JPH0712958B2 - セメントクリンカ製造装置 - Google Patents
セメントクリンカ製造装置Info
- Publication number
- JPH0712958B2 JPH0712958B2 JP61204307A JP20430786A JPH0712958B2 JP H0712958 B2 JPH0712958 B2 JP H0712958B2 JP 61204307 A JP61204307 A JP 61204307A JP 20430786 A JP20430786 A JP 20430786A JP H0712958 B2 JPH0712958 B2 JP H0712958B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- fluidized bed
- cooling device
- exhaust gas
- cooler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サスペンションプレヒータ、噴流層造粒炉、
流動層焼成炉、流動層式冷却装置を含むセメントクリン
カ製造装置において、流動層式冷却装置を複数に分割し
て並列に設け、各冷却装置から流動層焼成炉、噴流層造
粒炉、必要に応じて仮焼炉に必要な空気量を抽気するこ
とにより、流動層焼成炉の空気分散板および冷却装置の
空気分散板を通過する空気量を低減させて圧力損失を小
さくし、動力費の低減を図るようにしたセメントクリン
カ製造装置に関するものである。
流動層焼成炉、流動層式冷却装置を含むセメントクリン
カ製造装置において、流動層式冷却装置を複数に分割し
て並列に設け、各冷却装置から流動層焼成炉、噴流層造
粒炉、必要に応じて仮焼炉に必要な空気量を抽気するこ
とにより、流動層焼成炉の空気分散板および冷却装置の
空気分散板を通過する空気量を低減させて圧力損失を小
さくし、動力費の低減を図るようにしたセメントクリン
カ製造装置に関するものである。
従来、たとえばセメントクリンカを製造する場合、第６
図に示すように、セメント原料は噴流層造粒炉１および
流動層焼成炉２の燃焼排ガスによってサイクロンC1、
C2、C3、C4からなるサスペンションプレヒータ３で予熱
されながら、サイクロンC4→C3→C2→C1と順次移送さ
れ、二重フラップダンパ４を経て噴流層造粒炉１に投入
されて造粒される。５はフラップダンパ、６は誘引ファ
ンである。
図に示すように、セメント原料は噴流層造粒炉１および
流動層焼成炉２の燃焼排ガスによってサイクロンC1、
C2、C3、C4からなるサスペンションプレヒータ３で予熱
されながら、サイクロンC4→C3→C2→C1と順次移送さ
れ、二重フラップダンパ４を経て噴流層造粒炉１に投入
されて造粒される。５はフラップダンパ、６は誘引ファ
ンである。
噴流層造粒炉１内で造粒されなかったセメント原料は、
サイクロンC1を経由して再び噴流層造粒炉１内に戻され
る。噴流層造粒炉１内で滞留成長した造粒物は、造粒物
のマテリアルシールを用いたＬ型の気密排出装置７（以
下、Ｌバルブ７という）によって流動層焼成炉２に排出
され、そこで再び1400〜1500℃で焼成される。焼成され
たセメントクリンカは、Ｌバルブ８により流動層式冷却
装置10に排出されて冷却され、気密装置（シールバル
ブ）11を介して製品として取り出される。
サイクロンC1を経由して再び噴流層造粒炉１内に戻され
る。噴流層造粒炉１内で滞留成長した造粒物は、造粒物
のマテリアルシールを用いたＬ型の気密排出装置７（以
下、Ｌバルブ７という）によって流動層焼成炉２に排出
され、そこで再び1400〜1500℃で焼成される。焼成され
たセメントクリンカは、Ｌバルブ８により流動層式冷却
装置10に排出されて冷却され、気密装置（シールバル
ブ）11を介して製品として取り出される。
一方、押込みファン12によって冷却装置10に供給された
冷却空気は、焼成クリンカと熱交換し、流動層焼成炉２
に燃焼空気として供給される。冷却装置10からの余剰空
気は、除塵器（図示せず）を介して系外に放出される。
冷却空気は、焼成クリンカと熱交換し、流動層焼成炉２
に燃焼空気として供給される。冷却装置10からの余剰空
気は、除塵器（図示せず）を介して系外に放出される。
流動層焼成炉２に導かれた燃焼空気は、流動層焼成炉２
および噴流層造粒炉１の燃焼空気として使用され、噴流
層造粒炉１から燃焼排ガスとして排出され、サスペンシ
ョンヒータ３内でサイクロンC1→C2→C3→C4と順次、流
通しながらセメント原料を予熱した後、誘引ファン６で
除塵器（図示せず）を介して大気に排気される。13は噴
流層造粒炉の下部と流動層焼成炉の上部とを接続する排
ガスダクトである。なお造粒炉１の排ガス出口に仮焼炉
を設ける場合もある。
および噴流層造粒炉１の燃焼空気として使用され、噴流
層造粒炉１から燃焼排ガスとして排出され、サスペンシ
ョンヒータ３内でサイクロンC1→C2→C3→C4と順次、流
通しながらセメント原料を予熱した後、誘引ファン６で
除塵器（図示せず）を介して大気に排気される。13は噴
流層造粒炉の下部と流動層焼成炉の上部とを接続する排
