JPH0712784Y2 - 水位調整弁 - Google Patents

水位調整弁

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JPH0712784Y2
JPH0712784Y2 JP960391U JP960391U JPH0712784Y2 JP H0712784 Y2 JPH0712784 Y2 JP H0712784Y2 JP 960391 U JP960391 U JP 960391U JP 960391 U JP960391 U JP 960391U JP H0712784 Y2 JPH0712784 Y2 JP H0712784Y2
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JP
Japan
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valve
valve box
box
valve body
end wall
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JP960391U
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JPH0496688U (ja
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芳彦 川端
隆行 宮崎
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、貯水槽やタンク等の
水位を所定の水位に調整する水位調整弁に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より水位調整弁については多数の提
案が行われている。例えば実公昭51-54265号公報に開示
されている技術は、図6に示すように流入口52を有する
エルボ状中空弁箱51の下部に流出口53を設け、流出口53
内に配設した連結レバー54および揺動レバー58を介して
フロート55に連結された上下端開口の筒状弁体56を弁箱
51内に昇降自在に嵌装し、フロート55の上昇によって弁
体56が上昇したとき、該弁体の上端開口を閉鎖する弁座
57を中空弁箱51の上部下面に設けた構成となっている。
【0003】前記構成により、全閉状態において流入口
52から弁箱51内に加わる水圧は、弁体56の外周に加わる
が、弁体56の上下端に対してはほとんど加わらず、した
がって弁体56の昇降(開閉)に要する力は極めて僅かで
よいので、小形のフロートで充分確実に作用させること
ができ、バランス式のようにバランスピストン等が不要
となるので、構造が著しく簡単となるなどの効果がある
とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の弁は、開弁状態において流入口52から流入した水が
ほぼ直角に曲がってその上端開口から弁体56内に流入す
るので、弁体56が流入口側からの水の流勢によって軸線
に対して直角方向から力を受けて傾き、弁箱51との嵌合
部でコジレが生じる。そのためこのコジレが弁体56の開
閉動の抵抗となって作用し、弁体56の開閉動に円滑さを
欠き、弁体の開閉に要する力が小さくならなかった。
【0005】この考案は、前記のような従来の弁のもつ
問題点を排除し、弁体の開閉動の際、弁体と弁箱との嵌
合部におけるコジレが生じない水位調整弁を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案に係る水位調整弁は、一端に流入口が、か
つ閉塞された他端壁近くの側壁に流出口が設けられた管
状の弁箱と、両端開口の筒状体からなり、弁箱内に弁箱
の他端壁に対して進退自在に嵌合され、一端面が弁箱の
他端壁に密接したとき流出口を閉鎖する弁体と、水位の
変動によって昇降するフロートと、このフロートと弁体
の一端側の外周部分を連結して弁箱に枢支され、フロー
トが上昇すると、弁体を一端面が弁箱の他端壁に密接す
るように前進させ、かつフロートが下降すると、弁体を
一端面が弁箱の他端壁から離れるように後退させるリン
ク機構とを具えている。弁箱の他端壁に閉弁時に弁体の
一端面が密接する弾性体からなる弁箱弁座が設けられて
いる。弁体の他端部の外周面に鍔段部が設けられてい
る。この鍔段部が閉弁時に密接する環状の弾性シール体
