JPH07129185A - 浄水器用騒音低減装置 - Google Patents

浄水器用騒音低減装置

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Publication number
JPH07129185A
JPH07129185A JP5273853A JP27385393A JPH07129185A JP H07129185 A JPH07129185 A JP H07129185A JP 5273853 A JP5273853 A JP 5273853A JP 27385393 A JP27385393 A JP 27385393A JP H07129185 A JPH07129185 A JP H07129185A
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JP
Japan
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signal
noise
compressor
conversion
water purifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP5273853A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takayama
仁史 高山
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、浄水器の冷却水製造手段のコンプレッサと冷
却ファンの近傍に夫々配された騒音検出手段、騒音検出
手段の出力信号を増幅する第1増幅手段、増幅手段の出
力信号をA/D変換してディジタル信号を得るA/D変
換手段、ディジタル信号を処理して騒音検出手段の出力
信号と逆位相で且つ同振幅の波形信号を表わす出力ディ
ジタル信号をリアルタイムで作成するディジタル信号処
理手段、出力ディジタル信号をD/A変換してアナログ
信号を得るD/A変換手段、アナログ信号を増幅する第
2増幅手段及びコンプレッサと冷却ファンの近傍に夫々
配され且つ第2増幅手段の出力信号に応答して音圧を発
生する音圧発生手段を有する浄水器騒音低減装置に関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浄水器、特に冷却水製造
手段を有する浄水器の騒音を低減するのに適した新規な
騒音低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浄水器には様々な種類があるが、冷却水
製造手段を有する浄水器では、冷却のための冷媒を圧縮
するコンプレッサやコンプレッサから発生する熱を浄水
器外に放出するため、吸気ファン又は送気ファンが用い
られることがある。かかるコンプレッサやファンを有す
る浄水器は、発生する騒音が大きく、防音カバーで騒音
元を覆ったり高価で大型の低騒音タイプのファンを装備
する等の対策が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の冷却水製
造手段を有する浄水器の騒音対策は、騒音元自体を低騒
音化したり騒音発生源からの騒音が外部に洩れないよう
にした受動型の騒音対策であるため、その効果を大きく
するためには、装置が大型化、高価格化することがあっ
た。
【0004】本発明は、装置の大型化、高価格化を招く
ことなく且つ効果的に冷却水製造手段の騒音を低減する
ことのできる浄水器用騒音低減装置を供給することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。浄水器の冷却水製造手段のコンプレッサと冷却
ファンの近傍に夫々配された騒音検出手段、騒音検出手
段の出力信号を増幅する第1増幅手段、増幅手段の出力
信号をA/D変換してディジタル信号を得るA/D変換
手段、ディジタル信号を処理して騒音検出手段の出力信
号と逆位相で且つ同振幅の波形信号を表わす出力ディジ
タル信号をリアルタイムで作成するディジタル信号処理
手段、出力ディジタル信号をD/A変換してアナログ信
号を得るD/A変換手段、アナログ信号を増幅する第2
増幅手段及びコンプレッサと冷却ファンの近傍に夫々配
され且つ第2増幅手段の出力信号に応答して音圧を発生
する音圧発生手段を有する浄水器騒音低減装置。
【0006】
【作用】本発明は上記構成を有するので、浄水器による
騒音の発生時点から、その騒音を抑制するための音圧発
生手段からの音圧の発生迄の時間が極めて短時間であ
り、騒音の低減を効果的になし得ると共に、それに要す
る装置が小型且つ低廉である。
【0007】
【実施例】以下図面と共に本発明の浄水器用騒音低減装
置の実施例について説明する。図1は本発明の適用され
る浄水器全体を示すブロック図である。浄水器はケーシ
ング10の中に、通水路20と冷却ガスにより水を冷却
する冷却タンク21と中空糸および活性炭の双方又は一
方を格納する容器22が設けられており、通水路20を
通って導かれる水は冷却タンク21の入力孔21aへ送
り込まれて冷却作用が行われ、冷却タンク21の出口孔
21bを送出された水は、容器22の入力孔22aから
容器22に送り込まれ、ここで浄水化されたのち、出口
孔22bから送出される。
【0008】冷却ガス経路の途中には冷却ガス圧縮用コ
ンプレッサ23が設けられており、更に前記コンプレッ
サによる冷却ガス圧縮時発生する熱を放出するための放
熱器24と冷却ファン25に接続されている。この冷却
用ファン25については、放熱器24の吸器側に設ける
場合吸器ファンが、放熱器24の排気側に設ける場合送
風ファンが用いられる。
