JPH0713238B2 - 皿洗い機用洗剤組成物 - Google Patents

皿洗い機用洗剤組成物

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JPH0713238B2
JPH0713238B2 JP63298004A JP29800488A JPH0713238B2 JP H0713238 B2 JPH0713238 B2 JP H0713238B2 JP 63298004 A JP63298004 A JP 63298004A JP 29800488 A JP29800488 A JP 29800488A JP H0713238 B2 JPH0713238 B2 JP H0713238B2
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    • C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16—Organic compounds
    • C11D3/38—Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386—Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/38—Cationic compounds
    • C11D1/62—Quaternary ammonium compounds

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は皿洗い用組成物、より特定的には皿洗い機を用
いて低温で洗浄する場合に使用するのに適した組成物に
係わる。
汚れた皿及び料理器具を機械で洗浄する場合に使用され
る洗剤組成物は当業者に良く知られている。この種の組
成物は通常、アルカリ金属のケイ酸塩、リン酸塩及び炭
酸塩のようなアルカリ金属無機塩の混合物を含み、任意
に漂白剤と微量の低起泡性非イオン洗浄活性物質も含む
粉末からなる。機械的洗浄作用は通常、高圧ポンプ又は
高速プロペラによって生じる噴流によって得られる。機
械を適確に作動させるためには、前記組成物がほぼ又は
完全に非起泡性であることが不可欠である。
当業者に公知の洗剤組成物は55℃〜65℃の浴温度で最大
の効果を示すことが判明した。油脂汚れを除去するため
にはこのような高温が必要なのである。この種の組成物
はあらゆる汚れ、焼け焦げ、澱粉状性物質、着色物等を
除去するように、但しガラス、陶磁器及び金属の食器に
腐食作用を及ぼすことがないように調製される。これら
の組成物はまた、洗浄した表面に膜及び斑点を実質的に
形成しないようなものでなければならない。
エネルギ節減のためには、皿洗いを低温で行うことが望
ましい。例えば、洗浄温度を50℃にすると65℃の場合と
比べて、エネルギが洗浄１時間当たり0.6kw節減され
る。しかしながら、従来の洗剤はこのような低温では汚
れ、特に脂肪性の汚れを落とす能力が著しく低下するた
め、低温では使用できない。総ての洗浄を、50℃の洗浄
温度で実施されるいわゆる「省エネ」サイクルで行うこ
とができれば、それは極めて望ましいことである。
欧州特許第171 006号、第171 007号及び第171008号に
は、第１アルキルアミン、長鎖エポキシアルカン及びア
ルカノールを含む低温皿洗い機用組成物に使用するため
の種々の添加物が開示されている。
本発明者は、従来の洗剤組成物に或る種の物質を添加す
ると、起泡の増加を伴うことなく、それらの洗剤組成物
の低温での洗浄能力が向上し得ることを発見した。
そこで本発明は、下記の一般式 で示される第４アンモニウム塩を含む皿洗い機用洗剤組
成物を提供する。
前記式中、R1、R2及びR3は互いに同じか又は異なってい
てよいアルキル鎖を表し、該分子中の総エトキシル化値
（total ethoxylation value）は５以上、好ましくは10
以上であり、X-は陰イオンを表し、前記アルキル基のう
ち少なくとも１つはG8〜C26基を表す。各式の異性変形
例もその式の範囲内に含まれる。
基R1、R2及びR3は直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ア
リール、アルカアリール、又は複素環式基であり得る。
