JPH07131735A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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Publication number
JPH07131735A
JPH07131735A JP27437693A JP27437693A JPH07131735A JP H07131735 A JPH07131735 A JP H07131735A JP 27437693 A JP27437693 A JP 27437693A JP 27437693 A JP27437693 A JP 27437693A JP H07131735 A JPH07131735 A JP H07131735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
screen
sub
image
Prior art date
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Application number
JP27437693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Yamazaki
昌彦 山崎
Masahiro Yamada
雅弘 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27437693A priority Critical patent/JPH07131735A/ja
Publication of JPH07131735A publication Critical patent/JPH07131735A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 子画面映像を表示しながら親画面映像を視聴
するとき、子画面枠を邪魔な存在に感じさせることなく
親画面と子画面との境界を明確にすることができるテレ
ビジョン受像機を提供する。 【構成】 テレビジョン受像機に用いられている子画面
枠発生回路30は、メモリ21からの画像データおよび
分周回路32からのクロックCK2を取り込むF/F3
1を有する。F/F31はクロックCK2の立上りに基
づきメモリ21からの画像データを保持し、クロックC
K2の次の立上りで保持されている画像データを出力す
るとともに新たにメモリ21からの画像データを保持す
る。F/F31から出力される画像データは切換回路2
6に与えられる。切換回路26はXOR回路28からの
論理信号cに基づきメモリ21からの画像データとF/
F31からの画像データを選択的に切り換え、出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主映像が表示される主
画面内に含まれる副画面に副映像を表示する機能を有す
るテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VTR、レーザディスクなどのA
V機器、文字放送などの新サービス、ニューメディアの
普及により、テレビジョン受像機には高画質化、高機能
化が要求されている。
【0003】上述の高機能化に伴い開発されたものとし
て、テレビ画面(親画面)の中に縮小された子画面を挿
入し、2つの画面を同時に見ることができるピクチャー
インピクチャー機能(以下、PinP機能という)があ
り、このPinP機能を搭載しているテレビジョン受像
機が提供されている。
【0004】このPinP機能およびそのPinP機能
を有するテレビジョン受像機について図を参照しながら
説明する。図16は従来のPinP機能を説明するため
の図、図17は図16のPinP機能を搭載するテレビ
ジョン受像機を示すブロック図である。
【0005】PinP機能とは、図16に示すように、
テレビジョン受像機1の画面全体の領域2に主映像を映
し出し、領域2の中に確保された小さい領域3に主映像
と異なる副映像を縮小し映し出す機能をいう。一般に、
前者の主映像は親画面映像と呼ばれ、主映像が映し出さ
れる領域2は親画面と呼ばれている。これに対し、後者
の副映像は子画面映像と呼ばれ、副映像が映し出される
領域3は子画面と呼ばれている。領域2からなる親画面
と領域3からなる子画面との境界には、その境界を明確
にするための子画面枠4が形成されている。
【0006】PinP機能を搭載するテレビジョン受像
機は、図17に示すように、アンテナ10で受信した複
数の放送波の中から所定の放送波を選択的に受信するた
めの主チューナ11と副チューナ12とを備える。
【0007】主チューナ11で選択された放送波は映像
中間周波回路13に与えられ、映像中間周波回路13は
これに入力された放送波を主映像信号および音声信号に
復調する。主映像信号は色・映像処理回路14および同
期分離回路15に与えられ、音声信号は音声回路(図示
せず)に与えられる。
【0008】色・映像処理回路14は主映像信号を増幅
し、この増幅された主映像信号は2画面作成回路16に
与えられる。同期分離回路15は、これに入力された主
映像信号から、水平同期信号および垂直同期信号が含ま
れる同期信号を分離し、この同期信号は2画面作成回路
16および後述するメモリコントローラ22に与えられ
る。
【0009】これに対し、副チューナ12で選択された
放送波は映像中間周波回路17に与えられ、映像中間周
波回路17はこれに入力された放送波を副映像信号およ
び音声信号に復調する。映像信号は色・映像処理回路1
8および同期分離回路19に与えられる。
【0010】色・映像処理回路18は副映像信号を増幅
し、この増幅された副映像信号はA/D変換回路20に
与えられる。A/D変換回路20はこれに入力された副
映像信号をディジタル信号に変換し、このディジタル信
号は画像データとしてメモリ21に与えられる。
【0011】同期分離回路19はこれに入力された映像
信号から同期信号を抽出し、抽出された同期信号はメモ
リコントローラ22および子画面枠作成回路23に与え
られる。
【0012】メモリコントローラ22は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきメモリ21の書込動作を制御
し、同期分離回路15からの同期信号に基づきメモリ2
1の読出し動作を制御する。
【0013】メモリ21から読み出された画像データは
子画面枠作成回路23に与えられ、子画面枠作成回路2
3はメモリ21から読み出された画像データに基づき子
画面枠に対応する枠映像を含む副映像信号を生成する。
子画面枠映像を含む副映像信号は、D/A変換回路24
でアナログ信号に変換された後に、2画面作成回路16
