JPH07129A - 自動押し寿司製造機 - Google Patents

自動押し寿司製造機

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JPH07129A
JPH07129A JP5172592A JP17259293A JPH07129A JP H07129 A JPH07129 A JP H07129A JP 5172592 A JP5172592 A JP 5172592A JP 17259293 A JP17259293 A JP 17259293A JP H07129 A JPH07129 A JP H07129A
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Yoshinori Shimazu
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SHIMAZU KIKAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手で作業するのと全く同じに押圧すること
ができ、大量に生産することができ、しかも容易に製造
機を清掃することのできる自動押し寿司製造機の提供に
ある。 【構成】 型枠には所定間隔で所要数の収容孔が形成さ
れ且つこの収容孔にはプレートが嵌脱自在に設けられて
おり、製造機本体は上面が偏平なプレート状の台と、収
容孔同士の間隔と等しい送りピッチで型枠を間欠移送す
る移送手段と、ホッパーと、定量に切り出す切出機構
と、寿司材料を加圧成形する押圧機構と、型枠を裏返す
裏返機構と、型枠を出し入れする出入機構と、型枠内の
押し寿司を押し出す押出機構と、収容孔周面を洗浄する
洗浄機構とから構成されてなり、前記押圧機構は上下動
する三つの治具から構成されこれら治具は型枠の移送方
向から先端が丸みをおびた中央部押圧治具と先端が偏平
な縁部押圧治具と該縁部押圧治具の長さより長い先端が
偏平な押圧治具とが形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動押し寿司製造機に
係り、その目的は人手で作業するのと全く同じに寿司材
料を押圧することができ、且つ押し寿司を大量に生産す
ることができ、しかも容易に製造機を清掃することので
きる自動押し寿司製造機の提供にある。
【0002】
【発明の背景】一般に押し寿司は箱寿司ともいい、寿司
飯を木箱の詰めその上に魚貝肉類を並べ、人の手で圧を
かけて製造する。しかし、この作業は反復連続して製造
すると作業者にとって大変な重労働で、作業環境の観点
や熟練技術者の確保が困難という使用者側の観点からも
近年業界において問題となり、自動化への要求があっ
た。このような要望に応えるため、寿司飯、魚貝肉類の
原材料の自動供給機構を一対のスプロケットとキャタピ
ラ無端軌道近傍に設けこのキャタピラに成形用ボックス
を連設固着し、このボックス移動方向前方に押圧成型装
置を設け、ボックスがスプロケット外周を移動して下方
向に開放される位置で成形された寿司を帆走装置へ放出
搬送するというような構成からなる自動押し寿司製造機
が提案されている。ところが、この自動押し寿司製造機
は無端状のキャタピラでボックスを移動させているとと
もに、このボックスを無端状のキャタピラに連設固着し
ているために、直接この自動押し寿司製造機に水等をか
けるとこの製造機の駆動機構、例えばキャタピラを駆動
させる部分等がこの水によって故障してしまうために、
少しずつ水をかけて布巾等で清掃しなければならず、清
掃作業が煩雑となり、そのために残飯がこの製造機に付
着したまま残ってしまい、衛生上好ましくなかった。
【0003】
【従来の技術】そこで、清掃作業を向上することができ
るものとして本発明者が既に開示した技術がある(実公
昭61−21994号公報)。この開示技術は図12に
示すように、貫通長方形孔(B)(B)・・・を周縁部
に沿って所定間隔を存して穿設した円盤(C)と、この
円盤(C)を上記間隔に等しい送りピッチで送り方向に
間欠回転させる間欠回転伝達機構(D)と、上記貫通長
方形孔(B)(B)・・・内に順次供給される剥離板
(図示せず)とすし材料を位置(E)で加圧成形する押
