JPH07128026A - パターン検査装置 - Google Patents

パターン検査装置

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JPH07128026A
JPH07128026A JP5271372A JP27137293A JPH07128026A JP H07128026 A JPH07128026 A JP H07128026A JP 5271372 A JP5271372 A JP 5271372A JP 27137293 A JP27137293 A JP 27137293A JP H07128026 A JPH07128026 A JP H07128026A
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JP5271372A
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English (en)
Inventor
Giichi Kakigi
義一 柿木
Hideo Okada
英夫 岡田
Shigeki Taniguchi
茂樹 谷口
Tetsuo Hizuka
哲男 肥塚
Moritoshi Ando
護俊 安藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パターンの設計情報を判定条件に加えることに
より、誤判定を排除して判定精度の向上を図ること。 【構成】二値化画像からパターンの形状を特定する形状
情報を生成する形状情報生成手段、様々な形状の良品パ
ターンを類似形毎に分類して分類形毎の基準情報を保持
する第一辞書、プリント基板のパターン設計情報のうち
パターンの形成位置を示す位置情報と当該パターンの形
状がどの分類形に属するかを示す形情報とを関連付けて
保持する第二辞書、座標信号を発生する座標信号発生手
段、形状情報生成手段からの情報と第一辞書から読み出
された基準情報とを照合してパターン形状の良否を判定
する良否判定手段を備え、座標信号に従って第二辞書の
位置情報を参照し座標信号と一致する位置情報に関連す
る形情報を読出して第一辞書の読出しアドレスとして使
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パターン検査装置に関
し、特に、プリント基板上に形成された様々な形状のパ
ターンを検査する装置に関する。近年、各種電子機器の
高性能化に伴って、当該電子機器に実装されるプリント
基板には一段と精密化したパターンが形成されつつあ
り、かかるプリント基板のパターン検査に用いて好適な
検査装置が求められている。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に「外観検査装置」(特願
平4−287963号 平成4年10月26日)を提案
している。この先願の技術は、図12にその原理構成を
示すように、プリント基板1のパターン形成面を光学的
に撮影して二値化画像2(例えばパターン形成部分で
“1”、非形成部分で“0”)を生成する撮像手段3
と、二値化画像中“1”の画素が集まっている部分、す
なわちプリント基板1のパターン形成部分の形状を表わ
すコード情報を生成する形状情報生成手段4と、プリン
ト基板1に形成され得る全てのパターン形状の基準コー
ド情報を保持する辞書5と、形状情報生成手段4からの
コード情報と辞書5に格納されている基準コード情報と
を比較してパターン形状の良否を判定する良否判定手段
6とを基本的に備える。
【0003】ここで、形状情報生成手段4は、例えば特
開昭62−263404号公報に記載されたラジアル測
長センサであり、この測長センサは、二値化画像中の注
目画素(但し“1”の画素)を中心として放射方向(例
えば16方向)に“1”が連続する画素数を計数し、さ
らに、方向が180度異なる計数値を加算して、その加
算値(16方向であれば8個の加算値)からパターン形
状を表わすコード情報を生成するもので、例えば8個の
加算値が全て等値の場合には、パターン形状が円形であ
ることが分かり、且つ、各加算値からパターン形状の大
きさ(円形の場合には直径)が分かる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
先願の技術にあっては、パターン形状を表わす情報と基
準パターン形状を表わす情報とを比較して、両者が一致
した場合に良、一致しない場合に否を判定する構成とな