前記基は置換、例えばエチレン結合、アセチレン結合に
よって結合もしくは共役されていてもよく、あるいはカ
ルボニルエステル及びアミド基、ハロゲン及びニトロ基
で任意に置換され得る。
R1、R2及びR3のうち２つ以上は第４窒素原子と共に複素
環を形成し得る。
陰イオンX-としては前記第４アンモニウム化合物に適合
した任意の陰イオン、例えば塩素、臭素、ヨウ素、硫
酸、酢酸及びリン酸イオンを使用できる。好ましいのは
ハロゲンイオン、特に塩素イオンである。
本明細書中、符号EOは基−CH2−CH2−Ｏ−、又は末端に
ある場合には基−CH2−CH2−OHを意味する。
従来の皿洗い機用洗剤組成物は一般に、比較的アルカリ
性の無機塩、例えばアルカリ金属リン酸塩、アルカリ金
属ケイ酸塩及びアルカリ金属炭酸塩を有意量含む他、活
性塩素もしくは酸素を供給する漂白系、及び例えばタン
パク質分解酵素及び／又は澱粉分解酵素並びに起泡低下
及び湿潤用非イオン界面活性剤の任意成分を含む。
より限定された観点から言えば、本発明では特に低温で
従来の組成物以上の効果を示す皿洗い機用組成物を調製
できることが判明した。これらの組成物は無機塩、漂白
剤、酵素及び任意的非イオン界面活性剤をベースとし、
これに前述のごとき第４塩を一種類以上加えたものから
なる。
前述のごとき化合物を添加すると、汚れた食器から脂肪
汚れを除去する能力が増加することが判明した。即ち、
この種の添加物は硬い面から脂肪を滑り落とすことがで
きるのである。これらの添加物は更に、抗細菌作用も示
すという利点を有する。従って、これらの添加物を含む
組成物で洗浄した物体は細菌残留量に関してはより高い
清浄度を示すことになる。
好ましい添加物は前記式中R1及びR2の１つがメチル及び
／又はブチル基であり、平均エトキシル化値が10〜20の
化合物である。好ましい長鎖基はC10〜C18基である。
特に好ましい添加物は、 R1＝Me、R2はココナッツ油から誘導される脂肪酸残基、
ｘ＋ｙ＝15 及び R1＝Me、R2＝ステアリル、ｘ＋ｙ＝15のものである。
［この種の添加物は夫々Ethoquad C25及びHT25の商品名
で市販されている（Akzo,Italy）。］ 組成物中の添加物含量は0.5〜20重量％、特に２〜12重
量％にし得る。
本発明の皿洗い機用組成物は、適当なアルカリ度及び緩
衝能力を与えるのに適した塩を１種類以上含み得る。例
えば、本発明の組成物はビルダー及び充填剤としての有
機及び／又は無機塩、例えばアルカリ金属のケイ酸塩特
にメタケイ酸塩、炭酸塩、ホウ酸塩、クエン酸塩、カル
ボキシメチルオキシコハク酸塩、ニトリロトリ酢酸塩及
びエチレンジアミノテトラ酢酸塩、並びに高分子電界
質、例えばポリアクリレート、ポリメタクリレート及び
ポリマレエートを含み得る。高分子電界質の含量は０〜
20重量％にし得る。具体例としては、 Sokalan CP5、Sokalan CP7、Gantrez及びBuilder Uが挙
げられる。分子量は1,000〜5,000,000であってよい。ま
た、前記塩を互いに組合わせたもの、又は硫酸ナトリウ
ムのような不活性充填剤としての塩と組合わせたものを
使用することもできる。
前記塩の量は組成物の10〜90重量％にし得、通常は30〜
70重量％にする。
本発明の組成物は更に漂白成分も含み得る。この漂白成
分は酸素放出系でも塩素放出系でもよい。適当な塩素放
出系漂白剤には良く知られたアルカリ金属次亜塩素酸塩
及び塩素化シアヌル酸塩がある。本発明の組成物は１種
類以上の酵素成分も含み得、その場合には、これら酵素
成分を例えばカプセル化によって前述のごとき塩素放出
系漂白剤の作用から防護するか、又はより好ましい方法
として酵素放出系漂白剤を使用する必要がある。本発明
で使用するのに特に適した漂白剤は過ホウ酸ナトリウム
四水和物もしくは一水和物のような過酸素塩、過炭酸塩
及び過ケイ酸塩である。この種の過酸塩を対応漂白活性
剤と組合わせたものも有利に使用し得る。
過酸素塩用活性剤は、溶液中で過酸素塩と反応して効果
的な漂白剤である有機過酸素酸を形成する有機化合物で
ある。この種の活性剤の具体例は当業者に多数知られて
いる。本発明で使用するのに適した活性剤はテトラアセ
チルエチレンジアミン、テトラアセチルグリコールウリ
ル、グルコースペンタアセテート及びキシローステトラ
アセテートである。
