JPH0713072B2 - ジベンジリデン化多価アルコ−ルエ−テル誘導体 - Google Patents

ジベンジリデン化多価アルコ−ルエ−テル誘導体

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JPH0713072B2
JPH0713072B2 JP62132055A JP13205587A JPH0713072B2 JP H0713072 B2 JPH0713072 B2 JP H0713072B2 JP 62132055 A JP62132055 A JP 62132055A JP 13205587 A JP13205587 A JP 13205587A JP H0713072 B2 JPH0713072 B2 JP H0713072B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なジベンジリデン化多価アルコールエー
テル誘導体に関し、更に詳しくは、均一なO/P(ポリオ
ール中油)エマルシヨン形成能を持つ新規なジベンジリ
デン化多価アルコールエーテル誘導体に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
一般に、微細で均一なエマルシヨンを得るための乳化方
法としては、転相(反応)乳化法及び非イオン性界面活
性剤をもちいたゲル乳化法が知られている。このうち、
転相乳化法では、幅広い油の乳化が可能であり、イオン
性界面活性剤を使用することで、一般的に、安定なエマ
ルシヨンを得ることができる。しかし、この方法では、
転相させる為、水の使用が必須である。
また、非イオン性界面活性剤を用いたゲル乳化法は、水
溶性溶剤に水相を加えたものに、非イオン性界面活性剤
を溶解し、界面活性剤連続相を作り、そこに徐々に油を
添加することにより、ゲル状エマルシヨンを得、このゲ
ル状エマルシヨンに更に水を添加して、O/Wエマルシヨ
ンを得るというものである。しかし、この方法では、中
間体のO/Pゲル又はエマルシヨンが自己乳化性をもつ
為、希釈することにより、O/Wエマルシヨンを得ること
ができる場合もあるが、中間体のO/Pゲルは、温度条件
等により不安定であり、また、ポリオールやエタノール
濃度を高濃度とすることができず、これまで、ポリオー
ル単体を連続相とするO/Pエマルシヨンを安定に作るこ
とができなかつた。
〔問題を解決するための手段〕
斯かる実情において、本発明者は種々の化合物を合成
し、そのゲル及びエマルシヨン生成能を検討した結果、
下記式(I)で表わされる新規な(ジベンジリデン化)
多価アルコールエーテル誘導体は、多価アルコール−油
で、均一な、しかも粘度の低いO/Pエマルシヨンを形成
すること、を見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は次の一般式(I)、 〔式中、Rは基CH2CH2OnR3(ここで、R3は水素原子
又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは1〜3の整
数を示す)、 (ここで、R4は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
を示す)を示し、R1、R2は水素原子、ハロゲン原子、水
酸基、カルボキシル基、ニトロ基、シアノ基又は炭素数
1〜4のアルキル基若しくはアルコキシ基を示す〕 で表わされる新規なジベンジリデン化多価アルコールエ
ーテル誘導体を提供するものである。
この式(I)で表わされるジベンジリデン化多価アルコ
ールエーテル誘導体において、炭素数1〜4のアルキル
基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げ
られ、また、炭素数1〜4のアルコキシ基としては、メ
トキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等が挙げられる。
また、化合物(I)の骨格となる多価アルコール(糖ア
ルコール)は、5価の糖アルコールであればいずれでも
よく、例えば光学活性体若しくはラセミ体のキシリトー
ル、リビトール、アラビニトール等が挙げられる。
本発明のジベンジリデン化多価アルコールエーテル誘導
体(I)の製造法は、特に限定されるものではないが、
例えば次の方法のいずれかにより調整される。
(方法1) ジベンジリデン化多価アルコール誘導体(II)に塩基の
存在下、アルキル化剤(III)を作用させてジベンジリ
デン化多価アルコールエーテル誘導体(Ia)を得る。
(式中、R′は を、Xはハロゲン原子、スルホン酸残基を示し、R1
R2、R3及びnは前記した意味を有する) 出発原料であるジベンジリデン化多価アルコール誘導体
(II)は、例えば特開昭49−108143号に開示の方法によ
り製造される。また、アルキル化剤(III)の脱離基X
としては、塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン
原子;または、p−トルエンスルホン酸残基、ベンゼン
スルホン酸残基、メタンスルホン酸残基等のスルホン酸
残基が好ましい。用いる塩基としては、Li、Na、K等の
アルカリ金属のLiH、NaH、KH等のアルカリ金属水素化
物;LiOH、NaOH、KOH等のアルカリ金属水酸化物;NaOMe、
NaOEt、KOt−Bu等のアルカリ金属アルコラート;LiNi−P
r2、NaNH2等のアルカリ金属アミドなどの化合物(II)
をアルコラートとできる塩基であればいずれも使用する
ことができ、化合物(II)に対して1〜20当量、好まし
くは2〜10当量用いる。反応溶媒としては、化合物(I
I)を溶解させ、かつ、反応に不活性である溶媒であれ
ば、いずれも使用できるが、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル系溶媒若しくは、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルホルムアミド等が好ましい。反応温度は
0〜150℃の範囲で良好であるが、20〜120℃の範囲が好
ましい。また、必要に応じ、反応を促進する触媒とし
て、KI、NaI、LiI等の金属ヨウ化物を0.05〜20当量用い
ても良い。
(方法2) ジベンジリデン化多価アルコール誘導体(II)に、塩基
及び相間移動触媒の存在下、アルキル化剤(III)を作
用させてジベンジリデン化多価アルコールエーテル誘導
体(Ia)を得る。
本方法においては、ジベンジリデン化多価アルコール誘
導体(II)、アルキル化剤(III)及び塩基として、い
ずれも方法1で用いたものと同じものを用いることがで
き、また化合物(II)と塩基の比も方法1と同じで良
い。また、相間移動触媒としては、4級アンモニウム
塩、クラウンエーテル、ポリエチレングリコール等を使
用することができるが、4級アンモニウム塩が好まし
い。この反応は相間移動反応であるので、反応溶媒は水
と有機溶媒の混合系で行う。用いる有機溶媒としては、
化合物(II)を溶解し、反応に不活性な溶媒であればい
ずれも使用できるが、トルエン、ベンゼン等の芳香族系
炭化水素と、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル系溶媒との混合系溶媒が好ましい。反応温度は20〜
150℃の範囲で良好であるが、40〜100℃の範囲が好まし
い。
なお、前記した塩基のうち、本方法においてより好まし
いものは、LiOH、NaOH、KOH等のアルカリ金属水酸化物
である。
(方法3) 方法1又は方法2で得たジベンジリデン化多価アルコー
ルエーテル誘導体(Ia)のうち、 のグリシジルエーテル誘導体(化合物(Ia)′)に、塩
基の存在下水若しくはアルコール(化合物(IV))を付
加させ、ジベンジリデン化多価アルコールエーテル誘導
体(Ib)を得る。
(式中、R1、R2、R3、R4は前記した意味を有する) この方法において、用いる塩基としては方法1及び方法
2と同様のものが使用でき、グリシジルエーテル誘導体
(Ia)′に対して0.01〜20当量、好ましくは1〜10当量
用いる。反応溶媒はグリシジルエーテル誘導体(Ia)′
を溶解できる溶媒であれば、いずれも使用できる。付加
させる水またはアルコール(IV)は、グリシジルエーテ
ル誘導体(Ia)に対して1当量以上、好ましくは5当量
以上用いるのが好ましい。反応温度は0〜150℃の範囲
で良好であるが、20〜120℃の範囲が好ましい。
なお、上記方法1〜3のいずれかにより、一般式(I)
中、R1及びR2の一方若しくは両方が水酸基またはカルボ
キシル基であるジベンジリデン化多価アルコールエーテ
ル誘導体を製造する場合には、反応中に水酸基またはカ
ルボキシル基が望ましくない副反応をおこすことがある
ので、一般式(II)で表わされるジベンジリデン化多価
アルコールのベンゼン環上の水酸基またはカルボキシル
基をエステル等の適当な保護基で保護した後に、エーテ
ル誘導体とし、最後に保護基をはずすことによつて製造
することが好ましい。
このようにして得られた本発明のジベンジリデン化多価
アルコールエーテル誘導体(I)は、グリセリン、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル等の多価アルコール及び多価アルコールと混合しない
油を含む系中に、これを0.1〜20重量%(以下単に
「%」で示す)、好ましくは1〜10%添加することによ
り、安定なO/Pエマルシヨンを形成せしめることができ
る。
多価アルコールと混合しない油としては、化粧品として
使用可能なものなら特に制限はなく、例えば流動パラフ
イン、ワセリン、固型パラフイン、セレシン、マイクロ
クリスタリンワツクス、スクワラン等の炭化水素;蜜ロ
ウ、カルナウバワツクス、キヤンデリラワツクスなどの
ワツクス類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ラノリ
ンおよびその誘導体、カカオ脂などの天然動植物油脂;
イソプロピルミリステート、2−エチルヘキサン酸トリ
