JPH06315680A - 浄水器用騒音低減装置 - Google Patents

浄水器用騒音低減装置

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JPH06315680A
JPH06315680A JP5129920A JP12992093A JPH06315680A JP H06315680 A JPH06315680 A JP H06315680A JP 5129920 A JP5129920 A JP 5129920A JP 12992093 A JP12992093 A JP 12992093A JP H06315680 A JPH06315680 A JP H06315680A
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JP
Japan
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noise
signal
pump
digital signal
output signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5129920A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Takayama
仁史 高山
Takehiko Goto
武彦 後藤
Takashi Takigawa
高志 瀧川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の大型化、高価格化を招くことなく、か
つ効果的に昇圧ポンプ等からの騒音を低減することので
きる浄水器用騒音低減装置を提供する。 【構成】 騒音発生源11の近傍に騒音検出手段12を
配し、得られた騒音信号をDSP16にてリアルタイム
で処理することにより、騒音信号と逆位相で、かつ同振
幅の波形の信号を作り、この信号で騒音発生源11の近
傍に配された音圧発生手段19を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浄水器用騒音低減装置に
関し、特に昇圧ポンプや定流量ポンプを有する浄水器の
騒音を低減するのに適するものに関する。
【0002】
【従来の技術】浄水器には様々な種類があるが、水圧の
低い地域で使用する浄水器や、単位時間当り多くの流量
を処理する業務用浄水器では昇圧ポンプまたは定流量ポ
ンプが用いられることがある。かかるポンプを有する浄
水器は発生する騒音が大きく、防音カバーで騒音元を覆
ったり高価な低騒音タイプのポンプを装備する等の対策
が施されている。
【0003】
【発明が解決しよとする課題】かかる従来の昇圧ポンプ
または低流量ポンプを有する浄水器の騒音対策は、騒音
発生源自体を低騒音化したり騒音発生源からの騒音が外
部にもれないようにした受動型の騒音対策であるため、
その効果を大きくするためには、装置が大型化、高価格
化することがあった。したがって本発明は、装置の大型
化、高価格化を招くことなく、かつ効果的に昇圧ポンプ
や定流量ポンプからの騒音を低減することのできる浄水
器用騒音低減装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では騒音発生源である昇圧ポンプまたは定流量
ポンプの近傍に騒音検出手段を配し、騒音信号を得て、
これをリアルタイムでデジタル信号処理することにより
騒音信号と逆位相かつ同振幅の波形の信号を作り、この
信号で騒音発生源近傍に配された音圧発生手段を駆動し
て騒音の音圧を低下させるようにしている。すなわち本
発明によれば浄水器の昇圧ポンプまたは定流量ポンプの
近傍に配された騒音検出手段と、前記騒音検出手段の出
力信号を増幅する第1増幅手段と、前記増幅手段の出力
信号をA/D変換してデジタル信号を得るA/D変換手
段と、前記デジタル信号を処理して前記騒音検出手段の
出力信号と逆位相で、かつ同振幅の波形の信号を表わす
出力デジタル信号をリアルタイムで作るデジタル信号処
理手段と、前記出力デジタル信号をD/A変換してアナ
ログ信号を得るD/A変換手段と、前記アナログ信号を
増幅する第2増幅手段と、前記昇圧ポンプまたは定流量
ポンプの近傍に配され、かつ前記第2増幅手段の出力信
号に応答して音圧を発生する音圧発生手段とを有する浄
水器用騒音低減装置が提供される。
【0005】
【作用】本発明は上記構成を有するので、浄水器におけ
る騒音の発生時点から、その騒音を抑制するための音圧
発生手段からの音圧の発生までの時間が極めて短時間で
あり騒音の低減を効果的になしえると共に、それに要す
る装置が小型かつ低廉である。
【0006】
【実施例】以下図面と共に本発明の浄水器用騒音低減装
置の実施例について説明する。図1は本発明の適用され
る浄水器全体を示すブロック図である。浄水器はケーシ
ング10の中に、通水路20と中空糸及び活性炭の双方
又は一方を格納した容器22が設けられており、通水路
20を通って導かれる水は容器22の入力孔22aへ送
り込まれ、ここで浄水作用が行われ、容器22の出口孔
22bから送出される。通水路20の途中には昇圧用ポ
ンプ11が設けられており、通水路10中の水圧を上昇
させている。この昇圧用ポンプ11の代りに定流量ポン
プが用いられる場合にも同様に本発明は適用可能であ
る。上記の構成は従来の据え置き型又はアンダーシンク
型等のポンプ付き浄水器と同様である。
【0007】本発明の浄水器用騒音低減装置は下記の構
成とすることができる。昇圧用ポンプ11(又は定流量
ポンプ)からは摺動音や回転音等の騒音が発生するの
で、この騒音を集音して電気信号に変換するトランスデ
ューサとしてマイクロフォン12が昇圧用ポンプ11の
近傍に配されている。すなわち、マイクロフォン12は
騒音検出手段として機能し、騒音の音圧波形を代表する
電気信号が出力される。マイクロフォン12の出力信号
はヘッドアンプ13へ入力され、更にその出力信号はプ
リアンプ14へ入力され、各アンプで信号の増幅が行わ
れる。プリアンプ14の出力信号はA/Dコンバータ1
5に入力されて、デジタル信号に変換される。A/Dコ
ンバータ15の出力デジタル信号はデジタル信号処理装
置(以下DSPと記す)16に与えられて、ここで所定
の信号処理が行われる。
【0008】DSP16ではA/Dコンバータ15の出
力デジタル信号を基に、この信号と逆位相で、かつ同振
幅の波形の信号がリアルタイムで作られる。DSP16
の構成及び動作については後に詳述する。DSP16の
