JPH07129447A - 文書情報管理システム - Google Patents

文書情報管理システム

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JPH07129447A
JPH07129447A JP5297422A JP29742293A JPH07129447A JP H07129447 A JPH07129447 A JP H07129447A JP 5297422 A JP5297422 A JP 5297422A JP 29742293 A JP29742293 A JP 29742293A JP H07129447 A JPH07129447 A JP H07129447A
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managing
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Application number
JP5297422A
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Inventor
Masaki Matsuzaki
真己 松崎
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JustSystems Corp
Original Assignee
JustSystems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体文書等に関連するひとまとまりのタスク
を一体的に管理することが可能な文書情報管理システム
を提供する。 【構成】 文書管理に必要な各種の補助データのディレ
クトリをデータベースとして管理する複数の管理部(B
OX)と、これら各管理部に付随して設けられ、文書フ
ァイルの選択に必要な補助データが、そのデータ内容に
応じた管理部に格納される補助データ格納領域(エリ
ア)と、アプリケーションからの要求内容を解釈する要
求解釈部(DAM)と、この要求解釈部の解釈内容に応
じて、前記管理部を選択する選択部(JDM)と、この
補助データ管理部で選択された補助データに対して、前
記要求解釈部の解釈内容に応じた各種の処理を選択して
実行するする処理選択実行部(IDS)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書情報管理システムに
係り、詳細には、文書管理に必要な各種の補助データに
基づいて文書を管理する文書情報管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータがオフィスや工
場、研究所等に広く普及しており、必要に応じて文書作
成、図形処理、計算、データベース等のアプリケーショ
ンソフト(APL)が開発されている。このようなパー
ソナルコンピュータで各種の処理を行うためのアプリケ
ーションソフトは、一般にOS(オペレーティング・シ
ステム)上で動作するようになっており、作成された文
書や図形等は、OSの規定に従って格納されていた。そ
して、本体となる文書や図形等(以下この明細書におい
て、本体文書等という。)を管理するためのデータとし
て、他に履歴管理データや付箋管理データ等の管理情報
を保存することが可能になっている。また、本体文書等
を効率的に管理するために、OSにおける管理情報に対
して、他の拡張した複数の管理情報を格納し、この拡張
した管理情報から必要な本体文書等を迅速、効率的に読
み出すようにした、アプリケーションソフトも存在して
いる。
【0003】図12は、従来のOS、および文書管理ア
プリケーションソフトによる、本体文書等のファイル管
理システムを表したものである。この図に示すように、
OSによるファイル管理の場合、アプリケーションBに
よって作成された、本体文書等のファイルBは、ディレ
クトリ名+ファイル名(8文字)+拡張子(3文字)で
管理され、ファイル作成日時/ファイルサイズ、およ
び、ファイル属性が格納されるようになっている。この
場合、OSによるファイルシステム12に従って、それ
ぞれ、ユーザ11に対して一体的にファイル管理され
る。ここで、ファイル属性には、消去や更新が禁止され
ているリードオンリファイル、DIRコマンドでは表示
されずDELコマンドによる削除も無効になる隠しファ
イル、リードオンリでかつ隠しファイルのシステムファ
イル、ボリュームラベルであることを示すボリューム
名、サブディレクトリであることを示すディレクトリ、
BACKUPコマンドなどで利用され通常のファイルは
この属性をもつ未バックアップファイル(アーカイブフ
ァイル)、等の属性がある。