グリセリド等の合成エステル油;その他シリコーン油、
高級脂肪酸、高級アルコール等が挙げられる。
〔作用及び発明の効果〕
本発明のジベンジリデン化多価アルコールエーテル誘導
体(I)を用いることによつて、均一なO/Pエマルシヨ
ンを形成することが可能となつた。ポリオールは、極性
が高いため、皮膚との親和性がよく、また、ポリオール
自身が、結合水をもち、高い保湿性を有する。このた
め、感触的にしつとり感、ケア感のつよい感触を与える
ことができる。
エマルシヨンの場合、連続相の性質が化粧料の性質を左
右するが、本発明のO/Pエマルシヨンでは、ポリオール
の量を自由に増加させることができるため、ポリオール
による保湿効果を十分に出すことができ、高い保湿能を
有する化粧料を作ることができる。また、薬効剤などに
は、WやOに対する溶解度が低いものも多いが、高ポリ
オール、高エタノール濃度を持つ化粧料では、既存のも
のより多くの薬効剤を含む化粧料を作ることが可能であ
る。したがつて、本発明のジベンジリデン化多価アルコ
ールエーテル誘導体(I)は、例えば、化粧用クリー
ム、乳液等の比較的低粘度の化粧料の配合成分として有
利に利用することができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 還流冷却器、滴下ロート及び撹拌装置を備えた1フラ
スコ中に、水素化ナトリウム5.5g(229mmol)をテトラ
ヒドロフラン400mlに懸濁させ、1,3:2,4−ジベンジリデ
ン−DL−キシリトール15g(45.7mmol)を室温、撹拌下
に加え、30分間加熱還流した。次いで、p−トルエンス
ルホン酸2−(2−メトキシ)エチルエステル13g(68.
6mmol)を滴下し、さらにヨウ化カリウム11.5g(68.5mm
ol)を加え、12時間撹拌下に加熱還流した。次いで反応
液を氷冷し、過剰の水素化ナトリウムを水で分解し、反
応混合物をクロロホルムで抽出し、溶媒を減圧留去して
淡かつ色の固体を得た。この固体をn−ヘキサンで洗浄
後、メタノールより再結晶することにより、目的の1,3:
2,4−ジベンジリデン−DL−キシリトール2−(2−メ
トキシエトキシ)エチルエーテル17.83gを白色固体とし
て得た。(収率,90.7%) 融点(℃):106.4−107.5 元素分析C24H30O7として 計算値(%):C 66.96,H 7.02 実測値(%):C 66.97,H 7.02 IR(KBr,cm-1):2890,1458,1362,1176,1104,1095,1029,
1005,762,738,6991 HNMR(CDCl3,δppm):3.33(s,3H),3.4−4.4(m,15
H),5.54(s,1H),5.59(s,1H),7.2−7.4(m,6H),7.5
−7.7(m,4H) MS:430(M+) 実施例2 実施例1におけるp−トルエンスルホン酸2−(2−メ
トキシエトキシ)エチルエステル13g(68.6mmol)の代
わりに塩化2−メトキシエチル43.2g(457mmol)を用い
た以外は実施例1と同様にして、1,3:2,4−ジベンジリ
デン−DL−キシリトール2−メトキシエチルエーテル1
4.46gを得た。(収率81.9%) 融点(℃):121.1−122.1 元素分析C22H26O6として 計算値(%):C 68.38,H 6.78 実測値(%):C 68.37,H 6.72 IR(KBr,cm-1):2878,1455,1407,1350,1170,1098,1044,
831,735,6961 HNMR(CDCl3,δppm):3.34(s,3H),3.4−4.5(m,11
H),5.54(s,1H),5.60(s,1H),7.2−7.4(m,6H),7.5
−7.7(m,4H) MS:386(M+) 実施例3 還流冷却器、滴下ロート及び撹拌装置を備えた1フラ
スコに1,3:2,4−ジベンジリデン−DL−キシリトール30g
(91.4mmol)、50%硫酸水素テトラブチルアンモニウム
水溶液6.2g(9.1mmol)、エピクロルヒドリン25.4g(27
4mmol)、ジオキサン300ml、ベンゼン150mlを仕込み、8
0℃にてはげしく撹拌した。ここに50%水酸化ナトリウ
ム水溶液44g(914mmol)を滴下し、滴下終了後さらに4
時間80℃で加熱・撹拌した。反応混合物を放冷中和後、
ベンゼンで抽出し、溶媒を減圧留去後、メタノールより
再結晶することにより、目的の1,3:2,4−ジベンジリデ
ンキシリトールグリシジルエーテル30.57gを白色固体と
して得た。(収率87.0%) 融点(℃):146.0〜147.7 元素分析C22H24O6として 計算値(%):C 68.74,H 6.29 実測値(%):C 68.56,H 6.35 IR(KBr,cm-1):2884,1455,1407,1371,1347,1332,1170,
1095,1053,726,6991 HNMR(CDCl3,δppm):2.5−2.8(m,2H),3.1−3.6(m,
3H),3.7−4.5(m,7H),5.58(s,1H),5.64(s,1H),7.
