウジングの糸パッケージ着脱面を
可撓性のカーテンで被覆することによって、糸パッケー
ジの交換作業を容易化し、又ハウジング上方に送風装置
を、下方に集塵機を設置することによって、クリールに
おいて発生する風綿を回収し、又集塵機のフィルターに
対するフィルター清掃装置を設けると共に、該フィルタ
ー清掃装置を回収ボックスに連結することによって、フ
ィルターの吸着能力を復元する様にして、上記課題を解
決せんとしたものである。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る全体一連の集塵・除去装置2
を装備した編物製造装置であり、該編物製造装置1は夫
々に集塵部3、4を有した丸編機5及び糸供給部6から
構成している。
【0014】7は丸編機5の編成部であり、該編成部7
は床面設置した複数の脚体8、8a…により支持されたベ
ッド9の上方に設置され、編成部7は図示しないがシリ
ンダー針部、ヤーンキャリア部、シンカー部等を装備し
ている。
【0015】10、10a …はベッド9上に立設した複数本
のポストであり、該ポスト10、10a…の上部にはその内
方側に支持腕11、11a …を水平突設すると共に、該支持
腕11、11a …の上部外方側に第2支持腕12、12a …を水
平突設している。
【0016】13、13a …は第2支持腕12、12a …の上部
に設けた水平部材であり、該水平部材13、13a …は天井
から垂下した支持部材14、14a …により同時に保持され
ており、又夫々のポスト10、10a …及び第2支持腕12、
12a …には給糸装置15、15a…を編成部7の各給糸口に
対応して上下に配置している。
【0017】又、上記丸編機5の給糸装置15、15a …と
糸供給部6間には複数の糸導入パイプ16、16a …を設置
し、糸供給部6から多数本の糸を同時供給する様に成し
ている。
【0018】17は丸編機5の編成部7上部に設けた集塵
部3のアウターケーシングであり、該アウターケーシン
グ17はポスト10、10a …の支持腕11、11a …上に載置さ
れると共に、アウターケーシング17の円筒外周面に窓部
18、18a …を設け、又アウターケーシング17の下部に、
開口半径φ1の開口部19を有する様なリング状の閉塞枠
体20を設けて、集塵部3の吸引側21と成している。
【0019】22はアウターケーシング17の天板23に開設
した排気側24の開口部であり、該開口部22に臨む様に、
天板23に固設した支持枠体25を介して軸流ファンから成
る吸引装置26を取付けている。
【0020】27はアウターケーシング17の内部に回転自
在に設置した集塵体であり、該集塵体27は円形状の底板
28の上方対向位置にリング状の上方枠体29を所定間隔棒
状の支持部30、30a …で支持固定し、底板28の外周部で
上方枠体29との間に円筒状のフィルター31を立設固定
し、集塵体27の上部をアウターケーシング17の天板23下
面に接する様に、取付部材32、32a …を介してアウター
ケーシング17内部に保持している。
【0021】尚、上記集塵体27の円筒状フィルター31の
外周半径φ2は、上記アウターケーシング17下部の開口
部19の開口半径φ1より大径と成している。
【0022】33は集塵体27の中央部でアウターケーシン
グ17の天板23に垂下固定した取付軸に設けた駆動モータ
ーであり、該駆動モーター33により集塵体27を回転自在
と成し、又アウターケーシング17の外周側壁と集塵体27
のフィルター31外周面間を所定間隔の吸引流路34と成し
ている。
【0023】尚、上記集塵体27におけるフィルター31は
底板28と固定されて回転する様に成しているが、集塵体
27の底板28をアウターケーシング17に対して固定状態に
すると共に、フィルター31をエンドレス帯状と成しガイ
ドローラー等で支持して底板28に対して回転移動する様
に成しても良い。
【0024】又、上記フィルター31は上記のものに限ら
ず、2分割以上の分割体を連結したものでも良く、フィ
ルター31に穿設した多数の通気孔の大きさは1インチ当
り20〜40メッシュが好ましく、最も好ましいのは3
0メッシュであり、又フィルター31に代えて同程度の網
目を有する金網又はパンチングプレートを使用しても良
い。
【0025】35はアウターケーシング17内所定個所に設
けたフィルター清掃装置であり、該フィルター清掃装置
35は、アウターケーシング17内に設けた集塵体27のフィ
ルター31の内側に配置され、フィルター31の外面に堆積
した風綿を内側から吹落す空気流を発生する吹出ノズル
36と、フィルター31の外側でアウターケーシング17内の
吸引流路34内に吹出ノズル36の対向位置に配置され、吹
出ノズル36で吹落された風綿を収集して外部排出する回
収ノズル37とから構成している。
【0026】38は編物製造装置1の集塵・除去装置2に
おける回収ボックスであり、該回収ボックス38は丸編機
