JPH0713322U - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
- Publication number
- JPH0713322U JPH0713322U JP4425993U JP4425993U JPH0713322U JP H0713322 U JPH0713322 U JP H0713322U JP 4425993 U JP4425993 U JP 4425993U JP 4425993 U JP4425993 U JP 4425993U JP H0713322 U JPH0713322 U JP H0713322U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- diaper
- liquid
- elastic
- sheet
- Prior art date
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- Granted
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 股下部に起立可能なフラップを有する使い捨
ておむつ着用時の違和感を少なくする。 【構成】 使い捨ておむつ1の対向側に表面シート2上
面からの起立性向を有する伸縮性フラップ6を設け、こ
のフラップ6をおむつ1の内側へ倒伏し、接合剤14を
介して表面シート2に接合する。接合剤14には、体液
に触れてその接合力を失うものを使用する。
ておむつ着用時の違和感を少なくする。 【構成】 使い捨ておむつ1の対向側に表面シート2上
面からの起立性向を有する伸縮性フラップ6を設け、こ
のフラップ6をおむつ1の内側へ倒伏し、接合剤14を
介して表面シート2に接合する。接合剤14には、体液
に触れてその接合力を失うものを使用する。
Description
【0001】
この考案は使い捨ておむつに関する。
【0002】
従来、使い捨ておむつの対向側のそれぞれに表面シート上面からの起立性向を 有する伸縮性フラップを設ける技術は公知である。例えば、米国特許第4,70 4,116号公報には、対向側のそれぞれにおいて表面シートにタックを設けて タック上縁に伸長した弾性リボンを貼着することにより伸縮性フラップとする技 術が開示されている。また、米国特許第4,695,278号公報には、別部材 である伸縮性の帯状シートをおむつ本体の表面シート上面に接合して伸縮性フラ ップとする技術が開示されている。
【0003】
前記公知技術の使い捨ておむつは、これを着用したときに長手方向へ湾曲する と、例えば弾性リボンが収縮し、それに伴いフラップは表面シート上面から起立 する。かくして、このフラップは表面シート上を幅方向へ流動する体液をせき止 めるバリヤーとなって、いわゆる横漏れを防止する。ところが一方では、股下部 でフラップが起立することによって、おむつを着用したときの違和感が殊更に強 調されるという問題がある。
【0004】 そこで、この考案は起立性向を有するフラップの上縁を一時的に表面シートに 接合し、その際の接合剤に、例えば体液に溶解してその接合力を失うものを使用 することにより、前記従来技術の問題を解決することを課題にしている。
【0005】
この考案が前記課題を解決するために手段とするところは、以下のとおりであ る。
【0006】 この考案においては、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性 コアが介在してなるおむつ本体と、この本体の対向側のそれぞれに設けられ表面 シート上面からの起立性向を有する伸縮性フラップとからなる使い捨ておむつが 前提である。
【0007】 かかる前提において、フラップの上縁が本体の内側へ倒伏され、排泄された体 液に触れるとその接合力を失う接合剤を介して表面シート上面に接合されている ことがこの考案の特徴である。
【0008】
このように構成したおむつにおいては、フラップが倒伏されており、着用時の 違和感を募らせることがない。体液が排泄されると、その水分に接合剤が溶解し 、フラップは表面シートから分離して起立し、体液の横漏れを防止する本来の機 能を発揮する。
【0009】
この考案に係る使い捨ておむつの詳細を添付の図面を参照して説明すると、以 下のとおりである。
【0010】 図1は、伸展した状態にある使い捨ておむつ1の部分破断斜視図である。おむ つ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート3と、これら両シート2, 3間に介在する吸液性コア4とからなるおむつ本体5、および本体5の対向側の それぞれに設けた伸縮性フラップ6によって構成されている。また、おむつ1の 後身頃の対向側には、前身頃と後身頃とを連結するためのテープファスナ7が取 り付けてある。
【0011】 おむつ1において、表裏面シート2,3はコア4の側縁と端縁とから延出し、 その延出する部分は互いに接合してサイドフラップ10とエンドフラップ11と を形成している。伸縮性フラップ6は、その外側縁と端縁とがホットメルト接着 剤8による接合線を介してサイドフラップ10とエンドフラップ11の表面シー ト2に接合している。伸縮性フラップ6の内側縁は自由縁であって、その長手方 向に伸長下の弾性部材13が貼着してあり、伸縮性を有する。また、内側縁の長 手方向中央部が、水溶性の澱粉のり14を介して表面シート2の上面に一時的に 接着してある。
【0012】 図2は、図1のX−X線端面図である。表裏面シート2,3はホットメルト接 着剤9を介して互いに接合し、伸縮性フラップ6の内側縁は接着剤8を介して表 面シート2に接合している。伸縮性フラップ6は、1枚のシートを内側で二つ折 りにして重ね合わせ、かつ、互いに接着してあるが、そのための接着剤の図示は 省略してある。
