JPH07130009A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH07130009A
JPH07130009A JP27268393A JP27268393A JPH07130009A JP H07130009 A JPH07130009 A JP H07130009A JP 27268393 A JP27268393 A JP 27268393A JP 27268393 A JP27268393 A JP 27268393A JP H07130009 A JPH07130009 A JP H07130009A
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cleaning device
cleaning
glass substrate
glass master
disk
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JP27268393A
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English (en)
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Junzo Takano
純三 高野
Keiko Suzuki
恵子 鈴木
Masato Iwai
匡人 岩井
Eiji Saitou
永次 斉藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクのガラス原盤の洗浄効果を高める
ことができる洗浄装置を提供する。 【構成】 回転している光ディスクのガラス原盤を、そ
の放射方向から軸中心に回転して洗浄する。弾性の洗浄
装置21をガラス原盤に接触させながら回転させる。こ
のとき、ガラス原盤との密着度はに凹部27は凸部25
に比べて低くガラス原盤から生じた不純物を含む水が凹
部27を通って流出される。その結果、常に高純度の純
水を用いてガラス原盤の洗浄が可能となる。また、芯棒
16は、回転部からの回転を伝達する取付部に着脱自在
に取り付け可能であり、洗浄装置21の交換および洗浄
を容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD(Compact Disk)
などの光ディスクの原盤を洗浄する際に用いられる洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、光ディスクのマスタリング工
程を示す図である。この工程において、例えば、ポリッ
シング後に、光ディスクの原盤であるガラス基板を精密
洗浄機99を用いて洗浄する。従来では、精密洗浄機9
9を用いてガラス基板を洗浄する際に、図13に示すよ
うな円柱形の毛ブラシ100をガラス基板に接触させな
がら回転させることで、ガラス基板に付着した不純物を
除去していた。毛ブラシ100は、例えば、線径0.1
〜0.3mm、長さ3.5〜4.0mmの多数の線材1
01を、SUS(ステンレス)製の芯棒102に埋め込
んで構成されている。線材101の材質としては、例え
ばナイロン、テトロン、塩化ビミールが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した精密
洗浄機99では、毛ブラシ100を用いてガラス基板を
洗浄している最中に、線材101に含まれる油脂類や可
塑材などが溶出し、ガラス基板に付着してしまうことが
あり、これらの付着物によって、光ディスクの再生時に
ドロップアウトが誘発されるという問題がある。また、
毛ブラシ100は、円柱形状をしているため、ガラス基
板の表面および裏面を洗浄する際に、ガラス基板の外周
のエッジ部に直接、接触せず、エッジ部の汚れを適切に
除去できないという問題がある。また、洗浄によって毛
ブラシ100には酸化セリウムの研磨粉などの多量の不
純物が残存し、毛ブラシ100を連続使用すると、これ
らの不純物がガラス基板に付着し、洗浄効果が著しく低
下するという問題がある。
【0004】また、毛ブラシ100は芯棒102と線材
101とが一体構造であるため、その掃除を行う際に、