圧機構(F)と、この押圧機構(F)によって成形され
た押しずしを位置(G)で剥離板とともに貫通長方形孔
(B)(B)・・・から送り出す送出機構(H)と、押
しずし送出直後の貫通長方形孔(B)(B)・・・の内
周壁面を位置(I)で洗浄する洗浄手段(J)とで構成
した自動押しずし製造機(A)において、上記剥離板の
供給位置(K)に到達する貫通長方形孔(B)(B)・
・・に対して剥離板の少なくとも表面に形成した凹凸を
上向きの姿勢で供給する剥離板供給機構(L)を上記円
盤(C)の近傍に設定し、上記洗浄手段(J)の洗浄部
材(M)に常時洗浄水を供給する洗浄水供給部材(図示
せず)を連結するとともに、上記円盤の上位にすし飯貯
留台(N)を設定しかつ前記洗浄水供給部材がその底部
に洗浄水の給水孔を有する水槽(図示せず)からなるも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この開示技術は簡易な
構造で剥離性に優れ、作業性を向上することのできる優
れた考案であるが、以下に述べる課題があった。貫通長
方形孔内に供給された寿司飯を押圧機構の一つの押圧板
によって押圧するために、強く押圧したのでは米粒が潰
れて押し寿司の味を損なってしまい、弱く押圧したので
は手で持ち上げた際に散散となってしまい、程よい加減
で押圧することができなかった。また、円盤の周縁部に
沿って所定間隔を存して貫通長方形孔を穿設するように
しているために、押し寿司を大量生産することができな
かった。
【0005】そこでこの発明者は上記実情に鑑み、人手
で作業するのと同様の作業性で寿司材料を押圧すること
ができ、且つ寿司飯を大量に生産することができ、しか
も容易に製造機を清掃することのできる自動押し寿司製
造機について鋭意研究を続けた。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ちこの発明は上記課題
を解決せんとしてなされたもので、寿司材料を収容する
型枠と製造機本体とからなる自動押し寿司製造機であっ
て、型枠の縁部近傍には所要数の貫通孔が形成されると
ともにこの型枠には所定間隔で所要数の所要形状の収容
孔が形成され且つこの収容孔にはプレートが嵌脱自在に
設けられており、製造機本体は上面が偏平なプレート状
の台と、前記収容孔同士の間隔と等しい送りピッチで型
枠を前記台上で摺動させて間欠移送する移送手段と、内
部に攪拌部材が設けられたホッパーと、このホッパーか
ら供給された寿司材料を前記収容孔に定量に切り出して
順次供給する切出機構と、収容孔に供給された寿司材料
を加圧成形する押圧機構と、この押圧機構により押圧さ
れた押し寿司が収容した型枠を裏返す裏返機構と、前記
貫通孔に係合して型枠を裏返機構に出し入れする出入機
構と、該出入機構により裏返機構から取出した型枠内の
押し寿司を押し出す押出機構と、型枠の収容孔周面を洗
浄する洗浄機構とから構成されてなり、前記押圧機構は
上下動する三つの治具から構成されこれら治具は型枠の
移送方向から先端が丸みをおびた中央部押圧治具と先端
が偏平な縁部押圧治具と該縁部押圧治具の長さより長い
先端が偏平な押圧治具とが形成されてなることを特徴と
する自動押し寿司製造機を提供することにより、上記課
題を悉く解決しようとするものである。
【0007】
【作用】移送手段によって型枠を該型枠の収容孔同士の
間隔と等しい送りピッチで台上を摺動させて間欠移動さ
せ、収容孔内に収容した寿司飯を型枠の移送方向から先
端が丸みをおびた中央部押圧治具で押圧し、この中央部
押圧治具で押圧された寿司飯を先端が偏平な縁部押圧治
具で押圧し、この縁部押圧治具で押圧された寿司飯を縁
部押圧治具の長さより長い先端が偏平な押圧治具で押圧
する。従って、人手で作業するのと同様の作業性で圧を
かけることができ、押し寿司の味を損なうことがなく且
つ手で持ち上げた際に散散となることがなく、しかも押
し寿司を大量に生産することができる。上面が偏平なプ
レート状の台上に型枠を摺動して移送させる。従って、
水を直接この自動押し寿司製造機にかけて清掃すること
ができ、清掃作業を著しく向上させることができ、しか
も残飯がこの自動押し寿司製造機に残らず衛生上好まし