【0013】 このように構成したおむつ1を着用すると、おむつ1は内方へ湾曲し、それに 伴い伸縮性フラップ6は収縮し、内側縁を上縁とするように表面シート2から起 立しようとするが、澱粉のり14による接着によってその起立が一時的に阻まれ ている。そこへ尿が排泄されると、澱粉のり14は尿に溶解してその接着力を失 い、図2の仮想線で示すように、伸縮性フラップ6が矢印A方向へ起立し、尿そ の他の排泄物の横漏れを防止するバリヤーとしての機能を発揮するとともに、表 面シート2との間に内側に向かって開口するポケット15を形成し、そこに排泄 物を収容することができる。
【0014】 おむつ1において、澱粉のり14は、ポリビニルアルコールやCMCなどの水 溶性のりに代えることができる他に、排泄された体液を吸収して膨潤し、その接 合力を失うような接合剤に代えることもできる。表面シート2には、不織布や開 孔プラスチックフィルムを使用することができる。裏面シート3には、ポリエチ レンフィルムなどのプラスチックフィルムを使用することができる。吸液性コア 4には、粉砕パルプや粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物などを使用する ことができる。伸縮性フラップ6には、不透液性から透液性に至る各種の不織布 やプラスチックフィルムに弾性部材13を伸長下に貼着したものを使用すること ができるが、それらに代えてエラストマーからなるフィルムやゴムシートなどの 伸縮性シートを使用することもできる。
【0015】
この考案においては、伸縮性フラップを表面シート上に倒伏し、それら両者を 体液によって分離可能に一時的に接合したから、伸縮性フラップが、おむつの着 用時の違和感を募らせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸長した状態にある使い捨ておむつの部分破断
斜視図。
斜視図。
【図2】図1のX−X線端面図。
1 使い捨ておむつ 2 表面シート 3 裏面シート 4 吸液性コア 6 伸縮性フラップ 14 接合剤
Claims (1)
- 【請求項1】透液性表面シートと不透液性裏面シートと
の間に吸液性コアが介在してなるおむつ本体と、該本体
の対向側のそれぞれに設けられ前記表面シート上面から
の起立性向を有する伸縮性フラップとからなる使い捨て
おむつにおいて、 前記フラップの上縁が前記本体の内側へ倒伏され、排泄
された体液に触れるとその接合力を失う接合剤を介して
前記表面シート上面に接合されていることを特徴とする
前記おむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044259U JP2586743Y2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044259U JP2586743Y2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713322U true JPH0713322U (ja) | 1995-03-07 |
JP2586743Y2 JP2586743Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12686523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044259U Expired - Lifetime JP2586743Y2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586743Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009532170A (ja) * | 2006-04-05 | 2009-09-10 | エスセーアー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー | 漏出バリアを備えた吸収用品 |
JP2016112258A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 花王株式会社 | 使い捨ておむつ |
JP2019180672A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | ユニ・チャーム株式会社 | 衛生用品の製造方法及び衛生用品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02107249A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-04-19 | Kao Corp | つかいすておむつ |
JPH0584322U (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-16 | 王子製紙株式会社 | 使いすて着用物品 |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP1993044259U patent/JP2586743Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02107249A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-04-19 | Kao Corp | つかいすておむつ |
JPH0584322U (ja) * | 1992-04-22 | 1993-11-16 | 王子製紙株式会社 | 使いすて着用物品 |
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CN111902111A (zh) * | 2018-04-06 | 2020-11-06 | 尤妮佳股份有限公司 | 卫生用品的制造方法以及卫生用品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586743Y2 (ja) | 1998-12-09 |
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Legal Events
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