5の集塵部3及び糸供給部6の集塵部4の両者に対して
吸引作用を付与する様に成している。
【0027】又、回収ボックス38の内部にはフィルター
39及びファン40を内装し、回収ボックス38の吸入口41と
丸編機5に設置した集塵体27に対応するフィルター清掃
装置35の回収ノズル37を吸入パイプ42で連結して、回収
ノズル37に吸引作用を付与し、又回収ノズル37に対向す
る吹出ノズル36にはパイプ43を介して圧縮空気を供給す
る様に成している。
【0028】44、44a …は丸編機5上部に設けた水平部
材13、13a …の先端で給糸装置15、15a …の外側に設け
た送風装置であり、該送風装置44、44a …は水平部材1
3、13a …の先端の連結部材45、45a …を介して上下動
角度調整自在で、丸編機5上部中央方向にその送風方向
を指向させて取付け、必要に応じて送風装置44、44a …
を給糸装置15、15a …の外周側で回転自在と成してい
る。
【0029】46は丸編機5の編成部7上部と丸編機5用
の集塵部3間に設けた調整板であり、該調整板46は丸編
機5の編成部7に対向する吸入口47を有する円筒部48上
端に外方突出する鍔状のリング板49を一体構成して成
り、円筒部48に固設した支承部材50、50a …の先端部を
丸編機5のポスト10、10a …に上下動自在に取付けてい
る。
【0030】又、丸編機5の編成部7の上部に支持基部
51を設けると共に、該支持基部51に取付けた駆動部52を
調整板46の支承部材50、50a …に連繋し、調整板46を自
動で上下動させる様に成している。
【0031】尚、調整板46におけるリング板49の幅であ
る外方突出量、及びアウターケーシング17の閉塞枠体20
と調整板46の上面間で形成される吸引流路53の高さは、
給糸装置15、15a …及び送風装置44、44a …の位置等で
決定し、又調整板46の上下動は自動式に限らず手動式と
成しても良い。
【0032】次に、編物製造装置1における糸供給部6
及びその集塵部4を説明すると、54は糸供給部6のハウ
ジングであり、該ハウジング54内に複数の糸パッケージ
55、55a …を装着したクリール56、56a を基台57上に2
組配置し、又ハウジング54の外側面である糸パッケージ
着脱面を可撓性のカーテン58、58a で被覆している。
【0033】59はハウジング54の中央上方に配置したレ
ールであり、該レール59に送風ファンから成る送風装置
60を黒矢印X1、X2方向であるハウジング54の長手方
向に移動自在に取付け、又ハウジング54の中央下方の基
台57にクロスフローファンから成る吸引ファン61、61a
…を内蔵した集塵機62を設置している。
【0034】上記集塵機62において、基台57の中央に設
けた取付凹部63内に集塵機62のケーシング64を設置し、
該ケーシング64の上面65及び側面66を開口すると共に、
上面65を被覆し循環移動するフィルター67を設け、吸引
ファン61、61a …の作動によりケーシング64の上面65か
ら吸引してフィルター67で清浄化し、側面66及び基台57
から清浄化空気を排気する様に成している。
【0035】又、糸供給部6の集塵部4の他の実施例と
しては、ハウジング54の下方部に設置した集塵機62は同
一構成と成すと共に、上方部の送風装置60をクロスフロ
ーファン68、68a …を内蔵した送風機69と成し、集塵機
62と同一構成のものを横置きで糸供給部6の上部に設置
している。
【0036】即ち、側面70及び下面71を開口したケーシ
ング72内に複数のクロスフローファン68、68a …を設置
し、側面70に対しフィルター73を被覆し循環移動する様
に成し、清浄化された空気を下面71からハウジング54内
のクリール56、56a へ吹出している。
【0037】74は糸供給部6の上下に設置した集塵機62
及び送風機69のフィルター67、73に対するフィルター清
掃装置であり、フィルター67、73に接触する様に回収ノ
ズル75を設置し、例えば円筒状の吸引筒76の外周軸線方
向にスリット77を開口すると共に、吸引筒76の所定個所
に吸引作用される連結部78を設けている。
【0038】79は糸供給部6の集塵部4用の吸入パイプ
であり、該吸入パイプ79の両端は回収ボックス38の吸入
口80とフィルター清掃装置74の連結部78に接続し、フィ
ルター67、73に対するフィルター清掃装置74の回収ノズ
ル75に吸引作用を付与している。
【0039】次に、丸編機における集塵・除去装置の作
用について説明すると、先ず、糸供給部6のクリール5
6、56a から供給される糸を一定張力で丸編機5の編成
部7に供給する給糸装置15、15a …近傍で発生、堆積し
た風綿は、送風装置44、44a …による送風作用及びアウ
ターケーシング17の吸引装置26による吸引作用により、
図中矢印で示す様にアウターケーシング17下面の閉塞枠
体20と調整板46のリング板49間で形成される吸引流路53
に吸引される。