に与えられる。
【0014】2画面作成回路16は同期分離回路15か
らの同期信号に基づき色・映像処理回路14からの主映
像信号にD/A変換回路24からの副映像信号を重畳
し、この重畳された映像信号をCRT25に出力する。
CRT25の画面には、主映像信号に対応する親画面映
像と、副映像信号に対応する子画面映像と、親画面映像
と子画面映像との境界を示す子画面枠とが映し出され
る。
【0015】次に、上述の子画面枠作成回路について図
を参照しながら説明する。図18は図17のテレビジョ
ン受像機に用いられている子画面枠作成回路を示すブロ
ック図、図19は図18の子画面枠作成回路で生成され
る各ゲート信号と論理信号とを示す図である。
【0016】子画面枠作成回路23は、図18に示すよ
うに、メモリ21からの画像データと緑単色を示すG色
信号とを選択的に切り換える切換回路26と、同期分離
回路19(図17に示す)からの同期信号を取り込むゲ
ート信号発生回路27とを有する。なお、G色信号は色
・映像処理回路18(図17に示す)から抜き出された
信号である。
【0017】ゲート信号発生回路27は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきゲート信号aおよびゲート信
号bを発生する。ゲート信号aは、図19に示すよう
に、HレベルまたはLレベルのいずれか一方を示す信号
であり、そのHレベル期間は子画面枠を含む子画面映像
の表示期間に対応する。ゲート信号bはHレベルまたは
Lレベルのいずれか一方を示す信号であり、そのHレベ
ル期間は子画面枠を除く子画面映像の表示期間に対応す
る。
【0018】各ゲート信号a,bは排他的論理和回路
(以下、XOR回路)28に与えられる。XOR回路2
8は各ゲート信号a,bに基づき論理演算を行い、Hレ
ベルまたはLレベルを示す論理信号cを生成する。
【0019】XOR回路28からの論理信号cは切換回
路26に与えられ、切換回路26は論理信号cのレベル
に応じてメモリ21からの信号とG色信号とを選択的に
出力する。論理信号cのレベルがHレベルであるとき、
図19に示すように、切換回路26で選択される信号は
G色信号であり、論理信号cがLレベルであるとき、切
換回路26で選択される信号はメモリ21からの信号で
ある。
【0020】なお、ゲート信号a,bおよび論理信号c
は画面の水平方向における例について説明しているが、
垂直方向においても同様に各ゲート信号a,bおよび論
理信号cが生成される。
【0021】子画面枠表示に緑色を示すG色信号が用い
られているから、子画面枠は目立ち、親画面と子画面と
境界は明確になるが、子画面映像を表示しながら親画面
映像を視聴するとき、子画面枠が目立ち過ぎ、親画面映
像の視聴時に子画面枠を邪魔な存在に感じることがあ
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上述
のテレビジョン受像機では、子画面を表示しながら親画
面を視聴するとき、子画面枠が目立ち過ぎ、親画面の視
聴時に邪魔な存在に感じさせることがある。
【0023】本発明は、子画面映像を表示しながら親画
面映像を視聴するとき、子画面枠を邪魔な存在に感じさ
せることなく親画面と子画面の境界とを明確することが
できるテレビジョン受像機を提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、主映像
が表示される主画面内に含まれる副画面に副映像を表示
する機能を有するテレビジョン受像機であって、前記副
映像を所定の間隔で抽出する映像抽出手段と、前記映像
抽出手段で抽出された映像を所定の間隔で表示すること
によって前記画面と前記副画面との境界部分に有限幅を
有する枠映像を作成する枠映像作成手段とを備える。
【0025】本願第2発明は、主映像が表示される主画
面内に含まれる副画面に副映像を表示する機能を有する
テレビジョン受像機であって、前記画面と副画面との境
界部分を示す映像を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶されている映像を所定の間隔で読み出し、この読
み出された映像を表示することによって前記画面と前記
副画面との境界部分に有限幅を有する枠映像を作成する
枠映像作成手段とを備える。
【0026】本願第3発明は、主映像が表示される主画
面内に含まれる副画面に副映像を表示する機能を有する
テレビジョン受像機であって、前記画面と副画面との境
界部分を示す映像を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶されている映像を所定の間隔で読み出し、この読
み出された映像の前記画面上の表示位置を指定し、この
指定された表示位置に前記読み出された映像を表示する
ことによって前記画面と前記副画面との境界部分に有限
幅を有する枠映像を作成する枠映像作成手段とを備え
る。
【0027】
【作 用】本願第1発明のテレビジョン受像機では、前
記副映像を所定の間隔で抽出する映像抽出手段と、前記
映像抽出手段で抽出された映像を所定の間隔で表示する
ことによって前記画面と前記副画面との境界部分に有限
幅を有する枠映像を作成する枠映像作成手段とが設けら
れている。
【0028】前記画面と前記副画面との境界部分に形成
される枠映像は前記抽出手段で所定の間隔で抽出された
副映像の一部からなるから、子画面を表示しながら親画
面を視聴するとき、子画面枠を邪魔な存在に感じさせる
ことなく親画面と子画面の境界とを明確することができ
る。
【0029】本願第2発明のテレビジョン受像機では、
前記画面と副画面との境界部分を示す映像を記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶されている映像を所定の
間隔で読み出し、この読み出された映像を表示すること
によって前記画面と前記副画面との境界部分に有限幅を
有する枠映像を作成する枠映像作成手段とが設けられて
いる。
【0030】前記画面と前記副画面との境界部分に形成
される枠映像は前記記憶手段に記憶されている映像から
なるから、前記記憶手段に予め所定の映像を記憶させる
ことよって、視聴者の好みに応じて子画面枠の色、幅寸
法、形状を設定することができるとともに、子画面を表
示しながら親画面を視聴するとき、子画面枠を邪魔な存
在に感じさせない。
【0031】本願第3発明のテレビジョン受像機では、
前記画面と副画面との境界部分を示す映像を記憶する記
憶手段と、前記記憶手段に記憶されている映像を所定の
間隔で読み出し、この読み出された映像の前記画面上の
表示位置を指定し、この指定された表示位置に前記読み
出された映像を表示することによって前記画面と前記副