線材4に残存した不純物を除去することが困難であると
いう問題がある。さらに、ガラス基板の洗浄中に、芯棒
102に埋め込まれた線材101が脱落し、この脱落し
た線材101によってガラス基板が汚れてしまうという
問題がある。
【0005】本発明は、上述した従来技術の問題を解決
し、例えば、光ディスクの製造過程などにおいて、光デ
ィスクのガラス原盤を高精度に洗浄することができる洗
浄装置を提供することを目的とする。また、本発明は、
その交換および洗浄を簡単に行うことができる洗浄装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の洗
浄装置は、円柱形の表面に複数の凸部または凹部を有
し、少なくともガラス原盤に接する部分が弾性部材で構
成されている。
【0007】また、本発明の洗浄装置の前記凸部または
凹部は、例えば、前記表面に前記軸方向に沿って離散的
に位置するように設けられている。
【0008】また、本発明の洗浄装置の前記凸部または
凹部は、例えば、軸方向に沿ったある列の凸部または凹
部に対して隣接する軸方向に沿った他の列の凹部または
凸部が位置するように設けられている。
【0009】また、本発明の洗浄装置の前記凸部または
凹部は、例えば、前記表面に前記軸方向に沿って連続的
に位置するように設けられている。
【0010】また、本発明の洗浄装置の前記洗浄装置
は、好ましくは、前記ガラス原盤の外周のエッジを洗浄
するための弾性部材の段差部を有する。
【0011】また、本発明の洗浄装置の円柱形の部分
は、好ましくは、吸水性を有する材質を用いて形成され
ている。
【0012】さらに、本発明の洗浄装置は、好ましく
は、軸中心に穴が形成された円筒形であり、その穴の直
径が前記洗浄装置を取り付ける芯棒の外径より小さく、
芯棒が前記穴に嵌め込まれ、前記芯棒が前記洗浄装置を
軸中心に回転させる回転部の取付部に着脱自在に取り付
けられる。
【0013】
【作用】本発明の洗浄装置は、回転する光ディスクのガ
ラス原盤を、その放射方向から回転しながら洗浄する。
このとき、洗浄装置の凸部は凹部に比べてガラス基板に
密接に接触し、浄装置とガラス原盤とが接している部分
における接触状態が不均一になる。そのため、ガラス原
盤から生じた不純物を含む水が凹部に対応する位置から
流出可能であり、常に純度の高い純水を用いてガラス原
盤の洗浄を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係わる洗浄装置に
ついて説明する。本実施例の洗浄装置は、図12に示す
ようなCD(Compact Disk) などの光ディスクの製造過
程において、例えば、ポリッシング工程の終了後、レジ
ストコータ過程の開始前に、CDの原盤であるガラス基
板の洗浄を行うために使用される。図1は、本実施例に
係わる洗浄装置21、22を利用したディスク洗浄機構
1を説明するための外観概略図である。ディスク洗浄機
構1は、図1に示すように、ターンテーブル2に設けら
れた吸着口3からの吸着力によってガラス基板4がター
ンテーブル2に固定される。ガラス基板4は、ベルト5
を介したモータ6からの回転駆動によってターンテーブ
ル2と共に回転する。ターンテーブル2の近傍には、ガ
ラス基板4の表面を洗浄するため洗浄機構7、ガラス基
板4の裏面を洗浄するための洗浄機構8、および、噴出
口9、10からそれぞれガラス基板4の表面および裏面
に向かって純水を噴射する純水噴射部11が設けられて
いる。洗浄機構7、8は、洗浄装置21、22がガラス
基板4の表面および裏面とそれぞれ接触しながら矢印の
方向に回転し、ガラス基板4の表面および裏面をそれぞ
れ洗浄する。
【0015】洗浄機構7について詳細に説明する。洗浄
機構7は、図1に示すように、洗浄装置21の方位方向
の移動を駆動する駆動部15、および、芯棒16を介し
て洗浄装置21の矢印方向の回転を駆動する駆動部14
を有し、芯棒16がパイプ17に対して着脱自在に取り
付けられる構成である。パイプ17は、図2に示すよう
に、芯棒16と駆動部14からの回転駆動によって回転
する回転軸18とを嵌め込むための穴を有し、この穴に
嵌め込まれた芯棒16および回転軸18がナジ17、1
