JPH0712801Y2 - 簡易ガスコンロ - Google Patents

簡易ガスコンロ

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JPH0712801Y2
JPH0712801Y2 JP17968886U JP17968886U JPH0712801Y2 JP H0712801 Y2 JPH0712801 Y2 JP H0712801Y2 JP 17968886 U JP17968886 U JP 17968886U JP 17968886 U JP17968886 U JP 17968886U JP H0712801 Y2 JPH0712801 Y2 JP H0712801Y2
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relay moving
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晃邦 小笹
利一 原口
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Tohnichi Mfg Co Ltd
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Tohnichi Mfg Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバーナとガスボンベとを同一のケース内に収納
した簡易ガスコンロに関するものである。
(従来の技術) この種の簡易ガスコンロは、バーナに供給するガスの圧
力を調整するガバナのノズル受口にガスボンベのノズル
をボンベ着脱操作機構の操作で当該ガスボンベを変位さ
せ装着することによりガスの供給を開始させ、逆にノズ
ルを停止させる構造になっている。
この場合、ボンベ着脱操作機構はばねを備え、このばね
の圧力でガスボンベを変位させノズルをノズル受口に圧
接させるようにしている。従来、このばねとしては、実
開昭50-121872号公報、実開昭50-112470号公報などに示
されているように、折曲形成してその一端を固定する一
方、ガスボンベ押圧部となる他端をフリー状態とした板
ばねを用いていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この板ばねはガスボンベ押圧部側がどこ
にも係止されずフリーになっているため、ガスボンベの
全長や板ばね自体のばらつきによって押圧力の弱いもの
ができ、その結果ノズル受口へのノズルの嵌入が不充分
で装着が不確実になったり、ノズルの保持力が弱かった
りする問題点があった。
特に、前記ガスボンベが正確にセットされていない場
合、換言すれば、ガスボンベの正確なセット方向の目印
となる前記ガスボンベの先端近傍に取り付けられた受け
鍔の切込み凹部と、前記ガバナのノズル受口に突設され
た凸部ガイド片とが嵌合され得ない状態にセットされた
場合にあっては、前記操作レバーが操作されると、前記
ガスボンベのノズルが前記ノズル受口内に確実に嵌まり
込む前に、前記受け鍔が前記凸部ガイド片に当接してし
まい、斯かる状態(シール不良状態)で前記ボンベ押圧
板が同ボンベの底部を無理に(必要以上の力で)押圧す
ることになることから、シール不良状態でのノズルの押
し込み操作(開弁操作)がなされ、前記ガバナのノズル
受口から生ガスが外に漏れてしまうといった問題があ
り、ガス漏れによる爆発事故が危惧されていた。
本考案の目的は、正しい位置にあるノズルを充分な圧力
でノズル受口へ押圧付勢できるとともにガスボンベが正
しくない位置にあるとき当該ガスボンベを無理に変位さ
せることのない簡易ガスコンロを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成す
るため本考案の要旨とする構成は、ケース内にバーナ
と、前記バーナーにガバナを介してガスを供給するガス