画面との境界部分に有限幅を有する枠映像を作成する枠
映像作成手段とが設けられている。
【0032】前記画面と前記副画面との境界部分として
指定された位置に前記記憶手段に記憶されている枠映像
が表示されるから、前記記憶手段に予め所定の映像を記
憶させ、前記枠映像の表示位置を指定することによっ
て、視聴者の好みに応じて子画面枠の色、幅寸法、形状
を設定することができるとともに、子画面を表示しなが
ら親画面を視聴するとき、子画面枠を邪魔な存在に感じ
させない。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0034】図1は本願第1発明のテレビジョン受像機
の一実施例を示すブロック図である。
【0035】PinP機能を搭載するテレビジョン受像
機は、図1に示すように、アンテナ10で受信した複数
の放送波の中から所定の放送波を選択的に受信するため
の主チューナ11と副チューナ12とを備える。
【0036】主チューナ11で選択された放送波は映像
中間周波回路13で主映像信号および音声信号に復調す
る。主映像信号は色・映像処理回路14および同期分離
回路15に与えられ、音声信号は音声回路(図示せず)
に与えられる。
【0037】色・映像処理回路14は主映像信号を増幅
し、この増幅された主映像信号は2画面作成回路16に
与えられる。同期分離回路15は、主映像信号から水平
同期信号および垂直同期信号が含まれる同期信号を分離
し、この同期信号は2画面作成回路16および後述する
メモリコントローラ22に与えられる。
【0038】これに対し、副チューナ12で選択された
放送波は映像中間周波回路17で副映像信号および音声
信号に復調する。副映像信号は色・映像処理回路18お
よび同期分離回路19に与えられる。
【0039】色・映像処理回路18は副映像信号を増幅
し、この増幅された副映像信号はA/D変換回路20に
与えられる。A/D変換回路20は副映像信号をディジ
タル信号に変換し、このディジタル信号は画像データと
してメモリ21に与えられる。
【0040】同期分離回路19は副映像信号から同期信
号を分離し、この同期信号はメモリコントローラ22お
よび子画面枠作成回路30に与えられる。
【0041】メモリコントローラ22は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきメモリ21への画像データの
書込動作を制御し、同期分離回路15からの同期信号に
基づきメモリ21からの画像データの読出し動作を制御
する。
【0042】メモリ21から読み出された画像データは
子画面枠作成回路30に与えられ、子画面枠作成回路3
0はメモリ21から読み出された画像データに基づき子
画面枠に対応する子画面枠映像を含む副映像信号を生成
する。子画面枠映像を含む副映像信号は、D/A変換回
路24でアナログ信号に変換された後に、2画面作成回
路16に与えられる。
【0043】2画面作成回路16は同期分離回路15か
らの同期信号に基づき色・映像処理回路14からの主映
像信号にD/A変換回路24からの副映像信号を重畳
し、この重畳された映像信号をCRT25に出力する。
CRT25の画面には、主映像信号に対応する親画面映
像と、副映像信号に対応する子画面映像と、子画面枠映
像とが映し出される。
【0044】次に、子画面枠作成回路30について図を
参照しながら説明する。図2は図1のテレビジョン受像
機に用いられている子画面枠作成回路を示すブロック
図,図3は図2の子画面枠作成回路で生成される各ゲー
ト信号および論理信号を示す図である。
【0045】子画面枠作成回路30は、図2に示すよう
に、メモリ21からの画像データとF/F31からの画
像データとを選択的に切り換える切換回路26と、同期
分離回路19(図1に示す)からの同期信号を取り込む
ゲート信号発生回路27とを有する。
【0046】F/F31は、メモリ21からの画像デー
タを取り込むとともに、分周回路32からのクロックC
K2を取り込む。分周回路32はクロックCK1を分周
することによってクロックCK2を生成する。F/F3
1は、クロックCK2の立上りに基づきメモリ21から
の画像データを保持し、クロックCK2の次の立上りで
保持されている画像データを出力するとともに新たにメ
モリ21から読み出された画像データを保持する。F/
F31から出力される画像データは切換回路26に与え
られる。
【0047】ゲート信号発生回路27は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきゲート信号aおよびゲート信
号bを発生する。ゲート信号aは、図3に示すように、
HレベルまたはLレベルのいずれか一方を示す信号であ
り、そのHレベル期間は子画面枠を含む子画面映像の表
示期間に対応する。ゲート信号bはHレベルまたはLレ
ベルのいずれか一方を示す信号であり、そのHレベル期
間は子画面枠を除く子画面映像の表示期間に対応する。
【0048】各ゲート信号a,bはXOR回路28に与
えられる。XOR回路28は各ゲート信号a,bに基づ
き論理演算を行い、HレベルまたはLレベルを示す論理
信号cを生成する。
【0049】XOR回路28からの論理信号cは切換回
路26に与えられ、切換回路26は論理信号cのレベル
に応じてメモリ21からの画像データとF/F31から
の画像データとを選択的に出力する。論理信号cのレベ
ルがHレベルであるとき、図3に示すように、切換回路
26で選択される信号はF/F31からの画像データで
あり、論理信号cがLレベルであるとき、切換回路26
で選択される信号はメモリ21からの画像データであ
る。
【0050】なお、ゲート信号a,bおよび論理信号c
は画面の水平方向における例について説明しているが、
垂直方向においても同様に各ゲート信号a,bおよび論
理信号cが生成される。
【0051】次に、テレビジョン受像機の動作について
説明する。
【0052】視聴者が子画面映像を表示しながら親画面
映像を視聴するとき、まず、主チューナ11で親画面映
像に対応する放送波が選択され、副チューナで12で子
画面映像に対応する放送波が選択される。
【0053】主チューナ11で選択された放送波は映像
中間周波回路13で主映像信号および音声信号に復調さ
れる。主映像信号は色・映像処理回路14および同期分
離回路15に与えられ、音声信号は音声回路に与えられ
る。色・映像処理回路14は主映像信号を増幅し、この
増幅された主映像信号は2画面作成回路16に与えられ
る。
【0054】同期分離回路15は主映像信号から同期信
号を分離し、この同期信号は2画面作成回路16および
メモリコントローラ22に与えられる。
【0055】これに対し、副チューナ12で選択された
放送波は映像中間周波回路17で副映像信号および音声
