JPH07131886A - アレイマイクロホンおよびその感度補正装置 - Google Patents

アレイマイクロホンおよびその感度補正装置

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JPH07131886A
JPH07131886A JP27640593A JP27640593A JPH07131886A JP H07131886 A JPH07131886 A JP H07131886A JP 27640593 A JP27640593 A JP 27640593A JP 27640593 A JP27640593 A JP 27640593A JP H07131886 A JPH07131886 A JP H07131886A
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Junichi Tagawa
潤一 田川
Hiromoto Furukawa
博基 古川
Takeo Kanamori
丈郎 金森
Satoru Ibaraki
悟 茨木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アレイマイクロホンを構成する各マイクロホ
ンユニットの感度を自動的に同一特性に補正する機能を
有するアレイマイクロホンを提供する。 【構成】 マイクロホンアレイ15で収音された音波
は、第1のマイクロホンユニット11〜第Nのマイクロ
ホンユニット14を介して後段に出力される。第1の感
度補正装置16から第(N−1)の感度補正装置18は
第Nのマイクロホンユニット14の出力信号を参照信号
として入力し、各出力信号のレベルが第Nのマイクロホ
ンユニット14からの信号レベルと等しくなるように、
各マイクロホンユニットの感度補正を行なう。その結
果、マイクロホンユニットの感度にばらつきがある場合
でも、指向性形成手段19への入力信号のレベルは等し
くなり、指向性形成手段19における指向特性の劣化を
抑制ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指向性マイクロホンの
一つとして用いられているアレイマイクロホン及び該ア
レイマイクロホンに用いる感度補正装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、アレイマイクロホンはその指向性
が極めて鋭いことから、遠隔収音における高S/N収音
や拡声装置のハウリング防止などに用いられるようにな
ってきた。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述したアレ
イマイクロホンの一例について説明する。
【0004】図6(a)は従来のアレイマイクロホンの
構成を示すものである。図6において、61は第1のマ
イクロホンユニット、62は第2のマイクロホンユニッ
ト、63は第Nのマイクロホンユニットである。64は
マイクロホンアレイで、第1のマイクロホンユニット6
1から第Nのマイクロホンユニット63まで、同一の特
性をもつN個のユニットの1次元配列により構成され
る。65は指向性形成手段で、66は出力端子である。
【0005】以上のように構成されたアレイマイクロホ
ンについて、以下その動作を説明する。まず、第1のマ
イクロホンユニット61から第Nのマイクロホンユニッ
ト63は到来音波を受信し、それぞれ指向性形成手段6
5に出力する。指向性形成手段65はマイクロホンアレ
イ64に平面波が入射したときの入射角度による各マイ
クロホンユニット出力信号の位相差の変化を利用して所
望の指向性を形成する。以下図面を参照しながら、指向
性形成手段65の例について説明する。
【0006】例えば、図6(b)に示す指向性形成手段
では、第1の信号入力端子67〜第Nの信号入力端子6
9へ入力された各マイクロホンユニットの出力信号に、
信号増幅器610から612によってチェビシェフ等の
重みづけが行われ、それぞれの信号を加算器613で加
算することにより指向性形成が行われる。その結果、信
号出力端子614においては、マイクロホンアレイのユ
ニットの配列方向に対して90°方向が最大感度(正面
方向)である指向特性を得る。
【0007】また、特開平2−205200号公報に記
載されたアレイマイクロホンでは、図6(c)のよう
に、各ユニットの後段に設けられかつマイクロホンユニ
ットの個数と同数のタップ数をもつディジタルフィルタ
615〜617と、各ディジタルフィルタの出力を加算
する加算器613により構成されるファンフィルタ[例
えば、ケー.エル.ピーコック:“オン ザ プラクテ
ィカル デザイン オブディスクリート ベロシテイ
フィルターズ フォー サイズミック データプロセッ
シング”,アイ・イー・イー・イー ティー・アール・
エー・エヌ・エス.エー・シー・オー・ユー・エス・テ
ィー・,エス・ピー・イー・イー・シー・エッチ アン
ド エス・アイ・ジー・エヌ・エー・エル ピー・アー
ル・オー・シー・イー・エス・エス.,エー・エス・エ