ボンベと、前記ガスの供給時には前記ガスボンベのノズ
ルを前記ガバナのノズル受口に装着し前記ガスの供給停
止時には前記ノズルを前記ノズル受口から外す操作をす
るボンベ着脱操作機構とをセットして成る簡易ガスコン
ロにおいて、前記ボンベ着脱操作機構は、長手方向に対
して傾斜した向きの傾斜長穴とガイドとを有して前記ケ
ースに固定された固定板と、前記固定板の長手方向に対
して直交する向きで前記傾斜長穴に交差する長手方向直
交長穴を有して前記ガスボンベの長手方向に摺動自在に
前記固定板に支持された中継移動板と、該中継移動板の
先端に基部を重ね合せて同中継移動板に相対的に摺動自
在に連結されるボンベ押圧板と、前記ボンベの底部から
離れる方向に前記中継移動板と前記ボンベ押圧板とを付
勢する第1のばねと、前記固定板に連結軸で回動自在に
軸着され且つ前記固定板の長手方向に平行する向きで前
記傾斜長穴と交差する長手方向平行長穴と該長手方向平
行長穴の端部でこれに交差する向きで連続して形成され
たロック穴を有する操作レバーと、前記ボンベ押圧板と
前記中継移動板に互に逆向きの力が作用した際に蓄勢さ
れるように前記ボンベ押圧板と前記中継移動板との重ね
合せ部分で両端を支持させて設けられた第2のばねと、
前記傾斜長穴と前記長手方向直交長穴と前記長手方向平
行長穴とに共通に挿入された共通ピンとを備え、前記ボ
ンベ押圧板は、先端に設けられたボンベ押圧部と、基端
側に形成されたばね収容長穴と、その基端に屈曲部を介
して形成された抜け止め部とを備え、かつ、前記屈曲部
を前記中継移動板のばね収容長穴に挿着して前記抜け止
め部を同中継移動板の反対側に導出させて前記中継移動
板と前記ボンベ押圧板とを摺動自在に連結すると共に、
前記ボンベ押圧板のばね収容長孔内に形成されたばね係
止部と、該ばね係止部と対向するように前記中継移動板
のばね収容長孔内に形成されたばね係止部との間に前記
第2のばねを装着せしめ、かつ、前記中継移動板に連結
されたボンベ押圧板は、前記ボンベ押圧部と前記ばね収
容長穴との間に形成された屈曲部を、前記固定板に開口
されたガイドに挿入して先端側の前記ボンベ押圧部を同
固定板の反対側に導出させて長手方向へ摺動するように
組み付けられると共に、前記固定板に形成されたばね係
止部と、該ばね係止部と対向するように前記中継移動板
に形成されたばね係止部との間に、前記第1のばねを装
着せしめてなる簡易ガスコンロに存する。
(作用) このようにボンベ着脱操作機構を構成すると、第1図に
示すように、前記第1のばねの付勢力に抗して前記操作
レバーを一方向に回動させれば、前記共通ピンが前記傾
斜長穴の傾斜に沿って固定板の一端方向へと移動され、
この移動と共に前記中継移動板、ボンベ押圧板が同方向
へ移動されてガスボンベを所定圧力でガス供給可能状態
に押圧付勢し、また、ガスボンベに必要以上の押圧力が
かるような無理なレバー操作がなされると、前記第2の
ばねが圧縮して前記中継移動板をより外方へと(ロック
方向へ)延出せしめることにより、ガスボンベへの無理
な押圧を回避することとなる。
更に詳しくは、前記中継移動板へ摺動自在に連結された
前記ボンベ押圧板(第6図参照)の屈曲部(詳しくは、
前記ボンベ押圧部と前記ばね収容長穴との間に形成され
た屈曲部)を、前記固定板に開口されたガイドに挿着し
て先端側の前記ボンベ押圧部を同固定板の反対側に導出
させて長手方向へ摺動するように組み付けると共に(第
7図参照)、前記固定板に形成されたばね係止部と、該
ばね係止部と対向するように前記中継移動板に形成され
たばね係止部との間に、前記第1のばねを装着せしめれ
ば(第8図参照)、前記操作レバーが操作されると、ま
ず、前記共通ピンが前記固定板の傾斜長穴に沿って変位
すると共に、前記中継移動板を前記第1のばねの付勢力
に抗しながらも同方向へと変位せしめて、該中継移動板
に組み付けられた前記ボンベ押圧板の押圧部がガスボン
ベの底部と当接し、所望位置にまで(詳しくは、ガスボ
ンベの先端口がノズル受口に軽く突き当たるまで)同ガ
