JPH0619885Y2 - リフト式急閉逆止弁およびその逆止弁を設けた給水施設の吐出集合配管 - Google Patents

リフト式急閉逆止弁およびその逆止弁を設けた給水施設の吐出集合配管

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JPH0619885Y2
JPH0619885Y2 JP1989073034U JP7303489U JPH0619885Y2 JP H0619885 Y2 JPH0619885 Y2 JP H0619885Y2 JP 1989073034 U JP1989073034 U JP 1989073034U JP 7303489 U JP7303489 U JP 7303489U JP H0619885 Y2 JPH0619885 Y2 JP H0619885Y2
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valve
valve seat
steel plate
check valve
bush
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勉 高田
善行 有留
均 川口
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ウォーターハンマーの発生を最小限に押え
て配管系の衝撃、振動や騒音を軽減するに有効なリフト
式急閉逆止弁およびその逆止弁を設けた給水施設の吐出
集合配管に関する。
[従来の技術] 従来のリフト式急閉逆止弁は第7図に示すように、流路
を形成する弁箱1内に設けられた弁座2に、ゴムシート
3を介して弁体4を着座させ、それらゴムシート3及び
弁体4を弁蓋5、ナット6及び割りピン7により弁棒8
に取付け、この弁棒8に嵌着するブッシュ9と弁体4と
の間にコイルスプリング10を介装し、そのブッシュ9
をセットねじ11で弁箱1に固着したスプリング押え1
2により支持し、上流側(図中下方)から下流側(図中
上方)へ向う流れだけを許すようになっている。なお、
図中の符号13はOリング、14はバイパス弁である。
上記の従来のリフト式急閉逆止弁において、弁体4、弁
蓋5及びスプリング押え12は鋳造品で重く、加工を要
してコスト高であり、また、部材3〜8の組立品を着座
させ、コイルスプリング10を乗せてブッシュ9を弁棒
8に嵌め、スプリング押え12をセットしてスプリング
押え12をセットねじ11で弁箱1に固着する組立作業
が面倒である。
また、複数台のポンプを有する近年の給水施設は、使用
される水量によって1台のポンプを稼働したり、複数台
のポンプを稼働するシステムで構成するのが主流となっ
ている。そのような給水システムは吐出集合配管を設け
る必要があるのに加え、複数台のポンプが稼働している
状態から1台のポンプのみが稼働している状態に移行す
る時に休息するポンプへ水が逆流しないように逆止弁を
吐出集合配管に併設する必要がある。その際に該逆止弁
は、ウォータハンマによる衝撃音や振動を防止するた
め、急閉逆止弁でなければならない。
しかし、前述したように、従来の急閉逆止弁は重量が大
きく、コレクタに加えて、フランジ部で漏洩が発生しや
すい。そのため、本来は単純なはずの急閉逆止弁取付作
業が、非常に煩雑となり且つ作業労力が極めて大きくな
ってしまうという問題がある。
また、特開昭62−194079号公報には鋼板製のリ
テンションバルブが開示されているが、組立てが面倒で
製作が困難である。また実開昭55−166952号公
報に記載されている逆止弁は弁座および弁体の構成によ
り組立てがやはり面倒であり、漏洩も必ずしも充分では
なかった。
さらに実開昭52−82929号公報に記載されている
急閉チェック弁は鋳造製のため重量が重く、漏洩が発生
しやすい。
[解決する課題] したがって本考案の目的は、軽量で組立作業が容易であ
る。リフト式急閉逆止弁およそのリフト式急閉逆止弁を
容易に組込むことのできる給水施設の吐出集合配管を提
供するにある。
[課題を解決する手段] 本考案のリフト式急閉逆止弁によれば、鋼板製の弁座板
に下流側に彎曲させて突出させた弁座を設け、該弁座に
着座する稼動体を設け、該稼動体は前記弁座に当接する
ゴムシートとその該ゴムシートの上面を覆う鋼板製の弁
体と該ゴムシートの下面に設けた鋼板製の弁座と弁棒と
を備え、前記弁体とゴムシートと弁蓋とはナットによっ
て弁棒の拡大部に固定され、該弁棒の頂部に設けた鋼板
製のブッシュと前記弁体との間にコイルスプリングが介