っていたため、以下の場合に、欠陥を判定できないとい
う致命的な欠点があった。 『場合1』パターン非形成部分に意図しないパターンが
形成された場合で、そのパターン形状が辞書内に格納さ
れた任意の形状と一致する場合。正しくは否であるが良
と誤判定される。 『場合2』あるべきパターンが欠落していた場合。そも
そも対応するパターン画像が得られないため、始めから
判定の対象となり得ない。正しくは否であるが良/否何
れも判定されない。 『場合3』正常なパターンが過剰に形成されている場
合。全ての過剰パターンに対して良と誤判定されてしま
う。 [目的]そこで、本発明の目的は、パターンの設計情報
を判定条件に加えることにより、誤判定を排除して判定
精度の向上を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためその原理図を図1に示すように、プリント基
板10のパターン形成面をX−Y走査して二値化画像を
生成する撮像手段11と、二値化画像からパターンの形
状を特定する形状情報を生成する形状情報生成手段12
と、様々な形状の良品パターンを類似形毎に分類して分
類形毎の基準情報を保持する第一辞書13と、プリント
基板10のパターン設計情報のうち、パターンの形成位
置を示す位置情報と当該パターンの形状がどの分類形に
属するかを示す形情報とを関連付けて保持する第二辞書
14と、前記X−Y走査に同期して座標信号を発生する
座標信号発生手段15と、形状情報生成手段12からの
情報と第一辞書13から読み出された基準情報とを照合
してパターン形状の良否を判定する良否判定手段16と
を備え、前記座標信号に従って第二辞書14の位置情報
を参照し、座標信号と一致する位置情報に関連する形情
報を読出して前記第一辞書13の読出しアドレスとして
使用することを特徴とする。
【0006】又は、前記形状情報生成手段12の出力と
第二辞書14の読出し情報とを照合してパターンの欠落
欠陥を判定する欠落欠陥判定手段17を備えたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、撮像手段によって、プリント基板
の設計上のパターン形成位置が走査されると、その位置
に存在すべきパターンの形情報(当該パターンの形状が
どの分類形に属するかを示す情報)が第二辞書から読み
出され、その形情報に対応した基準情報が第一辞書から
読み出される。
【0008】そして、この基準情報と形状情報生成手段
の出力とが一致した場合にパターン形状の良が判定さ
れ、不一致の場合に否が判定される。ここで、パターン
非形成部分に意図しないパターンが形成された場合(場
合1)には、第二辞書からは何等の情報も読み出されな
い。従って、第一辞書からの基準情報が得られないか
ら、不一致となり、正しく否と判定される。
【0009】又は、あるべきパターンが欠落していた場
合(場合2)には、第二辞書からそのパターンの形情報
が読み出されるとともに、この形情報に従って第一辞書
からそのパターンの基準情報が読み出されるが、形状情
報生成手段の出力がないので、不一致となり、正しく否
と判定される。若しくは、正常なパターンが過剰に形成
されている場合(場合3)には、全ての過剰パターンに
ついて第二辞書からの情報が得られず、従って、第一辞
書からの基準情報も得られないから、不一致となり、正
しく否と判定される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図5は本発明に係るパターン検査装置の第
一実施例を示す図である。まず、構成を説明する。図2
において、20はプリント基板、21はプリント基板2
0のパターン形成面20aを照明するライン光源、22
はパターン形成面20aからのライン状の反射光を収束
するレンズ、23はラインセンサである。ラインセンサ
23は、X方向に一列に配列された多数の受光素子から
なり、各受光素子を制御回路24からの信号に同期して
順次に動作させることによって、光学的なX方向の主走
査を実現する。
【0011】また、25はプリント基板20を載置する
ステージであり、このステージ25は、制御回路24か
らの制御を受けてY方向に定速運動が可能であり、ステ
ージ25のY方向への定速運動によって、機械的なY方
向の副走査を実現する。従って、ライン光源21、レン
ズ22及びラインセンサ23等の光学系とステージ25
は、ラインセンサ23の出力を二値化する二値化回路2
6と共に、プリント基板20のパターン形成面20aを
X−Y走査して二値化画像を生成する撮像手段27を構