スボンベを変位せしめる。然る後、更に前記ガスボンベ
を同方向に押し込むべく前記ボンベ押圧板が同ボンベの
底部を押圧した状態で、前記共通ピンが前記操作レバー
のロック穴に入り込み、所定圧力でガス供給可能状態
(開弁状態)にセットされることとなる。
また、前記中継移動板と前記ボンベ押圧板とが前記第2
のばねを介して摺動自在に重ね合わされたこと、更に詳
しくは、前記ボンベ押圧板が、先端に設けられたボンベ
押圧部と、基端側に形成されたばね収容長穴と、その基
端に屈曲部を介して形成された抜け止め部とを備え、か
つ、前記屈曲部を前記中継移動板のばね収容長穴に挿着
して前記抜け止め部を同中継移動板の反対側に導出させ
て前記中継移動板と前記ボンベ押圧板とを摺動自在に連
結すると共に、前記ボンベ押圧板のばね収容長孔内に形
成されたばね係止部と、該ばね係止部と対向するように
前記中継移動板のばね収容長孔内に形成されたばね係止
部との間に、前記第2のばねを装着せしめたことによっ
て、斯かる両板(中継移動板とボンベ押圧板)は共に前
記ばね収容長孔に沿った方向(長手方向)へ変位自在に
連結付勢されることとなる。
従って、ガスボンベが正しい位置にセットされていない
状態で、換言すれば、前記ガスボンベの先端近傍に取り
付けられた受け鍔の切込み凹部と、前記ガバナのノズル
受口に穿設された凸部ガイド片とが嵌合され得ない状態
にセットされた時に、前記操作レバーが無理に操作され
た際には、前記ガスボンベの受け鍔が前記凸部ガイド片
に当接して同ガスボンベが途中で止まった状態で前記操
作レバーでの押し込み操作がなされるが、その際、途中
で止まった分(足りない距離)を補足すべく第2のばね
が圧縮して中継移動板をより外方へと(ロック方向へ)
延出させることから、ガスボンベの無理な押圧が阻止さ
れることとなる。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図乃至第5図を参照して詳細
に説明する。本実施例の簡易ガスコンロは、ケース1の
中にバーナ2とガスボンベ3とが収納されている。ガス
ボンベ3はそのノズル4をガバナ5のノズル受口6に装
着することによりガスを噴出させ、該ガバナ5で調圧し
てガス噴出管7及び空気と混合するガス混合管8を経て
バーナ2に供給するようになっている。
ガスボンベ3はケース1のボンベ出入口9からケース1
内に挿入され、ケース1の底面に形成されたボンベセッ
ト凹部10にその長手方向に摺動自在に設置されるように
なっている。
ガスボンベ3はケース1内に該ガスボンベ3に平行して
設置されたボンベ着脱操作機構11でノズル受口6に対す
るノズル4の着脱操作が行われ、ガスの供給と停止との
制御が行われるようになっている。ボンベ着脱操作機構
11は、ケース1内の底面にブラケット12Aをねじ止めす
ることによりガスボンベ3に平行する向きで固設される
固定板12を有する。該固定板12の一端側には、その長手
方向に対して上向きに傾斜して傾斜長穴13が設けられて
いる。該固定板12の他端側には、その長手方向に平行す
る向きで長穴よりなるガイド15が設けられている。固定
板12には平行して中継移動板16が設けられている。該中
継移動板16の基端側には、固定板12の長手方向に直交す
る向きで傾斜長穴13に交差する長手方向直交長穴17が設
けられ、先端側にはばね収容長孔18が設けられている。
中継移動板16にはその途中に屈曲部16Aが設けられ、ま
た中間部下端には折曲形成された横向き突片16Bを有
し、この突片16Bが固定板12の下端面に摺動自在に当接
して案内されるようになっている。中継移動板16の先端
側にはボンベ押圧板19が設けられている。ボンベ押圧板
19は先端にボンベ押圧部20を有し、基端側にばね収容長
孔21を有し、且つ基端には狭幅の屈曲部22を介して抜け
止め部23を有し、ばね収容長孔21とボンベ押圧部20との
間にはばね収容長孔21に隣接して狭幅の屈曲部24を有す
る。
このようなボンベ押圧板19はその基端側を中継移動板16