ス・ピー−30,1,ピー・ピー.52−60(エフ・イー・
ビー.1982).{K.L.Peacock:On the practical desig
n of discrete velocity filters for seismic data pr
ocessing ",IEEE Trans.Acoust.,Speech & Signal Proc
ess.,ASSP-30,1,pp.52-60 (Feb.1982).}を参照]を指向
性形成手段として用いている。その結果、信号出力端子
614の出力は、図6(c)に示す指向性形成手段より
も死角領域と収音領域の境界面が急峻な遮断特性をも
ち、かつ収音すべき方向についてはどの角度についても
一様な音圧周波数特性を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
アレイマイクロホンの指向性形成手段は入力信号のレベ
ルがすべて等しいという前提のもとに設計されているた
め、アレイマイクロホンを構成する各マイクロホンユニ
ットの感度や、それに付随するマイクロホンアンプ等の
回路の感度(以下、これらをまとめて単にマイクロホン
ユニットの感度と呼ぶ)が経時変化や製造上の理由等で
同一でない場合には、指向性形成手段の入力部において
各ユニットの信号レベルにばらつきが生じ、指向特性が
劣化するという問題点を有していた。また製法上、まっ
たく特性が同一のマイクロホンユニットや回路を多数個
そろえるのは困難であり、感度が多少ばらついていても
所望の指向特性が得られるアレイマイクロホンが望まし
い。
【0009】本発明は上記問題点を鑑み、アレイマイク
ロホンを構成する各マイクロホンユニットの感度を自動
的に同一特性に補正する機能を有するアレイマイクロホ
ンと、感度を自動的に補正する感度補正装置を提供する
ことを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のアレイマイクロホンは、少なくとも2個以
上配列された第1から第Nのマイクロホンユニットより
構成されるマイクロホンアレイと、前記第1から第(N
−1)のマイクロホンユニットそれぞれの後段に設けら
れた第1から第(N−1)の感度補正装置と、前記第1
から第(N−1)の感度補正装置の出力信号と前記第N
のマイクロホンユニットの出力信号を入力とする指向性
形成手段とを具備し、前記第1の感度補正装置から第
(N−1)の感度補正装置は、前記第Nのマイクロホン
ユニットの出力信号を参照信号として入力し、第1の感
度補正装置から第(N−1)の感度補正装置の各出力信
号のレベルが前記第Nのマイクロホンユニットからの信
号レベルと等しくなるように、各マイクロホンユニット
の感度補正を行なうことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、基準となるマ
イクロホンユニットの出力を、基準となるマイクロホン
ユニット以外の各マイクロホンユニットの後段に設けら
れた感度補正装置の参照入力とすることにより、マイク
ロホンアレイを形成する各マイクロホンユニットの感度
特性をあわせることにより、アレイマイクロホンの指向
特性の劣化を抑制する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例におけるアレイ
マイクロホンのブロック図である。図1において、11
は第1のマイクロホンユニット、12は第2のマイクロ
ホンユニット、13は第(N−1)のマイクロホンユニ
ット、14は第Nのマイクロホンユニットである。15
はマイクロホンアレイで、第1のマイクロホンユニット
11から第Nのマイクロホンユニット14を直線状に配
列したものである。16は第1の感度補正装置であっ
て、第1のマイクロホンユニット11の後段に設けられ
る。感度補正装置の実施例については後述する。同様
に、17、18はそれぞれ第2、第(N−1)の感度補
正装置であって、それぞれ第2マイクロホンユニット1
2、第(N−1)のマイクロホンユニット13の後段に
設けられる。さらに、第1の感度補正装置16から第
(N−1)の感度補正装置18の各感度補正装置は、第
Nのマイクロホンユニット14の出力信号を参照信号と
して用いる。19は指向性形成手段で、110は信号出
力端子である。
【0014】以上のように構成されたアレイマイクロホ
ンについて、以下その動作を説明する。
【0015】マイクロホンアレイ15で収音された音波
は、第1のマイクロホンユニット11〜第Nのマイクロ
ホンユニット14を介して後段に出力される。第1の感
度補正装置16から第(N−1)の感度補正装置18は
第Nのマイクロホンユニット14の出力信号を参照信号
として入力し、各出力信号のレベルが第Nのマイクロホ
ンユニット14からの信号レベルと等しくなるように、
各マイクロホンユニットの感度補正を行なう。その結
果、マイクロホンユニットの感度にばらつきがある場合
でも、指向性形成手段19への入力信号のレベルは等し
くなり、指向性形成手段19における指向特性の劣化を
抑制ことができる。
