JPH07127753A - プロッタ用ベッドのエアー切替え弁 - Google Patents

プロッタ用ベッドのエアー切替え弁

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Publication number
JPH07127753A
JPH07127753A JP29893093A JP29893093A JPH07127753A JP H07127753 A JPH07127753 A JP H07127753A JP 29893093 A JP29893093 A JP 29893093A JP 29893093 A JP29893093 A JP 29893093A JP H07127753 A JPH07127753 A JP H07127753A
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
end opening
connecting cylinder
inner cylinder
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP29893093A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Okabe
正文 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mimaki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mimaki Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mimaki Engineering Co Ltd filed Critical Mimaki Engineering Co Ltd
Priority to JP29893093A priority Critical patent/JPH07127753A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一個の大型の気体ポンプを用いて、ベッド内
側の空洞部内のエアーの吸引とその空洞部内へのエアー
の供給とを交互に行うエアー切替え弁を得る。 【構成】 外筒10内側に摺動自在に挿入した内筒20
内側の前後に逆レの字状をした二個の連結筒体30a、
30bを縦に並べて備える。外筒10周壁には、通気穴
12と排気穴14と吸気穴16と気体供給口18と気体
吸引口19とをそれぞれ備える。そして、内筒20を外
筒10内側をその前部に摺動させた際に、通気穴12、
後部の連結筒体30b内部、気体吸引口19が一連に連
通すると共に、気体供給口18、前部の連結筒体30a
内部、排気穴14が一連に連通し、内筒20を外筒10
内側をその後部に摺動させた際に、通気穴12、前部の
連結筒体30a内部、気体供給口18が一連に連通する
と共に、気体吸引口19、後部の連結筒体30b内部、
吸気穴16が一連に連通するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一個のブロワー等の気
体ポンプを用いてベッド内側の空洞部内のエアーの吸引
とその空洞部内へのエアーの供給とを交互に行うための
プロッタ用ベッドのエアー切替え弁に関する。
【0002】
【従来の技術】シート表面に文字、図形又は記号を自動
描写したりシートを文字、図形又は記号形状に自動カッ
トしたりするプロッタには、フラットベッドタイプと呼
ばれるプロッタがある。
【0003】このプロッタは、図4に示したように、シ
ート60を搭載するフラットなベッド70を備えてい
る。ベッド70内側には、空洞部72を広く備えてい
る。ベッド70上部壁には、小孔74を空洞部72に連
通させて所定密度で多数個開口している。ベッド70下
部壁には、通気口76を空洞部72に連通させて備えて
いる。そして、ベッド70後方の支持手段80に支持し
たロール状に巻いたシート60をベッド70上面に繰り
出すと共に、シート60先端をベッド70前方の巻取り
手段82に巻き取った状態として、キャリッジ90をベ
ッド70上をX−Y方向に移動させることにより、キャ
リッジ90に把持した筆記具(図示せず)でベッド70