【0004】一方、拡張した管理情報の保存が可能なア
プリケーションソフトAによって作成された本体文書等
のファイルAは、OSのファイルシステム12の規定に
従って独自のフォーマットで格納されると共に、このフ
ァイルAとは別途に管理情報13が、やはりOSのファ
イルシステム12に従って格納されている。なお、ユー
ザ11との関係では、ファイルAを管理するための独自
のユーザインターフェイスが規定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のOSに
よる文書管理は、本体文書等を管理するための管理情報
が限定されており、本体文書等と共に、各種の管理情報
の内容が少ないという問題があった。特に、ネットワー
ク内のサーバ上で多くのファイルを多数のユーザが共有
している場合には、必要なファイルを捜すのに時間がか
かっていた。
【0006】一方、OSと独立した別個の管理情報を格
納し、この管理情報から特定のファイルを指定するアプ
リケーションソフトAを使用する場合には、ファイルを
色々な観点から読みだすことが可能となる。しかし、従
来のアプリケーションソフトAによる管理システムで
は、特定の本体文書等と別個に管理情報のファイルを作
成しているため、ユーザにとってみると、管理情報の処
理はその本体文書等に一体化したタスクとして意識され
ることが多いにもかかわらず、複数のファイルを処理し
なければならないという問題があった。さらに、拡張し
た管理情報を、ファイルAの内部に格納し、又は管理情
報13に格納する処理は、アプリケーションAに固有な
処理であるため、操作性について、各アプリケーション
ソフト間で統一されていなければならないという問題が
あった。従って、処理が統一されていない他のアプリケ
ーションソフト、例えばアプリケーションソフトBで
は、管理情報13の内容に従って文書ファイルAを読み
出すことができなかった。また、統一させる場合には、
個々のアプリケーションソフトが操作性を意識してプロ
グラムを作成する必要があった。
【0007】また、管理情報13を作成することでファ
イルを管理する場合は、ファイルAの内部に格納する場
合に比べて、管理情報の保全性の点で優れているが、フ
ァイルAに対してコピー等の処理が行われると、整合性
が保てなくなるという問題があった。さらに、拡張した
管理情報を扱うために、アプリケーションソフトが共通
したユーザインタフェースをユーザ13に提供するため
には、アプリケーションプログラマ間で、共通の認識が
必要になるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、本体文書等に関連する
ひとまとまりのタスクを一体的に管理することが可能な
文書情報管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、計算機システム上のアプリケーションから処理対象
とするファイルを選択するための情報を管理するシステ
ムであって、文書管理に必要な各種の補助データを、デ
ィレクトリ構築のためのデータベースとして管理する複
数の管理部と、これら各管理部に付随して設けられ、文
書ファイルの選択に必要な補助データが、そのデータ内
容に応じた管理部に格納される補助データ格納領域と、
アプリケーションからの要求内容を解釈する要求解釈部
と、この要求解釈部の解釈内容に応じて、前記管理部を
選択する選択部と、この補助データ管理部で選択された
補助データに対して、前記要求解釈部の解釈内容に応じ
た各種の処理を選択して実行する処理選択実行部とを、
文書情報管理システムに具備させて、前記目的を達成す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の文書情報管理システムにおけ
る一実施例を図1ないし図11を参照して詳細に説明す
る。図1は文書情報管理システムのシステム構成を表し
たものである。この図1に示すように、文書情報管理シ
ステムは、要求解釈部として機能するDAM21、処理
選択実行部として機能するIDS22、管理部として機
能するBOX23、標準BOX23、選択部として機能
するJDM25、ファイルUI26、およびBOXファ
イル27、を備えている。これら、各部21〜27は、
各種のアプリケーションソフト(APL)28に対し
て、従来的なファイルアクセスの全てをカバーし、同様
に動作するようになっている。
【0011】DAM21は、本体文書等に対するアクセ
スを標準化し、全てのAPL28の文書アクセスに関与
する。この標準化、すなわち、文書および文書ファイル
に対するアプリケーションインターフェイス(API)
を一式そろえることで、従来と同様なファイルアクセス