い。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら詳述する。図1はこの発明の一実施例に係る自
動押し寿司製造機を示す概略構成図、図2は型枠を示す
斜視図、図3はホッパー及び切出機構を示す概略説明
図、図4は押圧機構を示す正面図、図5は図4示の押圧
機構の側面図、図6は図4示の押圧機構の治具部分を示
す概略説明図、図7は図6示と同様に押圧機構の治具部
分を示す概略説明図、図8は図6示と同様に押圧機構の
治具部分を示す概略説明図、図9は裏返機構を示す正面
図、図10は図9示の裏返機構を示す側面図、図11は
洗浄機構の端部を示す概略拡大斜視図である。
【0009】(1)は自動押し寿司製造機であって、こ
の自動押し寿司製造機(1)は図1に示すように寿司材
料を収容する型枠(2)と、製造機本体(3)とからな
る。型枠(2)には図2に示すように所定間隔で所要数
の所要形状の収容孔(4)(4)が設けられており、こ
の型枠(2)の縁部近傍には所要数の貫通孔(5)
(5)・・・が形成されている。収容孔(4)(4)の
数は一つの型枠(2)に三つずつ形成することが好まし
く、その形状は図示する長方形あるいは花型、星型等の
任意形状が採用できる。また、前記収容孔(4)(4)
にはプレート(6)(6)が嵌脱自在に設けられてい
る。このプレート(6)(6)の上面は図2に示すよう
に弓形に形成することが好ましい。尚、型枠(2)及び
プレート(6)(6)は菌が付きにくい素材、例えばウ
レタン等から形成されている。
【0010】製造機本体(3)は台(7)と、移送手段
(図示せず)と、ホッパー(8)と、切出機構(9)
と、押圧機構(10)と、裏返機構(11)と、出入機
構(図示せず)と、押出機構(12)と、洗浄機構(1
3)とからなる。台(7)は上面が偏平なプレート状に
形成されており、この台(7)上を前記型枠(2)が摺
動して移送する。移送手段は収容孔(4)(4)同士の
間隔と等しい送りピッチで型枠(2)を間欠移送させる
ものである。
【0011】ホッパー(8)は図3に示すように上下に
開口を有し、四周が側壁に囲まれた略逆台形状の部材
で、内部には寿司飯(41)を攪拌する攪拌部材(1
4)が設けられている。この攪拌部材(14)は水平方
向で且つコンベア(18)の長手方向に直角に架設され
た軸(16)と、この軸(16)の外周に多数植設され
た棒状突起(17)とからなる。ホッパー(8)の下方
にはコンベア(18)の始端が臨み、このコンベア(1
8)上の途中には前記と同様の攪拌部材(14)が備え
られている。
【0012】切出機構(9)は寿司飯(41)を前記型
枠(2)の収容孔(4)(4)に定量に切り出して順次
供給するものであって、この切出機構(9)はコンベア
(18)の終端付近に設けられている。この切出機構
(9)の回転下送り部材(19)(19)・・・は図3
に示すように左右一対で上下二段に設けられ、それぞれ
が回転下送り部材(19)(19)・・・とされ、それ
らは円筒形状の胴部(20)(20)・・・とこの胴部
(20)(20)・・・の両端に形成された鍔部(2
1)(21)・・・とからなる。胴部(20)(20)
・・・の表面には胴部(20)(20)・・・の軸に平
行に断面円弧上の溝部(図示せず)が形成されている。
この回転下送り部材(19)(19)・・・は上段の二
個同士の幅が下段の二個同士の幅より広くされている。
この回転下送り部材(19)(19)・・・を回転させ
ることによってホッパー(8)に供給された寿司飯(4
1)が略板状に形成される。この略板状の寿司飯(4
1)はコンベア(15)によって貯留部(24)へ移送
され、この切出機構(9)の貯留部(24)で上下駆動
手段(図示せず)を介して押出杆(23)が往復動して
寿司飯(41)が定量に切り出される。
【0013】押圧機構(10)は型枠(2)の収容孔
(4)(4)に収容した寿司材料(寿司飯(41)、魚
貝肉類等(42))を加圧成形するものであって、この
押圧機構(10)は上下駆動手段(25)を介して上下
動する三つの治具(26)(27)(28)からなる。
この上下駆動手段(25)は図4乃至図5に示すように
駆動軸(図示せず)を回転させることによって、タイロ
ッド(29)を回転移動し前記治具(26)(27)