上面に繰り出したシート60表面に文字、図形又は記号
を描いたり、キャリッジ90に把持したカッター92で
ベッド70上面に繰り出したシート60を文字、図形又
は記号形状にカットしたりしている。
【0004】このフラットベッドタイプのプロッタで
は、上記のようにして、シート60表面に文字、図形又
は記号を描いたり、シート60を文字、図形又は記号形
状にカットしたりする際に、ブロワー等の気体ポンプを
用いてベッド内側の空洞部72内のエアーを通気口76
を通してベッド70外部に吸引している。そして、ベッ
ド70上面とそれに搭載したシート60との間に介在す
るエアーをベッド上部壁の小孔74、空洞部72及び通
気口76を通してベッド70外部に排除して、シート6
0をベッド70上面に大気圧を利用して吸着させてい
る。そして、筆記具又はカッター92からシート60に
加わる力によりシート60がベッド70上面で動くのを
防いでいる。
【0005】シート60表面に文字、図形又は記号を描
いたり、シート60を文字、図形又は記号形状にカット
したりした後は、空洞部72内のエアーをベッド70外
部に吸引、排除するのを停止して、ブロワー等の気体ポ
ンプを用いてエアーを空洞部72内に通気口76を通し
て供給している。そして、その空洞部72内に供給した
エアーを小孔74を通してベッド70上面とシート60
との間に送給し、ベッド70上面に吸着させたシート6
0をベッド70上面から浮き上がらせて、シート60を
ベッド70上面を容易に移動可能な状態としている。次
いで、文字、図形又は記号を描いたり文字、図形又は記
号形状にカットしたりしたシート60を、ベッド70上
面をその前方に移動させて、巻取り手段82に巻き取っ
ている。
【0006】ところで、上記ベッド70は、その外形寸
法が1,500mm×1,200mm、2,000mm
×4,000mm等の大型のものが多く、そのような大
型のベッド70内側の大容量の空洞部72内からエアー
を十分に吸引、排除したりその空洞部72内にエアーを
十分に供給したりする気体ポンプには、排気量や吸気量
の大きい大型のポンプを用いる必要がある。
【0007】そのため、従来のフラットベッドタイプの
プロッタでは、そのベッド内側の空洞部72内からエア
ーを吸引する大型の気体ポンプとその空洞部72内にエ
アーを供給する大型の気体ポンプとをそれぞれ別個に二
個以上設けて、それらの複数のポンプを交互に作動させ
ることにより、空洞部72内からエアーを吸引、排除し
たり、空洞部72内にエアーを供給したりしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにして、ベッド内側の空洞部72内のエアーの吸引
とその空洞部72内へのエアーの供給とを二個以上の複
数の気体ポンプを用いて行うことは、プロッタの構造を
複雑かつ大掛かりなものとした。
【0009】なお、このような課題を解消する手段とし
て、ベッド内側の空洞部72内と気体ポンプのエアー吐
出口やエアー吸入口との間を連結するパイプ中途部に電
磁弁を備えて、その電磁弁によりベッド内側の空洞部7
2内のエアーの吸引とその空洞部72内へのエアーの供
給とを一個の大型の気体ポンプを用いて交互に行うこと
が考えられる。
【0010】しかしながら、そのようにした場合は、電
磁弁内のエアーの通路が狭くて、その電磁弁内の通路を
大量のエアーを通過させることができないため、電磁弁
がネックとなって、一個の大型の気体ポンプを用いて
は、ベッド内側の空洞部72内のエアーの十分な吸引と
その空洞部72内へのエアーの十分な供給とを交互に行
えなかった。
【0011】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、一個の大型の気体ポンプを用いてベッド内側
の空洞部内のエアーの十分な吸引とその空洞部内へのエ
アーの十分な供給とを交互に行うことを可能とするプロ
ッタ用ベッドのエアー切替え弁(以下、エアー切替え弁
という)を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエアー切替え弁は、内筒を摺動自在に挿入
した外筒と、前記内筒内側の前後に縦に起立させて並べ
て備えた逆レの字状又はそれに近い形状をした二個の連