の全てがカバーされることになる。ここで、DAM21
が取り扱う文書には、APL28が編集している文書で
あり、保存されていない新規文書も含まれる。また、D
AM21は、APL28の文書アクセスに論理性を持た
せるようになっている。すなわち、DAM21は、ユー
ザの文書に対する論理的アクセス、例えば、「文書の使
用開始」(新規/編集)、「文書の使用終了」、「文書
の保存」、「文書の名称変更」その他の論理的アクセス
を明示する。また、DAM21は、APL28の文書ア
クセスイベントをIDS22に配付するようになってい
る。
【0012】IDS22は、ユーザの指定により文書に
指定され、DAM21から配付された文書アクセスイベ
ントにより、文書に付加/付随した情報の管理/運用を
行うプログラムである。
【0013】BOX23には、OSで管理される物理的
なディレクトリを管理するプログラムが格納された標準
BOX231と、論理的に拡張するディレクトリを管理
するプログラムが格納されている各種BOX232で構
成されている。各種BOX232には、例えば、本体文
書等の管理情報が管理される、例えば、ワープロソフト
で作成した文章における文書情報管理BOX、メールシ
ステムにおける管理情報が管理されるメールBOX等の
各種BOXが存在する。これら標準BOX231、各種
BOX232は、補助データ格納領域として機能し、本
体文書等に付加、付随する各種の管理情報を記憶するた
めのエリアを備えている。このエリアは文書に付随して
可搬性を有している。各種BOX232においては、適
時DB(データベース)を利用したエリアの管理が行わ
れ、一方、標準BOX231(OSディレクトリ)で
は、次に示すCDF構造によってエリアが実現されてい
る。
【0014】図2は標準BOX231における、CDF
の構造を表したものである。CDFは、ファイルヘッダ
31、アプリケーション管理ファイル部32、IDS管
理情報部33で構成されている。具体的には、1個のフ
ァイルに複数のセグメントが配置され、例えば、ワープ
ロソフトによる文書や図形ソフトによる文書は、それぞ
れ別セグメントに書込まれる。また最初のセグメントは
ファイルヘッダ31として使用される。すなわち、ファ
イルヘッダ31には、作成アプリケーション名など、そ
のドキュメントに関する固有情報が書き込まれる。ファ
イルヘッダ31の後のセグメントについては、ワープロ
ソフトによる文書は01、図形ソフトによる文書は02
というようにIDが付加される。アプリケーションは、
データをリード/ライトするときのこのIDを参照する
ようになっている。
【0015】またCDFのIDS管理情報部33には、
文書のデータベース化やグループワーク支援で必要にな
る情報が格納され、IDS22のプログラムによってこ
の部分が管理されている。このように、標準BOX23
1をCDF構造にすることで、アプリケーション間のデ
ータ交換をスムーズに行うことが可能となる。つまりデ
ータを渡す側のアプリケーションは、渡される側のアプ
リケーションのデータ構造を考慮する必要がなくなる。
【0016】JDM25は、DAM21に対してプリミ
ティブな文書アクセスのAPIを公開している。JDM
25は、BOX情報管理機能を備えており、BOX23
に対する環境情報を記憶し、DBを用いて管理情報やエ
リアを管理する。JDM25のBOX情報管理機能は、
BOXファイル27の管理テーブルに各種BOX232
の識別ファイルを格納することで実現されている。すな
わち、JDM25は、論理ディレクトリを構成する各種
BOX232に対して、OS上の実際のディレクトリを
割り当て、BOXファイル27に識別ファイルを格納す
る。この識別ファイルには、論理ディレクトリを管理す
る各種BOX232を呼び出すためのプログラム名が記
述されており、識別ファイルが置かれているディレクト
リは、論理ディレクトリであるとして各種BOX232
がJDM25から呼び出されるようになっている。呼び
出された各種BOX232に、ファイル名等の必要な情
報が記述されている。一方、BOXファイル27に識別
ファイルが記述されていない場合、標準BOX231が
JDM25から呼び出されるようになっている。
【0017】ファイルUI26は、ユーザによってファ
イル名が入力され、また、選択画面が表示されるユーザ
インターフェイスである。BOX23の考えを導入する
に当たり、従来的なAPL28作成における影響を最小
限にするために、ユーザインタフェース(UI)をAP
L28から切り放した。APL28とのAPIを「パス
名」にすることにより、従来と同様に作成することを可
能にした。現状のUIは、標準的なものと、BOX23
独自のUIを持てる仕組みになっているが、UIを切り
