JPH07130823A - チツプ部品位置決め方法及びこれを実施する装置 - Google Patents

チツプ部品位置決め方法及びこれを実施する装置

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JPH07130823A
JPH07130823A JP30126893A JP30126893A JPH07130823A JP H07130823 A JPH07130823 A JP H07130823A JP 30126893 A JP30126893 A JP 30126893A JP 30126893 A JP30126893 A JP 30126893A JP H07130823 A JPH07130823 A JP H07130823A
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JP
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chip
monitor
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chip part
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JP30126893A
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Kazuo Takashima
和男 高島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】チツプ部品2の位置を検出し、当該検出結果に
基づいて上記チツプ部品2を位置決めするチツプ部品位
置決め装置3において、高速かつ正確にチツプ位置の認
識をすることができるチツプ部品位置決め方法及びこれ
を実施する装置3を提案しようとするものである。 【構成】チツプ部品2の位置決めをするにあたつて、画
像処理によつて位置を検出することにより、高速かつ正
確にチツプ部品2の位置の認識をすることができ、また
様々なタイプのチツプ部品2に対応できると共に簡易な
システムを構築し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図10及び図11) 発明が解決しようとする課題(図10及び図11) 課題を解決するための手段(図1〜図9) 作用(図1〜図9) 実施例 (1)全体構成(図1) (2)第1の実施例(図1〜図4) (3)第2の実施例(図1及び図5〜図7) (4)第3の実施例(図1及び図8、図9) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はチツプ部品位置決め方法
及びこれを実施する装置に関し、特にチツプの位置を検
出した後当該チツプ部品を位置決めする方法及びこれを
実施する装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来半導体チツプの組立工程において
は、図10に示すようにウエハ1の表面に所定のパター
ンを形成してなるチツプ部品2Aを複数配列することに
よりチツプ部品群2を形成し(図10(A))、この状
態においてウエハ1を伸縮性のあるシートに張り付けて
矢印a方向に放射状に延伸すると、チツプ群2の各チツ
プ部品2Aはシートと共に矢印a方向に放射状に移動
し、互いに離間した状態となる(図10(B))。これ
によりチツプ部品2Aを個々に容易に取り出し得るよう
になされている。
【0004】ここで、図11は互いに離間した状態にあ
るチツプ部品2Aの拡大図を示し、各チツプ部品2Aは
それぞれモニタチツプ2A1及び本チツプ2A2によつ
て構成されている。すなわち本チツプ2A2は実際に製
品として使用されるチツプであり、モニタチツプ2A1
は対応する本チツプ2A2の位置を検出するための目印
として設けられている。
【0005】従つて全て同一パターンでなる各本チツプ
2A2を対応するモニタチツプ2A1によつて識別する
ようになされており、作業者はモニタチツプ2A1を顕
微鏡で見ながら、このモニタチツプ2A1に対応する本
チツプ2A2を1個1個ピンセツトで取り出すことによ