成する。
【0012】なお、ステージ25は、制御回路24から
の制御を受けて、X方向へのステップ移動が可能であ
る。1ステップの移動量はラインセンサ23の長さ(す
なわち主走査長)にほぼ等しく、このステップ移動によ
って、大面積のプリント基板20に対する領域分割的な
X−Y走査を可能にしている。30は形状情報生成手段
として機能する公知のラジアル測長センサ、31はラジ
アル測長センサ30の出力(二値化画像から特定された
パターンの形状情報)に基づいてパターンの中心点を検
出する中心検出回路、32は中心検出回路31によって
パターンの中心点が検出されたときにラジアル測長セン
サ30の出力とそのときの第一辞書33からの読出し情
報とを比較してパターン形状の良否を判定する良否判定
手段として機能する比較回路、33は様々な形状の良品
パターンを類似形毎に分類して分類形毎の基準情報を保
持する第一辞書、34はプリント基板20のパターン設
計情報(例えばCADデータ)のうち、パターンの形成
位置を示す位置情報と当該パターンの形状がどの分類形
に属するかを示す形情報とを関連付けて保持する第二辞
書、35は第二辞書34から何等かの形情報が読み出さ
れ且つ中心検出回路31で中心点が検出されなかったと
きにパターンの欠落欠陥を判定する欠落欠陥判定手段と
して機能する中心有無検出回路である。
【0013】図3、図4は第一辞書33の内容の概念図
であり、図3はパターンの分類形を円形とした例、ま
た、図4はパターンの分類形を直線とした例である。何
れも、16方向のラジアル測長センサ30への適用例を
示している。I1 〜I16はラジアル測長センサ30の測
長方向毎の測長線であり、全ての測長線は等長である。
図3及び図4に記載したLLMT はパターン分類のための
許容下限値、HLMT はパターン分類のための許容上限値
であり、LLMT 〜HLMIT の間に入る全ての類似パター
ンに対して1つの基準情報が与えられる。例えば、分類
形が円形の場合には、半径がLLIM からHLMT までの全
ての円形パターンに対して1つの基準情報が与えられ
る。なお、分類形が直線の場合には(図4参照)パター
ンの長手方向(I5 及びI13の方向)のLLMT とHLMT
を最大測長値に一致させている。これは、配線パターン
のように最大測長値を越える長さを有する直線パターン
と、最大測長値以下の長さを有する矩形パターンとを区
別するためである。
【0014】図5は第二辞書34の内容の一例である。
第二辞書34は、撮像手段27のX−Y走査(スキャ
ン)の順にアドレスが付与された例えば半導体メモリで
あり、各アドレスには、プリント基板20のパターン設
計情報のうちのパターン座標(パターン形成位置を示す
位置情報)及び当該パターンの形状に関する登録データ
(当該パターンの形状がどの分類形に属するかを示す形
情報)が格納されている。
【0015】例えば、図5の設計情報例によれば、プリ
ント基板20のパターン形成面20aの座標(2,2)
に円形パターン(0°リード付)が、また、座標(5,
8)に8角形パターンが、さらに、座標(10,30)
に6角形パターン(90°リード付)が……形成される
はずである。このような構成において、制御回路24の
制御の下、撮像手段27によってプリント基板20のパ
ターン形成面20aがX−Y走査されると、パターン形
成面20aの2値化画像が形成される。但し、2値化画
像は、パターン形成部分で“1”、非形成部分で“0”
となる画素の集まりである。そして、この2値化画像中
のパターン形成部分、すなわち“1”の画素の集合部分
の形状を特定する形状情報がラジアル測長センサ30で
生成され、この形状情報は、中心検出回路31と比較回
路32に送られる。
【0016】一方、以上の動作に並行して、制御手段2
4から、撮像手段27のX−Y走査(スキャン)に同期
したアドレス信号が出力され、このアドレス信号によっ
て第二辞書34がアクセスされる。例えば、X−Y走査
の現在位置がパターン形成面20aの座標(2,2)に
あるとき、第二辞書34のアドレス0番地がアクセスさ
れ、第二辞書34からは「円形パターン(0°リード
付)」という形情報が読み出される。そして、この形情
報に従って第一辞書33から「円形パターン(0°リー
ド付)」と類似する形状の基準情報が読み出され、比較
回路32に与えられる。
【0017】比較回路32では、ラジアル測長センサ3
0からの形状情報と第一辞書33からの基準情報との一
致がとられ、一致した場合にはパターン形状の良が判定