出力デジタル信号はD/Aコンバータ17に入力され
て、アナログ信号に変換される。D/Aコンバータ17
の出力アナログ信号はパワーアンプ18に与えられて、
電力増幅され、パワーアンプ18の出力信号が音圧発生
手段としてのスピーカ19に与えられ、スピーカ19を
駆動する。スピーカ19はマイクロフォン12同様に昇
圧用ポンプ11の近傍に配されており、スピーカ19か
ら発生される音圧によって昇圧用ポンプ11から放射さ
れる空気振動が抑制されて騒音の低減が図られる。上記
各回路へ電力を供給するための電源回路及び、A/Dコ
ンバータ15、DSP16、D/Aコンバータ17へ供
給するクロックを発生するクロック発生回路等は図示省
略している。
【0009】次に、上記DSP16を中心とする電子回
路部分について説明する。図2は図1に示した本発明の
実施例の主要部分を示したブロック図である。プリアン
プ14とA/Dコンバータ15の中間には必要に応じて
アナログフィルタ24が設けられる。DSP16の構成
を検討する上で、D/Aコンバータ17によるA/D変
換動作について検討する必要がある。D/A変換時の不
要なサンプリングノイズを除去するために、通常D/A
コンバータの後にはアナログフィルタが設けられてい
る。すなわちサンプリング周波数をfsとすると2fs
以上の信号をカットし、fs以下の信号を透過させるロ
ーパスフィルタが構成されている。このローパスフィル
タとしては非常に急峻なカットオフ特性(−50〜−1
00db/oct)が要求されるので、オーバーサンプ
リングによりサンプリング周波数を透過帯域から離すこ
とが好ましい。このために用いられたインタポレーショ
ンを目的としたD/A変換を行う前にデジタルフィルタ
を実現するには、例えば図3に示し、かつ次のような伝
達関数のフィルタを構成する必要がある。
【0010】
【数1】
【0011】ここでH(z)の分母、分子共に積和項で
あり、例えば分子項は
【0012】
【数2】 (a0/z)+(a1/z)+・・・+(anー1/z)
【0013】と表現される。この場合普通のCPUを使
用すると、
【0014】
【数3】 1命令目 a0/z(=A0) 2命令目 a1/z(=A1) ・ ・ ・ N命令目 anー1/z(=Anー1) N+1命令目 A0+A1+・・・+Anー1
【0015】とn+1回の命令実行が必要になる。これ
に対して、DSP使用時は、
【0016】
【数4】 1命令目 0+(a0/z) 2命令目 A0+(A1/z) ・ ・ ・ N命令目 Anー2+(Anー1/z)
【0017】と1命令減少させることが可能な上、1回
の乗算(積和演算も含む。)に必要な時間が次のように
小さくなっている。
【0018】
【表1】
【0019】よって通常のCPUと比較するとDSPの
演算処理時間の優位性は、明らかである。このように3
2ビット乗算時間が100ns以下のDSPを用いるこ
とにより、実質的にリアルタイムな騒音抑制を効果的に
行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浄水器用
騒音低減装置では騒音発生源の近傍に配された騒音検出
手段にて得られた騒音信号を実質的にリアルタイムで信
号処理して、騒音信号と逆位相で、かつ同振幅の信号を
作り、この信号にて騒音発生源の近傍に配されて音圧発
生手段が駆動されるので、騒音が簡単かつ小型な構成に
て効果的に抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄水器用騒音低減装置の実施例を示す
模式図である。
【図2】図1中の電子回路部分のブロック図である。
【図3】図2中のDSPの一部であるデジタルフィルタ
の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 浄水器本体のケーシング 12 マイクロフォン(騒音検出手段) 13 ヘッドアンプ(第1増幅手段) 14 プリアンプ(第1増幅手段) 15 A/Dコンバータ 16 DSP(デジタル信号処理手段) 17 D/Aコンバータ 18 パワーアンプ(第2増幅手段) 19 スピーカ(音圧発生手段) 20 通水路 22 中空糸・活性炭格納容器 24 アナログフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄水器の昇圧ポンプまたは定流量ポンプ
    の近傍に配された騒音検出手段と、前記騒音検出手段の
    出力信号を増幅する第1増幅手段と、前記増幅手段の出
    力信号をA/D変換してデジタル信号を得るA/D変換
    手段と、前記デジタル信号を処理して前記騒音検出手段
    の出力信号と逆位相で、かつ同振幅の波形の信号を表わ
    す出力デジタル信号をリアルタイムで作るデジタル信号
    処理手段と、前記出力デジタル信号をD/A変換してア
    ナログ信号を得るD/A変換手段と、前記アナログ信号
    を増幅する第2増幅手段と、前記昇圧ポンプまたは定流
    量ポンプの近傍に配され、かつ前記第2増幅手段の出力
    信号に応答して音圧を発生する音圧発生手段とを有する
    浄水器用騒音低減装置。
JP5129920A 1993-05-06 1993-05-06 浄水器用騒音低減装置 Withdrawn JPH06315680A (ja)

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JP5129920A JPH06315680A (ja) 1993-05-06 1993-05-06 浄水器用騒音低減装置

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ID=15021674

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105489214A (zh) * 2016-01-06 2016-04-13 佛山市美的清湖净水设备有限公司 净水机和净水机的降噪方法
CN114275918A (zh) * 2021-12-07 2022-04-05 佛山市美的清湖净水设备有限公司 净水机及其噪音改善方法

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CN105489214A (zh) * 2016-01-06 2016-04-13 佛山市美的清湖净水设备有限公司 净水机和净水机的降噪方法
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