JPH0713165Y2 - 放電ランプ装置 - Google Patents

放電ランプ装置

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JPH0713165Y2
JPH0713165Y2 JP7651890U JP7651890U JPH0713165Y2 JP H0713165 Y2 JPH0713165 Y2 JP H0713165Y2 JP 7651890 U JP7651890 U JP 7651890U JP 7651890 U JP7651890 U JP 7651890U JP H0713165 Y2 JPH0713165 Y2 JP H0713165Y2
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JP
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globe
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discharge lamp
holding plate
lead
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JP7651890U
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喜八郎 内田
恭芳 沼尻
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は放電ランプ装置に係り、特に放電ランプを包囲
する紫外線遮蔽用グローブをベース前面に固定保持した
放電ランプ装置に関する。
〔従来技術及び考案の解決しようとする課題〕
この種の先の提案としては、特願平−100503号がある。
この提案技術の一実施例は、第5図に示されるように、
絶縁性ベース2から突出する一対のリードサポート3,4
によって放電ランプ5が支持されており、放電ランプ5
を包囲するカップ状の紫外線遮蔽用グローブ6は、ベー
ス2に固定された金具7を介してベース2の前面に固定
保持された構造となっている。
しかし前記した提案技術では、金具7をカシメたり(第
5図はカシメて固定している)、バンド状の金具によっ
てグローブ外周を緊締したりして、グローブ開口側をベ
ース2に固定する構造であるため、固定部にガタが生じ
易いとか、グローブを固定する際に力を入れすぎてグロ
ーブを破損するおそれがある等の問題があった。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は確実に紫外線遮蔽用グローブをガタなく絶縁
性ベースに固定保持することのできる放電ランプ装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る放電ランプ装
置においては、放電ランプを支持する一対のリードサポ
ートが突設された合成樹脂製の絶縁性ベースの前面に、
カップ状の紫外線遮蔽用グローブの開口側基端部を固定
保持して、放電ランプを紫外線遮蔽用グローブで包囲し
た放電ランプ装置において、リードサポート挿通孔の形
成されたセラミック製グローブ保持プレートをグローブ
の開口側基端部に無機系接着剤によって接着し、このセ
ラミック製保持プレートを前記ベースと一体成形した周
縁枠で抱持するようにしたものである。
〔作用〕
無機系接着剤がグローブとグローブ保持プレートとを強
固に接着一体化し、ベースに一体成形された周縁枠が保
持プレートを抱持してベースに固定保持する。また、絶
縁性ベースの成形と同時に、リードサポートのベースへ
の取り付け、及び紫外線遮蔽用グローブのベースへの取
り付け固定ができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は一部を破断して示す放電ランプ装置の斜視図、第2
図は同ランプ装置の縦断面図、第3図は要部であるグロ
ーブ保持プレートと端子・リードサポート体の分解斜視
図である。
これらの図において、放電ランプ装置は、発光部である
放電ランプ10と、絶縁性ベース20から突設されて放電ラ
ンプ10を支持するリードサポート22a,24aと、絶縁性ベ
ース20に固定保持されて放電ランプ10を包囲する紫外線
遮蔽用のグローブ50とから主として構成されている。
放電ランプ10は、円パイプ形状の石英ガラス管の両端部
がピンチされて、放電空間を形成する楕円体形状の密閉