【0040】続いて、閉塞枠体20の開口部19を経由して
Uターンする如くアウターケーシング17内で外周方向に
流通し、アウターケーシング17内部におけるアウターケ
ーシング17と集塵体27の間で形成された吸引流路34に流
通し、集塵体27のフィルター31を通過する時に、風綿含
有空気は濾過され、清浄化された空気は吸引装置26によ
りアウターケーシング17の天板23に開設した開口部22か
ら編機室へ還流される。
【0041】又、丸編機5の編成部7で発生した風綿に
対し、吸引装置26の吸引作用は調整板46の円筒部48を介
して作用し、かかる風綿が吸引されてアウターケーシン
グ17の開口部19で給糸装置15、15a …からの風綿含有空
気に合流し、上述と同様の作用で清浄化される。
【0042】又、風綿含有空気を清浄化するフィルター
31に付着した風綿に対し、フィルター31の内側に配置し
た吹出ノズル36から圧縮空気を吹出して風綿を吹落すと
共に、吹出ノズル36の対向位置に設置した回収ノズル37
で風綿を回収し、フィルター31の吸着能力を復元する。
【0043】又、編物製造装置における糸供給部単独の
集塵・除去装置の作用について説明すると、丸編機5を
作動させている時には、糸供給部6における集塵部4の
送風装置60及び集塵機62を同時に作動させ、左右動する
送風装置60から吹き出される空気流Y1は糸パッケージ
55、55a …上及びクリール56、56a 上の風綿を吹払いな
がら矢印Y2の方向で下方へ流れて集塵機62に到達し、
空気中からフィルター67で風綿を除去し、清浄な空気だ
けが矢印Y3の方向で編機室の中に還流される。
【0044】尚、ハウジング54中のクリール56、56a に
装架された糸パッケージ55、55a …が空になって新しい
満管糸パッケージに交換する時には、可撓性のカーテン
58、58a を上方に巻上げて、糸パッケージ55、55a …の
着脱面を露出して行う。
【0045】又、送風装置60に代えて送風機69を使用し
た時には、ハウジング54の長手方向全体に吹払い空気流
を同時に発生させて風綿を集塵機62で回収し、又集塵機
62及び送風機69においてそのフィルター67、73に風綿が
堆積した時には、回収ボックス38の吸引作用で回収ノズ
ル75のスリット77からフィルター67、73に付着した風綿
を回収し、フィルター67、73の吸着能力を復元する。
【0046】次に編物製造装置全体における集塵・除去
装置の作用について説明すると、編物製造装置1の集塵
・除去装置2における回収ボックス38は、丸編機5及び
糸供給部6の一方又は両方の集塵部3、4に対して吸引
作用を付与し、上述した様に丸編機5及び糸供給部6に
おける風綿吸着及び空気清浄化を行った時に、集塵部
3、4のフィルター31、67、73には風綿が堆積し、一方
風綿を回収ボックス38による吸引力は回収ノズル37、75
に作用し、フィルター31、67、73に堆積した風綿を回収
ボックス38内に回収する。
【0047】尚、フィルター31、67、73に堆積した風綿
回収に際して、フィルター31、67、73を移動させながら
吸着能力の復元を行い、又風綿含有空気の清浄化時にフ
ィルター31、67、73を停止させる様に、一般的にはフィ
ルター31、67、73を間欠移動させる。
【0048】
【発明の効果】要するに本発明は、丸編機5の上部に下
面開口のアウターケーシング17を設け、該アウターケー
シング17内に底板28及び円筒状のフィルター31を有する
集塵体27を設け、アウターケーシング17に吸引装置26を
設けると共に、アウターケーシング17の外周側壁とフィ
ルター31間に吸引流路34を設けたので、丸編機5の編成
部7及び給糸装置15、15a …に対して吸引作用を付与し
て風綿含有空気をフィルター31に吸引して風綿を回収す
ることが出来、風綿による糸切れ、製品の品質低下を防
止することが出来る。
【0049】又、丸編機5の編成部7の上部に設けた調
整板46の下方部を円筒部48と成したので、丸編機5の編
成部7に対して円滑に吸引作用を付与することが出来
て、丸編機5の編成部7から発生する風綿を効率よく回
収することが出来、又円筒部48の上部外方にリング板49
を固設したので、該リング板49とアウターケーシング17
の閉塞枠体20との間に発生する吸引流路53で給糸装置1
5、15a …に対して効率よく吸引作用を付与することが
出来、又回転自在と成したフィルター31の内面側に吹出
ノズル36を、外面側に回収ノズル37を夫々設け、該回収
ノズル37を回収ボックス38に連結したので、フィルター
31に堆積した風綿を吹出ノズル36及び回収ノズル37の相
乗作用で回収してフィルター31の吸着能力を復元するこ
とが出来、又フィルター31は回転自在であることによ
り、吹出ノズル36及び回収ノズル37をアウターケーシン
グ17等に対して固定状態と出来るために、回収ボックス
38と回収ノズル37を直結することが出来て、構造を簡易
にすることが出来る。