り、チツプ部品群2の組み立てを行つていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが人手を介した
ハンドリング組立て方法によると、モニタチツプ2A1
のパターンが他のモニタチツプ2A1と類似している場
合が多いことから、組立に必要な本チツプ2A2を誤認
してしまうおそれがあり、その場合は製品の出荷前に再
検査しなければならないという煩雑さが生じる。
【0007】さらに、取り扱うチツプ部品2Aのチツプ
幅は数十〔μm 〕から数百〔μm 〕であることから、人
手による組立て時において組立ミスが頻発するおそれが
ある。また、自動組立装置における単純な機械系の精度
のみに基づく制御によるのでは、ウエハセツト位置や駆
動系の精度にわずかなずれがある場合に、組立に必要な
本チツプ2A2とは異なる本チツプ2A2を取り出して
しまうおそれがあつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、高速かつ正確にチツプ位置の認識をすることができ
るチツプ部品位置決め方法及びこれを実施する装置を提
案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、チツプ部品2の位置を検出し、検
出結果に基づいてチツプ部品2を位置決めするチツプ部
品位置決め装置3において、チツプ部品2を載置し、任
意の方向に移動するステージ7と、ステージ7を移動す
ることにより、所定の画枠13内に移動されたチツプ部
品2を撮像する撮像手段4と、撮像されたチツプ部品2
の画像に基づいてチツプ部品2のステージ7上における
位置を検出する検出手段9、10とを備えるようにす
る。
【0010】また本発明においては、チツプ部品2の位
置を検出し、検出結果に基づいてチツプ部品2を位置決
めするチツプ部品位置決め装置3において、チツプ部品
2を載置したステージ7を移動することにより、所定の
チツプ部品2を撮像手段4の所定の画枠13内に収め、
撮像手段4によつて撮像された画枠内13のチツプ部品
2の画像に基づいてチツプ部品2のステージ7上におけ
る位置を検出するようにする。
【0011】また本発明においては、ステージ7上に複
数配列されたチツプ部品2のうち、同一パターンでなる
チツプ部品2が連続して配列された場合に、異なるパタ
ーンのチツプ部品2が画枠13内に入るまで順次チツプ
部品2を所定方向に移動しながら撮像するようにする。
【0012】また本発明においては、チツプ部品2が位
置検定に使用できない場合に、チツプ部品2に隣接する
隣接チツプ部品2の位置を検出し、位置検出結果に基づ
いてチツプ部品2の位置を検出するようにする。
【0013】また本発明においては、複数のチツプ部品
2が形成されてなるウエハ1において、チツプ部品2は
所定のパターンが形成されてなる本チツプ2A2と、本
チツプ2A2にそれぞれ対応し、本チツプ2A2の位置
を検出するモニタチツプ2A1とを備えるようにする。
【0014】また本発明においては、ウエハ1におい
て、複数のモニタチツプ2A1のうち隣接したモニタチ
ツプ2A1のパターンが異なるようにする。
【0015】
【作用】撮像手段4によつて撮像された画枠13内のチ
ツプ部品2の画像に基づいてチツプ部品2のステージ7
上の位置を検出することにより、高速かつ正確にチツプ
部品2の位置の認識をすることができる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】(1)全体構成 図1において3は全体としてチツプ部品位置決め装置を
示し、モータ15によつてx、y及びz空間内を任意に
移動し得ると共にθ方向に回動し得るステージ7上にウ
エハ1が載置され、当該ウエハ1に形成されたチツプ部
品群2の各チツプ部品2AをCCDカメラ4によつて撮
像し得るようになされている。
【0018】CCDカメラ4の周囲にはリングライト8
が設けられており、当該リングライト8によつてウエハ
1のチツプ部品2Aを照明することにより、各チツプ部
品2Aの像を十分な照明光のもとで撮像することができ
る。CCDカメラ4はウエハ1のチツプ部品2Aを撮像
してなる撮像信号S1を制御部5の画像処理部9に送出
する。
【0019】制御部5は、CCDカメラ4から出力され