され、不一致の場合には否が判定される。ここで、パタ
ーン形成面20aのパターン非形成部分に意図しないパ
ターンが形成された場合(冒頭の場合1)には、第二辞
書34からは何等の情報も読み出されない。従って、第
一辞書33からの基準情報が得られないから、不一致と
なり、正しく否と判定される。
【0018】又は、パターン形成面20aにあるべきパ
ターンが欠落していた場合(冒頭の場合2)には、第二
辞書34からそのパターンの形情報が読み出されるとと
もに、この形情報に従って第一辞書33からそのパター
ンの基準情報が読み出されるが、この場合には、ラジア
ル測長センサ30からの出力がないので、不一致とな
り、正しく否と判定される。
【0019】若しくは、パターン形成面20aに正常な
パターンが過剰に形成されている場合(冒頭の場合3)
には、全ての過剰パターンについて第二辞書34からの
情報が得られず、従って、第一辞書33からの基準情報
も得られないから、不一致となり、正しく否と判定され
る。なお、本実施例では、中心有無検出回路35を設け
ているが、これは、パターンの欠落欠陥にも対処できる
ようにして検査精度のより一層の向上を意図した好まし
い構成例であり、過剰パターンや形状異常の欠陥判定を
行うだけであれば不要である。
【0020】次表1は、従来例と本実施例の判定結果の
比較対象表である。 但し、「登録」のあり/なしは、第二辞書34に該当す
る形情報が登録されているか否かを意味し、また、「入
力」は、ラジアル測長センサ30又は中心検出回路31
から比較回路32に入力される情報を意味し、「検査規
格」は、期待する正しい検査結果を意味する。
【0021】従来例では、、及びについて正しい
判定結果が得られない。これに対し、本実施例では、
〜の全てについて期待通りの正しい判定結果が得ら
れ、誤判定を排除して判定精度の向上を図ることができ
る。図6〜図11は本発明に係るパターン検査装置の第
二実施例を示す図である。図6において、40は、ステ
ージ、プリント基板、ライン光源、レンズ(以上図示
略)及びラインセンサ41を含む光学系、42は光学系
40からのアナログ画像信号を“1”、“0”の二値化
画像に変換する二値化回路、43は二値化画像中からノ
イズ成分を除去する等して必要な前処理を行う前処理回
路、44はラジアル測長センサ(形状情報生成手段)、
45は中心検出回路、46は形状比較回路(良否判定手
段)、47は様々な形状の良品パターンを類似形毎に分
類して分類形毎の基準情報Di(iは1,2,……,
n)を保持する第一辞書、48は中心有無検査回路(欠
落欠陥判定手段)、49は座標信号発生手段、50は第
二辞書である。
【0022】座標信号発生手段49は、光学系40のX
−Y走査(スキャン)に同期した信号(例えばシステム
クロック)をカウントしてパターン形成面(図2の符号
20a参照)におけるスキャン座標に相当する基板アド
レス(X,Y)を発生する基板アドレスカウンタ49a
と、この基板アドレス(X,Y)と後述するCADアド
レスとの一致/不一致を判定する比較器49bと、比較
器49bで一致が判定される度に値をインクリメント
(+1)するインデックスカウンタ49cとを備える。
【0023】第二辞書50は、プリント基板のパターン
設計情報のうち、パターンの形成位置を示す位置情報
(CADアドレス)と当該パターンの形状がどの分類形
に属するかを示す形情報(但し、本実施例では、第一辞
書47のどの基準情報Diに対応するかを示す識別情報
#iで置き換えている)とを関連付けて保持するデータ
メモリ50aと、座標信号発生手段49の比較器49b
で一致が判定されたときデータメモリ50aから取り出
された形情報#iの通過を許容するゲート回路50bと
を備える。
【0024】図7はラジアル測長センサ44の概念図で
ある。ラジアル測長センサ44は、2次元平面に展開し
た二値化画像の注目画素を中心として放射方向(図では
22.5°間隔の16方向)に多数の測長線を延ばし、
各測長線における“1”の画素(パターン形成部分の画
素)の数を計数するとともに、180°方向の異なる一
対の測長線の計数値を加算して8個の加算値を得、各加
算値に基づいてパターン形成部分の形状を表わすラジア
ルコード(形状情報)を生成するものであり、その主要
部は、図7(b)に示すように、複数個(図では便宜的
に5個)のシフトレジスタSR1〜SR5を連結して構
成される。図7(b)において、Oは注目画素であり、
Yは90°方向の測長線上の画素、Xは0°方向の測長
線上の画素である。各測長線における“1”の画素の計