信号に復調され、副映像信号は色・映像処理回路18お
よび同期分離回路19に与えられる。色・映像処理回路
18は副映像信号を増幅し、この増幅された副映像信号
は、A/D変換回路20でディジタル信号に変換された
後に、画像データとしてメモリ21に与えられる。
【0056】同期分離回路19は副映像信号から同期信
号を分離し、この同期信号はメモリコントローラ22お
よび子画面枠作成回路30に与えられる。
【0057】メモリコントローラ22は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきメモリ21への画像データの
書込動作を制御し、同期分離回路15からの同期信号に
基づきメモリ21からの画像データの読出し動作を制御
する。
【0058】メモリ21から読み出された画像データは
子画面枠作成回路30に与えられる。子画面枠作成回路
30のF/F31は、メモリ21からの画像データを取
り込むとともに、分周回路32からのクロックCK2を
取り込む。分周回路32はクロックCK1を分周するこ
とによってクロックCK2を生成する。F/F31は、
クロックCK2の立上りに基づきメモリ21からの画像
データを保持し、クロックCK2の次の立上りで保持さ
れている画像データを出力するとともに新たにメモリ2
1から読み出された画像データを保持する。F/F31
から出力される画像データは切換回路26に与えられ
る。
【0059】ゲート信号発生回路27は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきゲート信号aおよびゲート信
号bを発生し、各ゲート信号a,bはXOR回路28に
与えられる。XOR回路28は各ゲート信号a,bに基
づき論理演算を行い、HレベルまたはLレベルを示す論
理信号cを生成する。
【0060】XOR回路28からの論理信号cは切換回
路26に与えられ、切換回路26は論理信号cのレベル
に応じてメモリ21からの画像データとF/F31から
の画像データとを選択的に出力する。論理信号cのレベ
ルがHレベルであるとき、切換回路26からF/F31
からの画像データが出力され、論理信号cがLレベルで
あるとき、切換回路26からメモリ21からの画像デー
タが出力される。
【0061】切換回路26からの画像データは、D/A
変換回路24でアナログ信号に変換された後に、副映像
信号として2画面作成回路16に与えられる。
【0062】2画面作成回路16は同期分離回路15か
らの同期信号に基づき色・映像処理回路14からの主映
像信号にD/A変換回路24からの副映像信号を重畳
し、この重畳された映像信号をCRT25に出力する。
CRT25の画面には、親画面映像と、子画面映像と、
親画面映像と子画面映像との境界を示す子画面枠映像と
が映し出される。
【0063】子画面枠に対応する映像信号はクロックC
K2の周期に応じて間欠的に保持された副映像信号であ
るから、子画面枠の表示領域にはその水平方向に一定の
絵柄が適当な間隔で順次に表示される。その結果、親画
面映像の視聴時に子画面枠を邪魔な存在に感じさせるこ
となく親画面と子画面との境界を明確にすることができ
る。
【0064】次に、上述の子画面枠作成回路に代わる子
画面枠作成回路について図を参照しながら説明する。図
4は図1のテレビジョン受像機に用いられる子画面枠作
成回路を示すブロック図である。
【0065】子画面枠作成回路40は、図4に示すよう
に、メモリ21からの画像データと切換回路41からの
画像データとを選択的に切り換える切換回路42と、同
期分離回路19(図1に示す)からの同期信号を取り込
むゲート信号発生回路27とを有する。
【0066】切換回路41は、F/F43からの画像デ
ータとラインメモリ44からの画像データとを選択的に
切り換え、選択された画像データを出力する。
【0067】F/F43は、メモリ21からの画像デー
タを取り込むとともに、分周回路32からのクロックC
K2を取り込む。分周回路32はクロックCK1を分周
することによってクロックCK2を生成する。F/F4
3は、クロックCK2の立上りに基づきメモリ21から
の画像データを保持し、クロックCK2の次の立上りで
保持されている画像データを出力するとともに新たにメ
モリ21から読み出された画像データを保持する。F/
F31から出力される画像データは切換回路41および
ラインメモリ44に与えられる。
【0068】ゲート信号発生回路27は同期分離回路1
9からの同期信号に基づき各ゲート信号a,b,dを発
生する。ゲート信号aはHレベルまたはLレベルのいず
れか一方を示す信号であり、そのHレベル期間は子画面
枠を含む子画面映像の表示期間に対応する。ゲート信号
bはHレベルまたはLレベルのいずれか一方を示す信号
であり、そのHレベル期間は子画面枠を除く子画面映像
の表示期間に対応する。ゲート信号dは水平表示期間1
0ライン毎にLレベルを示す信号である。
【0069】ゲート信号dは各ゲート回路45,46お
よび切換回路41に与えられる。ゲート回路45はゲー
ト信号dとともにクロックCK2を取り込み、ゲート信
号dおよびクロックCK2に基づきラインメモリ44に
対する書込許可信号を生成する。この書込許可信号によ
って、ラインメモリ44にはF/F43からの画像デー
タが水平ラインの10ライン毎に書き込まれる。これに
対し、ゲート回路46はゲート信号dとともにクロック
CK2を取り込み、ゲート信号dおよびクロックCK2
に基づきラインメモリ44に対する読出し許可信号を生
成する。この読出し許可信号によって、ラインメモリ4
4に書き込まれたラインの次の水平ラインから9ライン
の期間中、ラインメモリ44から画像データが読み出さ
れる。
【0070】切換回路41はゲート信号dにレベルに応
じてF/F43からの画像データとラインメモリ41か
らの画像データとを選択的に出力する。
【0071】各ゲート信号a,bはXOR回路28に与
えられる。XOR回路28は各ゲート信号a,bに基づ
き論理演算を行い、HレベルまたはLレベルを示す論理
信号cを生成する。
【0072】XOR回路28からの論理信号cは切換回
路42に与えられ、切換回路42は論理信号cのレベル
に応じてメモリ21からの画像データと切換回路41か
らの画像データとを選択的に出力する。論理信号cのレ
ベルがHレベルであるとき、切換回路42で選択される
信号は切換回路41からの画像データであり、論理信号
cがLレベルであるとき、切換回路42で選択される信
号はメモリ21からの画像データである。
【0073】次に、子画面枠作成回路40の動作につい
て図を参照しながら説明する。図5は図4の子画面枠作
成回路で生成されるゲート信号を示す図である。
【0074】ゲート信号発生回路27は同期分離回路1