る撮像信号S1を処理する画像処理部9と、当該画像処
理部9から出力されたデータを処理するCPU(中央処
理ユニツト)部10と、プログラムデータが格納されて
いるメモリ部11とを有する。画像処理部9はモニタチ
ツプ2A1及び本チツプ2A2の位置検出及びダイシン
グライン(図示せず)の位置を検出する。
【0020】また制御部5においては、VMEバス12
を経由して命令及びデータの受け渡しがなされ、VME
バス12を介して設けられたモータ制御部14が画像処
理の結果に基づいてステージ7を移動制御できるように
なされている。また制御部5による画像及び当該画像処
理の結果はモニタ6上に画面表示するようになされてい
る。このモニタ6の画面中央部には、画像処理部9によ
つて設けられたウインドウ13が表示され、当該ウイン
ドウ13内を画像処理部9が画像処理することにより、
他のモニタチツプ2A1を検出してしまうことを防止す
ることができる。
【0021】ここで、本チツプ2A2はモニタチツプ2
A1よりも小さく形成されており、モニタチツプ2A1
の位置を検出すればその検出結果の位置情報に基づいて
本チツプ2A2の位置を検出することができる。このた
めウインドウ13をモニタチツプ2A1の大きさに合わ
せれば良いことから、ウインドウ13を本チツプ2A2
よりも小さく設定することができる。
【0022】従つて、画像処理速度を上げることができ
ると共に他のチツプとの誤認を防止できるが、ウインド
ウ13をモニタチツプ2A1よりも少し大きく設定する
ことにより、モニタチツプ2A1の位置を検出する際に
モニタチツプ2A1がずれて撮像されてもウインドウ1
3内に収めることができる。
【0023】モータ制御部14はCPU部10の命令に
基づいて、ウエハ1を載せたステージ7を各方向に移動
制御できるようにモータ15を制御できると共に、ステ
ージ7内におけるリミツトスイツチ(図示せず)の監視
及び制御をすることができるようになされている。
【0024】また、制御部5にはVMEバス12を経由
して汎用入出力部16が設けられており、ホストコンピ
ユータ(図示せず)と入出力するようになされている。
チツプ部品2A全体の位置情報は、制御部5のメモリ部
11に格納されたプログラムデータに基づいて初期設定
すること(以下、テイーチングという)により与えられ
ているが、ウエハ1のセツト位置や延伸条件等の影響に
よりテイーチングした位置からずれてしまうおそれがあ
る。
【0025】そこで、何らかの方法、例えば、画像処理
により標的となるモニタチツプ2A1の位置を検出し、
この画像処理によつて得られた位置情報に基づいて本チ
ツプ2A2の位置を検出するようになされている。ここ
で、画像処理とは、テイーチングにより予め登録した画
像と処理する画像との相関を取り、この相関値が一番大
きくなる(一番マツチした)ポイント(x,y)を探す
処理をいう。
【0026】このようにモニタチツプ2A1は、上述の
ような画像処理のためのみに使用することを特徴とする
位置決め用パターンのみならず、プロセスを確認するた
めに標準トランジスタ等を予め入れておくことを特徴と
するプロセスモニタ用パターンとしての役割も果たして
いる。
【0027】(2)第1の実施例 図1について上述した制御部5内のCPU部10は、図
2に示す処理手順に従つてチツプ部品2Aの位置決め処
理を実行する。すなわち画像処理部9はステツプSP1
から当該処理手順に入り、ステツプSP2において、C
PU部10は標的となるモニタチツプ2A1(ターゲツ
トモニタチツプ)がモニタ6のほぼ中央で画面表示され
るような位置になるようにステージ7を移動制御して、
当該モニタチツプ2A1の概略位置移動が正確になされ
たか否かを判断し、肯定結果が得られるまでCPU部1
0はステージ7の移動制御を繰り返す。
【0028】その際、モニタ6の画面中央部には、画像
処理部9によつて設けられたウインドウ13が表示さ
れ、当該ウインドウ13内を画像処理部9が画像処理す
ることにより、他のモニタチツプ2A1を検出してしま
うことを防止することができる。やがてCPU部10は
ステツプSP2において肯定結果を得ると、ステツプS
P3に移つて、リングライト8による照射の下、CCD
カメラ4によつて標的となるモニタチツプ2A1が撮像