放す際にファイル名入力/選択画面UI管理機構(DP
M)を導入したことで、今後開発されていく可能性のあ
る未知のBOX23に対応する全く新しいUIの採用/
共存が可能になる。なお、ファイルUI26によって、
ユーザは、文書を保存する際に、文書情報からファイル
を識別でき、ファイル名を付ける必要がない場合に、フ
ァイル名発行サービスを選択することができる。この選
択が選択されると、BOX23でのファイル名発行サー
ビスが実行され、OSに対して自動的にファイル名が発
行されるようになっている。
【0018】ファイルUI26から論理パス名がAPL
28に渡され、APL28のファイルコマンドによっ
て、文書情報管理BOX232で管理される本体文書等
のアクセスが可能になる。また、ファイルコマンドのみ
ならず、本体文書等のファイル選択の全ての局面にわた
って文書情報管理BOX232へのアクセスが可能とな
っている。ファイルの指定は従来通りのパス形式で行う
ので、ユーザは、従来的な操作性と、パス形式を意識し
ない文書情報管理BOX232の操作性とを併用するこ
とができる。ディスクユーティリティでは、文書ファイ
ルのコピー、移動、削除などのメンテナンスをOSディ
レクトリ、BOX23にまたがって、従来的な操作感の
ままに行うことができる。
【0019】次に、このように構成された実施例の各部
の具体的構成とその動作について説明する。 (1)JDM25、BOX23 JDM25の動作は、ユーザ側で認識できず、ユーザは
従来と同様のパス形式による指定を行うことで、自動的
に論理BOX232にアクセスすることができる。パス
形式での指定の採用により、組込リンクなどの、文書間
でのリンク関係など、全てのファイルアクセスが、ユー
ザ/APL28共に従来と全く同様に行うことができ
る。ユーザがパス名を必要としない場合には、ファイル
UI26により、ファイル名を意識しない文書アクセス
も可能になる。ここで、OSのディレクトリで解決され
ない論理ディレクトリによる各種BOX232が指定さ
れる可能性があるパスを論理パスといい、DAM21か
ら上(ユーザ側)には、全てこの論理パスのみが認識さ
れるようになっている。本体文書等の管理は、BOX2
3に一任されているが、BOX23の汎用性を考慮し
て、他のBOX23の間の管理機能を利用(管理を委
任)できる仕組みになっている。
【0020】図3は、他のBOX間における管理機能の
利用(委任)状態を表したものである。この図に示すよ
うに、例えば、文書情報管理BOX232において、従
来のファイルの管理については、標準BOX231に委
任する形をとっている。この仕組みにより、文書情報管
理BOX232aで簡単に従来のファイルが管理できる
ようになった。同様に、例えばメールBOX232bを
作成する際に文書情報管理BOX232aの管理機能を
利用することができ、将来的に各種BOX232を容易
に作成することができるようになる。
【0021】図4は、JDM25による処理の流れを表
したものである。この図4に示すように、JDM25
は、目的とする本体文書等のファイルがどのBOX23
に格納されているかを、論理パスから調べる。具体的に
は、処理の高速化のため、「・・・.BOX」という拡
張子を仮定したうえで、BOXファイル27から、該当
するBOX23を調べる。そして、そのBOX23が、
標準BOX231である場合、CDFまたはOSファイ
ルシステムによって、実ファイルアクセスを行う。一
方、BOXファイル27から調べたBOX23が、標準
BOX231でない場合、すなわち各種BOX232で
ある場合、該当する各種BOX232が作成しているデ
ータベース(DB)の位置を知る。そして、目的とする
本体文書等のファイルの、位置(物理パス)を知る。そ
して、目的文書ファイルのアクセスを標準BOX231
に委任する。委任されると、委任されたファイルがどの
BOX23に管理されているか再び判断される。ここで
は、委任された内容である表示BOX231が認識さ
れ、その後、CDF又は、OSシステムファイルによっ
て実ファイルアクセスが行われる。ここで、委任内容に
従って、再びどのBOX23に管理されているかを判断
するのは、委任の内容によっては、各種BOX232間
で委任される場合があるためである。
【0022】(2)DAM21 DAM21の規定するAPIで、従来通りのファイルア
クセスを行うことにより、ユーザやAPL28の認識と
は別に、予め指定された各種IDS22のサービスがユ
ーザに提供される。例えば、ユーザの認識できるものと
して管理情報等があり、ユーザが認識できないものとし
てログ情報等がある。複数存在するIDSのなかから、
ユーザによって、ファイルUIで指定されたIDS2
2、例えば管理情報IDSによって処理されたデータ