9からの同期信号に基づき各ゲート信号a,b,dを発
生する。
【0075】ゲート信号dは、図5に示すように、水平
表示期間10ライン毎にLレベルを示す信号であり、こ
の信号は各ゲート回路45,46および切換回路41に
与えられる。ゲート回路45はゲート信号dおよびクロ
ックCK2に基づきラインメモリ44に対する書込許可
信号を生成し、この書込許可信号によってラインメモリ
44にはF/F43からの画像データが水平ラインの1
0ライン毎に書き込まれる。
【0076】これに対し、ゲート回路46はゲート信号
dおよびクロックCK2に基づきラインメモリ44に対
する読出し許可信号を生成し、この読出し許可信号によ
って、ラインメモリ44に書き込まれたラインの次の水
平ラインから9ラインの期間中、ラインメモリ44から
画像データが読み出される。
【0077】切換回路41はゲート信号dに基づきF/
F43からの画像データとラインメモリ41からの画像
データとを選択的に出力する。
【0078】各ゲート信号a,bはXOR回路28に与
えられる。XOR回路28は各ゲート信号a,bに基づ
き論理演算を行い、HレベルまたはLレベルを示す論理
信号cを生成する。
【0079】XOR回路28からの論理信号cは切換回
路42に与えられ、切換回路42は論理信号cのレベル
に応じてメモリ21からの画像データと切換回路41か
らの画像データとを選択的に出力する。論理信号cのレ
ベルがHレベルであるとき、切換回路42で切換回路4
1からの画像データが選択され、論理信号cがLレベル
であるとき、切換回路42でメモリ21からの画像デー
タが選択される。
【0080】よって、切換回路41からの画像データに
対応する映像は水平方向に適当な間隔で順次に表示さ
れ、かつ垂直方向に10ラインづつ同一の映像が表示さ
れるから、子画面枠を示す映像はモザイク状になり、子
画面映像を表示しながら親画面映像を視聴するとき、子
画面枠を邪魔な存在に感じさせることなく親画面と子画
面との境界を明確にすることができる。
【0081】なお、本実施例では、子画面映像を適当な
間隔で間引くことによって子画面枠映像を作成している
が、これに代えて、子画面に表示するための圧縮画像デ
ータの子画面枠に対応する部分を復元し、この復元され
た画像データで子画面枠を表示する方法を用いることも
できる。
【0082】この方法では、DCT(離散コサイン変
換)などの符号化によって圧縮された画像データから適
当な間隔で複数の画像データ部分を抽出し、この抽出さ
れた画像データ部分を逆変換することによって画像デー
タ部分の復元を行い、この復元された画像で子画面枠を
生成することによりモザイク状の子画面枠を得ることが
できる。
【0083】また、他の方法として、子画面周辺部のN
画素×Mラインからなるブロック内の画像データから複
数のサンプリングデータを生成し、各サンプリングデー
タの平均化によって得られたデータで子画面枠を表示す
る方法がある。さらに他の方法として、子画面枠に相当
する部分の子画面映像の輝度を落とすことによって親画
面と子画面との境界を明確にする方法がある。
【0084】次に、他のテレビジョン受像機について図
を参照しながら説明する。図6は本願第2発明のテレビ
ジョン受像機の一実施例を示すブロック図である。
【0085】PinP機能を搭載するテレビジョン受像
機は、図6に示すように、アンテナ10で受信した複数
の放送波の中から所定の放送波を選択的に受信するため
の主チューナ11と副チューナ12とを備える。
【0086】主チューナ11で選択された放送波は映像
中間周波回路13で主映像信号および音声信号に復調さ
れ、主映像信号は色・映像処理回路14および同期分離
回路15に与えられ、音声信号は音声回路(図示せず)
に与えられる。
【0087】色・映像処理回路14は主映像信号を増幅
し、この増幅された主映像信号は2画面作成回路16に
与えられる。同期分離回路15は主映像信号から同期信
号を分離し、この同期信号は2画面作成回路16および
メモリコントローラ22に与えられる。
【0088】これに対し、副チューナ12で選択された
放送波は映像中間周波回路17で副映像信号および音声
信号に復調され、副映像信号は色・映像処理回路18お
よび同期分離回路19に与えられる。
【0089】色・映像処理回路18は副映像信号を増幅
し、この増幅された副映像信号はA/D変換回路20に
与えられる。A/D変換回路20は副映像信号をディジ
タル信号に変換し、このディジタル信号は画像データと
してメモリ21に与えられる。
【0090】同期分離回路19は副映像信号から同期信
号を分離し、この同期信号はメモリコントローラ22お
よび子画面枠作成回路30に与えられる。
【0091】メモリコントローラ22は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきメモリ21への画像データの
書込動作を制御し、同期分離回路15からの同期信号に
基づきメモリ21からの画像データの読出し動作を制御
する。
【0092】メモリ21から読み出された画像データは
子画面作成回路50に与えられ、子画面作成回路50は
同期分離回路19からの同期信号、枠画面記憶回路51
から読み出された画像データおよびメモリ21から読み
出された画像データに基づき子画面枠映像を含む副映像
信号を生成する。枠画面記憶回路51には、予め子画面
枠に対応する複数の画像データが記憶され、この記憶さ
れている画像データはCPU(図示せず)からのアドレ
ス信号に基づき指定され、この指定された画像データは
クロックCK5による読出し速度で読み出される。
【0093】子画面枠映像を含む副映像信号は、D/A
変換回路24でアナログ信号に変換された後に、2画面
作成回路16に与えられる。2画面作成回路16は同期
分離回路15からの同期信号に基づき色・映像処理回路
14からの主映像信号にD/A変換回路24からの副映
像信号を重畳し、この重畳された映像信号はCRT25
に出力される。CRT25の画面には、親画面映像と子
画面映像と子画面枠映像とが映し出される。
【0094】次に、子画面枠作成回路50について図を
参照しながら説明する。図7は図6のテレビジョン受像
機に用いられている子画面枠作成回路を示すブロック
図、図8は図6のテレビジョン受像機に用いられている
枠画像記憶回路の記憶画像データの例を示す図、図9は
枠画像記憶回路の記憶画像データの一例の表示における
各ゲート信号および論理信号を示す図、図10は子画面
表示領域の例を示す図である。
【0095】子画面作成回路50は、図7に示すよう
に、メモリ21からの画像データと枠画像記憶回路51
からの画像データとを選択的に切り換える切換回路52
と、同期分離回路19(図6に示す)で抽出された同期
信号を取り込むゲート信号発生回路27とを有する。