され、その画像が制御部5内の画像処理部9に送出され
る。
【0029】その際、本チツプ2A2はモニタ6上のほ
ぼ画面中央部に表示されるが、機械系の精度の関係に基
づき多少の誤差の発生も避けられないことから、完全に
中央部には表示し得ないため、次のステツプSP4にお
いて、画面中央部に設けられ、モニタチツプ2A1より
少し大きく設定されたウインドウ13内を画像処理部9
が画像処理することにより、正確な本チツプ2A2の位
置を検出することができる。
【0030】例えば図3に示すような実際のウエハパタ
ーンにおいて、3列目の10番目の本チツプ2A2Xを
標的として取り出す場合には、まず図4に示すように当
該本チツプ2A2Xに対応するモニタチツプ2A1Xを
画面中央部に設けられたウインドウ13内に入るように
し(図4(A))、画像処理部9はこのウインドウ13
内を画像処理することにより、当該モニタチツプ2A1
Xの位置を検出するようにする(図4(B))。
【0031】続いてステツプSP5において、CPU部
10は画像処理部9から出力された画像データであるモ
ニタチツプ2A1の位置検出の結果による位置情報に基
づいて、当該画像データをピクセル数からパルス数に変
換するように処理することにより、ステージ7の補正量
を計算する。続いてステツプSP6に移つて、CPU部
10によるステージ7の補正量の計算結果に基づいて、
モータ制御部14はモータ15を駆動させてステージ7
を移動制御することにより、位置検出したモニタチツプ
2A1に対応する本チツプ2A2を標的となる所定位置
に位置補正することができる。
【0032】このようにCPU部10は、上述の処理ス
テツプをウエハ1上の全てのチツプについて順次行い、
最終チツプの位置を検出することができるか否かを判断
し、否定結果が得られたときには上述のステツプSP2
に戻つて標的となるモニタチツプ2A1の概略位置移動
から再度行う。やがてステツプSP7においてCPU部
10が肯定結果を得ると、ステツプSP8に移つて当該
処理手順を終了する。
【0033】以上の構成において、画像処理部9は標的
となる本チツプ2A2に対応するモニタチツプ2A1を
画面中央部に設けられたウインドウ13内において画像
処理することにより、標的となるモニタチツプ2A1の
位置を検出し、この画像処理によつて得られた位置情報
から当該モニタチツプ2A1に対応する本チツプ2A2
の位置を検出することができる。
【0034】さらに画像処理部9から出力されたモニタ
チツプ2A1の位置検出による位置情報に基づいて、C
PU部10はステージ7の補正量を計算し、それによつ
てモータ制御部14はモータ15を駆動させてステージ
7を移動制御することにより、位置検出したモニタチツ
プ2A1に対応する本チツプ2A2を標的となる所定位
置に位置補正することができる。
【0035】以上の構成によれば、画像処理によつて標
的となるモニタチツプ2A1の位置を検出することによ
り、その得られた位置情報に基づいて当該モニタチツプ
2A1に対応する本チツプ2A2の位置を検出すること
ができ、従つて当該本チツプ2A2を標的となる所定位
置に位置補正することができる。
【0036】(3)第2の実施例 次に図5に示すように複数のモニタチツプ2A1のうち
同じパターンでなるモニタチツプパターンID2が連続
する場合は、CPU部10は連続するモニタチツプパタ
ーンID2のうちいずれのモニタチツプの位置を検出し
たか判断し得ず、この場合ウインドウ13のサイズを変
更することなく、1個1個のモニタチツプ2A1のパタ
ーンを順次検出し、特定のパターンの並びであつた場合
を正しい位置情報とする方法を用いることにより、簡単
な方法によつて、また現状のシステム構成のままで簡単
に位置検出し得るようにした。
【0037】すなわち図1について上述した制御部5内
のCPU部10は図6に示す処理手順に従つて本チツプ
の位置決め処理を実行する。すなわちCPU部10はス
テツプSP9から当該処理手順に入り、ステツプSP1
0において標的となるモニタチツプ2A1がモニタ6の
ほぼ中央部で画面表示されるような位置になるようにス
テージ7を移動制御して、当該モニタチツプ2A1の概
略位置移動が正確になされたか否かを判断し、肯定結果
が得られるまでCPU部10はステージ7の移動制御を