8によって固定される。従って、回転軸18の回転は、
パイプ17を介して芯棒16に伝達される。パイプ17
を用いることで、ネジ17を緩めれば、洗浄装置21に
固定された芯棒16を容易に着脱することができ、例え
ば、洗浄装置21を交換したり、クリーニングを行う際
に便利である。芯棒16および回転軸18はそれぞれネ
ジ17、18に応じたネジ穴を有し、パイプ17はネジ
17、18を貫通するための穴を有する。
【0016】洗浄装置21は円柱形状であり、材質とし
ては例えば天然ゴムに匹敵する抗張力および伸び率を有
する弾性体であって、耐磨性および耐油性などに優れた
ウレタンゴムやPVF発砲材などが用いられる。洗浄装
置21には、例えば、その中心に芯棒16の直径に比べ
て多少小さな穴径の中空部が設けられており、この中空
部に芯棒16を嵌め込むと、洗浄装置21の弾性力によ
って芯棒16が洗浄装置21に固定される。
【0017】図3(A)は洗浄装置21の表面形状を説
明するための図である。図3(A)に示すように、洗浄
装置21の表面には、例えば、その回転方向Aおよび芯
棒16に沿った方向Bに対して等間隔に楕円形状の複数
の凸部25が設けられている。拡大部26は凸部25の
拡大断面図である。洗浄装置21の表面には凸部25が
設けられているため、洗浄装置21を回転方向Aに回転
されながらガラス基板4に接触させたとき、洗浄装置2
1とガラス基板4との接触部における接触状態は不均一
となる。つまり、凸部25はガラス基板4の表面に凹部
27に比べて密接に接触する。そのため、洗浄時にガラ
ス基板4から生じた不純物を含む水が、ガラス基板4の
表面に滞留することなく、凸部25に比べてガラス基板
4との密着度の低い凹部27を介して流出可能であり、
常に純度の高い純水を用いてガラス基板4を洗浄するこ
とができる。
【0018】図3(B)は洗浄装置21の第1の変形例
としての洗浄装置28を説明するための図である。図3
(B)に示すように、洗浄装置28には、方向Bに沿っ
て連続的な凸部29および凹部30が回転方向Aの所定
位置に交互に設けられている。洗浄装置28も前述した
洗浄装置21と同様に、その表面に凸29部を有するこ
とにより、回転方向Aに回転しながらガラス基板4と接
触したときに、凸部29はガラス基板4の表面に凹部3
0に比べて密着して接触する。そのため、洗浄時にガラ
ス基板4から生じた不純物を含む水が、ガラス基板4の
表面に滞留することなく凹部30を介して流出され、常
に純度の高い純水を用いてガラス基板4を洗浄すること
ができる。さらに、洗浄装置28では、洗浄装置28の
回転に応じて、ガラス基板4との接触面において凹部3
0に滞留した水を凸部29によって接触面から押し出す
ことができるという効果もある。また、洗浄装置28に
よれば、方向Bに沿って凸部29が方向Bに沿って連続
的に設けられていることから、ガラス基板4の表面を均
一に洗浄することができる。
【0019】以上、洗浄機構7について説明したが、洗
浄機構8はガラス基板4の裏面を洗浄する点を除いて洗
浄機構7と基本的に同一である。
【0020】図4(A)は洗浄装置21の第2の変形例
としての洗浄装置31を説明するための図である。図4
(A)に示すように、洗浄装置31は、前述した図3
(A)に示す洗浄装置21の一端に洗浄装置21の直径
より大きな直径の円柱形状の段差部32を有する。洗浄
装置31を用いれば、ガラス基板4の洗浄を行う際に、
図5に示すように段差部32をガラス基板4の周囲のエ
ッジ33に接触させるようにして洗浄装置31を回転さ
せることで、ガラス基板4のエッジ33の洗浄をも適切
に行うことができる。図4(B)は、図3(B)に示す
洗浄装置28の一端に洗浄装置28の直径より大きな直
径の円柱形状の段差部34を有する洗浄装置33を説明
するための図である。洗浄装置33によっても洗浄装置
31と同様の効果を得ることができる。
【0021】図6(A)は洗浄装置21の第3の変形例
としての洗浄装置34を説明するための図である。図6
(A)に示すように、洗浄装置34は、前述した図3
(A)に示す洗浄装置21と同様の形状であるが、凸部
25の配置パターンが洗浄装置21とは異なる。すなわ