ガラス球12の両端部に横断面矩形状のピンチシール部13
a,13bが形成された構造で、ガラス球12内には始動用希
ガス,水銀及び金属ハロゲン化物が封入されている。放
電空間内にはタングステン製の放電電極15a,15bが対向
配置されており、放電電極15a,15bはピンチシール部13
a,13bに封着されたモリブデン箔16a,16bに接続され、ピ
ンチシール部13a,13bの端部からはモリブデン箔16a,16b
にそれぞれ接続されたリード線18a,18bが導出し、リー
ドサポート22a,24aに溶接されている。即ち放電ランプ1
0は、絶縁性ベース20にインサート成形されてベース前
方に突出する長短一対のリードサポート22a,24aに両端
支持された構造となっている。
絶縁性ベース20は、例えばPPS等の合成樹脂材の円盤型
成形体で、ベース20の前面にはセラミック製の円盤形状
グローブ保持プレート60が一体化されている。グローブ
保持プレート60にはリードサポート挿通孔62,64が設け
られ、これらの挿通孔62,64からリードサポート22a,24a
が突出している。ベースの裏側にはリードサポート22a,
24aとそれぞれ一体のコネクター端子22b,24bが突出して
いる。これらの端子22b,24bは矩形筒形状に延出する隔
壁40によって囲まれて、両端子22b,24b間の放電が阻止
されている。ベース前方に突出するリードサポート22a,
24aと、ベース後方に突出するコネクター端子22b,24bと
は、第3図に示されるように、端子構成用金属板が折曲
成形されて端子・リードサポート体22,24として一体化
されており、セラミック製グローブ保持プレート60のリ
ードサポート挿通孔62,64からリードサポート22a,24aを
突出させた状態で、インサート成形によりベース20に一
体化されている。端子22b,24bの付根位置には切り起こ
された板ばね状フック22c,24cが形成されており、この
フック22c,24cとリードサポート22a,24aの折曲部端子側
縁部22a1,24a1とによって、端子・リードサポート体2
2,24がグローブ保持プレート60に位置決め固定されてい
る。リードサポート22a,24aは金属板の帯状部が長手方
向に沿って直角に折曲された横断面L字型で、剛性強度
の高い、即ち耐震性良好なリードサポート構造とされて
いる。そしてリードサポートの折曲部の先端延出力部22
a2,24a2には放電ランプ10のリード線18a,18bが溶接さ
れている。
セラミック製のグローブ保持プレート60のリードサポー
ト挿入孔62と64間には、グローブ保持プレート60に一体
に形成され、リードサポート22a及びリード線18aとリー
ドサポート24a間の放電を防ぐための絶縁プレート体63
が水平に延出している。また保持プレート60には、リン
グ状のグローブ係合溝66が形成され、この溝66内にグロ
ーブ50の開口側基端部が無機系接着剤68によって接着固
定されている。なお符号21は、ベース20に一体成形され
て、保持プレート60を抱持固定する横断面L字型の周縁
枠で、保持プレート60をインサート成形することによっ
てベース20に一体化されたものである。
符号50は、前端部が閉塞された円筒カップ形状の透明な
紫外線遮蔽用のグローブで、周縁枠21を介して絶縁性ベ
ース20に固定保持されて、リードサポート22a,24a及び
放電ランプ10をすっぽりと覆った状態となっている。ガ
ラス製グローブの外表面にはZnOよりなる紫外線遮蔽膜5
4がコーティングされており、このためグローブ50がベ
ース20に固定保持された状態では、放電ランプ10を包囲
する紫外線遮蔽膜54が放電ランプ10の発光と同時に発生
する紫外線を吸収し、紫外線のカットされた可視光だけ
がグローブ50外に出射するようになっている。なお波長
域370nmより短い紫外線の透過率を0とするためには1.6
μm以上の膜厚が必要で、剥離防止という面からは5μ
m以下の膜厚とすることが望ましい。またカットできる
紫外線の波長域はグローブ周りの温度によって変化する
(高温となるとカットされる波長域が長波長側にずれ
る)ため、少なくとも波長域370〜380nm以下の紫外線が
カットできるような膜厚とされている。なお紫外線遮蔽
膜はディッピング(浸漬)や蒸着やスプレーその他の塗
布方法により形成できる。そして膜厚の調整は、ディッ
ピング(浸漬)による場合は、浸漬状態からのグローブ
の引き上げ速度を変えることにより行い、またディッピ