結筒体であって、その上端開口部を前記内筒周壁上部を
貫通させて内筒外部に露出させると共に、その前部及び
後部の下端開口部を前記内筒周壁下部を貫通させて内筒
外部にそれぞれ露出させた連結筒体と、前記外筒周壁上
部に開口した通気穴と、その通気穴前後の前記外筒周壁
下部に並べて開口した排気穴及び吸気穴と、それらの穴
より内側の前記外筒周壁下部の前後に並べて開口した気
体送給口及び気体吸引口とを備えたエアー切替え弁であ
って、前記内筒を外筒内側をその前部に摺動させて後部
の連結筒体の上端開口部及び後部の連結筒体後部の下端
開口部を前記通気穴及び気体排気口にそれぞれ重ね合わ
せた際に、前部の連結筒体の上端開口部及び後部の連結
筒体前部の下端開口部が外筒周壁でそれぞれ封じられた
状態となって、前部の連結筒体前部の下端開口部及び前
部の連結筒体後部の下端開口部が前記排気穴及び気体送
給口にそれぞれ重なり合うと共に、前記内筒を外筒内側
をその後部に摺動させて前部の連結筒体の上端開口部及
び前部の連結筒体前部の下端開口部を前記通気穴及び気
体送給口にそれぞれ重ね合わせた際に、後部の連結筒体
の上端開口部及び前記排気穴が外筒周壁及び内筒周壁で
それぞれ封じられた状態となって、後部の連結筒体後部
の下端開口部及び後部の連結筒体前部の下端開口部が前
記吸気穴及び気体吸引口にそれぞれ重なり合うように前
記通気穴、排気穴、吸気穴、気体送給口及び気体吸引口
を外筒周壁にそれぞれ配置したことを特徴としている。
【0013】本発明のエアー切替え弁においては、外筒
内側の軸方向に、内筒内側に並べて備えた二個の連結筒
体を避けて、前記内筒内側を貫通させて回転可能に支持
したボールねじと、そのボールねじ周囲に螺挿した摺動
体であって、ボールねじを正逆に回転させることにより
ボールねじ周囲をその前後に摺動する摺動体と、その摺
動体を前記内筒に固定する固定手段と、前記ボールねじ
を正逆に回転させる回転手段とからなる内筒摺動機構を
備えることを好適としている。
【0014】
【作用】上記構成のエアー切替え弁においては、内筒を
外筒内側をその前部に摺動させて後部の連結筒体の上端
開口部及び後部の連結筒体後部の下端開口部を通気穴及
び気体排気口にそれぞれ重ね合わせることにより、前部
の連結筒体の上端開口部及び後部の連結筒体前部の下端
開口部を外筒周壁でそれぞれ封じた状態として、前部の
連結筒体前部の下端開口部及び前部の連結筒体後部の下
端開口部を排気穴及び気体送給口にそれぞれ重ね合わせ
ることができる。そして、通気穴をベッド下部壁の通気
口に連結すると共に、気体吸引口と気体送給口とを気体
ポンプのエアー吸入口とエアー吐出口とにそれぞれ連結
した状態で、気体ポンプを駆動させることにより、ベッ
ド内側の空洞部内のエアーを、通気穴、その穴に重ね合
わせた後部の連結筒体の上端開口部、後部の連結筒体内
部、後部の連結筒体後部の下端開口部を重ね合わせた気
体吸入口を通して、気体ポンプのエアー吸入口内に吸引
できる。その際には、気体ポンプのエアー吐出口から吐
き出されるエアーを、気体送給口、その口に重ね合わせ
た前部の連結筒体後部の下端開口部、前部の連結筒体内
部、前部の連結筒体前部の下端開口部を重ね合わせた排
気穴を通して、外筒外部に排出できる。
【0015】それと共に、内筒を外筒内側をその後部に
摺動させて前部の連結筒体の上端開口部及び前部の連結
筒体前部の下端開口部を通気穴及び気体送給口にそれぞ
れ重ね合わせることにより、後部の連結筒体の上端開口
部及び排気穴を外筒周壁及び内筒周壁でそれぞれ封じた
状態として、後部の連結筒体後部の下端開口部及び後部
の連結筒体前部の下端開口部を吸気穴及び気体吸引口に
それぞれ重ね合わせることができる。そして、通気穴を
ベッド下部壁の通気口に連結すると共に、気体吸引口と
気体送給口とを気体ポンプのエアー吸入口とエアー吐出
口とにそれぞれ連結した状態で、気体ポンプを駆動させ
ることにより、気体ポンプのエアー吐出口から吐き出さ
れるエアーを、気体送給口、その口に重ね合わせた前部
の連結筒体前部の下端開口部、前部の連結筒体内部、前
部の連結筒体の上端開口部を重ね合わせた通気穴を通し
て、ベッド内側の空洞部内に供給できる。その際には、
外筒外部のエアーを、吸気穴、その穴に重ね合わせた後
部の連結筒体後部の下端開口部、後部の連結筒体内部、
