JPH0713169U - 釣具用天秤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外方より天秤を釣糸に簡単、かつ確実に取付
け、また、釣糸を切断することなく簡単に取外すことが
出来る釣具用天秤を提供するものである。 【構成】 弾性を有する略Ｖ字形状天秤本体１２の両自
由端部に釣糸支持用リング１３・２３が各々形成される
と共に、同下端部に錘取付け用リング１５が形成されて
なる釣具用天秤において、上記釣糸支持用リング１３・
２３には各々釣糸１６を自由に挿脱すべく糸道１４・２
４が形成された構成よりなる。そして、釣糸１６に天秤
を取付けるさいには、糸道１４・２４を通して外方より
釣糸１６をリング１３・２３内に挿入支持せしめ、逆に
天秤を取外すさいには、リング１３・２３内の釣糸１６
を糸道１４・２４より外方に離脱せしめ、釣糸１６を一
々切断することなく天秤を取付け・取外すことが出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、釣具用天秤に関する。

【０００２】

【従来の技術】

釣具用天秤は、釣糸の上下動により振動して釣針の餌を躍らせるべく、釣糸の 末端に取付けて使用するものである。 ところで、従来より、かかる釣具用天秤としては、弾性を有する略Ｖ字形状天 秤本体の両自由端部に釣糸支持用リングが各々形成されると共に、同下端部に錘 取付け用リングが形成されたものが知られている。そして、上述の如く構成され た従来の天秤は、その釣糸支持用リングに釣糸を挿通支持せしめると共に、錘取 付け用リングに所要の錘を取付けて使用に供するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の天秤は、釣糸の上下動に合せて振動せしめ、釣針の餌を確実に躍ら せることが出来ると共に、釣糸の所謂くせを有効に防止することが出来る反面、 釣糸支持用リングが単なる円形状に形成されているにすぎないものであるから、 天秤を釣糸に取付けるさいには、一々釣糸支持用リングに釣糸を挿通しなければ ならず、また、逆に天秤を釣糸より外すさいには、所要の位置で釣糸を切断する ことにより取外さなければならないものであって、その作業が非常に面倒で煩し いものとなっていた。

【０００４】 この考案は、従来の問題点を一挙に解決し、天秤を外方より釣糸に極めて簡単 に、しかも確実に取付けることが出来るのみならず、釣糸を切断することなく簡 単に取外すことが出来る便利な釣具用天秤を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

即ち、この考案は、天秤本体の両自由端部に形成された釣糸支持用リングに各 々釣糸を自由に挿脱すべく糸道が形成されてなることを要旨とするものである。

【０００６】

【作用】

釣糸に天秤を取付けるさいには、糸道を通して外方より釣糸をリング内に挿入 支持せしめ、逆に天秤を取外すさいには、リング内の釣糸を糸道より外方に離脱 せしめ、釣糸を一々切断することなく天秤を取付け・取外すことが出来る。

【０００７】 以下に、この考案を図面に基づいて説明する。 図１及び図２はこの考案の第１実施例を示すもので、同図中、１２は天秤１１ を構成する略Ｖ字形状の天秤本体で、該天秤本体１２は金属線材など弾性を有す る材質より形成されている。１３は該天秤本体１２の両自由端部に各々外側方へ 向けて形成された一対の釣糸支持用リングで、該釣糸支持用リング１３は所定の 間隙をもって螺旋状に巻回することにより、該リング１３内に連通する螺旋状の 糸道１４が形成せしめられている。１５は天秤本体１２の下端部に巻回形成され た錘取付け用リングである。その他、１６はワイヤ−状の釣糸、１７は該釣糸１ ６の末端にサルカン１８を介して取付けられた釣針、１９はサルカン１８の上端 部に取付けられた頭付き筒状の天秤用ストッパ−、２０は錘を示す。

【０００８】 上述の如く構成された天秤１１を所要の釣糸１６に取付けるさいには、外方よ り釣糸１６を螺旋状糸道１４の一端部に嵌合せ、糸道１４に沿って螺旋状に回し つつ各釣糸支持用リング１３内に挿入支持せしめる（図２参照）。このさい、釣 糸１６は両側一対の釣糸支持用リング１３内に支持されると共に、糸道１４が螺 旋状に形成されているから、外方に外れるおそれは全くなく、常に確実に支持さ れるものである。 逆に、釣糸１６より天秤１１を取外すさいには、釣糸１６を螺旋状糸道１４に 沿って螺旋状に回しつつ、各釣糸支持用リング１３より外方に離脱せしめるとよ い。

【０００９】 図３は、この考案の第２実施例を示すもので、天秤２１を構成する釣糸支持用 リング２３が折返し状に形成されると共に、その折返し部２２を適宜外方へ拡開 せしめることにより糸道２４を形成せしめるべく構成された点が前記第１実施例 と相違し、他の部分は同一であり、同一符号は同一部分を示す。

【００１０】 上述の如く構成された天秤２１は、折返し部２２を適宜外方へ拡開して糸道２ ４を形成することにより外方から所要の釣糸１６を釣糸支持用リング２３内に挿 入支持せしめ、また、同様に、糸道２４より釣糸支持用リング２３内の釣糸１６ を外方に離脱せしめるとよい。

【００１１】 なお、上記第１・第２実施例において、天秤本体１２は略Ｖ字形状とされてい るが、これに限定されるものでなく、Ｕ字形状、あるいは半月状など所要の形状 に形成せしめても良いものである。

【００１２】

【考案の効果】

この考案によれば以上の次第で、天秤本体の両自由端部に形成された釣糸支持 用リングに各々釣糸を自由に挿脱すべく糸道が形成されているから、釣糸に天秤 を取付けるさいには、糸道を通して外方より釣糸を釣糸支持用リング内に挿入支 持せしめ、逆に天秤を取外すさいには、釣糸支持用リング内の釣糸を糸道より外 方に離脱せしめることが出来るものであって、常に天秤を外方より釣糸に極めて 簡単、かつ、確実に取付けて支持せしめることが出来るのみならず、天秤を釣糸 より取外すさいにも、従来のように一々釣糸を切断することなく糸道を介して簡 単に取外すことが出来るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１実施例を示す正面図である。

【図２】同使用状態を示す正面図である。

【図３】この考案の第２実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１１・２１ 天秤 １２ 天秤本体 １３・２３ 釣糸支持用リング １４・２４ 糸道 １５ 錘取付け用リング １６ 釣糸 ２２ 折返し部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 弾性を有する略Ｖ字形状天秤本体の両自
   由端部に釣糸支持用リングが各々形成されると共に、同
   下端部に錘取付け用リングが形成されてなる釣具用天秤
   において、上記釣糸支持用リングには各々釣糸を自由に
   挿脱すべく糸道が形成されてなることを特徴とする釣具
   用天秤。