が弁箱の内周面に設けられている。
【0007】
【作用】開弁状態において、弁箱の流入口から入った水
は真っ直に弁体内に入り、弁箱の他端壁に遮られた後
に、放射方向へ流れて流出口から流出する。そのため、
弁体にはこの水の流勢による直角方向からの力が軸線に
対してほとんどかからないから、弁箱との嵌合部でのコ
ジレは皆無となる。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の一実施例の正面図、図2は
拡大した要部の縦断正面図、図3は同横断平面図、図4
は同側面図である。これら図において1は管状の弁箱
で、一端および他端が開口の胴管2、胴管2よりやや小
径でその他端側の内周面にねじ嵌合により接続された一
端および他端が開口のガイド管3、ガイド管3とは反対
側で胴管2の一端部外周面にねじ嵌合により接続された
管路接続用フランジ4、ガイド管3と所定距離をおいて
相対向配置された弁座壁5、弁座壁5をフランジ4に固
定する複数本(この例では4本)のステイボルト6およ
びナット7を具えている。胴管2のフランジ4側には流
入口8が形成され、ガイド管3と弁座壁5との前記距離
間に形成される隙間には環状に開口した流出口9が形成
されている。弁座壁5の内向き面には弾性体からなる環
状の弁箱弁座13が埋め込まれた状態でこれも一部が埋め
込まれた状態の弁座押え11により押えられたうえ、ボル
ト12で固定されている。弁座押え11は内向き面が円錐凸
面11aとなっており、流出口9から排出される水がスム
ーズに放射方向へ流れるようになっている。また、胴管
2の内周面におけるねじ用段部とガイド管3のこれと対
向する端部との隙間には環状の弾性シール体15が、該段
部と端部で挾持された状態で固定されている。弾性シー
ル体15は断面が角形となっている。
【0009】10は弁箱1内に弁座壁5に対して進退可能
に遊嵌され、その周壁で流出口9を開閉する筒状の弁体
で、進退方向となる両端が開口されている。弁体10のフ
ランジ4側の端部外周面には弁体10の一端面が弁箱弁座
13に密接した全閉時に弾性シール体15に密接する鍔段部
14が設けられている。16は水位の変動によって昇降する
フロート17(図1参照)と弁体10の外周部分とを連結す
るリンク機構である。すなわち、この実施例において上
方となる2本のステイボルト6の弁座壁5から外方に突
出した部分に調整ナット18が螺合嵌挿され、調整ナット
18に当接するように角形の支点ブロック20が嵌挿され、
さらに支点ブロック20を調整ナット18とで挾持するよう
にロックナット19が螺合嵌挿されている。両支点ブロッ
ク20間には支持ピン21が水平に貫通して架設され、ボル
ト26で支点ブロック20に固定されている。22は側面から
みて門型のてこ部材で(図4参照)、上端側の両側壁に
前記支持ピン21が貫通することにより、該支持ピンに揺
動自在に支持される。支点ブロック20の上端面中央には
フロート17を取付けた揺動杆35が固定されている。
【0010】一方、弁体10の一端側の外周部分にはその
水平方向左右に連結板24の一端部が連結ボルト25、固定
用ナット30,31によって流出口9を経て固定されてい
る。連結板24の各他端はてこ部材22の下端側の両側壁に
連結ピン23で連結されている。27,28はスペーサ、29は
割りピン、32はパッキンである。
【0011】この実施例においては、弁箱弁座13は弾性
シール体15より硬度が高くなっている。また、図3のよ
うに開弁状態において弁箱弁座13から弾性シール体15ま
での寸法Lは、弁体10の一端から鍔段部14までの寸法M
より僅かに大きくなっている。したがって、閉弁に際し
て鍔段部14が弾性シール体15に密接した後に弁体10の一
端が弁箱弁座13に密接するから、2段階の緩やかな閉鎖
動作となり、ウオーターハンマの発生が防止される。
【0012】次に、この実施例の作用を説明する。水位
が最高位に達しない例えば図3のような開弁状態におい
て、流入口8から入った水は真っ直に弁体10内に入り、
弁体10内を通過後に弁座壁5に遮られ、弁座押え11の円
錐凸面11aにより放射方向へ案内されて流出口9から流
出する。そのため、弁体10に軸線に対して直角方向から
の力が一切かからないから、弁箱1との嵌合部でのコジ
レは皆無となってコジレによる抵抗は発生せず、弁体10
の開閉動は円滑に行われる。水位が最高位に達しフロー
ト17が最高位(図1の1点鎖線の位置)に上昇すると、