【0096】ゲート信号発生回路27は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきゲート信号aおよびゲート信
号bを発生し、各ゲート信号a,bはXOR回路28に
与えられる。XOR回路28は各ゲート信号a,bに基
づき論理演算を行い、HレベルまたはLレベルを示す論
理信号cを生成する。
【0097】XOR回路28からの論理信号cは切換回
路52に与えられ、切換回路52は論理信号cのレベル
に応じてメモリ21からの画像データと枠画像記憶回路
51からの画像データとを選択的に出力する。論理信号
cのレベルがHレベルであるとき、切換回路52からは
枠画像記憶回路51からの画像データが出力され、論理
信号cがLレベルであるとき、切換回路52からはメモ
リ21からの画像データが出力される。
【0098】枠画像記憶回路51には、図8に示すよう
に、各種の枠画像データが記憶されている。枠画像記憶
回路51に記憶されている枠画像データとしては、図8
(a)に示すように、枠画像データとしてテレビジョン
受像機をイメージしたもの、図8(b)に示すように、
カーテン付き窓をイメージしたもの、図8(c)に示す
ように、子画面枠の一部の色を変え、または輝度を変化
させたものなどがある。
【0099】例えば、カテーン付き窓をイメージした枠
画像データを選択するとき、図9に示すように、ゲート
信号発生回路27(図7に示す)からのゲート信号aは
HレベルまたはLレベルのいずれか一方を示す信号であ
り、そのHレベル期間は子画面枠を含む子画面映像の表
示期間に対応する。ゲート信号bはHレベルまたはLレ
ベルのいずれか一方を示す信号であり、そのHレベル期
間は子画面枠を除く子画面映像の表示期間に対応する。
XOR回路28からの論理信号cは、子画面枠表示期間
中、Hレベルを示す。
【0100】子画面表示範囲は各ゲート信号a,bのH
レベル期間に応じて決定されるが、子画面表示範囲が水
平ライン毎に常に一定であるとき、図10(a)に示す
ように、矩形の領域範囲に規定される。これに対し、各
ゲート信号a,bのレベルが水平ライン毎に変化すると
き、図10(b)に示すように、子画面表示範囲は子画
面枠の内周形状によって規定される領域になる。
【0101】よって、枠画像記憶回路51に記憶されて
いる枠画像データを適宜に選択することによって視聴者
の好みに対応する子画面枠を表示することができるとと
もに、子画面枠を親画面の視聴時に邪魔な存在に感じさ
せることなく親画面と子画面の境界とを明確にすること
ができる。
【0102】次に、ゲート信号の幅を変化させる子画面
枠作成回路について図を参照しながら説明する。図11
は図6のテレビジョン受像機に用いられる他の子画面枠
作成回路を示すブロック図である。
【0103】子画面枠作成回路60は、図11に示すよ
うに、メモリ21からの画像データと枠画像記憶回路6
2からの画像データとを選択的に切り換える切換回路5
2と、同期分離回路19(図6に示す)からの同期信号
およびCPU(図示せず)からのクロックCK5を取り
込むゲート信号発生回路61とを有する。
【0104】ゲート信号発生回路61はクロックCK5
を分周し、クロックCK6を生成する分周回路63を含
む。クロックCK6は水平位置カウンタ64に与えられ
る。水平位置カウンタ64はクロックCK6を計数し、
その計数動作は同期信号によってリセットされる。
【0105】水平位置カウンタ64の計数値は、後述す
る枠位置記憶回路67からの位置信号とともに比較回路
65に与えられる。比較回路65は水平位置カウンタ6
4の計数値と位置信号が示す位置データとを比較し、そ
の比較の結果を示す信号を生成する。
【0106】比較回路65からの信号はアドレスカウン
タ66に与えられる。アドレスカウンタ66は比較回路
65からの信号とともにCPUからのアドレス信号およ
び同期分離回路19からの同期信号を取り込み、比較回
路65からの信号、アドレス信号および同期信号に基づ
き枠位置記憶回路67に対するアドレス信号を生成す
る。
【0107】アドレスカウンタ66からのアドレス信号
は枠位置記憶回路67に与えられる。枠位置記憶回路6
7には、各水平ライン毎の枠画像の水平位置を示す位置
データが記憶され、この位置データはアドレスカウンタ
66からのアドレス信号に基づき位置信号として読み出
される。この位置信号の読出しに伴いゲート信号a,b
が出力される。
【0108】各ゲート信号a,bはXOR回路28に与
えられる。XOR回路28は各ゲート信号a,bに基づ
き論理演算を行い、HレベルまたはLレベルを示す論理
信号cを生成する。
【0109】XOR回路28からの論理信号cは切換回
路52に与えられ、切換回路52は論理信号cのレベル
に応じてメモリ21からの画像データと枠画像記憶回路
62からの画像データとを選択的に出力する。論理信号
cのレベルがHレベルであるとき、切換回路52からは
枠画像記憶回路62からの画像データが出力され、論理
信号cがLレベルであるとき、切換回路52からはメモ
リ21からの画像データが出力される。
【0110】次に、子画面枠作成回路60の動作につい
て図を参照しながら説明する。図12は図11の子画面
枠作成回路の動作を説明するための子画面枠とゲート信
号との関係を示す図、図13は枠画像記憶回路に記憶さ
れている画像データの一例を示す図、図14は枠位置記
憶回路に記憶されている位置データの一例を示す図であ
る。
【0111】例えば、図12に示すように、水平Mライ
ンにおいて子画面を生成するとき、まず、アドレスカウ
ンタ66には、水平同期信号が示す期間にCPUからア
ドレスが設定される。例えば、図13に示すように、ア
ドレス「10」が設定される。このアドレスの設定後、
図14に示すように、枠位置記憶回路67から位置デー
タ「30」を示す位置信号が比較回路65に出力される
とともにゲート信号a,bが出力される。各ゲート信号
a,bのレベルはLレベルに保持される。
【0112】次いで、同期信号に含まれる水平同期信号
でリセットされた水平位置カウンタ64は、クロックC
K5を基準に「0」からカウントアップ動作を開始し、
この計数値を出力する。水平位置カウンタ64からの計
数値は比較回路65で枠位置記憶回路67からの位置信
号が示す位置データと比較される。水平カウンタ64か
らの計数値と位置信号が示す位置データとが一致しない
とき、比較回路65はLレベルの信号を出力する。水平
カウンタ64からの計数値が「30」に到達すると、水
平カウンタ64からの計数値と位置信号が示す位置デー
タとは一致し、比較回路65からHレベルの信号が出力
される。
【0113】比較回路65からの信号レベルがHレベル
になると、図14に示すように、その信号の立上りでア