繰り返す。
【0038】やがてCPU部10はステツプSP10に
おいて肯定結果を得るとステツプSP11に移つて、リ
ングライト8による照射の下、CCDカメラ4によつて
標的となるモニタチツプ2A1が撮像され、その画像が
制御部5内の画像処理部9に送出される。続いてステツ
プSP12において、標的となる本チツプ2A2に対応
するモニタチツプ2A1をモニタ6の画面中央部に設け
られたウインドウ13内に入るようにし、画像処理部9
はこのウインドウ13内を画像処理することにより、当
該モニタチツプ2A1の位置を検出するようにする。
【0039】その際、CPU部10はステツプSP13
において、順次認識するモニタチツプ2A1を1個づつ
下にずらしながら当該モニタチツプ2A1の並びを確認
するように制御した後、モニタチツプ2A1の位置を検
出するようにする。この結果、モニタチツプ2A1のパ
ターンが同じ場合、例えば、モニタチツプ2A1のパタ
ーンが1222345-1222345-1222345 と繰り返す場合におい
て、このように連続してパターン「2」が3個続く場合
には、単純にパターン「2」を検出したのではどのパタ
ーン「2」であるか認識できず、標的となる本チツプ2
A2を取り出すことができなくなるという問題を防止し
得る。
【0040】この場合、図7(A)に示すように1個目
のモニタチツプパターンID2については2−2−2の
パターンが、また図7(B)に示すように2個目のモニ
タチツプパターンID2については2−2−3のパター
ンが、さらに図7(C)に示すように3個目のモニタチ
ツプパターンID2については2−3−4のパターンが
それぞれ順次検出される。
【0041】その際、2個目のモニタチツプパターンI
D2を検出するにあたつて、2−2−3の順で位置検出
されなかつた場合は、CPU部10はどこかのモニタチ
ツプ2A1の位置を誤認しているものとみなし、再度上
述のパターンを検出して2−2−3の順で位置検出され
るまで繰り返し制御する。ここで、画像処理部9がモニ
タチツプ2A1の位置を検出するにあたつて、モニタチ
ツプ2A1の位置情報のみならず、モニタチツプ2A1
のパターンが目的のものであるかどうかのチエツクも兼
ねて行つている。
【0042】続いてステツプSP14において、CPU
部10は画像処理部9から出力された画像データである
モニタチツプ2A1の位置検出の結果による位置情報に
基づいて、当該画像データをピクセル数からパルス数に
変換するように処理することにより、ステージ7の補正
量を計算する。
【0043】続いてステツプSP15に移つて、CPU
部10によるステージ7の補正量の計算結果に基づい
て、モータ制御部14はモータ15を駆動させてステー
ジ7を移動制御することにより、位置検出したモニタチ
ツプ2A1に対応する本チツプ2A2を標的となる所定
位置に位置補正することができる。
【0044】このようにCPU部10は、上述の処理ス
テツプをウエハ1上の全てのチツプについて順次行い、
最終チツプの位置を検出することができるか否かを判断
し、否定結果が得られたときには上述のステツプSP1
0に戻つて標的となるモニタチツプ2A1の概略位置移
動から再度行う。やがてステツプSP16においてCP
U部10が肯定結果を得ると、ステツプSP17に移つ
て当該プログラムを終了する。
【0045】以上の構成において、画像処理部9は標的
となる本チツプ2A2に対応するモニタチツプ2A1を
画面中央部に設けられたウインドウ13内において画像
処理することにより、標的となるモニタチツプ2A1の
位置を検出し、この画像処理によつて得られた位置情報
から当該モニタチツプ2A1に対応する本チツプ2A2
の位置を検出することができる。
【0046】さらに画像処理部9から出力されたモニタ
チツプ2A1の位置検出による位置情報に基づいて、C
PU部10はステージ7の補正量を計算し、それによつ
てモータ制御部14はモータ15を駆動させてステージ
7を移動制御することにより、位置検出したモニタチツ
プ2A1に対応する本チツプ2A2を標的となる所定位
置に位置補正することができる。
【0047】また、モニタチツプ2A1のパターンが全
く同じ場合があるときは、画像処理部9は、順次認識す
るモニタチツプ2A1を1個づつ下にずらしながら当該