【0016】本実施例によるアレイマイクロホンの 250
Hz、500Hz、1kHz における指向特性を図5(a)に、同じ
く従来例のアレイマイクロホンにおける指向特性を図5
(b)に示している。両図から明らかなように、本実施
例によるアレイマイクロホンは、特に側面から背面にか
けての感度の減衰量が従来例のアレイマイクロホンに比
べて大きく得られ、指向特性の改善が行われている。
【0017】以上のように本実施例によれば、少なくと
も2個以上配列された第1から第Nのマイクロホンユニ
ットと、第1から第(N−1)のマイクロホンユニット
それぞれの後段に設けられた第1から第(N−1)の感
度補正装置と、第1から第(N−1)の感度補正装置の
出力信号と第Nのマイクロホンユニットの出力信号とを
入力とする指向性形成手段を設けることにより、各マイ
クロホンユニットの感度のばらつきによる指向特性の劣
化を抑制することができる。
【0018】以下、本発明に係る感度補正装置の一実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0019】図2は、本発明に係る感度補正装置の一実
施例のブロック図である。図2において、21は信号入
力端子、22は参照信号入力端子、23と24はそれぞ
れ信号の絶対値を算出する第1及び第2の絶対値演算手
段、25は2つの信号の減算を行なう減算手段、26は
信号の符号を検出する符号検出手段、27は信号を定数
倍する乗算手段、28は乗算手段27の出力信号に応じ
て入力信号を増幅または減衰する可変信号増幅手段、2
9は信号出力端子である。
【0020】以上のように構成された感度補正装置につ
いて、以下その動作を説明する。信号入力端子21へ入
力された第1〜第(N−1)のマイクロホンユニット1
1〜13からの信号は、可変信号増幅手段28により、
乗算手段27からの制御信号の正負に応じて増幅又は減
衰され、その増幅量及び減衰量は該制御信号の大小によ
り決定される。可変信号増幅手段28によって増幅また
は減衰された信号は信号出力端子29より出力される。
また、可変信号増幅手段28の出力信号は絶対値演算手
段23へも出力され、絶対値演算手段23によりその絶
対値が算出される。
【0021】一方、参照信号入力端子22から入力され
た参照信号は、絶対値演算手段24によりその絶対値が
算出される。減算手段25は、絶対値演算手段24の出
力信号から絶対値演算手段23の出力信号を減算する。
減算手段25の出力は符号検出手段26によりその符
号、すなわち減算手段25の出力が正の場合は+1、負
の場合は−1が出力される。符号検出手段26の出力は
乗算手段27により定数倍され、可変増幅手段28への
制御信号を更新する。
【0022】具体的には、もし参照信号の絶対値のほう
が可変増幅手段28により補正された信号の絶対値より
も大きい場合、減算手段25の出力は正となり符号検出
手段は+1を出力するため、制御信号は増加する。逆
に、参照信号の絶対値のほうが可変増幅手段28により
補正された信号の絶対値よりも小さい場合は、符号検出
手段は−1を出力するので、制御信号は減少する。制御
信号の更新幅は乗算手段27の定数により決まる。
【0023】このように、参照信号と可変信号増幅手段
28の出力信号との大小に応じて可変信号増幅手段28
の増幅率を決める制御信号を更新するため、この動作を
くり返し行なうと可変信号増幅手段28の出力信号と参
照信号とのレベル差が最小になるように可変増幅手段の
増幅率は収束する。この動作をくりかえし行なうことに
より、参照信号と同じレベルの信号を信号出力端子より
得ることができる。
【0024】以上のように本実施例によれば、補正の対
象となる信号が入力される信号入力端子と、基準となる
信号が入力される参照信号入力端子と、信号の絶対値を
算出する第1及び第2の絶対値演算手段と、2つの信号
の減算を行なう減算手段と、信号の符号を検出する符号
検出手段と、信号を定数倍する乗算手段と、制御信号に
応じて信号を増幅または減衰する可変信号増幅手段と、
可変信号増幅手段により増幅または減衰された信号を出
力する信号出力端子とを備え、前記信号入力端子は前記
可変信号増幅手段の入力部へ接続され、前記可変信号増
幅手段の出力は前記信号出力端子と第1の絶対値演算手
段の入力へ接続され、また前記参照信号入力端子は第2
の絶対値演算手段の入力へ接続され、第1の絶対値演算
手段及び第2の絶対値演算手段の出力は前記減算手段の
入力へ接続され、前記減算手段により第2の絶対値演算
手段の出力信号から第1の絶対値演算手段の出力信号が
減算され、前記減算手段の出力は前記乗算手段の入力へ
接続され、前記乗算手段は前記可変信号増幅手段へ制御
信号を出力することにより、入力信号と参照信号のレベ
ルをあわせることができる。
【0025】以下、本発明に係る感度補正装置の他の実
施例について図面を参照しながら説明する。
【0026】図3は、本発明に係る感度補正装置の第2
の実施例のブロック図である。図3に示す構成は基本的
には図2に示したものと同様であり、図2と同一の機能