3−7.4(m,6H),7.5−7.7(m,4H) MS:384(M+) 実施例4 還流冷却器、滴下ロート及び撹拌装置を備えた1フラ
スコにナトリウムメトキシド3.38g(62.5mmol)のメタ
ノール溶液200mlに、実施例3で得られた1,3:2,4−ジベ
ンジリデン−DL−キシリトールグリシジルエーテル12g
(31.3mmol)のテトラヒドロフラン溶液200mlを室温で
滴下し、10時間、撹拌下に加熱・還流する。放冷後、反
応混合物を水中に投入し、析出する白色固体を別し、
水洗し、得られた固体を、メタノールから再結晶して、
目的の1,3:2,4−ジベンジリデン−DL−キシリトール
3′−メトキシ−2′−ヒドロキシプロピルエーテル1
0.45gを白色固体として得た。(収率80.3%) 融点(℃):122.6〜124.3 元素分析C23H28O7として 計算値(%):C 66.33,H 6.78 実測値(%):C 66.24,H 6.79 IR(KBr,cm-1):3460,2890,1455,1407,1350,1170,1098,
1044,831,738,6961 HNMR(CDCl3,δppm):2.74(d,J=4.4Hz,1H),3.29
(s,3H),3.3−4.4(m,12H),5.51(s,1H),5.57(s,1
H),7.2−7.4(m,6H),7.5−7.7(m,4H) MS:416(M+) 実施例5 実施例4において、ナトリウムメトキシド3.38g(62.5m
mol)のメタノール溶液200mlの代わりに0.75N水酸化ナ
トリウム水溶液500ml、テトラヒドロフラン200mlの代わ
りにジオキサン500mlを用いた以外は実施例4と同様に
して、1,3:2,4−ジベンジリデン−DL−キシリトール
2′,3′−ジヒドキシプロピルエーテル11.54gを得た。
(91.9%) 融点(℃):165.9〜166.9℃ 元素分析C22H26O7として 計算値(%):C 65.66,H 6.51 実測値(%):C 65.42,H 6.52 IR(KBr,cm-1):3430,2872,1458,1404,1350,1173,1098,
1041,828,741,6961 HNMR(CDCl3,δppm):2.1−2.9(m,1H),3.4−4.4(m,
13H),5.56(s,1H),5.63(s,1H),7.2−7.4(m,6H),
7.5−7.7(m,4H) MS:402(M+) 実施例6 実施例1で得た1,3:2,4−ジベンジリデン−DL−キシリ
トール2−(2−メトキシエトキシ)エチルエーテル0.
1gをグリセリン8.9gに加熱溶解し、次いで、撹拌下に流
動パラフイン1.0gを10分間かけて滴下した後、冷却して
O/Pエマルシヨンを得た。生成したO/Pエマルシヨンは粒
径約10μで、均一なものであつた。
実施例7〜10 実施例2〜5で得たジベンジリデンキシリトールエーテ
ル誘導体を用いて、実施例6と同様にして、O/Pエマル
シヨンを形成させたところ、実施例6と同様に均一なエ
マルシヨンが得られた。
参考例1 本発明の化合物を用いて以下に示す組成の制汗効果の強
い乳液を作成した。
実施例1の化合物 1% トリクロサン 0.5% スクワラン 10% グリセリン 20% エタノール バランス 100% 参考例2 本発明の化合物を用いて以下に示す組成の消炎効果の強
い化粧料を作成した。
実施例1の化合物 1% グリチルリチン酸ジカリウム 2% スクワラン 10% グリセリン 50% エタノール バランス 100%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I) 〔式中、Rは基CH2CH2OnR3(ここで、R3は水素原子
    又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、nは1〜3の整
    数を示す)、 (ここで、R4は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
    を示す)を示し、R1、R2は水素原子、ハロゲン原子、水
    酸基、カルボキシル基、ニトロ基、シアノ基又は炭素数
    1〜4のアルキル基若しくはアルコキシ基を示す〕 で表わされるジベンジリデン化多価アルコールエーテル
    誘導体。
JP62132055A 1987-05-28 1987-05-28 ジベンジリデン化多価アルコ−ルエ−テル誘導体 Expired - Lifetime JPH0713072B2 (ja)

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