【0009】本発明の浄水器用騒音低減装置は下記の構
成とすることができる。コンプレッサ23からは摺動音
や回転音等の騒音が発生するので、この騒音を集音して
電気信号に変換するトランスデューサとしてマイクロフ
ォン2がコンプレッサ23の近傍に配されている。
【0010】即ちマイクロフォン2は騒音検出手段とし
て機能し、騒音の音圧波形を代表する電気信号が出力さ
れる。マイクロフォン2の出力信号はヘッドアンプ3へ
入力され、更にその出力信号はプリアンプ4へ入力さ
れ、各アンプで信号の増幅が行われる。
【0011】プリアンプ4の出力信号は、A/Dコンバ
ータ5に入力されて、ディジタル信号に変換される。A
/Dコンバータ5の出力ディジタル信号はディジタル信
号処理装置(以下DSPと記す)6に与えられて、ここ
で所定の信号処理が行われる。
【0012】DSP6ではA/Dコンバータ5の出力デ
ィジタル信号をもとに、この信号と逆位相で且つ同振幅
の波形信号がリアルタイムで作られる。DSP6の構成
及び動作については後で詳しく述べる。DSP6の出力
ディジタル信号はD/Aコンバータ7に入力されて、ア
ナログ信号に変換される。
【0013】D/Aコンバータ7の出力アナログ信号
は、パワーアンプ8に与えられて、電力増幅され、パワ
ーアンプ8の出力信号が音圧発生手段として、スピーカ
19に与えられ、スピーカ19を駆動する。スピーカ1
9はマイクロフォン2同様にコンプレッサ23の近傍に
配されており、スピーカ19から発生される音圧によっ
てコンプレッサ23から放射される空気振動が抑制され
て騒音の低減が図られる。上記各回路へ電力を供給する
ための電源回路及びA/Dコンバータ5、DSP6、D
/Aコンバータ7へ供給するクロック発生回路等は図示
省略している。
【0014】冷却ファン25からも回転音や風切音等の
騒音が発生するので、この騒音を集音して電気信号に変
換するトランスデューサとしてマイクロフォン2’が冷
却ファン25の近傍に配されている。即ちマイクロフォ
ン2’は騒音検出手段として機能し、騒音の音圧波形を
代表する電気信号が出力される。
【0015】マイクロフォン2’の出力信号はヘッドア
ンプ3’へ入力され、更にその出力信号はプリアンプ
4’へ入力され、各アンプで信号の増幅が行われる。プ
リアンプ4’の出力信号は、A/Dコンバータ5’に入
力されて、ディジタル信号に変換される。A/Dコンバ
ータ5’の出力ディジタル信号はDSP6’に与えられ
て、ここで所定の信号処理が行われる。
【0016】DSP6’ではA/Dコンバータ5’の出
力ディジタル信号をもとに、この信号と逆位相で且つ同
振幅の波形信号がリアルタイムで作られる。DSP6’
の構成及び動作については後で詳しく述べる。DSP
6’の出力ディジタル信号はD/Aコンバータ7’に入
力されて、アナログ信号に変換される。D/Aコンバー
タ7’の出力アナログ信号は、パワーアンプ8’に与え
られて、電力増幅され、パワーアンプ8’の出力信号が
音圧発生手段として、スピーカ19’に与えられ、スピ
ーカ19’を駆動する。
【0017】スピーカ19’はマイクロフォン2’同様
に冷却ファン25の近傍に配されており、スピーカ1
9’から発生される音圧によって冷却ファン25から放
射される空気振動が抑制されて騒音の低減が図られる。
上記各回路へ電力を供給するための電源回路および、A
/Dコンバータ5、DSP6、D/Aコンバータ7へ供
給するクロック発生回路等も図示省略している。
【0018】次に、上記DSP6を中心とする電子回路
部分について説明する。図2は図1で示した本発明の実
施例のDSP6を中心とする電子回路主要部分を示した
ブロック図である。プリアンプ4とD/Aコンバータ5
の中間には必要に応じてアナログフィルタ54が設けら
れる。DSP6の構成を検討する上で、D/Aコンバー
タ7によるD/A変換動作について検討する必要があ
る。
【0019】D/A変換時不要なサンプリングノイズを
除去するために、通常D/Aコンバータの後にはアナロ
グフィルタが設けられる。即ちサンプリング周波数をf
sとすると2fs以上の信号をカットし、fs以下の信
号を透過させるローパスフィルタが構成されている。こ
のローパスフィルタとしては非常に急峻なカットオフ特
性(−50〜−100db/oct)が要求されるの
で、オーバーサンプリングによりサンプリング周波数を
透過帯域から離すことが望ましい。このため用いられた
インタポレーションを目的としたディジタルフィルタを
実現するには、例えば図3に示し、かつ下記〔数1〕以
下に示す伝達関数のフィルタを構成する必要がある。
【0020】同様に、DSP6’を中心とする電子回路
部分について説明する。図2’は図1で示した本発明の
実施例のDSP6’を中心とする電子回路主要部分を示
したブロック図である。プリアンプ4’とD/Aコンバ
ータ5’の中間には必要に応じてアナログフィルタ5
4’が設けられる。DSP6’の構成を検討する上で、
D/Aコンバータ7’によるD/A変換動作について検
討する必要がある。D/A変換時不要なサンプリングノ
イズを除去するために、通常D/Aコンバータの後には
アナログフィルタが設けられる。
【0021】即ちサンプリング周波数をfsとすると2
fs以上の信号をカットし、fs以下の信号を透過させ
るローパスフィルタが構成されている。このローパスフ
ィルタとしては非常に急峻なカットオフ特性(−50〜
−100db/oct)が要求されるので、オーバーサ
ンプリングによりサンプリング周波数を透過帯域から離
すことが望ましい。このため用いられたインタポレーシ
ョンを目的としたディジタルフィルタを実現するには、
例えば図4に示し且つ次のような伝達関数のフィルタを
構成する必要がある。