を有するものには同一の符号を付してその説明を省略す
る。図3の構成と図2の構成との差異は、第1及び第2
の絶対値演算手段23、24の前段にそれぞれオフセッ
ト除去手段33、34を設けたことである。
【0027】マイクロホンユニット11〜13の出力信
号にオフセット電圧が加わっている場合に、上記第1の
実施例の感度補正装置では、そのオフセット電圧も含め
て感度の補正を行なうため、実際の入力信号のレベルと
しては正しく感度が補正されない場合がある。そこで、
本実施例の感度補正装置はオフセット除去装置を設け、
入力信号及び参照信号に含まれるオフセット成分を除去
することにより、オフセット成分が感度補正量に与える
悪影響を抑制することができる。
【0028】以上のように本実施例によれば、感度補正
装置の第1の絶対値演算手段及び第2の絶対値演算手段
のそれぞれの前段にオフセット除去手段を設けることに
より、マイクロホンユニットから発生するオフセット電
圧が感度補正量に与える影響を抑制することができる。
【0029】以下、本発明に係る感度補正装置の他の実
施例について、図面を参照しながら説明する。
【0030】図4は、本発明に係る感度補正装置の第3
の実施例のブロック図である。図4に示す構成は基本的
には図2に示したものと同様であり、図2と同一の機能
を有するものには同一の符号を付してその説明を省略す
る。図4の構成と図2の構成との差異は、第1及び第2
の絶対値演算手段23、24の前段にそれぞれ帯域通過
フィルタ43、44を設けたことである。
【0031】到来音波の波長が、マイクロホンアレイを
構成する筐体等ハードウエアの寸法に対して十分短い場
合、音波の回折現象により各マイクロホンユニットで収
音される音圧にばらつきが生じる場合がある。このよう
な場合において感度補正を行なうと、本来のマイクロホ
ンユニットの感度のばらつきを補正する動作が疎外され
る。そこで、本実施例の感度補正装置では帯域通過フィ
ルタを設け、回折現象が起こる周波数帯の信号を、感度
補正時に入力信号及び参照信号から除去することによ
り、回折現象が感度補正量に与える影響を抑制すること
ができる。
【0032】以上のように本実施例によれば、第1の絶
対値演算手段及び第2の絶対値演算手段のそれぞれの前
段に帯域通過フィルタを設けることにより、到来音波の
回折現象が感度補正量に与える影響を除去することがで
きる。
【0033】なお、本発明のアレイマイクロホンは上記
した実施例のみに限定されるものではなく、例えば、上
述した感度補正装置の第2と第3の実施例を組み合わせ
て、第1及び第2の絶対値演算手段23、24の前段に
オフセット除去手段と帯域通過フィルターを設けて構成
することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のアレイマイクロ
ホンは、第1〜第(N−1)の各マイクロホンユニット
の後段に第1〜第(N−1)の感度補正装置を設け、第
Nのマイクロホンユニットの出力信号を第1の感度補正
装置から第(N−1)の感度補正装置の参照信号として
入力し、第1の感度補正装置から第(N−1)の感度補
正装置の各出力信号のレベルが第Nのマイクロホンユニ
ットからの信号レベルと等しくなるように、各マイクロ
ホンユニットの感度補正を行なうことにより、マイクロ
ホンユニットの感度がばらつきによる指向特性の劣化を
抑制することができる優れたアレイマイクロホン、およ
びそのアレイマイクロホンに用いる感度補正装置を実現
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるアレイマイクロホン
のブロック図
【図2】本発明に係る感度補正装置の第1の実施例のブ
ロック図
【図3】本発明に係る感度補正装置の第2の実施例のブ
ロック図
【図4】本発明に係る感度補正装置の第3の実施例のブ
ロック図
【図5】(a)は本発明の実施例のアレイマイクロホン
における指向性特性図 (b)は従来例のアレイマイクロホンにおける指向性特
性図
【図6】(a)は従来のアレイマイクロホンのブロック
図 (b)は従来の指向性形成手段の一例を示すブロック図 (c)は従来の指向性形成手段の他の例を示すブロック
【符号の説明】
11 第1のマイクロホンユニット 12 第2のマイクロホンユニット 13 第(N−1)のマイクロホンユニット 14 第Nのマイクロホンユニット 15 マイクロホンアレイ 16 第1の感度補正装置 17 第2の感度補正装置 18 第(N−1)の感度補正装置 19 指向性形成手段 21 信号入力端子 22 参照信号入力端子 23 第1の絶対値演算手段 24 第2の絶対値演算手段 25 減算手段 26 符号検出手段 27 乗算手段 28 可変信号増幅手段 29 出力信号端子 33 第1のオフセット除去手段 34 第2のオフセット除去手段 43 第1の帯域通過フィルタ 44 第2の帯域通過フィルタ 110 信号出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茨木 悟 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個以上配列された第1から第