に重ね合せ、屈曲部22を中継移動板16のばね収容長孔18
に挿入して抜け止め部23を中継移動板16の反対側に導出
させて相対的に摺動自在に連結されている。また、該ボ
ンベ押圧板19は屈曲部24を固定板12の長穴よりなるガイ
ド15に挿入して先端側のボンベ押圧部20を固定板12の反
対側に導出させ、ガイド15を介してボンベ押圧板19がガ
スボンベ3の長手方向に摺動するように組立てられてい
る。中継移動板16のばね係止部25と固定板12のばね係止
部26との間には第1のばね27が架設され、ガスの供給停
止時にボンベ押圧部19をガスボンベ3の底部から離間す
る方向に中継移動板16とボンベ押圧板9とを付勢するよ
うになっている。中継移動板16とボンベ押圧板19の重ね
合せ部分で双方のばね収容長孔18,21には第2のばね28
が収容され、該ばね28一端は中継移動板16におけるばね
収容長孔18の先端に設けられたばね係止部29で係止さ
れ、他端はボンベ押圧板19におけるばね収容長孔21の基
端に設けられたばね係止部30に係止され、ボンベ押圧板
19と中継移動板16とに互に逆向きの力が作用した際に該
第2のばね28は蓄勢されるようになっている。ボンベ押
圧板19におけるばね収容長孔21の先端側にはストッパー
31が板面に直交する向きに突設され、該ストッパー31は
中継移動板16の先端に当接され、中継移動板16がその先
端方向に摺動する際にボンベ押圧板19も一緒に同方向に
移動し得るようになっている。
固定板12の先端側にはこれに平行する向きで操作レバー
32が設けられている。この操作レバー32は、固定板12の
穴33と該操作レバー32の穴34を貫通する連結軸35で固定
板12に回動自在に軸着されている。連結軸35の先端には
ナット36が螺着されている。この操作レバー32の基部に
は、固定板12の長手方向に平行する向きで傾斜長穴13に
交差する長手方向平行長穴37が設けられ該長手方向平行
長穴37の先端にこれに交差してL字状をなす向きで連続
してロック穴38が設けられている。傾斜長穴13と長手方
向直交長穴17と長手方向平行長穴37とには共通ピン39が
摺動自在に共通に通され操作力の向きの変換を行うよう
になっている。共通ピン39の先端にもナット40が螺合さ
れている。
このようなボンベ着脱操作機構11は、操作レバー32を連
結軸35を中心にして第1図で時計方向に回動させると、
長手方向平行長穴37が連結軸35を中心に時計方向に回動
される。これにより共通ピン39が傾斜長穴13の傾斜に沿
って上昇しつつ固定板12の一端方向へ移動される。
この共通ピン39の移動につれて中継移動板16が固定板12
の一端側へ移動され、この移動と共にボンベ押圧板19も
同方向へ移動され、そのボンベ押圧部20でガスボンベ3
の底部を押圧し、ノズル4をノズル受口6に押し込み装
着する。これによりノズル4からガバナ5にガスが供給
されるようになる。ボンベ押圧部20がガスボンベの底部
に当接されると、ボンベ押圧板20と中継移動板16とに互
に逆向きの力が作用し、第2のばね28が蓄勢される。共
通ピン39が傾斜長穴13内を上昇しきると、該共通ピン39
はロック穴38に入り込み、第1のばね27の付勢力でロッ
ク状態が維持される。この状態では、蓄勢された第2の
ばね28の圧力がボンベ押圧部20を介してガスボンベ3の
底部に作用して、ノズル4は所定の圧力でノズル受口6
に嵌着されている。ガスの供給を止めるときには、操作
レバー32を第1図で反時計方向に回すと、共通ピン39が
ロック穴38から脱出して、第1のばね27の作用で傾斜長
穴13内を下降し、中継移動板16及びボンベ押圧板19がこ
れにつれて固定板12の他端側に移動され、ボンベ押圧部
20がガスボンベ3の底部を押さなくなり、ノズル4が内
蔵する図示しないばねの力でノズル受口6から外れ、ガ
スの噴出が止まる。
又、ガスボンベ3が正しい位置にない状態のまま操作レ
バー32を第1図において時計方向に回動させると、前記