(28)を上下動させる。尚、この押圧機構(10)に
前記型枠(2)に形成された貫通孔(5)(5)・・・
に貫通するピン(30)(30)を設けるようにすると
型枠(2)の位置の振れを防止することができる。治具
(26)(27)(28)は図6乃至図8に示すように
型枠(2)の移送方向から、先端が丸みをおびた中央部
押圧治具(26)、先端が偏平な縁部押圧治具(2
7)、該縁部押圧治具(27)の長さより長い先端が偏
平な押圧治具(28)とからなる。
【0014】裏返機構(11)は押圧機構(10)の治
具(26)(27)(28)によって押圧された押し寿
司が収容した型枠(2)を裏返すものであって、この裏
返機構(11)は図9乃至図10に示すように所要数の
一対の羽根部(31)(31)・・・からなり、回転軸
(32)を介して回転する。この一対の羽根部(31)
(31)・・・には型枠(2)が嵌入される。また、こ
の羽根部(31)(31)・・・は型枠(2)の長手方
向よりも短い長さとされている。尚、図9においてはこ
の羽根部(31)(31)・・・は四枚設けられている
が、好ましくは二枚設けるとよい。
【0015】前記出入機構は型枠(2)の貫通孔(5)
(5)・・・に挿入して係合するピン(図示せず)を有
しており、このピンを貫通孔(5)(5)・・・に係合
させて裏返機構(11)の羽根部(31)(31)・・
・に嵌入された型枠(2)を後述する押出機構(12)
へ移送し、再び型枠(2)を羽根部(31)(31)・
・・に嵌入させる機構である。
【0016】押出機構(12)は図1に示すように上下
駆動手段(図示せず)を介して上下動する所要数(好ま
しくは三つ)の押出治具(33)(33)によって、前
記出入機構により裏返機構(11)の羽根部(31)
(31)・・・から引き出された型枠(2)内の押し寿
司(40)を該型枠(2)から押し出す機構である。
尚、この押出機構(12)の下部にはコンベア(図示せ
ず)が配設されている。
【0017】洗浄機構(13)は押し寿司(40)の押
し出し後の収容孔(4)(4)周面を洗浄する機構であ
って、この洗浄機構(13)は図11に示すように支杆
(34)と、この支杆(34)の先端に固定されて収容
孔(4)(4)内に嵌入可能な洗浄部材(35)が設け
られている。洗浄部材(35)はスポンジ状の吸水性の
ある合成樹脂部材等で形成され、上面に水槽のような洗
浄水を貯留し且つ適量を洗浄部材(34)に供給する洗
浄水供給部材(36)が連結され、この洗浄水供給部材
(36)の底部に穿設した給水孔(37)(37)を経
て、洗浄水を洗浄部材(35)に供給する。尚、支杆
(34)、洗浄部材(35)、洗浄水供給部材(36)
はそれぞれ三つずつ設けられており、且つこれらは上下
駆動手段(図示せず)を介して上下動する。
【0018】次に、この自動押し寿司製造機(1)を用
いて押し寿司(40)を製造する工程を説明する。ま
ず、洗浄機構(13)で収容孔(4)(4)周面を洗浄
した後の位置(以下、プレート嵌入位置(38)と称
す)で手作業により収容孔(4)(4)にそれぞれプレ
ート(6)(6)を嵌入するとともに魚貝肉類等(4
2)を挿入する。ホッパー(8)に供給された寿司飯
(41)は攪拌部材(14)によって攪拌され、この攪
拌された寿司飯(41)は切出機構(9)の押出杆(2
3)で定量に切り出されて移送手段によって収容孔
(4)(4)同士の間隔と等しいピッチで間欠移送され
た型枠(2)の前記プレート(6)(6)及び魚貝肉類
等(42)が収容孔(4)(4)に収容された該収容孔
(4)(4)に収容する。
【0019】この収容孔(4)(4)に収容された寿司
飯(41)はまず初めに押圧機構(10)の中央部押圧
治具(26)によって図6に示すように寿司飯(41)
の中央部に凹所(39)が形成される。部分拡大図に示
す如く、幅方向、長手方向の両方向の中央部に凹所がで
き、結果として四隅が凸出する形となる。中央部に凹所
(39)が形成された寿司飯(41)が収容された型枠
(2)は移送手段によって1ピッチ分間欠移送され、押
圧機構(10)の縁部押圧治具(27)によって図7に
示すように寿司飯(41)の縁部が押圧されて該寿司飯
(41)の上面が収容孔(4)の高さより低い位置で略