(自動設定された主題やキーワード等)は、本体文書等
に付随した(関連付けられた)BOX23に確保されて
いるエリアに保存される。文書情報管理BOX23で
は、エリアは文書ファイルとは別の箇所に管理されるの
で、どのような形式のファイルであっても、IDS22
を指定することが可能である。標準BOX231におい
ても図2に示したCDFの構造により、本体文書等に付
随しているIDS22のデータを維持することができ
る。このことと、ファイルアクセスを標準化したこと
で、ユーザは、この実施例における文書情報管理システ
ム上では、BOX23と、OSディレクトリとの区別を
意識することなく文書情報管理が可能になる。
【0023】IDS22サービスで特に重要なものに文
書情報IDS22がある。文書情報IDS22は、文書
を管理するうえでの情報付加をサービスする。文書情報
は、システム項目として作成者、作成日などが提供され
ているが、基本的にはユーザの必要に合わせて設計する
仕組みを提供するものである。この文書情報の設計によ
り、ユーザは都合に合わせた文書情報管理システム(文
書管理アプリケーション)を構築するためのベースを設
計することになる。すなわち、ユーザは、新たに開発さ
れたIDSがあっても、従来のIDSと同様に、ファイ
ルUI26で選択することで、新たなIDSのサービス
を利用することが可能となる。例えば、履歴管理や付箋
管理などのIDSがある。
【0024】図5は、文書情報IDS22の内容およ
び、BOX23の概念を表したものである。この図に示
すように、文書情報IDS22には、ファイル名、見出
し、作成者、作成年月日、キーワード、版番号、主題、
分類、ラベル、コメント、保存期限、用紙サイズ、テン
プレート名、最終更新日時、最終更新者、更新回数、最
終アクセス日時、最終アクセス者、総編集時間、最終印
刷日時、最終印刷者名、総ページ数、等の情報が格納さ
れる。これらは、標準的に付加されるものと、ユーザが
拡張的に設定するものとに分けられている。そして、こ
の文書情報IDS22によって、管理される内容は、B
OX23のエリアに格納保存される。このように、多数
の情報を管理することで、ユーザが本体文書等を選択す
る場合の選択肢が増え、また、本体文書等を忘れたとし
ても、内容を思い出すきっかけが多く提供されることに
なる。例えば文書内キーワード検索では、例えば「パソ
コン」、「出荷代数」の2個のキーワードを含む本体文
書等のリストを画面表示することが可能となり、そのな
かから、ユーザは自由に本体文書等を選択することがで
きる。
【0025】図6は、DAM21およびIDS22にお
ける本体文書等に対する論理的アクセスの流れを表した
ものである。論理的アクセスとしては、「Open」、
「Load」、「Save」、「Print」、「Re
name」等がある。ここで、DAM21でいう文書
は、APL28が使用している文書をいい、新規文書/
読込文書共に、文書という意味では同一に扱われる。従
って、「Open」の形式には、「新規」、「読込」…
等がある。図6に示すように、DAM21は、本体文書
等に対する論理的アクセスがあると、IDS22に通知
する。IDS22は、本体文書等に指定されているID
Sの内容を知ると、IDS群を呼び出し、IDS22を
特定する。一方、DAM21は、特定されたIDS22
から本体文書等のエリアをアクセスすると共に、本体文
書等のアクセスに対する、トランザクションや自動バッ
クアップ等のサービスを制御し、その後、JDM25を
呼び出す。
【0026】次に、新規作成、読み込み、保存時の動作
について説明する。図7は、新規作成時の流れを表した
ものである。APL28から、「Open;新規」が通
知されると、DAM21は、メモリ上に管理資源を確保
し、文書情報IDS22に、「Open;新規」を通知
し、APL28に文書ハンドルを発行する。一方、DA
M21から「Open;新規」の通知を受けると、ID
S22は、メモリ上に管理資源を確保し、文書情報項目
を初期化する。ここで、項目の種類や初期化の仕方は、
ユーザが例えばマクロで記述する。なお、「Open;
新規」時には、テンプレートを指定することができ、こ
の場合、文書情報やその他のIDSの指定は、テンプレ
ートから行われる。
【0027】次に、本体文書等のファイルの読み込みに
ついて説明する。ファイルの読み込みについては、必要
な情報を入力し、データベースを直接操作して該当ファ
イルの絞り込みを行う。また、次に示すように、画面に
ファイル選択用のツリー構造とそのファイル名を表示、
それから選択するようにしてもよい。図8は、APL2
8側から、本体文書等のファイルを読み込む際のファイ
ル選択画面を表したものである。図8に示したファイル