モニタチツプ2A1の並びを確認するように制御するこ
とにより、標的となるモニタチツプ2A1の位置を検出
することができ、従つて当該モニタチツプ2A1に対応
する本チツプ2A2の位置を検出することができる。
【0048】以上の構成によれば、画像処理によつて標
的となるモニタチツプ2A1の位置を検出することによ
り、その得られた位置情報に基づいて当該モニタチツプ
2A1に対応する本チツプ2A2の位置を検出すること
ができ、従つて当該本チツプ2A2を標的となる所定位
置に位置補正することができる。
【0049】また、モニタチツプ2A1のパターンが全
く同じ場合があつても、そのモニタチツプ2A1の周囲
に位置するモニタチツプ2A1の位置情報に基づいて位
置を確認することにより、標的となるモニタチツプ2A
1に対応する本チツプ2A2の位置を検出することがで
きる。
【0050】(4)第3の実施例 通常LSIなどの組み立てはクリーンルーム内でなされ
るため、ウエハ1を固定した際に、当該ウエハ1の周り
にはモニタチツプ2A1によるキズが付いていることが
多い。
【0051】例えば図8に示すように、右列の最上部の
モニタチツプ2A1Y及び最下部のモニタチツプ2A1
Zにキズが付いており、当該右列の標的となる本チツプ
2A2(図示せず)の位置を検出する場合おいて、チツ
プ部品群2の各チツプ部品2Aは互いに隣接する列で同
一直線上に配列されていることから、右列の標的となる
モニタチツプ2A1の位置を確認した後、当該モニタチ
ツプ2A1に隣接する左列のモニタチツプ2A1の位置
を確認することにより、その位置確認された位置情報に
基づいて標的となるモニタチツプ2A1に対応する本チ
ツプ2A2の位置を検出することができる。
【0052】この結果、右列の最上部のモニタチツプ2
A1Y及び最下部のモニタチツプ2A1Zにおいて、上
述の画像処理によれば、モニタチツプ2A1Y及び2A
1Zに付いているキズに起因して当該モニタチツプ2A
1Y及び2A1Zの位置を確認し得ないことにより、テ
イーチングにより予め登録した画像と処理する画像との
相関度が小さくなり、このため標的となるモニタチツプ
2A1の検出率はゼロに近い値となつて画像処理の進行
に支障を来すという問題が生じるのを防止し得る。
【0053】図1について上述した制御部5内のCPU
部10は、図9に示す処理手順に従つてチツプ部品の位
置決め処理を実行する。すなわち画像処理部9はステツ
プSP18から当該処理手順に入り、ステツプSP19
において、CPU部10は標的となるモニタチツプ2A
1がモニタ6のほぼ中央部で画面表示されるような位置
になるようにステージ7を移動制御して、当該モニタチ
ツプ2A1の概略位置移動が正確になされたか否かを判
断し、肯定結果が得られるまでCPU部10はステージ
7の移動制御を繰り返す。
【0054】やがてCPU部10はステツプSP19に
おいて肯定結果を得るとステツプSP20に移つて、リ
ングライト8による照射の下、CCDカメラ4によつて
標的となるモニタチツプ2A1が撮像され、その画像が
制御部5内の画像処理部9に送出される。
【0055】続いてステツプSP21において、標的と
なる本チツプ2A2に対応するモニタチツプ2A1をモ
ニタ6の画面中央部に設けられたウインドウ13内に入
るようにし、画像処理部9はこのウインドウ13内を画
像処理することにより、当該モニタチツプ2A1の位置
を検出するようにする。
【0056】その際、ステツプSP22においてCPU
部10は、画像処理部9によるモニタチツプ2A1の位
置検出がエラーであるか否かを判断し、その肯定結果が
得られたときには、ステツプSP27に移つてエラーを
処理することにより、標的となるモニタチツプ2A1が
ウエハ1の外周位置にあつてキズが付いている場合に、
画像処理部9が当該モニタチツプ2A1の位置を検出す
ることができなくなることを防止し得る。
【0057】このステツプSP27において、CPU部
10がこのモニタチツプ2A1の位置検出のエラーを処
理し、次にステツプSP28に移つて、画像処理部9は
右列又は左列における標的となるモニタチツプ2A1の
位置を確認した後、当該標的となるモニタチツプ2A1
に隣接するモニタチツプ2A1の位置を確認する。