【0022】
【数1】 ここでH(z)の分母、分子ともに積和項であり、例え
ば分子項は
【数2】(a0/z)+(a1+z)+・・・+(an
−1/z) と表現される。この場合普通のCPUを使用すると、
【数3】 とn+1回の命令実行が必要になる。
【0023】これに対して、DSP使用時は、 と1命令減少させることが可能な上、1回の乗算(積和
演算も含む。)に必要な時間が次のように小さくなって
いる。
【0024】
【表1】
【0025】仍って通常のCPUと比較するとDSPの
演算処理時間の優位性は明らかである。このように32
ビットの乗算時間が100ns以下のDSPを用いるこ
とにより、実質的にリアルタイムな騒音抑制を効果的に
行うことができる。
【0026】本実施例では、コンプレッサ23、冷却フ
ァン25夫々について、別々に騒音抑制のための信号処
理を行っているが、コンプレッサ23と冷却ファン25
の距離が浄水器本体のケーシングの大きさに比較して小
さい(1/5から1/10程度以下の)場合、コンプレ
ッサ23、冷却ファン25夫々の騒音を1本のマイクロ
フォンで集音し、コンプレッサ23、冷却ファン25の
信号処理を一緒に行っても問題ない。また、騒音抑制の
ための信号処理速度に比較して高速のA/Dコンバー
タ、DSP、D/Aコンバータを夫々使用した場合、各
々のデバイスで複数のチャンネルの信号処理することも
一向に差し支えない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浄水器用
騒音低減装置では、騒音発生源の近傍に配された騒音検
出手段にて得られた騒音信号を実質的にリアルタイムで
信号処理して、騒音信号と逆位相で且つ同振幅の信号を
作り、この信号にて騒音発生源の近傍に配されて音圧発
生手段が駆動されるので、騒音が簡単かつ小型な構成に
て効果的に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄水器用騒音低減装置の実施例を示す
模式図である。
【図2】図1中の電子回路部分のブロック図である。
【図3】図3は、図1中の電子回路部分のブロック図で
ある。
【図4】図2及び図3中のDSPの一部であるディジタ
ルフィルタの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
2,2’ マイクロフォン 3,3’ ヘッドアンプ 4,4’ プリアンプ 5,5’ A/Dコンバータ 6,6′ DSP 7,7’ D/Aコンバータ 8,8’ パワーアンプ 19,19’ スピーカ 10 浄水器本体のケーシング 20 通水路 21 冷却タンク 22 中空糸及び活性炭の双方又は一方を格納する容
器 23 コンプレッサ 24 放熱器 25 冷却ファン 26 冷却水作成手段 54,54’ アナログフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄水器の冷却水製造手段のコンプレッサ
    と冷却ファンの近傍に夫々配された騒音検出手段、騒音
    検出手段の出力信号を増幅する第1増幅手段、増幅手段
    の出力信号をA/D変換してディジタル信号を得るA/
    D変換手段、ディジタル信号を処理して騒音検出手段の
    出力信号と逆位相で且つ同振幅の波形信号を表わす出力
    ディジタル信号をリアルタイムで作成するディジタル信
    号処理手段、出力ディジタル信号をD/A変換してアナ
    ログ信号を得るD/A変換手段、アナログ信号を増幅す
    る第2増幅手段及びコンプレッサと冷却ファンの近傍に
    夫々配され且つ第2増幅手段の出力信号に応答して音圧
    を発生する音圧発生手段を有する浄水器騒音低減装置。
JP5273853A 1993-11-01 1993-11-01 浄水器用騒音低減装置 Pending JPH07129185A (ja)

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JP5273853A JPH07129185A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 浄水器用騒音低減装置

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JP5273853A JPH07129185A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 浄水器用騒音低減装置

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ID=17533470

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JP5273853A Pending JPH07129185A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 浄水器用騒音低減装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105489214A (zh) * 2016-01-06 2016-04-13 佛山市美的清湖净水设备有限公司 净水机和净水机的降噪方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105489214A (zh) * 2016-01-06 2016-04-13 佛山市美的清湖净水设备有限公司 净水机和净水机的降噪方法

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