平らに形成される。部分拡大図に示す如く、幅方向、長
手方向とが略平らになる。勿論、この際には次の収容孔
(4)に収容された寿司飯(41)は中央部押圧治具
(26)によって寿司飯(41)の中央部に凹所(3
9)が形成される。更に、上面が収容孔(4)の高さよ
り低い位置で略平らに形成された寿司飯(41)が収容
された型枠(2)は移送手段によって1ピッチ分間欠移
送され、押圧機構(10)の押圧治具(28)によって
図8に示すように圧がかけられて押し寿司(40)が形
成される。部分拡大図に示す如く、四隅に寿司飯の欠け
がない押し寿司として姿形のよい押し寿司の寿司飯とな
る。勿論、この際も次の収容孔(4)に収容された中央
部に凹所(39)が形成された寿司飯(41)は縁部押
圧治具(27)によって寿司飯(41)の縁部を押圧し
て該寿司飯(41)が収容孔(4)の高さより低い位置
で略平らに形成され、且つこの次の寿司飯(41)は中
央部押圧治具(26)によって寿司飯(41)の中央部
に凹所(39)が形成される。この押圧機構(10)
は、姿形の優れた押し寿司の寿司飯とするのに有効であ
る。
【0020】収容孔(4)(4)に収容された寿司飯
(41)全てが押圧治具(28)によって押圧された型
枠(2)は裏返機構(11)の羽根部(31)(31)
・・・に嵌入され、この裏返機構(11)を作動させて
型枠(2)を裏返す。この型枠(2)を裏返すことによ
って天地が逆転し魚貝肉類等(42)が寿司飯(41)
の上に来る。裏返された型枠(2)は前記出入機構によ
って該型枠(2)を押出機構(12)へ移送される。押
出機構(12)へ移送された型枠(2)の収容孔(4)
(4)に収容された押し寿司(40)、プレート(6)
(6)は該押出機構(12)の押出治具(33)(3
3)によって、押出機構(12)の下部に設けられたコ
ンベアに排出される。押し寿司(40)、プレート
(6)(6)が排出された後の型枠(2)は出入機構に
よって、再び裏返機構(11)の羽根部(31)(3
1)・・・に嵌入され、移送機構によって洗浄機構(1
3)へ移送される。この洗浄機構(13)によって収容
孔(4)(4)周面が洗浄される。この工程を順次繰り
返して押し寿司(40)を製造する。
【0021】このように、移送手段によって型枠(2)
を該型枠(2)の収容孔(4)(4)同士の間隔と等し
い送りピッチで台(7)上を摺動させて間欠移動させ、
収容孔(4)(4)内に収容した寿司飯(41)を型枠
(2)の移送方向から先端が丸みをおびた中央部押圧治
具(26)で押圧し、この中央部押圧治具(26)で押
圧された寿司飯(41)を先端が偏平な縁部押圧治具
(27)で押圧し、この縁部押圧治具(27)で押圧さ
れた寿司飯(41)を縁部押圧治具(27)の長さより
長い先端が偏平な押圧治具(28)で押圧するようにし
たので、人手で作業するのと同様の作業性で圧をかける
ことができ、押し寿司(40)の味を損なうことがなく
且つ手で持ち上げた際に散散となることがなく、しかも
押し寿司(40)を大量に生産することができる。ま
た、上面が偏平なプレート状の台(7)上に型枠(2)
を摺動して移送させるようにしたので、水を直接この自
動押し寿司製造機(1)にかけて清掃することができ、
清掃作業を著しく向上させることができ、しかも残飯が
この自動押し寿司製造機(1)に残らず衛生上好まし
い。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した如くこの発明は、寿司材料
を収容する型枠と製造機本体とからなる自動押し寿司製
造機であって、型枠の縁部近傍には所要数の貫通孔が形
成されるとともにこの型枠には所定間隔で所要数の所要
形状の収容孔が形成され且つこの収容孔にはプレートが
嵌脱自在に設けられており、製造機本体は上面が偏平な
プレート状の台と、前記収容孔同士の間隔と等しい送り
ピッチで型枠を前記台上で摺動させて間欠移送する移送
手段と、内部に攪拌部材が設けられたホッパーと、この
ホッパーから供給された寿司材料を前記収容孔に定量に
切り出して順次供給する切出機構と、収容孔に供給され
た寿司材料を加圧成形する押圧機構と、この押圧機構に
より押圧された押し寿司が収容した型枠を裏返す裏返機
構と、前記貫通孔に係合して型枠を裏返機構に出し入れ