数処理は、図7(c)に示すような各測長線毎に設けら
れた測長回路44aで行われる。すなわち、図示の測長
回路44aは0°方向の測長線用のものであり、注目画
素O及び0°方向の測長線上の全画素X、X、……の
“1”を計数してその計数値を0°方向の測長線の測長
値として出力するとともに、注目画素Oが“1”の場合
には中心値信号を出力する。
【0025】図8は中心検出回路45の構成図である。
中心検出回路45は、測長線数÷2個(ここでは16÷
2=8個)のバランス判定回路601 〜608 と、RO
M(Read Only Memory)を用いた中心条件判別回路61
とを備える。バランス判定回路601 〜608 は全て同
一構成であり、代表して図面最上段のバランス判定回路
601 で説明すると、62は180°方向の異なる一対
の測長値r1、r9(但し、r1は0°方向の測長値、
r9は180°方向の測長値)の差値を演算する差演算
器、63は差値が所定のバランスマージン内に収まって
いるとき一対の測長値r1、r9がバランスしているこ
とを表わすバランス信号を出力する比較器である。この
構成によれば、8組の測長値ペア(r1とr9、r2と
r10、……、r8とr16)のそれぞれについてバラ
ンス判定がなされた後、各判定結果の組み合せに従って
中心条件判別回路61で中心判定がなされる。
【0026】図9は形状比較回路46の構成図である。
形状比較回路46は、測長線数÷2個(ここでは16÷
2=8個)の辞書範囲チェック回路641 〜648 と、
m入力(mは測長線数÷2)アンドゲート65と、中心
検出回路45からの中心信号に応答してm入力アンドゲ
ート65の出力の通過を許容するゲート回路66とを備
える。辞書範囲チェック回路641 〜648 は全て同一
構成であり、代表して図面最上段の辞書範囲チェック回
路641 で説明すると、67は180°方向の異なる一
対の測長値r1、r9の加算値Σ(1) を演算する加算
器、68はΣ(1)と0°方向の許容下限値LLMT(1)(図
3又は図4の符号LLMT 参照)とを比較してΣ(1) ≧L
MIT(1)のときに“1”を出力する下限比較器、69はΣ
(1) と0°方向の許容上限値HLMT(1)(図3又は図4の
符号HLMT 参照)とを比較してΣ(1 ) ≦HMIT(1)のとき
に“1”を出力する上限比較器、70は下限比較器68
及び上限比較器69の双方から“1”が出力されている
とき(すなわちLLMT(1)≦Σ (1) ≧HLMT(1)のとき)に
“1”を出力する2入力アンドゲートである。この構成
によれば、8組の測長値ペア(r1とr9、r2とr1
0、……、r8とr16)毎の加算値Σ(i) (iは1,
2,……,8)が許容下限値LLMT(i)と許容上限値H
LMT(i)の範囲内に入っているか否かがチェックされ、全
てのペアの加算値が範囲内に入っているときにm入力ア
ンドゲート65の出力が“1”となり、その“1”の信
号が中心検出回路45からの中心信号に応答してパター
ン形状の良を示す信号となってゲート回路66から出力
される。
【0027】以上の構成において、基板アドレスカウン
タ49aのカウント値、すなわち基板アドレス(X,
Y)は、光学系40によるパターン形成面の画像読み取
り動作に同期して逐次にその値を更新する。この基板ア
ドレス(X,Y)は、比較器49bにおいてデータメモ
リ50aからのCADアドレスと比較され、両者が一致
したときに、ゲート回路50bが開かれ、データメモリ
50aからのデータ(#i)が第一辞書47へと出力さ
れる。
【0028】そして、この通過データ(#i)によっ
て、第一辞書47に格納された複数の基準情報Diの1
つが特定され、その基準情報Diとラジアル測長センサ
44の出力とが形状比較回路46で比較される。従っ
て、形状比較回路46の2つの入力が一致した場合には
正常が判定され、不一致の場合、すなわちラジアル測長
センサ44の出力がない場合又は第二辞書50からの出
力がない場合(若しくは中心信号がない場合)には過剰
パターン又はパターン形状の異常が判定され、従来例で
は不可能であった過剰パターンの判定を行うことができ
る。
【0029】しかも、中心有無検査回路48を備えるこ
とにより、第二辞書50内のCADアドレスと基板アド
レス(X,Y)とが一致し、且つ、中心検出回路45で
中心信号が出力されない場合に、パターンの欠落欠陥を
も判定でき、従来例に比べてはるかに判定精度を向上す
ることができる。なお、基板アドレス(X,Y)は、パ
ターン形成面の全域の座標をきめ細かく指定できるもの