【0058】続いてステツプSP29において、CPU
部10は標的となるモニタチツプ2A1に隣接するモニ
タチツプ2A1の位置確認された位置情報に基づいて、
標的となるモニタチツプ2A1に対応する本チツプ2A
2の位置を確認し得るか否かを判断し、CPU部10は
否定結果を得ると、ステツプSP30に移つてエラーで
あるとみなし、ステツプSP31において当該プログラ
ムを終了する。
【0059】これに対してステツプSP29において肯
定結果を得ると、ステツプSP23に移つてCPU部1
0は画像処理部9から出力された画像データでなる隣接
するモニタチツプ2A1を基準にした位置検出の結果に
よる位置情報に基づいて、当該画像データをピクセル数
からパルス数に変換するように処理することにより、ス
テージ7の補正量を計算する。
【0060】これに対して、上述のステツプSP22に
おいて否定結果が得られると、ステツプSP23に移つ
てCPU部10は上述のようにステージ7の補正量を計
算する。続いてステツプSP24に移つて、CPU部1
0によるステージ7の補正量の計算結果に基づいて、モ
ータ制御部14はモータ15を駆動させてステージ7を
移動制御することにより、位置検出したモニタチツプ2
A1に対応する本チツプ2A2を標的となる所定位置に
位置補正することができる。
【0061】このようにCPU部10は、上述の処理ス
テツプをウエハ1上の全てのチツプについて順次行い、
最終チツプの位置を検出することができるか否かを判断
し、否定結果が得られたときには上述のステツプSP1
9に戻つて標的となるモニタチツプ2A1の概略位置移
動から再度行う。やがてステツプSP25においてCP
U部10が肯定結果を得ると、ステツプSP26に移つ
て当該プログラムを終了する。
【0062】以上の構成において、画像処理部9は標的
となる本チツプ2A2に対応するモニタチツプ2A1を
画面中央部9に設けられたウインドウ13内において画
像処理することにより、標的となるモニタチツプ2A1
の位置を検出し、この画像処理によつて得られた位置情
報から当該モニタチツプ2A1に対応する本チツプ2A
2の位置を検出することができる。
【0063】さらに画像処理部9から出力されたモニタ
チツプ2A1の位置検出による位置情報に基づいて、C
PU部10はステージ7の補正量を計算し、それによつ
てモータ制御部14はモータ15を駆動させてステージ
7を移動制御することにより、位置検出したモニタチツ
プ2A1に対応する本チツプ2A2を標的となる所定位
置に位置補正することができる。
【0064】また標的となるモニタチツプ2A1が位置
検定に使用できない場合は、画像処理部9は、当該モニ
タチツプ2A1に隣接する列のモニタチツプ2A1の位
置を確認することにより、その位置確認された位置情報
に基づいて標的となるモニタチツプ2A1に対応する本
チツプ2A2の位置を検出することができる。
【0065】以上の構成によれば、画像処理によつて標
的となるモニタチツプ2A1の位置を検出することによ
り、その得られた位置情報に基づいて当該モニタチツプ
2A1に対応する本チツプ2A2の位置を検出すること
ができ、従つて当該本チツプ2A2を標的となる所定位
置に位置補正することができる。
【0066】また、標的となるモニタチツプ2A1が位
置検定に使用できない場合があつても、そのモニタチツ
プ2A1の周囲に位置するモニタチツプ2A1の位置情
報に基づいて位置を確認することにより、標的となるモ
ニタチツプ2A1に対応する本チツプ2A2の位置を検
出することができる。
【0067】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、チツプ部
品の位置決めをするにあたつて、画像処理によつて位置
を検出することにより、高速かつ正確にチツプ部品の位
置の認識をすることができ、また様々なタイプのチツプ
部品に対応できると共に簡易なシステムを構築し得るチ
ツプ部品位置決め方法及びこれを実施する装置を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体チツプ位置決め装置の一実
施例を示すブロツク図である。
【図2】本発明における処理手順を示すフローチヤート
である。
【図3】実際のウエハパターン例を示す拡大図である。