ドレスカウンタ65の計数値が+1カウントアップさ
れ、アドレス「11」を示す信号が出力される。アドレ
ス「11」を示す信号の出力に伴い枠位置記憶回路67
から位置データを示す位置信号が出力され、ゲート信号
aのレベルはHレベルになり、ゲート信号bのレベルは
Lレベルに保持される。枠位置記憶回路67からの位置
信号が示す位置データと水平カウンタ64からの計数値
とは互いに一致しないから、比較回路65からはLレベ
ルの信号が出力される。
【0114】ゲート信号aのレベルがHレベルに移行す
ると、図13に示すように、枠画像記憶回路62から枠
画像データMが読み出され、XOR回路28から出力さ
れる論理信号cはHレベルの信号になる。Hレベルの論
理信号cによって切換回路52は枠画像記憶回路62か
らの枠画像データMを選択し、CRT25(図7に示
す)に出力する。CRT25には枠画像データMに対応
する子画面枠左側部分が映し出される。
【0115】さらに水平位置カウンタ64のカウントア
ップ動作の続行に伴いその計数値が「34」に到達する
と、その計数値と枠位置記憶回路67からの位置データ
は互いに一致し、比較回路65からの出力信号レベルが
Hになる。この出力信号がHに移行することに伴いその
立上りでアドレスカウンタ66の計数値が+1カウント
アップされ、アドレス「12」を示す位置信号が枠位置
記憶回路67に出力される。枠位置記憶回路67から
は、位置データ「51」を示す信号とHレベルのゲート
信号aとHレベルのゲート信号bとが出力される。位置
データ「51」は水平位置カウンタ64の計数値と一致
しないから、比較回路65からの出力信号レベルはLに
なる。
【0116】しかし、ゲート信号aがHレベルに保持さ
れているから、枠画像記憶回路62から読み出された枠
画像データMは保持されているが、ゲート信号bのレベ
ルのHへの移行に伴いXOR回路28からの論理信号c
のレベルはLレベルになり、切換回路52はメモリ21
からの画像データを選択し、CRT25に出力する。C
RT25にはメモリ21からの画像データに対応する子
画面映像が映し出される。
【0117】さらに水平位置カウンタ64のカウントア
ップ動作の続行に伴いその計数値が「51」に到達する
と、その計数値と枠位置記憶回路67からの位置データ
とは互いに一致し、比較回路65からの出力信号レベル
がHになる。この出力信号がHに移行することに伴いそ
の立上りでアドレスカウンタ66の計数値が+1カウン
トアップされ、アドレス「13」を示す信号が枠位置記
憶回路67に出力される。枠位置記憶回路67からは、
位置データ「55」を示す位置信号とHレベルのゲート
信号aとLレベルのゲート信号bとが出力される。位置
データ「55」は水平位置カウンタ64の計数値と一致
しないから、比較回路65からの出力信号レベルはLに
なる。
【0118】ゲート信号aのレベルがHレベルに保持さ
れているから、枠画像記憶回路62から枠画像データM
が読み出され、XOR回路28から出力される論理信号
cはHレベルの信号になる。Hレベルの論理信号cによ
って切換回路52は枠画像記憶回路62からの枠画像デ
ータMを選択し、CRT25に出力する。CRT25に
は枠画像データMに対応する子画面枠右側部分が映し出
される。
【0119】さらに水平位置カウンタ64のカウントア
ップ動作の続行に伴いその計数値が「55」に到達する
と、その計数値と枠位置記憶回路67からの位置データ
は互いに一致し、比較回路65からの出力信号レベルが
Hになる。この出力信号がHに移行することに伴いその
立上りでアドレスカウンタ66の計数値が+1カウント
アップされ、アドレス「14」を示す信号が枠位置記憶
回路67に出力される。枠位置記憶回路67からは、位
置データ「80」を示す位置信号とLレベルのゲート信
号aとLレベルのゲート信号bとが出力される。位置デ
ータ「80」は水平位置カウンタ64の計数値と一致し
ないから、比較回路65からの出力信号レベルはLにな
る。ゲート信号aのレベルがLレベルに保持されている
から、枠画像記憶回路62からの枠画像データMの読出
しは終了する。
【0120】同様に、水平Nラインにおいて、CPUか
らアドレス「20」を与えることによって枠画像データ
Nに対応する子画面枠を表示することができる。
【0121】次に、さらに他のテレビジョン受像機につ
いて図を参照しながら説明する。図15は本願第3発明
のテレビジョン受像機の一実施例を示すブロック図であ
る。
【0122】PinP機能を搭載するテレビジョン受像
機は、図15に示すように、アンテナ10で受信した複
数の放送波の中から所定の放送波を選択的に受信するた
めの主チューナ11と副チューナ12とを備える。主チ
ューナ11で選択された放送波は映像中間周波回路13
で主映像信号および音声信号に復調され、主映像信号は
色・映像処理回路14および同期分離回路15に与えら
れ、音声信号は音声回路(図示せず)に与えられる。
【0123】色・映像処理回路14は主映像信号を増幅
し、この増幅された主映像信号は2画面作成回路16に
与えられる。同期分離回路15は主映像信号から同期信
号を分離し、この同期信号は2画面作成回路16および
メモリコントローラ22に与えられる。
【0124】これに対し、副チューナ12で選択された
放送波は映像中間周波回路17で副映像信号および音声
信号に復調され、副映像信号は色・映像処理回路18お
よび同期分離回路19に与えられる。
【0125】色・映像処理回路18は副映像信号を増幅
し、この増幅された副映像信号はA/D変換回路20で
ディジタル信号に変換された後に、画像データとしてメ
モリ21に与えられる。
【0126】同期分離回路19は副映像信号から同期信
号を分離し、この同期信号はメモリコントローラ22お
よび子画面作成回路70に与えられる。
【0127】メモリコントローラ22は同期分離回路1
9からの同期信号に基づきメモリ21への画像データの
書込動作を制御し、同期分離回路15からの同期信号に
基づきメモリ21からの画像データの読出し動作を制御
する。
【0128】メモリ21から読み出された画像データは
子画面作成回路70に与えられ、子画面作成回路70は
同期分離回路19からの同期信号およびメモリ21から
読み出された画像データに基づき子画面映像信号を生成
する。
【0129】子画面映像信号は、D/A変換回路24で
アナログ信号に変換された後に、2画面作成回路16に
与えられる。2画面作成回路16は同期分離回路15か
らの同期信号に基づき色・映像処理回路14からの主映
像信号にD/A変換回路24からの副映像信号を重畳
し、この重畳された映像信号はOSD回路71に与えら
れる。OSD回路71は、2画面作成回路16からの映
像信号に画像枠記憶回路72に記憶されている画像デー