ち、洗浄装置34では、軸方向に沿ったある列の凸部2
5に対して隣接する軸方向に沿った他の列の凹部27が
位置するようなパターンで凸部25および凹部27が設
けられている。洗浄装置34は、このようなパターンを
有することからガラス基板4の表面や裏面を均一に洗浄
することができる。図6(A)に示される凸部25のパ
ターンを前述した図4(A)に示す洗浄装置31に用い
てもよい。
【0022】また、図6(B)に示すように、図3
(B)に示された洗浄装置28の凸部29に凹部30と
同じ深さのスリット35を、軸方向に沿ったある列の凸
部29に対して隣接する軸方向に沿った他の列のスリッ
ト35が位置するようなパターンで設けた洗浄装置36
を用いれば、洗浄時におけるガラス基板4の表面や裏面
付近の水の流れをさらにスムーズにすることができ、ま
た、洗浄装置28と同様にガラス基板4の表面や裏面を
均一に洗浄することができる。図6(B)に示されるス
リットを有するパターンを図4(B)に示す洗浄装置3
3に用いてもよい。
【0023】以下、本実施例のディスク洗浄機構1の全
体構成について説明する。図7はディスク洗浄機構1の
平面側の構成を説明するための図、図8は図7に示す断
面線A−Aにおけるディスク洗浄機構1の側面側の構成
を説明するための図である。図7、8において、図1と
同一の符号を付した部分は図1と同じ構成要素である。
ここで、駆動部40は図1における駆動部14、15に
相当し、駆動部42は洗浄装置13の回転を駆動し、駆
動部41は駆動部42と共に洗浄装置13の方位方向の
回転を駆動する。回転軸43はモータ6によって回転駆
動され、この回転に応じてベルト5を介して回転軸44
が回転される。回転軸44にはその中心に管路49が設
けられており、管路49の一端はターンテーブル2の表
面の吸着口3、他端は吸引装置50に通じている。ター
ンテーブル2は回転軸44と一体となって回転する。タ
ーンテーブル2の周囲には、ガラス基板4を位置合わせ
して、ターンテーブル49に適切に載置するためのセン
タリング機構48a、48b、48cが設けられてい
る。センタリング機構48a、48b、48cは、後述
するように、隣接する装置との間でガラス基板4の搬送
を行う位置Aと、ガラス基板4をターンテーブル2に載
置する位置Bとの間をガラス基板4を保持しながら昇降
可能である。また、ガラス基板4を前工程が終了した位
置からディスク洗浄機構1のターンテーブル49の位置
まで搬送し、さらに、洗浄終了後に、ガラス基板4を次
工程を開始する位置まで搬送するための搬送部46およ
びレール47が設けられており、搬送部46はレール4
7に沿って移動する。
【0024】搬送部46によるガラス基板4の搬送につ
いて説明する。図9(A)は搬送部46によるガラス基
板4の搬送を説明するための平面図、(B)はその側面
図である。例えば、図10に示す製造過程におけるポリ
ッシング工程を行う装置55の搬送部54によってガラ
ス基板4がT型の仮置き台52に載置される。仮置き台
52に載置されたガラス基板4は搬送部46によってレ
ール47によってターンテーブル2の上方の高さAの位
置に搬送され、センタリング機構48a、48b、48
cに保持される。センタリング機構48a、48b、4
8cはガラス基板4を保持すると高さAの位置から高さ
Bの位置まで下降し、ガラス基板4をターンテーブル2
に載置する。そして、ターンテーブル2に載置されたガ
ラス基板4に対して前述した洗浄が行われる。洗浄が終
了すると、センタリング機構48a、48b、48cに
よってガラス基板4は高さBの位置から高さAの位置ま
で上昇される。そして、搬送部46によって図10に示
すレジスタコーター工程を行う装置56の方向に搬送さ
れ、仮置き台53に載置される。
【0025】以下、ディスク洗浄機構1における洗浄処
理の手順について説明する。図10、11は、ディスク
洗浄機構1における洗浄処理の手順を説明するための図
である。 ステップS1:図9(A)、(B)に示すように、ポリ
ッシング工程を行う装置55の搬送部54によって、ガ
ラス基板4が仮置き台52に載置される。 ステップS2:搬送部46は、仮置き台52に載置され
たガラス基板4をレール47に沿って搬送し、センタリ