鍔段部14が弾性シール体15に密接してから弁体10の一端
面が弁箱弁座13に密接して内外のシールを保持する。こ
れにより流出口9が弁体10によって閉鎖され、閉弁状態
になる。
【0013】弁体10は弁箱1に対して遊嵌状態にあり、
すなわちその外周面と弾性シール体15およびガイド管3
との間には全閉時以外に水で満たされる隙間が形成さ
れ、該水が潤滑剤として作用するため、弁体10の開閉動
に対する抵抗は極めて小さなものとなる。
【0014】図5は別の実施例を示す図3と対応する図
面である。この実施例では弁箱41が一体のものからなっ
ている点において前記実施例と基本的に相違する。すな
わち、弁箱41は前記実施例のフランジ4、胴管2、ガイ
ド管3、および弁座壁5が一体化した形状を呈してお
り、一端に流入口48が形成され、かつ他端の壁近くの側
壁に流出口49が円周方向に等間隔で複数個(この例では
4個)形成されている。46は弾性シール体15を押える押
え管で、弁箱41の内周面にねじ嵌合により接続され、該
内周面に形成された段部とで該シール体15を挾持して固
定するようになっている。そのほかの構造は前記実施例
とほぼ同様となっているので、同様の部分には同一符号
を付し、説明を省略する。また、作用もほぼ同様であ
る。このような一体構造の弁箱41を用いると、ステイボ
ルト6やナット7等が不要となり、組立等に便利なもの
となる。
【0015】
【考案の効果】この考案は前記のような構成からなり、
開弁状態において水の流勢による弁体と弁箱との嵌合部
でのコジレが皆無となるので、コジレによる抵抗が発生
しない。そのため、弁体の開閉動が極めて円滑に行わ
れ、弁体の開閉に要する力も小さくて済む。また、従来
のもののように弁箱の流路内および流出口の下方に弁体
の開閉動の抵抗となる連結レバーや揺動レバーのような
流体の流れ方向に対向する動きを有する部材を設けなく
ともよくなったので、弁体の開閉動に対する抵抗は極め
て小さく、必要な開閉力は従来に比べて小さくなり、フ
ロートをはじめとする部材の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の正面図である。
【図2】同上の拡大した要部の縦断正面図である。
【図3】同上の拡大した要部の横断平面図である。
【図4】同上の拡大した要部の側面図である。
【図5】別の実施例の拡大した要部の横断平面図であ
る。
【図6】従来例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 胴管 3 ガ
イド管 4 フランジ 5 弁座壁 6 ス
テイボルト 8 流入口 9 流出口 10 弁
体 13 弁箱弁座 14 鍔段部 15 弾
性シール体 16 リンク機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に流入口が、かつ閉塞された他端壁
    近くの側壁に流出口が設けられた管状の弁箱と、両端開
    口の筒状体からなり、前記弁箱内に弁箱の他端壁に対し
    て進退自在に嵌合され、一端面が弁箱の他端壁に密接し
    たとき流出口を閉鎖する弁体と、水位の変動によって昇
    降するフロートと、このフロートと弁体の一端側の外周
    部分を連結して弁箱に枢支され、フロートが上昇する
    と、弁体を一端面が弁箱の他端壁に密接するように前進
    させ、かつフロートが下降すると、弁体を一端面が弁箱
    の他端壁から離れるように後退させるリンク機構とを具
    え、弁箱の他端壁に閉弁時に弁体の一端面が密接する弾
    性体からなる弁箱弁座が設けられ、弁体の他端部の外周
    面に鍔段部が設けられ、この鍔段部が閉弁時に密接する
    環状の弾性シール体が弁箱の内周面に設けられているこ
    とを特徴とする水位調整弁。
JP960391U 1991-01-31 1991-01-31 水位調整弁 Expired - Lifetime JPH0712784Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0496688U JPH0496688U (ja) 1992-08-21
JPH0712784Y2 true JPH0712784Y2 (ja) 1995-03-29

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