第2のばね28が圧縮変形することにより、ガスボンベ3
の無理な押圧が阻止されるものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係る簡易ガスコンロにおい
ては、ボンベ着脱操作機構が、長手方向に対して傾斜し
た向きの傾斜長穴とガイドとを有して前記ケースに固定
された固定板と、前記固定板の長手方向に対して直交す
る向きで前記傾斜長穴に交差する長手方向直交長穴を有
して前記ガスボンベの長手方向に摺動自在に前記固定板
に支持された中継移動板と、該中継移動板の先端に基部
を重ね合せて同中継移動板に相対的に摺動自在に連結さ
れるボンベ押圧板と、前記ボンベの底部から離れる方向
に前記中継移動板と前記ボンベ押圧板とを付勢する第1
のばねと、前記固定板に連結軸で回動自在に軸着され且
つ前記固定板の長手方向に平行する向きで前記傾斜長穴
と交差する長手方向平行長穴と該長手方向平行長穴の端
部でこれに交差する向きで連続して形成されたロック穴
を有する操作レバーと、前記ボンベ押圧板と前記中継移
動板に互に逆向きの力が作用した際に蓄勢されるように
前記ボンベ押圧板と前記中継移動板との重ね合せ部分で
両端を支持させて設けられた第2のばねと、前記傾斜長
穴と前記長手方向直交長穴と前記長手方向平行長穴とに
共通に挿入された共通ピンとを備え、前記ボンベ押圧板
は、先端に設けられたボンベ押圧部と、基端側に形成さ
れたばね収容長穴と、その基端に屈曲部を介して形成さ
れた抜け止め部とを備え、かつ、前記屈曲部を前記中継
移動板のばね収容長穴に挿着して前記抜け止め部を同中
継移動板の反対側に導出させて前記中継移動板と前記ボ
ンベ押圧板とを摺動自在に連結すると共に、前記ボンベ
押圧板のばね収容長孔内に形成されたばね係止部と、該
ばね係止部と対向するように前記中継移動板のばね収容
長孔内に形成されたばね係止部との間に前記第2のばね
を装着せしめ、かつ、前記中継移動板に連結されたボン
ベ押圧板は、前記ボンベ押圧部と前記ばね収容長穴との
間に形成された屈曲部を、前記固定板に開口されたガイ
ドに挿入して先端側の前記ボンベ押圧部を同固定板の反
対側に導出させて長手方向へ摺動するように組み付けら
れると共に、前記固定板に形成されたばね係止部と、該
ばね係止部と対向するように前記中継移動板に形成され
たばね係止部との間に、前記第1のばねを装着せしめて
なることによって、前記操作レバーが操作されると、前
記共通ピンが前記固定板の傾斜長穴に沿って変位すると
共に、前記中継移動板を前記第1のばねの付勢力に抗し
ながらも同方向へと変位せしめて中継移動板に組み付け
られた前記ボンベ押圧部がガスボンベの底部と当接し、
同ガスボンベを所望位置まで(詳しくは、ガスボンベの
先端口がノズル受口に軽く突き当たるまで)変位せし
め、然る後、更に前記ガスボンベを同方向に押し込むべ
く前記ボンベ押圧板が変位された状態で、前記共通ピン
が前記操作レバーのロック穴に入り込むため、ガスボン
ベのノズルを充分な圧力でノズル受口内へ押圧すること
ができ、ノズル受口へのノズルの装着と保持とを所定圧
力で確実に行うことができるのみならず、仮令、ガスボ
ンベが正しい位置にセットされていない状態の時に前記
操作レバーが無理やりに操作されたとしても、前述した
ように、前記第2のばねが圧縮変形してガスボンベを無
理に押圧することを回避するため、従来の如き、シール
不良状態での無理なノズルの押し込み操作(開弁操作)
が阻止され、誤セットによるガスボンベの無理な押圧変
位に起因したガス漏れ事故を防止できるといった、より
安全性の高い簡易ガスコンロを提供できることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る簡易ガスコンロの要部
をなすボンベ着脱操作機構の一実施例を示す側面図及び
平面図、第3図は該ボンベ着脱操作機構の分解斜視図、
第4図及び第5図は簡易ガスコンロの一例を示す縮小平
面図及び内部を開示した平面図、第6図は中継移動板と