    Nのマイクロホンユニットより構成されるマイクロホン
    アレイと、前記第1から第(N−1)のマイクロホンユ
    ニットそれぞれの後段に設けられた第1から第(N−
    1)の感度補正装置と、前記第1から第(N−1)の感
    度補正装置の出力信号と前記第Nのマイクロホンユニッ
    トの出力信号を入力とする指向性形成手段とを具備し、
    前記第1の感度補正装置から第(N−1)の感度補正装
    置は、前記第Nのマイクロホンユニットの出力信号を参
    照信号として入力し、第1の感度補正装置から第(N−
    1)の感度補正装置の各出力信号のレベルが前記第Nの
    マイクロホンユニットからの信号レベルと等しくなるよ
    うに、各マイクロホンユニットの感度補正を行なうこと
    を特徴とするアレイマイクロホン。
  2. 【請求項2】感度補正装置は、マイクロホンユニットか
    ら出力される信号が入力される信号入力端子と、基準と
    なる信号が入力される参照信号入力端子と、信号の絶対
    値を算出する第1及び第2の絶対値演算手段と、2つの
    信号の減算を行なう減算手段と、信号の符号を検出する
    符号検出手段と、信号を定数倍する乗算手段と、制御信
    号に応じて信号を増幅または減衰する可変信号増幅手段
    と、前記可変信号増幅手段により増幅または減衰された
    信号を指向性形成手段へ出力するための信号出力端子と
    を具備し、前記信号入力端子は前記可変信号増幅手段の
    入力へ接続され、前記可変信号増幅手段の出力は前記信
    号出力端子と前記第1の絶対値演算手段の入力へ接続さ
    れ、前記参照信号入力端子は前記第2の絶対値演算手段
    の入力へ接続され、前記第1の絶対値演算手段及び前記
    第2の絶対値演算手段の出力は前記減算手段の入力へ接
    続され、前記減算手段により前記第2の絶対値演算手段
    の出力信号から前記第1の絶対値演算手段の出力信号が
    減算され、前記減算手段の出力は前記乗算手段の入力へ
    接続され、前記乗算手段は前記可変信号増幅手段へ制御
    信号を出力することを特徴とする請求項1記載のアレイ
    マイクロホン。
  3. 【請求項3】第1の絶対値演算手段及び第2の絶対値演
    算手段のそれぞれの前段にオフセット除去手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載のアレイマイクロホン。
  4. 【請求項4】第1の絶対値演算手段及び第2の絶対値演
    算手段のそれぞれの前段に帯域通過フィルタを設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載のアレイマイクロホン。
  5. 【請求項5】補正の対象となる信号が入力される信号入
    力端子と、基準となる信号が入力される参照信号入力端
    子と、信号の絶対値を算出する第1及び第2の絶対値演
    算手段と、2つの信号の減算を行なう減算手段と、信号
    の符号を検出する符号検出手段と、信号を定数倍する乗
    算手段と、制御信号に応じて信号を増幅または減衰する
    可変信号増幅手段と、前記可変信号増幅手段により増幅
    または減衰された信号を出力する信号出力端子とを具備
    し、前記信号入力端子は前記可変信号増幅手段の入力へ
    接続され、前記可変信号増幅手段の出力は前記信号出力
    端子と前記第1の絶対値演算手段の入力へ接続され、前
    記参照信号入力端子は前記第2の絶対値演算手段の入力
    へ接続され、前記第1の絶対値演算手段及び前記第2の
    絶対値演算手段の出力は前記減算手段の入力へ接続さ
    れ、前記減算手段により前記第2の絶対値演算手段の出
    力信号から前記第1の絶対値演算手段の出力信号が減算
    され、前記減算手段の出力は前記乗算手段の入力へ接続
    され、前記乗算手段は前記可変信号増幅手段へ制御信号
    を出力することを特徴とする感度補正装置。
  6. 【請求項6】第1の絶対値演算手段及び第2の絶対値演
    算手段のそれぞれの前段にオフセット除去手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の感度補正装置。
  7. 【請求項7】第1の絶対値演算手段及び第2の絶対値演
    算手段のそれぞれの前段に帯域通過フィルタを設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載の感度補正装置。
JP27640593A 1993-11-05 1993-11-05 アレイマイクロホンおよびその感度補正装置 Expired - Lifetime JP3146804B2 (ja)

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