ガスダクトである。なお造粒炉１の排ガス出口に仮焼炉
を設ける場合もある。
上記の第６図に示す従来装置においては、流動層焼成炉
２および噴流層造粒炉１で必要な燃焼空気量は、流動層
式冷却装置10から流動層焼成炉２の風箱14に抽気してい
た。すなわち、流動層焼成炉２で必要とする量以上の空
気量が、流動層焼成炉２の空気分散板15を通過すること
になり、圧力損失が大きくなり、設備動力の増加を招い
ていた。
２および噴流層造粒炉１で必要な燃焼空気量は、流動層
式冷却装置10から流動層焼成炉２の風箱14に抽気してい
た。すなわち、流動層焼成炉２で必要とする量以上の空
気量が、流動層焼成炉２の空気分散板15を通過すること
になり、圧力損失が大きくなり、設備動力の増加を招い
ていた。
本発明は上記諸点に鑑みなされたもので、流動層式冷却
装置を複数に分割して並列に設け、各冷却装置から焼成
炉、造粒炉、必要に応じて仮焼炉に必要な空気量を抽気
することにより、焼成炉の空気分散板および冷却装置の
空気分散板を通過する空気量を低減させて圧力損失を小
さくし、動力費の低減を図ることができるセメントクリ
ンカ製造装置の提供を目的とするものである。
装置を複数に分割して並列に設け、各冷却装置から焼成
炉、造粒炉、必要に応じて仮焼炉に必要な空気量を抽気
することにより、焼成炉の空気分散板および冷却装置の
空気分散板を通過する空気量を低減させて圧力損失を小
さくし、動力費の低減を図ることができるセメントクリ
ンカ製造装置の提供を目的とするものである。
本願の第１の発明のセメントクリンカ製造装置は、図面
を参照して説明すれば、サスペンションプレヒータ３、
噴流層造粒炉１、流動層焼成炉２および流動層式冷却装
置10からなり、噴流層造粒炉１の下部と流動層焼成炉２
の上部とが排ガスダクト13を介して接続されたセメント
クリンカ製造装置において、流動層式冷却装置10を複数
に分割し、各冷却装置を並列に設け、各冷却装置からの
排気ガスを流動層焼成炉２の風箱14、流動層焼成炉２上
部および噴流層造粒炉１下部のスロート部20のうちの少
なくとも１箇所に抽気できるように抽気ダクトで接続し
たことを特徴としている。
を参照して説明すれば、サスペンションプレヒータ３、
噴流層造粒炉１、流動層焼成炉２および流動層式冷却装
置10からなり、噴流層造粒炉１の下部と流動層焼成炉２
の上部とが排ガスダクト13を介して接続されたセメント
クリンカ製造装置において、流動層式冷却装置10を複数
に分割し、各冷却装置を並列に設け、各冷却装置からの
排気ガスを流動層焼成炉２の風箱14、流動層焼成炉２上
部および噴流層造粒炉１下部のスロート部20のうちの少
なくとも１箇所に抽気できるように抽気ダクトで接続し
たことを特徴としている。
また本願の第２の発明の装置は、サスペンションプレヒ
ータ３、仮焼炉17、噴流層造粒炉１、流動層焼成炉２お
よび流動層式冷却装置10からなり、噴流層造粒炉１の下
部と流動層焼成炉２の上部とが排ガスダクト13を介して
接続されたセメントクリンカ製造装置において、流動層
式冷却装置10を複数に分割し、各冷却装置を並列に設
け、各冷却装置10からの排気ガスを流動層焼成炉２の風
箱14、流動層焼成炉２上部、噴流層造粒炉１下部のスロ
ート部20および仮焼炉17のうちの少なくとも１箇所に抽
気できるように抽気ダクトで接続したことを特徴として
いる。
ータ３、仮焼炉17、噴流層造粒炉１、流動層焼成炉２お
よび流動層式冷却装置10からなり、噴流層造粒炉１の下
部と流動層焼成炉２の上部とが排ガスダクト13を介して
接続されたセメントクリンカ製造装置において、流動層
式冷却装置10を複数に分割し、各冷却装置を並列に設
け、各冷却装置10からの排気ガスを流動層焼成炉２の風
箱14、流動層焼成炉２上部、噴流層造粒炉１下部のスロ
ート部20および仮焼炉17のうちの少なくとも１箇所に抽
気できるように抽気ダクトで接続したことを特徴として
いる。
並列に設けられた複数の流動層式冷却装置から焼成炉
２、造粒炉１、場合によっては仮焼炉17に必要な空気量
を抽気する。したがって焼成炉２の空気分散板15を通過
する流量が低減し、圧力損失が減少する。また焼成炉風
箱以外へ抽気する流動層クーラへの押込み圧力が減少す
る。
２、造粒炉１、場合によっては仮焼炉17に必要な空気量
を抽気する。したがって焼成炉２の空気分散板15を通過
する流量が低減し、圧力損失が減少する。また焼成炉風
箱以外へ抽気する流動層クーラへの押込み圧力が減少す
る。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がない
限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではなく、単なる説明例にすぎない。
明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器の
形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がない
限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではなく、単なる説明例にすぎない。