過酸素塩の含量は通常組成物全体の25重量％以下、特に
３〜15重量％にする。
漂白剤用活性剤も含む場合には、過酸素塩対活性剤の比
を8:1〜1:1、好ましくは4:1〜1.5:1にする。
任意的ではあるが、本発明の組成物は界面活性剤も含む
のが好ましい。但し、この界面活性剤は本質的に非イオ
ン系でなければならない。特に、アルコキシ部分がエチ
レンオキシド、プロピレンオキシド及び／又はブチレン
オキシド、あるいはこれらの混合物からなるようなアル
コキシ化非イオン系界面活性剤の中から選択した低起泡
性乃至非起泡性の非イオン系界面活性剤を使用し得る。
本発明で使用するのに適した好ましい低起泡性乃至非起
泡性非イオン系界面活性剤の具体例としては、ICI Comp
anyからSynperonic LF/RA30及びSynperonic LF/RA40の
商品名で市販されているもの、BASF CompanyからLutens
ol LF403及びLutensol LF1300の商品名で市販されてい
るもの、並びにRohm ＆ Haas CompanyからTriton DF12
の商品名で市販されているものが挙げられる。
非イオン界面活性剤の量は洗浄力及び湿潤力が増加する
ように、且つ或る種のタンパク質汚れに起因する過度の
起泡が減少するか又は抑制されるように決定する必要が
ある。この量は一般的には組成物全体の0.2〜10重量
％、特定的には0.5〜５重量％にする。
本発明の組成物は別のタイプの界面活性剤、例えば陰イ
オン系又は陽イオン系界面活性剤を実質的に含まないこ
とが肝要である。
酵素は澱粉分解酵素、タンパク質分解酵素及び脂肪分解
酵素、又はこれらの混合物であってよい。本発明では細
菌から誘導した酵素を澱粉分解酵素として使用できる。
好ましい澱粉分解酵素は英国特許明細書第1,296,839号
に記載のもの、即ちBacillus licheniformis菌株NCIB80
61、NCIB8059、ATCC6334、ATCC6598、ATCC11945、ATCC8
480及びATCC9945Aから培養したものである。特に好まし
い酵素はNovo Industri A/S、Copenhagen,Denmarkによ
りTermamylという商品名で製造及び販売されている澱粉
分解酵素である。これらの澱粉分解酵素は通常顆粒形態
で販売されており、約２〜10マルトース単位/mgの活性
を有する。澱粉分解酵素の含量は一般的には0.1〜５重
量％、特定的には0.3〜1.5重量％にする。
本発明の組成物はタンパク質分解酵素も含み得、含む方
が好ましい。適当なタンパク質分解酵素の具体例として
は、B.Subtilis及びB.licheniformisの特定菌株から得
られるサブチリジン、例えばGist−Brocades NV,Delft,
Netherlandsから商品名Maxataseとして市販されている
もの、及びNovo Industri A/S、Copenhagen,Denmarkか
ら商品名Alcalaseで市販されているものが挙げられる。
特に好ましいのは８〜12のpH範囲で最大の活性を示すBa
cillus菌株から得たタンパク質分解酵素であって、Novo
Industri A/Sから商品名Esperase及びSavinaseで市販
されている酵素である。これらの酵素及び類似の酵素の
製造方法は英国特許第1243784号に記載されている。
これらのタンパク質分解酵素は通常顆粒形態で販売され
ており、約500〜1700グリシン単位/mgの酵素活性を有し
得る。タンパク質分解酵素の含量は通常0.1〜５重量
％、特に0.3〜1.5重量％にする。
本発明の組成物はヘクトライト及びモンモリロナイトの
ようなクレーも含み得る。これらのクレーは特にガラス
製品の面における斑点（spot）及び膜（film）の形成を
低下させる。
本発明の組成物は更に、皿洗い機用洗剤組成物に通常使
用されている有用な添加物、例えば酵素安定剤、ハイド
ロトロープ、香料、着色剤、殺菌剤、汚れ懸濁剤、アミ
ノポリホスホン酸及び該酸のアルカリ金属塩もしくはア
ルカリ土類金属塩、腐食防止剤、例えば脂肪酸、ベンザ
トリアゾール、等も含み得る。
本発明の組成物は従来の組成物より低いpHで効果を示す
ことが判明した。従って、本発明の組成物は、水１当
たり約3gの濃度で使用した場合に洗浄液のpHが７〜11.