タを重畳し、この画像データが重畳された映像信号はC
RT25に出力される。画像枠記憶回路72には、子画
面枠に対応する複数の枠画像データが記憶され、各枠画
像データの中から所定の枠画像データが選択される。
【0130】CRT25の画面には、親画面映像と、子
画面映像と、選択された枠画像データに対応する子画面
枠映像とが映し出される。
【0131】よって、視聴者の好みに応じて子画面枠の
色、幅、形状を設定することができる。
【0132】
【発明の効果】以上に説明したように、本願第1発明の
テレビジョン受像機によれば、子画面映像を表示しなが
ら親画面映像を視聴するとき、子画面枠を邪魔な存在に
感じさせることなく親画面と子画面との境界を明確にす
ることができる。
【0133】本願第2発明および第3発明のテレビジョ
ン受像機によれば、子画面映像を表示しながら親画面映
像を視聴するとき、子画面枠を邪魔な存在に感じさせる
ことなく親画面と子画面との境界を明確にすることがで
き、かつ視聴者の好みに応じて子画面枠の色、幅寸法、
形状を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明のテレビジョン受像機の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1のテレビジョン受像機に用いられている子
画面作成回路を示すブロック図である。
【図3】図2の子画面枠作成回路で生成されるゲート信
号を示す図である。
【図4】図1のテレビジョン受像機に用いられる子画面
枠作成回路を示すブロック図である。
【図5】図4の子画面枠作成回路で生成される各ゲート
信号および論理信号を示す図である。
【図6】本願第2発明のテレビジョン受像機の一実施例
を示すブロック図である。
【図7】図6のテレビジョン受像機に用いられている子
画面枠作成回路を示すブロック図である。
【図8】図6のテレビジョン受像機に用いられている枠
画像記憶回路の記憶画像データの一例を示す図である。
【図9】枠画像記憶回路の記憶画像データの一例の表示
時における各ゲート信号と論理信号とを示す図である。
【図10】子画面表示領域の例を示す図である。
【図11】図6のテレビジョン受像機に用いられる他の
子画面枠作成回路を示すブロック図である。
【図12】図11の子画面枠作成回路の動作を説明する
ための子画面枠とゲート信号との関係を示す図である。
【図13】枠画像記憶回路に記憶されている画像データ
の一例を示す図である。
【図14】枠位置記憶回路に記憶されている位置データ
の一例を示す図である。
【図15】本願第3発明のテレビジョン受像機のさらに
他の実施例を示すブロック図である。
【図16】従来のPinP機能を説明するための図であ
る。
【図17】図16のPinP機能を搭載するテレビジョ
ン受像機を示すブロック図である。
【図18】図17のテレビジョン受像機に用いられてい
る子画面枠作成回路を示すブロック図である。
【図19】図18の子画面枠作成回路で生成される各ゲ
ート信号と論理信号とを示す図である。
【符号の説明】
26,41,42,52…切換回路、27,61…ゲー
ト信号発生回路、28…XOR回路、30,40,5
0,60…子画面枠作成回路、31,43…F/F、3
2,63…分周回路、45,46…ゲート回路、51,
62,72…枠画像記憶回路、64…水平位置カウン
タ、65…比較回路、66…アドレスカウンタ、67…
枠位置記憶回路,70…子画面作成回路、71…OSD
回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主映像が表示される主画面内に含まれる副
    画面に副映像を表示する機能を有するテレビジョン受像
    機であって、 前記副映像を所定の間隔で抽出する映像抽出手段と、 前記映像抽出手段で抽出された映像を所定の間隔で表示
    することによって前記画面と前記副画面との境界部分に
    有限幅を有する枠映像を作成する枠映像作成手段とを備
    えることを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】前記枠映像作成手段は、前記映像抽出手段
    で抽出された映像を記憶しかつ保持する記憶手段を有
    し、前記記憶手段に記憶されている映像を所定の間隔で
    読み出し、この読み出された映像を表示することによっ
    て前記画面と前記副画面との境界部分に有限幅を有する
    枠映像を作成することを特徴とする請求項1に記載のテ
    レビジョン受像機。
  3. 【請求項3】主映像が表示される主画面内に含まれる副
    画面に副映像を表示する機能を有するテレビジョン受像
    機であって、 前記画面と副画面との境界部分を示す映像を記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている映像を所定の間隔で読み
    出し、この読み出された映像を表示することによって前
    記画面と前記副画面との境界部分に有限幅を有する枠映
    像を作成する枠映像作成手段とを備えることを特徴とす
    るテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】さらに、前記枠映像の有限幅を可変する幅
    可変手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のテ
    レビジョン受像機。
  5. 【請求項5】主映像が表示される主画面内に含まれる副
    画面に副映像を表示する機能を有するテレビジョン受像
    機であって、 前記画面と副画面との境界部分を示す映像を記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている映像を所定の間隔で読み
    出し、この読み出された映像の前記画面上の表示位置を
    指定し、この指定された表示位置に前記読み出された映
    像を表示することによって前記画面と前記副画面との境
    界部分に有限幅を有する枠映像を作成する枠映像作成手
    段とを備えることを特徴とするテレビジョン受像機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018493A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理装置
JP2004048118A (ja) * 2002-07-08 2004-02-12 Sony Corp 画像表示装置、画像生成回路および画像生成方法

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