ング(浸漬)回数を変えることによっても可能である。
また、その他の膜厚調整方法としては、蒸着,スプレー
等の回数を増やすことにより薄膜を厚くできる。
なお符号44は絶縁性ベース20の周縁部の前面に設けられ
たバルブ(放電ランプ装置)前後位置決め用の突起で、
この突起44が図示しないバルブ挿着孔の壁面に当接して
バルブを前後方向(光軸前後方向)に位置決めされる。
また符号46は絶縁性ベース20の周縁部に形成された周方
向位置決め用の切欠で、図示しないバルブ挿着孔にバル
ブ(放電ランプ装置)を挿着した際に、バルブ挿着孔側
の突起がこの切欠46に係合して、バルブが周方向に位置
決めされる。
次にグローブ50をベース20に固定する方法を第4図
(a)〜(c)を参照して説明する。
まず端子・リードサポート体22,24を端子側からグロー
ブ保持プレート60のリードサポート挿通孔62,64に挿通
し、フック22c,24cによって仮止めする。次いで放電ラ
ンプ10をリードサポート22a,24aに溶接し、第4図
(a)に示される構造体W1を形成する。さらにグローブ
保持プレート60のグローグ係合溝66に接着剤68を装填
し、グローブ50の開口側基端部を接着一体化して、第4
図(b)に示す構造体W2をつくる。そしてこのようにし
てつくられた構造体W2を、第4図(c)に示されるよう
に、ベース成形用金型70,(上金型70A,下金型70B)内に
配置し、射出成形によりベース20を成形する。ベース20
の成形と同時に周縁枠21が成形され、グローブ保持プレ
ート60はこの周縁枠21に抱持されてベース20に一体化さ
れる。また端子・リードサポート体22,24はベース20を
貫通する領域において、ベース20に把持されてベース20
に一体化される。
〔考案の効果〕
以上の説明から明かなように、本考案に係る放電ランプ
装置によれば、無機系接着剤がグローブとグローブ保持
プレートとを強固に接着一体化し、ベースに一体成形さ
れた周縁枠がグローブ保持プレートを抱持してベースに
固定保持するので、ガタなくグローブをベースに確実に
固定保持できる。
また、絶縁性ベースの成形と同時に、リードサポートの
ベースへの取り付け、及び紫外線遮蔽用グローブのベー
スへの取り付け固定ができるので、それだけ放電ランプ
装置の製造が容易となるという効果もある。
さらにまた、絶縁性ベースの前面にセラミック製グロー
ブ保持プレートが設けられており、放電ランプの発熱は
この保持プレートを介してベースに伝達されるので、ベ
ースが放電ランプ側の熱によって変形等するおそれもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を破断して示す放電ランプ装置の斜視図、
第2図は同ランプ装置の縦断面図、第3図は同ランプ装
置の要部分解斜視図、第4図(a)〜(c)は同ランプ
装置の製造工程を説明する説明図、第5図は従来の放電
ランプ装置の縦断面図である。 10…放電ランプ、20…絶縁性ベース、21…周縁枠、22,2
4…端子・リードサポート体、22a,24a…リードサポー
ト、22b,24b…コネクター端子、50…紫外線遮蔽用グロ
ーブ、60…グローブ保持プレート、62,64…リードサポ
ート挿通孔、68…無機系接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電ランプを支持する一対のリードサポー
    トが突設された合成樹脂製の絶縁性ベースの前面に、カ
    ップ状の紫外線遮蔽用グローブの開口側基端部が固定保
    持されて、放電ランプが紫外線遮蔽用グローブに包囲さ
    れた放電ランプ装置において、リードサポート挿通孔の
    形成されたセラミック製グローブ保持プレートが前記グ
    ローブの開口側基端部に無機系接着剤によって接着さ
    れ、このグローブ保持プレートが前記ベースと一体成形
    された周縁枠に抱持されたことを特徴とする放電ランプ
    装置。
JP7651890U 1990-07-20 1990-07-20 放電ランプ装置 Expired - Lifetime JPH0713165Y2 (ja)

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JPH0435345U JPH0435345U (ja) 1992-03-24
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