実施例１ 第１図に示すように、流動層焼成炉２にて焼成された造
粒物を、並列に配置された複数（第１図では一例として
２基の場合を示している）の流動層式冷却装置、すなわ
ち、第１クーラ10aおよび第２クーラ10bにて冷却する。
第１クーラ10aの排気ガスは焼成炉２の風箱14へ抽気ダ
クト16を介して抽気し、第２クーラ10bの排気ガスは仮
焼炉17へ抽気ダクト18を介して抽気する。
粒物を、並列に配置された複数（第１図では一例として
２基の場合を示している）の流動層式冷却装置、すなわ
ち、第１クーラ10aおよび第２クーラ10bにて冷却する。
第１クーラ10aの排気ガスは焼成炉２の風箱14へ抽気ダ
クト16を介して抽気し、第２クーラ10bの排気ガスは仮
焼炉17へ抽気ダクト18を介して抽気する。
なお仮焼炉を設けない場合は、第２クーラ10bの排気ガ
スは焼成炉２上部または造粒炉１下部のスロート部20へ
抽気する。このスロート部20には、複数本（第１図では
一例として２本の場合を示している）のバーナ21を対向
して先端が斜め上方を向くように設け、噴流層内におい
て、バーナ21の先端の上側に局部高温域（ホットスポッ
ト）22が形成されるように構成されている。4a、4bはフ
ラットダンパ、12a、12bは押込みファン、23は仮焼炉の
バーナ、24は焼成炉のバーナである。
スは焼成炉２上部または造粒炉１下部のスロート部20へ
抽気する。このスロート部20には、複数本（第１図では
一例として２本の場合を示している）のバーナ21を対向
して先端が斜め上方を向くように設け、噴流層内におい
て、バーナ21の先端の上側に局部高温域（ホットスポッ
ト）22が形成されるように構成されている。4a、4bはフ
ラットダンパ、12a、12bは押込みファン、23は仮焼炉の
バーナ、24は焼成炉のバーナである。
このように、本実施例では、第１クーラ10a、第２クー
ラ10bを並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガスを焼成
炉２の風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガスを仮焼
炉17へ抽気する。
ラ10bを並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガスを焼成
炉２の風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガスを仮焼
炉17へ抽気する。
実施例２ 第２図に示すように、第１クーラ10a、第２クーラ10bを
並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガスを焼成炉２の
風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガスの一部を仮焼
炉17へ抽気し、残部を焼成炉２上部へ抽気する。他の構
成、作用は実施例１の場合と同様である。
並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガスを焼成炉２の
風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガスの一部を仮焼
炉17へ抽気し、残部を焼成炉２上部へ抽気する。他の構
成、作用は実施例１の場合と同様である。
実施例３ 第３図に示すように、第１クーラ10a、第２クーラ10bを
並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガスを焼成炉２の
風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガスの一部を仮焼
炉17へ、残部をスロート部20へ抽気する。スロート部20
は流速が大きく静圧が焼成炉上方より小さいので、第２
クーラ用の押込みファン12bの押込み圧が小さくてす
む。他の構成、作用は実施例１の場合と同様である。
並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガスを焼成炉２の
風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガスの一部を仮焼
炉17へ、残部をスロート部20へ抽気する。スロート部20
は流速が大きく静圧が焼成炉上方より小さいので、第２
クーラ用の押込みファン12bの押込み圧が小さくてす
む。他の構成、作用は実施例１の場合と同様である。
実施例４ 第４図に示すように、第１クーラ10a、第２クーラ10b、
第３クーラ10cを並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガ
スを焼成炉２の風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガ
スを焼成炉２上部へ抽気し、第３クーラ10cの排気ガス
を仮焼炉17へ抽気する。12cは押込みファンである。他
の構成、作用は実施例１の場合と同様である。
第３クーラ10cを並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガ
スを焼成炉２の風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガ
スを焼成炉２上部へ抽気し、第３クーラ10cの排気ガス
を仮焼炉17へ抽気する。12cは押込みファンである。他
の構成、作用は実施例１の場合と同様である。
実施例５ 第５図に示すように、第１クーラ10a、第２クーラ10b、
第３クーラ10cを並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガ
スを焼成炉２の風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガ
スをスロート部20へ抽気し、第３クーラ10cの排気ガス
を仮焼炉17へ抽気する。スロート部20は流速が大きく静
圧が焼成炉上方より小さいので、第２クーラ用の押込み
ファン12bの押込み圧が小さくてすむ。他の構成は実施
例１と同様である。
第３クーラ10cを並列に配置し、第１クーラ10aの排気ガ
スを焼成炉２の風箱へ抽気し、第２クーラ10bの排気ガ
スをスロート部20へ抽気し、第３クーラ10cの排気ガス
を仮焼炉17へ抽気する。スロート部20は流速が大きく静
圧が焼成炉上方より小さいので、第２クーラ用の押込み
ファン12bの押込み圧が小さくてすむ。他の構成は実施
例１と同様である。
上記の実施例では、複数のクーラを並列に接続する場合
について説明したが、直列と並列とを組み合わせて接続
することも可能である。また仮焼炉を設けない場合は、
仮焼炉へ抽気していた排気ガスを焼成炉２上部またはス
ロート部20へ抽気する。
について説明したが、直列と並列とを組み合わせて接続
することも可能である。また仮焼炉を設けない場合は、
仮焼炉へ抽気していた排気ガスを焼成炉２上部またはス
ロート部20へ抽気する。
本発明は上記のように、流動層式冷却装置を複数に並列
に分割し、これらの冷却装置から、焼成炉、造粒炉、場
合によっては仮焼炉に必要な空気量を、焼成炉の風箱、
焼成炉上部、場合によっては仮焼炉に抽気するように構
成しているので、焼成炉の空気分散板を通過する流量が
低減し、圧力損失が減少する。すなわち焼成炉の風箱お
よび冷却装置の風箱への押込み圧が小さくなり、押込み
ファンの押込み圧力も小さくなる。さらに焼成炉の上部
あるいはスロート部あるいは仮焼炉は、焼成炉の風箱よ
りも静圧が小さく、これらへの押込み圧は焼成炉の風箱
への押込み圧よりも小さくなる。そのため、これらに排
ガスを抽気している流動層クーラ用の押込み圧力も小さ
くなる。すなわち、設備動力の低減を図ることができ
る。
に分割し、これらの冷却装置から、焼成炉、造粒炉、場
合によっては仮焼炉に必要な空気量を、焼成炉の風箱、
焼成炉上部、場合によっては仮焼炉に抽気するように構
成しているので、焼成炉の空気分散板を通過する流量が
低減し、圧力損失が減少する。すなわち焼成炉の風箱お
よび冷却装置の風箱への押込み圧が小さくなり、押込み
ファンの押込み圧力も小さくなる。さらに焼成炉の上部
あるいはスロート部あるいは仮焼炉は、焼成炉の風箱よ
りも静圧が小さく、これらへの押込み圧は焼成炉の風箱
への押込み圧よりも小さくなる。そのため、これらに排
ガスを抽気している流動層クーラ用の押込み圧力も小さ
くなる。すなわち、設備動力の低減を図ることができ
る。
また、流動層式冷却装置が複数に並列に分割されている
ので、セメントクリンカの生産量を減じる場合、余剰
（所定）の冷却空気（燃焼空気）を供給する必要がない
ために、例えば、第３クーラあるいは第２クーラの運転
を停止して操業することができる。その結果、セメント
クリンカの生産量を減じた場合も、電力消費量を低く抑
えて操業することができる。すなわち、電力消費量を低
く維持して、セメントクリンカの生産量を任意に可変す
ることができる。
ので、セメントクリンカの生産量を減じる場合、余剰
（所定）の冷却空気（燃焼空気）を供給する必要がない
ために、例えば、第３クーラあるいは第２クーラの運転
を停止して操業することができる。その結果、セメント
クリンカの生産量を減じた場合も、電力消費量を低く抑
えて操業することができる。すなわち、電力消費量を低
く維持して、セメントクリンカの生産量を任意に可変す
ることができる。
第１図〜第５図は本発明のセメントクリンカ製造装置の
実施例を示すフローシート、第６図は従来のセメントク
リンカ製造装置のフローシートである。 C1〜C4…サイクロン、１…噴流層造粒炉、２…流動層焼
成炉、３…サスペンションプレヒータ、４、4a、4b,5…
フラップダンパ、６…誘引ファン、７、８…Ｌバルブ、
10…流動層式冷却装置、10a…第１クーラ、10b…第２ク
ーラ、10c…第３クーラ、11…気密装置、12、12a、12
b、12c…押込みファン、13…排ガスダクト、14…風箱、
15…空気分散板、16、18…抽気ダクト、17…仮焼炉、20
…スロート部、21、23、24…バーナ、22…局部高温域
実施例を示すフローシート、第６図は従来のセメントク
リンカ製造装置のフローシートである。 C1〜C4…サイクロン、１…噴流層造粒炉、２…流動層焼