装され、該ブッシュにはスプリング押えの上端部が取付
けられ、そして該スプリング押えの下端部は弁座板に固
定され、これらの弁座板と稼動体とコイルスプリングと
スプリング押えとブッシュとで構成された組立体が弁箱
に取付けられている。
また、本考案のリフト式急閉逆止弁を設けた給水施設の
吐出集合配管によれば、鋼板製の弁座板に下流側に彎曲
させて突出させた弁座を設け、該弁座に着座する稼動体
を設け、該稼動体は前記弁座に当接するゴムシートとそ
の該ゴムシートの上面を覆う鋼板製の弁体と該ゴムシー
トの下面に設けた鋼板製の弁座と弁棒とを備え、前記弁
体とゴムシートと弁蓋とはナットによって弁棒の拡大部
に固定され、該弁棒の頂部に設けた鋼板製のブッシュと
前記弁体との間にコイルスプリングが介装され、該ブッ
シュにはスプリング押えの上端部が取付けられ、そして
該スプリング押えの下端部は弁座板に固定され、これら
の弁座板と稼動体とコイルスプリングとスプリング押え
とブッシュとで組立体が構成され、そして複数のポンプ
に接続された各吐出管が接続されている集合配管が設け
られ、該集合配管の各吐出管との接続部の集合配管内に
前記組立体が取付けられている。
[作用効果の説明] したがって、弁座はリング状に下流側に彎曲させて突出
させればよく、プレス工程で一作業で作ることができ、
製造しやすい。そしてその突出した弁座にゴムシートが
当接するので、ゴムシートの可撓性により弁座に多少の
寸法誤差があっても吸収できる。
そして、あらかじめ組立てた組立体を弁箱に取付けるか
或いは吐出集合配管と吐出管との接続部に取付ければよ
く、取付けも容易であり、したがって、保守点検が容易
である。
特に本考案の吐出集合配管では配管の中に逆止弁を設け
たので配管の外部に突出物がなく外観上美麗であり、ス
ペース上有利である。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際し、上記鋼板には、例えばSUS30
4のステンレス鋼板を用いるのが、赤水対策上好まし
い。
また、スプリング押えは、弁棒側の筒状の基部と、弁座
板側の複数の脚部とより形成し、脚部には下流側に向け
て開く円弧面部を一体に突設し、流体に衝突流や乱流を
発生させないようにするのが好ましい。
[実施例] 以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図ないし第3図において、円径のステンレス(SU
S304)鋼板の弁座板20の中央部下流側(図中上
方)には、プレス加工により弁座21が彎曲して突設さ
れており、その弁座21には、全体を符号Aを示す稼働
体が着座されている。
その稼働体Aは、弁座21に当接するゴムシート23と
そのゴムシート23の上面を覆うステンレス(SUS3
04)鋼板製の弁体24と、そのゴムシート23の下面
に設けたステンレス(SUS304鋼板製)の弁座27
と弁棒29とより成っている。そして弁棒29は拡大部
29aを有し、その拡大部29aと弁体24との間には
ガスケット25が設けられ、ゴムシート23の中心部の
弁棒29の周囲にはディスタンスピース26が設けられ
ている。そして弁体24とゴムシート23と弁蓋27と
はナット28によって弁棒29の拡大部29aに固定さ
れている。
この弁棒29の頂部には、ステンレス(SUS304)
鋼板製のブッシュ30が嵌着され、そのブッシュ30と
弁体24との間には、コイルスプリング31が介装され
ている。そのブッシュ30にはスプリング押え32の上
端部が嵌着され、このスプリング押え32の下端部は、
弁座板20に固設されている。これらの弁座板20と稼
働体Aと、コイルスプリング31とスプリング押え32
により一体化された組立体Bが構成されている。そし
て、この組立体Bは、弁座板20に穿設された取付孔2
2を介して図示しないボルトにより第7図に示す弁箱1
の弁座2に相当する部分に取付けられている。
第4図及び第5図において、全体を符号32で示すスプ
リング押えは、ステンレス(SUS304)鋼板からプ
レス加工により形成され、ブッシュ32に嵌着された筒
状の基部33と、基部33に連結され上流側に開くよう
に形成された4個の脚部34とからなり、脚部34の下
端折り曲げ部35は、弁座板20にスポット溶接により
固着されている。そして、脚部34には、下流側に向け
て開く円弧面部36、37が一体に突設され、流体に衝
突流や乱流を発生させないようになっている。
このように組立体Bは、弁座21が弁座板20をプレス
加工して構成でき、そして弁座板20が上流側と下流側