選択画面では、文書情報IDS22によって自動的に管
理されている情報に従って、本体文書等を捜すためのツ
リーが表示され、また、「ビュー」機能により、画面に
は、ツリーの元(ルート)となる決裁書類に対応する各
種の本体文書等が表示されている。この、ツリーを使う
とDBの上で絞り込んだりする必要がなく、目的のツリ
ーの枝にカーソルを移動し、クリックやリターン等をす
るとツリーに与えられていた情報を用いて、DBの絞り
込みがなされる。また、図上の決裁、見積、企画をアイ
コンでクリックすると絞り込みされる。従来は、ファイ
ル読み込み画面ではOSのディレクトリ階層を移りなが
ら、希望するファイルを少ない情報でしか捜し出せなか
ったのに対し、本実施例によれは、APL28のファイ
ル選択画面上にDBを反映させることで、希望ファイル
が楽に選択できるようになる。
【0028】次に、このようなファイル読み込み画面
で、所定の本体文書等が選択された場合の、ファイル読
み込み時の動作について説明する。図9は、読み込み時
の流れを表したものである。APL28から、「Ope
n;読込」が通知されると、DAM21は、メモリ上に
管理資源を確保し、文書ファイルを「Open」するた
めに、JDM25が呼び出されると共に、本体文書等に
設定されているIDS全てに「Open;読込」を通知
し、APL28に文書ハンドルを発行する。JDM25
では、BOXファイル27に記述されている識別ファイ
ルから、論理パスを解析し、BOX23の実ファイルが
開かれる。IDS22では、DAM21からの「Ope
n;読込」の通知を受けると、メモリ上に管理資源を確
保し、BOX23で読み出された文書エリアに従って、
自身のデータを読み込み、必要な処理が実行される。例
えば、本体文書等に対して、文書情報IDSが設定され
ている場合には、文書情報を読み出し、アクセス日時の
設定等の処理が行われる。また、セキュリティIDSが
設定されている場合には、セキュリティ情報を読み出
し、読込パーミッションの判断等を行う。IDSによる
処理の実行のときに、DAM21、JDM25を介し
て、BOX23における文書エリアの読み出しが行われ
る。
【0029】図10は保存の開始(ReadySav
e)の流れを表したものである。APL28から「Re
adySave」が通知されると、DAM21は、本体
文書等のファイルが保存可能か否かを確認するために、
JDM25を呼び出すと共に、内部状態のトランザクシ
ョンの用意をした後、本体文書等に設定されているID
S全てに「ReadySave」を通知し、APL28
にSAVEハンドルを発行する。JDM25では、BO
Xファイル27に記述されている識別ファイルから、論
理パスを解析し、BOX23における実ファイルの保存
可能状態を確認し、実ファイルのトランザクションを用
意する。
【0030】IDS22では、DAM21からの「Re
adySave」の通知を受けると、エリア/内部状態
のトランザクションを用意すると共に、必要な処理を実
行を行う。例えば、文書情報IDSの場合は総編集時間
を計算し、ログIDSの場合には保存開始ログを記録す
る。IDSによる処理にの実行結果は、DAM21、J
DM25を介して、本体文書等に対応するBOX23に
保存される。すなわち、BOX23では、文書エリアの
トランザクションを用意し、文書エリアの保存を行う。
保存の実行については、APL28による実ファイルア
クセスが行われ、次の保存の終了が行われる。
【0031】図11は保存の終了の流れを表したもので
ある。APL28から「FinishSave」が通知
されると、DAM21は、本体文書等のファイルの保存
終了のために、JDM25を呼び出すと共に、内部状態
のトランザクションを終了すると共に、本体文書等に設
定されているIDS全てに「FinishSave」を
通知する。JDM25では、BOXファイル27に記述
されている識別ファイルから、論理パスを解析し、BO
X23における実ファイルのトランザクションを終了す
る。IDS22では、DAM21からの「Finish
Save」の通知を受けると、エリア/内部状態のトラ
ンザクションを終了する。これにより、DAM21、J
DM25を介して、BOX23でも、文書エリアのトラ
ンザクションを終了する。
【0032】以上説明したように、本実施例では、AP
L28からの本体文書等の取り出しを管理するDAM2
1と、BOX23へのデータ格納、取り出しを管理する
JDM25と、ファイルの選択情報を管理するIDSと
を、APL28から分離したので、DAM21、IDS
22、JDM25を、複数の異なるAPL28で共通し
て利用することができる。また、BOX23からのデー
タの格納と取り出しを管理するJDM25を設けたの