後部の連結筒体前部の下端開口部を重ね合わせた気体吸
引口を通して、気体ポンプのエアー吸入口内に吸入でき
る。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1ないし図3は本発明のエアー切替え弁の好適な
実施例を示し、図1はその使用状態を示す正面断面図、
図2は図1のA−A断面図、図3はその使用状態を示す
正面断面図である。以下に、このエアー切替え弁を説明
する。
【0017】図において、10は、内筒20をその内側
に摺動自在に挿入した外筒である。
【0018】内筒20内側の前後には、逆レの字状をし
た二個の連結筒体30a、30bを縦に起立させて並べ
て備えている。なお、連結筒体30a、30bは、逆レ
の字状に近い逆V字状、逆U字状等に形成しても良い。
連結筒体30a、30bの折曲部に当たる上端開口部3
2a、32bは、内筒20周壁上部を貫通させて内筒2
0外部に露出させている。連結筒体30a、30b前部
の下端開口部34a、34b及び連結筒体30a、30
b後部の下端開口部36a、36bは、内筒20周壁下
部を貫通させて内筒20外部にそれぞれ露出させてい
る。
【0019】外筒10周壁上部には、通気穴12を設け
ている。外筒10周壁下部には、通気穴12を挟んでそ
の前後に排気穴14と吸気穴16とをそれぞれ並べて開
口している。
【0020】排気穴14及び吸気穴16より内側の外筒
10周壁下部の前後には、気体送給口18と気体吸引口
19とをそれぞれ並べて開口している。
【0021】上記通気穴12、排気穴14、吸気穴1
6、気体送給口18及び気体吸引口19は、図1に示し
たように、内筒20を外筒10内側をその前部に摺動さ
せて後部の連結筒体の上端開口部32b及び後部の連結
筒体後部の下端開口部36bを通気穴12及び気体吸引
口19にそれぞれ重ね合わせた際に、前部の連結筒体の
上端開口部32a及び後部の連結筒体前部の下端開口部
34bが外筒10周壁でそれぞれ封じられた状態となっ
て、前部の連結筒体前部の下端開口部34a及び前部の
連結筒体後部の下端開口部36aが排気穴14及び気体
送給口18にそれぞれ重なり合うと共に、図3に示した
ように、内筒20を外筒10内側をその後部に摺動させ
て、前部の連結筒体の上端開口部32a及び前部の連結
筒体前部の下端開口部34aを通気穴12及び気体送給
口18にそれぞれ重ね合わせた際に、後部の連結筒体の
上端開口部32b及び排気穴14が外筒10周壁及び内
筒20周壁でそれぞれ封じられた状態となって、後部の
連結筒体後部の下端開口部36b及び後部の連結筒体前
部の下端開口部34bが吸気穴16及び気体吸引口19
にそれぞれ重なり合うように、外筒10周壁にそれぞれ
配置している。
【0022】図のエアー切替え弁では、それに加えて、
内筒20を外筒10内側をその前後に摺動させる内筒摺
動機構100を備えている。内筒摺動機構100は、図
1ないし図3に示したように、外筒10内側の軸方向
に、内筒20内側に縦に起立させて並べて備えた二個の
連結筒体30a、30bを避けて、内筒20内側を貫通
させて回転可能に支持したボールねじ102と、そのボ
ールねじ102周囲に螺挿した摺動体104であって、
ボールねじ102を正逆に回転させることによりボール
ねじ102周囲をその前後に摺動する摺動体104と、
その摺動体104を内筒20に固定する固定手段106
と、ボールねじ102を正逆に回転させる回転手段10
8とから構成している。固定手段106には、内筒20
端部を封じた側壁20aを用いている。回転手段108
には、ギア付き電動モータを用いている。内筒摺動機構
100は、図2に示したように、連結筒体30a、30
bを挟んでその左右にそれぞれ設けていて、それらの二
個の内部摺動機構100を用いて内筒20を外筒10内
側を左右に偏らせずに円滑に摺動させることができるよ
うにしている。
【0023】図1ないし図3に示したエアー切替え弁
は、以上のように構成している。
【0024】次に、このエアー切替え弁の使用例並びに
その作用を説明する。
【0025】図1に示したように、内筒摺動機構100
を用いて内筒20を外筒10内側をその前部に摺動させ
る。具体的には、回転手段108によりボールねじ10
2を回転させて、摺動体104をボールねじ102周囲