する出入機構と、該出入機構により裏返機構から取出し
た型枠内の押し寿司を押し出す押出機構と、型枠の収容
孔周面を洗浄する洗浄機構とから構成されてなり、前記
押圧機構は上下動する三つの治具から構成されこれら治
具は型枠の移送方向から先端が丸みをおびた中央部押圧
治具と先端が偏平な縁部押圧治具と該縁部押圧治具の長
さより長い先端が偏平な押圧治具とが形成されてなるこ
とを特徴とする自動押し寿司製造機であるから、以下の
効果を奏する。
【0023】即ち、移送手段によって型枠を該型枠の収
容孔同士の間隔と等しい送りピッチで台上を摺動させて
間欠移動させ、収容孔内に収容した寿司飯を型枠の移送
方向から先端が丸みをおびた中央部押圧治具で押圧し、
この中央部押圧治具で押圧された寿司飯を先端が偏平な
縁部押圧治具で押圧し、この縁部押圧治具で押圧された
寿司飯を縁部押圧治具の長さより長い先端が偏平な押圧
治具で押圧するようにしたので、人手で作業するのと同
様の作業性で圧をかけることができ、押し寿司の味を損
なうことがなく且つ手で持ち上げた際に散散となること
がなく、しかも押し寿司を大量に生産することができる
効果を奏する。また、上面が偏平なプレート状の台上に
型枠を摺動して移送させるようにしたので、水を直接こ
の自動押し寿司製造機にかけて清掃することができ、清
掃作業を著しく向上させることができ、しかも残飯がこ
の自動押し寿司製造機に残らず衛生上好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動押し寿司製造機
を示す概略構成図である。
【図2】型枠を示す斜視図である。
【図3】ホッパー及び切出機構を示す概略説明図であ
る。
【図4】押圧機構を示す正面図である。
【図5】図4示の押圧機構の側面図である。
【図6】図4示の押圧機構の治具部分を示す概略説明図
である。
【図7】図6示と同様に押圧機構の治具部分を示す概略
説明図である。
【図8】図6示と同様に押圧機構の治具部分を示す概略
説明図である。
【図9】裏返機構を示す正面図である。
【図10】図9示の裏返機構を示す側面図である。
【図11】洗浄機構の端部を示す概略拡大斜視図であ
る。
【図12】従来の自動押し寿司製造機を示す概略説明図
である。
【符号の説明】
1 自動押し寿司製造機 2 型枠 3 製造機本体 4 収容孔 5 貫通孔 6 プレート 7 台 8 ホッパー 9 切出機構 10 押圧機構 11 裏返機構 12 押出機構 13 洗浄機構 14 攪拌部材 26 中央部押圧治具 27 縁部押圧治具 28 押圧治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寿司材料を収容する型枠と製造機本体と
    からなる自動押し寿司製造機であって、型枠の縁部近傍
    には所要数の貫通孔が形成されるとともにこの型枠には
    所定間隔で所要数の所要形状の収容孔が形成され且つこ
    の収容孔にはプレートが嵌脱自在に設けられており、製
    造機本体は上面が偏平なプレート状の台と、前記収容孔
    同士の間隔と等しい送りピッチで型枠を前記台上で摺動
    させて間欠移送する移送手段と、内部に攪拌部材が設け
    られたホッパーと、このホッパーから供給された寿司材
    料を前記収容孔に定量に切り出して順次供給する切出機
    構と、収容孔に供給された寿司材料を加圧成形する押圧
    機構と、この押圧機構により押圧された押し寿司が収容
    した型枠を裏返す裏返機構と、前記貫通孔に係合して型
    枠を裏返機構に出し入れする出入機構と、該出入機構に
    より裏返機構から取出した型枠内の押し寿司を押し出す
    押出機構と、型枠の収容孔周面を洗浄する洗浄機構とか
    ら構成されてなり、前記押圧機構は上下動する三つの治
    具から構成されこれら治具は型枠の移送方向から先端が
    丸みをおびた中央部押圧治具と先端が偏平な縁部押圧治
    具と該縁部押圧治具の長さより長い先端が偏平な押圧治
    具とが形成されてなることを特徴とする自動押し寿司製
    造機。
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