で、OSのファイルシステムにより規定される物理的な
ディレクトリ構造やファイル名に制約されることなく、
ユーザは論理的なディレクトリ構造、ファイル名を利用
することができる。さらに、本体文書等のファイルの選
択条件を管理するIDS22、およびアプリケーション
UI26を設けたので、APL28がファイルの選択条
件を規定するのではなくユーザによる自由な指定が可能
になる。
【0033】
【発明の効果】本発明の文書情報管理システムによれ
ば、本体文書等に関連するひとまとまりのタスクを一体
的に管理することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文書情報管理システムにおける一実施
例のシステム構成図である。
【図2】標準BOXに付加されるCDFの構造図であ
る。
【図3】各BOX間の管理機能の利用状態の説明図であ
る。
【図4】JDMによる処理の流れを示す説明図である。
【図5】文書情報IDSとBOXを説明する説明図であ
る。
【図6】DAMによる処理の流れを示す説明図である。
【図7】本体文書等の新規作成時の流れを示す説明図で
ある。
【図8】APL側から、ファイルを読み込む際のファイ
ル選択画面を示す説明図である。
【図9】本体文書等の読み込み時の流れを示す説明図で
ある。
【図10】本体文書等の保存開始時の流れを示す説明図
である。
【図11】本体文書等の保存終了時の流れを示す説明図
である。
【図12】従来のOS、および文書管理アプリケーショ
ンソフトによる、本体文書等のファイル管理システム構
成を示す説明図である。
【符号の説明】
21 DAM 22 IDS 23 BOX 231 標準BOX 232 各種BOX 25 JDM 26 ファイルUI 27 BOXファイル 28 APL

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システム上のアプリケーションか
    ら処理対象とするファイルを選択するための情報を管理
    するシステムであって、 文書管理に必要な各種の補助データを、ディレクトリ構
    築のためのデータベースとして管理する複数の管理部
    と、 これら各管理部に付随して設けられ、文書ファイルの選
    択に必要な補助データが、そのデータ内容に応じた管理
    部に格納される補助データ格納領域と、 アプリケーションからの要求内容を解釈する要求解釈部
    と、 この要求解釈部の解釈内容に応じて、前記管理部を選択
    する選択部と、 この補助データ管理部で選択された補助データに対し
    て、前記要求解釈部の解釈内容に応じた各種の処理を選
    択して実行するする処理選択実行部とを具備することを
    特徴とする文書情報管理システム。
JP5297422A 1993-11-01 1993-11-01 文書情報管理システム Pending JPH07129447A (ja)

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JP5297422A JPH07129447A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 文書情報管理システム

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ID=17846309

Family Applications (1)

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JP5297422A Pending JPH07129447A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 文書情報管理システム

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JP (1) JPH07129447A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664794B2 (en) 2000-02-14 2010-02-16 Nice Systems Ltd. Content-based storage management

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7664794B2 (en) 2000-02-14 2010-02-16 Nice Systems Ltd. Content-based storage management

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