ング機構48a、48b、48cに取り付ける。そし
て、センタリング機構48a、48b、48cはガラス
基板4を保持した状態で高さAの位置から高さBの位置
まで下降し、ガラス基板4をターンテーブル2に載置す
る。
【0026】ステップS3:図8に示される吸引装置5
0が吸引を開始し、この吸引力が管路49介してターン
テーブル2の吸着口3に伝達され、ターンテーブル2に
載置されたガラス基板4がターンテーブル2に固定され
る。 ステップS4:純水射出部11の噴出口9、10から純
水がそれぞれガラス基板4の表面および裏面に向かって
噴射される。 ステップS5:駆動部40からの回転駆動によって、洗
浄装置21が図8に示す矢印の方向に回転すると共に、
ガラス基板4の表面に接触する位置まで移動する。それ
と同時に、駆動部42からの回転駆動によって、洗浄装
置22が図8に示す矢印の方向に回転すると共に、ガラ
ス基板4の裏面に接触する位置まで移動する。
【0027】ステップS6:ターンテーブル2は図7に
示す矢印の方向に、洗浄用の回転速度で回転する。これ
によって、ガラス基板4の表面および裏面の全ての領域
が回転する洗浄装置21、22によって均一に洗浄され
る。このとき、洗浄装置21、22は、例えば、図3
(A)に示すような形状をしており、凸部25に比べて
ガラス基板への密着度の低い凹部27を通じてガラス基
板4から除去された不純物が流出され、常に純度の高い
純水によってガラス基板4の洗浄が行われる。ステップ
S6の処理は予め定められた所定時間だけ継続して行わ
れる。 ステップS7:所定の時間が経過後、駆動部40からの
回転駆動によって、洗浄装置21がガラス基板4から離
される。それと同時に、駆動部42からの回転駆動によ
って、洗浄装置22もガラス基板4から離される。
【0028】ステップS8:純水射出部11の噴出口
9、10から純水がそれぞれガラス基板4の表面および
裏面に向かって噴射され、ガラス基板4の表面および裏
面の残存した不純物が除去される。 ステップS9:純水射出部11の噴出口9、10からの
純水の噴射が停止される。 ステップS10:ターンテーブル2は図7に示す矢印の
方向に、洗浄用の回転速度に比べて高速な水切り用の回
転速度で回転する。この回転による遠心力によって、ガ
ラス基板4の表面および裏面に残存した純水が取り除か
れる。 ステップS11:ターンテーブル2の回転が停止され
る。
【0029】ステップS12:ガラス基板4のターンテ
ーブル2への吸引装置50からの吸引力による吸着が停
止される。そして、図9に示すように、搬送部46によ
ってガラス基板4が、次工程であるレジスタコータ工程
を行う装置56内に位置する仮置き台53まで搬送され
て載置される。
【0030】上述した洗浄装置の材質として、例えば、
吸水性のあるスポンジなどを用いれば、その吸水性から
洗浄効果をより高めることが可能となる。
【0031】
【発明の効果】本発明の洗浄装置によれば、常に純度の
高い純水を用いて、光ディスクのガラス原盤を洗浄する
ことができ、洗浄効果を高めることができる。その結
果、ドロップアウトの原因となる不純物がガラス原盤に
残存することを効果的に抑制できる。また、本発明の洗
浄装置によれば、ガラス原盤のエッジをも適切に洗浄す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置を利用したディスク洗浄機構
を説明するための外観概略図である。
【図2】洗浄装置のディスク洗浄機構への取り付け機構
について説明するための図である。
【図3】(A)は本発明の洗浄装置の一実施例を説明す
るための図であり、(B)は本発明の洗浄装置の第1の
変形例を説明するための図である。
【図4】(A)は本発明の洗浄装置の第2の変形例を説
明するための図であり、(B)は図3(B)に示す洗浄
装置をさらに変形した例を説明するための図である。
【図5】図4(A)に示す洗浄装置によるガラス基板の
洗浄を説明するための図である。
【図6】(A)は本発明の洗浄装置の第3の変形例を説
明するための図であり、(B)は図3(B)に示す洗浄
装置をさらに変形した例を説明するための図である。
【図7】ディスク洗浄機構の平面側の構成を説明するた