との仕切り板を兼用しているので、構成が単純である。
そしてステンレス鋼板をプレス加工した部材を一体に組
立ててあるので、軽量安価であり、かつ、錆により汚染
も防止でき、赤水対策上も有利である。
また、組合体Bを弁箱に取付けるだけなので、逆止弁の
組立作業は極めて容易である。
第6図は本考案の給水施設の吐出集合配管系を示し、複
数(図示の例では2個)の組立体Bが給水施設の吐出集
合配管38と吐出管との接続部40a、40bの所に設
けられいる。そして、図示されていないが、該吐出管3
9a、39bは図示しない2台のポンプに接続されてい
る。
図示の通り、組立体Bはいずれも吐出集合配管38の内
部に設けられているので、外部に突出せず美麗であり、
スペース上有利である。
[考案の効果] 以上の通り本考案によれば下記のすぐれた効果を奏す
る。
(i)弁座が弁座板をプレス加工で彎曲させればよく、
構造が簡単である。
(ii)弁座板が上流側と下流側との仕切り板を兼ねてい
るので構造が単純化できる。
(iii)組立体の弁座板を所定の所に取付ければよく、
取付けが簡単である。
(iv)配管中に設置でき、外部に突出せず、美麗であ
り、スペース上有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリフト式急閉逆止弁の1実施例を示す
組立体の側断面図、第2図及び第3図は弁座板の側断面
図及び上面図、第4図及び第5図はスプリング押えの側
断面図及び上面図、第6図は本考案の給水施設の吐出集
合配管系の1実施例を示す側断面図、第7図は従来弁を
示す側断面図である。 A……稼働体、B……組立体、20……弁座板、21…
…弁座、23……ゴムシート、24……弁体、27……
弁蓋、28……ナット、29……弁棒、29a……拡大
部、31……コイルスプリング、32……スプリング押
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−194079(JP,A) 実開 昭55−166952(JP,U) 実開 昭52−82929(JP,U) 実開 昭60−100594(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板製の弁座板に下流側に彎曲させて突出
    させた弁座を設け、該弁座に着座する稼動体を設け、該
    稼動体は前記弁座に当接するゴムシートとその該ゴムシ
    ートの上面を覆う鋼板製の弁体と該ゴムシートの下面に
    設けた鋼板製の弁座と弁棒とを備え、前記弁体とゴムシ
    ートと弁蓋とはナットによって弁棒の拡大部に固定さ
    れ、該弁棒の頂部に設けた鋼板製のブッシュと前記弁体
    との間にコイルスプリングが介装され、該ブッシュには
    スプリング押えの上端部が取付けられ、そして該スプリ
    ング押えの下端部は弁座板に固定され、これらの弁座板
    と稼動体とコイルスプリングとスプリング押えとブッシ
    ュとで構成された組立体が弁箱に取付けられていること
    を特徴とするリフト式急閉逆止弁。
  2. 【請求項2】鋼板製の弁座板に下流側に彎曲させて突出
    させた弁座を設け、該弁座に着座する稼動体を設け、該
    稼動体は前記弁座に当接するゴムシートとその該ゴムシ
    ートの上面を覆う鋼板製の弁体と該ゴムシートの下面に
    設けた鋼板製の弁座と弁棒とを備え、前記弁体とゴムシ
    ートと弁蓋とはナットによって弁棒の拡大部に固定さ
    れ、該弁棒の頂部に設けた鋼板製のブッシュと前記弁体
    との間にコイルスプリングが介装され、該ブッシュには
    スプリング押えの上端部が取付けられ、そして該スプリ
    ング押えの下端部は弁座板に固定され、これらの弁座板
    と稼動体とコイルスプリングとスプリング押えとブッシ
    ュとで組立体が構成され、そして複数のポンプに接続さ
    れた各吐出管が接続されている集合配管が設けられ、該
    集合配管の各吐出管との接続部の集合配管内に前記組立
    体が取付けられていることを特徴とするリフト式急閉逆
    止弁を設けた給水施設の吐出集合配管。
JP1989073034U 1989-06-23 1989-06-23 リフト式急閉逆止弁およびその逆止弁を設けた給水施設の吐出集合配管 Expired - Lifetime JPH0619885Y2 (ja)

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