をその前部に移動させる。そして、摺動体102に固定
手段106を介して固定した内筒20を外筒10内側を
その前部に移動させる。そして、後部の連結筒体の上端
開口部32b及び後部の連結筒体後部の下端開口部36
bを通気穴12及び気体吸引口19にそれぞれ重ね合わ
せる。
【0026】すると、前部の連結筒体の上端開口部32
a及び後部の連結筒体前部の下端開口部34bを外筒1
0周壁でそれぞれ封じた状態として、前部の連結筒体前
部の下端開口部34a及び前部の連結筒体後部の下端開
口部36aを排気穴14及び気体送給口18にそれぞれ
重ね合わせることができる。そして、通気穴12をベッ
ド70下部壁の通気口76に連結すると共に、気体送給
口18と気体吸引口19とを気体ポンプ50のエアー吐
出口52とエアー吸入口54とにそれぞれ連結した状態
で、気体ポンプ50を駆動させることにより、ベッド7
0内側の空洞部72内のエアーを、通気穴12、その穴
に重ね合わせた後部の連結筒体30bの上端開口部32
b、後部の連結筒体30b内部、後部の連結筒体後部の
下端開口部36bを重ね合わせた気体吸引口19を通し
て、気体ポンプのエアー吸入口54内に吸引できる。そ
の際には、気体ポンプのエアー吐出口52から吐き出さ
れるエアーを、気体送給口18、その口に重ね合わせた
前部の連結筒体後部の下端開口部36a、前部の連結筒
体30a内部、前部の連結筒体前部の下端開口部34a
を重ね合わせた排気穴14を通して、外筒10外部に排
出できる。
【0027】次いで、図3に示したように、内筒摺動機
構100を用いて内筒20を外筒10内側をその後部に
摺動させて、前部の連結筒体の上端開口部32a及び前
部の連結筒体前部の下端開口部34aを通気穴12及び
気体送給口18にそれぞれ重ね合わせる。
【0028】すると、後部の連結筒体の上端開口部32
b及び排気穴14を外筒10周壁及び内筒20周壁でそ
れぞれ封じた状態として、後部の連結筒体後部の下端開
口部36b及び後部の連結筒体前部の下端開口部34b
を吸気穴16及び気体吸引口19にそれぞれ重ね合わせ
ることができる。そして、通気穴12をベッド70下部
壁の通気口76に連結すると共に、気体吸引口19と気
体送給口18とを気体ポンプのエアー吸入口54とエア
ー吐出口52とにそれぞれ連結した状態で、気体ポンプ
50を駆動させることにより、気体ポンプのエアー吐出
口52から吐き出されるエアーを、気体送給口18、そ
の口に重ね合わせた前部の連結筒体前部の下端開口部3
4a、前部の連結筒体30a内部、前部の連結筒体の上
端開口部32aを重ね合わせた通気穴12を通して、ベ
ッド70内側の空洞部72内に供給できる。その際に
は、外筒10外部のエアーを、吸気穴16、その穴に重
ね合わせた後部の連結筒体後部の下端開口部36b、後
部の連結筒体30b内部、後部の連結筒体前部の下端開
口部34bを重ね合わせた気体吸引口19を通して、気
体ポンプのエアー吸入口54内に吸入できる。
【0029】以下順次、上記のようにして内筒20を外
筒10内側をその前後に交互に摺動させることにより、
一個の気体ポンプ50を用いて、ベッド70内側の空洞
部72内のエアーをベッド70外部に吸引、排除した
り、ベッド70内側の空洞部72内にエアーを供給した
りできる。
【0030】なお、上述エアー切替え弁において、内筒
摺動機構100には、エアーシリンダ等を用いても良
く、場合によっては、内筒摺動機構100を備えずに、
手動により内筒20を外筒10内側をその前後に摺動さ
せても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアー切
替え弁によれば、弁内のエアー通路を構成する内筒内側
の前後に並べて備えた二個の連結筒体内部、通気穴、排
気穴、気体送給口及び気体吸引口の内径をそれぞれ自在
に広げることができる。そして、その内径を広げた弁内
のエアー通路を通して、排気量及び吸気量の大きい一個
の大型の気体ポンプを用いて、プロッタ用ベッド内側の
空洞部内のエアーを十分に吸引、排除したり、その空洞
部内にエアーを十分に供給したりできる。そして、シー
トをベッド表面に確実に吸着させたり、シートをベッド