めの図である。
【図8】ディスク洗浄機構の側面側の構成を説明するた
めの図である。
【図9】(A)は搬送部によるガラス基板の搬送を説明
するための平面図であり、(B)は(A)の側面図であ
る。
【図10】ディスク洗浄機構における洗浄処理の手順を
説明するための図である。
【図11】ディスク洗浄機構における洗浄処理の手順を
説明するための図である。
【図12】光ディスクのマスタリング工程を説明するた
めのフローチャートである。
【図13】従来の精密洗浄機に用いられる毛ブラシを説
明するための図である。
【符号の説明】
1・・・ディスク洗浄機構 2・・・ターンテーブル 3・・・吸着口 4・・・ガラス基板 6・・・モータ 7、8・・・洗浄機構 9、10・・・噴出口 11・・・純水射出部 16、102・・・芯棒 17・・・パイプ 18・・・回転軸 19、20・・・ネジ 21、22、31、33、34、36・・・洗浄装置 25、29・・・凸部 27、30・・・凹部 35・・・スリット 46・・・搬送部 47・・・レール 48a、48b、48c・・・センタリング機構 49・・・管路 100・・・毛ブラシ 101・・・線材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 永次 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する光ディスクのガラス原盤の放射方
    向に設けられ、その軸を中心に回転して前記ガラス原盤
    を洗浄する円柱形の洗浄装置であって、 前記円柱形の表面に複数の凸部または凹部を有し、 少なくとも前記ガラス原盤に接する部分が弾性部材で構
    成されている洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記凸部または凹部は、前記表面に前記軸
    方向に沿って離散的に位置するように設けられている請
    求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記凸部または凹部は、軸方向に沿ったあ
    る列の凸部または凹部に対して隣接する軸方向に沿った
    他の列の凹部または凸部が位置するように設けられてい
    る請求項2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】前記凸部または凹部は、前記表面に前記軸
    方向に沿って連続的に位置するように設けられている請
    求項1記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】前記洗浄装置は、前記ガラス原盤の外周の
    エッジを洗浄するための弾性部材の段差部を有する請求
    項1〜4いずれか記載の洗浄装置。
  6. 【請求項6】前記洗浄装置の円柱形の部分は、吸水性を
    有する材質を用いて形成されている請求項1〜6いずれ
    か記載の洗浄装置。
  7. 【請求項7】前記円柱形の洗浄装置は、軸中心に穴が形
    成された円筒形であり、その穴の直径が前記洗浄装置を
    取り付ける芯棒の外径より小さく、芯棒が前記穴に嵌め
    込まれ、前記芯棒が前記洗浄装置を軸中心に回転させる
    回転部の取付部に着脱自在に取り付けられる請求項1〜
    5いずれか記載の洗浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104117517A (zh) * 2014-06-26 2014-10-29 苏州一合光学有限公司 玻璃风刀清洗机的滚刷辊结构
JP2017123397A (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 株式会社ディスコ 洗浄スポンジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104117517A (zh) * 2014-06-26 2014-10-29 苏州一合光学有限公司 玻璃风刀清洗机的滚刷辊结构
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