【図4】ウインドウ内におけるモニタチツプの位置を示
す拡大図である。
【図5】モニタチツプの同じパターンが連続して並ぶ場
合の拡大図である。
【図6】同じパターンのモニタチツプが連続して並ぶ場
合における処理手順を示すフローチヤートである。
【図7】同一パターンのモニタチツプを示す拡大図であ
る。
【図8】ウエハの外周位置にキズがある場合の平面図で
ある。
【図9】モニタチツプが位置検定に使用できない場合に
おける処理手順を示すフローチヤートである。
【図10】ウエハの構成を示す平面図である。
【図11】チツプが互いに離間した状態の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1……ウエハ、2……チツプ部品群、3……チツプ部品
位置決め装置、4……CCDカメラ、5……制御部、6
……モニタ、7……ステージ、8……リングライト、9
……画像処理部、10……CPU部、11……メモリ
部、12……VMEバス、13……ウインドウ、14…
…モータ制御部、15……モータ、16……汎用入出力
部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チツプ部品の位置を検出し、当該検出結果
    に基づいて上記チツプ部品を位置決めするチツプ部品位
    置決め装置において、 上記チツプ部品を載置し、任意の方向に移動するステー
    ジと、 上記ステージを移動することにより、所定の画枠内に移
    動された上記チツプ部品を撮像する撮像手段と、 上記撮像されたチツプ部品の画像に基づいて上記チツプ
    部品の上記ステージ上における位置を検出する検出手段
    とを具えることを特徴とするチツプ部品位置決め装置。
  2. 【請求項2】チツプ部品の位置を検出し、当該検出結果
    に基づいて上記チツプ部品を位置決めするチツプ部品位
    置決め装置において、 チツプ部品を載置したステージを移動することにより、
    所定のチツプ部品を撮像手段の所定の画枠内に収め、 上記撮像手段によつて撮像された上記画枠内のチツプ部
    品の画像に基づいて上記チツプ部品の上記ステージ上に
    おける位置を検出することを特徴とするチツプ部品位置
    決め方法。
  3. 【請求項3】上記ステージ上に複数配列された上記チツ
    プ部品のうち、同一パターンでなるチツプ部品が連続し
    て配列された場合に、異なるパターンのチツプ部品が上
    記画枠内に入るまで順次上記チツプ部品を所定方向に移
    動しながら撮像するようにしたことを特徴とする請求項
    2に記載のチツプ部品位置決め方法。
  4. 【請求項4】上記チツプ部品が位置検定に使用できない
    場合に、上記チツプ部品に隣接する隣接チツプ部品の位
    置を検出し、 上記位置検出結果に基づいて上記チツプ部品の位置を検
    出するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のチ
    ツプ部品位置決め方法。
  5. 【請求項5】複数のチツプ部品が形成されてなるウエハ
    において、 上記チツプ部品は所定のパターンが形成されてなる本チ
    ツプと、 上記本チツプにそれぞれ対応し、上記本チツプの位置を
    検出するモニタチツプとを具えることを特徴とするウエ
    ハ。
  6. 【請求項6】上記ウエハにおいて、 上記複数のモニタチツプのうち隣接したモニタチツプの
    パターンが異なるようにしたことを特徴とする請求項5
    に記載のウエハ。
JP30126893A 1993-11-05 1993-11-05 チツプ部品位置決め方法及びこれを実施する装置 Pending JPH07130823A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100364559B1 (ko) * 1998-09-17 2002-12-12 주식회사 뷰웰 반도체 리드 검사장치

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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