ボンベ押圧板とを摺動自在に重ね合わせた状態を示す斜
視図、第7図は第6図の状態に連結されたボンベ押圧板
を固定板のガイドに挿着させた状態を示す斜視図、第8
図は固定板とボンベ押圧板との組み付け状態を示す斜視
図である。 1……ケース、2……バーナ、3……ガスボンベ、4…
…ノズル、5……ガバナ、6……ノズル受口、11……ボ
ンベ着脱操作機構、12……固定板、13……傾斜長穴、15
……ガイド、16……中継移動板、17……長手方向直交長
穴、19……ボンベ押圧板、20……ボンベ押圧部、27……
第1のばね、28……第2のばね、32……操作レバー、35
……連結軸、37……長手方向平行長穴、38……ロック
穴、39……共通ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内にバーナと、前記バーナーにガバ
    ナを介してガスを供給するガスボンベと、前記ガスの供
    給時には前記ガスボンベのノズルを前記ガバナのノズル
    受口に装着し前記ガスの供給停止時には前記ノズルを前
    記ノズル受口から外す操作をするボンベ着脱操作機構と
    をセットして成る簡易ガスコンロにおいて、前記ボンベ
    着脱操作機構は、長手方向に対して傾斜した向きの傾斜
    長穴とガイドとを有して前記ケースに固定された固定板
    と、前記固定板の長手方向に対して直交する向きで前記
    傾斜長穴に交差する長手方向直交長穴を有して前記ガス
    ボンベの長手方向に摺動自在に前記固定板に支持された
    中継移動板と、該中継移動板の先端に基部を重ね合せて
    同中継移動板に相対的に摺動自在に連結されるボンベ押
    圧板と、前記ボンベの底部から離れる方向に前記中継移
    動板と前記ボンベ押圧板とを付勢する第1のばねと、前
    記固定板に連結軸で回動自在に軸着され且つ前記固定板
    の長手方向に平行する向きで前記傾斜長穴と交差する長
    手方向平行長穴と該長手方向平行長穴の端部でこれに交
    差する向きで連続して形成されたロック穴を有する操作
    レバーと、前記ボンベ押圧板と前記中継移動板に互に逆
    向きの力が作用した際に蓄勢されるように前記ボンベ押
    圧板と前記中継移動板との重ね合せ部分で両端を支持さ
    せて設けられた第2のばねと、前記傾斜長穴と前記長手
    方向直交長穴と前記長手方向平行長穴とに共通に挿入さ
    れた共通ピンとを備え、前記ボンベ押圧板は、先端に設
    けられたボンベ押圧部と、基端側に形成されたばね収容
    長穴と、その基端に屈曲部を介して形成された抜け止め
    部とを備え、かつ、前記屈曲部を前記中継移動板のばね
    収容長穴に挿着して前記抜け止め部を同中継移動板の反
    対側に導出させて前記中継移動板と前記ボンベ押圧板と
    を摺動自在に連結すると共に、前記ボンベ押圧板のばね
    収容長孔内に形成されたばね係止部と、該ばね係止部と
    対向するように前記中継移動板のばね収容長孔内に形成
    されたばね係止部との間に前記第2のばねを装着せし
    め、かつ、前記中継移動板に連結されたボンベ押圧板
    は、前記ボンベ押圧部と前記ばね収容長穴との間に形成
    された屈曲部を、前記固定板に開口されたガイドに挿入
    して先端側の前記ボンベ押圧部を同固定板の反対側に導
    出させて長手方向へ摺動するように組み付けられると共
    に、前記固定板に形成されたばね係止部と、該ばね係止
    部と対向するように前記中継移動板に形成されたばね係
    止部との間に、前記第1のばねを装着せしめてなること
    を特徴とする簡易ガスコンロ。
JP17968886U 1986-11-25 1986-11-25 簡易ガスコンロ Expired - Lifetime JPH0712801Y2 (ja)

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