成炉、３…サスペンションプレヒータ、４、4a、4b,5…
フラップダンパ、６…誘引ファン、７、８…Ｌバルブ、
10…流動層式冷却装置、10a…第１クーラ、10b…第２ク
ーラ、10c…第３クーラ、11…気密装置、12、12a、12
b、12c…押込みファン、13…排ガスダクト、14…風箱、
15…空気分散板、16、18…抽気ダクト、17…仮焼炉、20
…スロート部、21、23、24…バーナ、22…局部高温域
フロントページの続き (72)発明者 熊谷 親徳 兵庫県明石市川崎町１番１号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 大高 義人 兵庫県神戸市中央区東川崎町３丁目１番１ 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (56)参考文献 特開 昭61−136944（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−136947（ＪＰ，Ａ) 特公 昭60−13738（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (2)
- 【請求項１】サスペンションプレヒータ、噴流層造粒
炉、流動層焼成炉および流動層式冷却装置からなり、噴
流層造粒炉の下部と流動層焼成炉の上部とが排ガスダク
トを介して接続されたセメントクリンカ製造装置におい
て、流動層式冷却装置を複数に分割し、各冷却装置を並
列に設け、各冷却装置からの排気ガスを流動層焼成炉の
風箱、流動層焼成炉上部および噴流層造粒炉下部のスロ
ート部のうちの少なくとも１箇所に抽気できるように抽
気ダクトで接続したことを特徴とするセメントクリンカ
製造装置。 - 【請求項２】サスペンションプレヒータ、仮焼炉、噴流
層造粒炉、流動層焼成炉および流動層式冷却装置からな
り、噴流層造粒炉の下部と流動層焼成炉の上部とが排ガ
スダクトを介して接続されたセメントクリンカ製造装置
において、流動層式冷却装置を複数に分割し、各冷却装
置を並列に設け、各冷却装置からの排気ガスを流動層焼
成炉の風箱、流動層焼成炉上部、噴流層造粒炉下部のス
ロート部および仮焼炉のうちの少なくとも１箇所に抽気
できるように抽気ダクトで接続したことを特徴とするセ
メントクリンカ製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61204307A JPH0712958B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | セメントクリンカ製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61204307A JPH0712958B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | セメントクリンカ製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6360138A JPS6360138A (ja) | 1988-03-16 |
| JPH0712958B2 true JPH0712958B2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=16488314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61204307A Expired - Lifetime JPH0712958B2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | セメントクリンカ製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712958B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6013738A (ja) * | 1983-07-02 | 1985-01-24 | Sekimoto Hiroshi | エイコサポリエン酸系化合物含有組成物 |
| JPS61136947A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-24 | 川崎重工業株式会社 | セメントクリンカの焼成装置 |
| JPS61136944A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-24 | 川崎重工業株式会社 | セメントクリンカの焼成方法および装置 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP61204307A patent/JPH0712958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6360138A (ja) | 1988-03-16 |
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