【0050】又、フィルター31の外周半径φ2を、アウ
ターケーシング17下部の開口部19の開口半径φ1より大
径と成したので、予期しない故障でフィルター31に対す
る吸引作用が停止した時に、フィルター31外周面に堆積
した風綿が落下してもアウターケーシング17下部の閉塞
枠体20上に落下し、丸編機5内に落下せず、機器停止時
に編物に風綿が落下付着することを防止出来る。
【0051】又、丸編機5への糸供給部6において、ハ
ウジング54内にクリール56、56a を配置すると共に、糸
パッケージ着脱面を可撓性のカーテン58、58a で被覆し
たので、糸供給部6から発生する風綿を糸供給部6から
外部飛散することを防止出来ると共に、カーテン58、58
a を巻上げる操作だけでクリール56、56a に接近出来
て、糸パッケージ55、55a …の交換を短時間且つ容易に
実施することが出来、又ハウジング54上方に送風装置60
を設置すると共に、ハウジング54内下方に集塵機62を設
置したので、ハウジング54内で風綿の吹払いと除去を行
って丸編機5への風綿飛散を防止することが出来ると共
に、かかる作業の空気流はハウジング54内で発生してい
るために、糸パッケージ55、55a …から丸編機5の編成
部7へ走行する糸を搖らすことがなく、安定的に丸編機
5へ糸を供給することが出来、又集塵機62のフィルター
67に対するフィルター清掃装置74を設けると共に、該フ
ィルター清掃装置74を回収ボックス38に連結したので、
集塵機62のフィルター67に付着した風綿を回収してフィ
ルター67の吸着能力を復元することが出来る。
【0052】又、丸編機5と糸供給部6における集塵体
27と集塵機62のフィルター31、67の復元力である吸引力
は回収ボックス38で兼用することが出来て回収ボックス
38の設備、設置スペースの低減化を図ることが出来、且
つ丸編機5と糸供給部6に集塵部3、4を夫々設けて編
物製造装置1を設置する編機室の風綿発生個所に集塵・
除去装置2を夫々設置することにより、両者の共同作用
効果で編機室をクリーン化することが出来る等その実用
的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る編物製造装置の正面図である。
【図2】丸編機の正面図である。
【図3】図2の要部平面図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】糸供給部の略示斜視図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】他の実施例である糸供給部の略示斜視図であ
る。
【図8】図7の側面図である。
【図9】集塵機の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
5 丸編機 6 糸供給部 7 編成部 17 アウターケーシング 26 吸引装置 27 集塵体 28 底板 31 フィルター 34 吸引流路 36 吹出ノズル 37 回収ノズル 38 回収ボックス 46 調整板 48 円筒部 49 リング板 54 ハウジング 56、56a クリール 58、58a カーテン 60 送風装置 62 集塵機 67 フィルター 74 フィルター清掃装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸編機の上部に下面開口のアウターケー
    シングを設け、該アウターケーシング内に底板及び円筒
    状のフィルターを有する集塵体を設け、アウターケーシ
    ングに吸引装置を設けると共に、アウターケーシングの
    外周側壁とフィルター間に吸引流路を設け、又丸編機の
    編成部の上部に設けた調整板の下方部を円筒部と成すと
    共に、該円筒部の上部外方にリング板を固設し、回転自
    在と成したフィルターの内面側に吹出ノズルを、外面側
    に回収ノズルを夫々設け、該回収ノズルを回収ボックス
    に連結したことを特徴とする丸編機における集塵・除去
    装置。
  2. 【請求項2】 フィルターの外周半径を、アウターケー
    シング下部の開口部の開口半径より大径と成したことを
    特徴とする請求項1の丸編機における集塵・除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の丸編機への糸供給部に
    おいて、ハウジング内にクリールを配置すると共に、糸
    パッケージ着脱面を可撓性のカーテンで被覆し、ハウジ
    ング上方に送風装置を設置すると共に、ハウジング内下
    方に集塵機を設置し、該集塵機のフィルターに対するフ
    ィルター清掃装置を設けると共に、該フィルター清掃装
    置を回収ボックスに連結したことを特徴とする編物製造
    装置における集塵・除去装置。
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