5、好ましくは9.5〜11.0になるように調製する。
本発明の組成物を使用することによって得られるエネル
ギ節減は相当なものである。例えば、通常の皿洗い機で
は洗浄が65℃で実施されるが、この場合のエネルギ消費
量は洗浄１時間で1.8kWである。本発明の組成物を使用
すれば洗浄を50℃（洗浄１時間当たり1.2kW）、更には4
0℃（洗浄１時間当たり0.8kW）の低温で実施することが
できる。
本発明の製品は粉末、ゲル又は液体の形態を有し得る。
以下に非限定的実施例を挙げて本発明をより詳細に説明
する。
実施例１ 下記の成分を含む（重量％）組成物を調製した。
STP 35％ 炭酸ナトリウム ９％ ジケイ酸ナトリウム 15％ 請求項１に規定する４級アンモニウム塩 10％ これらの組成物を硬度15゜FHの水の入ったビーカー内に
3g/の用量で投入した。
撹拌せずに温度40℃で１時間洗浄を行った。
汚れテストはスライド当たり0.5gの脂肪であった。スラ
イドは総て25cm2のガラススライドにした。
結果は、いずれのスライドにも硬い表面から滑り落ちた
脂肪汚れが観察された。
比較例１ 請求項１に規定する４級アンモニウム塩を加えなかった
以外は実施例１の組成物と同様の組成物を調製した。
これらの組成物を硬度15゜FHの水の入ったビーカー内に
3g/の用量で投入した。
撹拌せずに温度40℃で１時間洗浄を行った。
汚れテストは実施例１と同様にして行ったが、スライド
上の脂肪汚れは落ちていなかった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】自動皿洗い機で使用するための洗剤ビルダ
    ー入り洗剤組成物であって、下記の一般式 ［式中、R1、R2、R3及びR4のうち１つ〜３つは互いに同
    じか又は異なっていてよいアルキル基を表し、前記アル
    キル基のうち少なくとも１つはC8〜C26基を表し、R1、R
    2、R3及びR4のうちアルキル基を表さない基がエトキシ
    基を表し、該分子中の総エトキシル化値が５以上であ
    り、X-が陰イオンを表す］ で示される第４級アンモニウム塩も含む組成物。
  2. 【請求項２】X-が塩素イオンを表す請求項１に記載の組
    成物。
  3. 【請求項３】R1がメチル基を表し、R2がココナッツ油か
    ら誘導される脂肪酸残基又はステアリル基を表し、総エ
    トキシル化値が15である請求項１又は２に記載の組成
    物。
  4. 【請求項４】前記アンモニウム塩の含量が0.5〜20重量
    ％である請求項１から３のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項５】酵素を含む請求項１から４のいずれかに記
    載の組成物。
  6. 【請求項６】汚れた食器を自動皿洗い機で洗浄する方法
    であって、請求項１から５のいずれかに記載の組成物を
    有効量55℃未満の水性浴中に溶解または分散させ、この
    浴に前記汚れた食器を接触させることからなる方法。
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