であってもよいが、一般に、CAD等の機械設計による
パターンレイアウトは、図10に示すような定ピッチの
格子の交点毎に行われるから、各交点毎に基板アドレス
(X,Y)を発生した方が処理の高速化やシステムの簡
素化の点で好ましい。但し、この場合には各交点を中心
にして所定範囲の領域(図10の破線の範囲)を設定
し、その領域内を画像処理の対象とする。
【0030】また、パターン形成面が大面積の場合には
一度の走査で画像を取得できないので、図11に示すよ
うに、複数の分割走査領域A、B、C、……毎に画像を
取得するが、領域の境界部分における整合性をとるため
に、隣り合う領域の間にオーバラップ部分(ハッチング
部分)を設け、且つ、そのオーバラップ部分のデータを
隣り合う領域で2重に持つようにする。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、パターンの設計情報を
判定条件に加えたので、過剰パターンや欠落欠陥をも判
定できるようになり、誤判定を排除して判定精度の向上
を図ることができ、実用的なパターン検査装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】第一実施例の全体構成図である。
【図3】第一実施例の第一辞書の概念図(その1)であ
る。
【図4】第一実施例の第一辞書の概念図(その2)であ
る。
【図5】第一実施例の第二辞書の概念図である。
【図6】第二実施例の全体構成図である。
【図7】第二実施例のラジアル測長センサの概念図及び
概略構成図である。
【図8】第二実施例の中心検出回路の構成図である。
【図9】第二実施例の形状比較回路の構成図である。
【図10】パターン形成面におけるパターンレイアウト
図である。
【図11】分割走査の場合のオーバラップ部分における
データ登録概念図である。
【図12】従来例の全体構成図である。
【符号の説明】
10:プリント基板 11:撮像手段 12:形状情報生成手段 13:第一辞書 14:第二辞書 15:座標信号発生手段 16:良否判定手段 17:欠落欠陥判定手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 H01L 21/66 J 7630−4M (72)発明者 肥塚 哲男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 安藤 護俊 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板(10)のパターン形成面を
    X−Y走査して二値化画像を生成する撮像手段(11)
    と、 二値化画像からパターンの形状を特定する形状情報を生
    成する形状情報生成手段(12)と、 様々な形状の良品パターンを類似形毎に分類して分類形
    毎の基準情報を保持する第一辞書(13)と、 プリント基板(10)のパターン設計情報のうち、パタ
    ーンの形成位置を示す位置情報と当該パターンの形状が
    どの分類形に属するかを示す形情報とを関連付けて保持
    する第二辞書(14)と、 前記X−Y走査に同期して座標信号を発生する座標信号
    発生手段(15)と、 形状情報生成手段(12)からの情報と第一辞書(1
    3)から読み出された基準情報とを照合してパターン形
    状の良否を判定する良否判定手段(16)とを備え、 前記座標信号に従って第二辞書(14)の位置情報を参
    照し、 座標信号と一致する位置情報に関連する形情報を読出し
    て前記第一辞書(13)の読出しアドレスとして使用す
    ることを特徴とするパターン検査装置。
  2. 【請求項2】前記形状情報生成手段(12)の出力と第
    二辞書(14)の読出し情報とを照合してパターンの欠
    落欠陥を判定する欠落欠陥判定手段(17)を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のパターン検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001013333A1 (fr) * 1999-08-16 2001-02-22 Ibiden Co., Ltd. Dispositif de controle de motifs et procede de controle de motifs
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