表面から確実に浮き上がらせたりできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアー切替え弁の動作状態を示す正面
断面図である。
【図2】図1のエアー切替え弁のA−A断面図である。
【図3】本発明のエアー切替え弁の動作状態を示す正面
断面図である。
【図4】フラットベッドタイプのプロッタのベッド周辺
の構造説明図である。
【符号の説明】
10 外筒 12 通気穴 14 排気穴 16 吸気穴 18 気体送給口 19 気体吸引口 20 内筒 20a 側壁 30a 前部の連結筒体 30b 後部の連結筒体 32a、32b 連結筒体の上端開口部 34a、34b 連結筒体前部の下端開口部 36a、36b 連結筒体後部の下端開口部 50 気体ポンプ 52 エアー吐出口 54 エアー吸入口 100 内筒摺動機構 102 ボールねじ 104 摺動体 106 固定手段 108 回転手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒を摺動自在に挿入した外筒と、前記
    内筒内側の前後に縦に起立させて並べて備えた逆レの字
    状又はそれに近い形状をした二個の連結筒体であって、
    その上端開口部を前記内筒周壁上部を貫通させて内筒外
    部に露出させると共に、その前部及び後部の下端開口部
    を前記内筒周壁下部を貫通させて内筒外部にそれぞれ露
    出させた連結筒体と、前記外筒周壁上部に開口した通気
    穴と、その通気穴前後の前記外筒周壁下部に並べて開口
    した排気穴及び吸気穴と、それらの穴より内側の前記外
    筒周壁下部の前後に並べて開口した気体送給口及び気体
    吸引口とを備えたエアー切替え弁であって、前記内筒を
    外筒内側をその前部に摺動させて後部の連結筒体の上端
    開口部及び後部の連結筒体後部の下端開口部を前記通気
    穴及び気体排気口にそれぞれ重ね合わせた際に、前部の
    連結筒体の上端開口部及び後部の連結筒体前部の下端開
    口部が外筒周壁でそれぞれ封じられた状態となって、前
    部の連結筒体前部の下端開口部及び前部の連結筒体後部
    の下端開口部が前記排気穴及び気体送給口にそれぞれ重
    なり合うと共に、前記内筒を外筒内側をその後部に摺動
    させて前部の連結筒体の上端開口部及び前部の連結筒体
    前部の下端開口部を前記通気穴及び気体送給口にそれぞ
    れ重ね合わせた際に、後部の連結筒体の上端開口部及び
    前記排気穴が外筒周壁及び内筒周壁でそれぞれ封じられ
    た状態となって、後部の連結筒体後部の下端開口部及び
    後部の連結筒体前部の下端開口部が前記吸気穴及び気体
    吸引口にそれぞれ重なり合うように前記通気穴、排気
    穴、吸気穴、気体送給口及び気体吸引口を外筒周壁にそ
    れぞれ配置したことを特徴とするプロッタ用ベッドのエ
    アー切替え弁。
  2. 【請求項2】 外筒内側の軸方向に、内筒内側に並べて
    備えた二個の連結筒体を避けて、前記内筒内側を貫通さ
    せて回転可能に支持したボールねじと、そのボールねじ
    周囲に螺挿した摺動体であって、ボールねじを正逆に回
    転させることによりボールねじ周囲をその前後に摺動す
    る摺動体と、その摺動体を前記内筒に固定する固定手段
    と、前記ボールねじを正逆に回転させる回転手段とから
    なる内筒摺動機構を備えた請求項1記載のプロッタ用ベ
    ッドのエアー切替え弁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100476310B1 (ko) * 2002-10-01 2005-03-16 일리정공 주식회사 잉크젯 프린터용 플랫베드 블로워장치
JP2011007348A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Fuji Koki Corp ユニットクーラーの洗浄装置
JP2020163152A (ja) * 2017-08-21 2020-10-08 ナイキ イノベイト シーブイ 流体充填ブラダチャンバを含む調節可能な足支持システム

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